JP2003151470A - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JP2003151470A
JP2003151470A JP2001342971A JP2001342971A JP2003151470A JP 2003151470 A JP2003151470 A JP 2003151470A JP 2001342971 A JP2001342971 A JP 2001342971A JP 2001342971 A JP2001342971 A JP 2001342971A JP 2003151470 A JP2003151470 A JP 2003151470A
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cathode ray
panel
funnel
tightening band
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JP2001342971A
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Koji Nakamura
浩二 中村
Kazufumi Nagasawa
和史 長澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陰極線管には、パネルとファンネルを封着し
て管内を真空にしたときの応力により、パネルの側面部
(スカート部)が外方に変形するのを抑制するための緊
締バンドが設けられている。この緊締バンドは、パネル
側面部の外周を緊締するため、封着部のフリットガラス
に滑り摩擦が生じて、これが封着部を不安定とする要因
となっていた。 【解決手段】 緊締バンド30を、パネル1の外周面1
dとファンネル2の外周面2dとの両方に懸るように配
置して、両者を共に緊締する。このため、封着部の周囲
に外周溝部15を設け、封着時に溢れたフリットガラス
9が、この外周溝部15内に収容されて、緊締バンド3
0と接触しないように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管の構造に
関し、特に、ガラス材で形成された外囲器の強度を保つ
ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のアパーチャーグリル方式
のカラー陰極線管10の要部構成を示す部分断面図であ
り、図7は、このカラー陰極線管を構成するアパーチャ
グリル方式の色選別電極機構20の構成を示す斜視図で
ある。
【0003】図6において、51はカラー陰極線管10
の外囲器を構成するパネルであり、52はパネル51と
共に外囲器を構成するファンネルであり、3はパネル5
1の表示面の内面に赤、青、緑の各蛍光体が所定のパタ
ーンに配列されて形成された蛍光スクリーンである。4
はネック部内に配設された電子銃、5は電子銃4から出
射される電子ビーム、6は電子ビーム5を電磁的に偏向
する偏向ヨークである。7は色選別電極の働きをするア
パーチャグリルであり、8はアパーチャグリル7を後述
する所定の状態で保持するフレームである。
【0004】図7は、アパーチャグリル7とフレーム8
を含む色選別電極機構20の構成を示す斜視図である。
同図に示すように、フレーム8は鋼材で形成され、アパ
ーチャグリル7の一対の長辺と溶接により接合してこれ
を保持するHメンバー8aと、アパーチャグリル7が緊
張した状態で保持されるように、この一対のHメンバー
8a間を連結するVメンバー8bとで構成されている。
【0005】アパーチャグリル7は、板厚が0.1mm
程度のリムド鋼で形成され、短辺と平行に、スリット状
の開口とテープ状の条片とが交互に配列した形状を有す
る。各条片は、対向する一対のVメンバー8bに各々配
設されたダンパースプリング13間に張架された2本の
ダンパー線12によって押圧されて、その振動が抑制さ
れる。この色選別電極機構20は、フレーム8の複数箇
所に配設された支持スプリング11を介して、図6に示
すカラー陰極線管10内部の所定の配設位置の取付けら
れる。
【0006】図8は、色選別電極機構20、電子銃4等
のカラー陰極線管10の内部収納部品を取付けた段階
で、パネル51とファンネル52とを封着するための封
着方法、及び内部を真空状態とすることによって引き起
こされる恐れのある爆縮を防ぐ防爆方法を説明するため
の要部構成図である。
【0007】同図に示すように、パネル51とファンネ
ル52との接合部は、真空機密を可能とするためにフリ
ットガラス9で封着される。その後、管内を排気して真
空状態とするが、このとき、パネル51の側面部(スカ
ート部)51aの接合部に、矢印Aで示す外側に膨出す
る方向の応力が生じる。この応力による変形を防ぐた
め、側面部51aの外周を全周囲にわたって囲むように
配設された緊締バンド30で緊締する。
【0008】この緊締バンド30による緊締により、パ
ネル51の側面部51aの変形が抑制され、この変形に
よる爆縮を防止することができる。もし、何らかの理由
でこの爆縮が起こると、ガラスが飛散することになり非
常に危険な状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、図8に示す陰極
線管の構造では、以下の問題点が生じる。 1)パネル51とファンネル52とを封着するフリット
ガラス9は、熱膨張係数がこれらのパネル51及びファ
ンネル52と異なるため、封着後にそれぞれに歪みが生
じる。 2)フリットガラス9による封着にあたり、ファンネル
52のシール面52bに、フリットガラス9を溶剤に溶
かしたビヒクルを塗布するが、フリットガラス9中の異
物、泡などが、その電気的・機械的な性能を著しく低下
させる。 3)緊締バンド30の最適設計は、パネル側面51aの
奥行きの長さ、緊締バンド30の幅、その位置などの諸
条件で大きく変るが、その設計裕度があまりない。 4)パネル51は、陰極線管の中では、直接使用者と面
する部位にあるために、高品質で、高い信頼性が必要と
なり、また電子線によるパネル51のガラスの色付き防
止や、X線の発生を抑止するために高価な微量元素を混
入するなど、ファンネル52に比してパネル51のガラ
スの材料単価が高価格である。
【0010】一方、これらの問題点を解消する別の従来
例として引用する特開平5−144387号公報には、
図10に示すように、パネル51の前面から接合部まで
を覆うパネル側緊締バンド30aと、ファンネル52の
接合部近傍から接合部までの外周を覆うファンネル側緊
締バンド30bとを設け、両バンドを所定位置に焼き嵌
め後、その当接部31を溶接或いはボルド止めする内容
が開示されている。
【0011】この別の従来例によれば、以下の問題点が
生じる。 5)緊締バンドが2分割されているため、部品点数が増
えて構成が複雑となる。 6)それぞれ別々に緊締バンドを焼き嵌めしなければな
らないので、取付け精度を保ちながらの工程作業が難し
くなる。 7)焼き嵌め後、溶接或いはボルト止めによる接合作業
が容易ではない。 8)各緊締バンド30a,30bとフリットガラス9と
の接触の可能性に対する配慮が十分でないため、接触に
よる不慮の事態を招く恐れがある。
【0012】本発明の目的は、以上の問題点を解消し、
製造上の困難さを招くことなく、信頼性の高い緊締バン
ドの取付けを実現した陰極線管を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の陰極線管は、
パネルとファンネルの、各シール面を封着して外囲器が
形成された陰極線管において、前記封着部の外周を覆う
ように配置され、パネル及びファンネルの各封着部近傍
を共に緊締する緊締バンドを有することを特徴とする。
【0014】請求項2の陰極線管は、請求項1記載の陰
極線管において、前記パネルと前記ファンネルの各シー
ル面には、各々外周面にかけて切欠部が形成され、前記
各シール面を、フリットガラスを介して封着することに
より、前記一対の切欠部が合わさって形成される外周溝
部に、前記フリットガラスのはみ出し部が形成されるこ
とを特徴とする。また、請求項3の陰極線管は、請求項
2記載の陰極線管において、前記緊締バンドと前記はみ
出し部との間に空隙が形成されていることを特徴とす
る。また、請求項4の陰極線管は、請求項2記載の陰極
線管において、前記切欠部は断面が段状に形成され、前
記シール面からの段差が4mm程度に形成されたことを
特徴とする。また、請求項5の陰極線管は、請求項1記
載の陰極線管において、前記パネルの側面部の奥行きを
前記緊締バンドの幅よりも短くしたことを特徴とする。
【0015】請求項6の陰極線管は、パネルとファンネ
ルの、各シール面を封着して外囲器が形成された陰極線
管において、少なくも前記パネルの側面部の外周を緊締
するように配置された緊締バンドを有し、前記陰極線管
の画像表示面の長辺又は/及び短辺の、画面四隅の各角
部に近い所定位置において、前記緊締バンドの幅方向に
おける両側近傍に、それぞれ一対の滑り止め突起を形成
したことを特徴とする。
【0016】請求項7の陰極線管は、請求項6記載の陰
極線管において、前記緊締バンドが、前記パネル及び前
記ファンネルの各封着部近傍を共に緊締する位置に配置
されると共に、前記一対の滑り止め突起の一方が前記パ
ネルの外周面に、そして前記一対の滑り止め突起の他方
が前記ファンネルの外周面にそれぞれ形成されたことを
特徴とする。また、請求項8の陰極線管は、請求項6記
載の陰極線管において、前記緊締バンドが、前記パネル
のモールドマッチラインをはさんで前記側面部を緊締す
る位置に配置されると共に、前記一対の滑り止め突起
が、共に前記側面部の外周面に形成されたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よるカラー陰極線管の、パネル1とファンネル2との接
合部近傍の実施の形態1の構成を部分的に示す部分構成
図であり、図2は、パネル1とファンネル2との接合部
の各構成を示す部分拡大図である。
【0018】尚、この実施の形態1のカラー陰極線管
が、前記した図6に示す従来のカラー陰極線管10と異
なる点は、パネル1とファンネル2との接合部近傍の構
成のみであるため、他の共通する部分については、説明
の重複をさけるため、図示しないでそれらの説明を省略
する。
【0019】図2に示すように、パネル1のシール面1
bから外周面1dにかけての角部には、断面略4mm四
方の切欠部としての段部1cが全周面にわたって形成さ
れている。同様に、ファンネル2のシール面2bから外
周面2dにかけての角部においても、断面略4mm四方
の段部2cが全周面にわたって形成されている。
【0020】これらの、パネル51とファンネル52と
の封着は、図1に示すように、真空機密を可能とするた
めにフリットガラス9で封着される。このとき、パネル
1のシール面1b、或いはファンネル2のシール面2b
に塗布されたフリットガラス9は、各シール面1b,2
b間に在って、約0.1mmの厚みでこれらを封着して
おり、余分のフリットガラスが接合部の両側に溢れ、は
み出し部9a,9bが形成される。
【0021】このうち、カラー陰極線管の外側に形成さ
れるはみ出し部9aは、この封着によって、パネル1の
段部1cとファンネル2の段部2cとで形成される深さ
4mm、幅8mm程度の外周溝部15内に収まってい
る。このときのフリットガラス9のはみ出しの製造誤差
を考えると、断面4mm×8mm程度となる外周溝部1
5は、このフリットガラス9のはみ出し部9aを十分収
容することができる。
【0022】封着後、この外周溝部15を覆うように、
即ち、パネル1の外周面1dとファンネル2の外周面2
dとの両方に懸るように、緊締バンド30を焼き嵌め
し、パネル1及びファンネル2の当接部を緊締する。こ
のとき、緊締バンド30は、ガラステープ(図示せず)
を介して装着され、緊締によって当接部を傷つけないよ
うにしている。また、緊締バンド30の幅Wは、例えば
17インチ型のカラー陰極線管の場合、38mm程度あ
るため、8mm程度の外周溝部15を覆っての緊締作用
に不都合は生じない。
【0023】尚、従来のカラー陰極線管のパネル51及
びファンネル52(図8)においても、図9に示すよう
に、断面0.5mm四方程度の面取りが施されている
が、この程度では、ばらつきのあるフリットガラス9の
はみ出し部を収容することはできない。
【0024】また、図1に示すように、パネル1及びフ
ァンネル2には、緊締バンド30の幅方向における近傍
において、緊締バンド30の幅方向へのずれを防止する
ための滑り止め突起1e,2eがそれぞれ形成されてい
る。この滑り止め突起1e,2eは、点状或いは緊締バ
ンドに沿って形成される線状のどちらの形状でもかまわ
ないが、後述するように少なくともカラー陰極線管の画
面四隅において、各角を挟む両辺に一箇所ずつ、それぞ
れ形成される。
【0025】以上のように、実施の形態1のカラー陰極
線管の接合部近傍の構成によれば、緊締バンド30が、
パネル1とファンネル2の接合部において、両周面部を
均等に緊締するため、封着するフリットガラス9に滑り
摩擦が発生するのを防止することができる。これによ
り、封着部の歪みが軽減されて安定し、信頼性の高い封
着を実現することができる。
【0026】また、フリットガラス9のはみ出し部9a
は、外周溝部15内に収容されてこの部分を覆う緊締バ
ンド30との間に空隙が生まれているため、直接接触す
ることがなく、フリットガラス9に負荷が集中して破損
するような事態を防止することができる。
【0027】実施の形態2.図3は、本発明によるカラ
ー陰極線管の、パネル1´とファンネル2´との接合部
近傍の実施の形態2の構成を部分的に示す部分構成図で
ある。
【0028】尚、この実施の形態2のカラー陰極線管
が、前記した図6に示す従来のカラー陰極線管10と異
なる点は、パネル1´とファンネル2´との接合部近傍
の構成のみであるため、他の共通する部分については、
説明の重複をさけるため、図示しないでそれらの説明を
省略する。
【0029】更にこの実施の形態2のカラー陰極線管
が、図1に示す前記した実施の形態1のカラー陰極線管
に対して異なる点は、図3に示すように、パネル1´の
側面部(スカート部)1´aの奥行きDの設定である。
即ち、実施の形態2のカラー陰極線管では、この奥行き
Dを、例えば緊締バンド30の幅よりも短く設定してい
る。
【0030】これは、緊締バンド30が、パネル1´と
ファンネル2´の接合部に形成される外周溝部15を覆
うように、即ち、パネル1´の外周面とファンネル2´
の外周面との両方に懸るように配設される構成にして始
めて可能となるものである。このように構成することに
より、ガラスの材料単価が高いパネル1´の材料の使用
量を減らすことが可能となり、ひいてはカラー陰極線管
のコストダウンに貢献できる。
【0031】実施の形態3.図4は、本発明によるカラ
ー陰極線管の、パネル35とファンネル52との接合部
近傍の実施の形態3の構成を部分的に示す部分構成図で
ある。
【0032】尚、この実施の形態3のカラー陰極線管
が、前記した図6に示す従来のカラー陰極線管10と異
なる点は、パネル35の側面部35aにおいて、この周
面を緊締する緊締バンド30の幅方向の両近傍に、緊締
バンド30の幅方向へのずれを防止するための滑り止め
突起35b,35cがそれぞれ形成されている点であ
る。従って、従来のカラー陰極線管10と共通する部分
については、説明の重複をさけるため、図示しないでそ
れらの説明を省略する。
【0033】図5は、図4に示すパネル35の画像表示
面35fの最外形35gを、第1象限だけ示した概念図
である。図中、原点0が画像表示面35fの中心に相当
し、X軸及びY軸が各々画像表示面35fの長軸及び短
軸に対応している。
【0034】同図に示すように、この最外形35gは、
長辺及び短辺がそれぞれ曲率半径RL及びRSの曲線と
なっており、各々が、各角部において曲率半径RCの曲
線と滑らかにつながった形状となっている。例えば17
インチ型のカラー陰極線管の場合、各曲率の数値は、そ
れぞれ、RL=1763mm、RS=3611mm、そ
してRC=21.38mm程度となっている。
【0035】このように、曲率半径RL,RSは、曲率
半径RCに対して十分大きい、つまりRL,RS≫RC
の関係にあるため、図4に示す緊締バンド30でパネル
35の側面部35aを締め付けたとき、その押圧力がか
かるのは、ほとんどが四隅の角部のみとなる。
【0036】従って、本実施の形態のカラー陰極線管で
は、最外形35gの長辺及び短辺の、画面四隅の各角部
に近いそれぞれの突起配設位置37に相当する位置にお
いて、図4に示すように、パネル35の側面部35aの
モールドマッチライン40を緊締する緊締バンド30の
両側に、高さが2mm程度の一対の点状の滑り止め突起
35b,35cを配設している。これにより、緊締バン
ド30がパネル35の側面部35aを滑らないようにす
ることができる。
【0037】尚、パネル35の各辺の中央部では、緊締
バンド30による押圧力がほとんど加わらないため、こ
の部分で緊締バンド30が滑る可能性は小さく、必ずし
も滑り止め突起を設ける必要はない。また、滑り止め突
起35a,35bは、点状の他に、緊締バンド30に沿
って線状に形成されたものでもよい。
【0038】また、本実施の形態では、従来の陰極線管
と同形状のパネル35に滑り止め突起35a,35bを
設ける例を示したが、緊締バンド30がパネルとファン
ネルとに跨って装着される図1或いは図3に示すような
構成においては、同各図に示すように、一対の突起部の
一方をパネルに、そして他方をファンネルにそれぞれ形
成するように構成しても、同様の効果を得ることができ
る。
【0039】更に、前記実施の形態1,2では、パネル
1及びファンネル2に形成される切欠部の断面形状を共
に段状の段部1c,2cとしたが、これに限定されるも
のではなく、その断面形状は、テーパ状、或いは円弧状
であってもよいなど、種々の態様を取り得るものであ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1の陰極線管によれば、緊締バン
ドが、パネルとファンネルの封着部近傍を共に緊締する
ため、封着手段として用いるフリットガラス等に滑り摩
擦が発生しないため、信頼性の高い封着を実現すること
ができる。また、封着部の位置を表示面に近い位置に設
定できるなど、防爆設計の裕度も改善される。
【0041】請求項2乃至請求項4の陰極線管によれ
ば、請求項1の効果に加え、フリットガラスが緊締バン
ドと接触することがないため、フリットガラスに負荷が
集中して破損するような事態を防止することができる。
【0042】請求項5の陰極線管によれば、請求項1の
効果に加え、ガラスの材料単価が高いパネルの材料の使
用量を減らすことが可能となり、陰極線管のコストダウ
ンに貢献できる。
【0043】請求項6乃至請求項8の陰極線管によれ
ば、緊締バンドの滑り止め用突起を、画面の四隅に対応
する位置に設けるだけで、効果的にその滑りを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるカラー陰極線管の、パネル1と
ファンネル2との接合部近傍の実施の形態1の構成を部
分的に示す部分構成図である。
【図2】 パネル1とファンネル2との接合部の各構成
を示す部分拡大図である。
【図3】 本発明によるカラー陰極線管の、パネル1´
とファンネル2´との接合部近傍の実施の形態2の構成
を部分的に示す部分構成図である。
【図4】 本発明によるカラー陰極線管の、パネル35
とファンネル52との接合部近傍の実施の形態3の構成
を部分的に示す部分構成図である。
【図5】 図4に示すパネル35の画像表示面35fの
最外形を、第1象限だけ示した概念図である。
【図6】 従来のアパーチャーグリル方式のカラー陰極
線管10の要部構成を示す部分断面図である。
【図7】 従来のカラー陰極線管を構成するアパーチャ
グリル方式の色選別電極機構20の構成を示す斜視図で
ある。
【図8】 従来のカラー陰極線管の説明に供する要部構
成図である。
【図9】 従来のカラー陰極線管の説明に供する要部構
成図である。
【図10】 別の従来例として引用した陰極線管の要部
構成を示す要部構成図である。
【符号の説明】
1,1´ パネル、 1a,1´a 側面部、 1b
シール面、 1c 段部、 1d 外周面、 1e 滑
り止め突起、 2,2´ ファンネル、 2bシール
面、 2c 段部、 2d 外周面、 2e 滑り止め
突起、 3 蛍光スクリーン、 4 電子銃、 5 電
子ビーム、 6 偏向ヨーク、 7 アパーチャグリ
ル、 8 フレーム、 8a Hメンバー、 8b V
メンバー、9 フリットガラス、 9a,9b はみ出
し部、 10 カラー陰極線管、11 支持スプリン
グ、 12 ダンパー線、 13 ダンパースプリン
グ、15 外周溝部、 20 色選別電極機構、 30
緊締バンド、 35 パネル、 35a 側面部、
35b,35c 滑り止め突起、 35f 画像表示
面、 35g 最外形、 37 突起配設位置、 40
モールドマッチライン、 51 パネル、 51a
側面部、 52 ファンネル、 51b,52b シー
ル面。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルとファンネルの、各シール面を封
    着して外囲器が形成された陰極線管において、 前記封着部の外周を覆うように配置され、パネル及びフ
    ァンネルの各封着部近傍を共に緊締する緊締バンドを有
    することを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】 前記パネルと前記ファンネルの各シール
    面には、各々外周面にかけて切欠部が形成され、前記各
    シール面を、フリットガラスを介して封着することによ
    り、前記一対の切欠部が合わさって形成される外周溝部
    に、前記フリットガラスのはみ出し部が形成されること
    を特徴とする請求項1記載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記緊締バンドと前記はみ出し部との間
    に空隙が形成されていることを特徴とする請求項2記載
    の陰極線管。
  4. 【請求項4】 前記切欠部は断面が段状に形成され、前
    記シール面からの段差が4mm程度に形成されたことを
    特徴とする請求項2記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】 前記パネルの側面部の奥行きを前記緊締
    バンドの幅よりも短くしたことを特徴とする請求項1記
    載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 パネルとファンネルの、各シール面を封
    着して外囲器が形成された陰極線管において、 少なくも前記パネルの側面部の外周を緊締するように配
    置された緊締バンドを有し、 前記陰極線管の画像表示面の長辺又は/及び短辺の、画
    面四隅の各角部に近い所定位置において、前記緊締バン
    ドの幅方向における両側近傍に、それぞれ一対の滑り止
    め突起を形成したことを特徴とする陰極線管。
  7. 【請求項7】 前記緊締バンドが、前記パネル及び前記
    ファンネルの各封着部近傍を共に緊締する位置に配置さ
    れると共に、前記一対の滑り止め突起の一方が前記パネ
    ルの外周面に、そして前記一対の滑り止め突起の他方が
    前記ファンネルの外周面にそれぞれ形成されたことを特
    徴とする請求項6記載の陰極線管。
  8. 【請求項8】 前記緊締バンドが、前記パネルのモール
    ドマッチラインをはさんで前記側面部を緊締する位置に
    配置されると共に、前記一対の滑り止め突起が、共に前
    記側面部の外周面に形成されたことを特徴とする請求項
    6記載の陰極線管。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7629732B2 (en) 2005-03-04 2009-12-08 Samsung Sdi Co., Ltd. Cathode ray tube having a scatter-proof band

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US7629732B2 (en) 2005-03-04 2009-12-08 Samsung Sdi Co., Ltd. Cathode ray tube having a scatter-proof band

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