JP2003150580A - 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム - Google Patents

画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム

Info

Publication number
JP2003150580A
JP2003150580A JP2001350456A JP2001350456A JP2003150580A JP 2003150580 A JP2003150580 A JP 2003150580A JP 2001350456 A JP2001350456 A JP 2001350456A JP 2001350456 A JP2001350456 A JP 2001350456A JP 2003150580 A JP2003150580 A JP 2003150580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layout
output
image
condition
temporary placement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001350456A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Nagaishi
道博 長石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001350456A priority Critical patent/JP2003150580A/ja
Publication of JP2003150580A publication Critical patent/JP2003150580A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚の誘導場理論を用いて画像のレイアウト
評価を行う際、多様なデバイスや出力形態に対応できる
ようにする。 【解決手段】 レイアウト後の画像を出力するためのデ
バイスの物理的な表示制約およびレイアウト後の画像を
どのような形態で出力するかを示す出力形態などを出力
条件として設定可能とするとともに、その出力条件を満
たすにはどのような仮配置とすればよいかを示す仮配置
条件の設定を可能とする仮配置データ設定手段3と、こ
の仮配置データ設定手段3によって設定された出力条件
と仮配置条件によってレイアウト対象となる画像を仮配
置する仮配置手段4と、その仮配置されたひとまとまり
の画像に対し視覚の誘導場を計算する視覚の誘導場計算
手段5と、その計算結果に基づいて前記仮配置されたレ
イアウトの評価を行うレイアウト評価手段6と、その評
価結果を出力する評価結果出力手段7とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字や写真、絵、図
形など(これら文字や写真、絵、図形などをまとめて画
像という)のレイアウトの評価を行い、それによって、
見易く内容の理解のし易いレイアウトを可能とする画像
レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システム
ならびに画像レイアウト評価処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報機器の表示画面や看板、ポスタなど
限られた表示範囲内に文字や写真、絵、図形などの画像
を表示する場合、多くの人に読みやすく、また、その内
容を理解し易くレイアウトすることは重要であり、従
来、これらのレイアウトは、専門のデザイナによってな
されることが多い。
【0003】一方、文字列については、印刷の組み版な
どの仕様(たとえば、JIS規格のX4051の規定)
があり、全面的に自動化とは言えないまでも、かなり自
動化が進んでおり、それなりのレイアウトとすることは
可能であった。
【0004】しかし、文字だけでなく写真、絵、図形を
含む画像一般について、機械的にレイアウトを決めるこ
とは難しく、人間の直感などに頼らざるを得ないのが実
情である。
【0005】特に、写真、絵、図形などが文字列のなか
に存在するような複数種類の要素で構成される画像のレ
イアウトは、デザイナなど専門的な目で決めないと、読
みやすく、その内容を理解し易いレイアウトとならない
場合が多い。
【0006】これに対処するために、電子化されたデー
タを用いて、たとえば、新聞紙面などを自動的に作成す
るシステムなども運用されつつある。
【0007】しかし、このシステムは予めデザイナがレ
イアウトした雛形(テンプレート)に、文章や写真など
の電子データを当てはめて行く方式であり、規定外のデ
ータを無理矢理入れようとすると、レイアウトが破綻す
る場合があるため、適応できる範囲が限られている。ま
た、このシステムは、新聞なら新聞用、雑誌なら雑誌用
というように、用途別にテンプレートを用意しておかな
ければならないという問題もある。
【0008】また、このようなテンプレートはあくまで
デザイナなどが作成するものであるため、デザイナ個人
の嗜好の影響が現れたものとなりがちで、そのテンプレ
ートによって作成されたレイアウトが万人向けのレイア
ウトになるとは限らない。
【0009】これを解決する技術として、視覚の誘導場
理論を使用したレイアウト評価に関する発明がある(特
許出願番号2001ー213424)。この特許出願番
号2001ー213424の発明(以下、参考発明とい
う)は、文字列や写真などを含む画像を仮配置して、そ
の仮配置したひとまとまりの画像に対して、視覚の誘導
場を計算し、求められた視覚の誘導場から等ポテンシャ
ル線を得て、その等ポテンシャル線の形状に基づいてそ
のレイアウトの良し悪しを評価するというものである。
ちなみに、この参考発明は本願発明の発明者によってな
されたものである。
【0010】この参考発明は、従来の手法では難しかっ
たレイアウト評価を可能とし、しかも、視覚の誘導場理
論による評価結果は人間の見た目の評価により近い評価
を行うことができる利点があるので、適正なレイアウト
評価が可能となる優れた技術であるといえる。ここで、
この視覚の誘導場理論について簡単に説明する。
【0011】生理学および心理学的な知見に基づいた文
字画像の視覚の誘導場の推定を行う例として、ここで
は、電子化によって得られた文字のディジタル画像から
視覚の誘導場を推定する方法について説明する。
【0012】なお、文字列内の個々の文字が読み易い状
態とは、個々の文字を囲む視覚の誘導場が、できるだけ
干渉し合わないような間隔で配置されていることである
とされている。具体的には、個々の文字を囲む視覚の誘
導場の閉曲線を考えたとき、その閉曲線のポテンシャル
値が高いと他の文字との分離が難しく、読みにくいとい
うことである。
【0013】このことから、視覚の誘導場の広がりを基
準に、文字列内の個々の文字の読み易さを定量的に評価
できると考えられる。なお、視覚の誘導場については、
横瀬善正著の“形の心理学”(名古屋大学出版会(198
6))に記載されている(以下、これを参考論文とい
う)。
【0014】この参考論文に示された視覚の誘導場(こ
こでは単に誘導場と表記する)とは、図形の周囲に波及
する「場」を考えることにより、視覚現象を説明するも
のである。前記参考論文は、直線・円弧で構成された図
形を対象としているため、任意のディジタル画像の誘導
場は求められない。ここでは、最初に白黒2値のディジ
タル画像における誘導場の計算方法を示す。
【0015】誘導場は基本的にクーロンポテンシャルと
解釈できることから、パターンの外郭を構成する画素を
点電荷と仮定し、それらが作るクーロンポテンシャルの
集積から、ディジタル画像における誘導場の分布を計算
する。
【0016】図4はディジタル画像の画素配列を示す図
である。図4に示すように、n個の点列から構成される
曲線f(s)によって、任意の点Pに誘導場が形成される
とする。この曲線f(s)は線図形の線分や画図形の輪郭
線に当たる。そして、曲線f(s)を構成する各点P1,
P2,・・・,Pi,・・・,Pnを正電荷1の点電荷
と仮定し、点Pから曲線f(s)上を走査して、曲線f(s)
を構成するn個の点P1,P2,・・・,Pi,・・
・,Pnが見つかり、走査して見つかった曲線f(s)上
の各点までの距離をriとすると、点Pにおける誘導場
の強さMpは次のように定義される。
【0017】
【数1】
【0018】この(1)式を用いることにより、任意の
ディジタル画像の誘導場を求めることができる。また、
曲線が複数ある場合、点Pにおける誘導場の強さは個々
の曲線が点Pにつくる誘導場の和になる。なお、(1)
式は点Pから発した光が直接当たる部分のみ和をとると
いう制約条件がつく。
【0019】たとえば、点Pに対して、曲線f1(s),
f2(s),f3(s)が図5に示すように存在しているとす
ると、点Pから見えない部分、つまり、この場合、曲線
f1(s)に遮蔽されて点Pから見えない範囲Zに存在する
部分の和はとらない。この図5の例では、曲線f3(s)
のすべてと曲線f2(s)の一部の和はとらないことにな
る。これを、ここでは遮蔽条件という。
【0020】図6(a)は「A」という文字について、
前述の(1)式で計算した誘導場の例を示すものであ
る。図6(a)の文字「A」周辺に地図の等高線状に分
布している細い線Lが誘導場における等ポテンシャル値
を結んで描かれる等ポテンシャル線であり、中央から外
に行くほど誘導場の強さ(ポテンシャル値)は弱くなり
やがて0に近づく。
【0021】図6(a)の誘導場の分布の形状・強さに
おける特徴、特に「A」の頂点付近の分布が他より鋭角
な特徴は、前記参考論文による四角形や三角形など、図
形の角付近に関する誘導場の分布の心理実験結果と一致
する。
【0022】また、図6(b)は、前述した遮蔽条件
(任意の点Pから見えない範囲Zに存在する部分の和は
とらない)がなく、画素全てを電荷1の点電荷と仮定し
た誘導場の例であるが、誘導場の分布は全体的に丸くな
り、前述の参考論文による心理実験結果と異なったもの
となる。このように、遮蔽条件は誘導場を特徴づける上
で重要なものとなる。
【0023】このようにして、ある文字についての誘導
場を得ることができる。なお、このような視覚の誘導場
を用いた技術の例としては、たとえば、「長石道博:
“視覚の誘導場を用いた読みやすい和文プロポーショナ
ル表示”、映像メディア学会誌、Vol.52,No.12,pp.18
65-1872(1998)」(以下、第1の論文という)や、「三
好正純、下塩義文、古賀広昭、井手口健:“視覚の誘導
場理論を用いた感性にもとづく文字配置の設計”、電子
情報通信学会論文誌、82-A,9,1465-1473(1999)」
(以下、第2の論文という)がある。ちなみに、上述の
第1の論文の著者は本発明の発明者である。
【0024】このような視覚の誘導場理論を利用するこ
とによって、従来の手法では難しかったレイアウト評価
を適切に行うことができる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このような視覚の誘導
場理論を用いたレイアウト評価を行う際、レイアウト対
象となる文字列や写真などからなる画像を仮配置し、そ
の仮配置されたひとまとまりの画像に対して視覚の誘導
場を計算して、そのレイアウト評価を行うことがなされ
ている。
【0026】しかし、この仮配置を行う場合、単に、予
め用意されたテンプレート上にレイアウト対象の画像を
配置したのでは、そのレイアウトされた画像を情報機器
(デバイスという)の画面上に表示させるような場合、
そのデバイスにとって最適なレイアウトとなるとは限ら
ない。
【0027】すなわち、レイアウト後の画像を出力する
デバイスは様々であり、また、どのような出力形態で表
示したいのかも、それぞれのユーザの好みによって異な
る。したがって、汎用性に優れたレイアウト評価を可能
とするには、どのようなデバイスでどのような出力形態
とするかといった出力条件などを考慮した上で仮配置を
行い、その仮配置された情報に対して視覚の誘導場を計
算することが処理の効率化を図る上で重要となってく
る。
【0028】たとえば、文字列や幾つかの写真などを含
むひとまとまりの情報を、パーソナルコンピュータなど
のような比較的大きな画面で表示を行う場合と、PDA
(Personal Digital Assistant)、さらには、携帯電話
のように小さな画面で表示する場合とでは、それぞれの
デバイスによってレイアウトに制約があることは明らか
であり、また、横長のレイアウトとするか縦長のレイア
ウトとするかなど、その出力形態にはユーザの好みもあ
る。
【0029】したがって、これらの条件を考慮して文字
列や写真などレイアウト対象となる画像を仮配置し、そ
の仮配置された一まとまりの画像に対してレイアウト評
価を行うことが望ましい。
【0030】そこで本発明は、文字、写真、絵、図形な
どの画像を限られた表示範囲内にレイアウトする際、レ
イアウトされた情報を出力するデバイスや出力形態に応
じた仮配置を行い、その仮配置された情報に対してレイ
アウト評価を行うことで、使用するデバイスやユーザの
好みに対応できる汎用性に優れたレイアウト評価方法お
よびレイアウト評価システムならびにレイアウト評価処
理プログラムを提供することを目的としている。
【0031】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の画像レイアウト評価方法は、レイアウ
ト対象となるひとまとまりの画像に対して視覚の誘導場
を計算し、求められた視覚の誘導場からそのレイアウト
の良し悪しを評価する画像レイアウト評価方法におい
て、レイアウト後の画像を出力するために使用するデバ
イスの物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をど
のような形態で出力するかを示す出力形態の少なくとも
一方を出力条件として取得するとともに、その出力条件
を満たすにはどのような仮配置とすればよいかを示す仮
配置条件を取得して仮配置を行い、その仮配置されたひ
とまとまりの画像に対して視覚の誘導場を計算し、求め
られた視覚の誘導場からその仮配置されたレイアウトの
良し悪しを評価し、その評価結果を出力するようにして
いる。
【0032】このような画像レイアウト評価方法におい
て、前記デバイスの物理的な表示制約は、そのデバイス
の画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少なくとも1つ
としている。
【0033】また、前記出力条件は予め登録され、ま
た、前記仮配置条件は前記出力条件に対応して予め登録
されている。そして、前記出力条件はユーザが指定でき
るようにする。
【0034】また、前記仮配置条件には、仮配置を行う
際に使用するおおまかなテンプレートを含んでいる。
【0035】また、前記出力条件は前記予め登録されて
いるデータ以外にユーザが任意に設定可能とし、その場
合、前記仮配置条件も設定された出力条件に応じて設定
可能としている。
【0036】また、本発明の画像レイアウト評価システ
ムは、レイアウト対象となるひとまとまりの画像に対し
て視覚の誘導場を計算し、求められた視覚の誘導場から
そのレイアウトの良し悪しを評価する画像レイアウト評
価システムにおいて、レイアウト後の画像を出力するた
めに使用するデバイスの物理的な表示制約およびレイア
ウト後の画像をどのような形態で出力するかを示す出力
形態の少なくとも一方を出力条件として設定可能とする
とともに、その出力条件を満たすにはどのような仮配置
とすればよいかを示す仮配置条件の設定を可能とする仮
配置データ設定手段と、この仮配置データ設定手段に設
定された出力条件と仮配置条件によってレイアウト対象
となる画像を仮配置する仮配置手段と、この仮配置手段
により仮配置されたひとまとまりの画像に対し視覚の誘
導場を計算する視覚の誘導場計算手段と、この視覚の誘
導場計算手段の計算結果に基づいて前記仮配置されたレ
イアウトの評価を行うレイアウト評価手段、その評価結
果を出力する評価結果出力手段とを有している。
【0037】このような画像レイアウト評価システムに
おいて、前記デバイスの物理的な表示制約は、そのデバ
イスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少なくとも
1つとしている。
【0038】また、前記仮配置データ設定手段は、デバ
イスの物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をど
のような形態で出力するかの出力形態の少なくとも一方
を出力条件として設定可能な出力条件設定手段と、その
出力条件が登録された出力条件データベースと、それぞ
れの出力条件に対応した仮配置条件が登録された仮配置
条件データベースとを有している。
【0039】そして、前記出力条件はユーザが指定でき
るようにしている。
【0040】また、前記仮配置条件には、仮配置を行う
際に使用するおおまかなテンプレートを含んでいる。
【0041】また、前記出力条件は予め登録されている
データ以外にユーザが任意に設定可能とし、その場合、
前記仮配置条件も設定された出力条件に応じて設定可能
としている。
【0042】また、本発明の画像レイアウト評価処理プ
ログラムは、レイアウト対象となるひとまとまりの画像
に対して視覚の誘導場を計算し、求められた視覚の誘導
場からそのレイアウトの良し悪しを評価する画像レイア
ウト評価処理プログラムであって、その画像レイアウト
評価処理プログラムは、レイアウト後の画像を出力する
ために使用するデバイスの物理的な表示制約およびレイ
アウト後の画像をどのような形態とするかを示す出力形
態の少なくとも一方を出力条件として取得し、その出力
条件を満たすにはどのような仮配置とすればよいかを示
す仮配置条件を取得する手順と、それによって取得され
た出力条件と仮配置条件に基づいてレイアウト対象とな
る画像を仮配置する手順と、この仮配置されたひとまと
まりの画像に対して視覚の誘導場を計算する手順と、そ
の視覚の誘導場の計算結果に基づいて前記仮配置された
レイアウトの評価を行う手順と、その評価結果を出力す
る手順とを含んでいる。
【0043】このような画像レイアウト評価処理プログ
ラムにおいて、前記デバイスの物理的な表示制約は、そ
のデバイスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少な
くとも1つとしている。
【0044】また、前記出力条件は予め登録され、ま
た、前記仮配置条件は前記出力条件に対応して予め登録
されている。そして、前記出力条件はユーザが指定でき
るようにする。
【0045】また、前記仮配置条件には、仮配置を行う
際に使用するおおまかなテンプレートを含んでいる。
【0046】また、前記出力条件は前記予め登録されて
いるデータ以外にユーザが任意に設定可能とし、その場
合、前記仮配置条件も設定された出力条件に応じて設定
可能としている。
【0047】このように本発明では、レイアウトされた
画像を出力するために使用するデバイスの物理的な表示
制約と、レイアウトされた画像をどのような形態で出力
するか(たとえば横長表示か縦長表示か、文字を縦書き
とするか横書きとするかなど)の出力形態などを出力条
件として取得し、それらの出力条件を満たすための仮配
置条件(たとえば、使用するデバイスが携帯電話であれ
ば画像を縮小するといった仮配置を行うためのルールや
手順)を取得して仮配置を行い、その仮配置されたひと
まとまりの画像に対して視覚の誘導場を計算するように
している。
【0048】これによって、使用するデバイスや出力形
態に対応した最適な仮配置を行うことができ、その仮配
置されたひとまとまりの画像に対して視覚の誘導場を計
算し、その計算結果に基づいたレイアウト評価を行うの
で、多種多様なデバイスや出力形態に対応可能な汎用性
の高いレイアウト評価が可能となる。
【0049】また、出力条件データベースや仮配置条件
データベースの内容を変更または追加することで、新た
なデバイスや出力形態にも対応することができ、より一
層、汎用性を高めることができる。
【0050】また、デバイスの物理的な表示制約は、そ
のデバイスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度といっ
た初歩的で単純な表示制約であって、それぞれのデバイ
スの有する特殊なガンマ特性や、それぞれのデバイス固
有のコントラストなど個々のデバイスが固有に有する機
能に係わるデータは特に必要としないので、その表示制
約に対する仮配置条件の設定を容易なものとすることが
できる。
【0051】また、前述の出力条件は、出力条件データ
ベースに予め登録しておくことで、それぞれのデバイス
などに対応するデータを容易に取得することができ、処
理の高速化が図れる。
【0052】そして、この出力条件はユーザが指定でき
るので、ユーザは自分が使用するデバイスや自分の好み
の出力形態を指定するだけで、そのデバイスに適合した
好みのレイアウトが設定される。
【0053】また、仮配置条件もそれぞれの出力条件ご
とに仮配置条件データベースに予め登録しておくこと
で、それぞれの出力条件に対応した仮配置条件を容易に
取得することができ、処理の高速化が図れる。
【0054】また、仮配置条件には、仮配置を行う際に
使用するおおまかなテンプレートを含んでいるので、そ
のテンプレートを利用することによって仮配置を容易に
行うことができる。なお、このテンプレートは、デザイ
ナなどが作成した綿密なテンプレートである必要はな
く、ごく簡単なテンプレートでよい。
【0055】また、出力条件は予め設定されているデー
タ以外にユーザが任意に設定可能とし、また、その設定
された出力条件に対応した仮配置条件の設定を可能とし
ているので、まだ登録されていない新たなデバイスの使
用や新たな出力形態の設定が可能となり、より汎用性に
優れたレイアウト評価を行うことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、この実施の形態で説明する内容は、
本発明の画像レイアウト評価方法、画像レイアウト評価
システムについての説明であるとともに、本発明の画像
レイアウト評価処理プログラムの具体的な処理内容をも
含むものである。
【0057】図1は本発明のレイアウト評価システムの
実施の形態を説明する構成図であり、レイアウト対象と
なる電子化された画像を入力するレイアウト対象画像入
力手段1と、このレイアウト対象画像入力手段1に入力
された画像を蓄積する画像蓄積手段2と、レイアウト後
の画像を出力するために使用するデバイスの物理的な表
示制約(画面サイズ、表示可能範囲、解像度など)およ
びレイアウト後の画像をどのような形態で出力するかを
示す出力形態(たとえば、横長での表示か縦長での表示
か、文字は縦書きにするか横書きにするかなど)を出力
条件として設定可能とするとともに、その出力条件を満
たすにはどのような仮配置とすればよいかを示す仮配置
条件の設定を可能とする仮配置データ設定手段3と、こ
の仮配置データ設定手段3に設定された出力条件と仮配
置条件によってレイアウト対象となる画像を仮配置する
仮配置手段4と、この仮配置手段4により仮配置された
ひとまとまりの画像に対し視覚の誘導場を計算する視覚
の誘導場計算手段5と、この視覚の誘導場計算手段5の
計算結果に基づいて仮配置されたレイアウトの評価を行
うレイアウト評価手段6と、そのレイアウト評価手段4
での処理の状況を表示可能な評価結果出力手段7を有し
た構成となっている。
【0058】仮配置データ設定手段3は、どのようなデ
バイスを用いてどのような出力形態でレイアウト後の画
像を出力させるかの設定が可能な出力条件設定手段31
と、出力条件が登録された出力条件データベース32
と、それぞれの出力条件に対応した仮配置条件が登録さ
れた仮配置条件データベース33とを有している。
【0059】なお、この仮配置条件データベース33に
は、上述した出力条件を満たすような仮配置を可能とす
るための条件が記述されている。たとえば、使用するデ
バイスが携帯電話であれば画像を縮小するなど、画面サ
イズ、表示可能範囲、解像度、さらには出力形態などの
出力条件に応じて、どのような仮配置としたらよいかを
示すルールや手順などが記述されている。
【0060】また、この仮配置条件データベース33に
は、仮配置を行うためのおおまかなテンプレートなども
含まれる。なお、このテンプレートは、デザイナなどが
作成した綿密なテンプレートである必要はなく、ごく簡
単なテンプレートでよい。
【0061】また、出力条件データベース32に登録さ
れる出力条件は、予め登録されている出力条件以外にユ
ーザが任意に設定可能とし、その場合、仮配置条件デー
タベース33には、新たに設定された出力条件に対応し
た仮配置条件の設定を可能とする。
【0062】仮配置手段4は出力条件設定手段31から
渡されたデバイスの表示制約や出力形態などの出力条件
に基づいて仮配置条件データベース33から取得した仮
配置条件に基づいて、レイアウト対象となる画像を仮配
置してひとまとまりの画像とする。
【0063】また、視覚の誘導場計算手段5は、前述し
たように、仮配置したひとまとまりの画像に対して、視
覚の誘導場を計算し、求められた視覚の誘導場から等ポ
テンシャル線を得るものである。
【0064】また、レイアウト評価手段3は、視覚の誘
導場計算手段5で求められた等ポテンシャル線の凹凸の
状況に基づいて、レイアウトの良し悪しを評価するもの
であるが、この視覚の誘導場を用いたレイアウト評価手
法そのものは本発明の要旨ではないので、ここではその
説明は省略する。なお、視覚の誘導場を用いたレイアウ
ト評価手法については前述の特許出願番号2001ー2
13424の発明に詳細に述べられている。
【0065】このような構成において本発明の処理手順
を図1の構成図および図2のフローチャートを参照しな
がら説明する。まず、画像データ蓄積部2に蓄積されて
いる画像からレイアウト対象となる画像(文字列や写真
などからなる)を仮配置手段4が取得する(ステップs
1)。
【0066】一方、レイアウト後の情報をどのようなデ
バイスで表示するのかといったデバイス指定やどのよう
な形態で出力するのかといった出力形態の指定がユーザ
によって出力条件設定手段31に対してなされると、そ
のユーザ指定に基づいた出力条件を出力条件データベー
ス32から取得する(ステップs2)。
【0067】なお、ユーザの指定できるデバイスは予め
幾つかが決められており、それぞれのデバイス対応に、
そのデバイスの物理的な表示制約としての画面サイズ、
表示可能範囲、解像度などが出力条件として出力条件デ
ータベース32に登録されている。また、ユーザは縦長
表示とするとか横長表示にするといった出力形態も指定
することもできる。
【0068】これによって、たとえば、ユーザがあるデ
バイスを指定し、出力形態として横長表示を指定したと
すれば、それらの指定に対応した出力条件(そのデバイ
スの物理的な表示制約としての画面サイズ、表示可能範
囲、解像度や、横長表示を指定する情報など)が出力条
件データベース32から取得されて、その取得された出
力条件が仮配置手段4に送られる。
【0069】仮配置手段4は出力条件設定手段31から
送られてきた出力条件に基づいて、レイアウト対象とな
る文字列や写真などを含む画像を仮配置するが、このと
き、仮配置条件データベース33を参照し、出力条件設
定手段31から渡された出力条件に対応する仮配置条件
を取得して仮配置を行う(ステップs3,s4)。
【0070】この仮配置条件データベース33には、出
力条件を満たすような仮配置とするための条件として、
それぞれのデバイスや出力形態に対応した仮配置のルー
ルや手順などが記述されている。
【0071】たとえば、パーソナルコンピュータなどの
ような比較的大きな画面を有する機器に対しては、その
表示制約に適合した仮配置を行うためのルールや手順が
記述され、また、画面サイズの小さい携帯電話に対して
は、レイアウト対象の画像をそのまま表示さることはで
きないので、画像をどの程度縮小するとか、画像は省略
するといった、その表示制約に適合した仮配置を行うた
めのルールや手順が記述されている。
【0072】また、この仮配置条件データベース33に
は、レイアウト対象となる画像を仮配置するためのおお
まかなテンプレートを有し、そのテンプレートを用いて
レイアウト対象となる画像を上述の仮配置条件を考慮し
ながら仮配置する。
【0073】図3はこの仮配置の処理を説明する図であ
り、レイアウト対象となる画像として、3つの写真21
a,21b,21cと2つの文章22a,22bからな
る画像が存在したとして、このような画像を比較的大き
なサイズの画面を有するパーソナルコンピュータ(PC
という)23の画面24上で表示させる場合と、小さな
画面しか持たない携帯電話25の画面26上に表示させ
る場合を考える。
【0074】まず、デバイスがPC23である場合に
は、ユーザは出力条件設定手段31にデバイスがPC2
3であることを示すデバイス指定を行い、かつ、出力形
態として、たとえば、横長表示を出力条件設定手段31
に指定したとすると、出力条件定手段31は、出力条件
データベース32からそのPC23に対応するデバイス
の物理的な表示制約(画面サイズ、表示可能範囲、解像
度など)を取得して、その物理的な表示制約とその出力
形態を出力条件として仮配置手段4に送る。
【0075】仮配置手段4では出力条件設定手段31か
ら送られてきた出力条件に基づいて、仮配置条件データ
ベース33からそれらに対応する仮配置条件を取得し、
予め用意されたおおまかなテンプレート27上に仮配置
する。
【0076】一方、デバイスが携帯電話25である場合
には、ユーザは出力条件設定手段31にデバイスが携帯
電話25であることを示すデバイス指定を行い、かつ、
出力形態として、たとえば、縦長表示を出力条件定手段
31に指定したとする。これによって、出力条件設定手
段31は、出力条件データベース32からその携帯電話
25に対応する物理的な表示制約(画面サイズ、表示可
能範囲、解像度など)を取得して、その物理的な表示制
約とその出力形態を出力条件として仮配置手段4に送
る。
【0077】仮配置手段4では出力条件設定手段31か
ら送られてきた出力条件に対応する情報に基づいて、仮
配置条件データベース33からそれらに対応する仮配置
条件を取得し、予め用意されたおおまかなテンプレート
27上に仮配置する。この場合、デバイスが携帯電話で
あるため、仮配置手段4はレイアウト対象となる画像を
その小さな画面内に収めるため、たとえば、画像をすべ
て縮小するといった仮配置条件が仮配置条件データベー
ス33から取得され、その仮配置条件に基づいてテンプ
レート27上に仮配置する。
【0078】このようにして仮配置がなされるが、この
仮配置後の処理は図2のフローチャートのステップs5
以降の処理手順であり、視覚の誘導場の計算を行って、
その計算結果を用いたレイアウト評価処理である。以
下、これについて説明する。
【0079】図2のステップs4までの処理によって仮
配置されたひとまとまりの画像に対し、視覚の誘導場計
算手段5により視覚の誘導場を計算し(ステップs
5)、その計算結果を用いてレイアウト評価手段6がレ
イアウト評価を行う(ステップs6)。前述したよう
に、このレイアウト評価は計算された視覚の誘導場から
等ポテンシャル線を得て、その等ポテンシャル線の凹凸
の状況から判断する。
【0080】そして、その評価結果が最適であるか否か
を判断し(ステップs7)、最適ではないと判断した
ら、再配置、すなわち、仮配置の状態から少し配置を変
えたレイアウトとして(ステップs8)、ステップs5
に戻り、再度、視覚の誘導場を計算して、ステップs6
以降の処理を行う。
【0081】このような再配置処理を何回か繰り返して
行うことで、最適な評価結果が得られたら、そのレイア
ウトに不具合(たとえば、始めに来るべき見出しがあと
になってしまったり、写真が逆さまとなったり常識的に
考えておかしい思われるた不具合)があるか否かを判断
し(ステップs9)、不具合がなければ、それを表示し
て(ステップs10)、処理を終了するが、レイアウト
に不具合があればステップs8に戻って再配置を行う。
【0082】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、レイアウトされた画像を出力するデバイスの画面
サイズ、表示可能範囲、解像度などの物理的な表示制約
と、レイアウトされた画像をどのような形態(横長表示
か縦長表示か、文字を縦書きとするか横書きとするかな
ど)で出力するかを示す出力形態を出力条件として取得
し、それらの出力条件を満たすための仮配置条件(たと
えば、デバイスが携帯電話であれば画像を縮小するとい
った仮配置を行うためのルールや手順)を取得して仮配
置を行い、その仮配置された画像に対して視覚の誘導場
を計算するようにしている。
【0083】これによって、使用するデバイスや出力形
態に対応した仮配置を行った上でレイアウト評価を行う
ことができ、多種多様なデバイスや出力形態に対応でき
る汎用性の高いレイアウト評価を行うことができる。
【0084】また、出力条件データベース32や仮配置
条件データベース33の内容を変更または追加すること
で、それまで想定していない新たなデバイスや出力形態
にも対応することができる。逆に言えば新たなデバイス
や出力形態に対応させるには、出力条件データベース3
2や仮配置条件データベース33の内容を変更や追加す
るだけで対応することができるので、汎用性の高いレイ
アウト評価システムを構築することができる。
【0085】ところで、前述した図1の構成において、
レイアウト後の画像を出力(表示)する部分(ディスプ
レイ部分)は、ユーザの手元に存在するが、それ以外の
構成要素は必ずしもユーザが所有あるいはユーザ側に存
在していなくてもよい。
【0086】たとえば、出力条件などの指示はユーザが
行って、レイアウト対象となる画像の提供や図2におけ
るステップs1からステップs9の処理はサーバやホス
トコンピュータなどで行い、その結果(レイアウトされ
た画像)をユーザ側のデバイスに送るというようなこと
も可能である。なお、勿論、図1の構成を1つのシステ
ムとして1つの機器に収めて図2の処理をすべてその機
器で行うようにすることも可能である。
【0087】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前
述の実施の形態では、出力条件としてはデバイスの物理
的な表示制約と出力形態の両方を設定するようにした
が、必ずしもこの両方を設定する必要はなく、たとえ
ば、デバイスの表示制約のみであってもい。また、デバ
イスの表示制約としては、画面サイズ、表示可能範囲、
解像度などとしたが、必ずしもこれらを全て使用する必
要もなく、また、これ以外の要素を用いてもよい。
【0088】また、前述の実施の形態では、本発明を画
像のレイアウト評価を行うシステムに適用した例で説明
したが、これに限られるものではなく、たとえば、特許
出願番号2001ー213425に記載されているよう
な画像の印象の強さなどの画像の感性的評価を行う技術
にも適用できる。
【0089】また、本発明は、電子データを用いた画像
に対するレイアウトを行う場合に広く利用することがで
き、たとえば、電子化されたデータを用いた新聞などの
自動配信システムにおいてレイアウトを決めるような場
合や、webページのレイアウトを行う際、HTMLをベ
ースに、より一層読み易くレイアウトする場合、BSデ
ィジタル文字放送の再レイアウトを行う場合、さらに
は、ポスタや看板などの作成時におけるレイアウトなど
にも適用することができる。
【0090】また、本発明は、以上説明した本発明を実
現するための処理手順が記述された処理プログラムをフ
ロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなどの
記録媒体に記録させておくことができ、本発明はその処
理プログラムが記録された記録媒体をも含むものであ
る。また、ネットワークから当該処理プログラムを得る
ようにしてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
イアウト後の画像を出力するためのデバイスの物理的な
表示制約(画面サイズ、表示可能範囲、解像度など)
と、レイアウトされた画像をどのような形態(たとえば
横長表示か縦長表示か、文字を縦書きとするか横書きと
するかなど)で出力するかの出力形態などを出力条件と
して取得し、それらの出力条件を満たすための仮配置条
件(たとえば、使用するデバイスが携帯電話であれば画
像を縮小するといった仮配置を行うためのルールや手
順)を取得して仮配置を行い、その仮配置された画像に
対して視覚の誘導場を計算するようにしている。これに
よって、使用するデバイスや出力形態を指定するだけ
で、それに対応した最適な仮配置を行うことができ、そ
の仮配置されたひとまとまりの画像に対して視覚の誘導
場を計算し、その計算結果に基づいたレイアウト評価を
行うことができる。また、出力条件データベースや仮配
置条件データベースの内容を変更や追加することで、新
たなデバイスや出力形態にも対応することができ、汎用
性の高いレイアウト評価を行うことができる。
【0092】また、仮配置を行う際におおまかなテンプ
レートを利用して仮配置を行うこともできるが、このと
きのテンプレートは、デザイナなどが作成した綿密なテ
ンプレートである必要はなく、ごく簡単なテンプレート
でよい。また、データの属性を示す情報(レイアウト対
象のそれぞれの画像がタイトル部分の文字列であるか、
写真であるかなどデータが何であるかを示すインデクス
情報)を必要とせずにレイアウトを行うことができると
いったことも本発明によって得られる効果の一つであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の情報のレイアウト評価システムの実
施の形態を説明する概略的な構成図である。
【図2】 本発明の画像レイアウト評価処理手順の実施
の形態例を説明するフローチャートである。
【図3】 出力条件やその出力条件を満たす仮配置条件
を用いた仮配置の処理を具体的に説明する図である。
【図4】 本発明において用いる視覚の誘導場について
説明するためのディジタル画像の画素配列を示す図であ
る。
【図5】 視覚の誘導場の強さを求める際の遮蔽条件を
説明する図である。
【図6】 文字「A」の視覚の誘導場の例であり、同図
(a)は遮蔽条件を考慮して視覚の誘導場を求めた場
合、同図(b)は遮蔽条件を考慮しないで視覚の誘導場
を求めた場合を示す図である。
【符号の説明】
1 レイアウト対象画像入力手段 2 画像蓄積手段 3 仮配置データ設定手段 4 仮配置手段 5 視覚の誘導場計算手段 6 レイアウト評価手段 7 評価結果出力手段 31 出力条件設定手段 32 出力条件データベース 33 仮配置条件データベース

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レイアウト対象となるひとまとまりの画
    像に対して視覚の誘導場を計算し、求められた視覚の誘
    導場からそのレイアウトの良し悪しを評価する画像レイ
    アウト評価方法において、 レイアウト後の画像を出力するために使用するデバイス
    の物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をどのよ
    うな形態で出力するかを示す出力形態の少なくとも一方
    を出力条件として取得するとともに、その出力条件を満
    たすにはどのような仮配置とすればよいかを示す仮配置
    条件を取得して仮配置を行い、その仮配置されたひとま
    とまりの画像に対して視覚の誘導場を計算し、求められ
    た視覚の誘導場からその仮配置されたレイアウトの良し
    悪しを評価し、その評価結果を出力することを特徴とす
    る画像レイアウト評価方法。
  2. 【請求項2】 前記デバイスの物理的な表示制約は、そ
    のデバイスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項1記載の画像
    レイアウト評価方法。
  3. 【請求項3】 前記出力条件は予め登録され、また、前
    記仮配置条件は前記出力条件に対応して予め登録される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像レイアウ
    ト評価方法。
  4. 【請求項4】 前記出力条件はユーザが指定できること
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像レ
    イアウト評価方法。
  5. 【請求項5】 前記仮配置条件には、仮配置を行う際に
    使用するおおまかなテンプレートを含むことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれかに記載の画像レイアウト評
    価方法。
  6. 【請求項6】 前記出力条件はユーザが任意に設定可能
    とし、その場合、前記仮配置条件も設定された出力条件
    に応じて設定可能とすることを特徴とする請求項1から
    5のいずれかに記載の画像レイアウト評価方法。
  7. 【請求項7】 レイアウト対象となるひとまとまりの画
    像に対して視覚の誘導場を計算し、求められた視覚の誘
    導場からそのレイアウトの良し悪しを評価する画像レイ
    アウト評価システムにおいて、 レイアウト後の画像を出力するために使用するデバイス
    の物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をどのよ
    うな形態で出力するかを示す出力形態の少なくとも一方
    を出力条件として設定可能とするとともに、その出力条
    件を満たすにはどのような仮配置とすればよいかを示す
    仮配置条件の設定を可能とする仮配置データ設定手段
    と、 この仮配置データ設定手段に設定された出力条件と仮配
    置条件によってレイアウト対象となる画像を仮配置する
    仮配置手段と、 この仮配置手段により仮配置されたひとまとまりの画像
    に対し視覚の誘導場を計算する視覚の誘導場計算手段
    と、 この視覚の誘導場計算手段の計算結果に基づいて前記仮
    配置されたレイアウトの評価を行うレイアウト評価手段
    と、 このレイアウト評価手段による評価結果を出力する評価
    結果出力手段と、 を有することを特徴とする画像レイアウト評価システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記デバイスの物理的な表示制約は、そ
    のデバイスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少な
    くとも1つであることを特徴とする請求項7記載の画像
    レイアウト評価システム。
  9. 【請求項9】 前記仮配置データ設定手段は、デバイス
    の物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をどのよ
    うな形態で出力するかを示す出力形態の少なくとも一方
    を出力条件として設定可能な出力条件設定手段と、その
    出力条件が登録された出力条件データベースと、それぞ
    れの出力条件に対応した仮配置条件が登録された仮配置
    条件データベースとを有することを特徴とする請求項7
    または8記載の画像レイアウト評価システム。
  10. 【請求項10】 前記出力条件はユーザが指定できるこ
    とを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の画像
    レイアウト評価システム。
  11. 【請求項11】 前記仮配置条件には、仮配置を行う際
    に使用するおおまかなテンプレートを含むことを特徴と
    する請求項7から10のいずれかに記載の画像レイアウ
    ト評価システム。
  12. 【請求項12】 前記出力条件はユーザが任意に設定可
    能とし、その場合、前記仮配置条件も設定された出力条
    件に応じて設定可能とすることを特徴とする請求項7か
    ら11のいずれかに記載の画像レイアウト評価システ
    ム。
  13. 【請求項13】 レイアウト対象となるひとまとまりの
    画像に対して視覚の誘導場を計算し、求められた視覚の
    誘導場からそのレイアウトの良し悪しを評価する画像レ
    イアウト評価処理プログラムであって、その画像レイア
    ウト評価処理プログラムは、 レイアウト後の画像を出力するために使用するデバイス
    の物理的な表示制約およびレイアウト後の画像をどのよ
    うな形態とするかを示す出力形態の少なくとも一方を出
    力条件として取得し、その出力条件を満たすにはどのよ
    うな仮配置とすればよいかを示す仮配置条件を取得する
    手順と、 それによって取得された出力条件と仮配置条件に基づい
    てレイアウト対象となる画像を仮配置する手順と、 この仮配置されたひとまとまりの画像に対して視覚の誘
    導場を計算する手順と、 その視覚の誘導場の計算結果に基づいて前記仮配置され
    たレイアウトの評価を行う手順と、 その評価結果を出力する手順と、 を含むことを特徴とする画像レイアウト評価処理プログ
    ラム。
  14. 【請求項14】 前記デバイスの物理的な表示制約は、
    そのデバイスの画面サイズ、表示可能範囲、解像度の少
    なくとも1つであることを特徴とする請求項13記載の
    画像レイアウト評価処理プログラム。
  15. 【請求項15】 前記出力条件は予め登録され、また、
    前記仮配置条件は前記出力条件に対応して予め登録され
    ることを特徴とする請求項13または14記載の画像レ
    イアウト評価処理プログラム。
  16. 【請求項16】 前記出力条件はユーザが指定できるこ
    とを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の
    画像レイアウト評価処理プログラム。
  17. 【請求項17】 前記仮配置条件には、仮配置を行う際
    に使用するおおまかなテンプレートを含むことを特徴と
    する請求項13から16のいずれかに記載の画像レイア
    ウト評価処理プログラム。
  18. 【請求項18】 前記出力条件はユーザが任意に設定可
    能とし、その場合、前記仮配置条件も設定された出力条
    件に応じて設定可能とすることを特徴とする請求項13
    から17のいずれかに記載の画像レイアウト評価処理プ
    ログラム。
JP2001350456A 2001-11-15 2001-11-15 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム Withdrawn JP2003150580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350456A JP2003150580A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001350456A JP2003150580A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003150580A true JP2003150580A (ja) 2003-05-23

Family

ID=19162954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001350456A Withdrawn JP2003150580A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003150580A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4165042B2 (ja) 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム
JP4321549B2 (ja) 文書作成システム、文書作成方法、プログラムおよび記憶媒体
JP5465015B2 (ja) 文書を電子化する装置及び方法
EP1999640B1 (en) Generating image-based reflowable files for rendering on various sized displays
US7424672B2 (en) System and method of specifying image document layout definition
EP3940589B1 (en) Layout analysis method, electronic device and computer program product
Frow 12 In Images We Trust? Representation and Objectivity in the Digital Age
US20130104016A1 (en) Digital comic editor, method and non-transitory computer-readable medium
US11144717B2 (en) Automatic generation of document layouts
JP2022066321A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP4775067B2 (ja) ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法
JP4147754B2 (ja) 画像評価方法および画像評価システムならびに画像評価処理プログラム
US20190361986A9 (en) Method for displaying dynamic media with text bubble emulation
US9881210B2 (en) Generating a computer executable chart visualization by annotating a static image
US20170262141A1 (en) Information processing apparatus, information processing method and non-transitory computer readable medium
CN115063279B (zh) 一种文本水印图像的预处理方法和装置
JP2003150580A (ja) 画像レイアウト評価方法および画像レイアウト評価システムならびに画像レイアウト評価処理プログラム
JPH0460759A (ja) 文書作成支援装置
JP2003150289A (ja) 画像表示方法および画像表示システムならびに画像表示処理プログラム
US20120229857A1 (en) Moving labels in graphical output to avoid overprinting
JP4433741B2 (ja) 類似度算出システムおよび類似度算出プログラム、並びに類似度算出方法
Ledermann Minimum dimensions for cartographic symbology–history, rationale and relevance in the digital age
JP2009134762A (ja) ディジタルコンテンツ作成システムおよびディジタルコンテンツ作成プログラム、並びにディジタルコンテンツ作成方法
JP2003150959A (ja) 画像評価方法および画像評価システムならびに画像評価処理プログラム
JP3809315B2 (ja) Cadシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201