JP2003150326A - 記憶装置の制御方法および記憶装置 - Google Patents
記憶装置の制御方法および記憶装置Info
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- JP2003150326A JP2003150326A JP2001349525A JP2001349525A JP2003150326A JP 2003150326 A JP2003150326 A JP 2003150326A JP 2001349525 A JP2001349525 A JP 2001349525A JP 2001349525 A JP2001349525 A JP 2001349525A JP 2003150326 A JP2003150326 A JP 2003150326A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データバスのスループット低下や上位装置の
負荷増大を生じることなく、ミラーディスクの構成によ
るデータの多重化を実現する。 【解決手段】 共通のデータバス14を介して複数のデ
ィスク装置12および13を上位装置11に接続した構
成において、一方のマスタディスク側のディスク装置1
3と上位装置11との間におけるデータバス14を経由
した入出力処理情報(イベント)の授受を、スレーブ側
のディスク装置12がモニタして自装置内に採取して記
憶し、記憶したイベント情報(入出力処理)を自装置内
で再現(デコード)することで、上位装置11の介入や
データバス14を経由したデータ複写等を全く必要とす
ることなく、マスタ側と同じデータをスレーブ側のディ
スク装置12内に格納する。
負荷増大を生じることなく、ミラーディスクの構成によ
るデータの多重化を実現する。 【解決手段】 共通のデータバス14を介して複数のデ
ィスク装置12および13を上位装置11に接続した構
成において、一方のマスタディスク側のディスク装置1
3と上位装置11との間におけるデータバス14を経由
した入出力処理情報(イベント)の授受を、スレーブ側
のディスク装置12がモニタして自装置内に採取して記
憶し、記憶したイベント情報(入出力処理)を自装置内
で再現(デコード)することで、上位装置11の介入や
データバス14を経由したデータ複写等を全く必要とす
ることなく、マスタ側と同じデータをスレーブ側のディ
スク装置12内に格納する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置の制御技
術および記憶装置に関し、特に、同一データバス上に接
続された複数のディスク装置でミラーディスクを構成す
る技術等に適用して有効な技術に関する。
術および記憶装置に関し、特に、同一データバス上に接
続された複数のディスク装置でミラーディスクを構成す
る技術等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のシステム
や、ユーザファイルの記憶装置に用いられるディスク装
置では、装置の故障によるシステムダウンや重要データ
の喪失を防止するため、ディスク装置を二重化するミラ
ーディスクが知られており、昨今、安価なIDE(Inte
grated Drive Electronics)インタフェースのディスク
装置を用いたミラーディスクが一般的に採用されてい
る。
や、ユーザファイルの記憶装置に用いられるディスク装
置では、装置の故障によるシステムダウンや重要データ
の喪失を防止するため、ディスク装置を二重化するミラ
ーディスクが知られており、昨今、安価なIDE(Inte
grated Drive Electronics)インタフェースのディスク
装置を用いたミラーディスクが一般的に採用されてい
る。
【0003】しかし同一のデータバスに接続されたID
Eインタフェースの複数のディスク装置でミラーディス
クを構成する場合、データ書込みでは、データバスを経
由して同じデータを各々のディスク装置に重複して書き
込む必要があるためスループットが低下するという技術
的課題があり、またIDEインタフェースに限らず、ミ
ラーディスクの制御にかかる上位装置の負荷も少なくな
かった。
Eインタフェースの複数のディスク装置でミラーディス
クを構成する場合、データ書込みでは、データバスを経
由して同じデータを各々のディスク装置に重複して書き
込む必要があるためスループットが低下するという技術
的課題があり、またIDEインタフェースに限らず、ミ
ラーディスクの制御にかかる上位装置の負荷も少なくな
かった。
【0004】データバスのスループット向上策として従
来技術では、例えば特開平10−91511号公報の
「バックアップシステム」に示すようにデータバス上の
記憶装置に対し転送されるデータをスヌープ処理し、同
一バスに設けたバックアップ装置にデータを転送する技
術が知られているが、前記技術ではバックアップ操作の
効率化及び信頼性向上が目的であり、ディスク装置の二
重化(ミラーリング)については考慮されていなかっ
た。
来技術では、例えば特開平10−91511号公報の
「バックアップシステム」に示すようにデータバス上の
記憶装置に対し転送されるデータをスヌープ処理し、同
一バスに設けたバックアップ装置にデータを転送する技
術が知られているが、前記技術ではバックアップ操作の
効率化及び信頼性向上が目的であり、ディスク装置の二
重化(ミラーリング)については考慮されていなかっ
た。
【0005】また、ミラーディスク制御における上位装
置の負荷を抑止する技術としては従来技術では、例えば
特開2000−99279号公報の「データ二重化方
法」に示すように単体ディスク装置内のディスク媒体の
記録面単位でマスタボリュームとスレーブボリュームを
作成し、ディスク装置内でミラーディスク制御を行うこ
とによって上位装置側のミラーディスク制御に掛る負荷
を抑止する技術が知られているが、前記技術では単体デ
ィスク装置でミラーリングを実現するため、ディスク装
置の起動障害時にデータを保護できないという技術的課
題があった。
置の負荷を抑止する技術としては従来技術では、例えば
特開2000−99279号公報の「データ二重化方
法」に示すように単体ディスク装置内のディスク媒体の
記録面単位でマスタボリュームとスレーブボリュームを
作成し、ディスク装置内でミラーディスク制御を行うこ
とによって上位装置側のミラーディスク制御に掛る負荷
を抑止する技術が知られているが、前記技術では単体デ
ィスク装置でミラーリングを実現するため、ディスク装
置の起動障害時にデータを保護できないという技術的課
題があった。
【0006】同様に、ミラーディスク制御における上位
装置の負荷を抑止する従来技術としては、たとえば特開
平8−263221号公報「二重化磁気ディスク装置」
に示すように上位装置に接続された磁気ディスク制御部
と磁気ディスク制御部の配下に接続された複数の磁気デ
ィスク装置において、磁気ディスク制御部に各々の磁気
ディスク装置に対応したバッファメモリを設け、上位装
置からのデータコピー指示やデータコンペア指示を磁気
ディスク制御部内で自律的に実施することによって上位
装置側のミラーディスク制御に掛る負荷を抑止する技術
が知られている。
装置の負荷を抑止する従来技術としては、たとえば特開
平8−263221号公報「二重化磁気ディスク装置」
に示すように上位装置に接続された磁気ディスク制御部
と磁気ディスク制御部の配下に接続された複数の磁気デ
ィスク装置において、磁気ディスク制御部に各々の磁気
ディスク装置に対応したバッファメモリを設け、上位装
置からのデータコピー指示やデータコンペア指示を磁気
ディスク制御部内で自律的に実施することによって上位
装置側のミラーディスク制御に掛る負荷を抑止する技術
が知られている。
【0007】しかしながら、この従来技術では磁気ディ
スク装置とは別個に特別なハードウェア(磁気ディスク
制御部)が必要でありコスト増になるとともに、上位装
置側で低減されたミラーディスク制御の負荷を磁気ディ
スク制御部で負担することになるため、新たなオーバヘ
ッドが発生し、パフォーマンスが低下することには変わ
りがないという技術的課題があった。また、共通の磁気
ディスク制御部が故障した場合には、配下の個々の磁気
ディスク装置が健全でも全体が動作不能に陥り、せっか
く磁気ディスク装置を多重化しても信頼性が低くなる。
スク装置とは別個に特別なハードウェア(磁気ディスク
制御部)が必要でありコスト増になるとともに、上位装
置側で低減されたミラーディスク制御の負荷を磁気ディ
スク制御部で負担することになるため、新たなオーバヘ
ッドが発生し、パフォーマンスが低下することには変わ
りがないという技術的課題があった。また、共通の磁気
ディスク制御部が故障した場合には、配下の個々の磁気
ディスク装置が健全でも全体が動作不能に陥り、せっか
く磁気ディスク装置を多重化しても信頼性が低くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
では、同一データバス上に接続されたディスク装置でミ
ラーディスクを構成する場合、データの書き込み指示で
は同一データの重複した転送処理により倍の処理時間を
必要とするため、データバスの使用効率が悪く、パフォ
ーマンスの低下が避けられず、また、上位装置のミラー
ディスク制御に掛る負荷は軽減されていなかった。
では、同一データバス上に接続されたディスク装置でミ
ラーディスクを構成する場合、データの書き込み指示で
は同一データの重複した転送処理により倍の処理時間を
必要とするため、データバスの使用効率が悪く、パフォ
ーマンスの低下が避けられず、また、上位装置のミラー
ディスク制御に掛る負荷は軽減されていなかった。
【0009】なお、特開平5−108445号公報に
は、磁気ディスク装置から光磁気ディスク装置へのジャ
ーナル採取時に、更新データのみを選択的に採取するこ
とで採取データを削減してジャーナル採取を行わせる処
理装置の負荷を軽減しようとする技術が開示されている
が、複数の磁気ディスク装置を、データのみならず、動
作情報を含めて多重化するミラーディスク制御について
は配慮されていない。
は、磁気ディスク装置から光磁気ディスク装置へのジャ
ーナル採取時に、更新データのみを選択的に採取するこ
とで採取データを削減してジャーナル採取を行わせる処
理装置の負荷を軽減しようとする技術が開示されている
が、複数の磁気ディスク装置を、データのみならず、動
作情報を含めて多重化するミラーディスク制御について
は配慮されていない。
【0010】また、特開平10−124261号公報に
は、ミラーディスク制御装置の配下に接続された二つの
ディスク装置間でデータ内容を一致させるミラーディス
ク制御技術において、リカバリ時に備えて保存する二つ
のディスク装置間のデータ書き込みの実行履歴情報を、
複数の書き込み処理を含む群単位に記録管理すること
で、個々の書き込み動作時に個別に当該履歴情報を記録
することによるオーバーヘッドを削減しようとする技術
が開示されているが、二つのディスク装置のそれぞれに
ミラーディスク制御装置の管理化でデータを都合二回書
き込む必要があり、ミラーディスク制御装置自体の負
荷、および当該ミラーディスク制御装置と二つのディス
ク装置の間のデータ転送経路における負荷の軽減につい
ては配慮されていない。また、せっかく、二つのディス
ク装置でミラーディスク装置を構成しても、ミラーディ
スク制御装置が故障した場合には、ミラーディスク全体
が使用不能に陥る、という技術的課題もある。
は、ミラーディスク制御装置の配下に接続された二つの
ディスク装置間でデータ内容を一致させるミラーディス
ク制御技術において、リカバリ時に備えて保存する二つ
のディスク装置間のデータ書き込みの実行履歴情報を、
複数の書き込み処理を含む群単位に記録管理すること
で、個々の書き込み動作時に個別に当該履歴情報を記録
することによるオーバーヘッドを削減しようとする技術
が開示されているが、二つのディスク装置のそれぞれに
ミラーディスク制御装置の管理化でデータを都合二回書
き込む必要があり、ミラーディスク制御装置自体の負
荷、および当該ミラーディスク制御装置と二つのディス
ク装置の間のデータ転送経路における負荷の軽減につい
ては配慮されていない。また、せっかく、二つのディス
ク装置でミラーディスク装置を構成しても、ミラーディ
スク制御装置が故障した場合には、ミラーディスク全体
が使用不能に陥る、という技術的課題もある。
【0011】本発明の目的は、上位装置に共通の情報伝
送路を介して接続される複数の記憶装置にてデータ多重
化を行う技術において、情報伝送路のスループット向上
を実現することにある。
送路を介して接続される複数の記憶装置にてデータ多重
化を行う技術において、情報伝送路のスループット向上
を実現することにある。
【0012】本発明の他の目的は、上位装置に共通の情
報伝送路を介して接続される複数の記憶装置にてデータ
多重化を行う技術において、上位装置の負荷を増大させ
ることなく、データ多重化を実現することにある。
報伝送路を介して接続される複数の記憶装置にてデータ
多重化を行う技術において、上位装置の負荷を増大させ
ることなく、データ多重化を実現することにある。
【0013】本発明の他の目的は、上位装置に接続され
ている複数の記憶装置間でミラーディスク制御を実施す
ることにより、上位装置のミラーディスク制御による負
荷の軽減と、パフォーマンス向上を、高い信頼度かつ低
コストで実現することにある。
ている複数の記憶装置間でミラーディスク制御を実施す
ることにより、上位装置のミラーディスク制御による負
荷の軽減と、パフォーマンス向上を、高い信頼度かつ低
コストで実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上位装置に対
して共通の情報伝送路を介して複数の第1および第2記
憶装置を接続し、情報伝送路を介して第1記憶装置と上
位装置との間で授受される情報を第2記憶装置が傍受し
て記憶し、記憶した情報に基づいて第2記憶装置内で上
位装置から第1記憶装置に要求された処理を再現するこ
とで、第1および第2記憶装置にて同一のデータを多重
に保持するものである。
して共通の情報伝送路を介して複数の第1および第2記
憶装置を接続し、情報伝送路を介して第1記憶装置と上
位装置との間で授受される情報を第2記憶装置が傍受し
て記憶し、記憶した情報に基づいて第2記憶装置内で上
位装置から第1記憶装置に要求された処理を再現するこ
とで、第1および第2記憶装置にて同一のデータを多重
に保持するものである。
【0015】また、本発明は、ドライブ部と記憶制御部
とを含み、記憶制御部は上位装置と情報伝送路で接続さ
れた記憶装置であって、記憶制御部は、情報伝送路に共
通に接続された他の記憶装置と上位装置との間で転送さ
れるイベント情報をモニタする制御論理と、モニタした
イベント情報を格納する記憶手段とを含むものである。
とを含み、記憶制御部は上位装置と情報伝送路で接続さ
れた記憶装置であって、記憶制御部は、情報伝送路に共
通に接続された他の記憶装置と上位装置との間で転送さ
れるイベント情報をモニタする制御論理と、モニタした
イベント情報を格納する記憶手段とを含むものである。
【0016】より具体的には、一例として、本発明で
は、ディスク装置内に設けられ、インタフェース制御や
装置制御等を行うコントローラに、データバスのイベン
ト採取およびイベント再現機能を設ける。また、マスタ
/スレーブ等の区別のために、ディスク装置の管理情報
領域にディスク識別情報を格納し、ディスク装置間でデ
ィスク識別情報を授受する手段を備えることができる。
は、ディスク装置内に設けられ、インタフェース制御や
装置制御等を行うコントローラに、データバスのイベン
ト採取およびイベント再現機能を設ける。また、マスタ
/スレーブ等の区別のために、ディスク装置の管理情報
領域にディスク識別情報を格納し、ディスク装置間でデ
ィスク識別情報を授受する手段を備えることができる。
【0017】そして、マスタおよびスレーブドライブか
らなるミラーディスクにて、スレーブドライブ側でデー
タバスのイベントをモニタし、モニタしたイベントを自
装置内で再現することでマスタ側と等価なデータの更新
を実施することによってデータや設定状態の多重化、す
なわちミラーディスク化を行うことで、上位装置とミラ
ーディスク間のデータ転送量の削減によるデータバスの
スループットの向上と、ディスク装置間での自律的なミ
ラーディスク制御による上位装置の負荷抑止を低コスト
で効果的に実現できる。
らなるミラーディスクにて、スレーブドライブ側でデー
タバスのイベントをモニタし、モニタしたイベントを自
装置内で再現することでマスタ側と等価なデータの更新
を実施することによってデータや設定状態の多重化、す
なわちミラーディスク化を行うことで、上位装置とミラ
ーディスク間のデータ転送量の削減によるデータバスの
スループットの向上と、ディスク装置間での自律的なミ
ラーディスク制御による上位装置の負荷抑止を低コスト
で効果的に実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態である記憶
装置と上位装置との接続関係の一例を示すブロック図、
図2は本実施の形態の記憶装置の内部構成の一例を示す
ブロック図、図3(a)はディスク媒体に格納される管
理情報領域、データ領域、イベントデータ領域の配置を
示す図、図3(b)は管理情報領域に格納されるデバイ
ス情報を示す図、図3(c)はイベントデータ領域に格
納されるイベントデータの配置を示す図、である。
装置と上位装置との接続関係の一例を示すブロック図、
図2は本実施の形態の記憶装置の内部構成の一例を示す
ブロック図、図3(a)はディスク媒体に格納される管
理情報領域、データ領域、イベントデータ領域の配置を
示す図、図3(b)は管理情報領域に格納されるデバイ
ス情報を示す図、図3(c)はイベントデータ領域に格
納されるイベントデータの配置を示す図、である。
【0020】また、図4は、装置起動時に物理ドライブ
0でマスタドライブとスレーブドライブを設定する動作
を説明するフローチャート、図5は、装置起動時に物理
ドライブ1で、マスタドライブとスレーブドライブを決
定する動作を説明するフローチャート、図6はスレーブ
ドライブでイベントデータの採取を行う動作を説明する
フローチャート、図7はスレーブドライブで採取したイ
ベントデータをデコードする動作を説明するフローチャ
ートである。
0でマスタドライブとスレーブドライブを設定する動作
を説明するフローチャート、図5は、装置起動時に物理
ドライブ1で、マスタドライブとスレーブドライブを決
定する動作を説明するフローチャート、図6はスレーブ
ドライブでイベントデータの採取を行う動作を説明する
フローチャート、図7はスレーブドライブで採取したイ
ベントデータをデコードする動作を説明するフローチャ
ートである。
【0021】本実施の形態では、記憶装置の一例として
ディスク装置を例に採って説明するが一般の記憶装置に
広くすることができることは言うまでもない。
ディスク装置を例に採って説明するが一般の記憶装置に
広くすることができることは言うまでもない。
【0022】図1において上位装置11は、ディスク装
置12およびディスク装置13を共通のデータバス14
で接続している。また、ディスク装置12と13は通信
経路15で接続されている。データバス14は、たとえ
ば、上位装置11と周辺機器を接続するための任意の接
続規格に則った信号線や図示しない接続コネクタを用い
ることができる。
置12およびディスク装置13を共通のデータバス14
で接続している。また、ディスク装置12と13は通信
経路15で接続されている。データバス14は、たとえ
ば、上位装置11と周辺機器を接続するための任意の接
続規格に則った信号線や図示しない接続コネクタを用い
ることができる。
【0023】なお、図1では、データバス14と通信経
路15を個別に図示しているが、データバス14の図示
しない接続コネクタに、データバス14に適用される規
格用の当該接続コネクタの前記接続規格の汎用性を損な
わないように通信経路15用のピンを設けることで、当
該接続コネクタを共用してもよい。従って、データバス
14の前記接続規格の汎用性が損なわれることはない。
路15を個別に図示しているが、データバス14の図示
しない接続コネクタに、データバス14に適用される規
格用の当該接続コネクタの前記接続規格の汎用性を損な
わないように通信経路15用のピンを設けることで、当
該接続コネクタを共用してもよい。従って、データバス
14の前記接続規格の汎用性が損なわれることはない。
【0024】図2に例示されるように、本実施の形態の
ディスク装置12および13の各々は、ディスク制御部
20とドライブ部30で構成されている。
ディスク装置12および13の各々は、ディスク制御部
20とドライブ部30で構成されている。
【0025】データバス14を介して上位装置11に接
続されるディスク制御部20は、データバス14を介し
て上位装置11との間で授受されるコマンドやデータの
制御を行う機能や、ドライブ部30との間でのデータ転
送制御等を行う機能を備えたインタフェースHDDコン
トローラ21、上位装置11とのデータ受渡しを行うバ
ッファRAM22、ディスク制御部20の制御を行うM
PU23、制御プログラムや変数を格納するRAM2
4、プログラムコードを格納するプログラムメモリ2
5、インタフェースHDDコントローラ21と、後述の
ディスク媒体33間のデータのエンコード及び、デコー
ドを行うR/Wチャネル26、通信経路15を介して他
のディスク装置とデータを送受信する通信手段27を備
えている。
続されるディスク制御部20は、データバス14を介し
て上位装置11との間で授受されるコマンドやデータの
制御を行う機能や、ドライブ部30との間でのデータ転
送制御等を行う機能を備えたインタフェースHDDコン
トローラ21、上位装置11とのデータ受渡しを行うバ
ッファRAM22、ディスク制御部20の制御を行うM
PU23、制御プログラムや変数を格納するRAM2
4、プログラムコードを格納するプログラムメモリ2
5、インタフェースHDDコントローラ21と、後述の
ディスク媒体33間のデータのエンコード及び、デコー
ドを行うR/Wチャネル26、通信経路15を介して他
のディスク装置とデータを送受信する通信手段27を備
えている。
【0026】また、ドライブ部30は、ヘッド31の位
置決め制御を行うボイスコイルモータ32、ヘッド31
にて読み書きされるデータを格納するディスク媒体3
3、を備えている。
置決め制御を行うボイスコイルモータ32、ヘッド31
にて読み書きされるデータを格納するディスク媒体3
3、を備えている。
【0027】そして、ディスク制御部20が上位装置1
1の指示に基づいてドライブ部30のディスク媒体33
をアクセスすることで、上位装置11から受け取ったデ
ータをディスク媒体33に書き込んだり、ディスク媒体
33から読み出したデータを上位装置11に送出する等
の入出力処理や、動作仕様の設定/変更等が行われる。
1の指示に基づいてドライブ部30のディスク媒体33
をアクセスすることで、上位装置11から受け取ったデ
ータをディスク媒体33に書き込んだり、ディスク媒体
33から読み出したデータを上位装置11に送出する等
の入出力処理や、動作仕様の設定/変更等が行われる。
【0028】本実施の形態の場合、インタフェースHD
Dコントローラ21は、データバス21を介して上位装
置11と他のディスク装置との間における情報の授受で
発生するイベントをモニタ(傍受)して後述のようなイ
ベントデータとして記録する機能を備えている。
Dコントローラ21は、データバス21を介して上位装
置11と他のディスク装置との間における情報の授受で
発生するイベントをモニタ(傍受)して後述のようなイ
ベントデータとして記録する機能を備えている。
【0029】また、インタフェースHDDコントローラ
21およびMPU23は、プログラムメモリ25に格納
されたプログラム等により、ディスク装置の内部におい
て、イベントデータをデコードして、上位装置11と他
のディスク装置との間で実行されたリードやライト等の
データ転送処理や、ディスク装置におけるエラー時のリ
トライ回数、ディスク装置のセキュリティ管理のために
必要に応じて設定されるパスワード、等のデータ以外の
情報設定動作等を自ディスク装置内で再現する機能を備
えている。
21およびMPU23は、プログラムメモリ25に格納
されたプログラム等により、ディスク装置の内部におい
て、イベントデータをデコードして、上位装置11と他
のディスク装置との間で実行されたリードやライト等の
データ転送処理や、ディスク装置におけるエラー時のリ
トライ回数、ディスク装置のセキュリティ管理のために
必要に応じて設定されるパスワード、等のデータ以外の
情報設定動作等を自ディスク装置内で再現する機能を備
えている。
【0030】これにより、本実施の形態のディスク装置
では、データバス14を介して上位装置11に共通に接
続された他のディスク装置と、データおよび動作仕様等
の設定状態の二重化、すなわちミラーディスク構成の実
現が可能であり、上位装置11に切り替わりを意識させ
ることなく、一方が他方に確実に切り替わることが可能
である。
では、データバス14を介して上位装置11に共通に接
続された他のディスク装置と、データおよび動作仕様等
の設定状態の二重化、すなわちミラーディスク構成の実
現が可能であり、上位装置11に切り替わりを意識させ
ることなく、一方が他方に確実に切り替わることが可能
である。
【0031】図8は、上述の本実施の形態のディスク装
置の構成の一例を一部破断して例示した斜視図である。
置の構成の一例を一部破断して例示した斜視図である。
【0032】密閉された筐体30Aの内部には、スピン
ドルモータ33aに支持されて回転するディスク媒体3
3と、ヘッドアーム32aを介してヘッド31を支持
し、このヘッド31のディスク媒体33の径方向の移
動、位置決めを行うボイスコイルモータ32等からなる
ドライブ部30の構成要素が収容されている。
ドルモータ33aに支持されて回転するディスク媒体3
3と、ヘッドアーム32aを介してヘッド31を支持
し、このヘッド31のディスク媒体33の径方向の移
動、位置決めを行うボイスコイルモータ32等からなる
ドライブ部30の構成要素が収容されている。
【0033】また、筐体30Aの外部側面、あるいは内
部には、データバス14に接続するための図示しないコ
ネクタを備えた回路基板上等に実装されたディスク制御
部20が組み込まれており、ディスク制御部20および
ドライブ部30にて一台のディスク装置(物理ドライ
ブ)を構成している。
部には、データバス14に接続するための図示しないコ
ネクタを備えた回路基板上等に実装されたディスク制御
部20が組み込まれており、ディスク制御部20および
ドライブ部30にて一台のディスク装置(物理ドライ
ブ)を構成している。
【0034】図3(a)は、本実施の形態のディスク装
置において、ディスク媒体33に格納されている情報領
域の配置状態の一例を示しており、ディスク制御装置の
動作を決定する管理情報領域34、上位装置11のシス
テムプログラムとデータを格納するデータ領域35、デ
ータバス14からモニタされたコマンド、データ、ステ
ータスのイベント情報を格納するイベントデータ領域3
6から構成される。
置において、ディスク媒体33に格納されている情報領
域の配置状態の一例を示しており、ディスク制御装置の
動作を決定する管理情報領域34、上位装置11のシス
テムプログラムとデータを格納するデータ領域35、デ
ータバス14からモニタされたコマンド、データ、ステ
ータスのイベント情報を格納するイベントデータ領域3
6から構成される。
【0035】図3(b)は、本実施の形態のディスク装
置において、管理情報領域34に含まれるデバイス情報
37の詳細例を示しており、現在設定されているドライ
ブのマスタ、スレーブを区別する識別37a、接続され
た上位装置固有の番号を格納する上位装置番号37b、
物理ドライブ0の状態を示すドライブ0情報37c、物
理ドライブ1の状態を示すドライブ1情報37d、イベ
ントデータ領域36に格納された採取イベントのポイン
タと実行済のイベントのポインタを格納するイベントデ
ータ情報37eから構成される。
置において、管理情報領域34に含まれるデバイス情報
37の詳細例を示しており、現在設定されているドライ
ブのマスタ、スレーブを区別する識別37a、接続され
た上位装置固有の番号を格納する上位装置番号37b、
物理ドライブ0の状態を示すドライブ0情報37c、物
理ドライブ1の状態を示すドライブ1情報37d、イベ
ントデータ領域36に格納された採取イベントのポイン
タと実行済のイベントのポインタを格納するイベントデ
ータ情報37eから構成される。
【0036】図3(c)は、本実施の形態のディスク装
置において、イベントデータ領域36に格納されるイベ
ントデータ38の詳細例を示しており、イベントの開始
を示すスタートマーク38a、上位装置より指示された
コマンド(タスクファイルレジスタ)を格納するコマン
ド情報38b、コマンドの実行結果(ステータスレジス
タとエラーレジスタ)を格納するステータス情報38
c、データバス14に転送されたデータを格納するデー
タ情報38dで構成される。
置において、イベントデータ領域36に格納されるイベ
ントデータ38の詳細例を示しており、イベントの開始
を示すスタートマーク38a、上位装置より指示された
コマンド(タスクファイルレジスタ)を格納するコマン
ド情報38b、コマンドの実行結果(ステータスレジス
タとエラーレジスタ)を格納するステータス情報38
c、データバス14に転送されたデータを格納するデー
タ情報38dで構成される。
【0037】以下、上位装置11並びにデータバス14
に対する本実施の形態のディスク装置12と13の動作
の一例を詳細に説明する。
に対する本実施の形態のディスク装置12と13の動作
の一例を詳細に説明する。
【0038】まず、ディスク装置12(物理ドライブ
0)でマスタドライブとスレーブドライブを設定する処
理を図4に示すフローにより説明する。
0)でマスタドライブとスレーブドライブを設定する処
理を図4に示すフローにより説明する。
【0039】(1)ディスク装置13の起動処理又は、
動作中にデバイス状態の変化を検出した時、通信経路1
5を介して他のディスク装置13(物理ドライブ1)の
接続と状態の確認を行う(ステップ401)。
動作中にデバイス状態の変化を検出した時、通信経路1
5を介して他のディスク装置13(物理ドライブ1)の
接続と状態の確認を行う(ステップ401)。
【0040】(2)ステップ402で、物理ドライブ1
が接続されたと判定された場合、ステップ404の、取
得した物理ドライブ1のデバイス情報37が有効である
かの判定に移り物理ドライブ1の接続が確認できなかっ
た場合は、デバイス情報37の更新(ドライブ1情報3
7dに物理ドライブ1の無効情報を設定)を行う(ステ
ップ403)。
が接続されたと判定された場合、ステップ404の、取
得した物理ドライブ1のデバイス情報37が有効である
かの判定に移り物理ドライブ1の接続が確認できなかっ
た場合は、デバイス情報37の更新(ドライブ1情報3
7dに物理ドライブ1の無効情報を設定)を行う(ステ
ップ403)。
【0041】(3)ステップ404で、物理ドライブ1
のデバイス情報37が有効であるかどうかデバイス情報
37の上位装置番号37bの一致で確認し、有効である
と判定された場合、取得したデバイス情報37の比較処
理を行う(ステップ405)。また、ステップ404
で、物理ドライブ1のデバイス情報37が有効でないと
判定された場合には、デバイス情報37の更新(ドライ
ブ1情報37dに物理ドライブ1未確立を設定)を行う
(ステップ406)。
のデバイス情報37が有効であるかどうかデバイス情報
37の上位装置番号37bの一致で確認し、有効である
と判定された場合、取得したデバイス情報37の比較処
理を行う(ステップ405)。また、ステップ404
で、物理ドライブ1のデバイス情報37が有効でないと
判定された場合には、デバイス情報37の更新(ドライ
ブ1情報37dに物理ドライブ1未確立を設定)を行う
(ステップ406)。
【0042】(4)ステップ407で物理ドライブ0が
マスタドライブとして有効であると判定された場合、物
理ドライブ0をマスタドライブに設定し(ステップ40
8)、物理ドライブ0のデバイス情報37を物理ドライ
ブ1に転送する(ステップ411)。
マスタドライブとして有効であると判定された場合、物
理ドライブ0をマスタドライブに設定し(ステップ40
8)、物理ドライブ0のデバイス情報37を物理ドライ
ブ1に転送する(ステップ411)。
【0043】物理ドライブ0がマスタドライブとして有
効でないと判定された場合、デバイス情報37の更新
(物理ドライブ1をマスタに設定)(ステップ409)
と、物理ドライブ0をスレーブに設定し(ステップ41
0)、物理ドライブ0のデバイス情報37を物理ドライ
ブ1に転送する(ステップ411)。
効でないと判定された場合、デバイス情報37の更新
(物理ドライブ1をマスタに設定)(ステップ409)
と、物理ドライブ0をスレーブに設定し(ステップ41
0)、物理ドライブ0のデバイス情報37を物理ドライ
ブ1に転送する(ステップ411)。
【0044】次にディスク装置13(物理ドライブ1)
側でマスタドライブとスレーブドライブを設定する処理
における制御情報の書き込み処理の一例を図5に示すフ
ローにより説明する。
側でマスタドライブとスレーブドライブを設定する処理
における制御情報の書き込み処理の一例を図5に示すフ
ローにより説明する。
【0045】(1)ディスク装置12の起動処理時、通
信経路15を介した物理ドライブ0からの接続確認指示
を待機する(ステップ501)。
信経路15を介した物理ドライブ0からの接続確認指示
を待機する(ステップ501)。
【0046】(2)ステップ502で、物理ドライブ0
接続確認指示が検出できないと判定された場合、デバイ
ス情報37の更新(ドライブ1情報37dに物理ドライ
ブ0無効を設定)を行う(ステップ503)。
接続確認指示が検出できないと判定された場合、デバイ
ス情報37の更新(ドライブ1情報37dに物理ドライ
ブ0無効を設定)を行う(ステップ503)。
【0047】物理ドライブ0の接続確認は通信経路15
と、データバス14上の情報の組合せで判定し、データ
バス14上で上位装置11と物理ドライブ0のデータ転
送が確認できる場合は、接続有と判断し、またデータバ
ス14上のデータより物理ドライブ0のステータスが一
定期間ビジー状態であったり、無応答であった場合は故
障と判断し物理ドライブ0を無効と判定する。
と、データバス14上の情報の組合せで判定し、データ
バス14上で上位装置11と物理ドライブ0のデータ転
送が確認できる場合は、接続有と判断し、またデータバ
ス14上のデータより物理ドライブ0のステータスが一
定期間ビジー状態であったり、無応答であった場合は故
障と判断し物理ドライブ0を無効と判定する。
【0048】物理ドライブ0からの接続確認指示が検出
できたと判定された場合、物理ドライブ1のデバイス情
報37を物理ドライブ0に転送し(ステップ504)、
物理ドライブ0からの再接続(ステップ505)及び物
理ドライブ0のデバイス情報37の取得を行う(ステッ
プ506)。
できたと判定された場合、物理ドライブ1のデバイス情
報37を物理ドライブ0に転送し(ステップ504)、
物理ドライブ0からの再接続(ステップ505)及び物
理ドライブ0のデバイス情報37の取得を行う(ステッ
プ506)。
【0049】(3)ステップ507で、取得した物理ド
ライブ0のデバイス情報37で物理ドライブ1がマスタ
でないと判定された場合、物理ドライブ1をスレーブに
設定して終了する(ステップ509)。物理ドライブ1
がマスタと判定された場合、ステップ508の判定に移
る。
ライブ0のデバイス情報37で物理ドライブ1がマスタ
でないと判定された場合、物理ドライブ1をスレーブに
設定して終了する(ステップ509)。物理ドライブ1
がマスタと判定された場合、ステップ508の判定に移
る。
【0050】(4)ステップ508で、デバイス情報3
7のイベントデータ情報37eを参照し、ディスク媒体
33に実行されていないイベントがあると判定された場
合、イベントデータ38をディスク媒体33に反映させ
る処理を行いステップ511に移る(ステップ51
0)。
7のイベントデータ情報37eを参照し、ディスク媒体
33に実行されていないイベントがあると判定された場
合、イベントデータ38をディスク媒体33に反映させ
る処理を行いステップ511に移る(ステップ51
0)。
【0051】イベントデータがディスク媒体33に全て
実行されていると判定された場合、物理ドライブ1をマ
スタに設定する処理を行う(ステップ511)。
実行されていると判定された場合、物理ドライブ1をマ
スタに設定する処理を行う(ステップ511)。
【0052】次にスレーブドライブでイベントデータの
採取を行う動作を図6に示すフローチャートにより説明
する。
採取を行う動作を図6に示すフローチャートにより説明
する。
【0053】(1)スレーブドライブに設定されたディ
スク装置は、データバス14を監視し(ステップ60
1)コマンドを検出しない場合、ステップ601のデー
タバス監視に戻る(ステップ602)。
スク装置は、データバス14を監視し(ステップ60
1)コマンドを検出しない場合、ステップ601のデー
タバス監視に戻る(ステップ602)。
【0054】(2)ステップ602で、コマンド発行を
検出した場合、ステップ603でコマンドがイベント採
取対象コマンドであるかどうか判定し(ステップ60
3)、イベントの採取対象であればイベントの採取処理
(ステップ604)と採取データのイベントデータ領域
への格納(ステップ605)を行い、管理情報領域34
のデバイス情報37のイベントデータ情報37eの採取
イベントのポインタを更新する(ステップ606)。イ
ベント採取対象コマンドでない場合、ステップ601の
データバス監視に戻る。
検出した場合、ステップ603でコマンドがイベント採
取対象コマンドであるかどうか判定し(ステップ60
3)、イベントの採取対象であればイベントの採取処理
(ステップ604)と採取データのイベントデータ領域
への格納(ステップ605)を行い、管理情報領域34
のデバイス情報37のイベントデータ情報37eの採取
イベントのポインタを更新する(ステップ606)。イ
ベント採取対象コマンドでない場合、ステップ601の
データバス監視に戻る。
【0055】前述のイベントデータ採取対象のコマンド
は、ミラーディスクが確立している場合、ディスク装置
の動作を変更するコマンドとデータの書込み指示のコマ
ンドで、データの読込み指示のコマンドは除外するが、
ミラーディスクが未確立でデータ再構成が必要な場合
と、データコンペアが必要な場合はデータの読込み指示
のコマンドを採取対象とすることもある。
は、ミラーディスクが確立している場合、ディスク装置
の動作を変更するコマンドとデータの書込み指示のコマ
ンドで、データの読込み指示のコマンドは除外するが、
ミラーディスクが未確立でデータ再構成が必要な場合
と、データコンペアが必要な場合はデータの読込み指示
のコマンドを採取対象とすることもある。
【0056】次にスレーブドライブで採取したイベント
データをデコードする動作を図7に示すフローにより説
明する。
データをデコードする動作を図7に示すフローにより説
明する。
【0057】(1)ステップ701で、現在イベントの
採取を実行している時は、イベントのデコードを行わず
処理を終了し、イベントの採取中でないときデバイス情
報37のイベントデータ情報37eに格納された採取済
のイベントデータのポインタと実行済のイベントデータ
のポインタを比較し、未実行のイベントがあるかどうか
を判定する。
採取を実行している時は、イベントのデコードを行わず
処理を終了し、イベントの採取中でないときデバイス情
報37のイベントデータ情報37eに格納された採取済
のイベントデータのポインタと実行済のイベントデータ
のポインタを比較し、未実行のイベントがあるかどうか
を判定する。
【0058】(2)ステップ702で未実行のイベント
がない場合、イベントデータ38のデコード処理を行わ
ず終了し、未実行のイベントがあると判定された場合、
イベントデータのコマンド情報38bの取込みを行う
(ステップ703)。
がない場合、イベントデータ38のデコード処理を行わ
ず終了し、未実行のイベントがあると判定された場合、
イベントデータのコマンド情報38bの取込みを行う
(ステップ703)。
【0059】(3)ステップ704で、取り込んだコマ
ンドが実行対象かどうか判定し、実行対象でない場合、
ステップ701に戻る。実行対象のコマンドであると判
定した場合、イベントデータの実行を行い(ステップ7
05)、デバイス情報37のイベントデータ情報の実行
済イベントデータのポインタを更新する(ステップ70
6)。
ンドが実行対象かどうか判定し、実行対象でない場合、
ステップ701に戻る。実行対象のコマンドであると判
定した場合、イベントデータの実行を行い(ステップ7
05)、デバイス情報37のイベントデータ情報の実行
済イベントデータのポインタを更新する(ステップ70
6)。
【0060】前述のイベントデータ実行対象のコマンド
は、ディスク装置の動作を変更するコマンドとデータの
書込み指示のコマンドで、実行対象としないコマンド
は、上位装置11にエラー報告を行ったコマンドでディ
スク装置に起因しないエラーの場合は実行しない。
は、ディスク装置の動作を変更するコマンドとデータの
書込み指示のコマンドで、実行対象としないコマンド
は、上位装置11にエラー報告を行ったコマンドでディ
スク装置に起因しないエラーの場合は実行しない。
【0061】また、ミラーディスクを構成する一方のデ
ィスク装置が故障し、ディスク装置の入替えが発生した
場合、ミラーの再構成が必要になるが、本実施の形態の
ディスク装置(ディスク制御部)では、上位装置11か
らマスタディスクの全面読込み指示を実行し、このとき
のデータをスレーブディスク側がモニタすることで、ミ
ラーの再構成を可能としている。すなわち、ミラーの再
構成実施時、データ読込み指示のコマンドをイベントデ
ータの採取と実行対象コマンドとし、イベントの実行時
にデータ読込み指示コマンドをデータ書込み指示コマン
ドに置換えて実行する。
ィスク装置が故障し、ディスク装置の入替えが発生した
場合、ミラーの再構成が必要になるが、本実施の形態の
ディスク装置(ディスク制御部)では、上位装置11か
らマスタディスクの全面読込み指示を実行し、このとき
のデータをスレーブディスク側がモニタすることで、ミ
ラーの再構成を可能としている。すなわち、ミラーの再
構成実施時、データ読込み指示のコマンドをイベントデ
ータの採取と実行対象コマンドとし、イベントの実行時
にデータ読込み指示コマンドをデータ書込み指示コマン
ドに置換えて実行する。
【0062】データコンペアを行う場合、データ読込み
指示のコマンドをベリファイコマンドに置換えて実行
し、ベリファイエラーとなった場合は、データ書込みコ
マンドに置換えて再実行する。
指示のコマンドをベリファイコマンドに置換えて実行
し、ベリファイエラーとなった場合は、データ書込みコ
マンドに置換えて再実行する。
【0063】以上説明したように、本実施の形態のディ
スク装置12(13)によれば、同一のデータバス14
を介して上位装置11に接続された別のディスク装置1
3(12)と間で、上位装置11の介入を全く必要とす
ることなく、自律的にミラーディスクを構成することが
可能であるため、個別のディスク装置12および13間
での多重保持によるデータの信頼性向上の効果と、上位
装置11側でミラーディスクの制御行う場合の負荷増大
を抑止する効果が得られる。
スク装置12(13)によれば、同一のデータバス14
を介して上位装置11に接続された別のディスク装置1
3(12)と間で、上位装置11の介入を全く必要とす
ることなく、自律的にミラーディスクを構成することが
可能であるため、個別のディスク装置12および13間
での多重保持によるデータの信頼性向上の効果と、上位
装置11側でミラーディスクの制御行う場合の負荷増大
を抑止する効果が得られる。
【0064】また、ミラーディスクを構成するスレーブ
のディスク装置12(13)では、上位装置11からデ
ータバス14を介してマスタのディスク装置13(1
2)に転送されるコマンド、データ等をモニタし、モニ
タしたイベントに従って内部で再現することで自記憶装
置内のデータや動作仕様の設定状態の更新を自律的に行
うため、同一データを各ディスク装置に送る必要がなく
なり、データのミラーリング(多重化)のためにデータ
バス14上で転送されるデータ量がほぼ半減し、データ
バス14のスループットを向上させる効果がある。
のディスク装置12(13)では、上位装置11からデ
ータバス14を介してマスタのディスク装置13(1
2)に転送されるコマンド、データ等をモニタし、モニ
タしたイベントに従って内部で再現することで自記憶装
置内のデータや動作仕様の設定状態の更新を自律的に行
うため、同一データを各ディスク装置に送る必要がなく
なり、データのミラーリング(多重化)のためにデータ
バス14上で転送されるデータ量がほぼ半減し、データ
バス14のスループットを向上させる効果がある。
【0065】また、ディスク装置12およびディスク装
置13の他に、ミラーリング制御を行うための特別な制
御装置を必要とせず、コストが削減されるとともに、当
該制御装置の故障による信頼性の低下の懸念もない。
置13の他に、ミラーリング制御を行うための特別な制
御装置を必要とせず、コストが削減されるとともに、当
該制御装置の故障による信頼性の低下の懸念もない。
【0066】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0067】<1> 上位装置に同一データバスで接続
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、1台のディスク制御装置が
上位装置からの指示でディスク装置を制御する時、他の
ディスク制御装置ではデータバスに転送されたコマン
ド、データ、ステータスを採取、採取した情報を自ディ
スク装置内に蓄積し、蓄積した情報より上位装置からの
コマンドを再現させ、ディスク装置を制御する手段を備
えたことを特徴とするディスク制御装置。
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、1台のディスク制御装置が
上位装置からの指示でディスク装置を制御する時、他の
ディスク制御装置ではデータバスに転送されたコマン
ド、データ、ステータスを採取、採取した情報を自ディ
スク装置内に蓄積し、蓄積した情報より上位装置からの
コマンドを再現させ、ディスク装置を制御する手段を備
えたことを特徴とするディスク制御装置。
【0068】<2> 上位装置に同一データバスで接続
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、ディスク制御装置間の通信
手段を有し、正常な複数ディスク装置を検出した際、一
方を上位装置からの指示によりディスク装置を制御する
マスタドライブ、もう一方をデータバスに転送されたコ
マンド、データ、ステータスを採取、採取した情報を自
ディスク装置内に蓄積し、蓄積した情報より上位装置か
らのコマンドを再現させるスレーブドライブに自動設定
する手段、ミラーディスクの動作中、定期的に自己診断
を実行し診断結果をディスク制御装置間で通知すること
でマスタドライブの故障検出時、スレーブドライブをマ
スタドライブに自動切替する手段を備えたことを特徴と
する項目<1>記載のディスク制御装置。
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、ディスク制御装置間の通信
手段を有し、正常な複数ディスク装置を検出した際、一
方を上位装置からの指示によりディスク装置を制御する
マスタドライブ、もう一方をデータバスに転送されたコ
マンド、データ、ステータスを採取、採取した情報を自
ディスク装置内に蓄積し、蓄積した情報より上位装置か
らのコマンドを再現させるスレーブドライブに自動設定
する手段、ミラーディスクの動作中、定期的に自己診断
を実行し診断結果をディスク制御装置間で通知すること
でマスタドライブの故障検出時、スレーブドライブをマ
スタドライブに自動切替する手段を備えたことを特徴と
する項目<1>記載のディスク制御装置。
【0069】<3> 上位装置に同一データバスで接続
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、前記スレーブドライブでデ
ータバスより採取した情報を選択して自ディスク装置内
に蓄積する手段、蓄積した情報を選択してディスク装置
の制御を行う手段を備えたことを特徴とする項目<1>
記載のディスク制御装置。
された複数ディスク装置で、ミラーディスクを構成する
ディスク制御装置において、前記スレーブドライブでデ
ータバスより採取した情報を選択して自ディスク装置内
に蓄積する手段、蓄積した情報を選択してディスク装置
の制御を行う手段を備えたことを特徴とする項目<1>
記載のディスク制御装置。
【0070】<4> 上位装置とデータバスで接続され
たディスク制御装置において、データバスに転送される
上位装置とディスク装置間のコマンド、データ、ステー
タスをモニタし、モニタした前記イベントをデータとし
てディスク装置内のデータ領域外に設けたイベントデー
タ領域に格納する手段を備えたことを特徴とするディス
ク制御装置。
たディスク制御装置において、データバスに転送される
上位装置とディスク装置間のコマンド、データ、ステー
タスをモニタし、モニタした前記イベントをデータとし
てディスク装置内のデータ領域外に設けたイベントデー
タ領域に格納する手段を備えたことを特徴とするディス
ク制御装置。
【0071】<5> 上位装置からのコマンドに代え
て、イベントデータ領域に格納したイベントデータをデ
コードし、ディスク装置の動作の変更及びデータ領域の
データを更新する手段を備えたことを特徴とする項目<
4>記載のディスク制御装置。
て、イベントデータ領域に格納したイベントデータをデ
コードし、ディスク装置の動作の変更及びデータ領域の
データを更新する手段を備えたことを特徴とする項目<
4>記載のディスク制御装置。
【0072】<6> ディスク装置の管理情報領域にデ
バイス情報を格納、ディスク装置の起動時にデータバス
上に複数のディスク装置を検出した時、ディスク装置間
で通信した各々のデバイス情報を比較して、マスタドラ
イブとスレーブドライブに設定する手段を備えたことを
特徴とする項目<4>記載のディスク制御装置。
バイス情報を格納、ディスク装置の起動時にデータバス
上に複数のディスク装置を検出した時、ディスク装置間
で通信した各々のデバイス情報を比較して、マスタドラ
イブとスレーブドライブに設定する手段を備えたことを
特徴とする項目<4>記載のディスク制御装置。
【0073】<7> 前記ディスク装置の動作を、マス
タドライブでは上位装置のコマンドに従ってデータ読み
出しとデータ書き込みを行い、スレーブドライブは上位
装置とマスタドライブ間で転送されたイベントをモニタ
し、モニタしたイベントデータに従って自装置内のデー
タを更新し、ディスク制御装置間でミラーディスクを構
成する手段を備えたことを特徴とする項目<4>記載の
ディスク制御装置。
タドライブでは上位装置のコマンドに従ってデータ読み
出しとデータ書き込みを行い、スレーブドライブは上位
装置とマスタドライブ間で転送されたイベントをモニタ
し、モニタしたイベントデータに従って自装置内のデー
タを更新し、ディスク制御装置間でミラーディスクを構
成する手段を備えたことを特徴とする項目<4>記載の
ディスク制御装置。
【0074】<8> 前記ディスク装置の動作中、定期
的にドライブの状態を自己診断し結果をデバイス情報に
反映させ、ドライブの故障を検出した時、ドライブの切
替えとミラーデータを再構成する手段を備えたことを特
徴とする項目<4>記載のディスク制御装置。
的にドライブの状態を自己診断し結果をデバイス情報に
反映させ、ドライブの故障を検出した時、ドライブの切
替えとミラーデータを再構成する手段を備えたことを特
徴とする項目<4>記載のディスク制御装置。
【0075】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0076】
【発明の効果】上位装置に共通の情報伝送路を介して接
続される複数の記憶装置にてデータ多重化を行う技術に
おいて、情報伝送路のスループット向上を実現すること
ができる、という効果が得られる。
続される複数の記憶装置にてデータ多重化を行う技術に
おいて、情報伝送路のスループット向上を実現すること
ができる、という効果が得られる。
【0077】上位装置に共通の情報伝送路を介して接続
される複数の記憶装置にてデータ多重化を行う技術にお
いて、上位装置の負荷を増大させることなく、データ多
重化を実現することができる、という効果が得られる。
される複数の記憶装置にてデータ多重化を行う技術にお
いて、上位装置の負荷を増大させることなく、データ多
重化を実現することができる、という効果が得られる。
【0078】上位装置に接続されている複数の記憶装置
間でミラーディスク制御を実施することにより、上位装
置のミラーディスク制御による負荷の軽減と、パフォー
マンス向上を、低コストで実現することができる、とい
う効果が得られる。
間でミラーディスク制御を実施することにより、上位装
置のミラーディスク制御による負荷の軽減と、パフォー
マンス向上を、低コストで実現することができる、とい
う効果が得られる。
【図1】本発明の一実施の形態である記憶装置と上位装
置との接続関係の一例を示すブロック図である。
置との接続関係の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態である記憶装置の内部構
成の一例を示すブロック図である。
成の一例を示すブロック図である。
【図3】(a)、(b)および(c)は、それぞれ、本
発明の一実施の形態である記憶装置における情報領域の
配置状態の一例、管理情報領域に格納されるデバイス情
報の一例、イベントデータ領域に格納されるイベントデ
ータの配置例、を示す概念図である。
発明の一実施の形態である記憶装置における情報領域の
配置状態の一例、管理情報領域に格納されるデバイス情
報の一例、イベントデータ領域に格納されるイベントデ
ータの配置例、を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である記憶装置の作用の
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態である記憶装置の作用の
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態である記憶装置の作用の
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態である記憶装置の作用の
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態である記憶装置の構成の
一例を一部破断して例示した斜視図である。
一例を一部破断して例示した斜視図である。
11…上位装置、12…ディスク装置(第1記憶装
置)、13…ディスク装置(第2記憶装置)、14…デ
ータバス(情報伝送路)、15…通信経路、20…ディ
スク制御部、21…インタフェースHDDコントロー
ラ、22…バッファRAM、23…MPU、24…RA
M、25…プログラムメモリ、26…R/Wチャネル、
27…通信手段、30…ドライブ部、30A…筐体、3
1…ヘッド、32…ボイスコイルモータ、32a…ヘッ
ドアーム、33…ディスク媒体、33a…スピンドルモ
ータ、34…管理情報領域、35…データ領域、36…
イベントデータ領域、37…デバイス情報、37a…識
別、37b…上位装置番号、37c…ドライブ0情報、
37d…ドライブ1情報、37e…イベントデータ情
報、38…イベントデータ、38a…スタートマーク、
38b…コマンド情報、38c…ステータス情報、38
d…データ情報。
置)、13…ディスク装置(第2記憶装置)、14…デ
ータバス(情報伝送路)、15…通信経路、20…ディ
スク制御部、21…インタフェースHDDコントロー
ラ、22…バッファRAM、23…MPU、24…RA
M、25…プログラムメモリ、26…R/Wチャネル、
27…通信手段、30…ドライブ部、30A…筐体、3
1…ヘッド、32…ボイスコイルモータ、32a…ヘッ
ドアーム、33…ディスク媒体、33a…スピンドルモ
ータ、34…管理情報領域、35…データ領域、36…
イベントデータ領域、37…デバイス情報、37a…識
別、37b…上位装置番号、37c…ドライブ0情報、
37d…ドライブ1情報、37e…イベントデータ情
報、38…イベントデータ、38a…スタートマーク、
38b…コマンド情報、38c…ステータス情報、38
d…データ情報。
Claims (5)
- 【請求項1】 上位装置に対して共通の情報伝送路を介
して複数の第1および第2記憶装置を接続し、前記情報
伝送路を介して前記第1記憶装置と前記上位装置との間
で授受される情報を前記第2記憶装置が傍受して記憶
し、記憶した前記情報に基づいて前記第2記憶装置内
で、前記上位装置と前記第1記憶装置との間で実行され
た処理を再現することで、前記第2記憶装置を前記第1
記憶装置と同じ状態にすることを特徴とする記憶装置の
制御方法。 - 【請求項2】 ドライブ部と記憶制御部とを含み、前記
記憶制御部は上位装置と情報伝送路で接続された記憶装
置であって、 前記記憶制御部は、前記情報伝送路に共通に接続された
他の前記記憶装置と前記上位装置との間で転送されるイ
ベント情報をモニタする制御論理と、モニタした前記イ
ベント情報を格納する記憶手段とを含むことを特徴とす
る記憶装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の記憶装置において、前記
制御論理は、前記上位装置からのコマンドに代えて、前
記記憶手段に格納した前記イベント情報をデコードし、
前記上位装置と他の前記記憶装置との間で実行された処
理を再現することで、自記憶装置の動作仕様の変更およ
び前記ドライブ部におけるデータ領域のデータ更新を実
行する手段を備えたことを特徴とする記憶装置。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の記憶装置におい
て、前記制御論理は、前記ドライブ部の管理情報領域に
デバイス情報を格納し、前記記憶装置の起動時に前記情
報伝送路上に自記憶装置以外の記憶装置を検出した時、
他の前記記憶装置との間で通信した各々の前記デバイス
情報を比較して、自記憶装置をマスタドライブまたはス
レーブドライブに設定する機能を備え、 前記マスタドライブに設定された前記記憶装置では前記
上位装置のコマンドに従ってデータ読み出しとデータ書
き込みを行い、前記スレーブドライブに設定された前記
記憶装置では、前記上位装置と前記マスタドライブ間で
転送された前記イベント情報をモニタし、モニタした前
記イベント情報を再現して自記憶装置内の動作仕様情報
やデータを更新し、前記マスタドライブとの間でミラー
ディスクを構成することを特徴とする記憶装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の記憶装置において、前記
制御論理は、自記憶装置の動作中に稼働状態を自己診断
し、診断結果を前記デバイス情報に反映させ、自記憶装
置の故障を検出した時、前記マスタドライブと前記スレ
ーブドライブの切替えと、前記ミラーディスクの再構成
を行う機能を備えたことを特徴とする記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001349525A JP2003150326A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 記憶装置の制御方法および記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001349525A JP2003150326A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 記憶装置の制御方法および記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003150326A true JP2003150326A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19162179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001349525A Pending JP2003150326A (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | 記憶装置の制御方法および記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003150326A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005293594A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Seagate Technology Llc | 管理された信頼性記憶システムと方法 |
US10606490B2 (en) | 2017-08-17 | 2020-03-31 | Fujitsu Limited | Storage control device and storage control method for detecting storage device in potential fault state |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001349525A patent/JP2003150326A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005293594A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Seagate Technology Llc | 管理された信頼性記憶システムと方法 |
US10606490B2 (en) | 2017-08-17 | 2020-03-31 | Fujitsu Limited | Storage control device and storage control method for detecting storage device in potential fault state |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050111 |
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A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20050531 |