JP2003150111A - アクティブマトリクス型el表示装置及びその駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型el表示装置及びその駆動方法

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JP2003150111A
JP2003150111A JP2001348415A JP2001348415A JP2003150111A JP 2003150111 A JP2003150111 A JP 2003150111A JP 2001348415 A JP2001348415 A JP 2001348415A JP 2001348415 A JP2001348415 A JP 2001348415A JP 2003150111 A JP2003150111 A JP 2003150111A
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Hitoshi Tsuge
仁志 柘植
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流駆動を行うアクティブマトリクス型表示
装置において、駆動トランジスタの抵抗とソース信号線
の浮遊容量の積による時定数が大きいため、ソース信号
線電流値の変化が遅い。 【解決手段】 表示領域を2分割することで、時定数が
大きくても所定電流値を画素内に書きこむことができる
ようになり、またソース信号線の浮遊容量もほぼ半分と
なることから時定数も小さくなる。これにより低電流領
域においても行選択期間内に所定電流値を画素内に書き
こむことができ、フレーム周波数が速い場合や低輝度で
も階調表示可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機電界発光素子
など、電流量により階調表示を行う表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有機発光素子は、自発光素子であるた
め、液晶表示装置で必要とされるバックライトが不要で
あり、視野角が広いなどの利点から、次世代表示装置と
して期待されている。
【0003】有機発光素子のように、素子の発光強度と
素子に印加される電界が比例関係とならず、素子の発光
強度と素子を流れる電流密度が比例関係にあるため、素
子の膜厚のばらつき及び入力信号値のばらつきに対し、
発光強度のばらつきは電流制御により階調表示を行うほ
うが小さくすることができる。
【0004】半導体層を有するスイッチング素子を用い
たアクティブマトリクス型表示装置の例を図7に示す。
各画素は79に示すように、複数のスイッチング素子7
3と蓄積容量74ならびに有機電界発光素子72からな
る。
【0005】スイッチング素子73は1フレームのうち
行選択期間(期間A)にはゲートドライバ70からの出
力により73a及び73bのスイッチング素子を導通さ
せ、73dのスイッチング素子は非導通状態とする。非
選択期間(期間B)には、逆に73dを導通状態とし、
73a及び73bを非導通状態とする。
【0006】この操作により期間Aにおいて、ソースド
ライバ71から出力される電流値に応じて、73cを流
れる電流量が決められ、73cのソースドレイン間電流
とゲート電圧の関係からゲート電圧が決まり、ゲート電
圧に応じた電荷が蓄積容量74に蓄積される。これ動作
を所定電流を書き込むと定義する。期間Bでは期間Aで
蓄積された電荷量に応じて、73cのゲート電圧が設定
されるため、期間Aで73cに流れた電流と同一の電流
が期間Bにおいても73cを流れ、73dを通じて、有
機発光素子72を発光させる。ソース信号線の電流量に
応じ、蓄積容量74の電荷量が変わり、有機発光素子7
2の発光強度が変化する。
【0007】表示パターンとして、あるソース信号線
に、点灯、非点灯の順に電流を流す場合と、非点灯、非
点灯の順に電流を流した場合で、非点灯時画素の輝度が
異なることがわかった。点灯、非点灯の順の場合、非点
灯画素は点灯時の輝度を1、非点灯時の輝度を0とする
と、0.5程度点灯した。また、1度点灯信号を流した
後、残りの同一フレーム期間内で非点灯信号を流しつづ
けた場合、非点灯画素の輝度は0.5から徐々に減少
し、フレーム周波数が60Hz、表示行数が220行の
場合、6から7行目より輝度は0となることがわかっ
た。
【0008】一方、非点灯の後に点灯信号を流した場合
は、点灯輝度ははじめ0.8であったが、3行目より輝
度1で表示できた。
【0009】ソース信号線に必要な電流密度は黒表示時
で0.01mA/平方センチ、白表示時で5mA/平方
センチである。各画素へ供給される電流は、携帯電話、
PDAやテレビとして用いる表示装置では黒表示時に
1.5nAから29nA、白表示時には750nAから
14.5μAである。
【0010】ソース信号線と同じ電流が流れるように駆
動トランジスタ73cのゲート電圧を変化させる必要が
あるが、ゲート電圧変化に必要な電荷はトランジスタ7
3cを通して電源線75から供給される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このときの1画素分の
等価回路を図8(a)に示す。またトランジスタ81の
ドレイン電流Idとゲート電圧Vgの関係を図8(b)
に示す。
【0012】ゲート電圧が小さいと駆動トランジスタ8
1の見かけの抵抗値が大きくなる。そのためゲート電圧
が小さいつまり、電流値が低い黒階調ほど、抵抗値が大
きくなる。この駆動トランジスタの抵抗値とソース信号
線84に寄生する浮遊容量83との時定数により、所定
電流にまで変化するのに時間がかかる。これにより、選
択期間(水平走査期間)を長くしなければならないとい
う問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のアクティブマトリクス型表示装置は、選択期
間期間を長くすること、ソース信号線に寄生する容量を
小さくするようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図2に示す画素構成が図7に示す
ようにマトリクス状に形成された時に、行選択期間(1
画素行選択期間、ゲート信号線1のローレベル期間)
と、浮遊容量20とソース信号線21に流れる電流値を
変化させたときに、EL素子26に流れる電流を測定
し、ソース信号線21に流した電流に対するEL素子2
6の電流の割合を観測した。ここで浮遊容量の値はソー
ス信号線に寄生する容量とドライバICの出力段に寄生
する容量の和である。
【0015】行選択期間が短くなるほど、ソース信号線
21に流れる電流値の変化に要する時間は短くなければ
ならず、所定電流値がEL素子26に流れる最低電流値
は大きくなる。例えば行選択期間が75μ秒の時ソース
信号線が0.5μA以下の場合に所定電流値が出力され
なかった。(浮遊容量20の値が20pFの場合)一方
行選択期間を150μ秒とするとソース信号線0.3μ
A以下で出力されなくなった。
【0016】このようにして測定した行選択期間、浮遊
容量値、所定電流値が流れる最低電流値の関係を図1に
示す。所定電流値が出力されるには、行選択期間とソー
ス信号線及びドライバIC線に寄生する容量値及びソー
ス信号線に流す電流の関係が曲線11より右上の領域
(A)にあればよい。同一行選択期間で容量値が等しい
場合において所定電流値が流れる最低電流値は曲線11
上の点となる。
【0017】ソース信号線に流すための最低電流値の変
化は(行選択期間[μs])/(浮遊容量値[pF])(以
後T/Cと記載する)の値が1以上の場合においては変
化量が少ないが、1以下においては急激に増加している
ことがわかる。
【0018】そのためEL素子に流す電流は必然的に大
きくなり、消費電力も増大する。また黒階調(電流値:
1μA以下)が表示できないという問題がある。
【0019】T/Cの値が1以上となるように、表示装
置の構成を最適化していく必要がある。そのためにはで
きるだけ行選択期間を長くして、浮遊容量を小さくする
ことが望ましい。
【0020】そこで、図6に示すように表示部を2分割
して2分割されたそれぞれの行を順に走査することで同
一フレーム周波数での駆動に対し、行選択期間を2倍に
することが可能である。またソース信号線の長さを半分
にすることができるため、寄生容量もおよそ半分とな
る。
【0021】画素数、パネルサイズと書き込みに必要な
電流値の関係を表示部を2分割して駆動する場合と、分
割なしで駆動する場合で比較すると、図1の曲線におい
て同一サイズ、画素数のパネルでは分割により縦軸の値
が4倍となるためソース信号線に流すべき最低電流値が
小さくなる。
【0022】特に縦軸の値(T/C)が1以下となると
とソース信号線に流すべき電流値の値が急速に増加する
ため、この場合に分割して駆動させT/Cの値を4倍と
するとソース信号線に流すべき電流値は10分の1以下
とすることができるため、低電力駆動及び黒階調信号の
書き込みに対し有効となる。
【0023】またT/Cが1より大きいの場合でもソー
ス信号線に流すべき電流値は減少するが、その値はせい
ぜい5分の1程度であるため、効果は小さくなる。一方
で分割して駆動することで、駆動ICの増加および分割
した境界線上での輝度むら発生の恐れなどがあるため必
ずしも分割して駆動する必要はない。
【0024】さて、分割して駆動させたとしても解像度
及びパネルサイズによっては分割後のT/Cの値が1以
下となればソース信号線に流す電流値が急速に増大す
る。
【0025】そのため分割によってT/Cの値が1より
大きくなることが望ましいが、少なくとも0.8以上で
あることが望ましい。
【0026】従って本発明による画面分割におけるソー
ス信号線電流低減は画面分割を行わない場合のT/Cの
値が0.2以上1以下好ましくは0.25以上1以下の
場合において効果がある。
【0027】また画面分割を行うと行選択期間は2倍、
容量はおよそ半分となることから、画面分割されたそれ
ぞれの領域における行選択期間と信号線容量におけるT
/Cの値は4倍となり0.8以上4以下、好ましくは1
以上4以下であることが効果がある。
【0028】なお本発明において、図2のような構成に
おいて説明を行ったが、図3に示すようにnチャネルト
ランジスタにおいても同様に効果が得られる。これは電
流の向きをソースドレイン間電圧が異なるだけで駆動ト
ランジスタ37aの抵抗値とソース信号線31に寄生す
る容量の積による電流値変化の遅れという課題がおなじ
であるためである。
【0029】また図4及び図5に示したカレントミラー
構成においても同様に効果が得られる。この場合も47
a及び57aの抵抗値とソース信号線41及び51の浮
遊容量の影響を受けることは同じであるためである。
【0030】本発明においてトランジスタは薄膜トラン
ジスタを例にして説明を行ったが薄膜トランジスタに限
らず、バリスタ、サイリスタ、リングダイオード、薄膜
ダイオードなどを用いても同様な効果が得られる。
【0031】また表示素子として、EL素子で説明を行
ったが、有機発光素子や無機エレクトロルミネッセンス
素子、発光ダイオードなどを用いてよい。
【0032】
【発明の効果】行選択期間をT[μs]、ソース信号線容
量をC[pF]とした時に、T/Cが0.2以上1以下で
あるときに、表示画面を2分割したことにより、所定電
流値が出力されるために必要な電流値を小さくすること
ができ、電流値の小さい黒階調の表示を行うことができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】行選択期間/浮遊容量に対し、画素内に書きこ
むことができる最低ソース信号線電流値を示した図
【図2】本発明の実施の形態による画素構成の例を示し
た図
【図3】本発明の実施の形態による画素構成の第2の例
を示した図
【図4】本発明の実施の形態による画素構成の第3の例
を示した図
【図5】本発明の実施の形態による画素構成の第4の例
を示した図
【図6】本発明の実施の形態における表示部及びドライ
バ部を示した図
【図7】表示装置の構成を示した図
【図8】所定ソース信号線電流に対応した電荷を蓄積容
量に蓄える時の1画素の等価回路を示した図
【符号の説明】
21 ソース信号線 22 ゲート信号線1 23 ゲート信号線2 24 蓄積容量 25 EL電源線 26 EL素子 27 薄膜トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641D H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 3K007 AB02 AB17 BA06 BB07 DB03 GA04 5C080 AA06 BB06 DD05 DD08 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ05 5C094 AA07 AA48 AA53 AA56 BA03 BA27 CA19 CA25 DA09 FB01 FB20 GA10 JA01 JA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース信号線の全容量をC[pF]、一画素
    行の選択期間をT[μs]とし、表示画面の分割数はT/
    Cの値とすることを特徴とするアクティブマトリクス型
    EL表示装置。
  2. 【請求項2】 ソース信号線の全容量をC[pF]、一画素
    行の選択期間をT[μs]とし、T/Cの値が0.2以上
    1以下のときに表示画面を第1の表示画面と第2の表示
    画面に分割し、 前記第1の表示画面は第1の駆動手段をもちいて表示を
    行い、 前記第2の表示画面は第2の駆動手段を用いて表示を行
    うことを特徴とするアクティブマトリクス型EL表示装
    置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 表示画面が第1の表示画面と第2の表示
    画面に分割され、 前記第1の表示画面においては第1の駆動手段を用いて
    表示され、 前記第2の表示画面においては第2の駆動手段を用いて
    表示され、 分割された表示画面のソース信号線の全容量をC[p
    F]、一画素行の選択期間をT[μs]とすると、前記第
    1の表示画面及び前記第2の表示画面のいずれの画面と
    もT/Cの値が0.8以上4以下であることを特徴とす
    るアクティブマトリクス型EL表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005099713A (ja) * 2003-08-25 2005-04-14 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005099713A (ja) * 2003-08-25 2005-04-14 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器

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