JP2003149605A - 防眩用光学物品 - Google Patents

防眩用光学物品

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JP2003149605A
JP2003149605A JP2001351964A JP2001351964A JP2003149605A JP 2003149605 A JP2003149605 A JP 2003149605A JP 2001351964 A JP2001351964 A JP 2001351964A JP 2001351964 A JP2001351964 A JP 2001351964A JP 2003149605 A JP2003149605 A JP 2003149605A
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antiglare
synthetic resin
transmittance
glare
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JP2001351964A
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English (en)
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Yoshihisa Ishiba
義久 石場
Masahiko Okamoto
正彦 岡本
Takashi Muromachi
隆 室町
Bunji Atsumi
文治 渥美
Takehiro Kanazawa
健浩 金澤
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Yamamoto Kogaku Co Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Yamamoto Kogaku Co Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向車のヘッドライトの眩しさを緩和し、さ
らに夜間での十分な視界を確保できるフィルター機能を
有した防眩用光学物品を提供する。 【解決手段】 合成樹脂よりなる光の透過部分を有する
防眩用光学物品において、前記樹脂の光の透過部分にお
ける430nm以下の波長における透過率が、実質的に
0%であり、500〜620nmの透過率が少なくとも
60%以上であることを特徴とする防眩用光学物品であ
る。本発明による防眩用光学物品は、特にサンバイザー
やサングラスの形態で実用化されるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に夜間運転時に
おける対向車両のヘッドライトの眩しさを緩和し、さら
に夜間における十分な視界を確保できるフィルター機能
を有した防眩用光学物品に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の夜間運転時において、対向車の
ヘッドライトは眩しいものである。最近では、より明る
いヘッドライトとして、ディスチャージランプが装着さ
れ始めている。このディスチャージランプは色温度が高
く、すなわち短波長側に高いエネルギーを持つので、特
に眩しく感じる。またディスチャージランプは、消費電
力が小さくかつ明るいために、今後採用の拡大が予想さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平10
−204304号には、視野の明るさを維持しつつ、光
線の眩しさを緩和し、かつ鮮明な色感の得られる光線透
過フィルター用に適する合成樹脂成形体が開示されてい
る。
【0004】その請求項1では、「550〜585nm
の波長範囲に透過率曲線の極小値を有し、該極小値での
透過率が25%以下であり、590〜660nmの波長
範囲における平均透過率が15%以上、かつ、470〜
550nmの波長範囲における平均透過率が10%以上
の透過特性を有する合成樹脂成形体」が開示されてい
る。
【0005】またその実施例では、例えば約430nm
以下の波長における透過率が実質的に0%である合成樹
脂成形体が示されている。
【0006】この合成樹脂体を、例えば防眩用光学物品
に適用すると、以下のような不具合が発生する。すなわ
ち、前記極小値における透過率が25%以下であり、ま
た2つの波長帯域における平均透過率の下限値が小さす
ぎる。特に、標準比視感度の中心波長(555nm)近
傍の透過率が小さすぎる。このため、眩しさを防ぐには
好適であるが、特に夜間において有効な視界を得るのが
困難になる。
【0007】そこで本発明は、対向車のヘッドライトの
眩しさを緩和し、さらに夜間での十分な視界を確保でき
るフィルター機能を有した防眩用光学物品の提供を目的
とする。
【0008】さらに本発明は、透過色調が自然である防
眩用光学物品の提供を目的とする。
【0009】本発明による防眩用光学物品は、特にサン
バイザーやサングラスの形態で実用化されることが好ま
しい。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこでまず、ディスチャ
ージランプの波長に対する発光強度分布を調べた。その
結果を、図2のグラフに示す。また比較のために、ハロ
ゲンランプのそれも合わせて示した。この結果、ディス
チャージランプの発光強度分布は、離散的なピークを有
していることがわかった。さらにその発光強度は、ハロ
ゲンランプのそれに比べて、強いことがわかった。
【0011】そして上述した課題を解決するためには、
まず散乱しやすい短波長側の光を、効果的にカットする
ことが必要である。そこで、短波長側の光を効果的にカ
ットするには、防眩用光学物品に紫外線吸収剤および青
色光吸収剤を含有させるとよい。
【0012】さらに、夜間等の使用において有効な視界
を得るために、比視感度の比較的高い波長範囲で、必要
な透過率を確保することも重要である。
【0013】そこで本発明は、請求項1に記載の発明と
して、合成樹脂よりなる透光部分を有する防眩用光学物
品において、前記樹脂の透光部分における430nm以
下の波長における透過率が、実質的に0%であり、50
0〜620nm波長における透過率が少なくとも60%
以上であることを特徴とする防眩用光学物品である。
【0014】請求項2に記載の発明として、請求項1に
記載の防眩用光学物品において、前記樹脂の透光部分の
500〜620nm波長における透過率が、少なくとも
70%以上であることを特徴とする防眩用光学物品であ
る。
【0015】請求項3に記載の発明として、請求項1に
記載の防眩用光学物品において、さらに前記樹脂の透光
部分は、660〜720nm波長に透過率の極小値を有
している防眩用光学物品である。
【0016】請求項4に記載の発明として、請求項1に
記載の防眩用光学物品において、前記樹脂の透光部分に
おける透過色調が、ハンター表色系にて、a<−20,
b<55である防眩用光学物品である。
【0017】請求項5に記載の発明として、請求項1に
記載の防眩用光学物品において、前記合成樹脂は、紫外
線吸収剤および青色光吸収剤を含有している防眩用光学
物品である。
【0018】請求項6に記載の発明として、請求項5に
記載の防眩用光学物品において、前記紫外線吸収剤の含
有量は、前記合成樹脂の原料に対して0.008〜0.2
5質量%であり、前記青色光吸収剤の含有量は、前記合
成樹脂の原料に対して0.0001〜0.01質量%であ
る防眩用光学物品である。
【0019】請求項7に記載の発明として、請求項6に
記載の防眩用光学物品において、前記紫外線吸収剤の含
有量は、前記合成樹脂の原料に対して0.05〜0.12
質量%であり、前記青色光吸収剤の含有量は、前記合成
樹脂の原料に対して0.0003〜0.002質量%であ
る防眩用光学物品である。
【0020】請求項8に記載の発明として、請求項5に
記載の防眩用光学物品において、前記合成樹脂は、さら
に赤色光吸収剤および/または赤外線吸収剤を含有して
いる防眩用光学物品である。
【0021】請求項9に記載の発明として、請求項8に
記載の防眩用光学物品において、前記赤色光吸収剤およ
び/または赤外線吸収剤の含有量は、前記合成樹脂の原
料に対して0.00003〜0.003質量%である防
眩用光学物品である。
【0022】請求項10に記載の発明として、請求項9
に記載の防眩用光学物品において、前記赤色光吸収剤お
よび/または赤外線吸収剤の含有量は、0.0001〜
0.001質量%である防眩用光学物品である。
【0023】請求項11に記載の発明として、請求項1
0に記載の防眩用光学物品において、前記光学物品は、
サンバイザーまたはサングラスである防眩用光学物品で
ある。
【0024】本発明における防眩用光学物品の透過特性
において、まず430nm以下の波長における透過率を
実質的に0%としたのは、以下の理由からである。すな
わち、ディスチャージランプは色温度が高く、短波長側
に高いエネルギーを持っている。また白濁した水晶体で
は、特に短波長側の光が散乱しやすいので、特に短波長
側の光をカットする必要があるためである。
【0025】また、合成樹脂の透光部分の500〜62
0nm波長における透過率を少なくとも60%以上とし
たのは、以下の理由による。すなわち、標準比視感度の
比較的高い波長範囲、例えば比視感度が0.5以上であ
る500〜620nmにおいて、必要な透過率を確保す
るためである。さらに、上記の範囲における透過率を7
0%以上とすることが好ましい。
【0026】本発明における防眩用光学物品の透過特性
において、430nm以下の波長における透過率を実質
的に0%とするためには、防眩用光学物品に紫外線吸収
剤および青色光吸収剤を含有させるとよい。なお450
nm以下の波長における透過率を実質的に0%としても
よい。
【0027】ところで、防眩用光学物品に紫外線吸収剤
および青色光吸収剤を含有させると、透過色調が黄色味
を帯びてしまう。そこで、透過色調を調整するために、
さらに赤色光吸収剤および/または赤外線吸収剤を含有
させるとよい。
【0028】このとき、透過色調を黄緑色に調整するた
めに、合成樹脂の透光部分は、5660〜720nm波
長に透過率の極小値を有していることが好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】まず本発明による防眩用光学物品
において、透光部分を構成する合成樹脂について説明す
る。
【0030】合成樹脂原料としては、ポリメチルメタク
リレート(PMMA樹脂)、ポリカーボネート、CR−
39(米国PPGインダストリーズ社製)などが挙げら
れ、またはセルロースアセテート、セルロースプロピオ
ネート等の繊維素系プラスチック等を使用することもで
きる。
【0031】合成樹脂用の紫外線吸収剤としては、ベン
ゾフェノン系、サルチレート系、シアノアクリレート
系、およびベンゾトリアゾール系などがある。
【0032】具体的には、ベンゾフェノン系吸収剤とし
ては、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ
-4-メトキシベンゾフェノンなどを例示することがで
き、サルチレート系吸収剤としては、フェニルサリチレ
ート、4-テルト,-ブチルフェニルサリチレートなどを例
示することができる。シアノアクリレート系吸収剤とし
ては、エチル2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレートな
どを例示することができ、ベンゾトリアゾール系吸収剤
としては、2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾ
フェノン、2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-yl)-4-メンチ
ル-6-(3,4,5,6-テトラヒドロフタリミジルメチル)フェ
ノンなどを例示することができる。
【0033】これらの紫外線吸収剤は、用いる合成樹脂
の種類に応じて適宜選択されるとよい。例えば、PMM
A樹脂やポリカーボネートに好適な紫外線吸収剤として
は、ベンゾトリアゾール系吸収剤を挙げることができ、
具体的商品としては、城北化学(株)製のJF−86、
シブロ化成(株)のシーソーブ705などを例示するこ
とができる。このベンゾトリアゾール系吸収剤は、合成
樹脂の耐候性や加工性に優れているので、好ましく使用
される。なかでも、2-(2H-ベンゾトリアゾール-2-yl)-4
-メンチル-6-(3,4,5,6-テトラヒドロフタリミジルメチ
ル)フェノンがさらに好ましい。
【0034】紫外線吸収剤、特にベンゾトリアゾール系
吸収剤の含有量としては、合成樹脂原料に対して0.0
08〜0.25質量%が好ましく、さらに0.05〜0.
12質量%が好ましい。
【0035】合成樹脂用の青色光吸収剤としては、イン
ジゴ系色素、キノフタロン系色素、キノン系色素、クマ
リン系色素、クロロフィル系色素、ジフェニルメタン系
色素、スピロピラン系色素、チアジン系色素、およびト
リフェニルメタン系色素などがある。
【0036】具体的には、インジゴ系色素としては、イ
ソオキシインジゴ、オキシインジゴなどを例示すること
ができ、キノフタロン系色素としては、キノフタロン、
3'-ヒドロキシキノフタロンなどを例示することがで
き、キノン系色素としては、1-メトキシアントラキノン
などを例示することができる。クマリン系色素として
は、4,メチル-7-ジエチルアミノクマリンなどを例示す
ることができ、ジフェニルメタン系色素としては、ジフ
ェニルメチリウムクロライドなどを例示することがで
き、スピロピラン系色素としては、7-カルボキシ-1',
3',3'-トリメチルスピロ[2H-1-ベンゾピラン-2,2'-イン
ドリン]などを例示することができる。チアジン系色素
としては、2-アミノ-4-(2'-トリエチル)-6H-1,3-チアジ
ン-6-シオンなどを例示することができ、トリフェニル
メタン系色素としては、トリフェニルメチリウムクロラ
イドなどを例示することができる。
【0037】これら青色光吸収剤は、用いる合成樹脂の
種類に応じて適宜選択されるとよい。例えば、PMMA
樹脂やポリカーボネートに好適な青色光吸収剤として
は、キノフタロン系色素を挙げることができ、具体的商
品としては、日本化薬(株)製のカヤセットイエローA
−G、三井BASF染料(株)製のPSイエローGG等
を例示することができる。このキノフタロン系色素は、
合成樹脂の耐候性や加工性に優れているので、好ましく
使用される。なかでも、3'-ヒドロキシキノフタロンが
さらに好ましい。
【0038】青色光吸収剤、特にキノフタロン系色素の
含有量としては、合成樹脂原料に対して0.0001〜
0.01質量%が好ましく、さらに0.0003〜0.0
02質量%が好ましい。
【0039】透過色調を調整するために必要に応じて、
合成樹脂用の赤色光吸収剤を含有させてもよい。具体的
な赤色光吸収剤としては、インジゴ系色素、キノン系色
素、クマリン系色素、トリフェニルメタン系色素、クロ
ロフィル系色素、ジフェニルメタン系色素、スピロピラ
ン系色素、およびフタロシアニン系色素などがある。
【0040】具体的には、インジゴ系色素としては、イ
ンジゴ、5,5'ジブロムインジゴなどを例示することがで
き、キノン系色素としては、4-(4'-オキシドフェニルイ
ミド)-1,4-ベンゾキノンなどを例示することができる。
クマリン系色素としては、クマリンフルオロセントダイ
などを例示することができ、トリフェニルメタン系色素
としては、トリス(p-ジエチルアミノフェニル)-3-メチ
ルメチリウムクロライドなどを例示することができ、ジ
フェニルメタン系色素としては、フェニルフェニルビニ
ルメチルなどを例示することができる。スピロピラン系
色素としては、3'-エチル-3-フェニル-6-スピロ[2H-1-
ベンゾピラン-2,2'-ベンゾチアジン]などを例示するこ
とができ、フタロシアニン系色素としては、銅フタニシ
アニンなどを例示することができる。
【0041】これら赤色光吸収剤は、用いる合成樹脂の
種類に応じて適宜選択されるとよい。例えば、PMMA
樹脂やポリカーボネートに好適な赤色光吸収剤として
は、フタロシアニン系色素を挙げることができ、具体的
商品としては、日本化薬(株)製のカヤセットブルー、
三井BASF染料(株)製のPSブルーBN等を例示す
ることができる。このフタロシアニン系色素は、合成樹
脂の耐候性や加工性に優れているので、好ましく使用さ
れる。なかでも、銅フタニシアニンがさらに好ましい。
【0042】赤色吸収剤、特にフタロシアニン系色素を
含有させる場合における、その含有量としては、合成樹
脂原料に対して0.00003〜0.003質量%が好
ましく、さらに0.0001〜0.001質量%が好まし
い。
【0043】以上述べた赤色光吸収剤のほかに、合成樹
脂用の赤外線吸収剤も、透過色調を調整するために必要
に応じて含有させることができる。例えば、シアニン
系、スクアリリウム系、メチン系、ナフトキノン系、キ
ノンイミン系、フタロシアニン系、テトラデヒドロコリ
ン系、およびエチレン1,2-ジチオール系金属錯体は、主
に近赤外線域に吸収を持っており、その多くは赤色光も
吸収するので、透過色調を調整することが可能である。
【0044】赤色光吸収剤および赤外線吸収剤は、合成
樹脂にそれぞれ単独で含有されていても、いっしょに含
有されていてもよい。
【0045】次に、本発明に用いられる合成樹脂成形体
の製造方法について説明する。上述した紫外線吸収剤、
青色光吸収剤、および必要に応じて赤色光吸収剤および
/または赤外線吸収剤を、合成樹脂成形体の基材である
合成樹脂原料に添加し、混合する。その後、合成樹脂成
形体全体に均一に含有されるように、押出成形法または
射出成形法で成形することにより、合成樹脂成形体を得
ることができる。
【0046】(実施例1)以下に示す原料を秤量混合し
た。 ・合成樹脂:ポリメチルメタアクリレート(PMMA樹脂) [住友化学(株)製 LO−6] 750g ・紫外線吸収剤 [城北化学(株)製 JF−86] 0.5g ・青色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットイエローA−G] 0.011g ・赤色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットブルーA−2R] 0.0015g
【0047】上記混合物を、250〜300℃に温度調
節された射出成形機で、150mm×300mm、厚さ
2mmの合成樹脂成形体シート(2)に成形した。この
シート(2)を自動車に用いられる通常のバイザー部
(4)に、可撓性樹脂製のヒンジ部(5)を介して一体
的に成形して、防眩用光学物品であるサンバイザー
(1)を得た。この防眩用サンバイザー(1)を自動車
に装着した様子を図1に示す。
【0048】この実施例の場合、合成樹脂成形体シート
の全体が、透光部分となっている。なお、バイザー部へ
の取り付けなどを考慮して、合成樹脂成形体シートの周
囲を別の樹脂あるいは金属材料等で構成してもよい。
【0049】得られたシートの分光透過率のグラフを図
3に示す。図3から明らかなように、ディスチャージラ
ンプの発光強度分布に対応して、450nm以下の波長
における透過率は実質的に0%であり、693nmで極
小値を有し、該極小値での透過率が約52%であった。
さらに、476〜668nmの波長範囲における透過率
は70%以上であった。
【0050】この防眩用サンバイザーを下げた状態と
し、ディスチャージライトを装着した対向車を観察した
ところ、眩しさはあまり感じられなかった。また透過色
調が黄緑色であり自然な調子であるので、信号機に用い
られる青色(緑色)、黄色、赤色の識別は、昼間と比較
しても特に困難でなかった。また、可視光線透過率は7
5%であるので、夜間での使用においても暗過ぎること
のない透過特性を有していた。
【0051】(実施例2)以下に示す原料を秤量混合し
た。 ・合成樹脂:ポリメチルメタアクリレート(PMMA樹脂) [住友化学(株)製 LO−6] 750g ・紫外線吸収剤 [城北化学(株)製 JF−86] 0.75g ・青色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットイエローA−G] 0.0055g ・赤色光吸収剤 [三井BASF染料(株)製 PS BLUE BN]0.0009g
【0052】上記混合物を、実施例1と同様に成形し
て、防眩用光学物品としてサンバイザーを得た。得られ
たシートの分光透過率のグラフを図4に示す。図4から
明らかなように、ディスチャージランプの発光強度分布
に対応して、450nm以下の波長における透過率は実
質的に0%であり、684nmで極小値を有し、該極小
値での透過率が約44%であった。さらに、484〜6
33nmの波長範囲における透過率は70%以上であっ
た。
【0053】さらに、得られた防眩用サンバイザーを下
げた状態とし、ディスチャージライトを装着した対向車
を観察したところ、眩しさはあまり感じなかった。また
実施例1と同様に、信号機の識別も、昼間と比較しても
特に困難でなかった。また透過特性においても、475
〜530nmの波長範囲で、85%以上の透過率が確保
されているので、夜間での使用においても暗過ぎること
はなかった。
【0054】(実施例3)以下に示す原料を秤量混合し
た。 ・合成樹脂:ポリメチルメタアクリレート(PMMA樹脂) [旭化成工業(株)製 デルペット560F] 750g ・紫外線吸収剤 [シプロ化成(株) シーソーブ705] 0.45g ・青色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットイエローA−G] 0.0055g ・赤色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットブルーA−2R] 0.0011g
【0055】上記混合物を、実施例1と同様に成形し
て、防眩用光学物品としてサンバイザーを得た。得られ
たシートの分光透過率のグラフを図5に示す。図5から
明らかなように、ディスチャージランプの発光強度分布
に対応して、430nm以下の波長における透過率は実
質的に0%であり、680nmで極小値を有し、該極小
値での透過率が約44%であった。さらに、471〜6
64nmの波長範囲における透過率は70%以上であっ
た。
【0056】(実施例4)以下に示す原料を秤量混合し
た。 ・合成樹脂:ポリカーボネート樹脂 [帝人化成(株)製 パンライトL−1250] 750g ・紫外線吸収剤 [シプロ化成(株) シーソーブ705] 0.6g ・青色光吸収剤 [三井BASF染料(株)製 PS イエロー GG]0.006g ・赤色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットブルーA−2R] 0.0015g
【0057】上記混合物を、実施例1と同様に成形し
て、防眩用光学物品としてサンバイザーを得た。得られ
たシートの分光透過率のグラフを図6に示す。図6から
明らかなように、ディスチャージランプの発光強度分布
に対応して、430nm以下の波長における透過率は実
質的に0%であり、680nmで極小値を有し、該極小
値での透過率が約44%であった。さらに、470〜6
68nmの波長範囲における透過率は70%以上であっ
た。
【0058】(実施例5)以下に示す原料を秤量混合し
た。 ・合成樹脂:ポリカーボネート樹脂 [帝人化成(株)製 パンライトL−1250] 750g ・紫外線吸収剤 [城北化学(株)製 JF−86] 0.5g ・青色光吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤセットイエローA−G] 0.011g ・赤外線吸収剤 [日本化薬(株)製 カヤソープ IR750] 0.007g
【0059】上記混合物を、実施例1と同様に成形し
て、防眩用光学物品としてサンバイザーを得た。得られ
たシートの分光透過率のグラフを図7に示す。図7から
明らかなように、ディスチャージランプの発光強度分布
に対応して、430nm以下の波長における透過率は実
質的に0%であり、757nmで極小値を有し、該極小
値での透過率が約57%であった。さらに、489〜6
62nmの波長範囲における透過率は70%以上であっ
た。
【0060】(応用例)上述した実施例1と同様に秤量
混合した原料を、射出成形機にて直径80mmの凸凹型
レンズ形状を有する成形型に射出成形した。こうして成
形されたレンズ成形体の外周部を、メガネフレームの形
状に合わせて研磨加工した後、メガネフレームに填め込
み、防眩用サングラスを構成させた(図8参照)。
【0061】このサングラスの分光透過率は、上述した
図3のグラフと同じであった。この防眩用サングラスを
着用し、ディスチャージライトを装着した対向車を観察
したところ、眩しさはあまり感じられなかった。また透
過色調が黄緑色であり自然な調子であるので、信号機に
用いられる青色(緑色)、黄色、赤色の識別は、昼間と
比較しても特に困難でなかった。
【0062】なお本発明は、図示したようなサングラス
の形態のみならず、通常のメガネフレームに着脱可能な
補助サングラスの形態でもよい。また、ゴーグルなどの
形態を採用することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による防眩
用光学物品では、まず散乱しやすい短波長側の光である
430nm以下の波長における透過率を実質的に0%
している。したがって、この防眩用光学物品では、対向
車のヘッドライトの眩しさを緩和することができる。
【0064】さらに高齢者では、加齢によって目の水晶
体が弾力性を失いやすく、白濁しやすい。また白内障に
なると、目の水晶体が白濁する。このように白濁した水
晶体では、特に短波長側の光が散乱しやすく、このため
眩しさが強く感じられるが、本発明では、短波長側の光
である430nm以下の波長における透過率を実質的に
0%としたので、この防眩用光学物品は高齢者や白内障
患者にとって特に有用である。
【0065】さらに夜間に有効な視界を得るために、5
00〜620nmの波長範囲において少なくとも70%
以上の透過率を確保している。このため、夜間での十分
な視界を確保できるので、夜間運転時にも安全である。
【0066】また本発明による防眩用光学物品は、さら
に長波長側にも吸収を作り、透過色調を黄緑色としたの
で、自然な透過色調が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防眩用光学物品の一形態であるサ
ンバイザーを、自動車に装着した様子を説明する図であ
る。
【図2】ヘッドライトの発光強度分布のグラフを示す図
である。
【図3】実施例1による合成樹脂成形体の分光透過率の
グラフである。
【図4】実施例2による合成樹脂成形体の分光透過率の
グラフである。
【図5】実施例3による合成樹脂成形体の分光透過率の
グラフである。
【図6】実施例4による合成樹脂成形体の分光透過率の
グラフである。
【図7】実施例5による合成樹脂成形体の分光透過率の
グラフである。
【図8】本発明による防眩用光学物品の別形態であるサ
ングラスを説明する図である。
【符号の説明】
1:防眩用光学物品(サンバイザー)、 11:サングラス、 12:メガネフレーム、 2:合成樹脂成形体、 21:レンズ部(合成樹脂成形体)、 3:合成樹脂成形体の収納部、 4:バイザー部、 5:ヒンジ部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 69/00 C08L 69/00 G02B 1/04 G02B 1/04 5/22 5/22 (72)発明者 石場 義久 大阪府東大阪市長堂3丁目25番8号 山本 光学株式会社内 (72)発明者 岡本 正彦 大阪府東大阪市長堂3丁目25番8号 山本 光学株式会社内 (72)発明者 室町 隆 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 渥美 文治 愛知県豊田市トヨタ町1番 トヨタ自動車 株式会社内 (72)発明者 金澤 健浩 愛知県豊田市トヨタ町1番 トヨタ自動車 株式会社内 Fターム(参考) 2H006 BA06 2H048 CA04 CA12 CA13 CA14 CA20 CA27 4J002 AB021 BG061 CG001 EE036 EE057 EE058 EJ066 EL097 EL098 EU027 EU028 EU057 EU058 EU176 EU186 EV317 EV318 FD056 GP00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂よりなる透光部分を有する防眩
    用光学物品において、前記樹脂の透光部分における43
    0nm以下の波長における透過率が、実質的に0%であ
    り、500〜620nm波長における透過率が少なくと
    も60%以上であることを特徴とする防眩用光学物品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記樹脂の透光部分の500〜620nm波長にお
    ける透過率が、少なくとも70%以上であることを特徴
    とする防眩用光学物品。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の防眩用光学物品におい
    て、さらに前記樹脂の透光部分は、660〜720nm
    波長に透過率の極小値を有している防眩用光学物品。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記前記樹脂の透光部分における透過色調が、ハン
    ター表色系にて、a<−20,b<55である防眩用光
    学物品。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記合成樹脂は、紫外線吸収剤および青色光吸収剤
    を含有している防眩用光学物品。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記紫外線吸収剤の含有量は、前記合成樹脂の原料
    に対して0.008〜0.25質量%であり、前記青色光
    吸収剤の含有量は、前記合成樹脂の原料に対して0.0
    001〜0.01質量%である防眩用光学物品。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記紫外線吸収剤の含有量は、前記合成樹脂の原料
    に対して0.05〜0.12質量%であり、前記青色光吸
    収剤の含有量は、前記合成樹脂の原料に対して0.00
    03〜0.002質量%である防眩用光学物品。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記合成樹脂は、さらに赤色光吸収剤および/また
    は赤外線吸収剤を含有している防眩用光学物品。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の防眩用光学物品におい
    て、前記赤色光吸収剤および/または赤外線吸収剤の含
    有量は、前記合成樹脂の原料に対して0.00003〜
    0.003質量%である防眩用光学物品。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の防眩用光学物品にお
    いて、前記赤色光吸収剤および/または赤外線吸収剤の
    含有量は、0.0001〜0.001質量%である防眩用
    光学物品。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の防眩用光学物品に
    おいて、前記光学物品は、サンバイザーまたはサングラ
    スである防眩用光学物品。
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