JP2003149577A - 光走査装置及び表示装置 - Google Patents

光走査装置及び表示装置

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JP2003149577A
JP2003149577A JP2001345557A JP2001345557A JP2003149577A JP 2003149577 A JP2003149577 A JP 2003149577A JP 2001345557 A JP2001345557 A JP 2001345557A JP 2001345557 A JP2001345557 A JP 2001345557A JP 2003149577 A JP2003149577 A JP 2003149577A
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mirror
scanning
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vibrating mirror
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JP2001345557A
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Tomohiro Nakajima
智宏 中島
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、水平走査用及び垂直走査用のミラ
ーに微小偏向素子を用いることで光走査装置を集積化す
ることにより、小型化、低消費電力化を図り、携帯用情
報機器や家庭用TV等にも利用できる光走査装置及び表
示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の光走査装置は、光源手段からの
光ビームを偏向し往復して水平走査を行う振動ミラー
と、振動ミラーの回転軸と垂直な回転軸を有し、振動ミ
ラーで走査された光ビームを偏向して水平走査位置を垂
直方向に移動する偏向ミラーとを有し、被走査面を2次
元的に走査する。更に、振動ミラー及び偏向ミラーを軸
支するミラー支持部を具備する単一の基体を有し、この
基体には振動ミラー及び偏向ミラーのいずれかの回転軸
とも平行となるように形成した実装面を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置及び表示
装置に関し、特にPC等の情報機器や家庭用TVのディ
スプレイ、会議室用のプロジェクタ等に適用する画像表
示装置又は立体表示装置に関する。また、実体に照射し
て戻ってきた光を検出する検出手段を配備することによ
り3次元形状計測装置やバーコード読取装置としても応
用できる。
【0002】
【従来の技術】従来の光走査装置において、垂直走査用
としてガルバノミラーが多く用いられ、水平方向の繰り
返し走査に同期してガルバノミラーの角度を等速に可変
し、1画面走査の終了と同時に急峻に初期状態まで戻す
というパルス駆動を行っている。そのガルバノミラーを
用いた従来の光走査装置の一例として、特開平9−90
402号公報には水平走査用のポリゴンミラーと垂直走
査用のガルバノミラーを用いた例が、また特開平6−1
94603号公報には2枚の振動ミラーの組み合わせに
より表示装置を構成した例がそれぞれ開示されている。
更に、特開2000−194066号公報には、複数の
光源を2つのポリゴンミラーを組み合わせて一括で走査
した例が開示されている。
【0003】一方、特許第2,722,314号明細書
等に開示されるように、ガルバノミラーをマイクロマシ
ン技術により、トーションバーとミラーとをSi基板に
よりエッチング加工することで、2次元走査ミラーを集
積化する例が知られている。しかし、このような振動ミ
ラーは垂直走査の周波数を水平走査に対して十分小さく
できないため、表示装置の仕様には適合しない。また、
2つの1次元走査ミラーを組み合わせる方法によって
も、周波数が遅いとトーションバーが細くなりすぎて加
工できないという問題がある。
【0004】また、特開2001−66529号公報に
は、ミラーの傾きが大きくなるほど駆動トルクが必要と
なるために、微小な回転角しかとれないという欠点に対
し、2枚の振動ミラーを対向して多重反射させることで
走査角を拡大する等の対策が提案されている。
【0005】次に、表示装置において、情報機器は小型
化が進み、ネットワーク技術の発展に伴って携帯用端末
としてのニーズが高まりつつある。従来、このような情
報機器のディスプレイとしては液晶パネルが多く用いら
れるが、1画面に数百万個の画素を作り込まなければな
らないため、画面サイズが大きくなるに従って生産効率
が悪く、また背面光の利用効率も悪くなるため、消費電
力が大きいという欠点がある。これに対し、投写型の表
示装置は画面サイズによらず装置本体が小型化でき、光
源部が簡素化できるので、生産効率が良いという利点が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、投写型
の表示装置によれば、走査線間の継ぎ目を目立たなくす
るために水平走査用の偏向装置を数十kHzの走査周波
数で高速駆動する必要があり、従来は水平走査用として
ポリゴンミラーが、また垂直走査用としては水平走査と
の同期がとりやすいガルバノミラーが用いられ3次元的
に高精度な位置決めを行って組付けており、装置全体が
構造的に大掛かりとなるため、多目的ホールや劇場等の
大型スクリーン用のプロジェクタに限られていた。ま
た、ポリゴンミラーの高速回転に伴う振動や騒音を抑制
するため、頑丈な構造体が必要であり、電力損失が大き
く小型化、低消費電力化への支障になっていた。
【0007】本発明はこれらの問題点を解決するための
ものであり、水平走査用及び垂直走査用のミラーに微小
偏向素子を用いることで光走査装置を集積化することに
より、小型化、低消費電力化を図り、携帯用情報機器や
家庭用TV等にも利用できる光走査装置及び表示装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明の光走査装置は、光源手段からの光ビーム
を偏向し往復して水平走査を行う振動ミラーと、振動ミ
ラーの回転軸と垂直な回転軸を有し、振動ミラーで走査
された光ビームを偏向して水平走査位置を垂直方向に移
動する偏向ミラーとを有し、被走査面を2次元的に走査
する。更に、振動ミラー及び偏向ミラーを軸支するミラ
ー支持部を具備する単一の基体を有し、この基体には振
動ミラー及び偏向ミラーのいずれかの回転軸とも平行と
なるように形成した実装面を設けてなることに特徴があ
る。よって、実装面に直立した回転軸を持たないので装
置全体が偏平化でき、各軸支部を表面実装適した構成に
できるので、振動ミラー及び偏向ミラーを含む微小偏向
素子を用いて単一の光走査モジュールに集積化され、生
産効率が向上すると共に、装置全体の小型・軽量化が図
れる。
【0009】また、基体に、振動ミラー及び偏向ミラー
に回転力を発生するミラー回動手段と、ミラー回動手段
に結線される端子群とを設け、端子群を介して回路接続
を行うことにより、光走査モジュール内部では最短距離
で結線することで簡素化されるので、生産効率が向上す
るとともに、装置全体の小型・軽量化が図れる。
【0010】更に、基体に、振動ミラー、偏向ミラー及
びミラー回動手段を内包し、光ビームの透過窓を有する
封止手段を設け、端子群が封止した内外を貫通してなる
ことにより、振動ミラー及び偏向ミラーを含む微小偏向
素子に直接触れることがないので、例えば異物付着によ
る走査特性の劣化や組付時の素子の破損を未然に防止で
きる。また、内部を減圧状態とする、あるいは粘性抵抗
の小さいガスを封入することで空気抵抗を軽減できるの
で、駆動トルクが低減され消費電力が低減できる。
【0011】また、他の発明としての光走査装置は、光
源手段を、光ビームが振動ミラーの回転軸を含む垂直断
面内において入射するように設けたことに特徴がある。
よって、振動ミラーと偏向ミラーとが水平走査中心を対
称軸として配置されるので、上下に重ねることができ、
光走査装置内部の空間を効率的に活用でき装置全体の小
型・軽量化が図れる。
【0012】更に、光源手段は、各原色に対応して異な
る波長帯域の光ビームを各々射出し、垂直断面内におい
て各光ビームが被走査面近傍で交差するように配列して
なる複数の発光源を含み、各々の水平走査位置を揃えて
同一の振動ミラー及び偏向ミラーにより一括走査する。
よって、単一の光走査装置でカラー画像が表示できるの
で、装置全体の小型・軽量化が図れる。また、被走査面
で各色ビームスポットを重ね合わせて表示することがで
きるので、単一の光走査装置であっても色のにじみやむ
らのない高品位なカラー画像が表示できる。
【0013】また、別の発明としての表示装置は、光源
手段からの光ビームを往復して水平走査を行う振動ミラ
ーと、振動ミラーで偏向された光ビームを偏向し、水平
走査位置を垂直方向に移動する偏向ミラーとを単一基体
上に具備する光走査モジュールと、振動ミラー及び偏向
ミラーで走査された光ビームを被走査面に結像する走査
光学系とを有することに特徴がある。よって、振動ミラ
ー、偏向ミラーを単一の光走査モジュールに集積化する
ことができ、装置全体が簡素化され、小型・軽量化が図
れる。また、さらに発光源を含めて集積化することによ
り、複数画像を重ね合わせてカラー画像または立体像を
表示する場合においても、複数の光走査モジュールを組
み合わせるだけで済み、チップ同士の位置合わせが容易
に行えるので、生産効率を向上できる。
【0014】更に、別の発明としての表示装置は、光源
手段からの光ビームを往復して水平走査を行う振動ミラ
ーと、振動ミラーで偏向された光ビームを偏向して水平
走査位置を垂直方向に移動する偏向ミラーとを単一基体
上に備える光走査モジュールと、振動ミラー及び偏向ミ
ラーで走査された光ビームにより画像信号の入力を行う
空間変調素子と、空間変調素子の出力面に表示された画
像を拡大して表示する投写光学系とを有することに特徴
がある。よって、振動ミラー、偏向ミラーを単一の光走
査モジュールに集積化することができ、ダイクロイック
プリズムの各入射面毎に、空間変調素子と上記光走査モ
ジュールとを対にして組み合わせ配置する簡単な構成で
済む。また、フレキシブルケーブル等を用いて電装系を
含めて集約化できるので、装置全体が簡素化でき生産効
率が向上し、小型・軽量化が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の光走査装置は、光源手段
からの光ビームを偏向し往復して水平走査を行う振動ミ
ラーと、振動ミラーの回転軸と垂直な回転軸を有し、振
動ミラーで走査された光ビームを偏向して水平走査位置
を垂直方向に移動する偏向ミラーとを有し、被走査面を
2次元的に走査する。更に、振動ミラー及び偏向ミラー
を軸支するミラー支持部を具備する単一の基体を有し、
この基体には振動ミラー及び偏向ミラーのいずれかの回
転軸とも平行となるように形成した実装面を設けてな
る。
【0016】
【実施例】図1は本発明の表示装置に用いる光走査モジ
ュールチップの構成を示す分解斜視図である。同図にお
いて、水平走査を行うミラー基板102はSi基板をエ
ッチングにより裏側を四角くくり貫いて所定の厚さに枠
部と天板部とを残し、天板部には振動ミラー100及び
それを軸支するトーションバー101をその周囲を貫通
して形成する。本実施例では200μmのSi基板を用
い振動ミラーの厚さ、つまり天板部は60μmである。
ミラー幅は2mm×1mmで全面にAu等の金属被膜を
蒸着し反射面となす。また、その両端部には櫛歯状に凹
凸が形成され可動電極104となす。可動電極と対向し
た基板端面は上記櫛歯形状と噛み合うように5μmのク
リアランスをもって固定電極105が形成され、各電極
は振動ミラーが水平状態のときに基板に厚さ方向に同一
部位で対向する。トーションバー101は振動ミラー1
00の走査周波数に応じてトーションバー101を回転
軸とした振動モードで共振するよう寸法が定められ、本
実施例では幅100μm程度、長さ1mm程度としてい
る。
【0017】ところで、ミラー基板102はその表面を
ウェハの研磨面となし、電極と基板との絶縁用に窒化膜
を形成しているため、エッチングによって貫通された振
動ミラー100は表裏の内部応力差によりトーションバ
ー101の断面に捩じれを生じて僅かに傾いており、可
動電極104と固定電極105とは数μmの段差を有し
ている。そのため、固定電極105の一方に電圧を印加
すると静電力により振動ミラー100は水平な状態まで
トーションバー101を捩じって回転し、交流電圧を印
加すると往復振動する。この振幅は微少であるが、交流
電圧を振動ミラー100に固有な機械的共振周波数に相
当する周波数になるよう印加すると振動ミラー100は
励振され振幅を拡大し、本実施例では±3°で正弦波振
動させている。また、電極を櫛歯状としているのは、こ
れにより外周長をできるだけ長くして電極の面積をかせ
ぐためで、低電圧でより大きな静電トルクが得られるよ
う配慮している。ミラー基板102の上面には2枚のS
i基板106、107を貼り合せて構成した対向ミラー
基板が接合される。第1の基板106は結晶面方位(1
11)から、第2のSi基板107は結晶面方位(11
0)から各々9°スライス角度を傾けたウェハを用い、
エッチングにより結晶面(111)を露出させて基板面よ
り各々9°、26.3°傾いた反射面108、109を
形成している。第1のSi基板106には反射面に挟ま
れた開口110を形成し、反射面の長手方向が水平走査
方向と合うように接合される。開口110から振動ミラ
ー100の法線と約20°の角度をもって入射した光ビ
ームは反射面109で反射され、再度振動ミラー100
で反射し、反射面108に入射され反射点を移動しなが
ら振動ミラー100との間でさらに3回反射を繰り返
し、開口110から射出される。
【0018】本実施例では、図2に示すように、振動ミ
ラー100で合計5回反射させることで、走査角θpは
±30°まで拡大することができる。なお、振動ミラー
100の走査周波数は、15.7kHzとすることで、
NTSC映像信号の水平走査周期と一致させることがで
きる。垂直走査を行うポリゴンミラー111は10面体
のAl製角柱の両端に円筒の軸部を形成してなり長さは
3mm、断面の内接円径は1mmである。図3に示すよ
うに、ポリゴンミラー111の軸部112は圧電素子1
13に板ばね114を用いて押し付けられる。圧電素子
113は歪み方向の一端を固定端、もう一方を自由端と
しており、電圧を一定割合で増加するよう印加すると自
由端側に伸張または圧縮し、ポリゴンミラー111はそ
の摩擦力につれて回転する。その後に電圧を急峻に解除
すると圧電素子113は元の長さに復帰するが、ポリゴ
ンミラー111はすべりによりその状態を保ったまま回
転されない。この繰り返しにより、鋸波状の電圧を加え
ることで段階的にミラー角度を変えることができる。な
お、本実施例におけるポリゴンミラー111の回転数は
360rpmで、走査角θVは±20°である。
【0019】図4は円柱軸の一部をスライスしてミラー
面を形成した別の実施例で、ウォブルモータの原理を利
用して駆動した例である。ステータ基板115には軸部
116を数十μmのクリアランスで受ける円筒溝が形成
され、その円周上には均等間隔で複数の電極が放射状に
形成される。これら電極の一部に電圧を印加すると静電
力により軸部116が吸着され、リレー方式に電圧を印
加する電極を切り換えると、それにつれてミラー114
が回転する。本実施例ではミラー114を60Hz程度
で揺動するように往復回転させており、軸部116の離
脱を防止するためにクリアランスを保って抑え117が
設けられている。図5はSi基板を用いた実施例で、T
字状のバー231が結合されたミラー部230をエッチ
ングにより一体形成している。そのT字状のバー231
を構成する腕の一方には圧電素子232が介在され、基
体の斜面233に固定されている。ここで、圧電素子2
32に電圧を印加すると双方の腕に段差を生じT字状の
バー231が歪められてミラー部230が傾き、電圧の
増加とともに回転角度を可変することができる。
【0020】次に、図1の光源部は3原色RGBに対応
した波長帯域にて光ビームを射出する3つの半導体素子
118、119、120を基体130に設けた突起側面
135に副走査方向に配列して接合され、赤色光を発光
する半導体素子118としてはGaInP系やAlGa
As系の半導体、緑色光を発光する半導体素子119と
してはGaN系やGaInP系の半導体、青色光を発光
する半導体素子120としてはGaN系の半導体を用い
る。図6は垂直走査断面において、カップリングレンズ
の光軸と走査レンズの光軸とが一致するように偏向ミラ
ーの角度を設定した際の主光線を示すが、図示するよう
に緑色発光用の半導体素子119を光軸上に、赤色発光
用の半導体素子118、青色発光用の半導体素子120
は各々被走査面近傍で主光線が光軸と交差するように垂
直方向にd1、d2だけ偏心させて配置される。光源
は、上記した発光ダイオード等の半導体素子の他、半導
体レーザと非線形光学結晶を組み合わせたSHG光源や
有機EL素子、蛍光表示管等を用いてもよく、その射出
ビームがRGBに対応した波長帯域でなくとも、単色の
発光源を用いフィルタを介してRGBに対応させるよう
にしてもよい。
【0021】図7は発光部に有機EL素子を用いた例
で、基体上に陽極となる電極パターン201を形成し、
その発光部に相当する部分を開口とした絶縁層上に、ホ
ール注入層、ホール輸送層、発光層、電子輸送層、陰極
電極209を順次堆積形成した一般的な構成をなす。発
光層にはZnO:Zn蛍光体を用い、光軸の延長上の3
個所に開口を配列して発光ドット203、204、20
5を形成し、陰極を分けて個別に変調できるようにして
いる。プリズム206にはG,Bの波長帯域をカットす
るフィルタ面207、Bの波長帯域のみを透過するフィ
ルタ面208を有し、プリズム下面の各々の発光ドット
に対応する位置から各光ビームが入射され、光軸を合わ
せて射出される。ここでは発光ドット203を赤色発光
用の半導体素子、204を緑色発光用の半導体素子、2
05を青色発光用の半導体素子として扱っている。発光
ドットの波長帯域は400〜700nmでブロードに分
布しており、上記フィルタ面での透過率を調整してプリ
ズムから射出されるRGBの光量を均一にしている。
【0022】次に、図1の基体130は焼結金属で成形
され、絶縁材を介してリード端子131が挿入され、ミ
ラー基板102を接着する接合面131、ポリゴンミラ
ー111の軸受となす凹部132、カップリングレンズ
133を接着するV溝134、半導体素子118、11
9、120を接合する突起135、プリズムミラー13
6を保持する斜面137、及びPINフォトダイオード
138を保持する保持面139が一体形成される。ミラ
ー基板102の固定電極105、ポリゴンミラー111
を回転する圧電素子113、半導体素子118、11
9、120の電極は各々リード端子131の基体上側に
突出した端部とワイヤーボンディングにより配線され、
モジュールチップが回路基板に実装された際にスルーホ
ールにリード端子の下側突出部を挿入し半田づけして、
回路基板に形成された回路との接続がなされる。なお、
基体130にはセラミックや樹脂、またリード端子13
1はリードフレームを用いて一体形成することもでき
る。基体外縁の段差部140には板金製のカバー141
が、不活性ガス中で装着され封止される。カバー141
には光ビームを射出する窓ガラス142が設けられ、本
実施例ではその上面に第1の走査レンズ143を接着し
ている。窓ガラス142の一部にはホログラム144が
形成されており、振動ミラー100、ポリゴンミラー1
11で走査され、被走査面上で垂直方向、水平方向の起
点となる位置を通過する光ビームを折り返して、PIN
フォトダイオード138に入射するようにしている。第
1の走査レンズ143は窓ガラス142自体に回折格子
を形成したフレネルレンズとする等としてもよい。各半
導体素子118、119、120から射出した各光ビー
ムは、第1面を軸対象の非球面、第2面を垂直方向のみ
に曲率を有するシリンダ面を有するカップリングレンズ
133に入射され、水平方向には概略平行光束に、垂直
方向には振動ミラー面近傍で各発光素子から射出した光
ビームが交差する収束光束に変換される。各光ビームは
図2の右側面からみた断面図に示すようにプリズムミラ
ー136の下斜面で下方向に反射され、振動ミラー10
0に約20°の角度で入射される。振動ミラー100に
入射した光ビームは、前述したように対向ミラーとの間
で繰り返し反射されて上方に射出され、ポリゴンミラー
111のある1面に入射する。光ビームはポリゴンミラ
ー111で偏向された後、プリズムミラー136の上面
で反射されて上方に射出され、第1の走査レンズ143
を介してモジュールチップ外部へ射出される。走査光学
系を構成する第1の走査レンズ143は第1面を平面、
第2面を水平、垂直方向で曲率の異なる凸曲面となし、
図8に示す実施例の如く、第1面を凹曲面、第2面を凸
曲面となす第2の走査レンズ151とにより、被走査面
としてのスクリーン154にミラー153を介して数百
μmの混色されたビームスポットとして投射され、矢印
方向に沿って順次画像形成を行う。このスクリーン15
4として、プロジェクタにはフロント型、家庭用TVに
はリア型等用途に合わせていずれの方式でもよく、また
例えば、車載用TVであればフロントガラス等、画像を
写し出すことが可能であれば、構成部品として特に配備
しなくてもよい。回路基板152には受信した映像デー
タを各色毎に1ライン分の画像データに展開して一時保
存する画像処理部155、上記したPINフォトダイオ
ード138の検出信号から得られる同期信号を基に画像
データを読み出す書込制御部156、画像データに基づ
いて各半導体素子を変調する光源駆動部157、及び振
動ミラー100の固定電極105、ポリゴンミラー11
1の圧電素子113に所定周波数の駆動信号を印可する
各駆動部がIC化されて実装されている。
【0023】ところで、一般的に、走査光学系レンズに
はミラーの等角速度回転に対して被走査面での走査速度
が一定となるfθ光学系が用いられるが、本実施例のよ
うに図1の振動ミラー100が正弦波状に角速度が変化
する場合、走査中央では走査速度が速く周辺で遅くなり
各画素の水平走査方向の間隔が不均一になってしまう。
そこで、本実施例では、実質的に画周波数が書込開始か
ら画像終端にかけて周期的に変化するようにすること
で、被走査面での各画素の印字位置と1画素に相当する
点灯時間を1走査内で可変している。
【0024】図9に示すブロック図を用いてその説明を
行う。基準クロックは上記同期信号をトリガとして位相
が合わせられ、プログラマブル分周器301で分周され
てパルス生成部302に与えられる。パルス生成部30
2では上記分周されたクロックパルスをもとにパルス数
をカウントし、予め記憶され読み出された可変データに
応じて各画素に対応したパルス幅を有する画素クロック
を生成する。PLL部303では、画素クロックの位相
を検出し、位相差がある場合は更新した画素クロックを
出力する。画素クロックは振動ミラー毎に固有の共振周
波数に基づいて設定されるが、本実施例の場合、図10
に示すように、画像開始から画像中央にかけて段階的に
周波数fkを高くし、つまり画像開始の周波数f1から
段階的に高くして画像中央の周波数fhに至り、終端の
周波数f1まで段階的に下げるように可変データを設定
している。よって、結果として画像開始側では画像中央
に対して位相を早めてクロックパルス幅を長く、画像終
端側では画像中央に対して位相を遅らせパルス幅を長く
することで、被走査面では全走査領域で隣接画素の間隔
が揃えられる。図中、Sは書込領域を示す。また、垂直
走査開始側と終端側とで水平走査方向での画像幅が異な
っていても、上記分周比を水平走査毎に切り換えること
で、歪みを補正できる。図9の光源駆動部304では画
素クロックに沿って上記画像データで発光素子を変調す
る。輝度信号はDAC(D/A変換器)305を経て入力
され、発光素子に印加する電流を可変して発光量を制御
する。
【0025】図11は制御回路のタイミング図である。
ポリゴンモータの駆動信号は上記したように鋸波状で、
その正の部分のみを整流し負の部分を0とした波形であ
り、振動ミラーの駆動信号と3/4周期だけ位相をずら
して、その往復走査の内、複走査期間に動作するように
している。同期信号はポリゴンミラーの1面に1回、垂
直走査の開始側で発生され、上記したようにこれと位相
同期した基準クロックを基に、所定カウントで画像書き
出しがなされるようタイミングがはかられる。基準クロ
ックは1画面に1回、上記したように画像の書き出し開
始点にて、リセットされ、1画面内の水平走査は同位相
の画素クロックにて書込みを行っており、振動ミラーの
走査周期に合わせ、水平走査毎にダミーの同期信号を発
生して画像データの読み出しを行っている。なお、水平
走査毎に光ビームを検出するセンサを別途配備し、1走
査毎に画素クロックの位相を合わせるようにしてもよ
い。
【0026】本実施例では、書込みを振動ミラーの往走
査期間のみに行うようにしており、各水平走査線で走査
方向が一致するようにしている。従って、書込期間中は
垂直走査を行わず、次の書込みまでの期間に水平走査位
置を移動する。
【0027】図12はポリゴンミラーの駆動期間に対応
した水平走査線の様子を示す図である。同図の(a)
は、振動ミラーの往復いずれの期間中もポリゴンミラー
を駆動した場合、同図の(b)は、振動ミラーの往期間
中にポリゴンミラーを駆動した場合、同図の(c)は、
振動ミラーの複期間中にポリゴンミラーを駆動した場合
である。同図に示すいずれの場合も振動ミラーの往走査
期間に書込みを行った場合で、同図の(a)では鋸波の周
波数が1/2で済む、または、一般的なモータのような
定回転駆動に適用できるが、走査線間隔は広がってしま
うという欠点がある。一方、垂直方向にも同様に水平走
査線の間隔を可変することができる。
【0028】図9に示したブロック図において、ポリゴ
ンモータを駆動する鋸波信号は波形形成部306にて振
動ミラーと位相を1/4または3/4周期遅らせたクロ
ックをもとに生成され、図13に示すように、利得制御
部307により上記同期信号から所定時間後予め記憶さ
れた可変データに基づいて垂直走査の開始から終端にか
けて周期を変えずに徐々に振幅が大きくなるようにし、
この振幅列が各面毎に繰り返されるようにしている。本
実施例では、図8に示す如くスクリーンに近接した位置
から斜め上方に投写することに伴い、垂直走査の開始端
の方が終端よりも光路長が長く水平走査線の間隔が間延
びする傾向があり、この水平走査線の間隔も均等になる
よう補正することができる。なお、鋸波信号の振幅は上
記のように単調な変化に限らず走査レンズの結像特性に
応じて自在に設定することもできる。
【0029】図14は発光素子を単一としたモジュール
チップによる表示装置の一例を示す斜視図である。同図
において、発光素子としては、例えば白色光を発光する
ZnSe系半導体を用いる。それ以外の構成は上記と同
様であるので説明を省くが、光走査モジュール171、
172、173を各々RGBに対応して単一のフレキシ
ブル配線板176上に配列し、被走査面上で各色走査領
域に合わせビームスポットを重ね合わせた例である。モ
ジュールチップの各窓ガラスにはRGBの各波長帯域に
対応したフィルタを形成し、色分解された光ビームが各
々透過され、各色に対応する第2の走査レンズを連続し
て成形したレンズアレイ174により被走査面に結像す
る。また、偏光特性の異なる光ビームを射出する等によ
り複数のモジュールチップを組み合わせスクリーン上で
画像信号間に視差を持たせれば、同様な構成で立体表示
も可能となる。
【0030】図15は単一発光素子のモジュールチップ
を用いて空間変調素子の入力面に各々画像信号を書込む
例を示す斜視図である。同図において、発光素子として
はInGaAlP系の半導体レーザ等を用い、入力面で
数μmのビームスポットに絞り込んでいる。空間変調素
子182は、透明電極が形成されたガラス基板間に、P
INフォトダイオードをアレイ状に形成した光導電層、
Al/Cr反射電極、厚さ1μm程の液晶層とそれを挟
む配向層からなる強誘電液晶層を形成した一般的なもの
を用いている。照明光源183からの投写光はコンデン
サレンズ184を介し、回転式の色分解フィルタ185
によりRGBいずれかの成分が取り出されて各出力面を
照明し、出力面に表示された画像を投影レンズ186に
よりスクリーンに投写する。残像効果の高いスクリーン
(被走査面)を用い、時系列にフィルタを切り換えて各色
画像を順次書込むことでカラー画像を表示する。プリズ
ム対187は投写光の光軸に近接させて、空間変調素子
の正面から照射するためのものであり、導入された光は
プリズム接合面で下方に反射され出力面を照明し、プリ
ズム接合面を通過して投影レンズ186に入射される。
【0031】図16は単一発光素子のモジュールチップ
及び空間変調素子をRGBに対応して配備した例を示す
斜視図である。同図において、照明光源194からの投
写光はコンデンサレンズ195を介してダイクロイック
プリズム196の接合面に形成されたフィルタよりRG
Bに色分解されて各出力面を照明し、出力面に表示され
た各色画像を合成して投影レンズ197によりスクリー
ンに投写する。各モジュールチップ188,189,1
90は単一のフレキシブル配線板198上に実装され、
ダイクロイックプリズム196を構成する各入射面に対
向して空間変調素子と対で配備される。空間変調素子1
91,192、193は各々赤色、緑色、青色に対応さ
せておりフレキシブル配線板198を介して配線がまと
められ装着される。プリズム対199は投写光の光軸に
近接させて、ダイクロイックプリズム196に照明光を
導入する。
【0032】なお、上記実施例では集積化を狙う観点か
らモジュールチップの中に光源手段及びカップリングレ
ンズも同封しているが、チップサイズをより小さくする
観点からモジュールチップの外部に配備することもでき
る。
【0033】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光走査装
置は、光源手段からの光ビームを偏向し往復して水平走
査を行う振動ミラーと、振動ミラーの回転軸と垂直な回
転軸を有し、振動ミラーで走査された光ビームを偏向し
て水平走査位置を垂直方向に移動する偏向ミラーとを有
し、被走査面を2次元的に走査する。更に、振動ミラー
及び偏向ミラーを軸支するミラー支持部を具備する単一
の基体を有し、この基体には振動ミラー及び偏向ミラー
のいずれかの回転軸とも平行となるように形成した実装
面を設けてなることに特徴がある。よって、実装面に直
立した回転軸を持たないので装置全体が偏平化でき、各
軸支部を表面実装適した構成にできるので、微小偏向素
子を用いて単一の光走査モジュールに集積化され、生産
効率が向上すると共に、装置全体の小型・軽量化が図れ
る。
【0035】また、基体に、振動ミラー及び偏向ミラー
に回転力を発生するミラー回動手段と、ミラー回動手段
に結線される端子群とを設け、端子群を介して回路接続
を行うことにより、光走査モジュール内部では最短距離
で結線することで簡素化されるので、生産効率が向上す
るとともに、装置全体の小型・軽量化が図れる。
【0036】更に、基体に、振動ミラー、偏向ミラー及
びミラー回動手段を内包し、光ビームの透過窓を有する
封止手段を設け、端子群が封止した内外を貫通してなる
ことにより、微小偏向素子に直接触れることがないの
で、例えば、異物付着による走査特性の劣化や組付時の
素子の破損を未然に防止できる。また、内部を減圧状態
とする、あるいは粘性抵抗の小さいガスを封入すること
で空気抵抗を軽減できるので、駆動トルクが低減され消
費電力が低減できる。
【0037】また、他の発明としての光走査装置は、光
源手段を、光ビームが振動ミラーの回転軸を含む垂直断
面内において入射するように設けたことに特徴がある。
よって、振動ミラーと偏向ミラーとが水平走査中心を対
称軸として配置されるので、上下に重ねることができ、
光走査装置内部の空間を効率的に活用でき装置全体の小
型・軽量化が図れる。
【0038】更に、光源手段は、各原色に対応して異な
る波長帯域の光ビームを各々射出し、垂直断面内におい
て各光ビームが被走査面近傍で交差するように配列して
なる複数の発光源を含み、各々の水平走査位置を揃えて
同一の振動ミラー及び偏向ミラーにより一括走査する。
よって、単一の光走査装置でカラー画像が表示できるの
で、装置全体の小型・軽量化が図れる。また、被走査面
で各色ビームスポットを重ね合わせて表示することがで
きるので、単一の光走査装置であっても色のにじみやむ
らのない高品位なカラー画像が表示できる。
【0039】また、別の発明としての表示装置は、光源
手段からの光ビームを往復して水平走査を行う振動ミラ
ーと、振動ミラーで偏向された光ビームを偏向し、水平
走査位置を垂直方向に移動する偏向ミラーとを単一基体
上に具備する光走査モジュールと、振動ミラー及び偏向
ミラーで走査された光ビームを被走査面に結像する走査
光学系とを有することに特徴がある。よって、振動ミラ
ー、偏向ミラーを単一の光走査モジュールに集積化する
ことができ、装置全体が簡素化され、小型・軽量化が図
れる。また、さらに発光源を含めて集積化することによ
り、複数画像を重ね合わせてカラー画像または立体像を
表示する場合においても、複数の光走査モジュールを組
み合わせるだけで済み、チップ同士の位置合わせが容易
に行えるので、生産効率を向上できる。
【0040】更に、別の発明としての表示装置は、光源
手段からの光ビームを往復して水平走査を行う振動ミラ
ーと、振動ミラーで偏向された光ビームを偏向して水平
走査位置を垂直方向に移動する偏向ミラーとを単一基体
上に備える光走査モジュールと、振動ミラー及び偏向ミ
ラーで走査された光ビームにより画像信号の入力を行う
空間変調素子と、空間変調素子の出力面に表示された画
像を拡大して表示する投写光学系とを有することに特徴
がある。よって、振動ミラー、偏向ミラーを単一の光走
査モジュールに集積化することができ、ダイクロイック
プリズムの各入射面毎に、空間変調素子と上記光走査モ
ジュールとを対にして組み合わせ配置する簡単な構成で
済む。また、フレキシブルケーブル等を用いて電装系を
含めて集約化できるので、装置全体が簡素化でき生産効
率が向上し、小型・軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置に用いる光走査モジュールチ
ップの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本実施例における振動ミラー及びトーションバ
ーを有するミラー基板を示す断面図である。
【図3】本実施例におけるポリゴンミラーを示す断面図
である。
【図4】円柱軸の一部をスライスしてミラー面を形成し
た別の例を示す断面図である。
【図5】Si基板を用いたミラー部の構成を示す斜視図
である。
【図6】垂直走査断面において、カップリングレンズの
光軸と走査レンズの光軸とが一致するように偏向ミラー
の角度を設定した際の主光線を示す図である。
【図7】発光部に有機EL素子を用いた例を示す分解斜
視図である。
【図8】別の発明の投写型の表示装置の構成を示す概略
図である。
【図9】駆動系回路の構成を示すブロック図である。
【図10】可変データの周波数特性を示す図である。
【図11】図9の駆動系回路における各駆動信号波形を
示す図である。
【図12】ポリゴンミラーの駆動期間に対応した水平走
査線の様子を示す図である。
【図13】可変データに基づく鋸波信号の振幅の変化を
示す図である。
【図14】発光素子を単一としたモジュールチップによ
る表示装置の一例を示す斜視図である。
【図15】単一発光素子のモジュールチップを用いて空
間変調素子の入力面に各々画像信号を書込む例を示す斜
視図である。
【図16】単一発光素子のモジュールチップ及び空間変
調素子をRGBに対応して配備した例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
100;振動ミラー、101;トーションバー、10
2;ミラー基板、104;可動電極、105;固定電
極、106;第1のSi基板、107;第2のSi基
板、108、109;反射面、110;開口、111;
ポリゴンミラー、113;圧電素子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光ビームを偏向し往復し
    て水平走査を行う振動ミラーと、該振動ミラーの回転軸
    と垂直な回転軸を有し、前記振動ミラーで走査された光
    ビームを偏向して水平走査位置を垂直方向に移動する偏
    向ミラーとを有し、被走査面を2次元的に走査する光走
    査装置において、 前記振動ミラー及び前記偏向ミラーを軸支するミラー支
    持部を具備する単一の基体を有し、該基体には前記振動
    ミラー及び前記偏向ミラーのいずれかの回転軸とも平行
    となるように形成した実装面を設けてなることを特徴と
    する光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記基体に、前記振動ミラー及び前記偏
    向ミラーに回転力を発生するミラー回動手段と、該ミラ
    ー回動手段に結線される端子群とを設け、該端子群を介
    して回路接続を行う請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記基体に、前記振動ミラー、前記偏向
    ミラー及び前記ミラー回動手段を内包し、光ビームの透
    過窓を有する封止手段を設け、前記端子群が封止した内
    外を貫通してなる請求項2記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 光源手段からの光ビームを偏向し往復し
    て水平走査を行う振動ミラーと、該振動ミラーの回転軸
    と垂直な回転軸を有し、前記振動ミラーで走査された光
    ビームを偏向して水平走査位置を垂直方向に移動する偏
    向ミラーとを有し、被走査面を2次元的に走査する光走
    査装置において、 前記光源手段を、光ビームが前記振動ミラーの回転軸を
    含む垂直断面内において入射するように設けたことを特
    徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記光源手段は、各原色に対応して異な
    る波長帯域の光ビームを各々射出し、垂直断面内におい
    て各光ビームが被走査面近傍で交差するように配列して
    なる複数の発光源を含み、各々の水平走査位置を揃えて
    同一の前記振動ミラー及び前記偏向ミラーにより一括走
    査する請求項4記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 光源手段からの光ビームを往復して水平
    走査を行う振動ミラーと、該振動ミラーで偏向された光
    ビームを偏向し、水平走査位置を垂直方向に移動する偏
    向ミラーとを単一基体上に具備する光走査モジュール
    と、 前記振動ミラー及び前記偏向ミラーで走査された光ビー
    ムを被走査面に結像する走査光学系とを有することを特
    徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 光源手段からの光ビームを往復して水平
    走査を行う振動ミラーと、該振動ミラーで偏向された光
    ビームを偏向して水平走査位置を垂直方向に移動する偏
    向ミラーとを単一基体上に備える光走査モジュールと、 前記振動ミラー及び前記偏向ミラーで走査された光ビー
    ムにより画像信号の入力を行う空間変調素子と、 該空間変調素子の出力面に表示された画像を拡大して表
    示する投写光学系とを有することを特徴とする表示装
    置。
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