JP2003148058A - 複合サッシ - Google Patents

複合サッシ

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JP2003148058A
JP2003148058A JP2001347596A JP2001347596A JP2003148058A JP 2003148058 A JP2003148058 A JP 2003148058A JP 2001347596 A JP2001347596 A JP 2001347596A JP 2001347596 A JP2001347596 A JP 2001347596A JP 2003148058 A JP2003148058 A JP 2003148058A
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Ikuo Maejima
郁雄 前島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材を基材とする複合サッシにおいて、サッ
シ枠室外側表面の木材部分の風雨による傷みをなくす保
護板が容易に取り付けることができる複合サッシを提供
する。 【解決手段】 木製の枠材を組み合わせて枠体状にサッ
シ枠を形成し、サッシ枠の室外側の外面に保護部材を取
り付けてサッシ枠の室外側の外面を保護部材により遮蔽
して形成した複合サッシにおいて、前記保護部材は、サ
ッシ枠に取り付けられるガラス65を固定支持すべく、
前記各々の枠材の内周縁に沿った枠材の室外側の外面
に、枠材の全長にわたって取り付けられたガラス押さえ
部材100と、前記各々の枠材と同長に形成され、前記
ガラス押さえ部材に係止される係止部61cと、前記枠
材の室外側の外面に係止される係止部61a、61bと
を備え、前記ガラス押さえ部材100と前記枠材の室外
側の外面とに係止させることにより枠材の室外側外面を
遮蔽する保護板60とを備えることを特徴とする複合サ
ッシ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合サッシに関
し、より詳細には、木材を基材とするサッシ枠に保護部
材を取り付けた複合サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の窓部分あるいは扉部分に使用さ
れるサッシを構成するサッシ枠は、一般にアルミニウム
等の金属材により形成されている。アルミニウムは安価
で、成形も容易であり、耐候性に優れるため、サッシ枠
に好適に使用される。しかしながら、アルミニウム等の
金属は断熱性が良好ではないため、サッシ枠の取付部で
のシール性を高めることはできても、アルミニウム枠を
通じて室外と室内との熱伝導がしやすいという課題を有
していた。
【0003】そこで、本発明者はこれらの課題を解決す
るものとして、木製サッシ枠を提案した。木製サッシ枠
はサッシの枠体部分を木材によって形成したものであ
る。木材は、断熱性に優れているため好適に用いられ
る。しかしながら、サッシ枠に木材を用いる場合におい
ては良質な木材が用いられることが多く、サッシ枠が非
常に高価になってしまう。また、サッシ枠の室外側表面
については風雨にさらされるため、経年劣化に対する表
面処理をしなければならず、製造およびメンテナンスに
手間がかかるものとなっていた。
【0004】また、木製サッシのサッシ枠に集成材を利
用したサッシ枠も提供されているが、木製サッシ枠の材
料の安定化を図るためには、集成材の品質も厳重に管理
しなければならないため、コストアップにつながること
がある。また、サッシ枠の室外側表面の経年劣化につい
ては以前の木製サッシ枠と何らの変化も見られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、木製サッシの高
断熱性と、金属サッシの低メンテナンス性を併せ持つ複
合サッシが提供されはじめている。複合サッシは、従来
の木製サッシ枠の室外側をアルミニウム等の金属板によ
って覆った形態のものである。複合サッシはサッシ枠の
室外側表面が経年劣化してしまうおそれが少ないため、
木製サッシに必要なメンテナンスに係る手間を削減する
ことができるという利点があった。従来の複合サッシの
一例を図9に示す。図9に示す複合サッシにおいては、
縦枠と横枠とで保護板60を分割させ、隣接する保護板
60の当接部を45°に加工し、ぞれぞれの保護板60
を一体化させるため裏側から接続部品(図示せず)によ
り接続させている。これにより、保護板60を一体化さ
せることができたが、加工・組立てに手間がかかり、各
枠材が変形した場合における対応が困難であるという課
題があった。
【0006】本発明は、木製サッシの高断熱性と、金属
サッシの低メンテナンス性を併せ持つ複合サッシにおい
て、木製サッシ枠の室外側に保護板を取り付ける際に、
簡単な作業で組み立てが可能であり、木製サッシ枠の枠
材に多少の変形が生じた場合においても柔軟に対応する
ことができる保護板を有する複合サッシを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、本発明における複合サッシは、以下に示す構成
をなす。すなわち、木製の枠材を組み合わせて枠体状に
サッシ枠を形成し、サッシ枠の室外側の外面に保護部材
を取り付けてサッシ枠の室外側の外面を保護部材により
遮蔽して形成した複合サッシにおいて、前記保護部材
は、サッシ枠に取り付けられるガラスを固定支持すべ
く、前記各々の枠材の内周縁に沿った枠材の室外側の外
面に、枠材の全長にわたって取り付けられたガラス押さ
え部材と、前記各々の枠材と同長に形成され、前記ガラ
ス押さえ部材に係止される係止部と、前記枠材の室外側
の外面に係止される係止部とを備え、前記ガラス押さえ
部材と前記枠材の室外側の外面とに係止させることによ
り枠材の室外側外面を遮蔽する保護板とを備えることを
特徴とする複合サッシである。また、前記保護板の枠材
の室外側の外面に係止される係止部は、前記枠材の室外
側外面に取り付けられた保護板取付部材に係止させるこ
とを特徴とする複合サッシである。さらに、前記保護板
の枠材の室外側の外面に係止される係止部は、枠材の室
外側外面に設けた係止溝に係止させることを特徴とする
複合サッシである。これらにより、木製サッシにおい
て、サッシ枠を構成する枠材の多少の変形に対して、室
外側表面に取り付けられている保護板も枠材の変形に対
応しやすくなり、常に木材サッシの室外側表面を好適に
保護することができる。
【0008】また、前記保護板は、ガラス押さえ部材に
係止させる係止部を複数箇所に具備していることを特徴
とする複合サッシである。これにより、サッシ枠を構成
する枠材の見付け寸法に柔軟に対応することができ、部
品の種類を減らすことができるため、複合サッシの製造
コストが削減可能である。さらに、前記保護板は、金属
板であることを特徴とする複合サッシである。これによ
り、耐候性に優れた複合サッシとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は窓枠に複合サッシを組み込んだ状態を室内側から見た
図である。建物の壁面等に固定して設置されるサッシ支
持枠10は、上横支持枠12、下横支持枠14、左縦支
持枠16、右縦支持枠18によって、矩形に形成されて
いる。サッシ支持枠10には、支持枠内を左右方向に往
復自在な移動枠として、外障子70、内障子72が引き
違いに配設されている。
【0010】外障子70および内障子72は本発明に係
る複合サッシであり、ともに矩形形状に形成されてお
り、それぞれは、上横枠20,30、下横枠22,3
2、左縦枠24,34、右縦枠26,36、およびこれ
らに室外側から取り付ける保護板および保護板取付部材
とからなる。本実施の形態で示したサッシは矩形状に形
成された障子を引き違い方式としているが、これ以外に
も、三角形の枠体や円形の枠体や、片開き式のサッシや
はね上げ式のサッシ等さまざまな形態のサッシがあり、
それらのサッシについても、本発明を適用することがで
きる。
【0011】図2は、外障子を室内側から見た正面図で
ある。また、図3は、外障子にガラス押さえ部材の取り
付けまでを行った状態を示す説明断面図である。以下、
図2、図3を参照しながら外障子70の組み立て方法に
ついて説明する。なお、内障子72については、外障子
70の組み立て方法を適用すればよいのでここではその
説明を省略する。外障子70の枠体71は上横枠20と
下横枠22の両端が左縦枠24と右縦枠26と当接する
部分において互いに凹凸嵌合により連結して形成され
る。これら上横枠20等の各枠を連結させる前に、上横
枠20および下横枠22と、左右縦枠24、26とが当
接する部分に緩衝部材96を取り付ければ、コーナー部
分の加工・組立てが容易になるため好適である。
【0012】外障子70の枠体71が形成されたら、ガ
ラスを枠体71に取り付ける。本実施の形態では図3に
示すように、ペアガラス65a、65bを使用してい
る。ペアガラス65a、65bは室外側及び室内側の表
面の端辺にシール部材94a、94bを介在させ、障子
の枠の内側面に当接する部分にスペーサ66を介在させ
た上で枠体71に嵌め込まれる。なお、シール部材94
a、94bは衝撃に対するガラスの緩衝材としての機能
も有している。
【0013】本実施の形態における外障子70、内障子
72は、ペアガラス65a、65bを用いているので、
ガラス間に断熱層である空気層が存在し、外部からの熱
伝導も抑えることができるため、高い断熱効果を有する
木製サッシとすることができる。本実施の形態において
は、障子に嵌め込むガラス65をペアガラス65a、6
5bとしているが、これに限定されず、一枚のガラスの
みを取り付けた障子としてもかまわない。
【0014】図4は本発明における複合サッシの室外側
からの透視正面図の一部である。図4は表面にあらわれ
る線を実線であらわし、内部にあるものを破線であらわ
している。図5は外障子70に保護板60および保護板
取付部材62を取り付けた状態を示す説明図である。図
6はガラス押さえ部材と保護部材の要部拡大図である。
以下、図4〜図6を参照しながらガラス押さえ部材およ
び保護部材の取り付け方法の説明をする。
【0015】ガラス押さえ部材100は、サッシ枠の室
外側表面にネジ止めにより固定される。ガラス押さえ部
材100には緩衝部材96が配設されており、また、ガ
ラス押さえ部材100とガラス65bとの間には、シー
ル部材94bが介在している。さらにサッシ枠と室内側
のガラス65aとの間にも、シール部材94aが介在し
ている。ガラス押さえ部材100をサッシ枠に取り付け
ることにより、ガラス押さえ部材100と緩衝部材96
がシール部材94bを押圧すると同時にガラス65b、
65aを介してシール部材94aを押圧する。シール部
材94a、94bはガラス65a、65bとをサッシ枠
とシールするのみならずガラス65a、65bを保持す
るための機能も有している。このように、ガラス65
a、65bは、ガラス押さえ部材100、緩衝部材9
6、シール部材94a、94bとにより安定に保持され
る。
【0016】また、ガラス押さえ部材100を取り付け
るサッシ枠の室外側表面に、係止溝26aを形成し、ガ
ラス押さえ部材100に係止溝26aに係止可能な係止
部102を形成すれば、ガラス押さえ部材100の係止
部102を係止溝26aに係止させればよいため、ガラ
ス押さえ部材100の取り付け位置の寸法を測る必要が
なくなり、取り付け作業が省力化され好適である。さら
に、ガラス押さえ部材100はネジ止めされることによ
り、係止部102が係止溝26aに食い込む状態とな
り、ガラスをより強力に押圧することが可能となるため
好適である。
【0017】緩衝部材96は、サッシ枠の室外側面の内
周面に、ガラス押さえ部材100から室外方向および枠
体71の内側面方向にはみ出すようにして配設される。
緩衝部材96は保護板60をサッシ枠の室外面に取り付
ける際において、保護板60どうしが当接する箇所に生
じる隙間を埋める作用を有する。また、木製サッシ枠を
構成する枠材が多少変形した場合においても柔軟に対応
することができるため、保護板60が歪んでしまうおそ
れが少なくなる。
【0018】本実施の形態においては、保護板60の取
り付けには保護板取付部材62を補助的に用いている。
保護板取付部材62は、図4に示すように小片状に形成
した部材であり、サッシ枠の長手方向に所定間隔をあけ
てネジ止めにより一列状に固定される。また、図6に示
すように、保護板取付部材62は保護板60の係止部6
1a、61bに係合する係止部63a、63bを有し、
サッシ枠の室外側の係止溝26bに係合する係止部64
を有している。保護板取付部材62を小片状にしたこと
により、保護板取付部材62を取り付けても保護板60
とサッシ枠との間の空間150を開放させることができ
るため、サッシ枠外部から雨水等の水分が侵入した場合
においても、サッシ枠の上方および側方からの隙間から
水分が蒸発するため、サッシ枠を腐食させてしまうおそ
れがない。
【0019】サッシ枠全体にガラス押さえ部材100お
よび保護板取付部材62を取り付けた後、保護板60を
取り付ける。保護板60はアルミニウムの押し出し成形
により、保護板取付部材62の係止部63a、63bと
ガラス押さえ部材の係止部101とに係止可能な係止部
61a、61b、61cとを有する形状に形成される。
また、保護板取付部材62にはプラスチックなどの樹脂
材により成形したものを用いるのが好ましい。
【0020】保護板60は各枠の形状に合わせて形成さ
れ、各枠にそれぞれ一枚ずつ取り付けられる。本実施の
形態では、左右の縦枠24、26については、上下方向
の全長にわたって取り付けられ、上下の横枠20、22
については、左右の縦枠24、26の内側面間にわたっ
て取り付けられている。また、保護板60どうしが当接
する部分に緩衝部材96を介在させていることで、障子
の室外側の表面を隙間なく覆うことができる。それぞれ
の保護板60は係止部61a、61b、61cを単純に
各枠の保護板取付部材62およびガラス押さえ部材10
0の係止部63a、63b、101に押圧して係合させ
ていくだけでよいため、取り付け作業の効率が高く好適
である。
【0021】図6に保護板60と保護板取付部材62と
の係合状態を拡大して示す。保護板取付部材62はプラ
スチックにより成形されており、適度な弾性を有してい
るため、弾性を利用した取り付け方法としている。本実
施の形態において用いられる長方形に形成された保護板
60は、保護板60の係止部61cをガラス押さえ部材
の係止部101に係止させた後に、他の係止部61a、
61bを保護板取付部材62の係止部63a、63bに
押しつけることによりこれらを係止する。なお、保護板
60のガラス押さえ部材100に係合する側の先端部内
面には弾性材からなるシール部材兼反力部材99が配設
されており、シール部材兼反力部材99は、保護板60
の取り付け時にガラス押さえ部材100の表面からの反
力を生じ、係止部61cと101との係合を確実にし、
取り付け完了後には、保護板60とガラス押さえ部材1
00との間がシールされるので、開口部120から雨な
どの水の侵入を緩和させることができる。同様の手順を
繰り返し、障子の枠すべてに保護板60を取り付ける。
【0022】以上により、保護板60がガラス押さえ部
材100と保護板取付部材62によりサッシ枠に取り付
けられるのであるが、保護板60によって、ガラス押さ
え部材100のネジ止め部分および保護板取付部材62
が覆われ、ネジ止めした部分が表面にあらわれてこなく
なる。また、室外側に面しているサッシ枠の木材部分が
保護板60により覆われて保護されているから、風雨に
よる木材部の傷みを大幅に減少させることができる。ま
た、保護板60、ガラス押さえ部材100はあらかじめ
所定方向への長尺体に形成されている。この長尺体をサ
ッシ枠の長さ寸法に合わせて切断(断ち切り)すればよ
いだけであるので、作業性がよい。
【0023】なお、外障子70に関しては、窓枠に当接
しない側の右縦枠26の側面が常に室外側に露出するこ
とになるので、この面も保護板で保護する必要がある。
本実施の形態においては、図5に示すように、右縦枠2
6に係止溝120を設けて係止溝120に係合可能な係
止部140a、140bを形成した保護板140とし、
係止部140a、140bに抜け止め加工をして係止溝
120に差し込むことにより、保護板140を取り付け
ている。また、110は水抜き孔であり、サッシ支持枠
の外側から進入した水がサッシ支持枠の下横枠に設けら
れた排水溝へ誘導され、サッシ支持枠から排水される。
【0024】図7は木製の枠体の室外側の面を保護板に
よって覆う他の複合サッシを示す説明図である。また、
図8は図7の要部拡大図である。図7、図8の説明にお
いて、図5、図6と同番号のものについては説明を省略
する。図7に示す保護板60は、保護板取付部材62を
使用せずにサッシ枠の室外側表面を覆うことができるよ
うに形成したことを特徴とする実施形態である。本実施
の形態の保護板60は、保護板取付部材62に係止させ
る部分の係止部61a,61bの代わりに、サッシ枠の
側面に直接係止させる係止部61dを形成すると共に、
ガラス押さえ部材100と相互に係合する係止部61c
を保護板60の内面に幅方向に所定間隔をあけて複数箇
所設けたものである。本実施の形態における保護板60
を用いれば、枠材の見付け幅wに応じて、ガラス押さえ
部材100の係止部105に係止させる係止部61cを
適宜選択して対応させることができるため好適である。
【0025】つづいて保護板60の取り付け方法につい
て説明する。保護板60はサッシ枠の室外側の外周側面
に刻設した係止溝26cに係止部61dを抜け止め加工
して係止させ、ガラス押さえ部材の係止部105に枠材
の見付け幅wに対応する係止部61cを係止させること
によって取り付ける。ガラス押さえ部材の係止部105
には、ゴム等の弾性材を配設し、アルミニウム板の係止
部61cを係止させれば外れにくくなるため好適であ
る。なお、本実施形態における保護板60のガラス押さ
え部材100の内面に配設した係止部61cは2箇所の
みとしているが、より多くの係止部61cを配設するこ
とにより、枠材の見付け幅wへの対応がより広い範囲で
行うことができるためなお好適である。
【0026】また、図7に示すように、窓枠に当接しな
い側の右縦枠26の室外側側面にも保護板を取り付ける
必要がある。右縦枠26の室外側側面の保護板140に
ついては、サッシ枠室外側表面の保護板60の係止部6
1dと、召し合わせ部のシール取り付け部材130の室
外側側面端部の係止部130bに係止部140a、14
0bを係止させることにより取り付ける。なお、召し合
わせ部のシール取り付け部材130は、ネジ止めにより
召し合わせ部分に取り付けられ、右縦枠26の室外側側
面に設けられた係止溝26dに抜け止め加工した係止部
130bを係止させることにより右縦枠26に固定され
ている。保護板140の係止部140a、140bは、
他の部材に係止させているのみであるが、室外側正面の
保護板60側の係止部140aは抜け止め加工され、シ
ール取付部材130側の係止部140bは、保護板14
0のバネ性を利用してシール取付部材の係止部130b
に係止しているので、確実な取り付けとなる。
【0027】保護板140の取り付け方法は上述した実
施の形態に限定されるわけではない。例えば先に説明し
たような保護板取付部材62を用いて取り付けることも
もちろん可能である。また、以上に説明してきた実施の
形態においては、保護板60、140をアルミニウム板
としているが、耐候性処理をしたプラスチック樹脂など
の保護板60、140とすることも可能である。
【0028】本実施形態における保護板60、140の
取り付け方法においては、サッシ枠の端部に係止用の溝
26c、26dを形成しなければならない点はあるもの
の、工場内で形成することができるし、サッシ枠の見付
け幅wの変更に対しては、1枚の保護板60で対応する
ことができるので、全体的にはコストダウンにつながる
ため好適である。
【0029】なお、先の実施形態におけるシール部材兼
反力部材99は、本実施形態においては取り付け時の反
力は不要であるため、シール部材としてのみ作用する
が、サッシ枠と保護板60との間に空間150があり、
空間150はサッシ枠の上下方向に開放されているの
で、水分が侵入した場合でも蒸発させることができるの
で、厳密なシールとする必要がないので、さらに組み立
て作業が容易になる。なお、シール取付部材130に
は、召し合わせ部分のシール92が取り付けられる。
【0030】
【発明の効果】本発明における複合サッシは、前述した
ように、室外側にあらわれるサッシ枠の表面に保護板を
取り付けたことにより、サッシ枠の室外側表面の枠材の
傷みを大幅に抑えることができ、耐久性が向上する。ま
た、表面劣化に対するメンテナンスの必要がなくなるた
め維持費用を抑えることができる。また、サッシ枠の横
枠と縦枠に取り付け保護部材は、アルミニウムの押し出
し成形によって形成した長尺体を所定の長さ寸法に合わ
せて切って使用できるから加工・組立てが容易になり、
さらに、種々の寸法製品、多用な製品に容易に対応する
こともできる。さらにまた、保護板がサッシ枠全体とし
て一体化されていないため、サッシ枠の枠材に多少の変
形が生じた場合においても、保護板が枠材の変形に柔軟
に対応することができるため、保護板が変形して見た目
を損なうことがなくなる。
【0031】さらにまた、保護板は、他の部材に凹凸係
合させて取り付けている。したがって、保護板は単に押
圧するだけでサッシ枠に取り付けることができるから、
保護板自体にネジ止めをする必要がなくなるため、組み
立てに要する工数を減らすことができる。また、保護板
を金属板としたことにより、さらに耐候性が高くなり、
木材ベースの複合サッシにおいて低メンテナンス性も具
備させることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓枠に複合サッシを組み込んだ状態を室内側か
ら見た図である。
【図2】外障子を室外側から見た正面図である。
【図3】外障子にガラス押さえ部材の取り付けまで行っ
た状態を示す説明断面図である。
【図4】本発明における複合サッシの室外側からの透視
正面図の一部である。
【図5】外障子に保護板および保護板取付部材を取り付
けた状態示す説明図である。
【図6】ガラス押さえ部材と保護部材の要部拡大図であ
る。
【図7】保護部材の他の実施形態の一例を示す説明図で
ある。
【図8】図7の要部の拡大説明図である。
【図9】従来の複合サッシの他の例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 サッシ支持枠 12 上横支持枠 14 下横支持枠 16 左縦支持枠 18 右縦支持枠 20、30 上横枠 22、32 下横枠 24、34 左縦枠 26、36 右縦枠 60、140 保護板 62 保護板取付部材 65 ガラス 70 外障子 100 ガラス押さえ部材 110 水抜き孔 w 見付け幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の枠材を組み合わせて枠体状にサッ
    シ枠を形成し、サッシ枠の室外側の外面に保護部材を取
    り付けてサッシ枠の室外側の外面を保護部材により遮蔽
    して形成した複合サッシにおいて、 前記保護部材は、 サッシ枠に取り付けられるガラスを固定支持すべく、前
    記各々の枠材の内周縁に沿った枠材の室外側の外面に、
    枠材の全長にわたって取り付けられたガラス押さえ部材
    と、 前記各々の枠材と同長に形成され、前記ガラス押さえ部
    材に係止される係止部と、前記枠材の室外側の外面に係
    止される係止部とを備え、前記ガラス押さえ部材と前記
    枠材の室外側の外面とに係止させることにより枠材の室
    外側外面を遮蔽する保護板とを備えることを特徴とする
    複合サッシ。
  2. 【請求項2】 前記保護板の枠材の室外側の外面に係止
    される係止部は、前記枠材の室外側外面に取り付けられ
    た保護板取付部材に係止させることを特徴とする請求項
    1記載の複合サッシ。
  3. 【請求項3】 前記保護板の枠材の室外側の外面に係止
    される係止部は、枠材の室外側外面に設けた係止溝に係
    止させることを特徴とする請求項1記載の複合サッシ。
  4. 【請求項4】 前記保護板は、ガラス押さえ部材に係止
    させる係止部を複数箇所に具備していることを特徴とす
    る請求項1または3記載の複合サッシ。
  5. 【請求項5】 前記保護板は、金属板であることを特徴
    とする請求項1、2、3または4いずれか記載の複合サ
    ッシ。
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