JP2003145881A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

Info

Publication number
JP2003145881A
JP2003145881A JP2001352097A JP2001352097A JP2003145881A JP 2003145881 A JP2003145881 A JP 2003145881A JP 2001352097 A JP2001352097 A JP 2001352097A JP 2001352097 A JP2001352097 A JP 2001352097A JP 2003145881 A JP2003145881 A JP 2003145881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive gear
feed screw
gear
motor
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001352097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Funada
邦彦 舟田
Hiromi Otsuka
博己 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Component Ltd filed Critical Fujitsu Component Ltd
Priority to JP2001352097A priority Critical patent/JP2003145881A/ja
Publication of JP2003145881A publication Critical patent/JP2003145881A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計自由度の大きいプリンタの提供。 【解決手段】 送りねじ(10)の外周に第1ワンウェ
イクラッチ(20)を介して結合されるスリット付きパ
イプ(30)は第2ワンウェイクラッチ(40)を介し
てケーシングに結合されている。駆動ギヤ(50)の係
合ピン(52)がスリット付きパイプのスリット(3
1)を通って、送りねじのガイド溝(11)に係合して
いる。モータ(1)で送りねじを右から見て反時計周り
に回転させると第1、第2ワンウェイクラッチにより、
スリット付きパイプは回転せず駆動ギヤは軸方向に移動
し第1、2,3被駆動ギヤ(80、90、100)のい
ずれかに位置に合わせできる。そこで、モータを時計周
り回転するとスリット付きパイプは送りねじと一体に回
転し、駆動ギヤが回転し、その回転トルクが中間ギヤ
(70)を介して位置合わせされた被駆動ギヤに伝達さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気やガスの検針、あるいは、車
内販売における領収証の発行、車内検札時の発券等のた
めに携帯式の小型プリンタが数多く使用されるようにな
ってきている。このような小型のプリンタにおいては、
スペースがないために、1個のモータでインクリボンの
繰り出し、巻取り、被転写用紙の給紙、排紙、等の動作
をおこなっている。そのために、多くのギヤ、カム、ク
ラッチ等の伝達機構が多数使用されている。このような
問題を解決するために、例えば、特開2001−159
4号公報に記載の装置ではワンウェイクラッチを使用し
て送りねじ回転用のモータで他の機構を作動させてい
る。しかしながら、上記公報の装置では、送りねじで移
動せしめられる要素が送りねじの端部に来たときにしか
他の機構を作動させることができず設計自由度が小さ
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、任意の位置に複数の機構を配置でき、送りねじ回転
用のモータで所望の機構を選択的に作動せしめることが
できる設計自由度の大きいプリンタを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、モータに常時噛合される送りねじのエンドレスな螺
旋溝に、駆動ギヤ制御機構を介して、駆動ギヤが係合さ
れていて、駆動ギヤ制御機構は、モータが第1の回転方
向に回転する時には、駆動ギヤの周方向の回転を停止し
て駆動ギヤを軸方向移動に移動せしめて駆動ギヤを異な
る作動機構を作動させるための複数の被駆動ギヤの一つ
に係合せしめる駆動ギヤ移動動作をおこない、モータが
第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転する時に
は、駆動ギヤを送りねじと一体に回転せしめてモータの
駆動力を前記駆動ギヤに係合せしめられた被駆動ギヤに
伝達する駆動ギヤ回転動作をおこなう、ことを特徴とす
るプリンタが提供される。
【0005】このようなプリンタでは、モータに常時噛
合される送りねじのエンドレスな螺旋溝に、駆動ギヤ制
御機構を介して、駆動ギヤが係合されていて、駆動ギヤ
制御機構によって、駆動ギヤの周方向の回転を停止して
駆動ギヤを軸方向移動に移動せしめて駆動ギヤを異なる
作動機構を作動させるための複数の被駆動ギヤの一つに
係合せしめる駆動ギヤ移動動作と、駆動ギヤを送りねじ
と一体に回転せしめてモータの駆動力を前記駆動ギヤに
係合せしめられた被駆動ギヤに伝達する駆動ギヤ回転動
作とを、モータを第1の回転方向に回転させるか、第1
の回転方向と反対の第2の回転方向に回転させるかの切
り替えだけでおこなうことができる。
【0006】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、送りねじのエンドレスな螺旋溝に駆動ギヤの
内壁から突出するピンが係合せしめられ、送りねじの外
側に軸方向に延伸するスリットが形成されているスリッ
ト付きパイプが配設されていて、ピンはスリットを径方
向に通過して螺旋溝に係合し、駆動ギヤ制御機構は、モ
ータが第1の回転方向に回転する時には、スリット付き
パイプを係止し、モータが第1の回転方向と反対の第2
の方向に回転する時には、スリット付きパイプを送りね
じと一体に回転せしめる、ことを特徴とするプリンタが
提供される。このようなプリンタでは、駆動ギヤ制御機
構は、モータが第1の回転方向に回転する時には、駆動
ギヤから突出するピンが通るスリットを係止して駆動ギ
ヤの移動動作をおこない、モータが第1の回転方向と反
対の第2の方向に回転する時には、駆動ギヤから突出す
るピンが通るスリットを送りねじと一体に回転せしめて
駆動ギヤの回転動作をおこなう。
【0007】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
において、駆動ギヤ制御機構は、送りねじとスリット付
きパイプの間に配設される第1ワンウェイクラッチと、
スリット付きパイプとケーシングの間に配設される第2
ワンウェイクラッチと、から成る、ことを特徴とするプ
リンタが提供される。
【0008】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、被駆動ギヤは、駆動ギヤと共中心のアームで
駆動ギヤに係合する中間ギヤを介して回転駆動される、
ことを特徴とするプリンタが提供される。このようなプ
リンタでは、複数の被駆動ギヤが異なる径を有していて
も、あるいは、駆動ギヤと複数の被駆動ギヤとの距離が
ことなっていても、係合できる。
【0009】請求項5の発明によれば、請求項1の発明
において、駆動ギヤの送りねじ上の軸方向位置を検出す
る位置センサを有し、位置センサの信号に基づきモータ
の回転方向を第1の回転方向から第2の回転方向に切り
替えることを特徴とする、プリンタが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態について説明する。図1は本発明のプ
リンタを説明する分解斜視図であって、モータ1には出
力ギヤ2が取り付けられ、出力ギヤ2は減速ギヤ3を介
して送りねじ10の図中左側の端部に固定されている送
りねじドライブギヤ4に噛合している。
【0011】送りねじ10は表面にエンドレスの螺旋状
のガイド溝11が形成されている。送りねじ10の図中
右側の端部の溝のない部分に外周に第1ワンウェイクラ
ッチ20の内周側が結合され、第1ワンウェイクラッチ
20の外周側に、図では分離して示されているが、スリ
ット31を有するスリット付きパイプ30の右側の端部
が結合されている。
【0012】スリット付きパイプ30の図中右側の端部
のスリット31のない部分の外周には第2ワンウェイク
ラッチ40の内周側が結合され、第2ワンウェイクラッ
チ40の外周側はケーシング200の隔壁210(図
2、4参照)に固定されている。スリット付きパイプ3
0の外側には駆動ギヤ50が配設され、駆動ギヤ50の
中央部に形成されている穴51の内壁はスリット付きパ
イプ30の外周に摺接するが、穴51の内壁の一点から
中心に向かって係合ピン52が延伸し、この係合ピン5
2はスリット付きパイプ30のスリット31を通って、
送りねじ10のガイド溝11に係合している。
【0013】駆動ギヤ50の軸方向の両側に一対のアー
ム60が配設され、アーム60は駆動ギヤ50と共中心
であって、穴61の内面がスリット付きパイプ30の外
周に摺接する。そして、一対のアーム60は駆動ギヤ5
0の歯よりも径方向外側において係合ピン62で固定さ
れていて、係合ピン62に中間ギヤ70が回動可能に取
り付けられ、中間ギヤ70は駆動ギヤ50に常時噛合し
ている。なお、図1では説明のためにアーム60は一部
破断して示してある。
【0014】駆動ギヤ50は後述するようにして軸方向
に移動し、第1被駆動ギヤ80、第2被駆動ギヤ90、
第3被駆動ギヤ100に選択的に噛合することができ
る。第1被駆動ギヤ80、第2被駆動ギヤ90、第3被
駆動ギヤ100は、この実施の形態の場合は、ケーシン
グ200(図4,5参照)に固定された共通の軸150
に対して、軸方向位置固定で回転可能に、取り付けられ
ている。しかし、アーム60で駆動ギヤ50の周りを衛
星的に回る中間ギヤ70を介して駆動ギヤ50に係合さ
れるので、必ずしも、このようにする必要はない。
【0015】次に、第1ワンウェイクラッチ20と第2
ワンウェイクラッチ40の詳細な構成と作用について説
明する。図2は送りねじ10、第1ワンウェイクラッチ
20、スリット付きパイプ30、第2ワンウェイクラッ
チ40、駆動ギヤ50、を軸方向から見た拡大図であっ
て、左下がりのハッチングを付して示されているのが第
1ワンウェイクラッチ20であり、右下がりのハッチン
グを付して示されているのが、第2ワンウェイクラッチ
40である。第1ワンウェイクラッチ20、第2ワンウ
ェイクラッチ40は、共に、説明のために一部破断して
示してあるが、いずれも、周方向に連続している。
【0016】第1ワンウェイクラッチ20は内側部材2
1と外側部材22を有し、内側部材21は送りねじ10
の外周面に結合され、外側部材22はクロスハッチング
を付して示されているスリット付きパイプ30の内周面
に結合されており、内側部材21と外側部材22の間に
は爪23が介装されている。爪23は内側部材21が反
時計周りに回転する時は外側部材22を引きずることな
く内側部材21のみの回転となし、内側部材21が時計
周りに回転する時は外側部材22を引きずって、内側部
材21と外側部材22を一体に回転させることができ
る。
【0017】第2ワンウェイクラッチ40は内側部材4
1と外側部材42を有し、内側部材41はクロスハッチ
ングを付して示されているスリット付きパイプ30の外
周面に結合され、外側部材42はケーシング200の隔
壁210に結合されており、内側部材41と外側部材4
2の間には爪43が介装されている。爪43は内側部材
41が時計周りに回転する時はその回転を妨げないが、
内側部材41が反時周り計方向に回転する時はその回転
を妨げる。
【0018】例えば、図2に矢印Aで示すように、送り
ねじ10が反時計周りに回転する時は、送りねじ10に
結合されている第1ワンウェイクラッチ20の内側部材
21が反時計周りに回転する。スリット付きパイプ30
は爪23に引きずられて回転しようとするがスリット付
きパイプ30の外周に固定されている第2ワンウェイク
ラッチ40の爪43の作用により停止せしめられる。し
たがって、スリット付きパイプ30が固定の状態で送り
ねじ10が回転することになり、ピン51が送りねじ1
0の溝に係合している駆動ギヤ50は、送りねじ10の
回転にともない軸方向に移動する。
【0019】逆に、図3に矢印Bで示すように、送りね
じ10が時計周りに回転するときは、送りねじ10に結
合されている第1ワンウェイクラッチ20の内側部材2
1が反時計周りに回転する。すると、爪23が作用して
第1ワンウェイクラッチ20の外側部材22が回転し、
第1ワンウェイクラッチ20の外側部材22に結合され
ているスリット付きパイプ30が回転し、スリット付き
パイプ30に固定されている第2ワンウェイクラッチ4
0の内側部材41も時計方向に回転しようとする。この
時、第2ワンウェイクラッチ40の爪43は第2ワンウ
ェイクラッチ40の内側部材41の動きを妨害しない。
したがって、スリット付きパイプ30が送りねじ10と
一体に回転することになり、駆動ギヤ50はスリット付
きパイプ30を介して送りねじ10と同じ方向、この場
合は時計周り、に回転する。
【0020】上記の作動を組み合わせて、送りねじ10
を反時計周りに回転せしめて駆動ギヤ50を第1被駆動
ギヤ80、第2被駆動ギヤ90、第3被駆動ギヤ100
のいずれかの位置に合わせて中間ギヤ70を係合せし
め、それから送りねじ10を時計周りに回転せしめるこ
とにより、中間ギヤ70を介して駆動ギヤ50と係合せ
しめられたいずれかの被駆動ギヤを回転駆動することが
できる。
【0021】次に、各被駆動ギヤがどのような作動をす
るかを図4,5を参照して説明する。図4はプリンタの
内部を側面から見た図であり、図5はプリンタの内部に
軸線方向から見た図である。なお、図4では第1被駆動
ギヤ80、第2被駆動ギヤ90、第3被駆動ギヤ100
は重なって1つに示されている。また、図5では、ケー
シング200の隔壁類は図が煩雑になるのを避けるため
に示していない。
【0022】先ず、第1被駆動ギヤ80の作動について
説明する。第1被駆動ギヤ80にはプーリ81が固定的
に取り付けられていてプーリ81はベルト82を介して
紙搬送ローラ110の軸111に取り付けられたプーリ
112に常時係合されている。したがって、第1被駆動
ギヤ80が駆動ギヤ50と噛合せしめられた時には、図
示しない紙ロールから引き出されケーシング200の窓
201から導入されたロール紙(一点鎖線で示してあ
る)が搬送される。なお、紙を紙搬送ローラ110に押
し付けるピンチローラ113が紙搬送ローラ110に対
向して配置されている(図4参照)。なお、第1被駆動
ギヤ80は、第2被駆動ギヤ90、第3被駆動ギヤ10
0よりも径が小さいが、中間ギヤ70を介しているの
で、駆動ギヤ50と係合することができる。中間ギヤは
このようにして設計の自由度の増大に寄与している。
【0023】次に、第2被駆動ギヤ90の作動について
説明する。第2被駆動ギヤ90にはプーリ91が固定的
に取り付けられていて、プーリ91は転写フィルム巻取
りローラ120に取り付けられたプーリ121にベルト
122を介して常時係合されている。したがって、第2
被駆動ギヤ90が駆動ギヤ50と噛合せしめられた時に
は、転写フィルムローラ123に巻き付けられている転
写フィルム(ニ点鎖線で示してある)はガイドローラ1
24,125,を通り、サーマルヘッド130の上を通
り、ガイドローラ126、127を通って、巻取りロー
ラ120に巻き取られる。
【0024】次に、第3被駆動ギヤ100の作動につい
て説明する。第3被駆動ギヤ100の図4における右側
の側面には中心から離れた所にピン101が取り付けら
れ、ピン101にはアーム102の長穴103(図3参
照)が係合している。アーム102のピン101と係合
しているのとは反対側の端部にはピン104が取り付け
られている。ピン104はケーシング200の隔壁21
0(図2参照)に形成されている穴(図示せず)を貫通
しており、この穴により、ピン104の位置は固定され
ている。
【0025】ピン104の隔壁210を挟んでアーム1
02とは反対側のところにはアーム105が固定されて
いる。アーム105のピン104が取り付けられている
のとは反対の端部にはプラテンローラ140の軸141
が取り付けられている。上記の構成により、第3被駆動
ギヤ100が駆動ギヤ50と噛合し、回転せしめられた
時には、プラテンローラ140は紙と転写フィルムをサ
ーマルヘッド130に周期的に押し付ける。
【0026】以上説明したように本発明の実施の形態で
は、1つのモータを1つの回転方向に回転して駆動ギヤ
50を移動し3つの被駆動ギヤ80,90、100の一
つに係合し、係合した被駆動ギヤを回転せしめて、3つ
の異なる作動をおこなうことができる。
【0027】図4、5において、160で示されるの
は、バッテリであって、モータ1の駆動、サーマルヘッ
ド130の印字駆動等をおこなうための電力をそれぞれ
に供給する。また、図1に171,172、173で示
されるのは、駆動ギヤ50が各被駆動ギヤ80,90,
100に係合する位置に到達したかどうかを検出する、
位置センサであって、詳細は示さないが、駆動ギヤ50
が各被駆動ギヤの位置にくると駆動ギヤ50の歯が接触
する部分を有し、それにより信号を発するものである。
その他、モータの回転した数を検出するものでもよい。
なお、これらの制御は、図1に180で示される制御回
路によりおこなわれる。この制御回路180はケーシン
グ200に配置されている。
【0028】
【発明の効果】各請求項に記載の発明は、プリンタの発
明であるが、モータに常時噛合される送りねじのエンド
レスな螺旋溝に、駆動ギヤ制御機構を介して、駆動ギヤ
が係合されていて、駆動ギヤ制御機構は、モータが第1
の回転方向に回転する時には、駆動ギヤの周方向の回転
を停止して駆動ギヤを軸方向移動に移動せしめて駆動ギ
ヤを異なる作動機構を作動させるための複数の被駆動ギ
ヤの一つに係合せしめる駆動ギヤ移動動作をおこない、
モータが第1の回転方向と反対の第2の回転方向に回転
する時には、駆動ギヤを送りねじと一体に回転せしめて
モータの駆動力を前記駆動ギヤに係合せしめられた被駆
動ギヤに伝達する駆動ギヤ回転動作をおこなう。したが
って、モータに常時噛合される送りねじのエンドレスな
螺旋溝に、駆動ギヤ制御機構を介して、駆動ギヤが係合
されていて、駆動ギヤ制御機構によって、駆動ギヤの周
方向の回転を停止して駆動ギヤを軸方向移動に移動せし
めて駆動ギヤを異なる作動機構を作動させるための複数
の被駆動ギヤの一つに係合せしめる駆動ギヤ移動動作
と、駆動ギヤを送りねじと一体に回転せしめてモータの
駆動力を前記駆動ギヤに係合せしめられた被駆動ギヤに
伝達する駆動ギヤ回転動作とを、モータを第1の回転方
向に回転させるかを、モータが第1の回転方向と反対の
第2の回転方向に回転させるかの切り替えだけでおこな
うことができる。任意の軸方向の位置で他の機構を作動
せしめることができ設計の自由度が大きい。
【0029】特に、請求項2のように、送りねじのエン
ドレスな螺旋溝に駆動ギヤの内壁から突出するピンが係
合せしめられ、送りねじの外側に軸方向に延伸するスリ
ットが形成されているスリット付きパイプが配設されて
いて、ピンはスリットを径方向に通過して螺旋溝に係合
し、駆動ギヤ制御機構は、モータが第1の回転方向に回
転する時には、スリット付きパイプを係止し、モータが
第1の回転方向と反対の第2の方向に回転する時には、
送りねじと一体に回転せしめる、ようにすれば、スリッ
ト付きパイプをモータの回転方向によって、係止、一体
回転させることで、移動動作と回転動作の切り替えをお
こなうことができる。
【0030】特に、請求項3のように、駆動ギヤ制御機
構を、送りねじとスリット付きパイプの間に配設される
第1ワンウェイクラッチと、スリット付きパイプとケー
シングの間に配設される第2ワンウェイクラッチで構成
すれば、特に、構成要素を少なくすることができる。
【0031】特に、請求項4のように、被駆動ギヤが、
駆動ギヤと共中心のアームで駆動ギヤに係合する中間ギ
ヤを介して回転駆動される、ようにすれば、複数の被駆
動ギヤが異なる径を有していても、あるいは、駆動ギヤ
と複数の被駆動ギヤとの距離がことなっていても係合で
きるので設計の自由度がさらに大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタの伝達機構を示す分解斜視図
である。
【図2】ワンウェイクラッチの構造と作動を説明する図
である。
【図3】ワンウェイクラッチの構造と作動を説明する図
である。
【図4】本発明のプリンタを内部構造を側面から見て示
す図である。
【図5】本発明のプリンタの内部構造を軸方向から見て
示す図である。
【符号の説明】
1…モータ 10…送りねじ 20…第1ワンウェイクラッチ 21…(第1ワンウェイクラッチの)内側部材 22…(第1ワンウェイクラッチの)外側部材 23…爪 30…スリット付きパイプ 31…スリット 40…第2ワンウェイクラッチ 41…(第1ワンウェイクラッチの)内側部材 42…(第1ワンウェイクラッチの)外側部材 43…爪 50…駆動ギヤ 51…係合ピン 60…アーム 70…中間ギヤ70 80…第1被駆動ギヤ 90…第2被駆動ギヤ 100…第3被駆動ギヤ 110…紙搬送ローラ 113…ピンチローラ 120…転写フィルム巻取りローラ 130…サーマルヘッド 140…プラテンローラ 171、172、173…位置センサ 180…制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに常時噛合される送りねじのエン
    ドレスな螺旋溝に、駆動ギヤ制御機構を介して、駆動ギ
    ヤが係合されていて、 駆動ギヤ制御機構は、モータが第1の回転方向に回転す
    る時には、駆動ギヤの周方向の回転を停止して駆動ギヤ
    を軸方向移動に移動せしめて駆動ギヤを異なる作動機構
    を作動させるための複数の被駆動ギヤの一つに係合せし
    める駆動ギヤ移動動作をおこない、モータが第1の回転
    方向と反対の第2の回転方向に回転する時には、駆動ギ
    ヤを送りねじと一体に回転せしめてモータの駆動力を前
    記駆動ギヤに係合せしめられた被駆動ギヤに伝達する駆
    動ギヤ回転動作をおこなう、ことを特徴とするプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 送りねじのエンドレスな螺旋溝に駆動ギ
    ヤの内壁から突出するピンが係合せしめられ、 送りねじの外側に軸方向に延伸するスリットが形成され
    ているスリット付きパイプが配設されていて、ピンはス
    リットを径方向に通過して螺旋溝に係合し、 駆動ギヤ制御機構は、モータが第1の回転方向に回転す
    る時には、スリット付きパイプを係止し、モータが第1
    の回転方向と反対の第2の方向に回転する時には、スリ
    ット付きパイプを送りねじと一体に回転せしめる、こと
    を特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 駆動ギヤ制御機構は、送りねじとスリッ
    ト付きパイプの間に配設される第1ワンウェイクラッチ
    と、スリット付きパイプとケーシングの間に配設される
    第2ワンウェイクラッチと、から成る、ことを特徴とす
    る請求項2に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 被駆動ギヤは、駆動ギヤと共中心のアー
    ムで駆動ギヤに係合する中間ギヤを介して回転駆動され
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 駆動ギヤの送りねじ上の軸方向位置を検
    出する位置センサを有し、位置センサの信号に基づきモ
    ータの回転方向を第1の回転方向から第2の回転方向に
    切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のプリン
    タ。
JP2001352097A 2001-11-16 2001-11-16 プリンタ Pending JP2003145881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352097A JP2003145881A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352097A JP2003145881A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003145881A true JP2003145881A (ja) 2003-05-21

Family

ID=19164323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352097A Pending JP2003145881A (ja) 2001-11-16 2001-11-16 プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003145881A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9086103B2 (en) Rotation transmission device
US7869105B2 (en) Transmission and communication apparatus including the same
TWI508870B (zh) 具有雙面列印功能之列印裝置
JP3716831B2 (ja) 画像形成装置
JP2003145881A (ja) プリンタ
US5823523A (en) Auto sheet feeder for use in a printing apparatus
JP4659285B2 (ja) 回転伝達装置および両面印刷装置
US20200298603A1 (en) Ribbon transport mechanism and tape printing apparatus
JP2012214275A (ja) 用紙搬送機構、画像形成装置、及び用紙搬送方法
JP3073146B2 (ja) ファクシミリ装置の駆動装置
JP2009250385A (ja) クラッチ装置
JP2004148528A (ja) カラープリンタ
JP2008007307A (ja) 駆動力伝達制御装置
WO2009118955A1 (ja) リボン供給装置
EP3238944B1 (en) Thermal printer and portable terminal
JP3305347B2 (ja) 用紙送り装置
JP2001139213A (ja) カッタ付きプリンタ
JPH02217274A (ja) ラインサーマルプリンタ
JPH08231066A (ja) 印刷装置の自動用紙搬送機構
JPH10244716A (ja) プリンタ
JP2004351847A (ja) リボン供給軸におけるリボン巻戻し装置
JPS63246264A (ja) 用紙送り装置
JPH05157126A (ja) クラッチ機構
JP2009113400A (ja) ロール紙カートリッジおよびプリンタ
JP2000141798A (ja) インク巻き取り装置