JP2003145798A - インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置

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JP2003145798A
JP2003145798A JP2002101358A JP2002101358A JP2003145798A JP 2003145798 A JP2003145798 A JP 2003145798A JP 2002101358 A JP2002101358 A JP 2002101358A JP 2002101358 A JP2002101358 A JP 2002101358A JP 2003145798 A JP2003145798 A JP 2003145798A
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久 宮澤
Munehide Kanetani
宗秀 金谷
Yasuto Sakai
康人 坂井
Masaki Shimomura
正樹 下村
Satoshi Nakada
聡 中田
Yoshihiro Koizumi
義弘 小泉
Hironari Owaki
寛成 大脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク供給針に挿抜可能で、かつインクカー
トリッジを、これに付帯されている記憶手段との通信を
確保できる正確な位置に装着できるインクカートリッジ
を提供すること。 【解決手段】 挿入方向の先端側にインク供給口4を備
えてインクを収容する容器と、容器の挿入方向に平行な
面に設けられ、記録装置に接続可能な電極7aに接続さ
れた記憶手段7と、電極7aよりも挿入方向の後端側に
設けられ、記録装置に係脱可能な係止部材5と、他方の
面に設けられ、記録装置に係脱可能な係止部材6とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷信号に対応し
てインク滴を吐出する記録ヘッドにインクを適正な負圧
状態で供給するインクカートリッジ、及びこれに適した
インクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを備えたキャ
リッジに着脱可能にインク容器を搭載した記録装置にあ
っては、印刷時のキャリッジの移動による抜けを防止す
るとともに、外部操作により容易に係合が解除できる係
止機構を備えている。このような係止機構は、例えば特
開平10−44451号公報に見られるように、インクタンク
の対向する2つの側面に一方にはインクカートリッジホ
ルダに係合する凸部を、また他方の面には回動可能なレ
バーに爪を形成して、凸部をインクカートリッジホルダ
に係合させた状態で、凸部を回動支点とするように他方
の面を移動させて爪をインクカートリッジホルダに係合
させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インク
カートリッジの回動により装着するものにあっては、記
録ヘッドに連通するインク供給針を介してインク流路を
形成するインク容器には適用が困難である。すなわち、
インク供給針は、インク容器との確実な連通を確保する
ため、所定の長さを有するから、軸方向以外の外力を受
けると折損する虞があり、このため、インク容器をイン
ク供給針の長さ方向に平行に移動させる必要がある。ま
た、特開平9-11500号公報に見られるようにインクを収
容する容器の対向する2つの面に、インクカートリッジ
ホルダと係合する爪部を備えた弾性変形可能なレバーを
形成してインク供給針に挿通可能としたインクカートリ
ッジも提案されている。さらには、特開平2001-105587
号公報に見られるように、インクを収容する容器を扁平
な直方体状の構成し、長手方向の前面側の壁にラッチ部
材を設けるとともに、この近傍の両側壁に挿入ガイド用
の凸状部を形成したインクカートリッジが提案されてい
る。しかしながら、インクカートリッジに関する情報等
を格納した記憶手段が付帯されたインクカートリッジに
あっては、微細な電極との確実な接続を必要とするた
め、確実な位置決めが必要となる。本発明はこのような
問題に鑑みてなされたものであって、その第1の目的と
するところは、インク供給針に挿抜可能で、かつインク
カートリッジを、これに付帯されている記憶手段との通
信を確保できる正確な位置に装着することができるイン
クカートリッジを提供することである。本発明の第2の
目的は、部品の共通化を図りつつ、インク収容量を簡単
に変更することができるインクカートリッジを提供する
ことである。本発明の第3の目的は上記インクカートリ
ッジに適したインクジェット記録装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような第1の課題を
達成するため、挿入方向の先端側にインク供給口を備え
てインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に位
置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記電
極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入方
向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係脱
可能に固定する係止部材と、から構成されている。第2
の課題を達成するため、インク供給口が形成された有底
箱型の容器本体と、前記容器本体の開口面を封止する蓋
体とから構成され、それぞれに異なる種類のインクを収
容してインクジェット記録装置に組として装着されるイ
ンクカートリッジにおいて、前記インク供給口、及び前
記インクジェット記録装置と協同する部材が前記容器本
体の側面を基準とした同一の相対位置に配置されてい
る。
【0005】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1(イ)、(ロ)、
及び図2(イ)乃至(ニ)は、それぞれ本発明のインク
カートリッジの一実施例の外観を示すものであり、また
図3、図4は、インクカートリッジの組立斜視図を示す
ものであって、カートリッジ1は、一方の面が開口した
扁平な矩形状の有底箱型の容器本体2と、この開口を封
止する蓋体3とを主体として構成されている。挿入方向
の先端側、この実施例では底面の、長手方向の一方に偏
するようにインク供給口4が、形成されている。また、
インクカートリッジ1の挿抜時に前方、及び後方となる
それぞれの壁の上部にはそれぞれ係止部材5、6が容器
本体2と一体に形成されている。
【0006】インク供給口側に偏して位置する係止部材
5は、挿入方向の先端側、この実施例では下端より若干
上部を回動支点とし、かつ上部が外側に拡開可能に形成
され、また対向する他方の係止部材6は、係止部材5と
協働してカートリッジの把持を補助するように形成され
ている。これら係止部材5、6は、その側面が幅方向の
位置を規制するガイド部材となるように、キャリッジに
設けられた挿入口の幅に対応する幅として構成されてい
る。
【0007】またインク供給口側の係止部材5の下部に
は、基板の表面に電極7aが複数個列状に幅方向に配置
され、上下方向に2列形成され、基板の裏面に電極7a
に接続された半導体記憶素子を実装して構成された記憶
手段7が設けられ、他方の係止部材6の下部にはバルブ
収容室8が形成されている。これら複数の電極7aは、
インク供給口4の中心軸と平行な線C1を対称線とする
ように対称に配置されている。また電極7aの対称線は
係止部材5の係合領域、つまり突起5aの中心線C2に
対してもほぼ対称となるように配置されている。
【0008】インク供給口4の近傍で、かつ容器の中央
領域側にはカートリッジの挿抜方向に延び、かつ少なく
とも先端側が開口したスリット部9が形成されている。
このスリット部9は、少なくともインク供給口4の先端
がキャリッジのインク供給針に到達する以前にインク供
給口の開口面がインク供給針に対して直交するように規
制できる長さ、及び幅となるように構成されている。
【0009】一方、カートリッジが装着されるキャリッ
ジ100は、図5に示したように底面に記録ヘッド10
1を設けるとともに、記録ヘッド101に連通するイン
ク供給針102を設けて構成されている。インク供給針
102が設けられている領域から離れた領域にはインク
カートリッジ押圧部材、この実施例では板バネ103が
設けられ、またインク供給針102との間に位置決め用
の凸片104がカートリッジの挿抜方向に延出形成され
ている。また、インク供給針102の側の側壁105に
は電極106が配置され、その上部に係止部材5の突起
5aと係合する凹部107が形成されている。
【0010】このような構造を採ることにより、図6
(イ)に示したようにインクカートリッジ1のインク供
給口4を奥側としてキャリッジに挿入し、板バネ103
に抗して押え込むと、スリット部9が凸片104に規制
されるため、一方に偏して設けられた板バネ103によ
りインク供給口4の側が下方となるように回転力(図
中、矢印A)を受けるとしても、姿勢が規定の挿抜方
向、この実施例では上下方向に略平行となるように規制
される。
【0011】さらにカートリッジ1をその上面2bに指
を当てて板バネ103に抗して押し込むと、容器本体2
の上面2bが奥側、つまり係止部材5の側を上方とする
ように角度θの斜面として形成されているため、カート
リッジ1の記憶手段7が設けられている面がキャリッジ
100の電極106に押し付ける分力が発生する。これ
により、記憶手段7の電極7aを電極106に確実に接
触させつつ、インクカートリッジをインク供給針102
に押し込むことができる。この押し込みの過程で、図6
(ロ)に示したように他方の係止部材5の突起5aが、
係止部材5の全体の弾性に抗して凹部107に落ち込ん
で係合する。これにより指に明確なクリック感が伝わ
り、ユーザは、カートリッジがキャリッジ100に確実
に装着されたことを判定できる。なお、係止部材6にも
係止部材5の突起5aと同様の突起を設けることも可能
であるが、記憶手段7の側の係止部材5にのみ突起5a
を設けておく方が、インクカートリッジの装着ミスを防
止することができる。つまり、記憶手段7を有しない側
の係止部材6がクリック感を発生させると、記憶手段7
の側の係止部材5が正規の位置、つまりクリック感を発
生しない位置で留まっている場合にも、ユーザが誤って
正規に装着されたと勘違いするといった不都合を防止す
ることができる。
【0012】装着された状態では、カートリッジ1の記
憶手段7が設けられている面が、係止部材5の突起5a
により挿抜方向の位置を規制されてバネ103による付
勢力(図中、矢印Aの力)によりキャリッジ100の電
極106に押し付けられているため、印刷時の振動に関
わりなく、確実にコンタクトを維持する。
【0013】一方、交換等によりインクカートリッジ1
をキャリッジ100から取り外す場合には、係止部材5
を容器本体2側に弾圧すると、係止部材5は、下端より
若干上部を回動支点として回動し、係止部材5の突起5
aが凹部107から離れる。この状態でカートリッジ1
を引き抜くと、カートリッジ1は、板バネ103の付勢
力によりガイド片104にガイドされてインク供給針1
02に平行に移動し、インク供給針4に曲げ力などを作
用させることなく取り外すことができる。
【0014】図7、図8は、同上インクカートリッジを
構成する容器本体2に形成された流路の一実施例を示す
ものであって、容器本体2は、略水平方向に延びる壁1
0により上下に分割されている。下部領域には第1イン
ク収容室11が、また上部は、壁10を底面とするよう
に容器本体2の壁12と一定の間隙を持たせて大気連通
路13を形成するように壁10と連続するように枠部1
4により区画されている。枠部14は、底部に連通口1
5aが形成された垂直な壁15により分割され、一方の
領域を第2インク収容室16として、また他方の領域を
第3インク収容室17として形成されている。
【0015】第2インク収容室16の下方の第1インク
収容室11の領域には、第2インク収容室16の底面と
容器本体2の底面2aとを接続する吸い上げ流路18が
形成されている。なお、この実施例では吸い上げ流路1
8は、容器本体2の表面に凹部18c(図9)を形成
し、この凹部18cを遮気性のフィルム57により封止
することにより構成されている。
【0016】吸い上げ流路18の下部に連通口19a、
19bを備えた壁19が形成され、また吸い上げ流路1
8の一端に対向する箇所には容器本体2に外部からイン
クの注入のための1つの開口20が、またこれと並ぶよ
うに第1インク収容室11に連通する他の開口21が形
成されている。
【0017】第3のインク収容室17は、枠部14の上
面14aと一定の間隙を隔てて壁22、24、26によ
り、また第4のインク収容室23は壁10、24、2
6、27により区画されている。また、差圧弁収容室3
3(図10)の裏面に連通する流路が、壁24により区
画されている。
【0018】壁24の下部には壁10との間に連通口2
6aを備えた区画壁26が、また枠部14との間には下
部に連通口27aを備えた区画壁27を設けてインク流
路28が形成されている。インク流路28の上部は、フ
ィルタ室となる貫通穴29を介してカートリッジ1の表
面側に連通している。この貫通孔29には多孔質材から
なるフィルタ55(図3)が挿入されている。なお、図
中符号2cは、記憶手段7を収容する凹部を示す。
【0019】貫通穴29は、図8に示したように壁27
に連続するように形成された壁30により分離され凹部
29aによりインク流路28の上端に連通し、容器本体
2の表面側の水滴形の凹部30a(図9)を介して差圧
弁収容室33の裏面の壁34、及び壁24で区画された
流路の上部の凹部24aに連通されている。
【0020】差圧弁収容室33の下部とインク供給口4
とは、容器本体2の表面に形成された凹部35と、この
凹部35を覆う遮気性フィルム57(図10)とからな
る流路により接続されている。
【0021】また、容器本体2の表面には、可及的に流
路抵抗が高くなるように蛇行する細溝36と、これの周
囲に幅広の溝37と、第2インク収容室16に対向する
領域に矩形状の凹部38が形成されている。矩形状の凹
部38にはさらに一段下がった位置に枠部39とリブ4
0が形成され、これらに撥インク性と通気性とを備えた
図示しない通気性フィルムを張設して大気通気室が区画
形成されている。凹部38の底面には貫通穴41が形成
され、第2インク収容室16の壁42で区画された細長
い領域43(図7)に連通されている。また凹部38
の、通気性フィルムよりも表面側の領域で細溝36が連
通されている。領域43の他端は貫通穴44、連通用の
溝45、及び貫通穴46(図9(ロ))を介してバルブ
収容室8に連通されている。
【0022】バルブ収容室8の、カートリッジ挿入側の
先端、この実施例では図8に示したように下部に窓8a
が形成されて開放されていて、記録装置本体のキャリッ
ジ100に設けられた複数の識別片110、111、1
12(図5)及びバルブ作動杆が進入可能な後述する識
別ブロック70(図3、図4、及び図12)が装着され
ている。
【0023】図10は、差圧弁収容室33の近傍の断面
構造を示すものであって、差圧弁収容室33には、バネ
50と、エラストマー等の弾性変形可能な材料により構
成され、中心に貫通穴51を備えた膜弁52が収容され
ている。膜弁52はその周囲を環状の厚肉部52aと、
この厚肉部52aと一体的に形成された枠部54とを備
え、この枠部54を介して容器本体2に固定され、また
バネ50は、一端を膜弁52のバネ受け部52bに、他
端を収容室33の開口に嵌装される蓋体53のバネ受け
部53aに支持されている。
【0024】なお、符号56、57は、容器本体2の表
面、及び開口面側に貼付された遮気性フィルムで、フィ
ルム56は、図7における壁10、枠部14、壁15、
22、24、26、27、30、及び42に溶着等によ
り接着されている。またフイルム57は、容器本体2の
表面に形成された細溝36、及び差圧弁収容室33を覆
うように貼着されている。
【0025】このような構成により、インク流通口34
aを通過したインクは、膜弁52に阻止される。この状
態でインク供給口4の圧力が低下すると、膜弁52がバ
ネ50の付勢力に抗して弁座部34bから離れるため、
貫通穴51を通過し、凹部35により形成された流路を
経由してインク供給口4に流れ込む。
【0026】インク供給口4のインク圧力が所定の値に
上昇すると、膜弁52がバネ50の付勢力に負けて弁座
部34bに弾接され、インクの流通が遮断される。この
ような動作を繰返すことにより一定の負圧を維持しなが
らインクをインク供給口4に排出することができる。
【0027】図11は、大気連通用のバルブ収容室8の
断面構造を示すものであって、バルブ収容室8を区画す
る壁には貫通穴60が穿設され、ここにゴム等の弾性部
材により構成された押圧部材61がその周囲を容器本体
2に支持されて移動可能に挿入されている。押圧部材6
1の進入側の先端には、下端を突起63により固定さ
れ、中央部を突起64により規制された板バネなどの弾
性部材62に支持され、貫通穴60に常時付勢された弁
体65が配置されている。
【0028】また押圧部材61の他面には図12に示し
た識別ブロック70が位置するように装着されている。
識別ブロック70は、爪70a、70bによりカートリ
ッジの凹部80(図9)に固定される基体に、カートリ
ッジの挿入方向に平行で、かつカートリッジの一定の幅
をもった複数、この実施例では3本の溝71、72、7
3を形成し、また1つの溝72にはインクカートリッジ
の挿入方向側、この実施例では挿入方向の下端が押圧部
材61を押圧するためのアーム74を形成して構成され
ている。各溝71、72、73は、その奥行きを複数の
識別片の挿通が可能な程度に設定されている。
【0029】アーム74は、若干内側に位置するように
回動支点74aにより回動可能で、かつ引き抜き側、こ
の実施例では挿入方向の上部側が作動杆113(図1
4)の進入路に斜めに突出するように構成されている。
また、それぞれの溝71乃至73には、キャリッジ10
0の識別片110、111、112の先端に対向するよ
うに突出部71a、72a,73aが形成されている。
【0030】このような構成により、アーム74の位置
を一定とする一方、これら係合部71a、72a、73
aの位置、及び対応する識別片110、111、112
の先端の位置を、カートリッジのインクの種類に対応さ
せて設定することにより、カートリッジの誤装着を防止
することができる。これら係合部71a、72a、73
aの位置は、カートリッジの挿抜方向だけではなく、カ
ートリッジの厚み方向の位置を変えることにより、3次
元的な配列構造を採ることが可能となり、識別領域形成
面積の拡大を招くことなく多くのインク種を識別するこ
とができる。
【0031】図13、図14は、インクカートリッジが
装着されるキャリッジの一実施例を示すものであって、
複数個、この実施例ではブラックインク用カートリッジ
を1つ、及びカラーインク用カートリッジを3つ装着可
能に構成されている。すなわち、一側側に若干幅広の第
1の装着領域120を設け、これに隣り合うように同一
幅の第2乃至第4の装着領域121乃至123が、両端
のリブ124〜126、リブ127〜129により区画
されている。
【0032】各カートリッジの装着領域には、図5に基
づいて説明したように、記録ヘッド101に連通するイ
ンク供給針102が設けられ、インク供給針102が設
けられている領域から離れた領域には押圧部材、この実
施例では板バネ103が設けられ、またインク供給針1
02との間に位置決め用の凸片104がカートリッジの
挿抜方向に延出形成されている。さらに、係止部材5の
側の側部をガイドする凹部107’が形成されている。
【0033】また、インク供給針102の側の側壁10
5には電極106が配置され、その上部には係止部材5
の突起5aと係合する凹部107が形成され、これの近
傍に係止部材5の側部から突出する突起5bと係合する
凹部107aが形成されている。同様に、係止部材6が
当接する領域には係止部材6の側部をガイドする凹部1
09、及び係止部材6の側部から突出する突起6bと係
合する凹部109aが形成されている。
【0034】この実施例では、位置決め用の凸片104
は、図15(イ)に示したようにカートリッジの表面に
平行に延びる側部104aが形成され、位置決めの確実
性と、薄くて長い凸片104の強度を確保するように構
成されている。これに対応するようにインクカートリッ
ジのスリット部9は、カートリッジの挿入方向の先端
が、図15(ロ)に示したように少なくとも側部104
aに対向する領域に凹部9aが形成されていて表面側に
延出されている。
【0035】インク供給針102の周囲には、インクカ
ートリッジのインク供給口4を挟むように形成された断
面「コ」の字状のリブ4a、4aと係合するリブ102
aが形成されていて、これらリブによりインク供給口4
にインク供給針102が挿通された状態に保持すること
ができる。
【0036】ところで、幅広とされた装着領域120に
装填される大容量タイプのインクカートリッジは、図1
6(イ)〜(ハ)に示したように基本的には前述の実施
例(図1、図2に示した小容量タイプのインクカートリ
ッジ)と同様の構造に構成されるものではあるが、容器
本体2’は、開口面の形状は同一で、その深さWだけ大
きくなるように構成されている。これにより、容器本体
2’の深さWを変更するだけで収容可能なインク量を増
加することができる。なお、図1、図2と同一機能を奏
する部材には、図1、図2の符号にダッシュを付されて
いる。
【0037】そして、インク供給口4’、及び記憶手段
7’、特にその電極7a’は、その配列中心が、他のカ
ートリッジと同様に容器本体2の表面、つまり底から一
定の位置W1となるように設定されている。すなわち、
電極7a’は、その対称線C3が、インク供給口4’の
中心軸を通る線C4と略交差するように配置されてい
る。なお、識別ブロック70’は、容器本体2’の表面
側に装着されているから、当然に同一の位置に配置され
ることになる。
【0038】また、係止部材5’、6’は、装填時にイ
ンク供給口4’に確実に押圧力が作用するように、イン
ク供給口4’と同様に容器本体2’の側に偏して配置さ
れている。なお、図16(イ)に示したように装着時に後
端側となり親指で把持する側の係止部材6’の幅W2
を、先端側つまり人差し指で把持する係止部材5’の幅
W3よりも大きく構成するのが、挿抜性の面から好まし
い。容器本体2のフィルム57の表面に貼付される装飾
用フィルム130(図17(イ))のインク注入口2
0、21’に対向する領域に舌部130aを形成し、図
17(ロ)に示したように装飾用フィルム130と一体
に舌部130aを形成し、この舌部130aによりイン
ク吸入口20’、21’を封止してもよい。
【0039】図18図は、上述した小容量インクカート
リッジ1と大容量インクカートリッジ1’をキャリッジ
100に装着した状態を示すものである。
【0040】なお、上述の実施例においては、電極7a
をインクカートリッジを構成する容器本体2に設けるよ
うにしたが、容器本体2の形状によっては、図19に示
したように容器本体2に、カートリッジの挿入方向に平
行な先端面を持つ突部2dを形成し、この先端面に電極
7aを配置しても同様の作用を奏する。
【0041】さらに、上述の実施例においては、電極7
aと記憶素子とを基板の表裏に実装しているが、図20
(イ)に示したように基板7cに電極7aを配置すると共
に、電極7aにフレキシブルケーブル7dを取り付け、
フレキシブルケーブル7dに記憶素子7bを実装した
り、図20(ロ)に示したように単一のフレキシブルケー
ブル7dの異なる領域に電極7aと、記憶素子7bを実
装しても同様の作用を奏する。
【0042】また、電極7aは、カートリッジの挿入方
向の長さが幅よりも長くなる形状、例えば、図20
(イ)、(ロ)に見られるように楕円形に形成しても同様の
作用を奏する。
【0043】さらに、上述の実施例においては、係止部
材をレバーとして構成し、突起5a、6aを係止部材に
より進退させるように構成しているが、図21(イ)に示
したようにインクカートリッジ1を構成する容器本体2
に突起131として形成しても、図21(ロ)に示したよ
うに記録装置の凹部107の弾性を利用して挿入固定
し、また引き抜くことが可能となる。
【0044】なお、上述の実施例においては、負圧発生
手段として差圧弁を使用する場合について説明したが、
スポンジ等の多孔質材にインクを含浸させ、細孔の毛細
管力により負圧を維持するようにしても同様の作用を奏
することは明らかである。また上述の実施例において
は、複数のインクカートリッジを同一のキャリッジに収
容するように構成しているが、複数のキャリッジのそれ
ぞれに1、又は複数個を搭載するようにも構成できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク供給針に挿抜可能で、かつインクカートリッジを、
これに付帯されている記憶手段との通信を確保できる正
確な位置に装着することができる。また、部品の共通化
を図りつつ、インク収容量を簡単に変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のインク
カートリッジのうち、小容量タイプに構成された一実施
例の表裏の外観を示す図である。
【図2】図(イ)乃至(ニ)は、それぞれ同上インクカ
ートリッジの上面図、正面図、底面図、及び側面図であ
る。
【図3】同上インクカートリッジの一実施例を示す組立
斜視図である。
【図4】同上インクカートリッジの一実施例を示す組立
斜視図である。
【図5】同上インクカートリッジが装着されるキャリッ
ジの一実施例を示す断面図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、それぞれインクカートリ
ッジをキャリッジに装着する過程を示す図である。
【図7】同上インクカートリッジを構成する容器本体の
開口面の構造を示す斜視図である。
【図8】同上インクカートリッジを構成する容器本体の
底面の構造を示す斜視図である。
【図9】図(イ)は同上インクカートリッジを構成する
容器本体の表面の構造を示す斜視図であり、また図
(ロ)は、連通用の溝に形成された貫通孔を示す図であ
る。
【図10】負圧発生手段収容室の断面構造を拡大して示
す図である。
【図11】大気連通用のバルブ収容室の断面構造を拡大
して示す図である。
【図12】図(イ)、(ロ)は、それぞれ識別用ブロッ
クの一実施例を示す斜視図と正面図である。
【図13】複数のインクカートリッジが収容可能に構成
されたキャリッジの一実施例を示す斜視図である。
【図14】同上キャリッジの向きを変えて示す斜視図で
ある。
【図15】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上キャリッ
ジのインク供給針の近傍、及びインクカートリッジのイ
ンク供給口の近傍を拡大して示す図である。
【図16】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ本発明のイ
ンクカートリッジを大容量タイプとして構成した場合の
実施例を示す斜視図と底面図である。
【図17】図(イ)、(ロ)は、それぞれ同上大容量タ
イプのインクカートリッジのインク注入口の構造を示す
図である。
【図18】小容量タイプ、及び大容量タイプのインクカ
ートリッジをキャリッジに装着した状態を示す図であ
る。
【図19】本発明のインクカートリッジの電極取り付け
構造の他の実施例を示す図である。
【図20】図(イ)、(ロ)は、それぞれ記憶手段の他の実
施例を示す斜視図である。
【図21】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明のインクカ
ートリッジの係止部材の他の実施例、及び記録装置に固
定された状態を、固定領域を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1、1’ カートリッジ 2 、2’ 容器本体 3 蓋体 4、4’ インク供給口 5、6、5’、6’ 係止部材 5a 突起 7 、7’ 記憶手段 7a 電極 8、8’ バルブ収容室 9、9’ スリット部 70、70’ 識別ブロック 71〜73 溝 71a、72a,73a 突出部 100 キャリッジ 101 記録ヘッド 102、102’ インク供給針 103、103’ 板バネ 106 電極 110、111、112 識別片 113 作動杆 121〜123 装着領域 130 装飾用フィルム
フロントページの続き (72)発明者 坂井 康人 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 下村 正樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 中田 聡 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 小泉 義弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 大脇 寛成 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 FA10 HA37 HA60 KB05 KB08 KB27 KC05 KC11 KC13 KC16 KC22 KC30

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入方向の先端側にインク供給口を備え
    てインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に位
    置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記電
    極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入方
    向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係脱
    可能に固定する係止部材と、からなるインクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記電極が、前記容器を構成する壁に取
    り付けられている請求項1に記載のインクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記電極が、前記容器を構成し、かつ対
    向する一方の壁に設けられている請求項1に記載のイン
    クカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記電極が、前記容器を構成する壁に形
    成された突部に設けられている請求項1に記載のインク
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記電極と前記記憶手段とが同一の部材
    に設けられている請求項1に記載のインクカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記電極が、前記挿入方向側の長さが、
    幅よりも大きく構成されている請求項1に記載のインク
    カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記容器の、前記電極と対向する他方の
    側に、前記記録装置によりガイドされるガイド部材を備
    えた請求項1に記載のインクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記電極の側に設けられた係止部材のみ
    により、前記記録装置に前記容器が固定可能な請求項1
    に記載のインクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記係止部材が、前記容器の挿入時のガ
    イド部材を兼ねる請求項1に記載のインクカートリッ
    ジ。
  10. 【請求項10】 前記インク供給口の近傍に前記挿入方
    向に伸び、かつ少なくとも前記インク供給口側に開口を
    有するガイド用凹部が形成されている請求項1に記載の
    インクカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記容器が、インク供給口が形成され
    た有底箱型の容器本体と、前記容器本体の開口面を封止
    する蓋体とから構成され、前記容器本体の深さ方向に偏
    して前記インク供給口が形成され、また前記容器本体の
    対向する面にそれぞれ形成された前記係止部材の幅が異
    なる請求項1に記載のインクカートリッジ。
  12. 【請求項12】 挿入方向の先端側にインク供給口を備
    えてインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に
    位置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記
    電極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入
    方向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係
    脱可能に固定する係止部材と、からなるインクカートリ
    ッジからインクの供給を受けるインクジェット記録装置
    において、 前記係止部材が設けられている領域の側に前記記憶手段
    に接続された電極と接続する電極と、前記インクカート
    リッジの挿入方向に略平行に付勢力を発現する弾性部材
    が配置されているインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記係止部材に対向する領域に、前記
    インクカートリッジの挿入方向に延び、かつ前記係止部
    材の側面に係合する凹部が形成されている請求項12に
    記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記インクカートリッジを複数装着す
    る領域が確保され、前記各インクカートリッジの一方の
    側面を基準とした同一の相対位置に、前記記憶手段に接
    続された電極に接触する電極が配置されている請求項1
    2に記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記電極と前記記憶手段とが同一の部
    材に設けられている請求項12に記載のインクジェット
    記録装置。
  16. 【請求項16】 前記電極が、前記挿入方向側の長さ
    が、幅よりも大きく構成されている請求項12に記載の
    インクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 挿入方向の先端側にインク供給口を備
    えてインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に
    位置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記
    電極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入
    方向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係
    脱可能に固定する係止部材と、前記容器の中央領域近傍
    に形成された前記挿入方向に延びるガイド用凹部と、か
    らなるインクカートリッジ。
  18. 【請求項18】 前記電極が、前記容器を構成する壁に
    取り付けられている請求項17に記載のインクカートリ
    ッジ。
  19. 【請求項19】 前記電極が、前記容器を構成し、かつ
    対向する一方の壁に設けられている請求項17に記載の
    インクカートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記電極が、前記容器を構成する壁に
    形成された突部に設けられている請求項17に記載のイ
    ンクカートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記ガイド用凹部の挿入側先端領域
    が、前記容器の表面側に延出されている請求項17に記
    載のインクカートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記電極と前記記憶手段とが同一の部
    材に設けられている請求項17に記載のインクカートリ
    ッジ。
  23. 【請求項23】 前記電極が、前記挿入方向側の長さ
    が、幅よりも大きく構成されている請求項17に記載の
    インクカートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記ガイド用凹部が前記インク供給口
    の近傍に形成されている請求項17に記載のインクカー
    トリッジ。
  25. 【請求項25】 前記容器本体の対向する面にそれぞれ
    形成された係止部材の幅が異なる請求項17に記載のイ
    ンクカートリッジ。
  26. 【請求項26】 挿入方向の先端側にインク供給口を備
    えてインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に
    位置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記
    電極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入
    方向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係
    脱可能に固定する係止部材と、前記容器の中央領域近傍
    に形成された前記挿入方向に延びるガイド用凹部と、か
    らなるインクカートリッジからインクの供給を受けるイ
    ンクジェット記録装置において、 前記ガイド用凹部に係合するガイド用凸片と、前記ガイ
    ド用凸片を挟むように前記係止部材と対向する側に前記
    インクカートリッジの挿入に抗する弾性部材が配置され
    ているインクジェット記録装置。
  27. 【請求項27】前記ガイド用凸片が、前記インクカート
    リッジの挿入方向の先端領域が断面「L」字状に形成さ
    れている請求項26に記載のインクジェット記録装置。
  28. 【請求項28】 前記電極と前記記憶手段とが同一の部
    材に設けられている請求項26に記載のインクジェット
    記録装置。
  29. 【請求項29】 挿入方向の先端側にインク供給口を備
    えてインクを収容する容器と、挿入方向に平行な面内に
    位置するように前記容器に取り付けられた電極と、前記
    電極に接続された記憶手段と、前記電極よりも前記挿入
    方向の後端側に設けられ、前記記録装置に前記容器を係
    脱可能に固定する係止部材と、とを備え、 前記電極が形成されている側から見たとき、前記電極、
    及び係止部材の係合部が前記インク供給口の中心軸に重
    なるように配置されているインクカートリッジ。
  30. 【請求項30】 前記電極が、前記インク供給口の中心
    軸に平行な線を対称線とするように前記容器の幅方向に
    複数列状に設けられている請求項29に記載のインクカ
    ートリッジ。
  31. 【請求項31】 前記列状に配置された複数の電極の幅
    方向の中心と、前記係止部材の係合部の幅方向の中心と
    が、前記インク供給口の中心軸に平行な同一の線上に略
    一致するように位置している請求項29に記載のインク
    カートリッジ。
  32. 【請求項32】 前記電極が、前記容器を構成する壁に
    取り付けられている請求項29に記載のインクカートリ
    ッジ。
  33. 【請求項33】 前記電極が、前記容器を構成し、かつ
    対向する一方の壁に設けられている請求項29に記載の
    インクカートリッジ。
  34. 【請求項34】 前記電極が、前記容器を構成する壁に
    形成された突部に設けられている請求項29に記載のイ
    ンクカートリッジ。
  35. 【請求項35】 前記電極と前記記憶手段とが同一の部
    材に設けられている請求項29に記載のインクカートリ
    ッジ。
  36. 【請求項36】 前記電極が、前記挿入方向側の長さ
    が、幅よりも大きく構成されている請求項29に記載の
    インクカートリッジ。
  37. 【請求項37】 前記容器が扁平な容器として構成さ
    れ、前記インク供給口が、前記容器の幅方向の一方の壁
    に偏して形成されている請求項29乃至請求項36のい
    ずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  38. 【請求項38】 前記インク供給口の近傍に前記挿入方
    向に伸び、かつ少なくとも前記インク供給口側に開口を
    有するガイド用凹部が形成されている請求項29に記載
    のインクカートリッジ。
  39. 【請求項39】 前記容器本体の対向する面にそれぞれ
    形成された係止部材の幅が異なる請求項29に記載のイ
    ンクカートリッジ。
  40. 【請求項40】 インク供給口が形成された有底箱型の
    容器本体と、前記容器本体の開口面を封止する蓋体とか
    ら構成され、それぞれに異なる種類のインクを収容して
    インクジェット記録装置に組として装着されるインクカ
    ートリッジにおいて、 前記インク供給口、及び前記インクジェット記録装置と
    協同する部材が前記容器本体の側面を基準とした同一の
    相対位置に配置されているインクカートリッジ。
  41. 【請求項41】 前記インクジェット記録装置と協同す
    る部材が、前記インクの種類を判別する識別ブロック、
    記憶手段、インク収容室を大気に連通させる大気開放
    弁、前記インクジェット記録装置に固定する係止部材の
    少なくとも1つを含む請求項40に記載のインクカート
    リッジ。
  42. 【請求項42】 前記容器本体の深さを変更することに
    より、容積の変更が可能に構成されている請求項40に
    記載のインクカートリッジ。
  43. 【請求項43】 前記容器が、インク供給口が形成され
    た有底箱型の容器本体と、前記容器本体の開口面を封止
    する蓋体とから構成され、前記容器本体の深さを変更す
    ることにより、容積の変更が可能に構成され、また前記
    容器本体の対向する面にそれぞれ形成された係止部材の
    幅が異なる請求項40に記載のインクカートリッジ。
  44. 【請求項44】 インク供給口が形成された有底箱型の
    容器本体と、前記容器本体の開口面を封止する蓋体とか
    ら構成され、それぞれに異なる種類のインクを収容して
    インクジェット記録装置に組として装着されるインクカ
    ートリッジにおいて、 前記インク供給口、及び前記インクジェット記録装置と
    協同する部材が前記容器本体の側面を基準とした同一の
    相対位置に配置され、前記容器本体が前記基準となる側
    面からの深さが、前記組みとして使用されるインクカー
    トリッジよりも大きく構成されているインクカートリッ
    ジ。
  45. 【請求項45】 前記インクジェット記録装置と協同す
    る部材が、前記インクの種類を判別する識別ブロック、
    記憶手段、インク収容室を大気に連通させる大気開放
    弁、前記インクジェット記録装置に固定する係止部材の
    少なくとも1つを含む請求項44に記載のインクカート
    リッジ。
  46. 【請求項46】 前記組として使用されるインクカート
    リッジを構成する容器本体よりも前記深さが深い容器本
    体の相対向する側面に、幅の異なる係止部材が設けられ
    ている請求項44に記載のインクカートリッジ。
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