JP2003145622A - ラミネータおよびラミネータの使用方法 - Google Patents

ラミネータおよびラミネータの使用方法

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JP2003145622A
JP2003145622A JP2001349364A JP2001349364A JP2003145622A JP 2003145622 A JP2003145622 A JP 2003145622A JP 2001349364 A JP2001349364 A JP 2001349364A JP 2001349364 A JP2001349364 A JP 2001349364A JP 2003145622 A JP2003145622 A JP 2003145622A
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚さの異なるそれぞれの基板に対して常に適
正なフィルム貼り付け作業が行えるようにする。 【解決手段】 ラミネータは左右一対の側部支持部材2
3を有する。側部支持部材23の上側位置にはキャリヤ
プレート33が上下方向移動可能に設けられている。キ
ャリヤプレート33には、上方支持ブロック34が上下
方向移動可能に設けられている。側部支持部材23の下
側位置には下方支持ブロック34aが上下方向移動可能
に設けられている。上方仮付け部材26および上方フィ
ルムカッタユニット27は上方支持ブロック34に取り
付けられている。上方フィルムガイド25と、上方圧力
ロール24回転軸の端部を支持する加圧装置とが、キャ
リヤプレート33に取り付けられている。キャリヤプレ
ート33を側部支持部材23に対して上下方向に移動さ
せるためのキャリヤプレート駆動装置53,54が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性のフィルム
ウェブを所望の長さに切断して基板の両面に貼り付ける
ためのラミネータに関する。
【0002】より詳細に言えば、本発明は特に、プリン
ト回路用基板の両面のそれぞれにおいて、感光性レジス
ト層を有するフィルムウェブの先端を仮付け、すなわち
一時的に貼り付け、上下一対の圧力ロール間に基板をフ
ィルムウェブとともに送り込むことにより基板の両面に
フィルムを圧着させるラミネータにして、基板へのフィ
ルムの貼り付けが完了する前にフィルムウェブを基板の
寸法および貼り付け位置に合わせて自動的に切断するこ
とのできるオートカットラミネータに関する。
【0003】
【従来の技術】プリント回路基板は、近年、多層化が進
んでいる。それに伴い、基板の厚さも多様化している。
厚さ0.1mm以下の薄い内層板から、厚さ10mm程
度の厚い多層板まで製作されるようになっている。した
がって、上述したオートカットラミネータも、このよう
に幅広い範囲で厚さが異なる基板に対応する必要があ
る。
【0004】オートカットラミネータには、上述した一
対の圧力ロールのほか、基板へのフィルムウェブの貼り
付け開始に際してフィルムウェブの先端を基板に仮付け
するための一対の仮付け部材、上記一対の圧力ロール間
にフィルムウェブを案内するための一対のフィルムガイ
ド、および、フィルムウェブを基板に貼り付けている間
にフィルムウェブを所望の長さになるように横方向に切
断する一対のカッタユニットが設けられている。厚さの
異なる基板の両面に対して常に適正なフィルム貼り付け
を行うためには、これらの装備の高さ位置を基板の厚さ
に合わせて調整することが望ましい。しかしながら、従
来のオートカットラミネータは、上述した各装備の高さ
位置を調整するための十分な構成を備えていなかった。
特に、厚い基板に対して従来のオートカットラミネータ
は十分に対処できていなかった。従来のオートカットラ
ミネータで行われてきたことは、基板の上方にあるフィ
ルムガイドを、厚い基板の上面と接触しないように数m
m程度の範囲で持ち上げることぐらいだった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基板の両面にフィルム
を貼り付けるオートカットラミネータにおける基板の上
方および下方の上記各装備群は、取り扱う基板の厚さ方
向に関する中心面に対して上下対称の位置に設けられ
る。また、ラミネータの動作も上下対称に同期して行わ
れる。それによって、基板の両面に貼り付けられたフィ
ルムの位置が互いに整合する。
【0006】ところが、取り扱う基板の厚さが変わる
と、基板の両面に貼り付けたフィルムの位置が互いに整
合しなくなってしまう。基板の厚さ方向に関する中心面
の高さ位置が変わってしまうため、基板の上方および下
方の各装備群が上下対称の位置でなくなってしまうから
である。
【0007】オートカットラミネータは、フィルム仮付
け時には上方および下方の仮付け部材が基板に向かって
移動し、フィルム切断時には上方および下方のカッタユ
ニットおよび仮付け部材が基板に向かってフィルムと同
速度で移動するように構成されている。基板の厚さが変
わると、これらの動作が、基板の厚さ方向に関する中心
面に関して上下対称でなくなるので、貼り付けたフィル
ムの後端の位置が基板の上面と下面とでずれてしまう。
【0008】この問題を解消するには、基板の上方の装
備群の高さ位置を調整する必要がある。オートカットラ
ミネータの貼り付けステーションの前後には、基板を搬
送するための搬送装置が固定配置されており、下方の圧
力ロールの最上位置は搬送装置の搬送面と常に同じ高さ
にある必要があるので、下方装備群の高さ位置を変える
ことはできないからである。
【0009】また、オートカットラミネータは、仮付け
部材およびカッタユニットのような可動装備と、圧力ロ
ールおよびフィルムガイドのような静止装備とがある
が、両者の間の相対初期位置が変化すると適正な作動が
できず、適正なフィルム貼り付けができない。したがっ
て、上方装備群の高さ位置を調整するに際しては、可動
装備と静止装備との間の相対初期位置を維持することが
望ましい。
【0010】また、上方の装備群の高さ位置を調整して
も、該上方の装備群と下方の装備群との間の同期運動が
維持されることが望ましい。そこで本発明の目的は、厚
さの異なるそれぞれの基板に対して常に適正なフィルム
貼り付け作業を行うことのできるよう、上方の装備群の
高さ位置が調整可能なラミネータを提供することにあ
る。
【0011】また、本発明の別の目的は、上方の装備群
の高さ位置を変更しても上方装備群と下方装備群との間
の同期運動を維持することのできるラミネータを提供す
ることにある。
【0012】さらに本発明の目的は、基板の厚さに応じ
て適正なフィルム貼り付けができるような、ラミネータ
の使用方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感光性
のフィルムウェブを所望の長さに切断して基板の両面に
貼り付けるためのラミネータであって、ラミネータ本体
と、該ラミネータ本体を通して基板を搬送するための搬
送装置と、を備えており、前記ラミネータ本体が、左右
一対の側部支持部材と、該一対の側部支持部材間に配置
され、基板の上方および下方に設けられた回転可能な一
対の圧力ロールにして、その間にて基板の両面にフィル
ムウェブを圧着するための圧力ロールと、前記上方圧力
ロールの回転軸の左右端部のそれぞれに設けられた加圧
装置にして、それぞれが前記上方圧力ロールの回転軸の
前記端部を支持する一端を有している加圧装置と、前記
一対の側部支持部材間に配置され、前記一対の圧力ロー
ル間にフィルムウェブを案内するためのフィルムガイド
にして、基板の上方および下方に設けられた一対のフィ
ルムガイドと、前記一対の側部支持部材間に配置され、
基板へのフィルムウェブの貼り付け開始に際しフィルム
ウェブの先端を基板に仮付けするための仮付け部材にし
て、基板の上方および下方に設けられた一対の仮付け部
材と、前記一対の側部支持部材間に配置されたガイドバ
ーおよびカッタバックアップと、前記ガイドバーに沿っ
て移動しながら前記カッタバックアップ上に保持された
フィルムウェブを切断可能なカッタとを有するカッタユ
ニットにして、基板の上方および下方に設けられた一対
のカッタユニットと、前記一対の側部支持部材のそれぞ
れの上側位置にて該側部支持部材に対して上下方向移動
可能に設けられた左右一対のキャリヤプレートと、該一
対のキャリヤプレートのそれぞれに対して上下方向移動
可能に設けられた左右一対の上方支持ブロックと、前記
一対の側部支持部材のそれぞれの下側位置にて該側部支
持部材に対して上下方向移動可能に設けられた左右一対
の下方支持ブロックと、前記キャリヤプレートと前記上
方支持ブロックとの間の前記上下方向移動を選択的に阻
止可能な上方係止装置と、前記側部支持部材と前記下方
支持ブロックとの間の前記上下方向移動を選択的に阻止
可能な下方係止装置と、前記一対のキャリヤプレートを
前記側部支持部材に対して上下方向に移動させるための
キャリヤプレート駆動装置と、前記上方支持ブロックと
前記下方支持ブロックとを前記側部支持部材に対して上
下方向に移動させるための支持ブロック駆動装置と、を
備え、前記上方および下方仮付け部材のそれぞれが、両
端を前記一対の上方支持ブロックおよび前記一対の下方
支持ブロックにそれぞれ取り付けられており、前記上方
および下方カッタユニットのそれぞれが、両端を前記一
対の上方支持ブロックおよび前記一対の下方支持ブロッ
クにそれぞれ取り付けられており、前記上方フィルムガ
イドが、両端を前記一対のキャリヤプレートに取り付け
られており、前記下方フィルムガイドが、両端を前記一
対の側部支持部材に取り付けられており、前記一対の加
圧装置のそれぞれの他端が、前記一対のキャリヤプレー
トにそれぞれ取り付けられており、前記上方係止装置に
より前記上方支持ブロックと前記キャリヤプレートとを
互いに係止させ、且つ、前記下方係止装置により前記下
方ブロックと前記側部支持部材とを互いに係止させた状
態で、前記キャリヤプレート駆動装置を作動させること
により、前記上方圧力ロール、前記上方フィルムガイ
ド、前記上方仮付け部材および前記上方カッタユニット
を基板に対して近接または離反させることができるよう
にしたことを特徴とするラミネータが提供される。
【0014】前記キャリヤプレート駆動装置は、前記一
対のキャリヤプレートを同時に同じ量だけ移動させるよ
うにしたキャリヤプレート同期機構を有することができ
る。前記キャリヤプレート駆動装置は、前記一対の側部
支持部材のそれぞれに取り付けられた一対のブラケット
手段と、それぞれのブラケット手段に回転可能に取り付
けられ、垂直方向に延びる一対のロッドにして、それぞ
れが、隣接する前記キャリヤプレートに設けられたナッ
ト部分と螺合するねじ部分を一方の端部に有し、ウォー
ムギヤを他方の端部に有している一対のロッドと、該一
対のロッドの前記ウォームギヤと係合するウォームを両
端に有するシャフトと、を備えており、該シャフトを回
転させることにより該回転が前記ウォームと前記ウォー
ムギヤとを介して前記一対のロッドに伝達され、該ロッ
ドが回転することにより、該ロッドの前記ねじ部分と螺
合する前記ナット部分が設けられた前記一対のキャリヤ
プレートが同時に同じ量だけ移動するようになすことが
できる。
【0015】前記支持ブロック駆動装置は、左右一対の
上方無端チェーン装置にして、各上方無端チェーン装置
が、上方および下方のスプロケットと、これらのスプロ
ケットに掛け回され、且つ、前記一対の上方支持ブロッ
クの一つが取り付けられたチェーンとを有する、一対の
上方無端チェーン装置と、左右一対の下方無端チェーン
装置にして、各下方無端チェーン装置が、上方および下
方のスプロケットと、これらのスプロケットに掛け回さ
れ、且つ、前記一対の下方支持ブロックの一つが取り付
けられたチェーンとを有する、一対の下方無端チェーン
装置と、前記一対の上方無端チェーン装置を互いに同期
運動させるべく、該一対の上方無端チェーン装置の前記
上方スプロケット間、または、前記下方スプロケット間
を連結する第1のシャフトと、前記一対の下方無端チェ
ーン装置を互いに同期運動させるべく、該一対の下方無
端チェーン装置の前記上方スプロケット間、または、前
記下方スプロケット間を連結する第2のシャフトと、前
記第1のシャフトまたは前記第2のシャフトに回転を与
えるためのモータと、前記上方無端チェーン装置と前記
下方無端チェーン装置との間に設けられ、選択的に両者
間に対称的な同期運動を伝達したり両者間の運動伝達を
遮断したりできるクラッチ装置と、を備えることができ
る。
【0016】前記上方無端チェーン装置の前記下方スプ
ロケットと前記下方無端チェーン装置の前記上方スプロ
ケットとが互いに隣接して配置されるものとし、前記ク
ラッチ装置は、前記上方無端チェーン装置の前記下方ス
プロケットの一つに連結された第1の歯車と、該第1の
歯車が取り付けられた前記上方無端チェーン装置の前記
下方スプロケットに隣接する前記下方無端チェーン装置
の前記上方スプロケットに連結された第2の歯車と、を
備えており、前記第1の歯車と前記第2の歯車とは、互
いに噛み合って前記上方無端チェーン装置と前記下方無
端チェーン装置との間に対称的な同期運動を伝達させる
ことができ、前記第1の歯車および前記第2の歯車の一
方は、他方の歯車に回転運動を伝えないよう、関連する
スプロケットとの間の連結を選択的に解除可能とするこ
とができる。
【0017】本発明によればさらに、感光性のフィルム
ウェブを所望の長さに切断して基板の両面に貼り付ける
ためのラミネータであって、回転可能な一対の圧力ロー
ルにして、その間にて基板の両面にフィルムウェブを圧
着するための、基板の上方および下方に設けられる一対
の圧力ロールと、前記上方および下方圧力ロール間にフ
ィルムウェブを案内するための、基板の上方および下方
に設けられる一対のフィルムガイドと、基板へのフィル
ムウェブの貼り付け開始に際しフィルムウェブの先端を
基板に仮付けするための、基板の上方および下方に設け
られる一対の仮付け部材と、フィルムウェブを切断する
ための、基板の上方および下方に設けられる一対のカッ
タユニットと、を備えるラミネータを使用する方法にお
いて、基板の下方に設けられた前記圧力ロール、前記フ
ィルムガイド、前記仮付け部材および前記カッタユニッ
トのそれぞれの高さ位置を固定したまま、基板の上方に
設けられた前記圧力ロール、前記フィルムガイド、前記
仮付け部材および前記カッタユニットのそれぞれの高さ
位置を調整し、一対の前記圧力ロール、一対の前記フィ
ルムガイド、一対の前記仮付け部材および一対の前記カ
ッタユニットのそれぞれの対になるものどうしが、与え
られた基板の厚さ方向に関する中心面から等距離の位置
になるようにする、ラミネータの使用方法が提供され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によるオートカットラミネ
ータの実施例を説明する前に、従来のオートカットラミ
ネータの基本的な構成と作用とについて述べる。冒頭に
述べたような従来のオートカットラミネータは、例えば
プリント回路用基板上に電気回路等のパターンを転写す
る露光工程に先立ち、これらの基板上に感光性フィルム
を貼り付けるために使用される。かかるオートカットラ
ミネータの例が、日本国特開昭60−85927号公報
(米国特許第4,659,419号明細書および米国特
許第4,743,325号明細書に対応)に開示されて
いる。このラミネータの構成および作用の概略を図7お
よび図8に基づいて説明する。なお、日本国特開昭60
−85927号公報は、基板の両面にフィルムを貼り付
けることのできる、上下対称構造のオートカットラミネ
ータについて開示しているが、ここでは下方圧力ロール
および下方フィルムガイド以外の下方の装備を図示省略
し、基板の片面(上面)にのみフィルムを貼り付ける作
用について説明する。このオートカットラミネータの構
造および作用は上下対称であることを理解されたい。
【0019】オートカットラミネータは、左右一対の側
部支持部材9(一方のみを図示)間にそれぞれ配置され
た、仮付け部材1と、上下一対の圧力ロール2と、ガイ
ドバー12、ラックバー14、カッタ支持ブロック1
3、カッタ3およびカッタバックアップ4を有するカッ
タユニット17と、フィルムガイド5とを備えている。
左右の側部支持部材9のそれぞれの内側には、該側部支
持部材9に対して上下方向移動可能に支持ブロック10
が取り付けられている。仮付け部材1およびカッタユニ
ット17のカッタバックアップ4のそれぞれは、左右両
端を支持ブロック10に取り付けられている。カッタユ
ニット17のガイドバー12およびラックバー14のそ
れぞれもまた、その両端を、左右のブラケット11(一
方のみを図示)を介して側部支持部材9に取り付けられ
ている。一方、圧力ロール2およびフィルムガイド5の
それぞれは、左右両端を、側部支持部材9に取り付けら
れている。
【0020】ラミネータの上部には、フィルムウェブ6
がフィルムロールの形で設けられている。フィルムウェ
ブ6の片面すなわち基板7に貼り付けられる面には感光
性レジストが設けられている。
【0021】仮付け部材1、圧力ロール2、カッタバッ
クアップ4およびフィルムガイド5は、フィルムウェブ
6の幅を超える幅寸法を有している。また、仮付け部材
1、カッタバックアップ4およびフィルムガイド5のそ
れぞれは、フィルムウェブ6と接触する面に、真空源
(図示せず)と連通する複数の吸引孔8(スロットであ
ってもよい)を有している。これらの吸引孔8を介して
吸引作用を行わせることによりフィルムウェブ6を吸着
することもできるし、あるいはまた、吸引作用を行わず
にフィルムウェブ6を吸着しないようにすることもでき
る。
【0022】回転丸刃の形態をしたカッタ3は、カッタ
支持ブロック13に装架されている。カッタ支持ブロッ
ク13は、ガイドバー12にスライド移動可能に装架さ
れている。カッタ支持ブロック13を貫通してガイドバ
ー12と平行に延びるラックバー14には、ラックが形
成されている。カッタ支持ブロック13に設けられたモ
ータ15の回転は、一連の歯車16を介してカッタ3に
伝達され、カッタ3を回転させる。さらにモータ15の
回転は一連の歯車16からピニオン(図示せず)に伝達
される。回転するピニオンは、ラックバー14に形成さ
れたラックと係合し、カッタ支持ブロック13をガイド
バー12に沿って移動させる。このように、モータ15
を作動させることにより、カッタ3は、カッタ支持ブロ
ック13と一緒にガイドバー12に沿ってフィルムウェ
ブ6の幅方向に移動するとともに、自身の軸を中心とし
て回転し、フィルムウェブ6を切断することができる。
【0023】オートカットラミネータによって基板7に
フィルムを貼り付けるには、最初に、搬送装置(ローラ
コンベア)18によって基板7を圧力ロール2の手前の
仮付けステーションまで搬送し、そこで停止させる。仮
付け部材1がフィルムウェブ6の前端部を吸着保持した
まま基板7に近接し、フィルムウェブ6の先端を基板7
の前端部に仮付けする。それから仮付け部材1は図8に
示す位置に後退する。搬送装置が再び駆動されると、基
板7は、フィルムウェブ6とともに一対の圧力ロール2
間に送り込まれ、フィルムを貼り付けられてゆく。
【0024】このフィルム貼り付け作業中に、仮付け部
材1およびカッタユニット17を支持する支持ブロック
10がフィルムウェブ6と同速度で基板7へ向かう。こ
の支持ブロック10の移動中は、カッタユニット17の
カッタ3とフィルムウェブ6との間に相対速度はない。
したがって、支持ブロック10の移動中に、カッタバッ
クアップ4に保持されたフィルムウェブ6に対してカッ
タ3をガイドバー12に沿って移動させれば、フィルム
ウェブ6を横方向に切断することができる。支持ブロッ
ク10が移動を開始する時点で、フィルムの切断位置、
ひいては、基板7に貼り付けられるフィルムの長さが決
定する。切断されたフィルムの後端は、フィルムガイド
5に吸着案内されながら一対の圧力ロール2間に導か
れ、基板の後端部に貼り付けられる。フィルム切断時
も、圧力ロール2によるフィルム貼り付け作業は中断さ
れない。換言すれば、圧力ロール2によるフィルム貼り
付け作業を中断することなくフィルムを自動的に切断す
るのがオートカットラミネータの特徴である。
【0025】次に、本発明の一実施例に基づいて構成さ
れたオートカットラミネータについて説明する。図1な
いし図6に示したオートカットラミネータは、基板にフ
ィルムを貼り付けるための構成および作用において、図
7および図8に示した従来のオートカットラミネータと
ほぼ同様である。したがって、以下の説明は、本発明の
オートカットラミネータが従来のものと異なる点を中心
にして行う。
【0026】本発明によるオートカットラミネータは、
図1に示すように、ラミネータ本体20と、該ラミネー
タ本体20を通して基板21を搬送するための搬送装置
22とを備えている。搬送装置22は、典型的には、ロ
ーラコンベア装置である。ラミネータ本体20は、図2
に示すように、左右一対の側部支持部材23を備えてい
る。この一対の側部支持部材23間には、回転可能な一
対の圧力ロール24,24aにして、その間に基板21
の両面にフィルムウェブを圧着するための圧力ロール2
4,24aと、該一対の圧力ロール24,24a間にフ
ィルムウェブを案内するための一対のフィルムガイド2
5,25aと、基板21へのフィルムウェブの貼り付け
開始に際しフィルムウェブの先端を基板21に仮付けす
るための一対の仮付け部材26,26aと、フィルムウ
ェブを切断するための一対のカッタユニット27,27
aとが配置されている。
【0027】圧力ロール24,24a、フィルムガイド
25,25a、仮付け部材26,26aおよびカッタユ
ニット27,27aは、それぞれ基板21の上方および
下方に設けられている。
【0028】カッタユニット27,27aは、ガイドバ
ー28,28aと、該ガイドバー28,28aに沿って
移動しながらフィルムウェブを切断可能な回転丸刃形式
のカッタ29,29aと、切断時のフィルムウェブを保
持するためのカッタバックアップ30,30aとを有し
ている。
【0029】上方圧力ロール24の回転軸の左右端部の
それぞれには、加圧装置31が設けられている。加圧装
置31は、典型的にはエアシリンダ装置である。それぞ
れの加圧装置31の一端32は、上方圧力ロール24の
回転軸の端部を支持している。
【0030】一対の側部支持部材23のそれぞれの上側
位置には、キャリヤプレート33が側部支持部材23に
対して上下方向移動可能に設けられている。また、これ
ら左右一対のキャリヤプレート33のそれぞれには、上
方支持ブロック34がキャリヤプレート33に対して上
下方向移動可能に設けられている。一対の側部支持部材
23のそれぞれの下側位置には、下方支持ブロック34
aが側部支持部材23に対して上下方向移動可能に設け
られている。
【0031】上方仮付け部材26の両端は一対の上方支
持ブロック34に取り付けられ、下方仮付け部材26a
の両端は一対の下方支持ブロック34aに取り付けられ
ている。また、上方カッタユニット27の両端は一対の
上方支持ブロック34に取り付けられ、下方カッタユニ
ット27aの両端は一対の下方支持ブロック34aに取
り付けられている。具体的には、カッタ支持ブロックを
装架しているガイドバー28,28aおよびカッタバッ
クアップ30,30aのそれぞれの両端が支持ブロック
34,34aに取り付けられている。
【0032】上方フィルムガイド25は、その両端を一
対のキャリヤプレート33に取り付けられており、一
方、下方フィルムガイド25aは、その両端を一対の側
部支持部材23に取り付けられている。
【0033】図2に示すように、一端が上方圧力ロール
24の回転軸の端部を支持している加圧装置31の他端
35は、側部支持部材23に形成された開口を通って延
びるL字状部材36を介してキャリヤプレート33に取
り付けられている。
【0034】フィルム切断時に仮付け部材26,26a
およびカッタユニット27,27aを基板21に向けて
フィルムと同速度で移動させるため、これらの装備を支
持している上方支持ブロック34および下方支持ブロッ
ク34aを側部支持部材23に対して上下方向に移動さ
せるための支持ブロック駆動装置が設けられる。かかる
支持ブロック駆動装置が図3に示されている。支持ブロ
ック駆動装置は、左右一対の上方無端チェーン装置37
と、左右一対の下方無端チェーン装置37aとを備えて
いる。各上方無端チェーン装置37は、上方および下方
のスプロケット38,39と、これらのスプロケット3
8,39に掛け回されたチェーン40とを有する。チェ
ーン40には、上方支持ブロック34が取り付けられて
いる。同様に、各下方無端チェーン装置37aも、上方
および下方のスプロケット38a,39aと、これらの
スプロケット38a,39aに掛け回されたチェーン4
0aとを有し、チェーン40aには、下方支持ブロック
34aが取り付けられている。
【0035】左右の無端チェーン装置どうしを互いに同
期運動させるために、一対の上方無端チェーン装置37
の上方スプロケット38間および一対の下方無端チェー
ン装置37aの上方スプロケット間38aは、それぞれ
シャフト41,41aで連結されている。別の構成例で
は、上方および下方無端チェーン装置37aのそれぞれ
において、下方スプロケット39間および39a間をシ
ャフトで連結するようにしてもよい。
【0036】上方無端チェーン装置37におけるシャフ
ト41の両端部は外方に延長されている。該シャフト4
1の一方の延長部にはブレーキ42が設けられている。
他方の延長部には、クラッチ43とスプロケット44と
が設けられている。モータ45が設けられ、その回転軸
にはスプロケット46が備えられている。シャフト41
のスプロケット44と、モータのスプロケット46と、
上方圧力ロール24の回転軸に設けたスプロケット65
との回りにチェーン64が掛け回されている。クラッチ
43をつないだ状態でモータを回転させると、左右の上
方無端チェーン装置37は同期して作動し、上方支持ブ
ロック34を上下動させることができる。別の構成例で
は、ブレーキ42およびクラッチ43を下方無端チェー
ン装置37aのシャフト41aに設け、該シャフト41
aをモータで回転させるようにしてもよい。
【0037】上方無端チェーン装置37と下方無端チェ
ーン装置37aとの間には、選択的に両者間に同期運動
を伝達したり両者間の運動伝達を遮断したりできるクラ
ッチ装置が設けられている。このクラッチ装置は、上方
無端チェーン装置37の下方スプロケット39と、これ
に隣接する下方無端チェーン装置37aの上方スプロケ
ット38aとのそれぞれに連結された一対の歯車47,
47aによって構成される。歯車47と歯車47aと
は、互いに噛み合って上方無端チェーン装置37と前記
下方無端チェーン装置37aとの間に対称的な同期運動
を伝達させることができる。また、一方の歯車(例えば
歯車47)を止めているねじ48を緩め、空転可能とす
ることにより、関連するスプロケット39との間の連結
を解除し、一方の歯車の回転運動が他方の歯車47aに
伝達されないようにすることができる。
【0038】一対のキャリヤプレート33を側部支持部
材23に対して上下方向に移動させるため、キャリヤプ
レート駆動装置が設けられる。このキャリヤプレート駆
動装置は、一対のキャリヤプレート33を同時に同じ量
だけ移動させるよう、キャリヤプレート同期機構を有し
ている。かかるキャリヤプレート駆動装置は、図2に最
もよく示されている。キャリヤプレート駆動装置は、一
対のロッド49を備えている。ロッド49は、側部支持
部材23に取り付けられたブラケット50に回転可能に
取り付けられ、垂直に延びている。ロッド49の下方端
部には、ねじ部分51が形成されている。ねじ部分51
は、キャリヤプレート33に設けられた、隣接するナッ
ト部分52と螺合している。一方、ロッド49の上方端
部には、ウォームギヤ53が設けられている。
【0039】ウォームギヤ53と係合するウォーム54
を両端に有するシャフト55が、一対のブラケット50
に回転可能に支持されている。シャフト55の一端はブ
ラケット50を越える延長部を有しており、延長部の端
部にはハンドル56が設けられている。ハンドル56を
操作してシャフト55を回転させることにより、回転が
ウォーム54とウォームギヤ53とを介して一対のロッ
ド49に伝達される。それぞれのロッド49が回転する
ことにより、該ロッド49のねじ部分51と螺合するナ
ット部分52が設けられた一対のキャリヤプレート33
が、同時に同じ量だけ移動する。したがって、キャリヤ
プレート33を上下に移動させることによって、キャリ
ヤプレート33に直接取り付けられた、上方圧力ロール
24の加圧装置31および上方フィルムガイド25、な
らびに、キャリヤプレート33に設けられた上方支持ブ
ロック34に取り付けられた上方仮付け部材26および
上方カッタユニット27が、同時に同じ量だけ移動す
る。
【0040】キャリヤプレート33を上下動するとき、
上方支持ブロック34も一緒に上下動することが望まし
い。一方、フィルム切断時に上方支持ブロック34が基
板21に向かって移動するときは、上方圧力ロール24
の加圧装置31および上方フィルムガイド25を取り付
けたキャリヤプレート33は静止している必要がある。
そこで、キャリヤプレート33と上方支持ブロック34
との間の相対的な上下方向移動を選択的に阻止可能な上
方係止装置が設けられる。この上方係止装置は、キャリ
ヤプレート33に取り付けられた空圧作動のノックピン
シリンダ装置57の形態をしている。ノックピンシリン
ダ装置57は、作動時にはピン58が突き出して、上方
支持ブロック34に形成した孔に入り込み、キャリヤプ
レート33と上方支持ブロック34との間の相対移動を
阻止する。ノックピンシリンダ装置57は、非作動時に
は、ピン58が引っ込み、フィルム切断時に上方支持ブ
ロック34がキャリヤプレート33に相対的に移動する
ことを許容する。
【0041】キャリヤプレート33を上方支持ブロック
34とともに上下に移動させるとき、その動きが上方お
よび下方無端チェーン装置37,37aを介して下方支
持ブロック34aに伝達されてはならない。そこで、歯
車47のねじ48を緩め、この歯車47が空転し、回転
を伝達できないようにしておく。しかしながら、歯車4
7を空転可能にすると、下方支持ブロック34aが自重
で落下してしまう。そこで、歯車47のねじ48を緩め
る前に、側部支持部材23と下方支持ブロック34aと
の間の上下方向移動を下方係止装置で阻止しておく。下
方係止装置は、側部支持部材23に取り付けられた空圧
作動のノックピンシリンダ装置60の形態をしている。
ノックピンシリンダ装置60は、作動時にはピン61が
突き出して、下方支持ブロック34aに形成した孔66
に入り込み、側部支持部材23と下方支持ブロック34
aとの間の相対移動を阻止する。すなわち、下方支持ブ
ロック34aを静止状態に維持する。ノックピンシリン
ダ装置60は、非作動時には、ピン61が引っ込み、フ
ィルム切断時に下方支持ブロック34aが側部支持部材
23に相対的に移動することを許容する。
【0042】図1および図4は、薄い基板21にフィル
ムを貼り付ける場合の上方装備の位置を示している。こ
れに対して図5および図6は、厚い基板63にフィルム
を貼り付ける場合に、キャリヤプレート33を上昇させ
たときの上方装備の位置を示している。薄い基板21か
ら厚い基板63に切り換えるときには、上方係止装置で
あるノックピンシリンダ装置57を作動させて上方支持
ブロック34とキャリヤプレート33とを互いに係止さ
せ、且つ、下方係止装置であるノックピンシリンダ装置
60を作動させて下方ブロックと側部支持部材23とを
互いに係止させてから、歯車47のねじ48をゆるめ、
歯車47とこれに隣接するスプロケット39との間の連
結を解除しておく。この状態でハンドル56を回転させ
てキャリヤプレート33を上昇させることにより、上方
圧力ロール24、上方フィルムガイド25、上方仮付け
部材26および上方カッタユニット27を、厚い基板6
3に対して離反させることができる。このとき、上方支
持ブロック34が上昇することに伴う上方無端チェーン
装置37の下方スプロケット39の回転は、下方無端チ
ェーン装置37a側には伝達されない。各上方装備が、
調整された位置に達したら、再びねじ48を締めて歯車
47を隣接するスプロケット39に連結する。それから
ノックピンシリンダ装置57および60を非作動状態に
して、それぞれのピン58および61を引っ込める。こ
れで、厚い基板に対応したラミネータの運転を行うこと
ができる状態となる。厚い基板63から薄い基板21に
切り換えるときには、キャリヤプレート33を下降さ
せ、各上方装備を薄い基板21に対して近接させる。そ
の他の手順は、薄い基板21から厚い基板63に切り換
える場合と同様である。いずれの場合においても、キャ
リヤプレート33を上下動させる際、上方圧力ロール2
4、上方フィルムガイド25、上方仮付け部材26およ
び上方カッタユニット27のそれぞれと、これらと対を
なす下方圧力ロール24a、下方フィルムガイド25
a、下方仮付け部材26aおよび下方カッタユニット2
7aのそれぞれとが、与えられた基板の厚さ方向に関す
る中心面から等距離の位置になるようにする。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ラミネータが厚さの異
なる基板を取り扱う場合でも、その基板の厚さに応じて
ラミネータの上方装備の高さ位置を調整することによ
り、常に適正なフィルム貼り付け作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータの概略側面図であり、手前の側部支持部材は取り除
いてある。
【図2】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータの概略正面図である。
【図3】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータにおける支持ブロック駆動装置を模式的に示す斜視
図である。
【図4】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータで薄い基板にフィルムを貼り付ける状態を示す概略
断片側面図である。
【図5】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータで厚い基板にフィルムを貼り付ける状態を示す概略
断片側面図であり、手前側の側部支持部材を取り除いて
ある。
【図6】 本発明の一実施例によるオートカットラミネ
ータで厚い基板にフィルムを貼り付ける状態を示す概略
断片側面図である。
【図7】 従来のオートカットラミネータを示す断片斜
視図であり、下方の装備は省略してあり、一方の側部支
持部材は取り除いてある。
【図8】 従来のオートカットラミネータを示す概略側
面図であり、下方の装備は省略してあり、手前の側部支
持部材は取り除いてある。
【符号の説明】
20 ラミネータ本体、21 薄い基板、22 搬送装
置、23 側部支持部材、24 上方圧力ロール、24
a 下方圧力ロール、25 上方フィルムガイド、25
a 下方フィルムガイド、26 上方仮付け部材、26
a 下方仮付け部材、27 上方カッタユニット、27
a 下方カッタユニット、28 上方ガイドバー、28
a 下方ガイドバー、29 上方カッタ、29a 下方
カッタ、30 上方カッタバックアップ、30a 下方
カッタバックアップ、31 加圧装置、32 加圧装置
の一端、33 キャリアプレート、34 上方支持ブロ
ック、34a 下方支持ブロック、35 加圧装置の他
端、36 L字状部材、37上方無端チェーン装置、3
7a 下方無端チェーン装置、38 上方無端チェーン
装置の上方スプロケット、39 上方無端チェーン装置
の下方スプロケット、40 上方無端チェーン装置のチ
ェーン、40a 下方無端チェーン装置のチェーン、4
1 上方無端チェーン装置のシャフト、41a 下方無
端チェーン装置のシャフト、42 ブレーキ、43 ク
ラッチ、44 スプロケット、45モータ、46 モー
タのスプロケット、47 歯車、47a 歯車、48
ねじ、49 ロッド、50 ブラケット、51 ねじ部
分、52 ナット部分、53ウォームギヤ、54 ウォ
ーム、55 シャフト、56 ハンドル、57 ノック
ピンシリンダ装置(上方係止装置)、58 ピン、59
孔、60 ノックピンシリンダ装置(下方係止装
置)、61 ピン、62 孔、63 厚い基板、64
チェーン、65 スプロケット。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AD08 AG03 AH36 TA01 TA03 TC02 TD11 TH02 TH19 TJ13 TJ14 TJ15 TJ22 TJ23 TJ30 TQ03 5E314 AA24 BB02 BB11 BB12 CC15 EE03 FF01 GG24 5E339 AB02 AD00 CC10 CD01 CE11 CE16 GG10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性のフィルムウェブを所望の長さに
    切断して基板の両面に貼り付けるためのラミネータであ
    って、 ラミネータ本体と、該ラミネータ本体を通して基板を搬
    送するための搬送装置と、を備えており、 前記ラミネータ本体が、 左右一対の側部支持部材と、 該一対の側部支持部材間に配置され、基板の上方および
    下方に設けられた回転可能な一対の圧力ロールにして、
    その間にて基板の両面にフィルムウェブを圧着するため
    の圧力ロールと、 前記上方圧力ロールの回転軸の左右端部のそれぞれに設
    けられた加圧装置にして、それぞれが前記上方圧力ロー
    ルの回転軸の前記端部を支持する一端を有している加圧
    装置と、 前記一対の側部支持部材間に配置され、前記一対の圧力
    ロール間にフィルムウェブを案内するためのフィルムガ
    イドにして、基板の上方および下方に設けられた一対の
    フィルムガイドと、 前記一対の側部支持部材間に配置され、基板へのフィル
    ムウェブの貼り付け開始に際しフィルムウェブの先端を
    基板に仮付けするための仮付け部材にして、基板の上方
    および下方に設けられた一対の仮付け部材と、 前記一対の側部支持部材間に配置されたガイドバーおよ
    びカッタバックアップと、前記ガイドバーに沿って移動
    しながら前記カッタバックアップ上に保持されたフィル
    ムウェブを切断可能なカッタとを有するカッタユニット
    にして、基板の上方および下方に設けられた一対のカッ
    タユニットと、 前記一対の側部支持部材のそれぞれの上側位置にて該側
    部支持部材に対して上下方向移動可能に設けられた左右
    一対のキャリヤプレートと、 該一対のキャリヤプレートのそれぞれに対して上下方向
    移動可能に設けられた左右一対の上方支持ブロックと、 前記一対の側部支持部材のそれぞれの下側位置にて該側
    部支持部材に対して上下方向移動可能に設けられた左右
    一対の下方支持ブロックと、 前記キャリヤプレートと前記上方支持ブロックとの間の
    前記上下方向移動を選択的に阻止可能な上方係止装置
    と、 前記側部支持部材と前記下方支持ブロックとの間の前記
    上下方向移動を選択的に阻止可能な下方係止装置と、 前記一対のキャリヤプレートを前記側部支持部材に対し
    て上下方向に移動させるためのキャリヤプレート駆動装
    置と、 前記上方支持ブロックと前記下方支持ブロックとを前記
    側部支持部材に対して上下方向に移動させるための支持
    ブロック駆動装置と、 を備え、 前記上方および下方仮付け部材のそれぞれが、両端を前
    記一対の上方支持ブロックおよび前記一対の下方支持ブ
    ロックにそれぞれ取り付けられており、 前記上方および下方カッタユニットのそれぞれが、両端
    を前記一対の上方支持ブロックおよび前記一対の下方支
    持ブロックにそれぞれ取り付けられており、 前記上方フィルムガイドが、両端を前記一対のキャリヤ
    プレートに取り付けられており、 前記下方フィルムガイドが、両端を前記一対の側部支持
    部材に取り付けられており、 前記一対の加圧装置のそれぞれの他端が、前記一対のキ
    ャリヤプレートにそれぞれ取り付けられており、 前記上方係止装置により前記上方支持ブロックと前記キ
    ャリヤプレートとを互いに係止させ、且つ、前記下方係
    止装置により前記下方ブロックと前記側部支持部材とを
    互いに係止させた状態で、前記キャリヤプレート駆動装
    置を作動させることにより、前記上方圧力ロール、前記
    上方フィルムガイド、前記上方仮付け部材および前記上
    方カッタユニットを基板に対して近接または離反させる
    ことができるようにしたことを特徴とするラミネータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のラミネータにおいて、 前記キャリヤプレート駆動装置が、前記一対のキャリヤ
    プレートを同時に同じ量だけ移動させるようにしたキャ
    リヤプレート同期機構を有することを特徴とするラミネ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のラミネータにおいて、 前記キャリヤプレート駆動装置が、 前記一対の側部支持部材のそれぞれに取り付けられた一
    対のブラケット手段と、 それぞれのブラケット手段に回転可能に取り付けられ、
    垂直方向に延びる一対のロッドにして、それぞれが、隣
    接する前記キャリヤプレートに設けられたナット部分と
    螺合するねじ部分を一方の端部に有し、ウォームギヤを
    他方の端部に有している一対のロッドと、 該一対のロッドの前記ウォームギヤと係合するウォーム
    を両端に有するシャフトと、 を備えており、 該シャフトを回転させることにより該回転が前記ウォー
    ムと前記ウォームギヤとを介して前記一対のロッドに伝
    達され、該ロッドが回転することにより、該ロッドの前
    記ねじ部分と螺合する前記ナット部分が設けられた前記
    一対のキャリヤプレートが同時に同じ量だけ移動するよ
    うになされていることを特徴とするラミネータ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のラミネータにおいて、 前記支持ブロック駆動装置が、 左右一対の上方無端チェーン装置にして、各上方無端チ
    ェーン装置が、上方および下方のスプロケットと、これ
    らのスプロケットに掛け回され、且つ、前記一対の上方
    支持ブロックの一つが取り付けられたチェーンとを有す
    る、一対の上方無端チェーン装置と、 左右一対の下方無端チェーン装置にして、各下方無端チ
    ェーン装置が、上方および下方のスプロケットと、これ
    らのスプロケットに掛け回され、且つ、前記一対の下方
    支持ブロックの一つが取り付けられたチェーンとを有す
    る、一対の下方無端チェーン装置と、 前記一対の上方無端チェーン装置を互いに同期運動させ
    るべく、該一対の上方無端チェーン装置の前記上方スプ
    ロケット間、または、前記下方スプロケット間を連結す
    る第1のシャフトと、 前記一対の下方無端チェーン装置を互いに同期運動させ
    るべく、該一対の下方無端チェーン装置の前記上方スプ
    ロケット間、または、前記下方スプロケット間を連結す
    る第2のシャフトと、 前記第1のシャフトまたは前記第2のシャフトに回転を
    与えるためのモータと、 前記上方無端チェーン装置と前記下方無端チェーン装置
    との間に設けられ、選択的に両者間に対称的な同期運動
    を伝達したり両者間の運動伝達を遮断したりできるクラ
    ッチ装置と、 を備えている、 ラミネータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のラミネータにおいて、 前記上方無端チェーン装置の前記下方スプロケットと前
    記下方無端チェーン装置の前記上方スプロケットとが互
    いに隣接して配置されており、 前記クラッチ装置が、 前記上方無端チェーン装置の前記下方スプロケットの一
    つに連結された第1の歯車と、 該第1の歯車が取り付けられた前記上方無端チェーン装
    置の前記下方スプロケットに隣接する前記下方無端チェ
    ーン装置の前記上方スプロケットに連結された第2の歯
    車と、 を備えており、 前記第1の歯車と前記第2の歯車とは、互いに噛み合っ
    て前記上方無端チェーン装置と前記下方無端チェーン装
    置との間に対称的な同期運動を伝達させることができ、 前記第1の歯車および前記第2の歯車の一方は、他方の
    歯車に回転運動を伝えないよう、関連するスプロケット
    との間の連結を選択的に解除可能とされている、 ラミネータ。
  6. 【請求項6】 感光性のフィルムウェブを所望の長さに
    切断して基板の両面に貼り付けるためのラミネータであ
    って、回転可能な一対の圧力ロールにして、その間にて
    基板の両面にフィルムウェブを圧着するための、基板の
    上方および下方に設けられる一対の圧力ロールと、前記
    上方および下方圧力ロール間にフィルムウェブを案内す
    るための、基板の上方および下方に設けられる一対のフ
    ィルムガイドと、基板へのフィルムウェブの貼り付け開
    始に際しフィルムウェブの先端を基板に仮付けするため
    の、基板の上方および下方に設けられる一対の仮付け部
    材と、フィルムウェブを切断するための、基板の上方お
    よび下方に設けられる一対のカッタユニットと、を備え
    るラミネータを使用する方法において、 基板の下方に設けられた前記圧力ロール、前記フィルム
    ガイド、前記仮付け部材および前記カッタユニットのそ
    れぞれの高さ位置を固定したまま、基板の上方に設けら
    れた前記圧力ロール、前記フィルムガイド、前記仮付け
    部材および前記カッタユニットのそれぞれの高さ位置を
    調整し、一対の前記圧力ロール、一対の前記フィルムガ
    イド、一対の前記仮付け部材および一対の前記カッタユ
    ニットのそれぞれの対になるものどうしが、与えられた
    基板の厚さ方向に関する中心面から等距離の位置になる
    ようにする、ラミネータの使用方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102349165A (zh) * 2009-03-12 2012-02-08 北川精机株式会社 太阳电池的叠层装置和叠层方法
JP2012191073A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Mitsubishi Electric Corp 太陽電池の製造装置及び方法

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