JP2003145592A - エジェクタ装置 - Google Patents

エジェクタ装置

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JP2003145592A
JP2003145592A JP2001351391A JP2001351391A JP2003145592A JP 2003145592 A JP2003145592 A JP 2003145592A JP 2001351391 A JP2001351391 A JP 2001351391A JP 2001351391 A JP2001351391 A JP 2001351391A JP 2003145592 A JP2003145592 A JP 2003145592A
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JP
Japan
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ejector
unit
linear motion
drive unit
plate
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Application number
JP2001351391A
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English (en)
Inventor
Dan Mizuhara
弾 水原
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/4005Ejector constructions; Ejector operating mechanisms

Abstract

(57)【要約】 【課題】エジェクタピン送り装置の機構に衝撃が加わる
のを防止することができるようにする。 【解決手段】支持プラテンに取り付けられた駆動部と、
回転を受けて、回転運動を直進運動に変換する運動方向
変換部と、直進運動を受けてエジェクタロッド23に伝
達する直進運動伝達部と、支持プラテン及び駆動部のう
ちの少なくとも一方によって支持され、直進運動伝達部
が回転するのを阻止する回止めバーと、支持プラテン及
び駆動部のうちの少なくとも一方と運動方向変換部との
間に配設され、エジェクタロッド23の衝撃を吸収する
衝撃吸収部材とを有する。支持プラテン及び駆動部のう
ちの少なくとも一方と運動方向変換部との間に衝撃吸収
部材が配設されるので、衝撃吸収部材によってエジェク
タピン送り装置の機構に衝撃が加わるのを防止すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エジェクタ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で
金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビ
ティ空間内において冷却し、固化させることによって成
形品にするようにしている。
【0003】前記金型装置は、固定金型及び可動金型か
ら成り、トグル機構によって前記可動金型を進退させ、
前記固定金型に対して接離させることによって、型閉
じ、型締め及び型開きを行うことができるようになって
いる。そして、型開きにおいて、可動金型が、成形品を
残した状態で後退させられ、続いて、エジェクタ装置に
よって前記成形品が突き出され、離型が行われる。
【0004】そのために、前記エジェクタ装置におい
て、エジェクタピンは、前端を前記キャビティ空間に臨
ませて、後端をエジェクタプレートに固定して配設され
る。また、該エジェクタプレートの後端にはエジェクタ
ピン送り装置が連結される。そして、該エジェクタピン
送り装置を作動させ、エジェクタプレートを前進させる
と、エジェクタピンが前進させられ、成形品を突き出す
ようになっている。
【0005】ところで、通常、前記エジェクタピン送り
装置は、モータを駆動することによって作動させられる
ようになっている。
【0006】図2は従来のエジェクタ装置の要部を示す
断面図である。
【0007】図において、11は可動プラテンであり、
該可動プラテン11の前端 (図において右端) に図示さ
れない可動金型が取り付けられる。前記可動プラテン1
1と対向させて図示されない固定プラテンが配設され、
該固定プラテンに前記可動金型と対向させて図示されな
い固定金型が取り付けられ、該固定金型及び前記可動金
型によって金型装置が形成される。また、前記可動プラ
テン11は、後端 (図において左端) に配設された図示
されないトグル機構によって、図示されないタイバーに
沿って進退(図において左右方向に移動)させられ、前
記金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行われる。そ
して、型締め時に、前記固定金型と可動金型との間にキ
ャビティ空間が形成され、該キャビティ空間に溶融させ
られた樹脂が充填され、冷却されて成形品になり、型開
き時に、該成形品は、エジェクタ装置によって突き出さ
れ、離型が行われる。
【0008】該エジェクタ装置は、前端をキャビティ空
間の所定の箇所に臨ませて進退自在に配設された図示さ
れない複数のエジェクタピン、該各エジェクタピンの後
端を支持する図示されないエジェクタプレート、及びエ
ジェクタプレートを介して前記エジェクタピンを前進さ
せるエジェクタピン送り装置56を備える。そして、該
エジェクタピン送り装置56を作動させ、エジェクタプ
レートを前進させると、エジェクタピンが前進させら
れ、前記離型が行われる。
【0009】ところで、前記エジェクタピン送り装置1
6は、前記可動プラテン11の後端面 (図における左端
面) に形成された凹部12に少なくとも一部が収容さ
れ、複数のガイドバー18を介して可動プラテン11に
取り付けられた駆動ユニット21、該駆動ユニット21
によって発生させられた回転を受けて回転運動を、回転
を伴わない直進運動に変換するボールねじ22、該ボー
ルねじ22によって発生させられた直進運動を前記エジ
ェクタピンに伝達し、該エジェクタピンを前進させるエ
ジェクタロッド23等を備える。
【0010】前記駆動ユニット21は、前プレート2
5、後プレート26、及び前プレート25と後プレート
26とを連結する筒状体27から成る駆動部フレーム2
8を備えるとともに、該駆動部フレーム28内に収容さ
れた駆動部としてのサーボモータ31、該サーボモータ
31に取り付けられ、サーボモータ31を駆動すること
によって発生させられた回転を出力する中空の出力軸3
2、及び該出力軸32の後端に取り付けられ、出力軸3
2の回転速度を検出することによって、サーボモータ3
1の回転速度を検出するエンコーダ33を備える。前記
各ガイドバー18は、前端にねじ部46が形成され、該
ねじ部46が可動プラテン11に捩(ね)じ込まれる。
【0011】そして、前記サーボモータ31は、筒状体
27に取り付けられたステータ35、及び該ステータ3
5より径方向内方において回転自在に配設されたロータ
36を備え、前記ステータ35はコア38及びコイル3
9から成る。また、前記出力軸32は、駆動部フレーム
28に対して回転自在に配設され、前端が前プレート2
5に対してベアリングb1によって、後端が後プレート
26に対してベアリングb2によって回転自在に支持さ
れる。
【0012】前記ボールねじ22は、出力軸32の前端
に取り付けられたボールナット43、及び該ボールナッ
ト43と螺(ら)合させられ、進退自在に配設されたボ
ールねじ軸44から成り、該ボールねじ軸44の前端は
クロスヘッド45に取り付けられ、該クロスヘッド45
に前記エジェクタロッド23の後端が取り付けられる。
前記クロスヘッド45は、前記ガイドバー18に沿って
摺(しゅう)動自在に配設され、ボールねじ軸44の回
止めとして機能し、ボールねじ軸44が進退するのに伴
って進退させられ、エジェクタロッド23を進退させ
る。なお、前記可動プラテン11の中心には、穴47が
形成され、前記エジェクタロッド23は穴47を貫通し
て延在させられる。
【0013】したがって、前記サーボモータ31を駆動
し、出力軸32を介してボールナット43を回転させる
と、前記ボールねじ軸44が進退させられ、それに伴っ
て、ボールねじ軸44と同じ方向にエジェクタロッド2
3を進退させることができる。
【0014】ところで、エジェクタロッド23を前進
(図において右方向に移動)させ、エジェクタプレート
を介してエジェクタピンを前進させて成形品を突き出し
たときに、油圧式のエジェクタ装置の場合は、エジェク
タプレートの前進限位置で急激にエジェクタプレートを
停止させることができるが、前記サーボモータ31を使
用した電動式のエジェクタ装置の場合、ボールナット4
3に慣性があるので、前進限位置で急激にエジェクタプ
レートを停止させることができない。そこで、電動式の
エジェクタ装置の場合、サーボモータ31の回転速度を
制御し、サーボモータ31をエジェクタプレートが前進
限位置に到達する手前で減速させ、エジェクタプレート
が前進限位置に到達する時点で停止させるようにしてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の電動式のエジェクタ装置においては、サーボモータ
31の回転速度の設定を誤ると、サーボモータ31をエ
ジェクタプレートが前進限位置に到達する時点で停止さ
せることができず、前記ボールナット43の慣性による
過負荷がエジェクタピン送り装置16の機構に衝撃とな
って加わってしまう。
【0016】そこで、該衝撃を吸収することができるよ
うに、クロスヘッド45とエジェクタロッド23との間
に緩衝部材としてのばねを配設し、エジェクタプレート
が前進限位置に到達する時点で定格突出力以上の過負荷
が発生すると、ばねが収縮して衝撃を吸収するようにす
ることが考えられる。
【0017】ところが、この場合、ばねを支持するため
にばねガイド等を配設する必要が生じ、部品点数が多く
なり、エジェクタ装置のコストが高くなってしまう。
【0018】また、駆動ユニット21は、ガイドバー1
8を介して可動プラテン11に取り付けられるようにな
っているので、駆動ユニット21の取付状態を安定させ
るためには、ガイドバー18の径を大きくしたり、ねじ
部46を可動プラテン11に深く捩じ込ませたりする必
要がある。したがって、エジェクタピン送り装置16の
設計にその分制約が生じてしまう。
【0019】本発明は、前記従来のエジェクタ装置の問
題点を解決して、エジェクタピン送り装置の機構に衝撃
が加わるのを防止することができ、コストを低くするこ
とができ、しかも、エジェクタピン送り装置の設計に制
約が生じることがなく、駆動部の取付状態を安定させる
ことができるエジェクタ装置を提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のエ
ジェクタ装置においては、支持プラテンの所定の箇所に
取り付けられた突出し用の駆動部と、該駆動部を駆動す
ることによって発生させられた回転を受けて、回転運動
を直進運動に変換する運動方向変換部と、該運動方向変
換部によって発生させられた直進運動を受けてエジェク
タロッドに伝達する直進運動伝達部と、前記支持プラテ
ン及び駆動部のうちの少なくとも一方によって支持さ
れ、前記直進運動伝達部が回転するのを阻止する回止め
バーと、前記支持プラテン及び駆動部のうちの少なくと
も一方と前記運動方向変換部との間に配設され、前記エ
ジェクタロッドの衝撃を吸収する衝撃吸収部材とを有す
る。
【0021】本発明の他のエジェクタ装置においては、
さらに、前記衝撃吸収部材に回止めバーが貫通させられ
る。
【0022】本発明の更に他のエジェクタ装置において
は、さらに、前記直進運動伝達部は、前記駆動部によっ
て発生させられた回転を受ける軸ユニットを回転自在に
支持する軸ユニット支持体である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施の形態における
エジェクタ装置の要部を示す断面図である。
【0025】図において、11は支持プラテンとしての
可動プラテンであり、該可動プラテン11の前端 (図に
おいて右端) に図示されない可動金型が取り付けられ
る。前記可動プラテン11と対向させて図示されない固
定プラテンが配設され、該固定プラテンに前記可動金型
と対向させて図示されない固定金型が取り付けられ、該
固定金型及び前記可動金型によって金型装置が形成され
る。また、前記可動プラテン11は、後端 (図において
左端) に配設された図示されないトグル機構によって、
図示されないタイバーに沿って進退(図において左右方
向に移動)させられ、前記金型装置の型閉じ、型締め及
び型開きが行われる。そして、型締め時に、前記固定金
型と可動金型との間にキャビティ空間が形成され、該キ
ャビティ空間に溶融させられた樹脂が充填され、冷却さ
れて成形品になり、型開き時に、該成形品は、エジェク
タ装置によって突き出され、離型が行われる。
【0026】該エジェクタ装置は、前端をキャビティ空
間の所定の箇所に臨ませて進退自在に配設された図示さ
れない複数のエジェクタピン、該各エジェクタピンの後
端を支持する図示されないエジェクタプレート、及びエ
ジェクタプレートを介して前記エジェクタピンを前進さ
せるエジェクタピン送り装置56を備える。そして、該
エジェクタピン送り装置56を作動させ、エジェクタプ
レートを前進させると、エジェクタピンが前進させら
れ、前記離型が行われる。なお、前記エジェクタピン
は、離型が終了したときに、前記エジェクタプレートの
前方に配設された図示されないリターンスプリングの付
勢力によって後退させられる。
【0027】ところで、前記エジェクタピン送り装置5
6は、前記可動プラテン11の後端面 (図において左端
面) に形成された凹部12に少なくとも一部が収容され
る。該凹部12は、後方(図において左方)に形成され
た円錐(すい)形の形状を有する第1の収容部57、該
第1の収容部57より前方(図において右方)に形成さ
れた中径の第2の収容部58、及び該第2の収容部58
より前方に形成された小径の第3の収容部59を備え
る。
【0028】前記エジェクタピン送り装置56は、中央
に貫通孔h1が形成された環状の取付板61、該取付板
61を介して可動プラテン11に取り付けられた駆動ユ
ニット62、該駆動ユニット62によって発生させられ
た回転を受けて、回転運動を、回転を伴う直進運動、す
なわち、回転直進運動に変換する第1の運動方向変換部
としてのボールねじ63、該ボールねじ63によって発
生させられた回転直進運動を回転を伴わない直進運動に
変換する第2の運動方向変換部及び直進運動伝達部とし
てのベアリングボックス64、該ベアリングボックス6
4に発生させられた直進運動を受けて、前記エジェクタ
ピンに伝達し、該エジェクタピンを前進させる伝達部材
としてのエジェクタロッド23、前記ベアリングボック
ス64を支持する支持機構65等を有する。
【0029】なお、本実施の形態においては、前記駆動
ユニット62は取付板61を介して可動プラテン11に
取り付けられているが、駆動ユニット62を直接可動プ
ラテン11に取り付けることもできる。したがって、前
記ベアリングボックス64は、可動プラテン11及び駆
動ユニット62のうちの少なくとも一方によって支持さ
れることになる。
【0030】前記駆動ユニット62は、前記取付板61
に固定された前プレート25、後プレート26、及び前
プレート25と後プレート26とを連結する筒状体27
から成る駆動部フレーム28を備えるとともに、該駆動
部フレーム28内に収容され、可動プラテン11の所定
の箇所に取り付けられた突出し用の駆動部としてのサー
ボモータ31、該サーボモータ31に取り付けられ、サ
ーボモータ31を駆動することによって発生させられた
回転を出力する中空の出力軸32、及び該出力軸32の
後端と前記ボールねじ63との間に配設され、出力軸3
2の回転をボールねじ63に伝達する回転伝達部として
のスプラインユニット67、該スプラインユニット67
に取り付けられ、出力軸32の回転速度を検出すること
によって、サーボモータ31の回転速度を検出する回転
速度検出部としてのエンコーダ33を備える。本実施の
形態において、前記エンコーダ33はスプラインユニッ
ト67に取り付けられるようになっているが、エンコー
ダ33を出力軸32に取り付けることもできる。
【0031】そして、前記サーボモータ31は、筒状体
27に取り付けられたステータ35、及び該ステータ3
5より径方向内方において回転自在に配設されたロータ
36を備え、前記ステータ35はコア38及びコイル3
9から成る。また、前記出力軸32は、駆動部フレーム
28に対して回転自在に配設され、前端が前プレート2
5に対してベアリングb1によって、後端が後プレート
26に対してベアリングb2によって回転自在に支持さ
れる。
【0032】前記スプラインユニット67は、前記出力
軸32の後端に取り付けられ、出力軸32内を軸方向に
おけるほぼ中央まで前方に向けて延び、内周面にスプラ
インが形成された筒状のスプラインナット68、該スプ
ラインナット68とスプライン係合させられ、外周面に
スプラインが形成されたロッド状のスプライン軸部69
から成り、前記スプラインナット68とスプライン軸部
69とは、互いに軸方向に移動自在に、円周方向に対し
て移動不能に配設される。そして、前記ボールねじ63
は、前記スプラインユニット67に対して移動自在に配
設され、ベアリングボックス64及び支持機構65に取
り付けられた第1の変換要素としてのボールナット7
1、及び該ボールナット71と螺合させられ、前記スプ
ライン軸部69と一体に形成され、進退自在に配設され
た第2の変換要素としてのボールねじ軸部72から成
る。該ボールねじ軸部72の前端には、軸部73が一体
に形成され、前記スプライン軸部69、ボールねじ軸部
72及び軸部73によって軸ユニット90が構成され、
該軸ユニット90において、前記スプライン軸部69は
後端部(図において左端部)を、ボールねじ軸部72は
中間部を、軸部73は前端部(図において右端部)を構
成する。なお、前記ベアリングボックス64は、軸ユニ
ット90を回転自在に支持する軸ユニット支持体として
機能する。
【0033】したがって、図示されない制御部からの指
令に基づいてコイル39に電流を供給し、前記サーボモ
ータ31を駆動すると、ロータ36に発生させられた回
転が出力軸32に出力され、該出力軸32からスプライ
ンナット68に伝達され、更にスプライン軸部69を介
して軸ユニット90に伝達される。このとき、前記出力
軸32の回転速度及びサーボモータ31の回転速度がエ
ンコーダ33によって検出され、検出信号が前記制御部
に送られる。また、前記軸ユニット90に回転が伝達さ
れると、ボールナット71とボールねじ軸部72とが螺
合させられているので、軸ユニット90は回転しながら
前進させられる。
【0034】また、前記ベアリングボックス64は、後
端が前記ボールナット71のフランジ部70の前端面
(図において右端面)に接離自在に配設され、筒状部7
4及び該筒状部74の前端から径方向外方に向けて形成
されたフランジ部75を備えたハウジング76、該ハウ
ジング76内において前記軸部73を支持する二つのベ
アリングb3、b4、該ベアリングb3、b4を前記ボ
ールねじ軸部72と軸部73との間の段部に押し付ける
押えナット77、並びに前記軸部73の前端部を覆う押
え板78を備える。そして、該押え板78に、前記エジ
ェクタロッド23の後端が取り付けられ、前記エジェク
タロッド23は、前記軸ユニット90と同一軸線上で前
方に延び、前端が可動プラテン11の中央に形成された
穴47内に配設される。
【0035】また、前記支持機構65は、前記フランジ
部70の後端面に取り付けられ、ボールナット71の外
周面を包囲して配設され、かつ、前記取付板61によっ
て摺動自在に支持された環状のリテーナ80、後端にお
いて取付板61によって支持され、前記リテーナ80及
びフランジ部75を貫通して前方に向けて延在させら
れ、前記ボールナット71、ベアリングボックス64と
共に進退自在に配設され、前記ベアリングボックス64
が回転するのを阻止する回止めバーとしてのガイドバー
81、並びに後端が取付板61に、前端がリテーナ80
に当接させられ、かつ、ガイドバー81によって貫通さ
せられて配設されたスプリング82を備える。該スプリ
ング82は、付勢部材として機能し、所定の付勢力で、
リテーナ80を介してボールナット71及びベアリング
ボックス64を前方に付勢するだけでなく、衝撃吸収部
材としても機能し、前記エジェクタロッド23の前進に
伴って発生し、エジェクタピン送り装置56の機構に加
わる衝撃を吸収する。
【0036】前記ガイドバー81は、前記付勢力を調整
するために前端が第2の収容部58内において可動プラ
テン11と当接自在に配設され、後端が取付板61に形
成されたねじ穴と螺合させられる小径部83、該小径部
83より前方に一体に形成され、前記スプリング82及
びリテーナ80を貫通して前方に延びる中径部84、並
びに該中径部84より前方に一体に形成され、フランジ
部75を貫通して前方に延びる大径部85を備える。な
お、前記ガイドバー81は取付板61によって支持され
るので、可動プラテン11及びサーボモータ31によっ
て支持されることになる。
【0037】そして、前記スプリング82を付勢力に抗
して所定の量だけ圧縮させ、前記中径部84と大径部8
5との間に形成された段差にリテーナ80の前端面が当
たるようにしてある。前記ガイドバー81を回転させて
小径部83の螺合量を多くすると、リテーナ80は図の
上半状態で示されるように後退させられ、前記スプリン
グ82の付勢力が最大にされる。また、前記ガイドバー
81を回転させて螺合量を少なくすると、リテーナ80
は図の下半状態で示されるように前進させられ、前記ス
プリング82の付勢力は小さくされる。なお、前記スプ
リング82の付勢力の調整は、ガイドバー81のストロ
ークq1の範囲内で行われる。
【0038】この場合、前記軸ユニット90が回転しな
がら前進させられると、ハウジング76が押え板78と
共にガイドバー81に沿って前進させられ、エジェクタ
ロッド23が前進させられる。
【0039】したがって、前記サーボモータ31を正方
向に駆動し、出力軸32を介して軸ユニット90を正方
向に回転させて前進させると、エジェクタロッド23が
前進させられ、それに伴って、エジェクタプレートを介
してエジェクタピンが前進させられ、成形品を突き出す
ことができる。また、前記サーボモータ31を逆方向に
駆動し、出力軸32を介して軸ユニット90を逆方向に
回転させて後退させると、エジェクタロッド23が後退
させられる。そして、エジェクタピンで成形品を突き出
す際に、衝撃荷重がエジェクタピンに加わっても、リテ
ーナ80がスプリング82の付勢力に抗して後退し、衝
撃を吸収する。
【0040】ところで、エジェクタロッド23を前進さ
せ、エジェクタプレートを介してエジェクタピンを前進
させて成形品を突き出したときに、油圧式のエジェクタ
装置の場合は、エジェクタプレートの前進限位置で急激
にエジェクタプレートを停止させることができるが、前
記サーボモータ31を使用した電動式のエジェクタ装置
の場合、ボールねじ63に慣性があるので、前記前進限
位置で急激にエジェクタプレートを停止させることがで
きない。そこで、前記制御部は、サーボモータ31の回
転速度を制御し、サーボモータ31をエジェクタプレー
トが前進限位置に到達する手前で減速させ、エジェクタ
プレートが前進限位置に到達する時点で停止させるよう
にしている。
【0041】この場合、サーボモータ31の回転速度の
設定を誤り、サーボモータ31をエジェクタプレートが
前進限位置に到達する時点で停止させることができない
と、前記ボールねじ63の慣性による過負荷がエジェク
タピン送り装置56の機構に衝撃となって加わってしま
う。
【0042】ところが、ボールねじ63と可動プラテン
11との間には支持機構65が配設されるので、エジェ
クタプレートが前進限位置に到達する時点で定格突出力
以上の過負荷が発生しても、スプリング82によってエ
ジェクタピン送り装置56の機構に衝撃が加わるのを防
止することができる。
【0043】また、スプリング82がガイドバー81に
よって支持されるので、スプリング82を支持するため
に別のばねガイド等を配設する必要がない。したがっ
て、部品点数を少なくすることができ、エジェクタ装置
のコストを低くすることができる。
【0044】そして、駆動ユニット62及びサーボモー
タ31は、ガイドバー81を介することなく、取付板6
1を介して可動プラテン11に取り付けられるので、駆
動ユニット62及びサーボモータ31の取付状態を安定
させることができる。したがって、ガイドバー81の径
を大きくしたり、ガイドバー81の前端を可動プラテン
11に深く捩じ込ませたりする必要がないので、エジェ
クタピン送り装置56の設計に制約が生じることがなく
なる。
【0045】次に、第2の実施の形態について説明す
る。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものに
ついては、同じ符号を付与することによってその説明を
省略する。
【0046】図3は本発明の第2の実施の形態における
エジェクタ装置の要部を示す断面図である。
【0047】この場合、凹部12の第2の収容部58の
底面S1に穴88が形成される。また、前記ガイドバー
81は、前端(図において右端)が穴88に挿入させら
れ、後端(図において左端)が取付板61に形成された
ねじ穴と螺合させられる。そして、衝撃吸収部材及び付
勢部材としてのスプリング82を付勢力に抗して所定の
量だけ圧縮させ、中径部84と大径部85との間に形成
された段差にリテーナ80の前端面(図において右端
面)が当たるようにしてある。ガイドバー81を回転さ
せて小径部83の螺合量を多くすると、リテーナ80は
図の上半状態で示されるように後退させられ、前記スプ
リング82の付勢力が最大にされる。また、前記ガイド
バー81を回転させて螺合量を少なくすると、リテーナ
80は図の下半状態で示されるように前進させられ、前
記スプリング82の付勢力は小さくされる。なお、前記
スプリング82の付勢力の調整は、ガイドバー81のス
トロークq2の範囲内で行われる。
【0048】この場合、前記軸ユニット90が回転しな
がら前進(図において右方向に移動)させられると、ハ
ウジング76が押え板78と共にガイドバー81に沿っ
て前進させられ、エジェクタロッド23が前進させられ
る。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、エジェクタ装置においては、支持プラテンの所定
の箇所に取り付けられた突出し用の駆動部と、該駆動部
を駆動することによって発生させられた回転を受けて、
回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部と、該運
動方向変換部によって発生させられた直進運動を受けて
エジェクタロッドに伝達する直進運動伝達部と、前記支
持プラテン及び駆動部のうちの少なくとも一方によって
支持され、前記直進運動伝達部が回転するのを阻止する
回止めバーと、前記支持プラテン及び駆動部のうちの少
なくとも一方と前記運動方向変換部との間に配設され、
前記エジェクタロッドの衝撃を吸収する衝撃吸収部材と
を有する。
【0051】この場合、駆動部の回転速度の設定を誤
り、エジェクタプレートの前進限位置で定格突出力以上
の過負荷が発生しても、前記支持プラテン及び駆動部の
うちの少なくとも一方と前記運動方向変換部との間に衝
撃吸収部材が配設されるので、衝撃吸収部材によって前
記エジェクタピン送り装置の機構に衝撃が加わるのを防
止することができる。
【0052】また、衝撃吸収部材が回止めバーによって
支持されるので、衝撃吸収部材を支持するために別のば
ねガイド等を配設する必要がない。したがって、部品点
数を少なくすることができ、エジェクタ装置のコストを
低くすることができる。
【0053】また、駆動部は、支持プラテンの所定の箇
所に取り付けられるので、駆動部の取付状態を安定させ
ることができる。したがって、回止めバーの径を大きく
したり、回止めバーの前端を支持プラテンに深く捩じ込
ませたりする必要がないので、エジェクタピン送り装置
の設計に制約が生じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるエジェクタ
装置の要部を示す断面図である。
【図2】従来のエジェクタ装置の要部を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるエジェクタ
装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
11 可動プラテン 23 エジェクタロッド 31 サーボモータ 56 エジェクタピン送り装置 63 ボールねじ 64 ベアリングボックス 81 ガイドバー 82 スプリング 90 軸ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持プラテンの所定の箇所に取り
    付けられた突出し用の駆動部と、(b)該駆動部を駆動
    することによって発生させられた回転を受けて、回転運
    動を直進運動に変換する運動方向変換部と、(c)該運
    動方向変換部によって発生させられた直進運動を受けて
    エジェクタロッドに伝達する直進運動伝達部と、(d)
    前記支持プラテン及び駆動部のうちの少なくとも一方に
    よって支持され、前記直進運動伝達部が回転するのを阻
    止する回止めバーと、(e)前記支持プラテン及び駆動
    部のうちの少なくとも一方と前記運動方向変換部との間
    に配設され、前記エジェクタロッドの衝撃を吸収する衝
    撃吸収部材とを有することを特徴とするエジェクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収部材に回止めバーが貫通さ
    せられる請求項1に記載のエジェクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記直進運動伝達部は、前記駆動部によ
    って発生させられた回転を受ける軸ユニットを回転自在
    に支持する軸ユニット支持体である請求項1に記載のエ
    ジェクタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205608A (zh) * 2011-01-28 2011-10-05 广东轻工职业技术学院 模具螺纹脱模机构及其保险脱模方法
WO2013038501A1 (ja) * 2011-09-13 2013-03-21 東洋機械金属株式会社 成形機のエジェクト装置

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