JP2003145344A - 帯鋸刃製造方法、及びこの帯鋸刃製造方法により製造された帯鋸刃 - Google Patents

帯鋸刃製造方法、及びこの帯鋸刃製造方法により製造された帯鋸刃

Info

Publication number
JP2003145344A
JP2003145344A JP2001346230A JP2001346230A JP2003145344A JP 2003145344 A JP2003145344 A JP 2003145344A JP 2001346230 A JP2001346230 A JP 2001346230A JP 2001346230 A JP2001346230 A JP 2001346230A JP 2003145344 A JP2003145344 A JP 2003145344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band saw
saw blade
tooth
teeth
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001346230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3971914B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Horiguchi
勝弘 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2001346230A priority Critical patent/JP3971914B2/ja
Publication of JP2003145344A publication Critical patent/JP2003145344A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3971914B2 publication Critical patent/JP3971914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯鋸刃1の製造コストが高くなることを抑制
しつつ、歯群歯形の異なる多数種の帯鋸刃1を容易に製
造する。 【解決手段】 胴部材料と、この胴部材料よりも硬度
の高い歯部材料を接合することにより、帯鋸刃ベースを
成形する接合工程と、前記接合工程が終了した後に、前
記帯鋸刃ベースに対して収束された熱切断ビームを照射
すると共に不活性ガスを噴射することにより、溶断によ
る歯切り加工を行って、多数の歯からなる歯群を形成す
る歯切り工程とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被削材(主として
金属被削材)の切削に使用される帯鋸刃を製造するため
の帯鋸刃製造方法、及びこの帯鋸刃製造方法により製造
された帯鋸刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯鋸刃製造方法について簡単に説
明すると、以下のようになる。
【0003】即ち、まず、胴部材料と、この胴部材料よ
りも硬度が高い歯部材料を接合することにより、鋸刃ベ
ースを成形する。そして、ホブを回転させて、ミーリン
グによる歯切り加工を行って、鋸刃ベースに多数の歯か
らなる歯群を形成する。これによって、所定の歯群歯形
を有する帯鋸刃を製造することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多数の鋸刃
ベースを重ね合わせた状態の下で、ミーリングによる歯
切り加工を行うことにより、多数の鋸刃ベースに対して
同時に同一歯形の前記歯群を形成することができるた
め、同一種類の帯鋸刃を多量に製造するには従来の帯鋸
刃製造方法は適している。一方、異なる歯群形状を有す
る多数種の帯鋸刃を製造するには、異なる歯群形状に対
応して多数種のホブを製作する必要があることから、従
来の帯鋸刃製造方法により前記多数種の帯鋸刃を製造す
ると、製造コストが非常に高くなるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述の問題を解決する
ことのできる帯鋸刃製造方法、及びこの帯鋸刃製造方法
により製造された帯鋸刃を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、胴部材料と、この胴部材料よりも硬度の高い
歯部材料を接合することにより、帯鋸刃ベースを成形す
る接合工程と、前記接合工程が終了した後に、前記帯鋸
刃ベースに対して収束された熱切断ビーム(例えばレー
ザビーム、プラズマビーム)を照射すると共に不活性ガ
スを噴射することにより、溶断による歯切り加工を行っ
て、多数の歯からなる歯群を形成する歯切り工程とを備
えてなることを特徴とする。
【0007】請求項1に記載の発明特定事項によると、
帯鋸刃ベースに対して収束された熱切断ビームを照射し
て、溶断による歯切り加工を行うため、熱切断ビームの
照射位置を制御することによって、歯切り加工により形
成される歯群の歯群形状(歯形)の自由度を高めること
ができる。
【0008】また、収束された熱切断ビームの熱エネル
ギー密度は高く、熱切断ビームの照射による熱硬化層の
幅が拡がることを抑制しつつ、帯鋸刃ベースを局部的に
溶断することができる。特に、不活性ガスの噴射によっ
て帯鋸刃ベースが冷却されて、前記熱硬化層の幅の拡が
りを更に抑制でき、歯形表層の酸化を防ぐこともでき
る。
【0009】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の発明特定事項の他に、前記歯切り工程が終了
した後に、多数の歯の歯先部にそれぞれ研磨処理を施す
研磨工程とを備えてなることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明特定事項によると、
請求項1に記載の発明特手事項による作用の他に、多数
の歯の歯先部にそれぞれ研磨処理を施しているため、多
数の歯の歯先部をより鋭利に整えることができる。
【0011】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記歯切
り工程が終了した後に、多数の歯の底部にそれぞれ研磨
処理を施すサブ研磨工程とを備えてなることを特徴とす
る。
【0012】請求項3に記載の発明特定事項によると、
請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用
の他に、多数の歯の底部に研磨処理をそれぞれ施すた
め、胴部材料が予め調質されている場合にあっては、歯
切り加工後において胴部材料に熱処理を施すことなく、
溶断によって多数の歯の掬い部を適度の硬度にすること
ができる一方、多数の歯の底部における前記熱硬化層の
幅を小さくすることができ、多数の歯の底部において硬
度が過大な部分を除去できる。
【0013】請求項4に記載の発明にあっては、請求項
1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記歯切
り工程が終了した後に、多数の歯の底部にブラスト処理
をそれぞれ施すブラスト工程とを備えてなることを特徴
とする請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項
1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用の他
に、多数の歯の底部にブラスト処理をそれぞれ施すた
め、 前述のように、胴部材料が予め調質されている場
合にあっては、歯切り加工後において胴部材料に熱処理
を施すことなく、溶断によって多数の歯の掬い部を適度
の硬度にすることができる一方、多数の歯の底部におけ
る前記熱硬化層の幅を小さくすることができる。
【0014】請求項5に記載の発明にあっては、請求項
1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記歯切
り工程が終了した後に、多数の歯の底部に焼き鈍し処理
を施す焼き鈍し工程を備えてなることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明特定事項によると、
請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用
の他に、多数の歯の底部に焼き鈍し処理をそれぞれ施す
ため、 前述のように、胴部材料全体が予め調質されて
いる場合にあっては、歯切り加工後において胴部材料に
熱処理を施すことなく、溶断によって多数の歯の掬い部
を適度の硬度にすることができる一方、多数の歯の底部
における前記熱硬化層の硬度を下げることができ、多数
の歯の底部において硬度が過大な部分を除去できる。
【0016】請求項6に記載の発明にあっては、胴部材
料に対して収束された熱切断ビーム(例えばレーザビー
ム、プラズマビーム)を照射すると共に不活性ガスを噴
射することにより、溶断による歯切り加工を行って、多
数の歯からなる歯群を形成する歯切り工程と、前記歯切
り工程が終了した後に、多数の歯の歯先部に高硬度チッ
プをそれぞれ接合する接合工程とを備えてなることを特
徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明特定事項によると、
胴部材料に対して収束された熱切断ビームを照射して、
溶断による歯切り加工を行うため、熱切断ビームの照射
位置を制御することによって、歯切り加工により形成さ
れる歯群の歯群形状(歯形)の自由度を高めることがで
きる。
【0018】また、収束された熱切断ビームの熱エネル
ギー密度は高く、熱切断ビームの照射による熱硬化層の
幅が拡がることを抑制しつつ、胴部材料を局部的に溶断
することができる。特に、不活性ガスの噴射によって帯
鋸刃ベースが冷却されて、前記熱硬化層の幅の拡がりを
更に抑制でき、歯形表層の酸化を防ぐことができる。
【0019】請求項7に記載の発明にあっては、請求項
6に記載の発明特定事項の他に、前記接合工程が終了し
た後に、多数の高硬度チップにそれぞれ研磨処理を施す
研磨工程とを備えてなることを特徴とする請求項7に記
載の発明特定事項によると、請求項6に記載の発明特定
事項による作用の他に、多数の高硬度チップにそれぞれ
研磨処理を施しているため、多数の歯の歯先部(高硬度
チップ)をより鋭利にすることができる。
【0020】請求項8に記載の発明にあっては、請求項
6又は請求項7に記載の発明特定事項の他に、前記接合
工程が終了した後に、多数の歯の底部にそれぞれ研磨処
理を施すサブ研磨工程とを備えてなることを特徴とす
る。
【0021】請求項8に記載の発明特定事項によると、
請求項6又は請求項7に記載の発明特定事項による作用
の他に、多数の歯の底部に研磨処理をそれぞれ施すた
め、胴部材料が予め調質されている場合にあっては、歯
切り加工後において胴部材料に熱処理を施すことなく、
溶断によって多数の歯の掬い部を適度の硬度にすること
ができる一方、多数の歯の底部における前記熱硬化層の
幅を小さくすることができ、多数の歯の底部において硬
度が過大な部分を除去できる。
【0022】請求項9に記載の発明にあっては、請求項
6又は請求項7に記載の発明特定事項の他に、前記接合
工程が終了した後に、多数の歯の底部にブラスト処理を
それぞれ施すブラスト工程とを備えてなることを特徴と
する。
【0023】請求項9に記載の発明特定事項によると、
請求項6又は請求項7に記載の発明特定事項の他に、多
数の歯の底部にブラスト処理をそれぞれ施すため、 前
述のように、胴部材料が予め調質されている場合にあっ
ては、歯切り加工後において胴部材料に熱処理を施すこ
となく、溶断によって多数の歯の掬い部を適度の硬度に
することができる一方、多数の歯の底部における前記熱
硬化層の幅を小さくすることができる。
【0024】請求項10に記載の発明にあっては、請求
項6又は請求項7に記載の発明特定事項の他に、前記接
合工程が終了した後に、多数の歯の底部に焼き鈍し処理
を施す焼き鈍し工程を備えてなることを特徴とする。
【0025】請求項10に記載の発明特定事項による
と、請求項6又は請求項7に記載の発明特定事項による
作用の他に、多数の歯の底部に焼き鈍し処理をそれぞれ
施すため、前述のように、胴部材料全体が予め調質され
ている場合にあっては、歯切り加工後において胴部材料
全体に熱処理を施すことなく、溶断によって多数の歯の
掬い部を適度の硬度にすることができる一方、多数の歯
の底部における前記熱硬化層の硬度を下げることがで
き、多数の歯の底部において硬度が過大な部分を除去で
きる。
【0026】請求項11に記載の発明にあっては、請求
項1から請求項10のうちのいずれかの請求項に記載の
発明特定事項の他に、不活性ガスが充満された歯切り空
間内で、熱切断ビームの照射による溶断がなされること
を特徴とする。
【0027】請求項11に記載の発明特定事項による
と、請求項1から請求項10のうちのいずれかの請求項
に記載の発明特定事項による作用の他に、歯切り加工に
よって歯に酸化層が生じることを更に抑制できる。
【0028】請求項12に記載の発明にあっては、請求
項1から請求項10のういずれかの請求項に記載の発明
特定事項の他に、0.5気圧以下の半真空状態下で酸素
量を減少させた歯切り空間内で、熱切断ビームの照射に
よる溶断がなされることを特徴とする。
【0029】請求項12に記載の発明特定事項による
と、請求項1から請求項10のうちのいずれかの請求項
に記載の発明特定事項による作用の他に、歯切り加工に
よって歯に酸化層が生じることを更に抑制できる。
【0030】請求項13に記載の発明にあっては、請求
項1から請求項12のうちのいずれかの請求項に記載の
発明特定事項の他に、熱切断ビームの照射による溶断に
よって生じる熱硬化層の厚さが、多数の歯の少なくとも
掬い部において0.7mm以下になるようにしてなること
を特徴とする。
【0031】請求項13に記載の発明特定事項による
と、請求項1から請求項12のうちのいずれかの請求項
に記載の発明特定事項による作用と同様の作用を奏す
る。
【0032】請求項14に記載の発明にあっては、請求
項1から請求項13のうちのいずれかの請求項に記載の
帯鋸刃製造方法により製造されたことを特徴とする帯鋸
刃である。
【0033】請求項14に記載の発明特定事項による
と、帯鋸刃の歯群歯形をビビリ振動を抑制できる所定の
歯群歯形にすることができる。
【0034】請求項15に記載の発明にあっては、請求
項14に記載の発明特定事項の他に、歯群の歯形パター
ンの長さが160mm以上であることを特徴とする。
【0035】請求項15に記載の発明特定事項による
と、帯鋸刃の歯群歯形をビビリ振動を抑制できる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0037】図1から図3を参照して、帯鋸刃1を製造
するための第1の帯鋸刃製造方法について説明する。第
1の帯鋸刃製造方法は、接合工程、歯切り工程、
研磨工程、後工程(サブ研磨工程、ブラスト工程、焼
き鈍し工程のうち少なくともいずれかの工程)を備えて
いる。帯鋸刃1は、多数の歯3からなる歯群5を有して
いる。
【0038】 接合工程 図1(a)に示すように、胴部材料7と、この胴部材料
7よりも硬度の高い歯部材料9を溶接により接合するこ
とにより、鋸刃ベース11を成形する。
【0039】ここで、胴部材料7は、例えばバネ鋼であ
って、胴部の他に、歯群5のうち多数の歯3の歯先部3
aを除く部位(掬い部3b、底部3c等)を構成する。
歯部材料9は、例えば高速度鋼であって、歯群5のうち
の多数の歯3の歯先部3aを構成する。なお、鋸刃ベー
ス11は、厚さ1.3mm,幅34mmである。
【0040】 歯切り工程 前記接合工程が終了した後に、レーザ発振器(図示省
略)により発振されたレーザビームを集光レンズ(図示
省略)により集光(収束の一態様)して、レーザ加工ヘ
ッド(図示省略)のノズルから鋸刃ベース11に対して
集光されたレーザビームを照射する。また、レーザ加工
ヘッドのノズルから鋸刃ベース11に対して不活性ガス
を噴射する。これによって、鋸刃ベース11に対して溶
断による歯切り加工を行って、図1(b)に示すよう
に、多数の歯3からなる歯群5を形成することができ
る。
【0041】溶断による歯切り加工条件は、次の通りで
ある。
【0042】即ち、COレーザ発振器は、連続発振の
出力2KW、パルスピーク出力3.5KWの性能を有す
るもので、COレーザ発振器の他に、YAGレーザ発
振器、半導体レーザ発振器、エキシマレーザ発振器等の
種々のレーザ発振器を用いることができる。集光レンズ
の焦点距離は3.75インチであって、レーザ加工ヘッ
ドのノズルの内径は3.0mmである。また、溶断条件と
しては、溶断速度(換言すれば鋸刃ベース11に対する
レーザ加工ヘッドの移動速度)を1000mm/min,発
振周波数1000Hz,デューティを45%,平均出力
を960W とし、不活性ガスとして窒素を用いる。
【0043】更に、不活性ガスが充満された歯切り空間
内で、レーザの照射による溶断がなされるようにし、そ
の他、0.5気圧以下の半真空状態下で酸素量を減少さ
せた歯切り空間内で、溶断がなされるようにしてもよ
い。また、レーザビームの照射による溶断によって生じ
る熱硬化層(図3参照)の厚さが、多数の歯3の少なく
とも掬い部3bにおいて0.7mm以下になるようにし、
好ましくは多数の歯3において0.1mm以上で0.2mm
以下になるようにする。
【0044】 研磨工程 前記歯切り工程が終了した後に、多数の歯3の歯先部
3aにそれぞれ研磨処理を施す。
【0045】 後工程(サブ研磨工程、ブラスト工
程、焼き鈍し工程のうち少なくともいずれかの工程) 前記歯切り工程が終了した後に、多数の歯3の底部3c
にそれぞれ研磨処理を施す(サブ研磨工程)。また、サ
ブ研磨工程の代わりに、或いはサブ研磨工程と共に、多
数の歯3の底部3cにそれぞれブラスト処理を施すブラ
スト工程、多数の歯3の底部3cにそれぞれ焼き鈍し処
理を施す焼き鈍し工程のうちのいずれかの工程を備えて
もよい。
【0046】以上により、図4又は図5に示すような、
ビビリ振動を抑制できる所定の歯群歯形を有する帯鋸刃
1を製造することができる。ここで、図4に示す帯鋸刃
1は、異なる歯間ピッチ(P,P,P,P,P
,P,P,P,P,P10,P11)を有す
る歯形パターンを繰り返して形成されたものであって、
図5に示す帯鋸刃1は、異なる歯形状(歯先角θ,θ
,θ,θ,θ、底アールR,R)を有する
歯形パターンを繰り返して形成されたものである。な
お、帯鋸刃1は、異なる歯間ピッチ及び異なる歯形状を
有する歯形パターンを繰り返して形成されたものでもよ
い。
【0047】次に、第1の帯鋸刃製造方法の作用につい
て説明する。
【0048】帯鋸刃ベース11に対して集光されたレー
ザビームを照射して、溶断による歯切り加工を行うた
め、レーザビームの照射位置を制御することによって、
歯切り加工により形成される歯群5の歯群形状(歯形)
の自由度を高めることができる。また、集光されたレー
ザビームの熱エネルギー密度は高く、レーザビームの照
射による熱硬化層(図3参照)の幅が拡がることを抑制
しつつ、帯鋸刃ベース11を局部的に溶断することがで
きる。特に、不活性ガスの噴射によって帯鋸刃ベース1
1が冷却されて、前記熱硬化層の幅を拡がりを確実に抑
制できる。更に、不活性ガスが充満された歯切り空間
内、又は0.5気圧の半真空状態下で酸素量を減少させ
た歯切り空間内で、レーザビームの照射による溶断がな
された場合、歯切り加工によって歯3に酸化層が生じる
ことを抑制できる。
【0049】上述の作用の他に、多数の歯3の歯先部3
aにそれぞれ研磨処理を施していると共に、熱硬化層の
厚さが多数の歯3の少なくとも掬い部3bにおいて0.
7mm以下になるようにしたため、多数の歯3の歯先部3
aをより鋭利にすることができる。また、多数の歯3の
底部3cに研磨処理(ブラスト処理又は焼き鈍し処理)
をそれぞれ施すため、 胴部材料7が予め熱処理(調
質)されている場合にあっては、歯切り加工後において
胴部材料7に熱処理を施すことなく、溶断によって多数
の歯3の掬い部3bを適度の硬度にすることができる一
方、多数の歯3の底部3cにおける前記熱硬化層の幅を
小さくする(ブラスト処理の場合にあっては熱硬化層の
幅を小さくする)ことができ、多数の歯3の底部3cに
おいて硬度が過大な部分を除去できる。
【0050】従って、第1の帯鋸刃製造方法によれば、
レーザビームの照射位置を制御することによって、歯切
り加工により形成される歯群5の歯群形状(歯形)の自
由度を高めることができるため、帯鋸刃1の製造コスト
が高くなることを抑制しつつ、歯群歯形の異なる多数種
の帯鋸刃1を容易に製造することができる。
【0051】また、帯鋸刃ベース11を局部的に溶断す
ることができるため、歯先部3aに丸みを帯びたダレが
生じることを抑制して熱硬化層の幅を小さくできると共
に、帯鋸刃1の側面に対する歯先部3aの角度を図2に
示すようにほぼ直角(90°)にすることができる。よ
って、多数の歯3の歯先部3aを鋭利にすることがで
き、帯鋸刃1による被削材の切削作業が向上する。特
に、不活性ガスの噴射によって帯鋸刃ベース11が冷却
されて、前記熱硬化層の幅を更に小さくできると共に、
上述の如く多数の歯3の歯先部3aをより鋭利にするこ
とができるため、上記効果をより一層向上させることが
できる。
【0052】更に、胴部材料11が予め調質されている
場合にあっては、歯切り加工後において胴部材料11に
熱処理を施さなくても、帯鋸刃1による被削材の切削作
業中に、歯3の底部3cに胴破断の要因であるクラック
が生じることを抑制でき、帯鋸刃1の寿命をより向上さ
せることができる。
【0053】なお、第1の帯鋸刃製造方法にあっては、
上記研磨工程又は上記後工程を省略してもよい。
【0054】図6を参照して、第2の帯鋸刃製造方法に
ついて説明する。第2の帯鋸刃製造方法は、i歯切り工
程、ii接合工程、iii研磨工程、iv後工程(サブ研磨工
程、ブラスト工程、焼き鈍し工程のうち少なくともいず
れかの工程)を備えている。
【0055】i 歯切り工程 レーザ発振器(図示省略)により発振されたレーザビー
ムを集光レンズ(図示省略)により集光して、レーザ加
工ヘッド(図示省略)のノズルから胴部材料7に対して
集光されたレーザビームを照射する。また、レーザ加工
ヘッドのノズルから胴部材料7に対して高圧の不活性ガ
スを噴射する。これによって、胴部材料7に対して溶断
による歯切り加工を行って、図6(a)に示すように、
多数の歯3からなる歯群5を形成することができる。
【0056】ここで、胴部材料7は、例えばバネ鋼であ
って、胴部の他に、歯群5のうち多数の歯3の歯先部3
aを除く部位(掬い部3b、底部3c等)を構成する。
なお、鋸刃ベース11は、厚さ1.3mm,幅34mmであ
る。
【0057】また、溶断条件は、第1の帯鋸刃製造方法
における前記歯切り工程の溶断条件とほぼ同じであ
る。
【0058】ii 接合工程 前記i溶断工程が終了した後に、図6(b)に示すよう
に、多数の歯3の歯先部3aに高硬度チップ13をそれ
ぞれ接合する。なお、高硬度チップ13の形状は図6
(b)に示すような形状の他に、円柱形状、球形状等を
用いることができる。
【0059】iii 研磨工程 前記iii研磨工程が終了した後に、多数の歯3の歯先部
3aにそれぞれ研磨処理を施す。
【0060】iv 後工程(サブ研磨工程、ブラスト工
程、焼き鈍し工程のうち少なくともいずれかの工程) 前記iii 歯切り工程が終了した後に、多数の歯3の底部
3cにそれぞれ研磨処理を施す(サブ研磨工程)。ま
た、サブ研磨工程の代わりに、或いはサブ研磨工程と共
に、多数の歯3の底部3cにそれぞれブラスト処理を施
すブラスト工程、多数の歯3の底部3cにそれぞれ焼き
鈍し処理を施す焼き鈍し工程のうちのいずれかの工程を
備えてもよい。
【0061】第2の帯鋸刃製造方法においても、第1の
帯鋸刃製造方法と同様の作用、効果を奏する。
【0062】なお、第2の帯鋸刃製造方法にあっては、
上記iv後工程を省略してもよい。
【0063】第1の帯鋸刃製造方法又は第2の帯鋸刃製
造方法により製造された帯鋸刃1にあっては、帯鋸刃1
の歯群歯形をビビリ振動を抑制できる所定の歯群歯形
(例えば図4及び図5に示す歯群形状)にすることがで
きるため、帯鋸刃1による被削材の切削作業の能率及び
帯鋸刃1の寿命をそれぞれ向上させることができる。更
に、帯鋸刃1の歯群5の歯形パターンの長さを長く(本
発明の実施の形態においては200mm)にすることがで
きるため、上記効果は更に向上する。
【0064】なお、本発明は、前述の如き発明の実施の
形態の説明に限るものではなく、例えばレーザビームの
代わりにプラズマビーム等の熱切断ビームを用いる等、
適宜の変更を行うことによりその他種々の態様で実施可
能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1から請求項13のうちのいずれ
かの請求項に記載の発明によれば、熱切断ビームの照射
位置を制御することによって、歯切り加工により形成さ
れる歯群の歯形の自由度を高めることができるため、帯
鋸刃の製造コストが高くなることを抑制しつつ、歯群歯
形の異なる多数種の帯鋸刃を容易に製造することができ
る。
【0066】また、帯鋸刃ベース(又は胴部材料)を局
部的に溶断することができるため、歯先部に丸みを帯び
たダレが生じることを抑制して熱硬化層の幅を小さくで
きると共に、帯鋸刃の側面に対する歯先部の角度をほぼ
直角にすることができる。よって、多数の歯の歯先部を
鋭利にすることができ、帯鋸刃による被削材の切削作業
が向上する。特に、不活性ガスの噴射によって帯鋸刃ベ
ース(又は胴部材料)が冷却されて、前記熱硬化層の幅
を更に小さくできるため、上述の効果はより向上する。
【0067】請求項2から請求項5、請求項7から請求
項13のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれ
ば、上述の効果を奏する他に、多数の歯の歯先部をより
鋭利にすることができるため、帯鋸刃による被削材の切
削作業の能率がより向上する。
【0068】請求項3から請求項5、請求項8から請求
項13のうちのいずれかの請求項に記載に発明によれ
ば、前述の効果を奏する他に、胴部材料が予め調質され
ている場合にあっては、歯切り加工後において胴部材料
に熱処理を施しなくても、帯鋸刃による被削材の切削作
業中に、歯の底部に胴破断の要因であるクラックが生じ
ることを抑制でき、帯鋸刃の寿命をより向上させること
ができる。
【0069】請求項11から請求項13のうちのいずれ
かの請求項に記載の発明によれば、前述の効果を奏する
他に、歯切り加工によって歯に酸化層が生じることを抑
制できため、歯の歯先部及び掬い部の硬度が低下するこ
とを防止できる。
【0070】請求項13に記載の発明によれば、熱切断
ビームの照射による溶断によって生じる熱硬化層の厚さ
が、多数の歯の少なくとも掬い部において0.7mm以下
になるようにしているため、多数の歯の歯先部をより鋭
利にすることができ、帯鋸刃による被削材の切削作業の
能率がより向上する。
【0071】請求項14又は請求項15に記載の発明に
よれば、帯鋸刃の歯群歯形をビビリ振動を抑制できる所
定の歯群歯形にすることができるため、帯鋸刃による被
削材の切削作業の能率及び帯鋸刃の寿命をそれぞれ向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の帯鋸刃製造方法を説明するための図であ
る。
【図2】図1(b)におけるII−II線に沿った図で
ある。
【図3】溶断によって生じる熱硬化層を説明する図であ
る。
【図4】第1の帯鋸刃製造方法により製造された帯鋸刃
を示す図である。
【図5】第1の帯鋸刃製造方法により製造された帯鋸刃
を示す図である。
【図6】第2の帯鋸刃製造方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 帯鋸刃 3 歯 3a 歯先部 3b 掬い部 3c 底部 5 歯群 7 胴部材料 9 歯部材料 11 鋸刃ベース 13 高硬度チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24C 1/04 B24C 1/04 F // B23K 101:20 B23K 101:20

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部材料と、この胴部材料よりも硬度の
    高い歯部材料を接合することにより、帯鋸刃ベースを成
    形する接合工程と、 前記接合工程が終了した後に、前記帯鋸刃ベースに対し
    て収束された熱切断ビームを照射すると共に不活性ガス
    を噴射することにより、溶断による歯切り加工を行っ
    て、多数の歯からなる歯群を形成する歯切り工程とを備
    えてなることを特徴とする帯鋸刃製造方法。
  2. 【請求項2】 前記歯切り工程が終了した後に、多数の
    歯の歯先部にそれぞれ研磨処理を施す研磨工程とを備え
    てなることを特徴とする請求項1に記載の帯鋸刃製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記歯切り工程が終了した後に、多数の
    歯の底部にそれぞれ研磨処理を施すサブ研磨工程とを備
    えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の帯鋸刃製造方法。
  4. 【請求項4】 前記歯切り工程が終了した後に、多数の
    歯の底部にブラスト処理をそれぞれ施すブラスト工程と
    を備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の帯鋸刃製造方法。
  5. 【請求項5】 前記歯切り工程が終了した後に、多数の
    歯の底部に焼き鈍し処理を施す焼き鈍し工程を備えてな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の帯鋸
    刃製造方法。
  6. 【請求項6】 胴部材料に対して収束された熱切断ビー
    ムを照射すると共に不活性ガスを噴射することにより、
    溶断による歯切り加工を行って、多数の歯からなる歯群
    を形成する歯切り工程と、 前記歯切り工程が終了した後に、多数の歯の歯先部に高
    硬度チップをそれぞれ接合する接合工程とを備えてなる
    ことを特徴とする帯鋸刃製造方法。
  7. 【請求項7】 前記接合工程が終了した後に、多数の高
    硬度チップにそれぞれ研磨処理を施す研磨工程とを備え
    てなることを特徴とする請求項6に記載の帯鋸刃製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記接合工程が終了した後に、多数の歯
    の底部にそれぞれ研磨処理を施すサブ研磨工程とを備え
    てなることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の
    帯鋸刃製造方法。
  9. 【請求項9】 前記接合工程が終了した後に、多数の歯
    の底部にブラスト処理をそれぞれ施すブラスト工程とを
    備えてなることを特徴とする請求項6又は請求項7に記
    載の帯鋸刃製造方法。
  10. 【請求項10】 前記接合工程が終了した後に、多数の
    歯の底部に焼き鈍し処理を施す焼き鈍し工程を備えてな
    ることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の帯鋸
    刃製造方法。
  11. 【請求項11】 不活性ガスが充満された歯切り空間内
    で、熱切断ビームの照射による溶断がなされることを特
    徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれかの請
    求項に記載の帯鋸刃製造方法。
  12. 【請求項12】 0.5気圧以下の半真空状態下で酸素
    量を減少させた歯切り空間内で、熱切断ビームの照射に
    よる溶断がなされることを特徴とする請求項1から請求
    項10のうちのいずれかの請求項に記載の帯鋸刃製造方
    法。
  13. 【請求項13】 熱切断ビームの照射による溶断によっ
    て生じる熱硬化層の厚さが、多数の歯の少なくとも掬い
    部において0.7mm以下になるようにしてなることを特
    徴とする請求項1から請求項12のうちのいずれかの請
    求項に記載の帯鋸刃製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13のうちのいず
    れかの請求項に記載の帯鋸刃製造方法により製造された
    ことを特徴とする帯鋸刃。
  15. 【請求項15】 歯群の歯形パターンの長さが160mm
    以上であることを特徴とする請求項14に記載の帯鋸
    刃。
JP2001346230A 2001-11-12 2001-11-12 帯鋸刃製造方法 Expired - Fee Related JP3971914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346230A JP3971914B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 帯鋸刃製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001346230A JP3971914B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 帯鋸刃製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003145344A true JP2003145344A (ja) 2003-05-20
JP3971914B2 JP3971914B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=19159440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001346230A Expired - Fee Related JP3971914B2 (ja) 2001-11-12 2001-11-12 帯鋸刃製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3971914B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008007932A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Truetzschler Gmbh & Co Kg フラット・カード、ローラ・カード、精選機、開繊機などの紡績機械のローラまたはカーディング要素のための鋸歯状全鋼針布を作成するための鋸歯ワイヤ
JP2008531302A (ja) * 2005-02-24 2008-08-14 バリント,ミヒャエル 帯鋸及び帯鋸の製造方法
JP2009095919A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 National Agriculture & Food Research Organization 交換可能な管型形成刃先
JP2010280022A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Amada Co Ltd 帯鋸刃及びその製造方法
WO2018069677A1 (en) * 2016-10-14 2018-04-19 Liberty Performance Steels Limited Method of manufacturing a toothed blade and apparatus for manufacturing such a blade
WO2020174528A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 国立大学法人東海国立大学機構 切削工具製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531302A (ja) * 2005-02-24 2008-08-14 バリント,ミヒャエル 帯鋸及び帯鋸の製造方法
KR101277667B1 (ko) * 2005-02-24 2013-06-21 오를리콘 트레이딩 아크티엔게젤샤프트, 트뤼프바흐 띠톱 및 띠톱의 제조 방법
JP2008007932A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Truetzschler Gmbh & Co Kg フラット・カード、ローラ・カード、精選機、開繊機などの紡績機械のローラまたはカーディング要素のための鋸歯状全鋼針布を作成するための鋸歯ワイヤ
JP2009095919A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 National Agriculture & Food Research Organization 交換可能な管型形成刃先
JP2010280022A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Amada Co Ltd 帯鋸刃及びその製造方法
WO2018069677A1 (en) * 2016-10-14 2018-04-19 Liberty Performance Steels Limited Method of manufacturing a toothed blade and apparatus for manufacturing such a blade
WO2018069668A1 (en) * 2016-10-14 2018-04-19 Liberty Performance Steels Limited A method and apparatus for producing toothed blades
GB2554919B (en) * 2016-10-14 2021-06-23 Liberty Performance Steels Ltd A toothed blade manufacturing apparatus and a method of manufacturing a toothed blade
WO2020174528A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 国立大学法人東海国立大学機構 切削工具製造方法
JPWO2020174528A1 (ja) * 2019-02-25 2021-03-11 国立大学法人東海国立大学機構 切削工具製造方法
CN113543917A (zh) * 2019-02-25 2021-10-22 国立大学法人东海国立大学机构 切削工具制造方法
US11440147B2 (en) 2019-02-25 2022-09-13 National University Corporation Tokai National Higher Education And Research System Method of manufacturing cutting tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP3971914B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5432285B2 (ja) 面取りした端部を有する形状にガラスをレーザ加工する方法
CN108698900B (zh) 用于玻璃元件的边缘加工的方法以及根据此方法加工的玻璃元件
JP5480169B2 (ja) レーザ加工方法
JP5670764B2 (ja) レーザ加工方法
JP3908236B2 (ja) ガラスの切断方法及びその装置
JP2007216327A (ja) チップブレーカの形成方法
WO2013039012A1 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
JP2008515643A (ja) 106〜109Wcm−2の範囲の放射照度と、10〜50kHzの範囲の繰返し率とを有するレーザを使用する硬質材料の加工処理装置及び加工処理方法
KR20130081202A (ko) 레이저 가공 방법
JP5775312B2 (ja) レーザ加工方法
EP3525972B1 (en) Method of manufacturing a toothed blade and apparatus for manufacturing such a blade
JP3971914B2 (ja) 帯鋸刃製造方法
JP2014189478A (ja) 強化ガラス板加工方法
CN111805077A (zh) 一种晶圆微结构的制造方法
JP2880061B2 (ja) レーザ加工
US20230249290A1 (en) Laser deburring and chamfering method and system
EP1232819A2 (en) Methods for manufacturing band saw blades
JP6684548B2 (ja) チップ接合方法
JP6199124B2 (ja) 加工部品の製造方法、切削加工装置及び切削加工方法
JP2017170615A (ja) 加工部品の製造方法、切削加工装置及び切削加工方法
US20220203481A1 (en) Donut keyhole laser cutting
JPS63278726A (ja) 高速度鋼切削工具の製造方法
JPH1094916A (ja) 刃物及びその製造方法
JP2021090535A (ja) 医療用針の製造方法
JPH09300086A (ja) レーザ溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees