JP2003143896A - 直流電動機の電流制御方法及び制御装置 - Google Patents

直流電動機の電流制御方法及び制御装置

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JP2003143896A
JP2003143896A JP2001334301A JP2001334301A JP2003143896A JP 2003143896 A JP2003143896 A JP 2003143896A JP 2001334301 A JP2001334301 A JP 2001334301A JP 2001334301 A JP2001334301 A JP 2001334301A JP 2003143896 A JP2003143896 A JP 2003143896A
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Soki Kaku
双暉 郭
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流電動機と電力変換回路のパラメータが
変動したり電源電圧が変動したりすることがあっても、
良好な電流応答特性を得られるようにする。 【解決手段】電力変換回路2により給電される直流電動
機1に流れる電流を与えられた電流指令Irefに一致
するように制御する直流電動機の電流制御方法におい
て、電流指令Irefと推定電流Iobに基づいて実電
圧指令Vrefを生成し、その指令を電力変換回路2に
出力し、直流電動機1の測定電流Ifbと実電圧指令V
refとに基づいて推定電流Iobを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、工作機械
におけるテーブルやロボットのアームのような負荷機械
を駆動する直流電動機の電流制御方法及び制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】直流電動機を駆動する従来の電流制御装
置の一つに、特開平11−18469号公報に開示されたもの
があり、電流フィードフォワードを利用して高速な応答
特性を得ることができるようになっている。以下、その
技術を図6を用いて説明する。図において、1は直流電
動機、2は電力変換回路、3は実電流観測部、20は電
流フィードバック制御部、21は電流フィードフォワー
ド制御部である。実電流観測部3は、直流電動機1の電
流を測定し、測定電流Ifbを出力する。電流フィード
フォワード制御部21は、電流指令Irefを入力して
1サンプリング周期前の電流指令を模擬電流指令Iff
として出力すると共に、模擬電圧指令Vffを出力す
る。電流フィードバック制御部20は、まず測定電流I
fbと模擬電流指令Iffとの偏差を入力し、演算して
補償電圧V1を求める。次に補償電圧V1と模擬電圧指
令Vffとを加算して得られた実電圧指令Vrefを出
力する。電力変換回路2は、直流電動機1の電圧が実電
圧指令Vrefに一致するような電力を出力する。上記
のような直流電動機の電流制御装置では、電流指令Ir
efから模擬電流指令Iffと模擬電圧指令Vffを生
成し、電流フィードバック制御部の働きによってステッ
プ応答のオーバーシュートを生じることなく、かつ高速
応答の電流制御を得ることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の直流電動機の電流制御装置は、電流指令Irefに
対する応答特性を改善するようになっているが、フィー
ドバック特性を改善するようになっていなかった。従っ
て、温度などの影響をうけて直流電動機1と電力変換回
路2のパラメータが変動したり、電源電圧が変動したり
すれば、ステップ応答に振動やオーバーシュートなどが
生じ、電流の応答特性が悪化するという問題があった。
そこで本発明は、温度などの影響をうけて直流電動機1
と電力変換回路2のパラメータが変動したり、電源電圧
が変動したりすることがあっても、良好な電流応答特性
を得られるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明の直流電動機の
電流制御方法は、電力変換回路により給電される直流電
動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよう
に制御する直流電動機の電流制御方法であって、電流指
令と推定電流とに基づいて実電圧指令を生成し、電力変
換回路に出力し、直流電動機の測定電流と実電圧指令と
に基づいて推定電流を生成することを特徴とするもので
ある。第1発明の直流電動機の電流制御方法によれば、
電流フィードバックゲインを高く設定することができる
ので、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回
路2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、
良好な電流応答特性を得られる。
【0005】第2発明の直流電動機の電流制御方法は、
電力変換回路により給電される直流電動機に流れる電流
を与えられた電流指令に一致するように制御する直流電
動機の電流制御方法であって、電流指令と推定電流と推
定外乱電圧とに基づいて実電圧指令を生成し、電力変換
回路に出力し、直流電動機の測定電流と実電圧指令とに
基づいて推定電流と推定外乱電圧とを生成することを特
徴とするものである。第2発明の直流電動機の電流制御
方法によれば、電流フィードバック制御部に外乱補償を
追加しているので、温度などの影響による直流電動機1
と電力変換回路2のパラメータ変動や電源の変動などが
生じる際も、良好な電流応答特性を得られると共に外乱
に対する応答を速くすることができる。
【0006】第3発明の直流電動機の電流制御方法は、
電力変換回路により給電される直流電動機に流れる電流
を与えられた電流指令に一致するように制御する直流電
動機の電流制御方法であって、電流指令と推定電流とに
基づいて第1電圧指令を生成し、直流電動機の速度に基
づいて第2電圧指令を生成し、第1電圧指令と第2電圧
指令との加算値を実電圧指令として電力変換回路に出力
し、直流電動機の測定電流と第1電圧指令とに基づいて
推定電流を生成することを特徴とするものである。第3
発明の直流電動機の電流制御方法によれば、誘起電圧を
補償することで、温度などの影響による直流電動機1と
電力変換回路2のパラメータ変動や電源の変動などが生
じる際も、良好な電流応答特性を得られると共に、速度
変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得られる。
【0007】第4発明の直流電動機の電流制御方法は、
電力変換回路により給電される直流電動機に流れる電流
を与えられた電流指令に一致するように制御する直流電
動機の電流制御方法であって、電流指令と推定電流と推
定外乱電圧とに基づいて第1電圧指令を生成し、直流電
動機の速度に基づいて第2電圧指令を生成し、第1電圧
指令と第2電圧指令との加算値を実電圧指令として電力
変換回路に出力し、直流電動機の測定電流と第1電圧指
令とに基づいて推定電流と推定外乱電圧とを生成するこ
とを特徴とするものである。第4発明の直流電動機の電
流制御方法によれば、誘起電圧を補償することと電流フ
ィードバック制御部に外乱補償を追加することによっ
て、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回路
2のパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、良
好な電流応答特性を得られる。また、速度変動が激しい
際も、良好な電流応答特性を得られる。更に、外乱に対
する応答も速くすることができる。
【0008】第5発明の直流電動機の電流制御装置は、
実電圧指令Vrefに応じて電力変換回路2により給電
される直流電動機1に流れる電流を与えられた電流指令
Irefに一致するように、電力変換回路2に実電圧指
令Vrefを出力する直流電動機の電流制御装置であっ
て、直流電動機1の電流を測定し、測定電流Ifbを出
力する実電流観測部3と、電流指令Irefと推定電流
Iobとに基づいて実電圧指令Vrefを出力する電流
フィードバック制御部4と、測定電流Ifbと実電圧指
令Vrefとに基づいて推定電流Iobを出力する電流
オブザーバ部5とを有することを特徴とするものであ
る。第5発明の直流電動機の電流制御装置によれば、測
定電流Ifbの代わりに、電流オブザーバ部5で得られ
た推定電流Iobを用いてフィードバック制御を行うこ
とによって、電流フィードバックゲインを高く設定する
ことができるので、温度などの影響による直流電動機1
と電力変換回路2とパラメータ変動や電源の変動などが
生じる際も、良好な電流応答特性を得られる。
【0009】第6発明の直流電動機の電流制御装置は、
実電圧指令Vrefに応じて電力変換回路2により給電
される直流電動機1に流れる電流を与えられた電流指令
Irefに一致するように、電力変換回路2に実電圧指
令Vrefを出力する直流電動機の電流制御装置であっ
て、直流電動機1の電流を測定し、測定電流Ifbを出
力する実電流観測部3と、電流指令Ifbと推定電流I
obと推定外乱電圧Vobとに基づいて実電圧指令Vr
efを出力するフィードバック制御部6と、測定電流I
fbと実電圧指令Vrefとに基づいて推定電流Iob
と推定外乱電圧Vobとを出力する電流オブザーバ部7
とを有することを特徴とするものである。第6発明の直
流電動機の電流制御装置によれば、測定電流Ifbの代
わりに、電流オブザーバ部7で得られた推定電流Iob
を用いてフィードバック制御を行うことによって、電流
フィードバックゲインを高く設定することができるの
で、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回路
2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、良
好な電流応答特性を得られる。また、フィードバック制
御部6で推定外乱電圧Vobを利用することによって、
外乱に対する応答を速くすることができる。
【0010】第7発明の直流電動機の電流制御装置は、
実電圧指令Vrefに応じて電力変換回路2により給電
される直流電動機1に流れる電流を与えられた電流指令
Irefに一致するように、電力変換回路2に実電圧指
令Vrefを出力する直流電動機の電流制御装置であっ
て、直流電動機1の速度を観測し、実観測速度wを出力
する実速度観測部8と、実観測速度wに基づいて第2電
圧指令V0を出力する誘起電圧補償部9と、直流電動機
1の電流を測定し、測定電流を出力する実電流観測部3
と、電流指令Irefと推定電流Iobとに基づいて第
1電圧指令Vfbを出力するフィードバック制御部10
と、第1電圧指令Vfbと第2電圧指令V0とに基づい
て実電圧指令Vrefを出力する加算器14と、測定電
流Ifbと第1電圧指令Vfbとに基づいて推定電流I
obを出力する電流オブザーバ部11とを有することを
特徴とするものである。第7発明の直流電動機の電流制
御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに、電流オブ
ザーバ部11で得られた推定電流Iobを用いてフィー
ドバック制御を行うことによって、電流フィードバック
ゲインを高く設定することができるので、温度などの影
響による直流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変
動や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答特性
を得られる。また、誘起電圧を直接補償することによっ
て、速度変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得ら
れる。
【0011】第8発明の直流電動機の電流制御装置は、
実電圧指令Vrefに応じて電力変換回路2により給電
される直流電動機1に流れる電流を与えられた電流指令
Irefに一致するように、電力変換回路2に実電圧指
令Vrefを出力する直流電動機の電流制御装置であっ
て、直流電動機1の速度を観測して、実観測速度wを出
力する実速度観測部8と、実観測速度wに基づいて第2
電圧指令V0を出力する誘起電圧補償部9と、直流電動
機1の電流を測定して、測定電流を出力する実電流観測
部3と、電流指令Irefと推定電流Iobと推定外乱
電圧Vobとに基づいて第1電圧指令Vfbを出力する
フィードバック制御部12と、第1電圧指令Vfbと第
2電圧指令V0とに基づいて実電圧指令Vrefを出力
する加算器14と、測定電流Ifbと第1電圧指令Vf
bとに基づいて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobと
を出力する電流オブザーバ部13とを有することを特徴
とするものである。第8発明の直流電動機の電流制御装
置によれば、測定電流Ifbの代わりに、電流オブザー
バ部13で得られた推定電流Iobを用いてフィードバ
ック制御を行うことによって、電流フィードバックゲイ
ンを高く設定することができるので、温度などの影響に
よる直流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変動や
電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答特性を得
られる。また、誘起電圧を直接補償することによって、
速度変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得られ
る。更に、フィードバック制御部12で推定外乱電圧V
obを利用することによって、外乱に対する応答を速く
することができる。
【0012】第9発明の直流電動機の電流制御方法は、
電力変換回路により給電される直流電動機に流れる電流
を与えられた電流指令に一致するように制御する直流電
動機の電流制御方法であって、電流指令に基づいて模擬
電流指令と模擬電圧指令と生成し、模擬電流指令と模擬
電圧指令と推定電流と推定外乱電圧とに基づいて第1電
圧指令を生成し、直流電動機の速度に基づいて第2電圧
指令を生成し、第1電圧指令と第2電圧指令との加算値
を実電圧指令として電力変換回路に出力し、直流電動機
の測定電流と第1電圧指令とに基づいて推定電流と推定
外乱電圧とを生成することを特徴とするものである。第
9発明の直流電動機の電流制御方法によれば、誘起電圧
を補償することと電流フィードバック制御部に外乱補償
を追加することによって、温度などの影響による直流電
動機1と電力変換回路2とパラメータ変動や電源の変動
などが生じる際も、良好な電流応答特性を得られる。ま
た、速度変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得ら
れる。更に、外乱に対する応答を速くすることができ
る。また、電流指令に対する高速応答特性も向上させる
ことができる。
【0013】第10発明の直流電動機の電流制御装置
は、実電圧指令Vrefに応じて電力変換回路2により
給電される直流電動機1に流れる電流を与えられた電流
指令Irefに一致するように、電力変換回路2に実電
圧指令Vrefを出力する直流電動機の電流制御装置で
あって、電流指令Irefに基づいて模擬電流指令If
fと模擬電圧指令Vffとを出力する電流フィードフォ
ワード制御部16と、直流電動機1の速度を観測して、
実観測速度wを出力する実速度観測部8と、実観測速度
wに基づいて第2電圧指令V0を出力する誘起電圧補償
部9と、直流電動機1の電流を測定して、測定電流を出
力する実電流観測部3と、模擬電流指令Iffと模擬電
圧指令Vffと推定電流Iobと推定外乱電圧Vobと
に基づいて第1電圧指令Vfbを出力する電流フィード
バック制御部15と、第1電圧指令Vfbと第2電圧指
令V0とに基づいて実電圧指令Vrefを出力する加算
器14と、測定電流Ifbと第1電圧指令Vfbとに基
づいて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力す
る電流オブザーバ部13とを有することを特徴とするも
のである。第10発明の直流電動機の電流制御装置によ
れば、測定電流Ifbの代わりに、電流オブザーバ部1
3で得られた推定電流Iobを用いてフィードバック制
御を行うことによって、電流フィードバックゲインを高
く設定することができるので、温度などの影響による直
流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変動や電源の
変動などが生じる際も、良好な電流応答特性を得られ
る。また、誘起電圧を直接補償することによって、速度
変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得られる。ま
た、電流指令Irefに基づいて模擬電流指令Iffと
模擬電圧指令Vffとを生成し、フィードバック制御部
15で利用することによって、電流指令Irefに対す
る高速応答特性を向上することができる。更に、フィー
ドバック制御部15で推定外乱電圧Vobを利用するこ
とによって、外乱に対する応答を速くすることができ
る。また、誘起電圧補償部9と、電流オブザーバ部13
と、電流フィードフォワード制御部16とを同時に使用
することによって、定常状態の応答特性と指令に対する
応答特性とを同時に改善することができるので、制御ゲ
インの設定を容易にできる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の直流
電動機の電流制御方法および制御装置について図1に基
づいて説明する。図中、図6と異なるのは、電流フィー
ドバック制御部4と電流オブザーバ一部5である。図1
に示す直流電動機の電流制御装置は、直流電動機1の電
流を測定して測定電流Ifbを出力する実電流観測部3
と、電流指令Irefと推定電流Iobとに基づいて実
電圧指令Vrefを出力する電流フィードバック制御部
4と、測定電流Ifbと実電圧指令Vrefとに基づい
て推定電流Iobを出力する電流オブザーバ部5とから
構成されており、直流電動機1と電力変換回路2、実電
流観測部3とは従来装置のものと同一である。この構成
で電流指令Irefを与えると、実電圧指令Vrefに
変換されて電力変換回路2の入力とされ、これを受けて
電力変換回路2は直流電動機1に給電し、流れる電流が
電流指令Irefに一致するように制御される。電流オ
ブザーバ部5では、次のようにして推定電流Iobが生
成される。ただし、sは微分演算子、Rは抵抗、Lはイ
ンダクタンスを示す。L1、L2はオブザーバのゲイン
である。 Iob*s=-R*Iob/L+L1*(Ifb-Iob)+(Vob+Vref)/L (1) Vob*s=L2*(Ifb−Iob) (2) 電流フィードバック制御部4では、次のようにして実電
圧指令Vrefが生成される。ただし、kaはフィード
バックゲインである。 Vref=ka*(Iref−Iob) (3) 図1の制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに電
流オブザーバ部5で得られた推定電流Iobを用いてお
り、これでフィードバック制御を行うことによって、フ
ィードバックゲインkaを高く設定することができるの
で、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回路
2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、良
好な電流応答特性を得られる。なお、電流フィードバッ
ク制御部に関しては、(3)式で示す比例制御でなく、
比例・積分制御で構築しでもよい。
【0015】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて図2に基づいて説明する。図2に示す直流電動機
の電流制御装置は、直流電動機1の電流を測定して測定
電流Ifbを出力する実電流観測部3と、電流指令If
bと推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとに基づいて
実電圧指令Vrefを出力するフィードバック制御部6
と、測定電流Ifbと実電圧指令Vrefとに基づいて
推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力する電流
オブザーバ部7とから構成されている。この構成で電流
指令Irefを与えると、実電圧指令Vrefに変換さ
れて電力変換回路2の入力とされ、これを受けて電力変
換回路2が直流電動機1に給電し、流れる電流が電流指
令Irefに一致するように制御される。電流オブザー
バ部7では(1)、(2)式のようにして推定電流Io
bが生成される。電流フィードバック制御部6では、次
のようにして実電圧指令Vrefが生成される。ただ
し、kaはフィードバックゲインである。 Vref=ka*(Iref−Iob)+Vob (4) 図2の制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに電
流オブザーバ部7で得られた推定電流Iobを用いてお
り、これでフィードバック制御を行うことによって、電
流フィードバックゲインkaを高く設定することができ
るので、温度などの影響による直流電動機1と電力変換
回路2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際
も、良好な電流応答特性を得られる。また、フィードバ
ック制御部6で推定外乱電圧Vobを利用することによ
って、外乱に対する応答が速くなることができる。な
お、電流フィードバック制御部6に関しては、(4)式
で示す比例制御でなく、比例・積分制御で構築しでもよ
い。
【0016】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図3に基づいて説明する。図3に示す直流電動
機の電流制御装置は、直流電動機1の速度を観測して実
観測速度wを出力する実速度観測部8と、実観測速度w
に基づいて第2電圧指令V0を出力する誘起電圧補償部
9と、直流電動機1の電流を測定し、測定電流を出力す
る実電流観測部3と、電流指令Irefと推定電流Io
bとに基づいて第1電圧指令Vfbを出力するフィード
バック制御部10と、第1電圧指令Vfbと第2電圧指
令V0とに基づいて実電圧指令Vrefを出力する加算
器14と、測定電流Ifbと第1電圧指令Vfbとに基
づいて推定電流Iobを出力する電流オブザーバ部11
とから構成されている。実速度観測部8は従来装置のも
のと同一である。この構成で電流指令Irefを与える
と、実電圧指令Vrefに変換されて電力変換回路2の
入力とされ、これを受けて電力変換回路2が直流電動機
1に給電し、流れる電流が電流指令Irefに一致する
ように制御される。電流オブザーバ部11では、次のよ
うにして推定電流Iobが生成される。 Iob*s=-R*Iob/L+L1*(Ifb-Iob)+(Vob+Vfb)/L (5) Vob*s=L2*(Ifb−Iob) (6) 電流フィードバック制御部10では、次のようにして第
1電圧指令Vfbが生成される。 Vfb=ka*(Iref−Iob) (7) 誘起電圧補償部9では、次のようにして第2電圧指令V
0が生成される。ただし、φは磁束係数である。 V0=w*φ (8) 加算器14では、次のようにして実電圧指令Vrefが生成される。 Vref=Vfb+V0 (9) 図3の制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに電
流オブザーバ部11で得られた推定電流Iobを用いて
おり、これでフィードバック制御を行うことによって、
電流フィードバックゲインを高く設定することができる
ので、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回
路2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、
良好な電流応答特性を得られる。また、誘起電圧V0を
直接補償することによって、速度変動が激しい際も、良
好な電流応答特性を得られる。なお、電流フィードバッ
ク制御部10に関しては、(7)式で示す比例制御でな
く、比例・積分制御で構築しでもよい。
【0017】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて図4に基づいて説明する。図4に示す電流制御装
置は、直流電動機1の速度を観測して実観測速度wを出
力する実速度観測部8と、実観測速度wに基づいて第2
電圧指令V0を出力する誘起電圧補償部9と、直流電動
機1の電流を測定し、測定電流を出力する実電流観測部
3と、電流指令Irefと推定電流Iobと推定外乱電
圧Vobとに基づいて第1電圧指令Vfbを出力するフ
ィードバック制御部12と、第1電圧指令Vfbと第2
電圧指令V0とに基づいて実電圧指令Vrefを出力す
る加算器14と、測定電流Ifbと第1電圧指令Vfb
とに基づいて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを
出力する電流オブザーバ部13とから構成されている。
この構成で電流指令Irefを与えると、実電圧指令V
refに変換されて電力変換回路2の入力とされ、これ
を受けて電力変換回路2が直流電動機1に給電し、流れ
る電流が電流指令Irefに一致するように制御され
る。電流オブザーバ部13では、次のようにして推定電
流Iobが生成される。 Iob*s=-R*Iob/L+L1*(Ifb-Iob)+(Vob+Vfb)/L (10) Vob*s=L2*(Ifb−Iob) (11) 電流フィードバック制御部12では、次のようにして第
1電圧指令Vfbが生成される。 Vfb=ka*(Iref−Iob)+Vob (12) 図4の制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに電
流オブザーバ部13で得られた推定電流Iobを用いて
おり、これでフィードバック制御を行うことによって、
電流フィードバックゲインを高く設定することができる
ので、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回
路2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、
良好な電流応答特性を得られる。また、誘起電圧を直接
補償することによって、速度変動が激しい際も、良好な
電流応答特性を得られる。更に、フィードバック制御部
12で推定外乱電圧Vobを利用することによって、外
乱に対する応答が速くなることができる。なお、電流フ
ィードバック制御部12に関しては、(12)式で示す
比例制御でなく、比例・積分制御で構築しでもよい。
【0018】(実施例5)次に本発明の第5の実施例に
ついて図5に基づいて説明する。図5に示す電流制御装
置は、電流指令Irefに基づいて模擬電流指令Iff
と模擬電圧指令Vffとを出力する電流フィードフォワ
ード制御部16と、直流電動機1の速度を観測して実観
測速度wを出力する実速度観測部8と、実観測速度wに
基づいて第2電圧指令V0を出力する誘起電圧補償部9
と、直流電動機1の電流を測定して測定電流を出力する
実電流観測部3と、模擬電流指令Iffと模擬電圧指令
Vffと推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとに基づ
いて第1電圧指令Vfbを出力する電流フィードバック
制御部15と、第1電圧指令Vfbと第2電圧指令V0
とに基づいて実電圧指令Vrefを出力する加算器14
と、測定電流Ifbと第1電圧指令Vfbとに基づいて
推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力する電流
オブザーバ部13とから構成されている。この構成で電
流指令Irefを与えると、実電圧指令Vrefに変換
されて電力変換回路2の入力とされ、これを受けると電
力変換回路2が直流電動機1に給電し、流れる電流が電
流指令Irefに一致するように制御される。電流フィ
ードフォワード制御部16では、次のようにして模擬電
流指令Iffと模擬電圧指令Vffが生成される。ただ
し、Kfは電流フィードフォワード制御部16の制御ゲ
インである。 Iff*s=−R*Iff/L+Vff (13) Vff=Kf*(Iref−Iff) (14) 電流フィードバック制御部15では、次のようにして第
1電圧指令Vfbが生成される。 Vfb=ka*(Iref−Iob)+Vob+Vff (15) 図5の制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに電
流オブザーバ部13で得られた推定電流Iobを用いて
おり、これでフィードバック制御を行うことによって、
電流フィードバックゲインを高く設定することができる
ので、温度などの影響による直流電動機1と電力変換回
路2とパラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、
良好な電流応答特性を得られる。また、誘起電圧を直接
補償することによって、速度変動が激しい際も、良好な
電流応答特性を得られる。また、電流指令Irefに基
づいて模擬電流指令Iffと模擬電圧指令Vffとを生
成し、フィードバック制御部15で利用することによっ
て、電流指令Irefに対する高速応答特性を向上する
ことができる。更に、フィードバック制御部15で推定
外乱電圧Vobを利用することによって、外乱に対する
応答が速くなることができる。また、誘起電圧補償部9
と、電流オブザーバ部13と、電流フィードフォワード
制御部16とを同時に使用することによって、定常状態
の応答特性と指令に対する応答特性とを同時に改善する
ことができるので、制御ゲインの設定を容易にできる。
なお、電流フィードバック制御部15に関しては、(1
5)式で示す比例制御でなく、比例・積分制御で構築し
でもよい。また、電流フィードフォワード制御部16に
関しては、(14)式に示す比例制御でなく、比例・積
分制御で構築しでもよい。また、電流フィードフォワー
ド制御部16に関しては、(13)、(14)式でモデ
ル規範型でなく、次のように構築してもよい。 Iff=Iref/(s+Kf) (16) Vff=R*Iff+L*Iff*s (17) また、図1〜図5の実施例で示した直流電動機1は、特
に種類を限定するものではなく、ブラシレスDCモータ
やブラシ型DCモータを含んでいることはいうまでもな
い。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の直流電動機の電流制御方
法によれば、電流フィードバックゲインを高く設定する
ことができるので、温度などの影響による直流電動機1
と電力変換回路2とパラメータ変動や電源の変動などが
生じる際も、良好な電流応答特性を得られる。請求項2
記載の直流電動機の電流制御方法によれば、電流フィー
ドバック制御部に外乱補償を追加しているので、温度な
どの影響による直流電動機1と電力変換回路2とパラメ
ータ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応
答特性を得られると共に外乱に対する応答が速くなるこ
とができる。請求項3記載の直流電動機の電流制御方法
によれば、誘起電圧を補償することで、温度などの影響
による直流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変動
や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答特性を
得られると共に、速度変動が激しい際も、良好な電流応
答特性を得られる。請求項4記載の直流電動機の電流制
御方法によれば、誘起電圧を補償することと電流フィー
ドバック制御部に外乱補償を追加することによって、温
度などの影響による直流電動機1と電力変換回路2とパ
ラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な電
流応答特性を得られる。また、速度変動が激しい際も、
良好な電流応答特性を得られる。更に、外乱に対する応
答が速くなることができる。請求項5記載の直流電動機
の電流制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに、
電流オブザーバ部5で得られた推定電流Iobを用いて
フィードバック制御を行うことによって、電流フィード
バックゲインを高く設定することができるので、温度な
どの影響による直流電動機1と電力変換回路2とパラメ
ータ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応
答特性を得られる。請求項6記載の直流電動機の電流制
御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに、電流オブ
ザーバ部7で得られた推定電流Iobを用いてフィード
バック制御を行うことによって、電流フィードバックゲ
インを高く設定することができるので、温度などの影響
による直流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変動
や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答特性を
得られる。また、フィードバック制御部6で推定外乱電
圧Vobを利用することによって、外乱に対する応答が
速くなることができる。請求項7記載の直流電動機の電
流制御装置によれば、測定電流Ifbの代わりに、電流
オブザーバ部11で得られた推定電流Iobを用いてフ
ィードバック制御を行うことによって、電流フィードバ
ックゲインを高く設定することができるので、温度など
の影響による直流電動機1と電力変換回路2とパラメー
タ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答
特性を得られる。また、誘起電圧を直接補償することに
よって、速度変動が激しい際も、良好な電流応答特性を
得られる。請求項8記載の直流電動機の電流制御装置に
よれば、測定電流Ifbの代わりに、電流オブザーバ部
13で得られた推定電流Iobを用いてフィードバック
制御を行うことによって、電流フィードバックゲインを
高く設定することができるので、温度などの影響による
直流電動機1と電力変換回路2とパラメータ変動や電源
の変動などが生じる際も、良好な電流応答特性を得られ
る。また、誘起電圧を直接補償することによって、速度
変動が激しい際も、良好な電流応答特性を得られる。更
に、フィードバック制御部12で推定外乱電圧Vobを
利用することによって、外乱に対する応答が速くなるこ
とができる。請求項9記載の直流電動機の電流制御方法
によれば、誘起電圧を補償することと電流フィードバッ
ク制御部に外乱補償を追加することによって、温度など
の影響による直流電動機1と電力変換回路2とパラメー
タ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な電流応答
特性を得られる。また、速度変動が激しい際も、良好な
電流応答特性を得られる。更に、外乱に対する応答が速
くなることができる。また、電流指令に対する高速応答
特性を向上することができる。請求項10記載の直流電
動機の電流制御装置によれば、測定電流Ifbの代わり
に、電流オブザーバ部13で得られた推定電流Iobを
用いてフィードバック制御を行うことによって、電流フ
ィードバックゲインを高く設定することができるので、
温度などの影響による直流電動機1と電力変換回路2と
パラメータ変動や電源の変動などが生じる際も、良好な
電流応答特性を得られる。また、誘起電圧を直接補償す
ることによって、速度変動が激しい際も、良好な電流応
答特性を得られる。また、電流指令Irefに基づいて
模擬電流指令Iffと模擬電圧指令Vffとを生成し、
フィードバック制御部15で利用することによって、電
流指令Irefに対する高速応答特性を向上することが
できる。更に、フィードバック制御部15で推定外乱電
圧Vobを利用することによって、外乱に対する応答が
速くなることができる。また、誘起電圧補償部9と、電
流オブザーバ部13と、電流フィードフォワード制御部
16とを同時に使用することによって、定常状態の応答
特性と指令に対する応答特性とを同時に改善することが
できるので、制御ゲインの設定を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の形態の直流電動機の電流制御装置
の構成を示すブロック図
【図2】第2実施例の形態の直流電動機の電流制御装置
の構成を示すブロック図
【図3】第3実施例の形態の直流電動機の電流制御装置
の構成を示すブロック図
【図4】第4実施例の形態の直流電動機の電流制御装置
の構成を示すブロック図
【図5】第5実施例の形態の直流電動機の電流制御装置
の構成を示すブロック図
【図6】従来の電動機制御装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 直流電動機 2 電力変換回路 3 実電流観測部 4、6、10、12、15、20 電流フィードバック
制御部 5、7、11、13 電流オブザーバ部 8 実速度観測部 9 誘起電圧補償部 14 加算器 16、21 電流フィードフォワード制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図1 電力変換回路により給電される直流
    電動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよ
    うに制御する直流電動機の電流制御方法において、 前記電流指令と推定電流とに基づいて実電圧指令を生成
    し、前記電力変換回路に出力し、 前記直流電動機の測定電流と前記実電圧指令とに基づい
    て推定電流を生成することを特徴とする直流電動機の電
    流制御方法。
  2. 【請求項2】図2 電力変換回路により給電される直流
    電動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよ
    うに制御する直流電動機の電流制御方法において、 前記電流指令と推定電流と推定外乱電圧とに基づいて実
    電圧指令を生成し、前記電力変換回路に出力し、 前記直流電動機の測定電流と前記実電圧指令とに基づい
    て推定電流と推定外乱電圧とを生成することを特徴とす
    る直流電動機の電流制御方法。
  3. 【請求項3】図3 電力変換回路により給電される直流
    電動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよ
    うに制御する直流電動機の電流制御方法において、 前記電流指令と推定電流とに基づいて第1電圧指令を生
    成し、 前記直流電動機の速度に基づいて第2電圧指令を生成
    し、 前記第1電圧指令と前記第2電圧指令との加算値を実電
    圧指令として前記電力変換回路に出力し、 前記直流電動機の測定電流と第1電圧指令とに基づいて
    推定電流を生成することを特徴とする直流電動機の電流
    制御方法。
  4. 【請求項4】図4 電力変換回路により給電される直流
    電動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよ
    うに制御する直流電動機の電流制御方法において、 前記電流指令と推定電流と推定外乱電圧とに基づいて第
    1電圧指令を生成し、 前記直流電動機の速度に基づいて第2電圧指令を生成
    し、 前記第1電圧指令と前記第2電圧指令との加算値を実電
    圧指令として前記電力変換回路に出力し、 前記直流電動機の測定電流と第1電圧指令とに基づいて
    推定電流と推定外乱電圧とを生成することを特徴とする
    直流電動機の電流制御方法。
  5. 【請求項5】図1 実電圧指令Vrefに応じて電力変
    換回路2により給電される直流電動機1であって、該直
    流電動機に流れる電流を与えられた電流指令Irefに
    一致するように、電力変換回路2に実電圧指令Vref
    を出力する直流電動機の電流制御装置において、 前記直流電動機1の電流を測定して測定電流Ifbを出
    力する実電流観測部3と、 前記電流指令Irefと推定電流Iobとに基づいて実
    電圧指令Vrefを出力する電流フィードバック制御部
    4と、 前記測定電流Ifbと前記実電圧指令Vrefとに基づ
    いて推定電流Iobを出力する電流オブザーバ部5とを
    有することを特徴とする直流電動機の電流制御装置。
  6. 【請求項6】図2 実電圧指令Vrefに応じて電力変
    換回路2により給電される直流電動機1であって、該直
    流電動機に流れる電流を与えられた電流指令Irefに
    一致するように、電力変換回路2に実電圧指令Vref
    を出力する直流電動機の電流制御装置において、 前記直流電動機1の電流を測定して測定電流Ifbを出
    力する実電流観測部3と、 前記電流指令Ifbと推定電流Iobと推定外乱電圧V
    obとに基づいて実電圧指令Vrefを出力するフィー
    ドバック制御部6と、 前記測定電流Ifbと前記実電圧指令Vrefとに基づ
    いて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力する
    電流オブザーバ部7とを有することを特徴とする直流電
    動機の電流制御装置。
  7. 【請求項7】図3 実電圧指令Vrefに応じて電力変
    換回路2により給電される直流電動機1であって、該直
    流電動機に流れる電流を与えられた電流指令Irefに
    一致するように、電力変換回路2に実電圧指令Vref
    を出力する直流電動機の電流制御装置において、 前記直流電動機1の速度を観測して実観測速度wを出力
    する実速度観測部8と、 前記実観測速度wに基づいて第2電圧指令V0を出力す
    る誘起電圧補償部9と、 前記直流電動機1の電流を測定して測定電流を出力する
    実電流観測部3と、 前記電流指令Irefと推定電流Iobとに基づいて第
    1電圧指令Vfbを出力するフィードバック制御部10
    と、 前記第1電圧指令Vfbと前記第2電圧指令V0とに基
    づいて実電圧指令Vrefを出力する加算器14と、 前記測定電流Ifbと前記第1電圧指令Vfbとに基づ
    いて推定電流Iobを出力する電流オブザーバ部11と
    を有することを特徴とする直流電動機の電流制御装置。
  8. 【請求項8】図4 実電圧指令Vrefに応じて電力変
    換回路2により給電される直流電動機1であって、該直
    流電動機に流れる電流を与えられた電流指令Irefに
    一致するように、電力変換回路2に実電圧指令Vref
    を出力する直流電動機の電流制御装置において、 前記直流電動機1の速度を観測して、実観測速度wを出
    力する実速度観測部8と、 前記実観測速度wに基づいて第2電圧指令V0を出力す
    る誘起電圧補償部9と、 前記直流電動機1の電流を測定して測定電流を出力する
    実電流観測部3と、 前記電流指令Irefと推定電流Iobと推定外乱電圧
    Vobとに基づいて第1電圧指令Vfbを出力するフィ
    ードバック制御部12と、 前記第1電圧指令Vfbと前記第2電圧指令V0とに基
    づいて実電圧指令Vrefを出力する加算器14と、 前記測定電流Ifbと前記第1電圧指令Vfbとに基づ
    いて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力する
    電流オブザーバ部13とを有することを特徴とする直流
    電動機の電流制御装置。
  9. 【請求項9】図5 電力変換回路により給電される直流
    電動機に流れる電流を与えられた電流指令に一致するよ
    うに制御する直流電動機の電流制御方法において、 前記電流指令に基づいて模擬電流指令と模擬電圧指令と
    生成し、 前記模擬電流指令と前記模擬電圧指令と推定電流と推定
    外乱電圧とに基づいて第1電圧指令を生成し、 前記直流電動機の速度に基づいて第2電圧指令を生成
    し、 前記第1電圧指令と前記第2電圧指令との加算値を実電
    圧指令として前記電力変換回路に出力し、 前記直流電動機の測定電流と第1電圧指令とに基づいて
    推定電流と推定外乱電圧とを生成することを特徴とする
    直流電動機の電流制御方法。
  10. 【請求項10】図5 実電圧指令Vrefに応じて電力
    変換回路2により給電される直流電動機1であって、該
    直流電動機に流れる電流を与えられた電流指令Iref
    に一致するように、電力変換回路2に実電圧指令Vre
    fを出力する直流電動機の電流制御装置において、 前記電流指令Irefに基づいて模擬電流指令Iffと
    模擬電圧指令Vffとを出力する電流フィードフォワー
    ド制御部16と、 前記直流電動機1の速度を観測して実観測速度wを出力
    する実速度観測部8と、 前記実観測速度wに基づいて第2電圧指令V0を出力す
    る誘起電圧補償部9と、 前記直流電動機1の電流を測定して測定電流を出力する
    実電流観測部3と、 前記模擬電流指令Iffと前記模擬電圧指令Vffと推
    定電流Iobと推定外乱電圧Vobとに基づいて第1電
    圧指令Vfbを出力するフィードバック制御部15と、 前記第1電圧指令Vfbと前記第2電圧指令V0とに基
    づいて実電圧指令Vrefを出力する加算器14と、 前記測定電流Ifbと前記第1電圧指令Vfbとに基づ
    いて推定電流Iobと推定外乱電圧Vobとを出力する
    電流オブザーバ部13とを有することを特徴とする直流
    電動機の電流制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008154361A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Yaskawa Electric Corp 電力変換装置
WO2011077927A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 日本精工株式会社 電動パワーステアリング装置

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