JP2003143817A - インサータ巻線方法及び巻線装置 - Google Patents

インサータ巻線方法及び巻線装置

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JP2003143817A
JP2003143817A JP2001340493A JP2001340493A JP2003143817A JP 2003143817 A JP2003143817 A JP 2003143817A JP 2001340493 A JP2001340493 A JP 2001340493A JP 2001340493 A JP2001340493 A JP 2001340493A JP 2003143817 A JP2003143817 A JP 2003143817A
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JP
Japan
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core
wedge
wire
stripper
slot
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JP2001340493A
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English (en)
Inventor
Kaneisa Okawa
兼功 大川
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Nittoku Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nittoku Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウターロータ式の電動機や発電機のステー
タコアに適用できるインサータ巻線方法及び巻線装置を
提供する。 【解決手段】 複数のティース3が外側に突出する環状
のコア1に対する巻線方法において、ティース3の外側
に沿って配置される棒状のブレード11と、コア1の外
側を移動するストリッパ12とを用い、このブレード1
1に線材9を予め巻回した後にストリッパ12を移動し
て線材9をコア1のスロット2内に押し込むものとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機の
コアに予め巻回された線材を自動的に組み付けるインサ
ータ巻線方法及び巻線装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のインサータ巻線方法及
び巻線装置は、インナーロータ式のステータに適用され
る。
【0003】従来、例えば特開2000−245120
号公報に開示されたものがある。これについて説明する
と、図5に示すように、インナーロータ式のステータを
構成する環状のコア51は、複数のティース53が内側
に突出するものである。
【0004】インサータ巻線装置60は、ティース53
の内側に沿って配置される棒状のブレード61と、コア
51の内側を移動するストリッパ62とを備える。
【0005】(a)図に示すように、このブレード61
に線材9を予め巻回した後、(b)図に示すように、ス
トリッパ62をコア51の内側を挿通させて線材9をコ
ア51のスロット内に押し込むようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインサータ巻線方法及び巻線装置にあって
は、ストリッパ62をコア51の内側を挿通して移動す
る構造のため、アウターロータ式の電動機や発電機のス
テータコアに適用することができないという問題点があ
った。
【0007】また、一般に、アウターロータ式のステー
タコアに対する巻線は、線材をティースに直接巻回する
直巻き方式が用いられるが、この場合、線材を繰り出す
ノズルを各スロットに通す必要があるため、コアに対す
る線材の占積率(密度)を高められないという問題点が
あった。
【0008】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、アウターロータ式の電動機や発電機のステー
タコアに適用できるインサータ巻線方法及び巻線装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数のテ
ィースが外側に突出する環状のコアに対する巻線方法に
おいて、ティースの外側に沿って配置される棒状のブレ
ードと、コアの外側を移動するストリッパとを用い、こ
のブレードに線材を予め巻回した後にストリッパを移動
して線材をコアのスロット内に押し込むことを特徴とす
るものとした。
【0010】第2の発明は、複数のティースが外側に突
出する環状のコアに対する巻線装置において、ティース
の外側に沿って配置される棒状のブレードと、コアの外
側を移動するストリッパとを備え、このブレードに線材
を予め巻回した後にストリッパを移動して線材をコアの
スロット内に押し込むことを特徴とするものとした。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、ウェ
ッジをコアのスロット内に挿入するウェッジプッシャを
備え、このウェッジプッシャをストリッパと一緒に移動
させてストリッパによりウェッジを介して線材をスロッ
トに押し込む構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、ウェッジをコアのスロットに案内する複数のウェ
ッジガイドと、各ウェッジガイド内にウェッジを介装す
る複数のウェッジメーカと、ウェッジをコアのスロット
内に挿入するウェッジプッシャとを備え、各ウェッジメ
ーカを各ウェッジガイドの内側よりストリッパの移動方
向について互いにオフセットして配置したことを特徴と
するものとした。
【0013】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明によると、
アウターロータ式の回転電機のステータをインサータ方
式により自動的に巻線することが可能となり、従来の直
巻き方式に比べて巻線作業にかかるサイクルタイムを大
幅に短縮して生産性を高められるとともに、巻線の自由
度を高められ、回転電機の性能の向上がはかられる。
【0014】また、ストリッパにより線材をスロットに
押し込むことにより、従来の直巻き方式に比べて、コア
に対する線材の占積率を高められる。
【0015】第3の発明によると、ストリッパによりウ
ェッジを介して線材をスロットに押し込むことにより、
コアに対する線材の占積率を高められる。
【0016】第4の発明によると、各ウェッジガイドよ
り内側の限られたスペースに各ウェッジメーカを収める
ことが可能となり、コアにウェッジを自動的に組み付け
ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1に示すように、アウターロータ式のス
テータを構成する環状のコア1は、複数のティース3が
外側に突出し、各ティース3の間にスロット2が開口す
るものである。
【0019】インサータ巻線装置10は、ティース3の
外側に沿って配置される棒状のブレード11と、コア1
の外側を移動する環状のストリッパ12とを備える。
【0020】このインサータ巻線装置10によるコア1
に対する巻線方法は、(a)図に示すように、このブレ
ード11に線材9を予め巻回した後、(b)図に示すよ
うに、ストリッパ12をコア1の外側を移動させて線材
9をコア1のスロット2内に押し込むようになってい
る。
【0021】図2、図3に示すように、棒状のブレード
11は半月形の断面形状を持ち、ティース3の外周面に
沿って延びている。
【0022】各ブレード11には図示しない巻線機によ
って線材9が予め巻回される。この巻線機は巻回した線
材9を直接ブレード11に落とすか、あるいは巻回した
線材9を図示しない治具に落とした後にこの治具からブ
レード11に移すようになっている。
【0023】なお、このインサータ巻線装置10はコア
1の内径がある程度大きいコア1に適用されるもので、
ブレード11の内側に巻回された線材9が配置できるよ
うになっている。
【0024】ストリッパ12は、各ブレード11を囲む
環状に形成され、コア1のスロット2に入る突起13を
有し、この突起13によって線材9をスロット2に押し
込むようになっている。
【0025】コア1のスロット2には、樹脂製スロット
セル7及びウェッジ8が介装される。U字形の断面形状
をしたスロットセル7とコの字形の断面形状をしたウェ
ッジ8は線材9を抱囲してコア1との間を絶縁する。ま
た、コア1に対する線材9の挿入時、ウェッジ8はスト
リッパ12の突起13と線材9の間に介在して線材9を
スロット2に押し込む働きをするとともに、挿入後線材
9をスロット2から出ないように係止する働きをする。
【0026】インサータ巻線装置10は、各ウェッジ8
をスロット2に案内する複数のウェッジガイド14と、
各ウェッジガイド14内にウェッジ8を介装する複数の
ウェッジメーカ15と、ウェッジ8をコア1のスロット
2内に挿入するウェッジプッシャ13とを備える。
【0027】ウェッジメーカ15は各スロット2に対応
して設けられる。このウェッジメーカ15は短冊状の樹
脂材をプッシャ16によって押し出すことにより、ウェ
ッジ8をコの字形の断面形状に折り曲げてウェッジガイ
ド14に介装するようになっている。
【0028】各ウェッジメーカ15は各ウェッジガイド
14より内側の空間に並んで配置される。図4に示すよ
うに、隣り合うウェッジメーカ15どうしはストリッパ
12の移動方向について互いにオフセットして配置され
る。これにより、各ウェッジガイド14より内側の限ら
れたスペースに全てのウェッジメーカ15を収めること
が可能となる。
【0029】インサータ巻線装置10は、図示しない
が、コア1を所定位置に支持する支持機構と、各ブレー
ド11と各ウェッジガイド14を一緒に昇降するアクチ
ュエータと、ストリッパ12と各ウェッジプッシャ13
を一緒に昇降するアクチュエータとを備える。
【0030】次にコア1に巻線を行う手順を説明する。
【0031】各ブレード11に予め巻回された線材9
を落とす。
【0032】予めスロットセル7が装着されたコア1
を所定位置に支持する。
【0033】各ブレード11と各ウェッジガイド14
を上昇させ、各ブレード11を各スロット2に介装させ
るとともに、各ウェッジガイド14を各スロット2の下
端に連続するように配置する。
【0034】ストリッパ12と各ウェッジプッシャ1
3を一緒に上昇させ、各ブレード11に予め巻回された
線材9を各ウェッジ8を介して各スロット2に押し込
む。
【0035】各ブレード11と各ウェッジガイド14
とストリッパ12及び各ウェッジプッシャ13を下降さ
せた後にコア1を取り外し、この巻線作業を終了する。
【0036】以上のように構成され、アウターロータ式
のステータを構成する環状のコア1に線材9をインサー
タ方式により自動的に巻回することが可能となり、スロ
ット2に線材を繰り出すノズルを挿通させて線材をコア
1に直接巻回する直巻き方式に比べて、この巻線作業に
かかるサイクルタイムを大幅に短縮して生産性を高めら
れる。
【0037】また、ストリッパ12により線材9をスロ
ット2に押し込むことにより、従来の直巻き方式に比べ
て、コア1に対する線材9の占積率を高められる。さら
に、ストリッパ12によりウェッジ8を介して線材9を
スロット2に押し込むことにより、コア1に対する線材
9の占積率を有効に高められる。
【0038】この巻線方法では各ティース3毎に線材9
を巻回する独立巻方式に限らず、図3に2点鎖線で示す
ように複数のティース3に渡って線材9を巻回する分布
巻方式も可能であり、巻線の自由度を高められる。
【0039】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すインサータ巻線装置
の構成図。
【図2】同じくインサータ巻線装置の側面図。
【図3】同じく図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】同じくウェッジメーカの配置を示す平面図。
【図5】従来例を示すインサータ巻線装置の構成図。
【符号の説明】
1 コア 2 スロット 3 ティース 7 スロットセル 8 ウェッジ 10 インサータ巻線装置 11 ブレード 12 ストリッパ 13 ウェッジプッシャ 14 ウェッジガイド 15 ウェッジメーカ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のティースが外側に突出する環状のコ
    アに対する巻線方法において、 ティースの外側に沿って配置される棒状のブレードと、 コアの外側を移動するストリッパとを用い、 このブレードに線材を予め巻回した後にストリッパを移
    動して線材をコアのスロット内に押し込むことを特徴と
    するインサータ巻線方法。
  2. 【請求項2】複数のティースが外側に突出する環状のコ
    アに対する巻線装置において、 ティースの外側に沿って配置される棒状のブレードと、 コアの外側を移動するストリッパとを備え、 このブレードに線材を予め巻回した後にストリッパを移
    動して線材をコアのスロット内に押し込むことを特徴と
    するインサータ巻線装置。
  3. 【請求項3】ウェッジをコアのスロット内に挿入するウ
    ェッジプッシャを備え、 このウェッジプッシャを前記ストリッパと一緒に移動さ
    せてストリッパによりウェッジを介して線材をスロット
    に押し込む構成としたことを特徴とする請求項2に記載
    のインサータ巻線装置。
  4. 【請求項4】ウェッジを前記コアのスロットに案内する
    複数のウェッジガイドと、 各ウェッジガイド内にウェッジを介装する複数のウェッ
    ジメーカと、 ウェッジをコアのスロット内に挿入するウェッジプッシ
    ャとを備え、 各ウェッジメーカを各ウェッジガイドより内側にてスト
    リッパの移動方向について互いにオフセットして配置し
    たことを特徴とする請求項2または3に記載のインサー
    タ巻線装置。
JP2001340493A 2001-11-06 2001-11-06 インサータ巻線方法及び巻線装置 Withdrawn JP2003143817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015122848A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 ファナック株式会社 リニアモータの巻線挿入機および巻線挿入方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015122848A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 ファナック株式会社 リニアモータの巻線挿入機および巻線挿入方法

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