JP2003143549A - 編集方法およびその装置 - Google Patents

編集方法およびその装置

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JP2003143549A JP2002235725A JP2002235725A JP2003143549A JP 2003143549 A JP2003143549 A JP 2003143549A JP 2002235725 A JP2002235725 A JP 2002235725A JP 2002235725 A JP2002235725 A JP 2002235725A JP 2003143549 A JP2003143549 A JP 2003143549A
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Yoshimori Horiuchi
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Ichitaro Sato
市太郎 佐藤
Kazumasa Yamamura
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Noboru Yanagida
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが場所的および時間的な制約を受けず
にAV信号の編集処理を行うことができる編集方法を提
供する。 【解決手段】 オンライン編集機能を備えたハイブリッ
ドレコーダ20から、携帯用AV編集装置1のMOディ
スク6にAV信号に応じたSDDI信号が選択的に記録
される。ユーザは、携帯用AV編集装置1をハイブリッ
ドレコーダ20から離して持ち歩き、MOディスク6に
記録されたSDDI信号を用いてオフライン編集を行い
EDL(Edit Decision List) を作成する。このEDL
は、例えば、現場から局に伝送され、局において、ED
Lを用いたオンライン編集が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンライン編集お
よびオフライン編集に関する処理を行うことができる編
集方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スタジオやロケで収録された部分は場面
あるいはカットごとの収録であり、特別な効果を付加し
ていないので編集でより効果的な映像、音声の組み立て
と長さを調整しなければならない。ビデオテープでの編
集は、電気的にダビングする電子編集方式がとられてい
る。この電子編集方式にも、直接最終記録媒体を用いて
編集するオンライン編集と、安価な媒体、装置を用いて
オンライン編集用のデータを作成するオフライン編集が
ある。従来では、ユーザは、オンライン編集を行う際に
はオンライン編集用の編集装置を用いて編集操作を行
い、オフライン編集を行う際にはオフライン編集用の編
集装置を用いて編集操作を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、上述した編集装置は携帯性を考慮して設計されてな
く、編集装置を用いてユーザが編集処理をするにあたっ
て、場所的および時間的な制約があった。
【0004】本発明は、上述したような制約を解消する
ために、ユーザが場所的および時間的な制約を受けずに
AV(Audio Visual) 信号の編集処理を行うことができ
る編集方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の編集方法
は、ビデオ編集を行うための編集方法であって、ソース
映像信号を外部の映像再生装置から受け取るステップ
と、上記ソース映像信号をランダムアクセス可能な記録
媒体に記録するステップと、上記ランダムアクセス可能
な記録媒体に記録された映像信号における所望のシーン
を示すピクチャをディスプレイに表示するステップと、
上記ディスプレイに表示されたピクチャを利用して、上
記ソース映像信号を編集するための編集リストを生成す
るステップとを有する。
【0006】第2の発明の編集装置は、ビデオ編集を行
うための編集装置であって、ソース映像信号を外部の映
像再生装置から入力する入力手段と、上記入力手段から
入力したソース映像信号をランダムアクセス可能な記録
媒体に記録する記録手段と、上記記録手段によって上記
記録媒体に記録された映像信号における所望のシーンを
示すピクチャをディスプレイに表示し、上記ディスプレ
イに表示されたピクチャを利用して、上記ソース映像信
号を編集するための編集リストを生成する演算手段とを
有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例に係わる携
帯用AV編集装置について説明する。
【0008】図1は、本実施例に係わる携帯用AV編集
装置1を説明するための図である。図1に示すように、
携帯用AV編集装置1とハイブリッドレコーダ20とは
オンラインで接続されたときに相互間でSDDI(Seria
l Digital Data Interface) 方式によるSDDI信号の
送受信を行う。SDDI方式は、SMPTE(Society
of Motion and Television Engineerings)のSMPTE
−259Mに標準化されているシリアルディジタルイン
タフェースSDI(Serial Digital Interface)方式より
もマルチメディア化およびマルチチャネル化に適してい
ながら、SDI方式と高い互換性を有する伝送方式であ
る。SDDI信号のフォーマットについて後述する。
【0009】ハイブリッドレコーダ20は、例えば、放
送局から離れた現場に置かれ、外部装置との間でAV信
号の入出力を行うと共に、SDDI信号を放送局に送信
する。携帯用AV編集装置1は、アタッシュケース2内
に、インターフェース回路4、ディスク6およびサーチ
ダイヤル7を備えると共に、パーソナルコンピュータ3
を格納して構成される。インターフェース回路4には、
インターフェース回路を含む種々の処理回路が含まれて
いる。
【0010】先ず、図1に示すハイブリッドレコーダ2
0について説明する。図2は、図1に示すハイブリッド
レコーダ20の構成図である。図2に示すように、ハイ
ブリッドレコーダ20は、システムコントローラ21、
VTR22、ハードディスク23、SDDIエンコーダ
24、SDDIトランスフォーマ25,26、切換スイ
ッチ27,28およびSDDIデコーダ29を有する。
【0011】システムコントローラ21は、携帯用AV
編集装置1とハイブリッドレコーダ20とがオンライン
接続されたときに、VTR22およびハードディスク2
3と携帯用AV編集装置1との間のSDDI信号の入出
力を制御する。
【0012】切換スイッチ27は、外部装置からのAV
信号とSDDIデコーダ29からのAV信号とを入力
し、これらを選択的にSDDIエンコーダ24に出力す
る。SDDIエンコーダ24は、切換スイッチ27から
入力したAV信号をエンコードしてSDDI信号を生成
し、このSDDI信号をVTR22およびSDDIトラ
ンスフォーマ25,26に出力する。
【0013】切換スイッチ28は、SDDIトランスフ
ォーマ25,26からのSDDI信号を選択的に、SD
DIデコーダ29に出力する。また、切換スイッチ28
からのSDDI信号は、例えば、送信機などを介して放
送局にオフラインで伝送される。このように、SDDI
信号を放送局に伝送することで、AV信号を用いた場合
では伝送できないタイムコードなどのデータを伝送する
ことができる。SDDIデコーダ29は、切換スイッチ
28から入力したSDDI信号をデコードしてAV信号
を生成し、このAV信号をディスプレイ30および切換
スイッチ27に出力する。
【0014】図2に示すように、ハイブリッドレコーダ
20は、ビデオテープにAV信号を記録再生するVTR
22と、その再生信号を編集するためのハードディスク
23とを備えている。ハードディスク23は、例えば磁
気ディスクや光ディスクなどの記録媒体としており、素
材に対してランダムに高速にアクセスすることができ、
高い編集効率を得ることができる。ハイブリッドレコー
ダ20は、オンライン編集を行うための機能を備えてお
り、比較的規模は大きく、携帯性はない。
【0015】尚、図2に示すハイブリッドレコーダ20
では、例えば、VTR22からハードディスク23にS
DDI信号を出力する場合には、VTR22からのSD
DI信号を、切換スイッチ28、SDDIデコーダ2
9、切換スイッチ27、SDDIエンコーダ24、およ
びSDDIトランスフォーマ25,26を順に介してハ
ードディスク23に出力する。
【0016】次に、図1に示す携帯用AV編集装置1に
ついて説明する。図3は、図1に示す携帯用AV編集装
置1の構成図である。図3に示すように、携帯用AV編
集装置1は、サーチダイヤル7、バッテリ8a,8b、
ボタン59、S/P(シリアル/パラレル)コンバータ
40、SDDIインタフェース41、MPU(マイクロ
プロセッサユニット)42、インタフェース43,5
0、JPEGエンコーダ/デコーダ44、オーディオコ
ンバータ45、オーディオデコーダ46、4チャンネル
オーディオD/A変換器47、チャンネルセレクタ4
8、ヘッドフォン49およびパワーコントローラ51を
有する。
【0017】ディスク6は、例えば、3.5インチのM
O(Magnet Optical recording)ディスクなどの光ディス
クあるいはハードディスクなどの磁気ディスクなどのラ
ンダムアクセス可能なディスク型記憶装置である。ディ
スク6は例えば、600Mbyte程度の記憶容量を有
する。ディスク6には、AV信号が例えばフレーム単位
で記憶され、映像信号と音声信号とが関連づけて記録さ
れている。尚、ディスク6に記録されるAV信号は、約
1時間程度のものになるように、例えば1/100など
の所定のデータ圧縮レートで圧縮されている。すなわ
ち、編集を行う際には、パーソナルコンピュータ3のデ
ィスプレイ3aには高精度な画像を表示する必要がない
ことから、このようにAV信号をデータ圧縮してMOデ
ィスク6に記録することで、できるだけ長時間のAV信
号の記録を可能にする。
【0018】サーチダイヤル7は、例えば、携帯用AV
編集装置1とハイブリッドレコーダ20とを接続してオ
ンライン編集を行う際にVTR22の頭出しを行うため
に用いられる。MPU42は、ユーザによるサーチダイ
ヤル7およびボタン59などの操作に応じて、予め記憶
された所定のマイクロプログラムに基づいて、携帯用A
V編集装置1内の各構成要素の動作を制御する。また、
MPU42は、SDDIインタフェース41からタイム
コード信号を入力し、このタイムコード信号をインタフ
ェース43を介してハイブリッドレコーダ20に出力す
る。インタフェース43としては、例えばRS−422
などが用いられる。
【0019】S/Pコンバータ40は、携帯用AV編集
装置1とハイブリッドレコーダ20とがオンラインで接
続されたときに、ハイブリッドレコーダ20のシステム
コントローラ21からシリアル形式のSDDI信号を例
えばフィールド単位で入力し、これをパラレル形式のS
DDI信号に変換してSDDIインタフェース41に出
力する。
【0020】SDDIインタフェース41は、S/Pコ
ンバータ40からのパラレル形式のSDDI信号を分離
し、タイムコード信号、ビデオ信号およびオーディオ信
号をそれぞれMPU42、JPEGエンコーダ/デコー
ダ44およびオーディオコンバータ45に出力する。J
PEGエンコーダ/デコーダ44は、ビデオ信号をエン
コードおよびデコードする機能を有している。
【0021】オーディオコンバータ45は、SDDIイ
ンタフェース41から入力したオーディオ信号を変換
し、この変換したオーディオ信号をオーディオデコーダ
46およびインタフェース50に出力する。インタフェ
ース50としては、例えばSCSI(Small Computer S
ystem Interface)−2が用いられる。インタフェース5
0は、パーソナルコンピュータ3および3.5インチの
MOディスク6と接続してある。
【0022】オーディオデコーダ46は、オーディオコ
ンバータ45から入力したオーディオ信号をデコードし
て4チャンネルオーディオD/A変換器47に出力す
る。4チャンネルオーディオD/A変換器47は、4個
のチャンネルを備え、オーディオデコーダ46から入力
したディジタル形式のオーディオ信号をアナログ形式の
オーディオ信号に変換する。
【0023】チャンネルセレクタ48は、4チャンネル
オーディオD/A変換器47の4個のチャンネルから1
のチャンネルを選択し、この選択したチャンネルからの
オーディオ信号をヘッドフォン49に出力する。パワー
コントローラ51は、バッテリ8a,8bからの電力を
携帯用AV編集装置1内の各構成要素に供給する。
【0024】図4Aはアタッシュケース2の平面図、図
4Bはアタッシュケース2の正面図、図4Cはアタッシ
ュケース2の側面図である。図4A,図4B,図4Cに
示すように、アタッシュケース2の底部付近にはディス
ク6およびバッテリー8a,8bが配置してある。バッ
テリー8a,8bによって、パーソナルコンピュータ3
を含む各構成要素が駆動される。バッテリー8a,8b
としては、例えば、リチウム−イオンバッテリーが用い
られる。底部から高さCの位置にはプレート9が設けて
あり、プレート9の上にはパーソナルコンピュータ3、
サーチダイヤル7およびボタン59などが配置してあ
る。
【0025】アタッシュケース2は、縦(A)×横
(B)が例えば290(mm)×390(mm)であ
り、底部からプレート9までの高さ(C)は60(m
m)であり、厚み(D)は125(mm)である。ま
た、携帯用AV編集装置1およびアタッシュケース2の
重量の総和は約5kg程度である。そのため、携帯用A
V編集装置1を収納したアタッシュケース2は携帯性に
優れている。パーソナルコンピュータ3としては、例え
ば、市販のパーソナルコンピュータが用いられる。
【0026】以下、図1〜4に示す携帯用AV編集装置
1を用いて編集を行う場合について説明する。先ず、オ
ンライン編集を行う場合について説明する。
【0027】図5Aは、図1に示す携帯用AV編集装置
1を用いてオンライン編集を行う場合の概念図である。
ビデオカメラなどで撮像したビデオテープ25をハイブ
リッドレコーダ20に取り込む。オンライン編集は、イ
ンターフェース回路4にハイブリッドレコーダ20を接
続した状態で行う。
【0028】すなわち、ハイブリッドレコーダ20から
のAV信号がSDDI方式で携帯用AV編集装置1に伝
送され、その後、AV信号がパーソナルコンピュータ3
に出力され、ユーザはパーソナルコンピュータ3のディ
スプレイ3aに表示された画像を見ながら、編集操作を
行い、この操作に応じた編集データがハイブリッドレコ
ーダ20に出力される。ユーザは編集操作において、例
えば、サーチダイヤル7を用いてビデオテープの頭出し
を行うことができる。ハイブリッドレコーダ20は、携
帯用AV編集装置1から入力した編集データをSNG
(Satellite News Gathering) システム120、RF
(Radio Frequency)通信システム121あるいはモデム
を用いることで電話回線122を介して、現場から放送
局に伝送する。
【0029】次に、オフライン編集を行う場合について
説明する。図5Bは、図1に示す携帯用AV編集装置1
を用いてオフライン編集を行う場合の概念図である。撮
像したビデオテープ25をハイブリッドレコーダ20に
取り込む。オフライン編集を行う場合には、予めAV信
号をハイブリッドレコーダ20から携帯用AV編集装置
1のディスク6に転送して記憶しておく。AV信号がデ
ィスク6に記憶された後は、ハイブリッドレコーダ20
とインターフェース回路4とを切り離した状態で、ディ
スク6に記憶してあるAV信号をパーソナルコンピュー
タ3が読み取り、画像をディスプレイ3aに表示させ
る。ユーザは、ディスプレイ3aに表示された画像を見
ながら、パーソナルコンピュータ3のキーボード3bを
操作してEDL(Edit Decision List) を作成する。
かかるEDLは、フロッピー(登録商標)ディスク11
に記憶される。
【0030】すなわち、携帯用AV編集装置1はアタッ
シュケース2に格納してあることから、AV信号をディ
スク6に記憶した後は、ユーザはアタッシュケース2を
持って移動し、時間的および場所的な制約を受けずに、
オフライン編集を行ってEDLを作成できる。このオフ
ライン編集において、例えば、パーソナルコンピュータ
3のディスプレイ3aにAV信号に応じた画像をフレー
ム単位に複数個同時に表示し、ユーザが、例えばマウス
などを用いて必要なフレームをクリックして特定するよ
うな処理を行ってもよい。
【0031】オフライン編集によって作成したEDL
は、電話回線122を介して放送局に伝送されるか、あ
るいは、フロッピーディスク11に記憶されて放送局ま
で運ばれる。そして、放送局に備えてあるオンライン編
集装置にオフライン編集で作成したEDLを入力し、か
かるEDLに基づいてオンライン編集を行う。このよう
に、オフライン編集を行い、その後、既に作成されたE
DLに基づいてオンライン編集を行えば、高価なオンラ
イン編集装置を長時間使用して操作を行う必要がなく、
経済的に好ましい。
【0032】上述したように、本実施例の携帯用AV編
集装置1によれば、インターフェース回路4とハイブリ
ッドレコーダ20とを接続することでオンライン編集を
行うことができると共に、ハイブリッドレコーダ20と
は隔離した状態でオフライン編集を行うこともできる。
【0033】さらに、携帯用AV編集装置1は大きさお
よび重量的に携帯性があり、独自のバッテリー8a,8
bを備えていることから、ユーザは携帯用AV編集装置
1を用いて時間的および場所的な制約を受けずに、オフ
ライン編集を行うことができる。
【0034】以下、図1〜図3に示す携帯用AV編集装
置1およびハイブリッドレコーダ20における具体的な
処理および操作について説明する。先ず、携帯用AV編
集装置1およびハイブリッドレコーダ20における処理
の概念について説明する。
【0035】図6は、携帯用AV編集装置1およびハイ
ブリッドレコーダ20におけるイベントフローの概念図
であり、矢印で示されるように図中左から右に向かって
順にイベントが実行される。
【0036】先ず、図6に示すように、ハイブリッドレ
コーダ20において、素材が記録されたVTR22につ
いて、例えばサーチダイヤル7をユーザがマニュアルで
操作してスタンプピクチャを選択するシーンセレクショ
ン60aのモードあるいは20倍速でVTRを走行させ
自動的にスタンプピクチャを選択する20倍速シャトル
60bのモードとが、ユーザからの指示によって選択的
に行われる。20倍速シャトル60bのモードが選択さ
れると、携帯用AV編集装置1は、ハイブリッドレコー
ダ20から5〜10秒毎にスタンプピクチャをパーソナ
ルコンピュータ3のハードディスクに獲得(記録)す
る。そして、パーソナルコンピュータ3のハードディス
クに記録したスタンプピクチャを用いてシーンセレクシ
ョン66を行う。シーンセレクション66は、ユーザが
GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を用いて
必要なシーンを選択して行われる。ここで、シーンは、
一連の複数のスタンプピクチャで構成される。シーンセ
レクション66が終了すると、携帯用AV編集装置1に
おいて、シーンセレクション66によって生成された素
材をパーソナルコンピュータ3のハードディスクからM
Oディスク6に記録する素材記録67が行われる。
【0037】一方、シーンセレクション60aが行われ
た場合には、ハイブリッドレコーダ20においてプレイ
バック61が行われ、シーンセレクション60aによっ
て生成された素材をハイブリッドレコーダ20のハード
ディスク23に4倍速ダビング62aで記録する素材記
録63と、シーンセレクション60aによって生成され
た素材を携帯用AV編集装置1のMOディスク6に記録
する素材記録67とが同時に行われる。ハイブリッドレ
コーダ20において、素材記録63が行われた後に、オ
ンライン編集64が行われる。
【0038】一方、携帯用AV編集装置1において、素
材記録67が行われた後に、EDLを作成するオフライ
ン編集68が行われる。オフライン編集68によって作
成されたEDLは例えばスタジオに送信され、このED
Lを用いてスタジオでオンライン編集が行われる。
【0039】次に、オンライン編集およびオフライン編
集を行う際に、パーソナルコンピュータ3のディスクプ
レイ3aに表示されるGUIの画面について説明する。
【0040】図7は、オンライン編集およびオフライン
編集において、図1に示すパーソナルコンピュータ3の
ディスプレイ3aに表示されるGUIの画面である。図
7に示すように、ディスプレイ3aに表示されるGUI
の画面には、例えば「Window1」70が表示して
あり、「Window1」70の画面には、例えば試写
などを行う際にビデオ表示が行われる「Video V
iewer」ウィンドウ71、オーディオのレベル調整
を行うための「Audio Level Contro
l」ウィンドウ72、「Bin」ウィンドウ73、「P
rogram」ウィンドウ74、モード指定用のアイコ
ン77および「Window2」のアイコン75が表示
してある。
【0041】ユーザは、例えば、アイコン75をマウス
などで指定してクリック操作することで、「Windo
w2」76をディスプレイ3aに表示させることができ
る。また、ユーザは、例えばアイコン77をマウスなど
で指定してクリック操作することで、アイコン77の下
層に設けられた複数のモード設定用の表示をディスプレ
イ3aに表示させることができる。また、「Windo
w2」76、「Bin」ウィンドウ73および「Pro
gram」ウィンドウ74の各区画内には、SDDI信
号に応じた映像に関するスタンプピクチャが表示され
る。
【0042】次に、携帯用AV編集装置1を用いたシー
ン選択処理について説明する。図8は、携帯用AV編集
装置1を用いたシーン選択処理のフローチャートであ
る。
【0043】ステップS1:例えば、図1に示すよう
に、携帯用AV編集装置1とハイブリッドレコーダ20
とをオンラインで接続した状態で、ユーザが図7に示す
ようなGUIの画面をマウスなどを用いて操作すること
で、マニュアルサーチモードあるいはシャトルモードの
いずれか一方が選択される。モード指定用の表示は、例
えば、図7に示す「Window1」70のアイコン7
7の下層に存在する。
【0044】ステップS2:ステップS1において、マ
ニュアルサーチモードが選択された場合に実行され、ハ
イブリッドレコーダ20のVTR22に記録された素材
のピクチャがユーザによるサーチダイヤル7のマニュア
ル操作に応じて例えばパーソナルコンピュータ3のディ
スプレイ3aに表示される。
【0045】ステップS3:ディスプレイ3aの表示を
ユーザが見ながら、必要なスタンプピクチャのIN点ま
たはOUT点を各シーン毎にマーク(登録)する。ここ
で、IN点およびOUT点は、時系列的に連続して位置
する複数のスタンプピクチャのうち、編集に必要とされ
るシーンの最初のスタンプピクチャと最後のスタンプピ
クチャとをそれぞれ特定する情報である。
【0046】ステップS4:ステップS3でマークして
IN点およびOUT点のスタンプピクチャを例えばパー
ソナルコンピュータ3に内蔵されたハードディスクに記
録する。
【0047】ステップS5:ステップS3でIN点およ
びOUT点をマークしたシーンについてのファイルネー
ムと、当該シーンが記録されているVTRテープの識別
番号を示すリールナンバとを登録する。
【0048】ステップS6:マニュアルサーチモードの
処理を完了するか否かを判断し、完了するのであればス
テップS12の処理を実行し、そうでなければステップ
S2の処理を再び実行する。すなわち、編集に必要な全
てのシーンについてマニュアルサーチを完了するまで、
ステップS2〜6の処理が繰り返し行われる。ステップ
S2〜S6の処理は、図6に示すシーンセレクション6
0aに対応している。
【0049】ステップS7:シャトルモードが選択され
た場合に実行される。このシャトルモードにおける処理
は以下に示すステップS7〜11における処理で構成さ
れ、これらの処理は図6に示す20倍速シャトル60
b、スタンプピクチャ獲得65およびシーンセレクショ
ン66に対応している。ステップS7では、20倍速で
VTR22を再生させながらスタンプピクチャを5〜1
0秒間隔で生成し、この生成したスタンプピクチャをパ
ーソナルコンピュータ3のハードディスクに記録する。
【0050】ステップS8:ステップS7で記録したス
タンプピクチャをパーソナルコンピュータ3のディスプ
レイ3aに表示させる。上述したステップS7,8の処
理は図6に示す20倍速シャトル60bおよびスタンプ
ピクチャ獲得65に対応している。
【0051】ステップS9:ディスプレイ3aの表示を
ユーザが見ながら、必要なスタンプピクチャのIN点ま
たはOUT点を各シーン毎にマーク(登録)する。
【0052】ステップS10:ステップS9でIN点ま
たはOUT点をマークしたシーンについてのファイルネ
ームと、当該シーンが記録されているVTRテープの識
別番号を示すリールナンバとを登録する。
【0053】ステップS11:シャトルモードの処理を
完了するか否かを判断し、完了するのであればステップ
S12の処理を実行し、そうでなければステップS9の
処理を再び実行する。すなわち、必要なシーンが全て選
択されるまで、ステップS9〜11の処理が繰り返し行
われる。ステップS9〜11の処理は、図6に示すシー
ンセレクション66に対応している。
【0054】ステップS12:マニュアルサーチモード
あるいはシャトルモードによって選択されたシーンを放
送局に直接送信するか否かが判断され、直接送信する場
合には、後述する図11に示す「A」の位置に処理を移
す。一方、放送局に直接送信しない場合には、後述する
図9に示すダビング処理が実行される。
【0055】次に、携帯用AV編集装置1を用いたダビ
ング処理について説明する。図9は、編集処理における
ダビング処理のフローチャートである。図9に示すダビ
ング処理は、図6に示すプレイバック61、4倍速ダビ
ング62a,62bおよび素材記録63,67に対応す
る処理である。 ステップS21:例えば、ユーザが図7に示すようなG
UIの画面をマウスなどを用いて操作することで、第1
編集モードあるいはスタンプピクチャ追加モードのいず
れか一方が選択される。ここで、第1編集モードは、ス
テップS21の処理が最初に実行される場合に選択され
る。モード指定用の表示は、例えば、図7に示す「Wi
ndow1」70のアイコン77の下層に存在する。ス
タンプピクチャ追加モードは、以前の処理の流れにおい
て、シーンセレクションの処理が2回以上行われた場合
に実行される。ステップS27では、前回行われたシー
ンセレクションにおいて作成されたスタンプピクチャ群
を、既存のスタンプピクチャ群に追加する処理が行われ
る。
【0056】ステップS22:ステップS21において
第1編集モードが選択された場合に実行される。 ステップS23:既存のスタンプピクチャ群およびED
Lをクリアする。 ステップS24:4倍速ダビングを行って、VTR22
からスタンプピクチャ群を携帯用AV編集装置1のMO
ディスク6およびハイブリッドレコーダ20のハードデ
ィスク23に記録する。 ステップS25:図7に示す「Bin」ウィンドウ73
にスタンプピクチャ群を表示させる。 ステップS26:さらにシーンセレクションを行うか否
かを判断し、行うと判断した場合には図8に示すシーン
選択処理を行い、行わないと判断した場合には後述する
図10に示すEDL作成処理を行う。
【0057】次にEDL作成処理について説明する。図
10は、EDL作成処理のフローチャートである。図1
0に示すEDL作成処理は、図6に示すオンライン編集
64およびオフライン編集68に対応している。
【0058】ステップS31:図7に示す「Bin」ウ
ィンドウ73に表示されたスタンプピクチャをマウスな
どを用いて指定し、この指定したスタンプピクチャをシ
ーン単位で図7に示す「Program」ウィンドウ7
4に移動(MOVE)あるいは複写(COPY)する。
また、「Bin」ウィンドウ73と「Program」
ウィンドウ74の相互間でスタンプピクチャを交換(E
XCHANGE)したり、「Prgram」ウィンドウ
74に表示されたスタンプピクチャを削除(DELET
E)したりする。
【0059】ステップS32:「Program」ウィ
ンドウ74に表示したスタンプピクチャのシーンについ
て必要な表示部分を残すように、IN点とOUT点とを
トリミングする。 ステップS33:プリビュー(Preview) するか否かを判
断し、プリビューする場合にはステップS36に処理を
移行してプリビューを行い、そうでない場合にはステッ
プS34の処理を実行する。 ステップS34:編集を終了するか否かを判断し、必要
なシーンを全てプログラムおよび編集した場合には終了
すると判断してステップS35の処理を実行し、そうで
ない場合にはステップS37の処理を実行する。 ステップS35:作成したEDLをオフライン編集の場
合は携帯用AV編集装置1のMOディスク6にセーブ
し、オンライン編集の場合にはハイブリッドレコーダ2
0のハードディスク23にセーブする。このとき、ED
Lのセーブは、所定のEDLフォーマットで行われる。 ステップS36:さらにプログラムするシーンが必要か
否かを判断し、必要な場合には図8に示すシーン選択処
理を再び行い、必要でない場合には図11に示す最終編
集処理を行う。
【0060】次に、最終編集処理について説明する。図
11は、最終編集処理のフローチャートである。この最
終編集処理は、図6に示すイベントフローにおける最終
段階において行われる。
【0061】ステップS41:オフラインの場合にはス
テップS48の処理を実行し、オンラインの場合にはス
テップS42の処理を実行する。 ステップS48:オフラインの場合に実行され、EDL
を伝送するか否かを判断し、伝送する場合にはステップ
S49の処理を実行し、EDLを放送局に伝送する。一
方、伝送しない場合には現場での処理を終了する。 ステップS42:オンライの場合に実行され、ハイブリ
ッドレコーダ20のハードディスクに記録された完全パ
ケット(素材)をテープに戻して記録するか否かを判断
し、テープに記録する場合にはステップS45の処理を
実行し、そうでない場合にはステップS43の処理を実
行する。 ステップS45:ハイブリッドレコーダ20のハードデ
ィスク23に記録された完全パケットをテープに戻して
記録する場合に実行され、テープ上のIN点を決定す
る。 ステップS46:ステップS45で決定したIN点から
ハイブリッドレコーダ20のハードディスク23に記録
された完全パケットを記録する。 ステップS43:ビデオ信号を放送局に伝送するか否か
を判断し、伝送する場合にはステップS47の処理を実
行し、伝送しない場合にはステップS44の処理を実行
する。 ステップS47:ビデオ信号を放送局に伝送する。尚、
ステップS47の処理は、前述した図8に示すステップ
S12から処理が移行した場合にも実行される。 ステップS44:処理を終了するか否かが判断され、終
了しない場合にはステップS42の処理を再び行い、終
了する場合には現場での処理を終了する。
【0062】以下、SDDI方式の信号フォーマットを
説明する。図12AはSDDI方式のビデオ信号のフレ
ーム構成を示す図であり、図12BはSDDI方式の伝
送用パケットの構成を示す図であり、図12Cは伝送さ
れるSDDI方式のビデオ信号のデータ速度を示す図で
ある。図12A,図12Bに示すように、SDDI方式
のビデオ信号の各ラインは、SDI方式のビデオ信号の
各ラインと同様に、水平方向に1ライン当たり10ビッ
ト×1724(1716)ワード、垂直方向に525
(625)ラインで構成されており、SDI方式の分離
符号SAV,EAV、アンシラリデータ部ANCおよび
アクティブビデオ部ACV1 ,ACV2 にそれぞれ相当
する分離符号SAV,EAV、アンシラリデータ部AN
Cおよびペイロード部PAD(データ部DT)を含む。
【0063】さらに、ペイロード部PADの最後には、
アンシラリデータ部ANCの一部およびペイロード部P
AD部分の誤り検出および誤り訂正に用いられるCRC
符号が付加されている。ただし、図14および図15A
〜Eを参照して後述するように、SDDI方式のビデオ
信号は、SDI方式のビデオ信号と異なり、アンシラリ
データ部ANCデータに音声データを含まず、ペイロー
ド部分に音声データおよび映像データを含んでいる。
【0064】なお、図12Aに示すように、SDDI方
式のビデオ信号のフレームには、それぞれSDIビデオ
信号の垂直ブランキング部VBKおよびオプショナルブ
ランキング部OBKに対応する部分は含まれていない。
上述したSDDI方式のビデオ信号は、図12Cに示す
ように、270Mbpsのシリアル形式の伝送信号に変
換されてデータ伝送装置1の各構成要素の間で送受信さ
れる。
【0065】図13Aは、図12に示したSDDI方式
の伝送用パケットのアンシラリデータ部ANCに含まれ
るヘッダ(HEADER)データの構成を示す。図13
Bはヘッダデータがアンシラリデータ部ANCにおいて
置かれる位置を示す図である。図13A,図13Bに示
すように、ヘッダデータは43ワードで構成されてお
り、SDDI方式の伝送用パケットのアンシラリデータ
部ANC先頭に位置しており、3ワードのフラグ(00
0h,3FFh,3FFh)、それぞれ1ワードのデー
タID(Data ID)、ブロック番号(Block
Number)、データカウント(Data cou
nt)、データIDコード(Data ID cod
e)、それぞれ16ワードの宛て先アドレス(Dest
ination Address)、ソースアドレス
(Source Address)、それぞれ1ワード
のブロックタイプ(Block Type)、CRCフ
ラグ(CRC Flag)、データスタートポジション
(Data Start Position)およびチ
ェックサム(Check Sum)の各データを含んで
いる。上述のヘッダデータの内、データID、ブロック
番号、データカウント、データIDコードおよびチェッ
クサムは、SDI方式と共通のデータであって、SDI
方式と同じ伝送用フレーム、具体的には、宛て先アドレ
スおよび発信元アドレスを伝送するためのフレームを構
成している。
【0066】これらのデータの内、データIDは、この
フレームにより伝送されるデータが宛て先アドレスおよ
び発信元アドレスであることを示し、データIDは、そ
の伝送用パケットがSDDI方式の伝送用パケットであ
るか、SDI用伝送用パケットであるかを示し、チェッ
クサムは、そのフレームのデータのチェックサムによる
誤り検出に用いられる。宛て先アドレスおよび発信元ア
ドレスは、その伝送用パケットが伝送される宛て先の装
置、および、その伝送用パケットを送出した装置の識別
にそれぞれ用いられるデータである。
【0067】ブロックタイプは、ペイロード部PADの
データ構成を示す。具体的には、例えば、固定長データ
を伝送する場合に、ペイロード部PADを1440ワー
ド1ブロック構成、719ワード2ブロック構成、…、
5ワード278ブロック構成として用いるか、あるい
は、可変長データを伝送するか等を示す。ブロックタイ
プで可変長データを指定し、ペイロード部PADが複数
のデータ含む場合には、それぞれのデータの終わりを示
す終了符号、および、次のデータが始まることを示す開
始符号等がデータ間に挿入され、さらに、全てのデータ
の終わりには、終了符号のみが付加される。CRCフラ
グは、ペイロード部PADの後ろに、その伝送用フレー
ムのペイロード部PADにCRC符号が付加されている
か否かを示す。データスタートポジションは、ペイロー
ド部PADの開始位置を示す。
【0068】以上のように、SDI方式のビデオ信号と
SDDI方式のビデオ信号の各ラインのデータ長、フレ
ーム構成およびデータ伝送速度は同じにし、さらに、S
DI方式の伝送用パケットとSDDI方式の伝送用パケ
ットとに共通性を持たせることにより、携帯用AV編集
装置1およびハイブリッドレコーダ20においては、こ
れらを同等のデータとして取り扱うことができる。
【0069】図14は、図12A,図12B,図12C
に示したSDDI方式の伝送用パケットのペイロード部
PADに含まれるビデオ信号のデータ構成を例示する図
である。図15A〜Eは、図14に示したペイロード部
に含まれるデータを示す図であり、図15Aは図14に
示した部分a,bに含まれるデータを示し、図15Bは
図14Aに示した部分a(EXTENSION)に含ま
れるデータを示し、図15Cは図14に示した部分cに
含まれるデータを示し、図15D,図15Eは図15C
の部分c,d(Frame.Seq.)に含まれるデー
タの内容を示す。図14に示すように、SDDI方式の
伝送用パケットのペイロード部PADが含むビデオ信号
には、セパレータ(SEPARATOR)、タイプ(T
YPE)、ワードカウント(WORD COUNT)
と、2組のシステム(SYSTEM)、垂直アンシラリ
データ部ANC−V、ヘッダ(HEADER)、ビデオ
データ部(VIDEO DATA)と、セパレータ、タ
イプおよびワードカウントに続くGOPのフレーム数、
チャネルバリッド(CH VARID)およびオーディ
オデータ部(AUDIO CHn、nは整数)等が含ま
れる。
【0070】なお、GOPとは、MPEG等のフレーム
間画像圧縮を行った場合に相互に関連を有するフレーム
を示す。図14に示す各同期データ(SYNC)は、ビ
デオ信号を再生する際に同期をとるために用いられる。
本実施例では、この同期データが放送局内の同期信号と
して用いられる。
【0071】セパレータは、異なるデータを区切る区切
り符号として用いられる。タイプは、ビデオデータ部が
含むデータの種別を示す。例えば、ビデオデータ部およ
びオーディオデータ部に含まれているビデオ信号が圧縮
されている場合、その圧縮方法(MPEG等)、ビデオ
信号が圧縮されていない場合にはその旨、あるいは、ペ
イロード部PADにコンピュータ用のデータが含まれて
いる場合にはその旨等を示す。ワードカウントは、その
データのデータ長を示す。システムは、図15Cに示す
アトリビュートデータと同様な内容を示す。ヘッダは、
圧縮のためのデータであり、例えばフレームの種別(M
PEG方式におけるB/P/Iフレーム等)あるいはフ
レームの番号等を示す。
【0072】図14の部分a,bのデータは、さらに、
図15Aに示すような内容になっており、図15Aの部
分aに示すエクステンション(EXTENSION)デ
ータとしては、図15Bに示すアトリビュートデータ
(ATTRIBUTE DATA)が含まれる。アトリ
ビュートデータには、アトリビュートタイプ(ATTR
IBUTE TYPE)で識別されるデータ、例えば、
ビデオ信号に関する日付、記者あるいは監督名および音
場設定のデータが含まれる。図15Aにおいて、LDC
データは、編集作業等の場合に用いられるビデオテープ
の画像位置を示す番号を時刻で表しており、ビデオテー
プにおいては、音声ラインの横に記録される。
【0073】VITCデータは、編集作業等の場合に用
いられるビデオテープの画像位置を示す番号を時刻で表
しており、ビデオテープにおいては、映像ラインの横に
記録される。ビデオインデックス(VIDEO IND
EX)データは、ビデオ信号に関する情報、例えばカラ
ーフレーム等の情報を示す。VANCデータは、ユーザ
ーが用いるデータを示す。図14の部分cは、さらに図
15Cに示すような内容になっており、そのチャネル
(CH1)のフレーム0,1にそれぞれ対応する2つの
オーディオデータ(AUDIO DATA)が含まれ、
対応するオーディオデータが圧縮されているか否か等を
示す圧縮データ、そのチャネルの状態、あるいは、サン
プル周波数等を示すチャネルステータス(CH Sta
tus)およびフレームシーケンス(Frame.Se
q.)データが含まれる。フレームシーケンスデータ
は、1フレーム525ライン構成の場合には図15Dに
示す内容となり、1フレーム525ライン構成の場合に
は図15Eに示す内容になる。これらのデータは各フレ
ームの音のサンプル数等を示す。
【0074】以上述べた本実施例に示した他、本発明の
編集装置は、種々の構成をとることができる。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、その
携帯性から、場所的および時間的な制約を受けずに、オ
フライン編集処理を行うことができる。また、本発明の
編集装置によれば、オンライン編集装置と接続すること
で、オンライン編集処理に関する操作も行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に係わる携帯用AV編
集装置およびハイブリッドレコーダを説明するための図
である。
【図2】図2は、図1に示すハイブリッドレコーダの構
成図である。
【図3】図3は、図1に示す携帯用AV編集装置の構成
図である。
【図4】図4Aは、本発明の実施例に係わるアタッシュ
ケースの平面図であり、図4Bは、本発明の実施例に係
わるアタッシュケースの正面図であり、図4Cは、本発
明の実施例に係わるアタッシュケースの側面図である。
【図5】図5Aは、図1に示す携帯用AV編集装置を用
いてオンライン編集を行う場合の概念図であり、図5B
は、図1に示す携帯用AV編集装置を用いてオフライン
編集を行う場合の概念図である。
【図6】図6は、図1に示す携帯用AV編集装置および
ハイブリッドレコーダにおけるイベントフローの概念図
である。
【図7】図7は、オンライン編集あるいはオフライン編
集において、図1に示すパーソナルコンピュータのディ
スプレイに表示されるGUIの画面である。
【図8】図8は、本発明の実施例におけるシーン選択処
理のフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の実施例におけるダビング処理
のフローチャートである。
【図10】図10は、本発明の実施例におけるEDL作
成処理のフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の実施例における編集終了
処理のフローチャートである。
【図12】図12Aは、SDDI方式のビデオ信号のフ
レーム構成を示す図であり、図12Bは、SDDI方式
の伝送用パケットの構成を示す図であり、図12Cは伝
送されるSDDI方式のビデオ信号のデータ速度を示す
図である。
【図13】図13Aは、図12A,図12B,図12C
に示したSDDI方式の伝送用パケットのアンシラリデ
ータ部ANCに含まれるヘッダ(HEADER)データ
の構成を示す図であり、図13Bは、図12A,図12
B,図12Cに示したSDDI方式の伝送用パケットの
アンシラリデータ部ANCにおけるヘッダ(HEADE
R)が置かれる位置を示す。
【図14】図14は、図12A,図12B,図12Cに
示したSDDI方式の伝送用パケットのペイロード部P
ADに含まれるビデオ信号のデータ構成を例示する図で
ある。
【図15】図15Aは、図14に示したペイロード部の
部分a,bに含まれるデータを示す図であり、図15B
は、図15Aに示した部分a(EXTENSION)に
含まれるデータを示す図であり、図15Cは、図14に
示した部分cに含まれるデータを示す図であり、図15
Dは、図15Cの部分c(Frame.Seq.)に含
まれるデータの内容を示す図であり、図15Eは、図1
5Cの部分d(Frame.Seq.)に含まれるデー
タの内容を示す図である。
【符号の説明】
1…携帯用AV編集装置,2…アタッシュケース,3…
パーソナルコンピュータ,6…ディスク,7…サーチダ
イヤル,8a,8b…バッテリー,9…プレート,10
…ハイブリットレコーダ,11…フロッピーディスク,
25…ビデオテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 市太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山村 和正 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 柳田 昇 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA01 AB02 CC01 DD04 5C053 FA14 FA23 GB36 JA03 KA24 LA01 LA11 LA14 5D110 AA12 AA27 AA29 BB01 BB20 CA07 CB08 CF01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ編集を行うための編集方法におい
    て、 ソース映像信号を外部の映像再生装置から受け取るステ
    ップと、 上記ソース映像信号をランダムアクセス可能な記録媒体
    に記録するステップと、 上記ランダムアクセス可能な記録媒体に記録された映像
    信号における所望のシーンを示すピクチャをディスプレ
    イに表示するステップと、 上記ディスプレイに表示されたピクチャを利用して、上
    記ソース映像信号を編集するための編集リストを生成す
    るステップとを有する編集方法。
  2. 【請求項2】ビデオ編集を行うための編集装置におい
    て、 ソース映像信号を外部の映像再生装置から入力する入力
    手段と、 上記入力手段から入力したソース映像信号をランダムア
    クセス可能な記録媒体に記録する記録手段と、 上記記録手段によって上記記録媒体に記録された映像信
    号における所望のシーンを示すピクチャをディスプレイ
    に表示し、上記ディスプレイに表示されたピクチャを利
    用して、上記ソース映像信号を編集するための編集リス
    トを生成する演算手段とを有する編集装置。
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