JP2003143417A - 電子色票装置 - Google Patents

電子色票装置

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JP2003143417A
JP2003143417A JP2001334760A JP2001334760A JP2003143417A JP 2003143417 A JP2003143417 A JP 2003143417A JP 2001334760 A JP2001334760 A JP 2001334760A JP 2001334760 A JP2001334760 A JP 2001334760A JP 2003143417 A JP2003143417 A JP 2003143417A
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color
primary
led
colors
energy distribution
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JP2001334760A
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English (en)
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Nagaaki Ooyama
永昭 大山
Masahiro Yamaguchi
雅浩 山口
Takashi Koo
高史 小尾
Yuri Murakami
百合 村上
Junichiro Ishii
順一郎 石井
Eiji Hattori
英治 服部
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Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多原色表示により分光的な色再現を行う。 【解決手段】 n色(n>3)のLED素子を発光させ
て色光を混合して目標色を再現する色再現において、n
色(n>3)のLEDをそれぞれ発光させたときの分光
エネルギー分布S(λ)(i=1,2,‥,n)(ここに
λは波長を表わす)を記憶しておく。目標色の分光エネ
ルギー分布S(λ)が入力されると、LED素子の発光
によりn色の混色の割合α12,…,αnで加法混色に
より作られる分光エネルギー分布S'(λ)=α
(λ)+α(λ)+…+α (λ)と目標色の分
光エネルギー分布S(λ)とが、S'(λ)とS(λ)の
XYZ3刺激値が一致するという条件のもとで、一致す
るようにα12,…,αnを決定する。決定されたα1,
α2,…,αnを用いてLED素子を発光させて色再現を
おこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的な色彩管理
に関する。
【0002】
【従来の技術】遠隔医療、オンラインショッピングなど
のカラー画像システムにおいて、被写体の色を正確に再
現することは非常に重要である。世の中に存在する自然
物体の色をすべて表示するためには、3原色では十分で
ないことがわかっている。表色系を、明るさを含めずに
色で表わしたものを色度図という。XYZ表色系におけ
るx−y色度図(図1)に示す馬蹄形の領域内に種々の
色が分布する。2つ以上の色光の混合(加法)によって別
の色を得る加法混色の3原色の色度座標がR、G、B点
(中心波長R: 700nm, G: 546.1nm, B: 435.8nm)で
表されたとすれば、△RGB(色三角形)内のどの点に相
当する色も三原色の適宜の混合によって作られる。この
色三角形をRGBの色域という。この色三角形の外側の
色は三原色R、G、Bの加法混色によって作ることがで
きない。また、図2は、実在する反射物体の色域(Point
er's gamut)をu'−v'に投影した色度図である。これ
は、自然界において実在する様々な物体色(花の色、葉
の色、染料や顔料によって作り出された色)について最
大の純度を示す色を計測して得られた色域である。こう
して自然界に実在する反射物体の色域についてさえも、
三原色R、G、Bの加法混色によって作ることのできな
い色の領域があることがわかる。なお、色を電子的に表
示するデバイスというとまずテレビやディスプレイが考
えられる。図2には、比較のため、3原色ディスプレイ
装置(CRT、NTSC)の色域も表示しているが、実
在する反射物体の色域内の色をディスプレイ装置がすべ
て表示することが不可能であることがわかる。特に青緑
色や、紫〜赤色で、不十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】「色」というものを電
子的に扱うことが多くなってきている一方で、画像入出
力装置間の特性の違いによる色の違いや、カラー画像伝
送システムにおいて被写体の色を正確に再現できないこ
となどが問題となっている。近年では、こういったデジ
タルメディアにおける色彩管理技術(カラーマネジメン
ト)の必要性が叫ばれている。
【0004】色票は、色彩管理(調色、配色など)のた
めの基準の色を表示するものである。色票は、たとえば
色見本として用いられる。従来の色票の問題として、色
情報のやりとりの困難さや照明の不安定による色の変化
がある。色を電子的に表示する電子色票はこれらの問題
を解決できると考えられる。しかし、上に説明したよう
に、3原色ディスプレイ装置(CRT、NTSC)で
は、実在する反射物体の色域内の色をすべて表示するこ
とが不可能であり、電子色票としては、3原色の色三角
形よりも広い色域での任意の色を表示できることが望ま
れてきた。そこで、本発明者らは、4色以上の多原色L
EDを用いた電子色票を提案している(特願2000−
306146号)。この電子色票では、多原色LEDの
光を混合して色を生成する。
【0005】近年、CIE−XYZ3刺激値が等しいが
スペクトル形状の異なる2つに色があったとき、観測者
の等色関数にばらつきがあったり、等色関数が標準観測
者と異なっていることが原因で、同じ色に見えない場合
があることが明らかになってきた。しかし、3原色の加
法混色では、異なる等色関数を持つ観察者に対して条件
等色を実現することは不可能である。そこで、多原色表
示システムにより、個人差を考慮した高次の等色関数を
用いて色再現を行う手法が提案されている。しかし、現
在では個人差の影響を考慮して色再現に利用できる等色
関数のデータは得られていないため、被写体のスペクト
ルを再現することが望まれる。
【0006】電子色票などの色再現システムにおいて、
等色関数の異なる複数の人が「被写体の色と同じ色」と
知覚するように色再現をするためには、被写体を見ると
きのスペクトルそのものを再現してやればよい。現在の
カラー画像システムにおいては、被写体と同じスペクト
ル形状を再現することは困難であるが、多原色表示は以
下の利点を持つ。(1)3原色表示に比べて、表示スペ
クトルの種類が多い。(2)XYZ値を合わせても、信
号値の選択に自由度があるため、それを生かしてスペク
トル誤差を小さくするような信号値の選択が可能であ
る。そこで、多原色表示を用いてスペクトルを近似する
ことは有効であると考えられる。
【0007】電子色票では、混合した光をスクリーンま
たは投影板(または現物の素材サンプル)に照射して色
を見ることになるが、スクリーンの分光透過特性や、投
影板の分光反射特性は理想的なフラットな特性では無
い。このため、最終的にこれらを通して見る色を正確に
計算するためには、XYZ値ではなく光の分光エネルギ
ー分布を任意に合わせる必要がある。
【0008】本発明の目的は、分光的な多原色表示によ
り色再現をよりよく実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る色再現方法
は、n色(n>3)のLED素子を発光させて色光を混
合して目標色を再現する色再現方法である。分光エネル
ギー分布(分光反射率または分光輝度)を用いて色再現
をおこなう。ここで、n色(n>3)のLEDをそれぞ
れ発光させたときの分光エネルギー分布S(λ)(i=
1,2,‥,n)(ここにλは波長を表わす)を記憶して
おく。そして、目標色の分光エネルギー分布S(λ)が
入力されると、LED素子の発光によりn色の混色の割
合α1 2,…,αnで加法混色により作られる分光エネ
ルギー分布S'(λ)=α(λ)+α(λ)+…
+α(λ)と目標色の分光エネルギー分布S(λ)
とが、S'(λ)とS(λ)のXYZ3刺激値が一致する
という条件のもとで、一致するようにα12,…,αn
を決定する。
【0010】好ましくは、この色再現方法において、前
記のα12,…,αnは、S'(λ)とS(λ)のXYZ3
刺激値が一致するという条件のもとで、S'(λ)とS
(λ)とのスペクトル二乗誤差
【数2】 が最小となるα12,…,αnとして決定される。
【0011】本発明に係る電子色票装置は、n色(n>
3)のLED素子と、LED素子が発光した光を案内し
混合する光路と、光路で混合された光を表示するスクリ
ーンとからなる表示部と、前記のn色のLED素子をそ
れぞれ発光させたときの分光エネルギー分布S(λ)
(i=1,2,‥,n)(ここにλは波長を表わす)を記
憶する記憶部と、目的となる目標色の分光エネルギー分
布S(λ)を入力する目標色入力部と、目標色入力部で
入力された目標色を、表示部の各色のLED素子に対応
する多原色信号値α12,…,αnに変換し、さらに階
調数に変換する多原色値変換部と、多原色値変換部から
の多原色階調数信号を基に、表示部のLED素子を駆動
する駆動信号を発生する駆動部とからなる。ここで、前
記の多原色値変換部は、n色のLED素子の発光により
n色の加法混色により作られる分光エネルギー分布S'
(λ)=α(λ)+α(λ)+…+α(λ)
と目標色の分光エネルギー分布S(λ)とが、S'(λ)
とS(λ)のXYZ3刺激値は一致するという条件のも
とで、一致するようにα12,…,αnを決定すること
を特徴とする。好ましくは、多原色値変換部では、α1,
α2,…,αnは、S'(λ)とS(λ)のXYZ3刺激値が
一致するという条件のもとで、S'(λ)とS(λ)との
スペクトル二乗誤差
【数3】 が最小となるα12,…,αnとして決定される。
【0012】好ましくは、前記の電子色票装置におい
て、前記のLED素子は、色度図においてRGBの3原
色が形成する色三角形の外側の領域にある光を発光する
LED素子を含む。好ましくは、前記の表示部は、さら
に、LED素子の発光した光から彩度の高い色を取り出
す波長域調整フィルタを備える。好ましくは、前記の表
示部は、LED素子が発光した光を拡散する拡散手段を
光路内に備える。好ましくは、前記の表示部は、LED
素子が発光した光を拡散する積分球を光路内に備える。
好ましくは、前記の電子色票装置において、前記の表示
部は、LED素子が発光した光を拡散する拡散板を光路
内に備える。好ましくは、前記の電子色票装置におい
て、前記の表示部のLED素子は、すべてのLED素子
を表示したときに白色となるように選択されている。好
ましくは、前記の電子色票装置において、前記の駆動部
は、パルス幅変調信号でLED素子を駆動する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。本発明では、4色以上の多
原色の色光を混合して、多原色によるカラー表示を行
う。色度図の馬蹄形により近づくように多数の色光を選
べば、いままで3原色による加法混色では作れなかった
色まで作れる。たとえば、図3に示すように、RGBの
色域の境界上またはその範囲外にある7色の原色を用い
て、加法混色の法則に従って、各色の色度値を頂点とす
る多角形内部の色を表す。多色で表示を行うので、色域
は色三角形でなく多角形となり、より複雑な広い色域を
再現できる。特に、色票つまり反射物体のもつ色を再現
するため、自然界の反射物体がもつ色域(Pointer's ga
mut)内の色をできるだけ多く表示できるようにする。
また、自然界の反射物体がもつ色域内の色をすべて表示
することも容易に実現できる。
【0014】上述の色度図上での色域は、明るさを含ま
ない、つまり色方向にのみ考えたものであるが、実際に
電子色票を設計する場合には、明るさ方向まで含めた色
立体を考える必要がある。たとえばn原色の場合、各原
色のXYZ値を(X1、Y1,Z1)〜(Xn,Yn,Zn)とす
れば、次の式で表される立体の表面及び内部に相当する
色が表示可能な色である。図4は3色と5色の2つの場
合の色立体を示す。
【数4】
【0015】任意の色を表示する電子色票システムにお
いて、表示素子として多数の種類のLEDを用い、電圧
パルス幅変調によるLEDの輝度制御を行って、高精度
な色を表示する。電子色票本体はコンパクトで、持ち運
びが容易でなければならないのに加え、安定した色を表
示でき、外部からの衝撃にも十分耐えることが要求され
る。このような観点から、この電子色票システムにおい
ては、表示素子としてLEDを用いる。LEDは、近年
になり高輝度青色のものが開発され、また安定性や高速
応答性がある。また、レンズなどの高価な光学素子を用
いることはできるだけ避け、LED個々のバラツキを補
うように光学系を設計する。
【0016】LED素子を用いた電子色票システムにお
いて、ユーザーは、目的となる目標色を入力する。ここ
で、目標色は、分光エネルギー分布(分光反射率または
分光輝度)のデータとして入力される。目標色は、複数
のLED素子の各々に対応する多原色信号値(色光の混
合の割合に対応する)に変換される。そして、多原色信
号値に基づいて多原色LED素子を発光させ、複数のL
ED素子が発光した光を混合して、スクリーンに均一な
色として表示する。
【0017】次に、多原色の光の混合で分光エネルギー
分布を近似する多原色信号値の計算について説明する。
ここで、原色を多数(4つ以上)用いて加法混色を行う場
合を考える。多原色値変換部22における、分光エネル
ギー分布データから多原色信号値への変換では、以下に
説明するように、多原色信号値の最適化問題が2次計画
問題となる。
【0018】原色LED素子を最大強度で発光させたと
きの分光エネルギー分布をS(λ)(i=1,2,…,
n)とすると、n色のLED素子の原色の加法混色によ
り作られる分光エネルギー分布S'(λ)は、以下の式
(2)で与えられる。 S'(λ)=α(λ)+α(λ)+…+α(λ) (2) ここで、α(i=1, 2, …,n)は、原色iの混合の割
合を示す多原色信号値(信号値係数)であり、S(λ)
がLED素子を最大発光させたときのスペクトルである
ことから、式(3)の範囲をとるものとする。 0≦α≦1 (3) また、原色LEDの分光エネルギー分布S(λ)は強度
により相対的な形が変わらないものとしている。
【0019】次に、再現したい目標分光エネルギー分布
をS(λ)とする。この計算の目的は、S'(λ)が目標
色の分光エネルギー分布S(λ)にできるだけ近くなる
ようにα〜αを最適化することである。しかし、単
にスペクトルを近似するだけでは視覚的に異なった色に
見えてしまう可能性がある。そこで、S(λ)とS'
(λ)のXYZ3刺激値は一致するという以下の条件
(4)〜(6)を追加する。
【数5】
【数6】
【数7】
【0020】具体的には、式(3)及び式(4)〜(6)
を満足するという条件の下で、S(λ)とS'(λ)のス
ペクトル二乗誤差関数
【数8】 を最小にするような多原色信号値α〜αを求める。
そこで、式(3)〜(7)を整理すると次のようになる。
【数9】
【数10】
【数11】
【数12】
【数13】
【数14】
【数15】
【数16】
【数17】
【数18】 ここに、i=0,1,…,n。 これより、本問題は、目標関数が2次式、制約条件が1
次式の線形制約条件付き2次計画問題となることがわか
る。ここで式(13)において、行列Dの要素がすべて
正であるならば、目的関数Eは凸関数であり、かつ制約
条件がすべて線形であるので、縮小勾配法(たとえば、
刀根薫著、数理計画、朝倉書店)を用いて最適解を求め
ることが可能である。また、ラグランジュの未定乗数法
の解法が使用できる場合もある。
【0021】より一般的には、誤差関数に波長に依存し
た重みw(λ)を用いてもよい。たとえば比視感度関数を
重みとして用いる。この場合、目的関数Eは下記の式
(17)のようになるが、同様に2次計画法に帰着す
る。
【数19】
【0022】図5は、電子色票システムの構成を示す。
まず、目標色入力部20において、色票などの目的とな
る物体10の正確な色の情報つまり人間の視覚系に基づ
いた目標分光エネルギー分布(分光反射率または分光輝
度)のデータを入力する。目標分光エネルギー分布は、
表示時と同じ照明光のもとで分光色彩計などであらかじ
め推定しておく。こうして、ユーザーがシステムに分光
エネルギー分布データを入力し色を再現すると、その場
で、欲しい色がすぐに得られる。まず、多原色値変換部
22は、分光エネルギー分布データを、多原色信号値に
変換し、さらに、多原色信号値を階調数に量子化する。
多原色値変換部22は、具体的にはコンピュータを含
み、目標色である物体10の分光エネルギー分布データ
を、加法混色における色再現手法を用いて多原色信号デ
ータに変換する。多原色信号値は、表示素子である各L
EDの輝度を表わすものであるが、PWM信号変換部2
4は、多原色階調数をパルス幅変調信号に変換しLED
の輝度を制御する。駆動部26は、パルス幅変調信号を
もとに表示部28内の各LEDを駆動する。
【0023】駆動部26からの多原色階調数データは表
示部28に与えられるが、LEDの輝度を変える場合、
単純に電流を変調する方式では安定した輝度や色が得ら
れない。そこで、人間の視覚特性の一つである色の時間
積分性を考慮し、駆動部26は、パルス幅変調(PWM)
方式を採用する。パルス幅変調方式では、LEDに流す
電流は一定になるようにしておいて、電流を流す時間と
流さない時間の比(デューティ比)を変えることで明るさ
を制御する。LEDは電圧の変化に対する応答が非常に
速いという利点があるため、このパルス幅変調方式が適
用可能である。駆動部26は、多原色階調数データを電
圧パルス幅変調信号に変換して表示部28へ送信し、各
々のLEDを時分割でドライブすることによって、安定
した輝度・色度を得る。
【0024】図6は、LEDの輝度をパルス幅変調(P
WM)によって制御するための回路を示す。人間が見て
ちらつかない程度のデューティサイクルでパルス幅変調
で表示するために、各原色に対し最大で33階調までと
ることができる。人間の目には、一般的に30フレーム
/秒以上では定常状態として知覚されることを考慮し
て、本実施形態ではデューティサイクルを約33Hzと
し、各原色で30階調がとれるようにした。可変抵抗は
LEDの種類ごとに定電流(20mA)が流れるようにす
るために設けたものである。
【0025】図7により表示部28についてさらに詳し
く説明すると、カラーカード30は、表示素子として複
数のLED32を備えた基板である。LED32の発光
による多数の原色を用いて色再現を行い、外光の反射を
防ぐブラックスクリーン34に表示する。LED32は
カラーカード30上に配置される。色票としての機能を
果たすためには、複数のLED32から出た光が混合さ
れ、スクリーン34上で均一に拡散される必要がある。
LED32から出る光は非常に指向性が強く、またその
指向性や強度は、LEDの種類によっても、さらに同じ
種類のLEDでも個体ごとに異なる場合が多い。そこ
で、カラーカード30のLEDアレイからスクリーン3
4までの光路36を、光を反射する材料で囲み、各LE
D32が放射した光を少なくとも1回拡散させる。さら
に、光路36の途中に拡散板(すりガラス)38を配置し
て、LED32から放射された光をさらに拡散する。光
は、拡散され混合されつつスクリーン34に到達し、均
一な色を安定に表示する。こうして、スクリーン34上
で光が均一になるようにする。なお、光の混合のため、
拡散板38の代わりに積分球を使用してもよい。
【0026】上述の電子色票システムをさらに詳しく説
明する。まず、LED32の選択について説明する。L
ED32は、色見本としての色票、さらにいえば自然界
に存在する反射物体の色域を再現できるように選択す
る。この色域を十分にカバーするため、原色は最低でも
4つ以上は用いる。近年になり可視領域の広くにわたる
LEDが入手可能になった。そこで、本実施形態では、
LEDの選択において、(1)高彩度である、(2)同
程度の彩度ならば、高輝度である、ということを念頭に
おいた。
【0027】図8と図9は、それぞれ、本システムに用
いた各種LED32の分光特性と色域を示す。これらの
データはLED個々のものであり、LED32からの光
を拡散板38にあてて、拡散板38上の色を分光計にて
測定したものである。分光特性は、各LEDの中心波長
で規格化した。
【0028】ここで、分光特性を示す図8において、最
も短波長側の青1LED(青色、中心波長430nm)に
注目する。このLEDは輝度が非常に低いが、スペクト
ルが高波長側に向かってなだらかに下がっている。その
ため、色度図でみるとかなり彩度が低くなっている。し
かし、このLEDに高波長カットフィルタをかけて、図
8に破線で示すように高波長側の裾野の部分をカットす
ると、色度図上で非常に彩度の高い青紫色になることが
わかる。これにより、3原色CRTなどで再現不可能だ
った、実在する反射物体の色域における青〜紫の領域を
大幅に改善できる。
【0029】次に各々のLED32の個数を決定する。
決定にあたっては、次の要領で行った。 (1)物理的な制約から、用いることのできるLEDの
総個数を決定する(具体的には30個)。 (2)LEDは各色について最低でも1個は使うものと
する。 (3)LEDをすべて表示(発光)したときには白色と
なる。 (4)上の3つの条件内でLEDの個数を変えて、その
とき表示できる色立体を計算し、実在する反射物体の色
域をどれだけカバーしているかを計算する。 (5)実在する反射物体の色域のカバー率が最大になる
ときが、求めるLEDの個数である。
【0030】個数の決定は、次のように行った。まず、
各LED単体のXYZ値を(X111),…,(Xnn
n)とし、各LEDの個数をN1,N2,…,Nnとする。
このとき各LEDを最大強度で表示し、白色になったと
すると、
【数20】 が成り立つ。ここで(Xw,Yw,Zw)は白色のXYZ値
である。しかし、いま明るさは考慮せず、色方向のみを
考えるので、以下の式(19),(20)が成り立てばよ
い。
【数21】
【数22】 ここで、(xw、yw)は白色の色度座標である。未知数N
1,…,Nnの数がn個であるのに対し式の数は2である
から、解を一意的に定めることはできない。そこで、
(1),(2)の条件、すなわち、
【数23】 の範囲内でN1,…,Nn-2を固定し、残りのNn-1,Nn
を上の式により求め、それらが式(19)、(20)を満
たしていれば、そのときのN1,…,Nnは求める解にな
っている。ここで、Nn-1,Nnは一般的に小数になる
が、用いる個数は小数部分を繰り上げて求め、LEDを
ドライブする電流値を変えることで、実質小数個数分の
明るさが得られるようにする。
【0031】次に、色立体の計算を、自然界に存在する
反射物体の色域と比較する。求めた各LEDの個数
1,…,Nnに対し、各LEDのXYZ値を改めて (X1',Y1',Z1')=(N11,N11,N11),…,(Xn',Yn',Zn') =(Nnn,Nnn,Nnn) とおいて色立体を計算した。自然界に存在する反射物体
の色域は物体色の色域であるから、照明光の明るさを設
定しなくてはならないが、この明るさは多原色LED素
子32を全部表示したときの白色の明るさ、つまりY1'
+Y2'+・・・+Yn'に等しいとおいた。次に、自然界に
存在する反射物体の色域のカバー率について少し説明す
る。LED素子32が、ある個数の組み合わせN1
…,Nnのときに、各LEDの色ベクトルによつて作ら
れる色立体をVled(N1,N2,…,Nn)とし、自然界に
存在する反射物体の色域の色立体をVptr(N1,N2
…,Nn)と表す。このとき、自然界に存在する反射物体
の色のカバー率ηは
【数24】 として求めた。このようにして求めたηの最大値とその
ときのN1,…,Nnの計算結果は次のとおりである。
【0032】この結果より考察すると、青1LEDや黄
緑LEDなどの輝度の低いLEDは光量を稼ぐためにた
くさん使わなくてはならないことがわかる。特に青1L
EDはフィルタをかけるため、光量が通常の半分くらい
に落ちてしまうので、この結果は妥当であるといえる。
【0033】図12に示すグラフは、上の結果によるL
ED素子の色立体(実線)と、自然界に存在する反射物
体の色域の色立体(1点鎖線)を15≦L≦90で比較
したものである。暗い部分(L=15, 30)で青領域
が、また、明るい部分(L=75, 90)で緑の領域がわ
ずかにカバーできていないほかは、ほとんどの色をカバ
ーできている。すなわち、表示可能な色域は、従来のよ
うに3原色を用いたときと比べ格段に広くなり、世の中
の自然反射物体の持つ色を表示するのに十分な色域が得
られる。
【0034】次に、こうして設計した電子色票システム
を用いて、色域を計測し、多原色にすることの有効性を
確かめた。各原色LED素子を最大強度で表示し、色の
計測は表示パネル中心部で行った。図13は、その結果
を色度図上にプロットしたものである。図13からわか
るとおり個々のLED素子で測定したときとほとんど同
等な色域が得られた。
【0035】図10は、分光エネルギー分布データから
多原色信号値への変換を行う多原色値変換部22を制御
するCPUのフローチャートである。初期設定として、
多原色の各LEDの最大強度で発光させたときの分光エ
ネルギー分布S(λ)(i=1,2,‥,n)を記憶して
おく(S10)。ユーザーにより目標色の分光エネルギ
ー分布S(λ)が入力されると(S12でYES)、式
(8)を最小とする混色の割合α12,…,αn(0≦
α12,…,αn≦1)を計算する(S14)。そして、
得られたα12,…,αnを多原色信号値としてPWM
変換部24に出力する(S16)。
【0036】前述の分光的色再現法の有効性を確認する
ために、電子色票システムを用いて実験を行った。電子
色票は7色のLED光源を用いており、各原色の階調は
10ビットで表示可能である。LEDの原色の分光エネ
ルギー分布データを予め計測しておく。D65照明を当て
た3色(Bluish Green,Blue,Magenta)の色票の分光エ
ネルギー分布をそれぞれ分光計により取得し、多原色L
EDの原色の分光エネルギー分布データを用いて前述の
計算手法により多原色信号値α〜αを算出した。図
15のグラフには、取得したスペクトルのうちBluish G
reenの色票(目標サンプル)について、(1)本実施形
態の分光分布を用いた色再現法(○)で得られたスペク
トルを示すとともに、比較のために、(2)XYZ表色
値を用いた色再現法(●)と、(3)R,G,Bの3色
のLEDのみを用いた色再現法(破線)、で得られたス
ペクトルも示す。このグラフでは、輝度の波長依存性が
可視光範囲で示される。ここで(2)の色再現法は、表
色値(XYZ3刺激値)を用いた色再現法であり、スペ
クトルを用いて色を近似するものではない。図15よ
り、本実施形態の色変換法により色票のスペクトルがよ
く近似されていることが確認できる。なお、他の色(青
とマゼンタ)の色票についても同様の結果が得られてい
る。
【0037】表1は、電子色票により再現した分光エネ
ルギー分布を測定し、色票の分光エネルギー分布との二
乗誤差を色票のスペクトルのパワーで規格化した値を示
す。電子色票システムの表示精度の影響により、本実施
形態の色変換法では、計算上の値よりも二乗誤差が大き
くなっている。しかし、どの色についてもスペクトル二
乗誤差が他の手法よりも小さくなっていることが確認で
きる。また、視覚的な定量評価は行っていないが、本実
施形態の色変換法により再現した色及び3原色により再
現した色とを、照明を当てた色票の色を見て比較した結
果、本実施形態の色変換法により再現した色の方が色票
の色に近く見えることを確認した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】分光エネルギー分布を用いたので、色再
現をより正確におこなえる。
【0040】色を電子化することが可能になるため、調
色や配色をする際に、欲しい色を瞬時に得ることができ
るなどの利点がある。
【0041】このような電子色票ができることによっ
て、今まで大量にあったファイル式の色見本をコンパク
トなケースに収めることができるため、このようなファ
イルを持ち歩く必要がなくなる。本物の色票のようにど
こにでも持ち運びができる。
【0042】また、色を電子的に表示できるため、たと
えば調色・配色をする際には表色値データでやりとりを
すればよいことになり、相手に正確な色の情報を伝える
ことができる。また、調色や配色を必要とするとき、い
つでもどこでも欲しい色が得られる。
【0043】また、原色を4つ以上(たとえば7つ)用
いるので、自然物体がもつ色域内の色を十分にカバーす
ることができ、従来のような3原色による色域の狭さが
改善できる。
【0044】また、時間の経過による色の劣化も少な
く、LEDの劣化補正をすることでほとんどなくなる。
【0045】また、表示素子としてLED素子を用いた
ので、電子色票はコンパクトになると同時に、安定した
色を表示できる。また、LED素子の安定性や高速応答
性を利用することで、任意の色を正確に表示できる。
【0046】なお、LED素子の高安定性を活用すれ
ば、電子色票システムは、色見本としての使用のほか
に、カメラの校正をするための計測用色票などとしても
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 3原色による色域を表わしたx−y色度図
【図2】 自然物体がもつ色域と3原色デイスプレイの
色域を示すu'−v'色度図
【図3】 電子色票システムに用いる多原色LEDによ
る色域を示すu'−v'色度図
【図4】 3原色と多原色(n=5)における色立体の例
を示す図
【図5】 電子色票システムの構成を示すブロック図
【図6】 パルス幅変調の駆動回路図
【図7】 電子色票システムの表示部の断面図
【図8】 電子色票システムに用いる多原色LEDの分
光特性のグラフ
【図9】 多原色信号変換方法の原理を説明するための
【図10】 多原色値変換部のフローチャート
【図11】 多原色信号変換方法の原理を説明するため
の図
【図12】 色域最適化時のLED素子の色立体と自然
物体がもつ色域の比較を示す図
【図13】 表示時における色域を示す色度図
【図14】 任意の色の色度図上での位置を示す図
【図15】 目標色のスペクトルと再現スペクトルのグ
ラフ
【符号の説明】
20 目標色入力部、 22 多原色値変換部、
24 PWM信号変換部、 26 駆動部、 28
表示部、 30 基板、 32 LED、 3
4 スクリーン、 36 光路、 38 拡散板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小尾 高史 神奈川県横浜市青葉区奈良3−14−1 あ おば山の手台グランジャルダン6−402 (72)発明者 村上 百合 神奈川県川崎市高津区新作6−1−10 高 津スカイハイツ305 (72)発明者 石井 順一郎 千葉県市川市菅野1−7−7 (72)発明者 服部 英治 大阪府大阪市中央区久太郎町2丁目4番31 号 倉敷紡績株式会社大阪本社内 Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH08 5C077 LL19 MP08 PP32 PP37 PQ12 SS06 5C079 HB01 HB05 HB11 LA23 LB02 LB04 MA11 NA03 PA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n色(n>3)のLED素子を発光させ
    て色光を混合して目標色を再現する色再現方法であっ
    て、 n色(n>3)のLEDをそれぞれ発光させたときの分
    光エネルギー分布S(λ)(i=1,2,‥,n)(ここ
    にλは波長を表わす)を記憶しておき、目標色の分光エ
    ネルギー分布S(λ)が入力されると、 LED素子の発光によりn色の混色の割合α12,…,
    αnで加法混色により作られる分光エネルギー分布S'
    (λ)=α(λ)+α(λ)+…+α(λ)
    と目標色の分光エネルギー分布S(λ)とが、S'(λ)
    とS(λ)のXYZ3刺激値が一致するという条件のも
    とで、一致するようにα12,…,αnを決定する色再
    現方法。
  2. 【請求項2】 前記のα12,…,αnは、S'(λ)とS
    (λ)のXYZ3刺激値が一致するという条件のもと
    で、S'(λ)とS(λ)とのスペクトル二乗誤差 【数1】 が最小となるα12,…,αnとして決定されることを
    特徴とする請求項1に記載された変換方法。
  3. 【請求項3】 n色(n>3)のLED素子と、LED
    素子が発光した光を案内し混合する光路と、光路で混合
    された光を表示するスクリーンとからなる表示部と、 前記のn色のLED素子をそれぞれ発光させたときの分
    光エネルギー分布S(λ)(i=1,2,‥,n)(ここ
    にλは波長を表わす)を記憶する記憶部と、 目的となる目標色の分光エネルギー分布S(λ)を入力
    する目標色入力部と、 目標色入力部で入力された目標色を、表示部の各色のL
    ED素子に対応する多原色信号値α12,…,αnに変
    換し、さらに階調数に変換する多原色値変換部と、 多原色値変換部からの多原色階調数信号を基に、表示部
    のLED素子を駆動する駆動信号を発生する駆動部とか
    らなり、 前記の多原色値変換部は、n色のLED素子の発光によ
    りn色の加法混色により作られる分光エネルギー分布
    S'(λ)=α(λ)+α(λ)+…+α
    (λ)と目標色の分光エネルギー分布S(λ)とが、
    S'(λ)とS(λ)のXYZ3刺激値は一致するという
    条件のもとで、一致するようにα12,…,α nを決定
    することを特徴とする電子色票装置。
  4. 【請求項4】 前記のLED素子は、色度図においてR
    GBの3原色が形成する色三角形の外側の領域にある光
    を発光するLED素子を含むことを特徴とする請求項3
    に記載された電子色票装置。
  5. 【請求項5】 前記の表示部は、さらに、LED素子の
    発光した光から彩度の高い色を取り出す波長域調整フィ
    ルタを備えることを特徴とする請求項3に記載された電
    子色票装置。
  6. 【請求項6】 前記の表示部は、LED素子が発光した
    光を拡散する拡散手段を光路内に備えることを特徴とす
    る請求項3に記載された電子色票装置。
  7. 【請求項7】 前記の表示部は、LED素子が発光した
    光を拡散する積分を光路内に備えることを特徴とする請
    求項3に記載された電子色票装置。
  8. 【請求項8】 前記の表示部のLED素子は、すべての
    LED素子を表示したときに白色となるように選択され
    ていることを特徴とする請求項3に記載された電子色票
    装置。
  9. 【請求項9】 前記の駆動部は、パルス幅変調信号でL
    ED素子を駆動することを特徴とする請求項3に記載さ
    れた電子色票装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031245A (ja) * 2007-07-03 2009-02-12 Sony Corp 色票装置
JP2009236785A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Paparabo:Kk 色高忠実カメラ自動測色装置
JP2016513277A (ja) * 2013-02-11 2016-05-12 クゥアルコム・メムス・テクノロジーズ・インコーポレイテッドQUALCOMM MEMS Technologies, Inc. 多原色ディスプレイデバイスのための低減されたメタメリズム空間色処理

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