JP2003143059A - 通信状態測定装置及び通信状態測定方法 - Google Patents
通信状態測定装置及び通信状態測定方法Info
- Publication number
- JP2003143059A JP2003143059A JP2001340747A JP2001340747A JP2003143059A JP 2003143059 A JP2003143059 A JP 2003143059A JP 2001340747 A JP2001340747 A JP 2001340747A JP 2001340747 A JP2001340747 A JP 2001340747A JP 2003143059 A JP2003143059 A JP 2003143059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- communication state
- received signal
- signal strength
- measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 近距離無線通信装置でISM帯を使用して無
線通信を行う場合に、通信状態を容易且つ正確に測定す
る。 【解決手段】 ISM帯の所望とする周波数を設定して
周波数情報テーブルを作成し、この周波数情報テーブル
を周波数情報記憶回路に格納とすると共に、設定した周
波数の受信信号を受信回路で受信したときの信号強度R
SSIを検出し、この信号強度RSSIの所定測定時間
内での最大値RSSImax、移動平均値RSSIme
を測定し、これらに基づいて通信状態を判断し、その測
定結果を周波数と共に周波数情報テーブルに格納し、格
納した周波数情報テーブルの周波数と測定結果とを外部
に出力する。
線通信を行う場合に、通信状態を容易且つ正確に測定す
る。 【解決手段】 ISM帯の所望とする周波数を設定して
周波数情報テーブルを作成し、この周波数情報テーブル
を周波数情報記憶回路に格納とすると共に、設定した周
波数の受信信号を受信回路で受信したときの信号強度R
SSIを検出し、この信号強度RSSIの所定測定時間
内での最大値RSSImax、移動平均値RSSIme
を測定し、これらに基づいて通信状態を判断し、その測
定結果を周波数と共に周波数情報テーブルに格納し、格
納した周波数情報テーブルの周波数と測定結果とを外部
に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISM帯を使用し
た近距離無線通信機器を設置する場合に、周囲の妨害電
波等の存在による通信状態を容易に測定することができ
る通信状態測定装置及び通信状態測定方法に関する。
た近距離無線通信機器を設置する場合に、周囲の妨害電
波等の存在による通信状態を容易に測定することができ
る通信状態測定装置及び通信状態測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ISM帯を使用する近距離無線通信機器
では、電子レンジ等の家電製品や電子メス等の医療機器
で発生される高周波数の電磁波が妨害電波として作用
し、これら妨害電波によって受信データのビット誤り率
が増加して通信効率が低下するという問題点があり、こ
の問題点を解決するためには、妨害電波の存在を正確に
測定する妨害電波に影響される周波数帯を回避してデー
タの送受信を行うことが望まれている。
では、電子レンジ等の家電製品や電子メス等の医療機器
で発生される高周波数の電磁波が妨害電波として作用
し、これら妨害電波によって受信データのビット誤り率
が増加して通信効率が低下するという問題点があり、こ
の問題点を解決するためには、妨害電波の存在を正確に
測定する妨害電波に影響される周波数帯を回避してデー
タの送受信を行うことが望まれている。
【0003】この妨害電波の検出としては、例えば特開
平11−177531号公報に記載されているものが知
られている。この従来例は、いずれか1つの無線ゾーン
内でCSMA/CA方式の低速周波数ホッピングスペク
トル拡散通信に対する妨害電波を、受信信号を復調した
受信データの中のエラーレートが所定レートよりも高い
かどうかに従って妨害波の有無を検出し、妨害波が検出
されたときに、その無線ゾーン内の無線親局及び無線子
局が使用するホッピングパターンを妨害電波を避け得る
周波数帯域の周波数のみを用いた第1の通信障害対策用
ホッピングパターンに変更するとともに、当該無線ゾー
ンに隣接する他の無線ゾーン内の無線親局及び無線子局
が使用するホッピングパターンを第1の通信障害対策用
ホッピングパターンで用いる周波数の周波数帯域以外の
帯域の周波数を用いた第2の通信障害対策用ホッピング
パターンに変更して、周波数衝突確率を低下させるよう
にしている。
平11−177531号公報に記載されているものが知
られている。この従来例は、いずれか1つの無線ゾーン
内でCSMA/CA方式の低速周波数ホッピングスペク
トル拡散通信に対する妨害電波を、受信信号を復調した
受信データの中のエラーレートが所定レートよりも高い
かどうかに従って妨害波の有無を検出し、妨害波が検出
されたときに、その無線ゾーン内の無線親局及び無線子
局が使用するホッピングパターンを妨害電波を避け得る
周波数帯域の周波数のみを用いた第1の通信障害対策用
ホッピングパターンに変更するとともに、当該無線ゾー
ンに隣接する他の無線ゾーン内の無線親局及び無線子局
が使用するホッピングパターンを第1の通信障害対策用
ホッピングパターンで用いる周波数の周波数帯域以外の
帯域の周波数を用いた第2の通信障害対策用ホッピング
パターンに変更して、周波数衝突確率を低下させるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、受信信号を復調した受信データ中のエ
ラーレートが所定レートよりも高いか否かによって妨害
波の有無を検出するようにしているので、通信相手から
自己宛の送信信号を受信したときに初めて通信状態を検
出することが可能となり、自己宛の送信信号が存在しな
い場合には、通信状態の測定が不可能であるという未解
決の課題がある。
来例にあっては、受信信号を復調した受信データ中のエ
ラーレートが所定レートよりも高いか否かによって妨害
波の有無を検出するようにしているので、通信相手から
自己宛の送信信号を受信したときに初めて通信状態を検
出することが可能となり、自己宛の送信信号が存在しな
い場合には、通信状態の測定が不可能であるという未解
決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、妨害電波の存在を
的確に検出して通信状態を正確に測定することができる
通信状態測定装置及び通信状態測定方法を提供すること
を目的としている。
課題に着目してなされたものであり、妨害電波の存在を
的確に検出して通信状態を正確に測定することができる
通信状態測定装置及び通信状態測定方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る通信状態測定装置は、ISM帯を使
用する無線通信機器での通信状態を測定する通信状態測
定装置であって、ISM帯の電磁波を受信する受信手段
と、該受信手段で受信する受信信号の周波数を設定する
周波数設定手段と、前記受信手段で受信した受信信号の
受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、該受
信信号強度検出手段で検出した受信信号強度の所定測定
時間での変化を測定して測定データを出力する受信信号
変化測定手段と、前記周波数設定手段で設定した周波数
と前記受信信号変化測定手段で測定した測定データとを
対応づけして記憶する通信状態記憶手段とを備えたこと
を特徴としている。
に、請求項1に係る通信状態測定装置は、ISM帯を使
用する無線通信機器での通信状態を測定する通信状態測
定装置であって、ISM帯の電磁波を受信する受信手段
と、該受信手段で受信する受信信号の周波数を設定する
周波数設定手段と、前記受信手段で受信した受信信号の
受信信号強度を検出する受信信号強度検出手段と、該受
信信号強度検出手段で検出した受信信号強度の所定測定
時間での変化を測定して測定データを出力する受信信号
変化測定手段と、前記周波数設定手段で設定した周波数
と前記受信信号変化測定手段で測定した測定データとを
対応づけして記憶する通信状態記憶手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0007】また、請求項2に係る通信状態測定装置
は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態を測
定する通信状態測定装置であって、ISM帯の電磁波を
受信する受信手段と、該受信手段で受信する受信信号の
周波数を設定する周波数設定手段と、前記受信手段で受
信した受信信号の受信信号強度を検出する受信信号強度
検出手段と、該受信信号強度検出手段で検出した受信信
号強度の所定測定時間での変化を測定して測定データを
出力する受信信号変化測定手段と、前記周波数設定手段
で設定した周波数と前記受信信号変化測定手段で測定し
た測定データとを対応づけして記憶する通信状態記憶手
段と、該通信状態記憶手段に記憶した周波数及び測定デ
ータとを外部に出力する外部出力手段とを備えたことを
特徴としている。
は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態を測
定する通信状態測定装置であって、ISM帯の電磁波を
受信する受信手段と、該受信手段で受信する受信信号の
周波数を設定する周波数設定手段と、前記受信手段で受
信した受信信号の受信信号強度を検出する受信信号強度
検出手段と、該受信信号強度検出手段で検出した受信信
号強度の所定測定時間での変化を測定して測定データを
出力する受信信号変化測定手段と、前記周波数設定手段
で設定した周波数と前記受信信号変化測定手段で測定し
た測定データとを対応づけして記憶する通信状態記憶手
段と、該通信状態記憶手段に記憶した周波数及び測定デ
ータとを外部に出力する外部出力手段とを備えたことを
特徴としている。
【0008】さらに、請求項3に係る通信状態測定装置
は、請求項1又は2に係る発明において、前記周波数設
定手段は、ISM帯の任意の測定周波数範囲を設定し、
設定した測定周波数範囲を任意の周波数幅で分割して、
各分割周波数幅の中心周波数を所定時間毎に受信手段に
設定するように構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る通信状態測定装置は、請求
項1乃至3の何れかの発明において、前記受信信号変化
測定手段は、受信信号強度検出手段で検出した受信信号
強度の最大値を測定するように構成されていることを特
徴としている。
は、請求項1又は2に係る発明において、前記周波数設
定手段は、ISM帯の任意の測定周波数範囲を設定し、
設定した測定周波数範囲を任意の周波数幅で分割して、
各分割周波数幅の中心周波数を所定時間毎に受信手段に
設定するように構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る通信状態測定装置は、請求
項1乃至3の何れかの発明において、前記受信信号変化
測定手段は、受信信号強度検出手段で検出した受信信号
強度の最大値を測定するように構成されていることを特
徴としている。
【0009】なおさらに、請求項5に係る通信状態測定
装置は、請求項1乃至4の何れかの発明において、前記
受信信号変化測定手段は、受信信号強度検出手段で検出
した受信信号強度の平均値を測定するように構成されて
いることを特徴としている。また、請求項6に係る通信
状態測定装置は、請求項1乃至5の何れかの発明におい
て、前記受信信号変化測定手段は、受信信号強度検出手
段で検出した受信信号強度が信号強度閾値を超えている
か否かを測定するように構成されていることを特徴とし
ている。
装置は、請求項1乃至4の何れかの発明において、前記
受信信号変化測定手段は、受信信号強度検出手段で検出
した受信信号強度の平均値を測定するように構成されて
いることを特徴としている。また、請求項6に係る通信
状態測定装置は、請求項1乃至5の何れかの発明におい
て、前記受信信号変化測定手段は、受信信号強度検出手
段で検出した受信信号強度が信号強度閾値を超えている
か否かを測定するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0010】さらに、請求項7に係る通信状態測定方法
は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態を測
定する通信状態測定方法であって、ISM帯における所
望の周波数の電磁波を受信手段で受信するステップと、
受信した受信信号の信号強度を検出するステップと、検
出した信号強度の所定測定時間での変化を測定するステ
ップと、測定結果と前記所定周波数とを対応づけして記
憶テーブルに格納するステップとを備えたことを特徴と
している。
は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態を測
定する通信状態測定方法であって、ISM帯における所
望の周波数の電磁波を受信手段で受信するステップと、
受信した受信信号の信号強度を検出するステップと、検
出した信号強度の所定測定時間での変化を測定するステ
ップと、測定結果と前記所定周波数とを対応づけして記
憶テーブルに格納するステップとを備えたことを特徴と
している。
【0011】さらにまた、請求項8に係る通信状態測定
方法は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態
を測定する通信状態測定方法であって、ISM帯におけ
る所望の周波数の電磁波を受信手段で受信するステップ
と、受信した受信信号の信号強度を検出するステップ
と、検出した信号強度の所定測定時間での変化を測定す
るステップと、測定結果と前記所定周波数幅と対応付け
して記憶テーブルに格納するステップと、上記各ステッ
プを周波数を変更しながら繰り返した後に、前記記憶テ
ーブルに格納された測定結果と周波数とを外部に出力す
るステップとを備えたことを特徴としている。
方法は、ISM帯を使用する無線通信機器での通信状態
を測定する通信状態測定方法であって、ISM帯におけ
る所望の周波数の電磁波を受信手段で受信するステップ
と、受信した受信信号の信号強度を検出するステップ
と、検出した信号強度の所定測定時間での変化を測定す
るステップと、測定結果と前記所定周波数幅と対応付け
して記憶テーブルに格納するステップと、上記各ステッ
プを周波数を変更しながら繰り返した後に、前記記憶テ
ーブルに格納された測定結果と周波数とを外部に出力す
るステップとを備えたことを特徴としている。
【0012】なおさらに、請求項9に係る通信状態測定
方法は、請求項7又は8に係る発明において、前記信号
強度の所定測定時間での変化として最大値を測定するよ
うにしたことを特徴としている。また、請求項10に係
る通信状態測定方法は、請求項7乃至9の何れかの発明
において、前記信号強度の所定測定時間での変化として
平均値を測定するようにしたことを特徴としている。
方法は、請求項7又は8に係る発明において、前記信号
強度の所定測定時間での変化として最大値を測定するよ
うにしたことを特徴としている。また、請求項10に係
る通信状態測定方法は、請求項7乃至9の何れかの発明
において、前記信号強度の所定測定時間での変化として
平均値を測定するようにしたことを特徴としている。
【0013】さらに、請求項11に係る通信状態測定方
法は、請求項7乃至10の何れかの発明において、前記
信号強度の所定即時間での変化として受信信号強度が信
号強度閾値を超えているか否かを測定するようにしたこ
とを特徴としている。
法は、請求項7乃至10の何れかの発明において、前記
信号強度の所定即時間での変化として受信信号強度が信
号強度閾値を超えているか否かを測定するようにしたこ
とを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を伴って説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す
ブロック図であって、図中、1は周波数が2.4GHz
帯のISM(Industrial Scientific Medical)バンドの
通信状態を測定する通信状態測定装置であって、受信ア
ンテナ2が受信手段としての受信回路3に接続されてい
る。
を伴って説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す
ブロック図であって、図中、1は周波数が2.4GHz
帯のISM(Industrial Scientific Medical)バンドの
通信状態を測定する通信状態測定装置であって、受信ア
ンテナ2が受信手段としての受信回路3に接続されてい
る。
【0015】受信回路3は、受信アンテナ1で受信した
受信信号が入力されるバンドパスフィルタ5と、このバ
ンドパスフィルタ5のフィルタ出力が入力されるローノ
イズアンプ(LNA)6と、このローノイズアンプ6の
出力信号を後述する周波数ホッピング用の周波数シンセ
サイザ15から入力される局部発振信号L0によって中
間周波信号IFに変換するミキサ7と、このミキサ7か
ら出力される中間周波信号IFが入力されるバンドパス
フィルタ8と、このバンドパスフィルタ8のフィルタ出
力を増幅して受信信号の信号強度を表すRSSI(Recei
ver Signal Strength Indicator)信号を出力するリミッ
タアンプ9とを備えており、リミッタアンプ9から出力
されるRSSI信号が信号処理回路20に入力される。
受信信号が入力されるバンドパスフィルタ5と、このバ
ンドパスフィルタ5のフィルタ出力が入力されるローノ
イズアンプ(LNA)6と、このローノイズアンプ6の
出力信号を後述する周波数ホッピング用の周波数シンセ
サイザ15から入力される局部発振信号L0によって中
間周波信号IFに変換するミキサ7と、このミキサ7か
ら出力される中間周波信号IFが入力されるバンドパス
フィルタ8と、このバンドパスフィルタ8のフィルタ出
力を増幅して受信信号の信号強度を表すRSSI(Recei
ver Signal Strength Indicator)信号を出力するリミッ
タアンプ9とを備えており、リミッタアンプ9から出力
されるRSSI信号が信号処理回路20に入力される。
【0016】また、周波数シンセサイザ15は、信号処
理回路20から出力される周波数ホッピングを設定する
設定信号が入力されるフェーズロックドループ(PL
L)回路16と、このフェーズロックドループ回路16
の出力信号が入力されるローパスフィルタ17と、この
ローパスフィルタのフィルタ出力とベースバンド信号処
理装置12からの送信データがローパスフィルタ18を
介して入力され、受信回路3のミキサ6に対する局部発
振信号LOを形成する電圧制御発振器(VCO)19と
を有し、この電圧制御発振器19から出力される局部発
振信号LOが受信回路3のミキサ6に供給される。
理回路20から出力される周波数ホッピングを設定する
設定信号が入力されるフェーズロックドループ(PL
L)回路16と、このフェーズロックドループ回路16
の出力信号が入力されるローパスフィルタ17と、この
ローパスフィルタのフィルタ出力とベースバンド信号処
理装置12からの送信データがローパスフィルタ18を
介して入力され、受信回路3のミキサ6に対する局部発
振信号LOを形成する電圧制御発振器(VCO)19と
を有し、この電圧制御発振器19から出力される局部発
振信号LOが受信回路3のミキサ6に供給される。
【0017】また、信号処理回路20は、受信回路3か
ら入力されるRSSI信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器21と、このA/D変換器21から出力さ
れるディジタル信号が入力され、これに基づいて所定の
演算処理を行って通信状態を測定するマイクロコンピュ
ータ等で構成される演算処理回路22と、この演算処理
装置で測定された測定データを周波数に対応付けして記
憶する通信状態記憶手段としての周波数情報記憶回路2
3と、演算処理装置22の測定結果等を表示する液晶表
示装置24と、演算処理回路22で測定した周波数情報
を外部に出力すると共に、外部で設定された測定周波数
範囲、測定時間等を設定するためのキー入力部25に接
続された演算処理回路22に入力するインタフェース回
路26とを備えている。
ら入力されるRSSI信号をディジタル信号に変換する
A/D変換器21と、このA/D変換器21から出力さ
れるディジタル信号が入力され、これに基づいて所定の
演算処理を行って通信状態を測定するマイクロコンピュ
ータ等で構成される演算処理回路22と、この演算処理
装置で測定された測定データを周波数に対応付けして記
憶する通信状態記憶手段としての周波数情報記憶回路2
3と、演算処理装置22の測定結果等を表示する液晶表
示装置24と、演算処理回路22で測定した周波数情報
を外部に出力すると共に、外部で設定された測定周波数
範囲、測定時間等を設定するためのキー入力部25に接
続された演算処理回路22に入力するインタフェース回
路26とを備えている。
【0018】ここで、演算処理回路22は、図2に示す
通信状態測定処理を実行して、設定された測定周波数範
囲内の周波数について通信状態を測定し、その測定結果
を周波数情報記憶回路24に記憶すると共に、この周波
数情報記憶回路24に記憶された周波数情報をインタフ
ェース回路25を通じて外部に出力する。通信状態測定
処理は、所定時間(例えば50msec)毎のタイマ割
込処理として実行され、先ず、ステップS1で、測定メ
ニューを液晶表示装置24に表示する。この測定メニュ
ーとしては、図3に示すように、測定情報の登録処理を
行う測定情報登録ボタン31、通信状態の測定処理を行
う通信状態測定ボタン32及び測定情報を出力する情報
出力ボタン33と、測定終了表示34とを少なくとも表
示し、これらをキー入力部25を操作することにより選
択する。
通信状態測定処理を実行して、設定された測定周波数範
囲内の周波数について通信状態を測定し、その測定結果
を周波数情報記憶回路24に記憶すると共に、この周波
数情報記憶回路24に記憶された周波数情報をインタフ
ェース回路25を通じて外部に出力する。通信状態測定
処理は、所定時間(例えば50msec)毎のタイマ割
込処理として実行され、先ず、ステップS1で、測定メ
ニューを液晶表示装置24に表示する。この測定メニュ
ーとしては、図3に示すように、測定情報の登録処理を
行う測定情報登録ボタン31、通信状態の測定処理を行
う通信状態測定ボタン32及び測定情報を出力する情報
出力ボタン33と、測定終了表示34とを少なくとも表
示し、これらをキー入力部25を操作することにより選
択する。
【0019】次いで、ステップS2に移行して、測定情
報登録ボタン31が選択されたか否かを判定し、これが
選択されているときにはステップS3に移行して、図4
に示す周波数を個別入力するか範囲指定して自動設定す
るかを選択する登録画面を液晶表示器24に表示し、次
いでステップS4に移行して、周波数個別入力が選択さ
れたか否かを判定し、周波数個別入力が選択されたとき
には、ステップS5に移行して、測定したい周波数を個
別に入力する入力処理を行ってから後述するステップS
12に移行する。
報登録ボタン31が選択されたか否かを判定し、これが
選択されているときにはステップS3に移行して、図4
に示す周波数を個別入力するか範囲指定して自動設定す
るかを選択する登録画面を液晶表示器24に表示し、次
いでステップS4に移行して、周波数個別入力が選択さ
れたか否かを判定し、周波数個別入力が選択されたとき
には、ステップS5に移行して、測定したい周波数を個
別に入力する入力処理を行ってから後述するステップS
12に移行する。
【0020】また、ステップS4の判定結果が周波数個
別入力が選択されていないときにはステップS6に移行
し、範囲指定入力が選択されているか否かを判定し、範
囲指定入力が選択されていないときには前記ステップS
4に戻り、範囲指定入力が選択されているときにはステ
ップS7に移行する。このステップS7では、図5に示
すキー入力部25を操作して周波数の下限値を入力する
下限値入力欄35と周波数の上限値を入力する上下値入
力欄36とを備えた周波数範囲設定画面を液晶表示装置
24に表示する。
別入力が選択されていないときにはステップS6に移行
し、範囲指定入力が選択されているか否かを判定し、範
囲指定入力が選択されていないときには前記ステップS
4に戻り、範囲指定入力が選択されているときにはステ
ップS7に移行する。このステップS7では、図5に示
すキー入力部25を操作して周波数の下限値を入力する
下限値入力欄35と周波数の上限値を入力する上下値入
力欄36とを備えた周波数範囲設定画面を液晶表示装置
24に表示する。
【0021】次いで、ステップS8に移行して、周波数
範囲が入力されたか否かを判定し、これが入力されてい
ないときには前記ステップS7に戻り、周波数範囲が入
力されたときにはステップS9に移行する。このステッ
プS9では、図6に示すキー入力部25を操作して周波
数分割数を入力する周波数分割数入力欄37を有する周
波数範囲分割数設定画面を液晶表示装置24に表示す
る。
範囲が入力されたか否かを判定し、これが入力されてい
ないときには前記ステップS7に戻り、周波数範囲が入
力されたときにはステップS9に移行する。このステッ
プS9では、図6に示すキー入力部25を操作して周波
数分割数を入力する周波数分割数入力欄37を有する周
波数範囲分割数設定画面を液晶表示装置24に表示す
る。
【0022】次いで、ステップS10に移行して、分割
数が入力されたか否かを判定し、分割数が入力されてい
ないときには前記ステップS9に戻り、周波数分割数が
入力されたときにはステップS11に移行する。このス
テップS11では、図7に示すキー入力部25を操作し
て測定時間を直接入力するか又は登録されている測定時
間を選択するコンボボックス38を有する測定時間設定
画面を液晶表示装置24に表示する。
数が入力されたか否かを判定し、分割数が入力されてい
ないときには前記ステップS9に戻り、周波数分割数が
入力されたときにはステップS11に移行する。このス
テップS11では、図7に示すキー入力部25を操作し
て測定時間を直接入力するか又は登録されている測定時
間を選択するコンボボックス38を有する測定時間設定
画面を液晶表示装置24に表示する。
【0023】次いで、ステップS12に移行して、測定
時間が入力されたか否かを判定し、測定時間が入力され
ていないときには前記ステップS11に戻り、測定時間
が入力されたときにはステップS13に移行して、図8
に示す周波数情報テーブルを作成し、作成した周波数情
報テーブルを周波数情報記憶回路23に格納してから前
記ステップS1に戻る。ここで、周波数情報テーブル
は、図8に示すように、ステップS5の周波数個別入力
処理で設定した周波数又はステップS11で算出した中
心周波数を昇順又は降順に格納する周波数格納欄41
と、この周波数格納欄41に格納された各周波数に対し
て信号強度の最大値RSSImax、平均値RSSIm
e及び通信状態判断値Fを格納する測定結果格納欄42
が設定されている。
時間が入力されたか否かを判定し、測定時間が入力され
ていないときには前記ステップS11に戻り、測定時間
が入力されたときにはステップS13に移行して、図8
に示す周波数情報テーブルを作成し、作成した周波数情
報テーブルを周波数情報記憶回路23に格納してから前
記ステップS1に戻る。ここで、周波数情報テーブル
は、図8に示すように、ステップS5の周波数個別入力
処理で設定した周波数又はステップS11で算出した中
心周波数を昇順又は降順に格納する周波数格納欄41
と、この周波数格納欄41に格納された各周波数に対し
て信号強度の最大値RSSImax、平均値RSSIm
e及び通信状態判断値Fを格納する測定結果格納欄42
が設定されている。
【0024】一方、前記ステップS2の判定結果が、測
定情報登録ボタン31が選択されていないものであると
きには、ステップS15に移行して、通信状態測定ボタ
ン32が選択されているか否かを判定し、通信状態測定
ボタン32が選択されているときにはステップS16に
移行する。このステップS16では、周波数情報記憶回
路23に記憶されている周波数情報テーブルのポインタ
Pを“0”に設定し、次いでステップS16aに移行し
て、最大値RSSImax及び移動平均値RSSIme
を“0”にクリアし、次いでステップS17に移行し
て、周波数情報テーブルのポインタPに対応する周波数
fi(i=0,1,2……n)を読出し、これを周波数
シンセサイザ15のフェーズロックドループ回路16に
出力してからステップS18に移行する。
定情報登録ボタン31が選択されていないものであると
きには、ステップS15に移行して、通信状態測定ボタ
ン32が選択されているか否かを判定し、通信状態測定
ボタン32が選択されているときにはステップS16に
移行する。このステップS16では、周波数情報記憶回
路23に記憶されている周波数情報テーブルのポインタ
Pを“0”に設定し、次いでステップS16aに移行し
て、最大値RSSImax及び移動平均値RSSIme
を“0”にクリアし、次いでステップS17に移行し
て、周波数情報テーブルのポインタPに対応する周波数
fi(i=0,1,2……n)を読出し、これを周波数
シンセサイザ15のフェーズロックドループ回路16に
出力してからステップS18に移行する。
【0025】このステップS18では、ステップS12
の測定時間設定画面で設定された測定時間がセットされ
たソフトウェアタイマを起動し、次いでステップS19
に移行して、受信回路3から出力されるRSSI信号を
A/D変換器21を介して読込んでからステップS20
に移行する。このステップS20では、読込んだRSS
I信号が最大値RSSImaxを超えているか否かを判
定し、RSSI≦RSSImaxであるときには直接ス
テップS22に移行し、RSSI>RSSImaxであ
るときにはステップS21に移行して、読込んだRSS
I信号を最大値RSSImaxとして設定してからステ
ップS22に移行する。
の測定時間設定画面で設定された測定時間がセットされ
たソフトウェアタイマを起動し、次いでステップS19
に移行して、受信回路3から出力されるRSSI信号を
A/D変換器21を介して読込んでからステップS20
に移行する。このステップS20では、読込んだRSS
I信号が最大値RSSImaxを超えているか否かを判
定し、RSSI≦RSSImaxであるときには直接ス
テップS22に移行し、RSSI>RSSImaxであ
るときにはステップS21に移行して、読込んだRSS
I信号を最大値RSSImaxとして設定してからステ
ップS22に移行する。
【0026】ステップS22では、前回までの移動平均
値と今回のRSSIの値とに基づいて移動平均処理を行
って移動平均値RSSImeを算出し、次いでステップ
S23に移行して、ソフトウェアタイマがタイムアップ
したか否かを判定し、これがタイムアップしていないと
きには前記ステップS19に戻り、タイムアップしたと
きにはステップS24に移行する。このステップS24
では、最大値RSSImaxが予め設定した妨害波閾値
RSSIth1を超えているか否かを判定し、RSSI
max>RSSIth1であるときには妨害波が存在す
るものと判断してステップS25に移行して、妨害波フ
ラグFを妨害波が存在することを表す“1”にセットし
てからステップS28に移行し、RSSImax≦RS
SIth1であるときには一応妨害波が存在しないもの
と判断して、ステップS26に移行し、移動平均値RS
SImeが予め設定した妨害波閾値RSSIth2を超
えているか否かを判定し、RSSIme>RSSIth
2であるときには妨害波が存在するものと判断して前記
ステップS25に移行し、RSSIme>RSSIth
2であるときには妨害波が存在しないものと判断してス
テップS27に移行して、妨害波フラグFを“0”にリ
セットしてからステップS28に移行する。
値と今回のRSSIの値とに基づいて移動平均処理を行
って移動平均値RSSImeを算出し、次いでステップ
S23に移行して、ソフトウェアタイマがタイムアップ
したか否かを判定し、これがタイムアップしていないと
きには前記ステップS19に戻り、タイムアップしたと
きにはステップS24に移行する。このステップS24
では、最大値RSSImaxが予め設定した妨害波閾値
RSSIth1を超えているか否かを判定し、RSSI
max>RSSIth1であるときには妨害波が存在す
るものと判断してステップS25に移行して、妨害波フ
ラグFを妨害波が存在することを表す“1”にセットし
てからステップS28に移行し、RSSImax≦RS
SIth1であるときには一応妨害波が存在しないもの
と判断して、ステップS26に移行し、移動平均値RS
SImeが予め設定した妨害波閾値RSSIth2を超
えているか否かを判定し、RSSIme>RSSIth
2であるときには妨害波が存在するものと判断して前記
ステップS25に移行し、RSSIme>RSSIth
2であるときには妨害波が存在しないものと判断してス
テップS27に移行して、妨害波フラグFを“0”にリ
セットしてからステップS28に移行する。
【0027】ステップS28では、最大値RSSIma
x、移動平均値RSSIme及び妨害波フラグFを周波
数情報テーブルに格納し、次いでステップS29に移行
して、ポインタPをインクリメントしてからステップS
30に移行し、周波数情報テーブルのポインタ位置に周
波数情報が格納されているか否かを判定し、周波数情報
が格納されていないときには設定された全ての周波数に
ついて測定が終了したものと判断してステップS31に
移行し、測定メニューで測定終了表示34を活性化して
表示するように選択してから前記ステップS1に戻り、
周波数情報が格納されているときには、測定していない
周波数が存在するものとして前記ステップS16aに戻
る。
x、移動平均値RSSIme及び妨害波フラグFを周波
数情報テーブルに格納し、次いでステップS29に移行
して、ポインタPをインクリメントしてからステップS
30に移行し、周波数情報テーブルのポインタ位置に周
波数情報が格納されているか否かを判定し、周波数情報
が格納されていないときには設定された全ての周波数に
ついて測定が終了したものと判断してステップS31に
移行し、測定メニューで測定終了表示34を活性化して
表示するように選択してから前記ステップS1に戻り、
周波数情報が格納されているときには、測定していない
周波数が存在するものとして前記ステップS16aに戻
る。
【0028】さらに、前記ステップS15の判定結果
が、通信状態測定ボタン32が選択されていないもので
あるときには、ステップS32に移行して、情報出力ボ
タン33が選択されているか否かを判定し、情報出力ボ
タン33が選択されているときには、ステップS33に
移行して、周波数情報テーブルに格納されている周波数
情報をインタフェース回路26に接続された外部機器に
出力してから前記ステップS1に戻り、情報出力ボタン
33が選択されていないときには直接前記ステップS1
に戻る。
が、通信状態測定ボタン32が選択されていないもので
あるときには、ステップS32に移行して、情報出力ボ
タン33が選択されているか否かを判定し、情報出力ボ
タン33が選択されているときには、ステップS33に
移行して、周波数情報テーブルに格納されている周波数
情報をインタフェース回路26に接続された外部機器に
出力してから前記ステップS1に戻り、情報出力ボタン
33が選択されていないときには直接前記ステップS1
に戻る。
【0029】この図2の処理において、ステップS3〜
S14,S16,16a,S17及びS29の処理が周
波数設定手段に対応し、ステップS18〜S30の処理
が受信信号変化測定手段に対応し、この内ステップS1
9の処理とリミッタアンプ9とが受信信号強度検出手段
に対応し、ステップS31及びS32の処理が外部出力
手段に対応している。次に、上記実施形態の動作を説明
する。
S14,S16,16a,S17及びS29の処理が周
波数設定手段に対応し、ステップS18〜S30の処理
が受信信号変化測定手段に対応し、この内ステップS1
9の処理とリミッタアンプ9とが受信信号強度検出手段
に対応し、ステップS31及びS32の処理が外部出力
手段に対応している。次に、上記実施形態の動作を説明
する。
【0030】例えば、冷蔵庫、空調機等の家電製品やコ
ンピュータ及びその周辺機器等にISM帯を使用して周
波数ホッピングを行う近距離無線通信装置を内装し、こ
れらを所望位置に設置する際に、その設置位置における
近距離無線通信装置の通信状態を通信状態測定装置1で
測定する。この通信状態の測定は、先ず、近距離無線通
信装置を内装した機器の設置位置に通信状態測定装置1
を配置し、この状態で、図示しない電源スイッチをオン
状態とすることにより、図2の周波数情報測定処理が開
始される。
ンピュータ及びその周辺機器等にISM帯を使用して周
波数ホッピングを行う近距離無線通信装置を内装し、こ
れらを所望位置に設置する際に、その設置位置における
近距離無線通信装置の通信状態を通信状態測定装置1で
測定する。この通信状態の測定は、先ず、近距離無線通
信装置を内装した機器の設置位置に通信状態測定装置1
を配置し、この状態で、図示しない電源スイッチをオン
状態とすることにより、図2の周波数情報測定処理が開
始される。
【0031】この周波数情報測定処理では、先ず、図3
に示す測定メニューが液晶表示器23に表示され、この
測定メニューから測定情報登録ボタン31を選択するこ
とにより、測定周波数情報の設定を行う。このとき、近
距離無線通信装置で使用するホッピング周波数が既知で
ある場合には、図4の登録画面で周波数個別入力を選択
することにより、ステップS5に移行して、既知のホッ
ピング周波数を順次入力する。
に示す測定メニューが液晶表示器23に表示され、この
測定メニューから測定情報登録ボタン31を選択するこ
とにより、測定周波数情報の設定を行う。このとき、近
距離無線通信装置で使用するホッピング周波数が既知で
ある場合には、図4の登録画面で周波数個別入力を選択
することにより、ステップS5に移行して、既知のホッ
ピング周波数を順次入力する。
【0032】一方、ホッピング周波数が既知でない場合
には、使用する周波数帯を予想して、周波数範囲を設定
し、これに対する分割数を設定することにより、各分割
周波数帯の中心周波数を算出する。その後、各周波数で
の測定時間を設定することにより、図8に示す周波数情
報テーブルが作成され、これが周波数情報記憶回路23
に格納される。以上の周波数登録処理が終了すると、ス
テップS1に戻って測定メニューが表示されるので、こ
の測定メニューから通信状態測定ボタン32を選択する
ことにより、各周波数毎の通信状態の測定が開始され
る。
には、使用する周波数帯を予想して、周波数範囲を設定
し、これに対する分割数を設定することにより、各分割
周波数帯の中心周波数を算出する。その後、各周波数で
の測定時間を設定することにより、図8に示す周波数情
報テーブルが作成され、これが周波数情報記憶回路23
に格納される。以上の周波数登録処理が終了すると、ス
テップS1に戻って測定メニューが表示されるので、こ
の測定メニューから通信状態測定ボタン32を選択する
ことにより、各周波数毎の通信状態の測定が開始され
る。
【0033】この通信状態の測定では、先ず、周波数情
報テーブルのポインタPが“0”に設定されると共に、
最大値RSSImaxも“0”にクリアされる。この状
態で、周波数情報テーブルのポインタP位置即ち初段の
周波数f0を読出し、この周波数を周波数シンセサイザ
15のフェーズロックドループ回路16に出力すること
により、受信回路3が該当周波数f0で変調された受信
信号を受信可能な状態となる。
報テーブルのポインタPが“0”に設定されると共に、
最大値RSSImaxも“0”にクリアされる。この状
態で、周波数情報テーブルのポインタP位置即ち初段の
周波数f0を読出し、この周波数を周波数シンセサイザ
15のフェーズロックドループ回路16に出力すること
により、受信回路3が該当周波数f0で変調された受信
信号を受信可能な状態となる。
【0034】このときに、ステップS12の測定時間設
定画面で設定した測定時間にセットされたソフトウェア
タイマが起動される。この状態で、受信回路3のリミッ
タアンプ9から出力されるRSSI信号を読込み(ステ
ップS19)、受信信号がない場合にはRSSI信号の
レベルが“0”となるが、受信信号強度が小さい場合に
はRSSI信号も小さい値となるが、ステップS16の
処理で最大値RSSImaxが“0”にクリアされてい
るので、今回読込んだRSSI信号が最大値RSSIm
axに設定され(ステップS21)、次いで移動平均値
RSSImeが算出される(ステップS22)。
定画面で設定した測定時間にセットされたソフトウェア
タイマが起動される。この状態で、受信回路3のリミッ
タアンプ9から出力されるRSSI信号を読込み(ステ
ップS19)、受信信号がない場合にはRSSI信号の
レベルが“0”となるが、受信信号強度が小さい場合に
はRSSI信号も小さい値となるが、ステップS16の
処理で最大値RSSImaxが“0”にクリアされてい
るので、今回読込んだRSSI信号が最大値RSSIm
axに設定され(ステップS21)、次いで移動平均値
RSSImeが算出される(ステップS22)。
【0035】そして、上記ステップS19〜ステップS
22の処理がソフトウェアタイマがタイムアップするま
で継続され、設定した測定時間が経過してソフトウェア
タイマがタイムアップすると、測定時間内の最大値RS
SImaxが異常閾値RSSIth1以下で且つ移動平
均値RSSImeが異常閾値RSSIth2以下である
ときには妨害波の影響が少なく通信状態が良好であるも
のと判断して通信状態フラグ“0”に設定する(ステッ
プS27)。
22の処理がソフトウェアタイマがタイムアップするま
で継続され、設定した測定時間が経過してソフトウェア
タイマがタイムアップすると、測定時間内の最大値RS
SImaxが異常閾値RSSIth1以下で且つ移動平
均値RSSImeが異常閾値RSSIth2以下である
ときには妨害波の影響が少なく通信状態が良好であるも
のと判断して通信状態フラグ“0”に設定する(ステッ
プS27)。
【0036】また、最大値RSSImaxが異常閾値R
SSIth1を超えているとき及び/又は移動平均値R
SSImeが異常閾値RSSIth2を超えているとき
には妨害波の影響が大きく通信状態が不良であると判断
して通信状態フラグFを“1”にセットする(ステップ
S25)。次いで、最大値RSSImax、移動平均値
RSSIme及び通信状態フラグFを周波数情報記憶回
路23に格納されている周波数情報テーブルにおけるポ
インタP位置の測定結果格納欄42に格納する(ステッ
プS28)。
SSIth1を超えているとき及び/又は移動平均値R
SSImeが異常閾値RSSIth2を超えているとき
には妨害波の影響が大きく通信状態が不良であると判断
して通信状態フラグFを“1”にセットする(ステップ
S25)。次いで、最大値RSSImax、移動平均値
RSSIme及び通信状態フラグFを周波数情報記憶回
路23に格納されている周波数情報テーブルにおけるポ
インタP位置の測定結果格納欄42に格納する(ステッ
プS28)。
【0037】その後、ポインタPをインクリメントし、
周波数情報テーブルのポインタP位置に周波数情報が格
納されている場合には、前記ステップS17に戻って、
該当する周波数f1を周波数シンセサイザ15のフェー
ズロックドループ回路16に出力して、受信回路3を周
波数f1で変調された受信信号を受信可能な状態とし
て、上記と同様に最大値RSSImax、移動平均値R
SSIme及び通信状態フラグFを測定して、その測定
結果を周波数情報テーブルに格納する。
周波数情報テーブルのポインタP位置に周波数情報が格
納されている場合には、前記ステップS17に戻って、
該当する周波数f1を周波数シンセサイザ15のフェー
ズロックドループ回路16に出力して、受信回路3を周
波数f1で変調された受信信号を受信可能な状態とし
て、上記と同様に最大値RSSImax、移動平均値R
SSIme及び通信状態フラグFを測定して、その測定
結果を周波数情報テーブルに格納する。
【0038】以下、同様に設定された各周波数について
通信状態を測定し、最後の周波数fnについて測定が終
了すると、ステップS29でポインタPがインクリメン
トされたときに、周波数情報テーブルの該当するポイン
タP位置に周波数情報が格納されていないので、ステッ
プS31に移行して、測定メニューの測定終了表示を活
性化させてから前記ステップS1に戻る。このため、液
晶表示装置24に測定終了表示34が活性化された測定
メニューが表示されることにより、使用者が通信状態の
測定が終了したことを視認することができる。
通信状態を測定し、最後の周波数fnについて測定が終
了すると、ステップS29でポインタPがインクリメン
トされたときに、周波数情報テーブルの該当するポイン
タP位置に周波数情報が格納されていないので、ステッ
プS31に移行して、測定メニューの測定終了表示を活
性化させてから前記ステップS1に戻る。このため、液
晶表示装置24に測定終了表示34が活性化された測定
メニューが表示されることにより、使用者が通信状態の
測定が終了したことを視認することができる。
【0039】この状態で、測定メニューから情報出力ボ
タン33を選択することにより、周波数情報記憶回路2
3に記憶されている周波数情報テーブルの格納情報がイ
ンタフェース回路26を介して外部のプリンタやディス
プレイ等の出力装置27に出力されて、この出力装置2
7で周波数情報を印刷又は表示することができる。そし
て、通信状態測定装置1での測定結果で妨害波が存在す
る周波数が、設置する機器に内装された近距離無線通信
装置の周波数ホッピングパターンに含まれている場合に
は、該当するホッピング周波数でのデータ送受信をスキ
ップするように設定することにより、データ通信効率を
向上させることができる。
タン33を選択することにより、周波数情報記憶回路2
3に記憶されている周波数情報テーブルの格納情報がイ
ンタフェース回路26を介して外部のプリンタやディス
プレイ等の出力装置27に出力されて、この出力装置2
7で周波数情報を印刷又は表示することができる。そし
て、通信状態測定装置1での測定結果で妨害波が存在す
る周波数が、設置する機器に内装された近距離無線通信
装置の周波数ホッピングパターンに含まれている場合に
は、該当するホッピング周波数でのデータ送受信をスキ
ップするように設定することにより、データ通信効率を
向上させることができる。
【0040】また、近距離無線通信装置の周波数ホッピ
ングパターンに含まれる周波数の多くに妨害波が存在す
る場合には、近距離無線通信装置の周波数ホッピングパ
ターンを変更するか又は新たな設置位置を検討し、新た
な設置位置で同様の通信状態測定を行うか若しくは妨害
波を発生している電子レンジ等の家電製品の設置位置を
変更して再度通信状態測定を行う。なお、上記実施形態
においては、通信状態測定装置1が電磁波の受信機能の
みを有する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、図9に示すように、リミッタアンプ9の
出力側に検波回路10を有する受信回路3と、送信回路
4とをアンテナ2に接続された送受信切換回路51に接
続すると共に、検波回路10から出力される復調信号を
ベースバンド処理装置52に供給し、且つベースバンド
処理装置52から出力される送信データをローバスフィ
ルタ18を介して周波数シンセサイザ15の電圧制御型
発振器19に供給すると共に、同様にベースバンド処理
部52から出力されるホッピング周波数を周波数シンセ
サイザ15のフェーズロックドループ回路16に供給し
て、電圧制御型発信器19から出力される送信信号を送
信回路4のバンドパスフィルタ13に供給して、このバ
ンドパスフィルタ13のフィルタ出力をパワーアンプ1
4で増幅して送受信切換回路51を介してアンテナ2か
ら送信するように構成することにより、近距離無線通信
機能を持たせることもできる。
ングパターンに含まれる周波数の多くに妨害波が存在す
る場合には、近距離無線通信装置の周波数ホッピングパ
ターンを変更するか又は新たな設置位置を検討し、新た
な設置位置で同様の通信状態測定を行うか若しくは妨害
波を発生している電子レンジ等の家電製品の設置位置を
変更して再度通信状態測定を行う。なお、上記実施形態
においては、通信状態測定装置1が電磁波の受信機能の
みを有する場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、図9に示すように、リミッタアンプ9の
出力側に検波回路10を有する受信回路3と、送信回路
4とをアンテナ2に接続された送受信切換回路51に接
続すると共に、検波回路10から出力される復調信号を
ベースバンド処理装置52に供給し、且つベースバンド
処理装置52から出力される送信データをローバスフィ
ルタ18を介して周波数シンセサイザ15の電圧制御型
発振器19に供給すると共に、同様にベースバンド処理
部52から出力されるホッピング周波数を周波数シンセ
サイザ15のフェーズロックドループ回路16に供給し
て、電圧制御型発信器19から出力される送信信号を送
信回路4のバンドパスフィルタ13に供給して、このバ
ンドパスフィルタ13のフィルタ出力をパワーアンプ1
4で増幅して送受信切換回路51を介してアンテナ2か
ら送信するように構成することにより、近距離無線通信
機能を持たせることもできる。
【0041】また、上記実施形態においては、受信回路
3をバンドパスフィルタ5、ローノイズアンプ6、ミキ
サ7、バンドパスフィルタ8及びリミッタアンプ9で構
成した近距離無線通信装置の受信回路に相当する構成と
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、ISM帯の所望とする周波数の受信信号を受信
可能に構成されていれば任意の受信回路を適用すること
ができる。さらに、上記実施形態においては、通信状態
測定装置1で測定した測定結果が外部の出力装置27に
出力して印刷又は表示する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、内蔵する液晶表示装置2
4で測定結果を表示するようにしてもよい。
3をバンドパスフィルタ5、ローノイズアンプ6、ミキ
サ7、バンドパスフィルタ8及びリミッタアンプ9で構
成した近距離無線通信装置の受信回路に相当する構成と
した場合について説明したが、これに限定されるもので
はなく、ISM帯の所望とする周波数の受信信号を受信
可能に構成されていれば任意の受信回路を適用すること
ができる。さらに、上記実施形態においては、通信状態
測定装置1で測定した測定結果が外部の出力装置27に
出力して印刷又は表示する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、内蔵する液晶表示装置2
4で測定結果を表示するようにしてもよい。
【0042】さらにまた、上記実施形態においては、設
定した周波数での通信状態の測定が終了したときに、測
定終了表示を行う場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、測定が終了したときに警告音又は
測定終了を表す音声を放声するようにようにしてもよ
い。なおさらに、上記実施形態においては、各周波数毎
に最大値RSSImax、移動平均値RSSImeを測
定する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、最大値RSSImax又は移動平均値RSS
Imeの測定を省略するようにしてもよく、さらには移
動平均値RSSImeに代えて、単純平均値を算出する
ようにしてもよい。また、RSSI信号が予め設定した
信号強度閾値を超える回数を測定し、測定回数に基づい
て妨害波の有無を判断するようにしてもよい。
定した周波数での通信状態の測定が終了したときに、測
定終了表示を行う場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、測定が終了したときに警告音又は
測定終了を表す音声を放声するようにようにしてもよ
い。なおさらに、上記実施形態においては、各周波数毎
に最大値RSSImax、移動平均値RSSImeを測
定する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、最大値RSSImax又は移動平均値RSS
Imeの測定を省略するようにしてもよく、さらには移
動平均値RSSImeに代えて、単純平均値を算出する
ようにしてもよい。また、RSSI信号が予め設定した
信号強度閾値を超える回数を測定し、測定回数に基づい
て妨害波の有無を判断するようにしてもよい。
【0043】さらに、測定する周波数の設定について
も、上記実施形態に限定されるものではなく、近距離無
線通信装置が設定された周波数ホッピングパターンに使
用する周波数情報を出力可能に構成されている場合に
は、その周波数情報を読込んで周波数情報テーブルを作
成するようにしてもよく、その他任意の周波数設定方式
を採用することができる。さらにまた、上記実施形態に
おいては、演算処理回路22で図2の処理を行うことに
より、ソフトウェアで通信状態の判断を行うようにした
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、比較器、演算器等の電子回路を使用したハードウェ
アで通信状態の判断を行うようにしてもよい。
も、上記実施形態に限定されるものではなく、近距離無
線通信装置が設定された周波数ホッピングパターンに使
用する周波数情報を出力可能に構成されている場合に
は、その周波数情報を読込んで周波数情報テーブルを作
成するようにしてもよく、その他任意の周波数設定方式
を採用することができる。さらにまた、上記実施形態に
おいては、演算処理回路22で図2の処理を行うことに
より、ソフトウェアで通信状態の判断を行うようにした
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、比較器、演算器等の電子回路を使用したハードウェ
アで通信状態の判断を行うようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は7に
係る発明によれば、設定した所望の周波数の受信信号を
受信手段で受信し、受信した受信信号の信号強度を検出
し、所定測定時間での受信信号強度の変化を測定し、測
定した測定データと受信周波数とを対応付けして記憶す
るようにしたので、ISM帯に含まれる任意の周波数の
信号強度変化から妨害波の存在を正確に測定することが
できるという効果が得られる。
係る発明によれば、設定した所望の周波数の受信信号を
受信手段で受信し、受信した受信信号の信号強度を検出
し、所定測定時間での受信信号強度の変化を測定し、測
定した測定データと受信周波数とを対応付けして記憶す
るようにしたので、ISM帯に含まれる任意の周波数の
信号強度変化から妨害波の存在を正確に測定することが
できるという効果が得られる。
【0045】また、請求項2又は8に係る発明によれ
ば、上記請求項1又は7に係る発明の構成に加えて、記
憶した周波数及び測定データを外部に出力するようにし
たので、プリンタやディスプレイ等の出力装置を接続す
ることにより、測定結果を容易に視認することができる
と共に、測定結果を利用してISM帯を使用する近距離
無線通信装置における周波数ホッピングパターンの生成
や妨害波の発生している周波数をスキップする設定を容
易に行うことができる。
ば、上記請求項1又は7に係る発明の構成に加えて、記
憶した周波数及び測定データを外部に出力するようにし
たので、プリンタやディスプレイ等の出力装置を接続す
ることにより、測定結果を容易に視認することができる
と共に、測定結果を利用してISM帯を使用する近距離
無線通信装置における周波数ホッピングパターンの生成
や妨害波の発生している周波数をスキップする設定を容
易に行うことができる。
【0046】さらに、請求項3に係る発明によれば、任
意の周波数範囲を任意に分割した分割周波数幅の中心周
波数を容易に設定することができ、受信回路で受信する
周波数の設定を容易に行うことができるという効果が得
られる。さらにまた、請求項4又は9に係る発明によれ
ば、受信信号強度の最大値を測定するようにしているの
で、妨害波の有無を容易に判断することができるという
効果が得られる。
意の周波数範囲を任意に分割した分割周波数幅の中心周
波数を容易に設定することができ、受信回路で受信する
周波数の設定を容易に行うことができるという効果が得
られる。さらにまた、請求項4又は9に係る発明によれ
ば、受信信号強度の最大値を測定するようにしているの
で、妨害波の有無を容易に判断することができるという
効果が得られる。
【0047】なおさらに、請求項5又は10に係る発明
によれば、受信信号強度の平均値を測定するようにして
いるので、この平均値から妨害波の有無を容易に判断す
ることができるという効果が得られる。また、請求項6
又は11に係る発明によれば、受信信号強度が信号強度
閾値を超えているか否かを測定するようにしたので、受
信信号強度が信号強度閾値を超える回数に基づいて妨害
波の有無を容易に判断することができるという効果が得
られる。
によれば、受信信号強度の平均値を測定するようにして
いるので、この平均値から妨害波の有無を容易に判断す
ることができるという効果が得られる。また、請求項6
又は11に係る発明によれば、受信信号強度が信号強度
閾値を超えているか否かを測定するようにしたので、受
信信号強度が信号強度閾値を超える回数に基づいて妨害
波の有無を容易に判断することができるという効果が得
られる。
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の演算処理回路で実行する周波数情報測定
処理手順の一例を示すフローチャートである。
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】測定メニューを示す説明図である。
【図4】登録画面を示す説明図である。
【図5】周波数範囲設定画面を示す説明図である。
【図6】周波数範囲分割数設定画面を示す説明図であ
る。
る。
【図7】測定時間設定画面を示す説明図である。
【図8】周波数情報テーブルを示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
る。
1 通信状態測定装置
2 アンテナ
3 受信回路
15 周波数シンセサイザ
20 信号処理回路
21 A/D変換器
22 演算処理回路
23 周波数情報記憶回路
24 液晶表示装置
25 キー入力部
26 インタフェース回路
27 出力装置
Claims (11)
- 【請求項1】 ISM帯を使用する無線通信機器での通
信状態を測定する通信状態測定装置であって、 ISM帯の電磁波を受信する受信手段と、該受信手段で
受信する受信信号の周波数を設定する周波数設定手段
と、前記受信手段で受信した受信信号の受信信号強度を
検出する受信信号強度検出手段と、該受信信号強度検出
手段で検出した受信信号強度の所定測定時間での変化を
測定して測定データを出力する受信信号変化測定手段
と、前記周波数設定手段で設定した周波数と前記受信信
号変化測定手段で測定した測定データとを対応づけして
記憶する通信状態記憶手段とを備えたことを特徴とする
通信状態測定装置。 - 【請求項2】 ISM帯を使用する無線通信機器での通
信状態を測定する通信状態測定装置であって、 ISM帯の電磁波を受信する受信手段と、該受信手段で
受信する受信信号の周波数を設定する周波数設定手段
と、前記受信手段で受信した受信信号の受信信号強度を
検出する受信信号強度検出手段と、該受信信号強度検出
手段で検出した受信信号強度の所定測定時間での変化を
測定して測定データを出力する受信信号変化測定手段
と、前記周波数設定手段で設定した周波数と前記受信信
号変化測定手段で測定した測定データとを対応づけして
記憶する通信状態記憶手段と、該通信状態記憶手段に記
憶した周波数及び測定データとを外部に出力する外部出
力手段とを備えたことを特徴とする通信状態測定装置。 - 【請求項3】 前記周波数幅設定手段は、ISM帯の任
意の測定周波数範囲を設定し、設定した測定周波数範囲
を任意の周波数幅で分割して、各分割周波数幅の中心周
波数を所定時間毎に受信手段に設定するように構成され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信状
態測定装置。 - 【請求項4】 前記受信信号変化測定手段は、受信信号
強度検出手段で検出した受信信号強度の最大値を測定す
るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至
3の何れかに記載の通信状態測定装置。 - 【請求項5】 前記受信信号変化測定手段は、受信信号
強度検出手段で検出した受信信号強度の平均値を測定す
るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至
4の何れかに記載の通信状態測定装置。 - 【請求項6】 前記受信信号変化測定手段は、受信信号
強度検出手段で検出した受信信号強度が信号強度閾値を
超えているか否かを測定するように構成されていること
を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の通信状態
測定装置。 - 【請求項7】 ISM帯を使用する無線通信機器での通
信状態を測定する通信状態測定方法であって、 ISM帯における所望の周波数の電磁波を受信手段で受
信するステップと、受信した受信信号の信号強度を検出
するステップと、検出した信号強度の所定測定時間での
変化を測定するステップと、測定した信号強度変化と前
記所定周波数幅とを対応づけして記憶テーブルに格納す
るステップとを備えたことを特徴とする通信状態測定方
法。 - 【請求項8】 ISM帯を使用する無線通信機器での通
信状態を測定する通信状態測定方法であって、 ISM帯における所望の周波数の電磁波を受信手段で受
信するステップと、受信した受信信号の信号強度を検出
するステップと、検出した信号強度の所定測定時間での
変化を測定するステップと、測定結果と前記所定周波数
と対応付けして記憶テーブルに格納するステップと、上
記各ステップを周波数を変更しながら繰り返した後に、
前記記憶テーブルに格納された測定結果と周波数とを外
部に出力するステップとを備えたことを特徴とする通信
状態測定方法。 - 【請求項9】 前記信号強度の所定測定時間での変化と
して最大値を測定するようにしたことを特徴とする請求
項7又は8に記載の通信状態測定方法。 - 【請求項10】 前記信号強度の所定測定時間での変化
として平均値を測定するようにしたことを特徴とする請
求項7乃至9の何れかに記載の通信状態測定方法。 - 【請求項11】 前記信号強度の所定即時間での変化と
して受信信号強度が信号強度閾値を超えているか否かを
測定するようにしたことを特徴とする請求項7乃至10
の何れかに記載の通信状態測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340747A JP2003143059A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 通信状態測定装置及び通信状態測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001340747A JP2003143059A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 通信状態測定装置及び通信状態測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143059A true JP2003143059A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19154896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001340747A Withdrawn JP2003143059A (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 通信状態測定装置及び通信状態測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143059A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007075626A (ja) * | 2006-10-25 | 2007-03-29 | Seiko Epson Corp | 流体輸送装置、通信装置、吐出データ処理装置およびプログラム |
JP2007075627A (ja) * | 2006-10-25 | 2007-03-29 | Seiko Epson Corp | 流体輸送装置、通信装置、吐出データ処理装置およびプログラム |
JP2008286196A (ja) * | 2008-05-13 | 2008-11-27 | Seiko Epson Corp | 通信装置 |
JP2009526492A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムにおける干渉を検出するための方法および装置 |
US8251954B2 (en) | 2005-04-27 | 2012-08-28 | Seiko Epson Corporation | Fluid transportation system and method of setting fluid ejection amount |
CN104539326A (zh) * | 2009-07-09 | 2015-04-22 | 日本电信电话株式会社 | 无线通信方法、无线通信系统、无线基站以及无线终端站 |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340747A patent/JP2003143059A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8251954B2 (en) | 2005-04-27 | 2012-08-28 | Seiko Epson Corporation | Fluid transportation system and method of setting fluid ejection amount |
JP2009526492A (ja) * | 2006-02-06 | 2009-07-16 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムにおける干渉を検出するための方法および装置 |
JP2007075626A (ja) * | 2006-10-25 | 2007-03-29 | Seiko Epson Corp | 流体輸送装置、通信装置、吐出データ処理装置およびプログラム |
JP2007075627A (ja) * | 2006-10-25 | 2007-03-29 | Seiko Epson Corp | 流体輸送装置、通信装置、吐出データ処理装置およびプログラム |
JP2008286196A (ja) * | 2008-05-13 | 2008-11-27 | Seiko Epson Corp | 通信装置 |
CN104539326A (zh) * | 2009-07-09 | 2015-04-22 | 日本电信电话株式会社 | 无线通信方法、无线通信系统、无线基站以及无线终端站 |
CN104539326B (zh) * | 2009-07-09 | 2019-02-22 | 日本电信电话株式会社 | 无线通信方法、无线通信系统、无线基站以及无线终端站 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2503344B2 (ja) | マイクロ波検出器 | |
US20080132283A1 (en) | Mobile station that provides feedback indicative of whether it is being properly held | |
US20130225084A1 (en) | Method and system for a continuing scan in a bluetooth wireless system | |
JP2003143059A (ja) | 通信状態測定装置及び通信状態測定方法 | |
JP2000013282A (ja) | デュアルバンド送受信回路 | |
EP2765440B1 (en) | Moving body detector | |
CN104617969B (zh) | 具有占空比控制器的信号接收器 | |
WO2000004659A2 (en) | Radio communications unit | |
JPH11355178A (ja) | 周波数ホッピング方式を用いた無線通信装置 | |
US20060217097A1 (en) | Method and apparatus for radio communications in a wireless local area network | |
KR20040103082A (ko) | 이동통신 단말기의 전자파 처리장치 및 처리방법 | |
JP2000244421A (ja) | 無線通信装置、無線通信装置の受信方法および記録媒体 | |
JP4466679B2 (ja) | 受信機 | |
JP3760705B2 (ja) | 無線通信機 | |
JP2540093B2 (ja) | Afc回路 | |
JP2009141899A (ja) | 受信信号強度モニタ装置 | |
JP5552824B2 (ja) | 無線送信機、無線受信機および無線送受信システム | |
JPH028446Y2 (ja) | ||
JP2000224105A (ja) | 移動体通信装置の送信電力制御装置、及び前記移動体通信装置を用いた通信システム | |
JP5369220B2 (ja) | 無線受信装置 | |
JPH114177A (ja) | 電界測定方式 | |
JP3004362U (ja) | 無線通信機 | |
JPH07240695A (ja) | ラジオ受信機 | |
CN101800563A (zh) | 无线收发方法及应用其的无线收发装置 | |
JP4768568B2 (ja) | アンテナモジュールおよび受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050201 |