JP2003142362A - 半導体製造システムの情報処理装置 - Google Patents

半導体製造システムの情報処理装置

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JP2003142362A
JP2003142362A JP2001340763A JP2001340763A JP2003142362A JP 2003142362 A JP2003142362 A JP 2003142362A JP 2001340763 A JP2001340763 A JP 2001340763A JP 2001340763 A JP2001340763 A JP 2001340763A JP 2003142362 A JP2003142362 A JP 2003142362A
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manufacturing system
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processing apparatus
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Noriyuki Morita
敬之 森田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造システム内の製造装置の稼働状況
の経時変化を、製造装置の稼動率を低下させることな
く、しかも系統的に求める。 【解決手段】 製造装置における製造条件の変化を参照
すると共に、測定装置が取得した測定データの変化を参
照する情報取得手段と、前記参照された製造条件の変化
と前記測定データの変化とを互いに関連づけて、前記半
導体製造システムの保守管理用データベースを構築する
データベース構築手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造システ
ムに適用される半導体製造システムの情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造システムにおいては、製造装
置の保守及び管理のために、その稼働状況の良否が定期
的又は必要に応じて検査される。この検査の結果、稼動
状況の不良が認められると、管理者は、製造装置の不具
合箇所を推定するなどして、修理体制を整える。
【0003】現在、製造装置の稼働状況の検査は、次の
ようにして行われる。先ず、製造装置の稼動を一時的に
停止させ、その製造装置に検査用ウエハをセットして試
験的に半導体プロセスを施す。その後、そのプロセス後
の検査用ウエハの良否を測定装置とコンピュータとから
なる検査装置により検査する。この検査用ウエハの良否
により、製造装置の稼働状況の良否が推測される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、半導
体製造技術の急激な進歩に伴い、半導体プロセスや検査
工程が複雑化されつつある。このように複雑化すると、
製造装置に対して設定され得る製造条件などが多様化す
るので、検査用ウエハの良否だけから製造装置の稼働状
況の良否を判断することは難しくなる。
【0005】しかしながら依然として半導体の製造現場
では、製造装置の稼働状況の良否の判断は、検査装置の
出力する良否の結果と管理者の経験に依存している。ま
た、上記した製造装置の稼働状況の検査は、製品ウエハ
に代わる検査用ウエハを要すので、製造装置の稼動を一
時停止させなければ行うことはできない。特に、製造装
置の1つである露光装置については、その稼働率が僅か
でも低下すると半導体製造システムのスループットが低
下し、製品の製造コストが著しく増大する。
【0006】したがって、製造装置の稼働状況の検査の
頻度は、低く抑えざるを得ない。このため、現在は、製
造装置の不具合が実際に発生するより前にその兆候を見
いだす、所謂「予防保守」を行うことは極めて困難であ
る。そこで本発明は、以上の問題に鑑みてなされたもの
で、製造装置の稼働状況の経時変化を、製造装置の稼動
率を低下させることなく、しかも系統的に求めることを
可能とする半導体製造システムの情報処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
製造システムの情報処理装置は、ウエハに対し所定の半
導体プロセスを施す製造装置と、前記半導体プロセスの
施されたウエハを測定する測定装置と、前記製造装置に
おける製造条件の変化を参照すると共に、前記測定装置
が取得した測定データの変化を参照する情報取得手段
と、前記参照された製造条件の変化と前記測定データの
変化とを互いに関連づけて、前記半導体製造システムの
保守管理用データベースを構築するデータベース構築手
段とを備えたことを特徴とする。
【0008】この保守管理用データベースによれば、製
造装置の稼働状況の経時変化を、製造装置の稼動率を低
下させることなく、しかも系統的に求めることが可能と
なる。請求項2に記載の半導体製造システムの情報処理
装置は、請求項1に記載の半導体製造システムの情報処
理装置において、更に、前記保守管理用データベースに
基づいて、前記製造装置の稼動状況の経時変化を求める
経時変化算出手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の半導体製造システムの情
報処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の半導体製
造システムの情報処理装置において、前記半導体製造シ
ステムには、2種以上の前記測定装置が備えられ、前記
経時変化算出手段は、前記2種以上の測定装置からそれ
ぞれ取得される測定データが同様の変化を示している期
間には、その変化が前記製造装置の稼働状況の経時変化
を示しているとみなすことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の半導体製造システムの情
報処理装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
の半導体製造システムの情報処理装置において、前記情
報取得手段は、更に、前記測定装置における測定条件の
変化を参照し、前記データベース構築手段は、前記製造
条件の変化と前記測定データの変化とに、更に前記測定
条件の変化を関連づけて前記保守管理用データベースを
構築することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の半導体製造システムの情
報処理装置は、請求項1〜請求項4に記載の半導体製造
システムの情報処理装置において、更に、前記保守管理
用データベースに基づいて、前記測定装置の稼働状況の
経時変化を求める経時変化算出手段を備えたことを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について説明する。
【0013】<第1実施形態>図1、図2に基づいて本
発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施
形態の半導体製造システム1の構成を説明する図であ
る。
【0014】本実施形態の半導体製造システム1は、ホ
ストコンピュータ11、製造部12、検査部13からな
る。製造部12には、製造装置12A、製造装置12
B、及び、それら製造装置を制御するコンピュータ12
1が備えられる。製造装置12A、12Bは、搬送され
る複数のウエハW0,W1,W2,・・・に対し順次所
定の半導体プロセスを施す各種の半導体製造装置、すな
わち、露光装置(ステッパー、アライナー)や、コータ
デベロッパなどである。
【0015】コンピュータ121は、少なくとも、製造
装置12A、12Bに設定されるプロセスの種類などの
「製造条件」を管理するコンピュータである。なお、後
述する保守管理用データベースをより詳細化するため
に、管理される製造条件には、製造装置12A、12B
に対する設定値だけでなく、製造装置12A、12B内
の各センサにより実測された実測値が含まれることが好
ましい。
【0016】また、製造条件の管理は、時系列順、及び
/又は、ウエハWiの番号iによって行われる。なお、
製造装置の種類によっては(露光装置など)、製造条件
は、ウエハWiの各ショットSj毎に設定される。この
場合、ウエハWiの番号iだけでなく、ウエハWiの番
号i及びショットSjの位置jによって管理される。
【0017】測定部13には、測定装置13A、測定装
置13B、及び、それら測定装置を個別に制御するコン
ピュータ131A、コンピュータ131Bが備えられ
る。測定装置13A、13Bは、製造部12から搬送さ
れる複数のウエハW0,W1,W2,・・・に対し、順
次測定を行う測定装置、すなわち、ミクロ測定装置や、
マクロ測定装置などである。
【0018】ここで、ミクロ測定装置は、ウエハWiに
照射された光の反射光に基づいて、ウエハWiの一部の
拡大画像を取得するものであり、一般に、自動線幅測定
装置、パターン座標測定装置、重ね合わせ測定装置など
の検査装置に使用されるものである(例えば、特開平7
−151514号公報など)。また、マクロ測定装置
は、ウエハWiに照射された光の反射光(反射回折光)
に基づいてウエハWの全体の画像を取得するものである
(例えば、特開平11−72443号公報など)。
【0019】コンピュータ131Aは、少なくとも、測
定装置13Aに設定される「測定条件」と、測定装置1
3Aから得られた「測定データ」とを管理するコンピュ
ータである。コンピュータ131Bは、少なくとも、測
定装置13Bに設定される「測定条件」と、測定装置1
3Bから得られた「測定データ」とを管理するコンピュ
ータである。
【0020】なお、これらの測定条件には、例えば、測
定装置13A、測定装置13Bそれぞれにおける測定時
の照明光の強度、測定時のフォーカスずれ量、測定時の
光軸のウエハWiに対する傾斜角度(ステージのチルト
角度)などが含まれることが好ましい。また、これらの
測定条件には、測定装置13A、13Bに対する設定値
だけでなく、測定装置13A、13B内の各センサによ
り実測された実測値が含まれることが好ましい。
【0021】また、後述する保守管理用データベースを
より詳細化するために、測定データは、ウエハWiの良
否を示す結果ではなく、ウエハWiの状態を示すデータ
それ自体であることが好ましい。また、測定条件及び測
定データなどの情報の管理は、時系列順、及び/又は、
ウエハWiの番号iによって行われる。
【0022】なお、測定装置の種類によっては(ミクロ
測定装置など)、これら情報は、ウエハWi内の各ショ
ットSj毎に得られる。この場合、ウエハWiの番号i
だけでなく、ウエハWiの番号i及びショットSjの位
置jによって、管理される。そして、以上説明したコン
ピュータ121、コンピュータ131A,131Bは、
ホストコンピュータ11に接続される。
【0023】ホストコンピュータ11は、一般に、製造
部12におけるプロセス種類の管理、測定部13におけ
る測定内容の管理などを行うために備えられるコンピュ
ータである。但し、本実施形態におけるホストコンピュ
ータ11は、さらに、半導体製造システム1の稼動中
に、コンピュータ121の認識している各製造条件、及
びコンピュータ131A,131Bの認識している各測
定条件、各測定データを収集し、かつ、それらの情報を
互いに関連づけて、保守管理用データベースを構築す
る。
【0024】図2は、本実施形態の保守管理用データベ
ースを説明する図である。なお、図2では、各情報が時
系列順に表されているが、ウエハWiの番号i(又は、
ウエハWiの番号i及びショットSjの番号j)毎に表
されてもよい。図2に示すように、各時刻Ti(i=
1,2,・・・)に対応付けて、製造装置12Aの製造
条件PAi、製造装置12Bの製造条件PBi、測定装
置13Aの測定条件TEAi、測定装置13Aの測定デ
ータDAi、測定装置13Bの測定条件TEBi、測定
装置13Bの測定データDBiが格納される。
【0025】管理者は、この保守管理用データベースに
基づいて、製造装置12A、製造装置12B、測定装置
13A、測定装置13Bの稼動状況の経時変化など、必
要な情報を得ることができる。以下、製造装置12Aの
稼働状況の経時変化を得る場合について説明する。管理
者は、この保守管理用データベースを分析する(所謂デ
ータマイニングなど)。因みに、データマイニングにつ
いては、ホストコンピュータ11、又は、その他のコン
ピュータによって行うことができる。
【0026】この分析には、製造装置12Aの定期メン
テナンスの結果が使用されることが好ましい。この分析
により、上記した各情報(PAi,PBi,・・・)
が、製造装置12Aの稼動状況の経時変化に伴って如何
なる法則で変化するのか(相関性)が、求められる。
【0027】そして、ホストコンピュータ11は、半導
体製造システム1の稼働中、保守管理用データベースの
各情報(PAi,PBi,・・・)がこの法則どおりに
変化したか否かを監視し、変化したことを検知すると、
製造装置12Aの稼働状況に経時変化が発生したとみな
し、管理者に対しその旨通知する。以上、本実施形態に
よれば、検査用ウエハを使用した検査が行われる代わり
に、半導体製造システム1の稼動中に得られる各情報に
基づいて保守管理用データベースが構築される。そし
て、この保守管理用データベースを利用することによ
り、製造装置12Aの稼働状況の経時変化を、その製造
装置12Aの稼動率を低下させることなく、しかも系統
的に求めることが可能となった。
【0028】なお、本実施形態において、前記した分析
は、半導体製造システム1の稼働中に行われてもよい。
但し、稼動開始からの経過時間が短い時点では、保守管
理用データベースに蓄積される情報量が少なく、分析精
度が低くなる可能性があるので、分析は定期的に何回か
行われ、徐々にその分析精度を向上させることが好まし
い。
【0029】また、本実施形態においては、上記したも
のと同じ保守管理用データベースを用いて、製造装置1
2Aの稼働状況の経時変化と同様に、製造装置12Bの
稼働状況の経時変化、測定装置13Aの稼動状況の経時
変化、測定装置13Bの稼動状況の経時変化などを、そ
れぞれの装置の稼働率を低下させることなく、しかも系
統的に求めることが可能である。
【0030】また、本実施形態の保守管理用データベー
スに基づき、稼動状況の経時変化だけでなく、経時変化
の発生した装置を特定したり、さらには不具合箇所の推
定を行うこともできる。この推定の際には、各装置の定
期メンテナンスの結果が、保守管理用データベースと共
に使用される。また、本実施形態の保守管理用データベ
ースに基づけば、装置の不具合が実際に発生するよりも
前にその兆候を見いだして、予防保守を行うことも可能
である。
【0031】また、本実施形態において、複数のコンピ
ュータの成す階層構造については、以上説明したものに
限定されず、例えば、ホストコンピュータ11とコンピ
ュータ131A,131B,121との間に中位のコン
ピュータが介在されていてもよい。また、コンピュータ
131A、131Bに代えて、それら双方の処理を一括
して行うコンピュータが設けられてもよい。また、製造
装置12A、12Bにそれぞれ専用のコンピュータが接
続されてもよい。
【0032】また、本実施形態において、各コンピュー
タ間における各処理の分担の仕方、及び情報送受の仕方
については、以上説明したものに限定されない。また、
本実施形態の半導体製造システム1において、製造装置
の個数、測定装置の個数については、以上説明したもの
に限定されない。 <第2実施形態>図3、図4、図5、図6、図7に基づ
いて本発明の第2実施形態について説明する。
【0033】図3は、本実施形態の半導体製造システム
2の構成を説明する図である。半導体製造システム2
は、第1実施形態の半導体製造システム1において、製
造装置として、露光装置22A及びコータディベロッパ
22Bが備えられ、かつ、測定装置として、ミクロ測定
装置23Aが備えられたものである。因みに、本実施形
態は、第1実施形態を具体化したものであり、特に、露
光装置22Aの焦点調節精度の経時変化を求めるもので
ある。以下、この経時変化を、単に「露光装置22Aの
経時変化」という。
【0034】コンピュータ221は、露光装置22A及
びコータディベロッパ22Bの制御を行うコンピュータ
であり、コンピュータ231は、ミクロ測定装置23A
の制御及びミクロ検査装置23Aの出力するデータの処
理を行うコンピュータである。図4は、ミクロ測定装置
23Aを説明する図(模式図)である。図4(a)に示
すように、ミクロ測定装置23Aにおいて、ウエハWi
は、ウエハステージ23Acにより支持され、また、不
図示の照明光学系により照明される。照明されたウエハ
Wi上の一部の領域からの反射光は、レンズ23Aaに
より結像される。レンズ23Aaによって形成されるそ
の領域の拡大像は、撮像素子23Abにより撮像され
る。
【0035】ミクロ測定装置23Aにおいては、ウエハ
上に形成された下地パターンとその上に形成されたレジ
ストパターンとの重ね合わせ精度を測定する。この重ね
合わせ精度の測定についてさらに説明すると、半導体の
製造工程では、マスク(レチクル)に形成された回路パ
ターンをレジスト膜に焼き付ける露光工程と、レジスト
膜の露光部分または未露光部分を溶解する現像工程とを
経て、レジスト膜に回路パターン(レジストパターン)
が転写され、このレジストパターンをマスクとしてエッ
チングや蒸着などを行うことにより(加工工程)、レジ
スト膜の直下に隣接している所定の材料膜に回路パター
ンが転写される(パターン形成工程)。
【0036】次いで、上記所定の材料膜に形成された回
路パターンの上に別の回路パターンを形成するには、同
様のパターン形成工程が繰り返される。パターン形成工
程を何回も繰り返し実行することにより、様々な材料膜
の回路パターンがウエハ上に積層され、半導体素子の回
路が形成される。あるパターン形成工程でのレジストパ
ターンが1つ前のパターン形成工程で形成された回路パ
ターン(以下「下地パターン」という)に対し、正確に
重ね合わせされていないと、不良品となってしまう。こ
のため、従来より、下地パターンに対するレジストパタ
ーンの重ね合わせ精度の測定が行われている。
【0037】そして、この測定のために、各パターン形
成工程において、ウエハWiの各ショットSjの所定の
位置に、重ね合わせ測定用のマークが形成される。図4
(b)は、そのマークを示したものであり、撮像素子2
3Abによって、ショット領域Sj内のマークMo1〜
Mo4、Mi1〜Mi4の拡大画像Ejの画像データが
生成される。
【0038】図4(b)において、マークMo1〜Mo
4は、下地パターンに形成されたものであり、マークM
i1〜Mi4は、下地パターンの上に形成されたレジス
トパターンである。外側のマークMo1〜Mo4と内側
のマークMi1〜Mi4は、ともに四角形上に並べられ
ているが、マークMo1〜Mo4で形成される四角形の
中心点と、マークMi1〜Mi4で形成される四角形の
中心点とが一致するように形成されている。したがっ
て、撮像した画像から両方の四角形の中心点を求め、そ
のずれ量によって重ね合わせ精度の測定ができる。
【0039】ミクロ検査装置23Aでは、ウエハステー
ジ23Acと、レンズ23Aaや撮像素子13Ab等の
光学系とは、相対移動可能であり、拡大画像Ej(j=
1,2,・・・,n)の画像データは、ウエハWi上の
各ショットSj(j=1,2,・・・,n)のそれぞれ
同一箇所について、順次取得されるとする。この拡大画
像Ejの画像データは、コンピュータ231(図3参
照)において処理される。
【0040】図5は、本実施形態のコンピュータ231
による処理を説明する図である。先ず、拡大画像Ej内
において、パターンを横切るような細長い所定領域SE
j内の画像データをその短手方向(図中縦方向)に加算
すると、図5の下部に示すようなグラフが描かれる。こ
のグラフは横軸は座標、縦軸は加算値Ajである。この
グラフにおいて、マークのエッジに相当する位置には、
ピークが現れている。
【0041】重ね合わせ精度の測定は、例えば、マーク
Mo1の外側のピーク位置Po1とマークMo3の外側
のピーク位置Po3との中間点と、マークMi1の外側
のピーク位置Pi1とマークMi3の外側のピーク位置
Pi3との中間点とのずれ量を求める。このずれ量が所
定値以内に納まっていれば良、納まっていなければ不良
という判断をする。
【0042】なお、以上のような処理は、領域SEjを
その中心点に対して90度回転させた領域に対しても行
う。ここで、画像Ejの画像データから、図5に示すよ
うな加算値Ajに生じるピーク部分の幅(以下、「ピー
ク幅」という)Djを求めることができる。しかしなが
ら、このピーク幅Djを示す情報は、従来、算出されて
いないか、もしくは算出されても保存されることなく消
去されていた。
【0043】しかし、このピーク幅Djは、露光装置2
2A(図3参照)の経時変化に伴って変化する有意な情
報である。一般に、露光装置22Aの焦点調節精度が低
下すると、ウエハWiに露光されるパターンの輪郭はボ
ケて広がるので、ピーク幅Djも大きくなるからであ
る。そこで、コンピュータ231(図3参照)は、各ウ
エハWiの各ショットSjのピーク幅Djを、ホストコ
ンピュータ21に対して送出する。
【0044】なお、コンピュータ231からホストコン
ピュータ21へ取り込まれるデータは、ピーク幅Djに
代えて、加算値Ajや、拡大画像Ej又は所定領域SE
jの画像データ自体であってもよい。その場合、ピーク
幅Djの算出は、ホストコンピュータ21において行わ
れる。図6は、本実施形態のホストコンピュータ21に
よる処理を説明する図である。
【0045】上記したように、ピーク幅Djは、各ウエ
ハWiの各ショットSjについてそれぞれ取得される。
ここで、ミクロ測定装置23A(図4参照)における測
定条件について説明する。ミクロ測定装置23Aに設定
される測定条件は、ミクロ測定装置23Aのステージ移
動の精度や焦点調節精度などのばらつきによって、同一
のウエハWi内のショットSjであっても、ショットS
jの位置jによりばらついている可能性がある。
【0046】したがって、上記算出されたピーク幅Dj
には、露光装置22Aの経時変化を示す必要な成分だけ
でなく、ショットSjによる測定条件のばらつきを示す
不要な成分も重畳されている。なお、これに対処するた
めに、後述する保守管理用データベースに、各ショット
Sjに対する各測定条件がそれぞれ蓄積されていれば、
後に、その保守管理用データベースに基づいて、前記必
要な成分だけを抽出することが可能である。
【0047】しかし、本実施形態のホストコンピュータ
21は、簡単のため、これらの測定条件を全て蓄積する
代わりに、ピーク幅Dj(j=1,・・・,n)の平均
値Avei(以下、「平均ピーク幅」という。)を求め、
その平均ピーク幅Aveiを、測定データとして保守管理
用データベースに蓄積する。このようにピーク幅Dj
(j=1,・・・,n)を平均化すれば、前記した不要
な成分(ショットSjによる測定条件のばらつきを示す
成分)は消去され、必要な成分(露光装置22Aの経時
変化を示す成分)は消去されないからである。
【0048】図7は、本実施形態における保守管理用デ
ータベースの分析方法の一例を説明する図である。図7
(a)は、本実施形態の保守管理用データベースを説明
する図である。なお、図7(a)では、各情報が時系列
順に表されているが、ウエハWiの番号i毎に表されて
もよい。
【0049】時刻T0は、露光装置22Aのメンテナン
ス直後(少なくとも露光装置22Aの焦点調節に関する
機構や回路が完全に調整された直後)の時刻を表す。こ
の時刻T0を基準とした測定データ(ここでは平均ピー
ク幅Avei)の変化から、時刻T0を基準とした露光装
置22Aの経時変化が求められる。ここで、本実施形態
の半導体製造システム2では、露光装置22A及びコー
タディベロッパ22Bに設定される製造条件は、時刻T
kを境に、PA0からPA1に、PB0からPB1にそ
れぞれ変更されたとし、また、ミクロ測定装置23Aの
測定条件は、一定に保たれたとする。この事実は、コン
ピュータ221、及びホストコンピュータ21によって
認識され、保守管理用データベースに反映されている。
【0050】そして、本実施形態では、この保守管理用
データベースに基づき、例えば以下のような分析を行う
ことにより露光装置22Aの経時変化が求められる。こ
の分析は、ホストコンピュータ21によっても、他のコ
ンピュータによっても行うことができるが、以下、ホス
トコンピュータ21が行うこととする。図7(b)は、
保守管理用データベースの示す平均ピーク幅Aveの時間
変化を示す図である。
【0051】平均ピーク幅Aveの時間変化は、露光装置
22Aの経時変化を示すが、本実施形態では、時刻Tk
を境に製造条件が変更されているので、測定条件に変更
が無いにも拘わらず、その時刻Tkにおいて平均ピーク
幅Aveは大幅に変化している(図7(b)符号aで示す
箇所)。但し、製造条件の変更による平均ピーク幅Ave
の変化は、経時変化によるものとは、異なる種類のもの
である(具体的には、変化率の大きさが大幅に異な
る)。
【0052】また、平均ピーク幅Aveは、測定時又は製
造時にウエハWiの裏側に塵が付着するなどといった突
発的な要因によっても変化する(図7(b)符号bで示
す箇所)。但し、突発的な要因による平均ピーク幅Ave
の変化も、経時変化とは、異なる種類のものである(具
体的には、変化率の大きさが大幅に異なる)。
【0053】そこで、本実施形態のホストコンピュータ
21は、保守管理用データベースに蓄積された平均ピー
ク幅Avei(i=0,1,・・・)に対し、最小自乗法
などの公知の統計手法を当てはめることにより、露光装
置22Aの経時変化のみを抽出する。
【0054】図7(b)においては、点線で示す曲線C
Aの変化率が、露光装置22Aの経時変化を示す量とな
る。そして、ホストコンピュータ21は、このようにし
て取得した経時変化を示すデータ(経時変化データdC
A)を、管理者に通知する。なお、本実施形態において
は、経時変化による平均ピーク幅Aveの変化率とそれ以
外の要因による平均ピーク幅Aveの変化率との相違が十
分に大きいのであれば、保守管理用データベースに蓄積
すべき情報から、製造条件及び測定条件を除外すること
もできる。但し、除外することなく、かつこれらの情報
を上記抽出時に使用した方が、より正確に露光装置22
Aの経時変化を算出することが可能となる。
【0055】以上、本実施形態においても、検査用ウエ
ハを使用した検査が行われる代わりに、半導体製造シス
テム2の稼動中に得られる各情報に基づいて保守管理用
データベースが構築される。そして、この保守管理用デ
ータベースを利用することにより、露光装置22Aの経
時変化を、その露光装置22Aの稼動率を低下させるこ
となく、しかも系統的に求めることが可能となった。
【0056】特に、本実施形態では、露光装置22Aの
経時変化を求めるに当たり、測定装置として、ミクロ測
定装置23Aを利用した。このミクロ測定装置23Aに
よると、露光装置22Aの経時変化を顕著に反映させる
測定データ(ここでは平均ピーク幅Avei)を得ること
ができるので、上記した分析において考慮すべき情報の
量が抑えられ、分析が簡略化されている。
【0057】なお、本実施形態では、保守管理用データ
ベースに蓄積すべき測定データを、平均ピーク幅Avei
としたが、標準偏差σi(ピーク幅Dj(1,・・・,
n)の標準偏差σi)に代えてもよい。この標準偏差σ
の変化にも、露光装置22Aの経時変化がよく反映され
るからである。また、本実施形態では、半導体製造シス
テム2内のメンテナンスがたとえ何れか一箇所でも行わ
れると、そのメンテナンスによって測定データ、すなわ
ちピーク幅Dj(ひいては平均ピーク幅Avei及び標準
偏差σi)が変化する可能性がある。
【0058】したがって、メンテナンスが行われたとき
には、メンテナンスの事実が保守管理用データベースの
内容に反映されるべきである。なお、これについては、
例えば、保守管理用データベースに蓄積すべき情報を、
常に、メンテナンス直後を基準とした量で表すことによ
って、簡単に対応できる。 <第3実施形態>図8、図9に基づいて本発明の第3実
施形態について説明する。なお、ここでは、第2実施形
態との相違点についてのみ説明する。
【0059】図8は、本実施形態の半導体製造システム
3の構成を説明する図である。半導体製造システム3
は、第2実施形態の半導体製造システム2において、ミ
クロ測定装置23Aに代えてマクロ測定装置33Bが備
えられたものである。また、半導体製造システム3にお
いてマクロ測定装置33Bに接続されるコンピュータ3
31は、マクロ測定装置33Bの制御及びマクロ測定装
置33Bの出力するデータの処理を行うコンピュータで
ある。
【0060】また、半導体製造システム3におけるホス
トコンピュータ31は、第2実施形態とほぼ同様の処理
を行うものであるが、ミクロ測定装置23Aに代わりマ
クロ測定装置33Bが使用されることに伴い、ホストコ
ンピュータ21とは一部異なる処理を行う。以上説明し
た構成の半導体製造システム3でも、第2実施形態の半
導体製造システム2と同様に、露光装置22Aの経時変
化(露光装置22Aの焦点調節精度の経時変化)を求め
るものである。また、半導体製造システム3において
も、露光装置22A及びコータディベロッパ22Bに設
定される製造条件は、時刻Tkを境に変更されるとし、
また、マクロ測定装置33Bの測定条件は、変更されな
いとする(この事実は、コンピュータ321、及びホス
トコンピュータ31によって認識される)。
【0061】図9は、マクロ測定装置33Bを説明する
図(模式図)である。図9(a)に示すように、マクロ
測定装置33Bにおいて、ウエハWiは、ウエハステー
ジ33Bcにより支持され、照明光学系33Beにより
照明される。照明されたウエハWi上の反射光(回折
光)は、光学系33Baを介して撮像素子33Bb上に
結像される。撮像素子23Bbは、例えば、図9(b)
(c)に示すようなウエハWiの全体画像E’iの画像
データを生成する。
【0062】コンピュータ331(図8参照)は、全体
画像E’iの画像データに基づいてウエハWiの輝度T
iを求める。ここで、ウエハWiの輝度Tiは、全体画
像E’i(又は全体画像E’の所定領域)の輝度加算
値、又は輝度平均値、又は最大輝度とする。この輝度T
iの値は、露光装置22A(図8参照)の経時変化に伴
って変化する有意な情報である。一般に、露光装置22
Aの焦点調節精度が低下すると、ウエハWiに露光され
る各ショットSjの輝度が低下し、これによって全体画
像E’の輝度も低下するからである。
【0063】図9(b)は、焦点調節精度の高い状態の
露光装置22Aで露光されたウエハWiの全体画像E’
iの様子を示す模式図である。図9(c)は、焦点調節
精度の低い状態の露光装置22Aで露光されたウエハW
iの全体画像E’iである。これらの図を比較して明ら
かなように、全体画像E’jの輝度は、焦点調節精度が
低くなると、低下する。
【0064】コンピュータ331(図8参照)は、各ウ
エハWiの輝度Tiを求めると、ホストコンピュータ3
1に対して送出する。なお、コンピュータ331からホ
ストコンピュータ31へ取り込まれるデータは、各ウエ
ハWiの輝度Tiに代えて、全体画像E’の画像データ
自体であってもよい。その場合、輝度Tiの算出は、ホ
ストコンピュータ31において行われる。
【0065】そして、本実施形態のホストコンピュータ
31は、保守管理用データベースに蓄積すべき測定デー
タを平均ピーク幅Aveに代えて輝度Tiにすること以外
は、第2実施形態のホストコンピュータ21と同様の処
理を行う。すなわち、ホストコンピュータ31は、例え
ば、図7に示した分析方法によって、輝度Tiの時間変
化から、必要な成分である露光装置22Aの経時変化デ
ータdCBのみを抽出する。
【0066】したがって、本実施形態においても、露光
装置22Aの経時変化を、その露光装置22Aの稼動率
を低下させることなく、しかも系統的に求めることが可
能となる。特に、本実施形態では、露光装置22Aの経
時変化を求めるに当たり、測定装置として、マクロ測定
装置33Bを利用した。このマクロ測定装置33Bによ
ると、露光装置22Aの経時変化を顕著に反映させる測
定データ(ここでは輝度Ti)を得ることができるの
で、分析時に考慮すべき情報の量が抑えられ、分析が簡
略化される。
【0067】<第4実施形態>図10、図11に基づい
て本発明の第4実施形態について説明する。なお、ここ
では、第3実施形態及び第2実施形態との相違点につい
てのみ説明する。図10は、本実施形態の半導体製造シ
ステム4の構成を説明する図である。本実施形態の半導
体製造システム4は、第2実施形態の半導体製造システ
ム2と第3実施形態の半導体製造システム3とを組み合
わせたものである。
【0068】測定部43には、2種の測定装置、すなわ
ちミクロ測定装置23A、マクロ測定装置33B、及び
コンピュータ231、コンピュータ331が備えられ
る。そして、本実施形態のホストコンピュータ41は、
ホストコンピュータ21における処理とホストコンピュ
ータ31における処理との双方を実行する。
【0069】すなわち、ホストコンピュータ41は、ミ
クロ測定装置23Aにおける測定に基づいて各ウエハW
iについての平均ピーク幅Aveiを認識すると共に、マ
クロ測定装置33Bにおける測定に基づいて各ウエハW
iについての輝度Tiを認識する。したがって、本実施
形態において構築される保守管理用データベースには、
「平均ピーク幅Avei」及び「輝度Ti」という2種類
の測定データが蓄積される。
【0070】図11は、本実施形態における保守管理用
データベースの分析方法の一例を説明する図である。本
実施形態では、この保守管理用データベースに基づき例
えば以下のような分析を行うことにより、露光装置22
Aの経時変化を、さらに正確に求めることができる。こ
の分析は、ホストコンピュータ41によっても、他のコ
ンピュータによっても行うことができるが、以下、ホス
トコンピュータ41が行うこととする。
【0071】ホストコンピュータ41は、第2実施形態
と同様、平均ピーク幅Aveの時間変化に基づく分析によ
り、露光装置22Aの経時変化データdCAを取得する
(ステップS1)。ホストコンピュータ41は、また、
第3実施形態と同様、輝度Tiの時間変化に基づく分析
により、露光装置22Aの経時変化データdCBを取得
する(ステップS2)。
【0072】ここで仮に、ミクロ測定装置23Aの稼働
状況に経時変化が生じておらず、かつマクロ測定装置3
3Bの稼働状況に経時変化が生じていなかったとする
と、上記経時変化データdCAと経時変化データdCB
とは、同じになるはずである。しかし、実際には、これ
らの測定装置の稼働状況にも、経時変化が生じている可
能性がある。
【0073】そこで、本実施形態のホストコンピュータ
41は、経時変化データdCAと経時変化データdCB
とを比較して(ステップS3)、一方のみが変化を示し
ているときには、露光装置22Aに経時変化が生じたの
ではなく、測定装置の稼働状況に経時変化が生じたとみ
なす。すなわち、経時変化データdCAのみが変化を示
しているときには、ミクロ測定装置23Aの稼働状況に
経時変化が生じたとみなされ(ステップS4)、経時変
化データdCBのみが変化を示しているときには、マク
ロ測定装置33Bの稼動状況に経時変化が生じたとみな
される(ステップS6)。
【0074】例えば、経時変化データdCBのみが変化
を示しているときには、マクロ測定装置23Bのウエハ
ステージのチルト角度の制御精度が悪化していると推定
できる。そして、ステップS3において経時変化データ
dCAと経時変化データdCBとの双方が変化を示して
いるときにのみ、露光装置22Aに経時変化が生じたと
みなされる(ステップS5)。
【0075】このように、2種類の別の原理の測定装置
によって得られた経時変化データdCA、dCBを比較
すれば、測定装置自身の経時変化と、露光装置22Aの
経時変化とを切り分けることができる。以上、本実施形
態では、2種類の測定装置を使用して露光装置22Aの
経時変化の有無が判断されるので、露光装置22Aの経
時変化が、より正確に求められる。
【0076】なお、言うまでもないが、本実施形態によ
れば、露光装置22Aの経時変化が正確に求められるだ
けでなく、ミクロ測定装置23Aの経時変化、マクロ測
定装置33Bの経時変化までもが求められる。ところ
で、上記した本実施形態は、経時変化データdCA及び
経時変化データdCBから、露光装置22Aの経時変化
を求めるものであった。つまり、本実施形態では、経時
変化データdCA及び経時変化データdCBには、露光
装置22Aの経時変化が反映されるものの、コータディ
ベロッパ22Bの経時変化(材料塗布精度の経時変化な
ど)は反映されていないとみなされていた。
【0077】しかし、実際には、経時変化データdCA
及び経時変化データdCBには、コータディベロッパ2
2Bの経時変化も反映される可能性がある。このとき、
仮に、露光装置22Aの経時変化とコータディベロッパ
22Bの経時変化との差異が、経時変化データdCAと
経時変化データdCBとの差異に現れるのであれば、経
時変化データdCAと経時変化データdCBとの差異に
基づいて、露光装置22Aの経時変化とコータディベロ
ッパ22Bの経時変化との差異を求めることも可能であ
る。
【0078】この場合、経時変化の発生した製造装置
が、露光装置22Aであるのかそれともコータディベロ
ッパ22Bであるのかを特定したり、不具合箇所を特定
することもできる。 <その他>以上説明した各実施形態では、説明を簡単に
するために、保守管理用データベースに蓄積される情報
の種類が比較的少なく抑えられているが、公知のデータ
マイニングの手法によれば、たとえその情報の種類が多
くとも系統的に有意な情報を抽出することができる。よ
って、上記各実施形態においては、蓄積すべき情報の種
類をさらに増大させることによって、上述した経時変化
をさらに精度高く求めたり、さらに多くの種類の経時変
化を求めることができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造装置の稼働状況の経時変化を、製造装置の稼動率を
低下させることなく、しかも系統的に求めることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の半導体製造システム1の構成を
説明する図である。
【図2】第1実施形態の保守管理用データベースを説明
する図である。
【図3】第2実施形態の半導体製造システム2の構成を
説明する図である。
【図4】ミクロ測定装置23Aを説明する図(模式図)
である。
【図5】第2実施形態のコンピュータ231による処理
を説明する図である。
【図6】第2実施形態のホストコンピュータ21による
処理を説明する図である。
【図7】第2実施形態における保守管理用データベース
の分析方法の一例を説明する図である。
【図8】第3実施形態の半導体製造システム3の構成を
説明する図である。
【図9】マクロ測定装置33Bを説明する図(模式図)
である。
【図10】第4実施形態の半導体製造システム4の構成
を説明する図である。
【図11】第4実施形態における保守管理用データベー
スの分析方法の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 半導体製造システム 11,21,31,41 ホストコンピュータ(請求項
の情報取得手段、デー タベース構築手段、経時変化算出手段に対応) 12,22 製造部(請求項の製造装置に対応) 13,23,33,43 測定部(請求項の測定装置に
対応) 121,221,131,231,331 コンピュー
タ(請求項の情報取得手段に対応) 12A,12B 製造装置 13A,13B 測定装置 W ウエハ 22A 露光装置 22B コータディベロッパ 23A ミクロ測定装置 23Aa レンズ 23Ab,33Bb 撮像素子 23Ac,33Bc ウエハステージ 33B マクロ測定装置 33Ba 光学系 33Be 照明光学系

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハに対し所定の半導体プロセスを施
    す製造装置と、前記半導体プロセスの施されたウエハを
    測定する測定装置と、 前記製造装置における製造条件の変化を参照すると共
    に、前記測定装置が取得した測定データの変化を参照す
    る情報取得手段と、 前記参照された製造条件の変化と前記測定データの変化
    とを互いに関連づけて、前記半導体製造システムの保守
    管理用データベースを構築するデータベース構築手段と
    を備えたことを特徴とする半導体製造システムの情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造システムの
    情報処理装置において、更に、 前記保守管理用データベースに基づいて、前記製造装置
    の稼動状況の経時変化を求める経時変化算出手段を備え
    たことを特徴とする半導体製造システムの情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の半導体製
    造システムの情報処理装置において、 前記半導体製造システムには、2種以上の前記測定装置
    が備えられ、 前記経時変化算出手段は、 前記2種以上の測定装置からそれぞれ取得される測定デ
    ータが同様の変化を示している期間には、その変化が前
    記製造装置の稼働状況の経時変化を示しているとみなす
    ことを特徴とする半導体製造システムの情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    の半導体製造システムの情報処理装置において、 前記情報取得手段は、更に、 前記測定装置における測定条件の変化を参照し、 前記データベース構築手段は、 前記製造条件の変化と前記測定データの変化とに、更に
    前記測定条件の変化を関連づけて前記保守管理用データ
    ベースを構築することを特徴とする半導体製造システム
    の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4に記載の半導体製造
    システムの情報処理装置において、更に、 前記保守管理用データベースに基づいて、前記測定装置
    の稼働状況の経時変化を求める経時変化算出手段を備え
    たことを特徴とする半導体製造システムの情報処理装
    置。
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