JP2003141424A - 決済システム、銀行システムおよびハウスカードの決済方法 - Google Patents

決済システム、銀行システムおよびハウスカードの決済方法

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JP2003141424A
JP2003141424A JP2001333259A JP2001333259A JP2003141424A JP 2003141424 A JP2003141424 A JP 2003141424A JP 2001333259 A JP2001333259 A JP 2001333259A JP 2001333259 A JP2001333259 A JP 2001333259A JP 2003141424 A JP2003141424 A JP 2003141424A
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Shunryo Bando
俊良 板東
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Sumitomo Mitsui Banking Corp
Original Assignee
Sumitomo Mitsui Banking Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウスカードでも即時支払を可能とする。 【解決手段】 代金支払時、ハウスカード14をオンラ
イン端末13に挿入し、端末に対して即時支払を手動入
力により指示する。また、支払金額を端末に対して手動
入力する。コンピュータシステムはハウスカードに記録
された顧客番号に基づいて、対比DB12に登録された
銀行口座からの代金支払に必要な請求情報を取り出し
て、支払金額情報と共に銀行側のコンピュータシステム
21に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店等において顧
客がハウスカードを使用して、自己の銀行口座から商品
代金を即時に支払うことのできる決済システム、銀行シ
ステムおよびハウスカードの決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商店等において即時に商品代金の
支払いを行うシステムとしては銀行POSシステムやデ
ビットカードシステムが利用されている。これらのシス
テムにおいては支払者(顧客)は支払いを行う銀行にお
いて発行されたキャッシュカードを商店等の端末に通
し、支払額と暗証番号を端末から手動入力することで支
払を行う必要があった。
【0003】上記キャッシュカードを通す商店等の端末
はネットワークを通じて銀行システムに繋がっており、
銀行システムではキャッシュカードの記録情報と手動入
力された情報とを端末からネットワークを介して受信す
る。銀行システムはこのネットワークを通して送られた
キャッシュカードの記録情報で支払者の預金口座を特定
し、支払額が当該口座の残高以下であるかどうかを判定
し、残高以下であった場合は支払額を当該口座から出金
し、商店等の端末に対して出金済みの結果情報を返して
いた。
【0004】この際、セキュリティ面の配慮から通常、
暗証番号の確認も行われるが、これはキャッシュカード
の持参人が本人であることの確認として行われるもの
で、支払システムを実施可能とするための必要要件では
ない。
【0005】このように銀行口座から即時に支払いを行
う場合は、当該口座を特定する情報が記録されたキャッ
シュカードを用いることが必要とされた。
【0006】一方、商店等において顧客に対して発行し
たハウスカードを使用した代金支払方法も知られてい
る。このハウスカードには、銀行の口座番号は記録され
ておらず、代りに商店等が代金を請求する金融業者、通
常はクレジットカード会社がこの顧客に発行した会員番
号が記録されている。
【0007】この代金支払方法では、代金支払時に端末
にハウスカードを投入し、支払代金を手動入力する。ハ
ウスカードに記録された会員番号と、手動入力された支
払代金がコンピュータセンターに送信される。
【0008】コンピュータセンターでは、端末から送ら
れてきた会員番号から、代金請求先の情報を取得し、こ
の情報に基づいて、代金請求先の金融業者のコンピュー
タシステムに代金請求が行われる。金融業者のコンピュ
ータシステムは、会員番号から特定される会員の支払口
座を管理する銀行に対し、立替払いをした金額を月に1
回取りまとめて代金の支払を請求する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ハウスカードによる支
払いの場合は現状、例えば1ヶ月間等一定期間分の利用
額を取りまとめて、クレジットカード会社を介して銀行
口座から口座振替という方法で支払いが行われる。この
場合、通常数パーセントの人が残高不足となりこれらの
回収管理にコストが発生するとともに、更に一部の人が
回収不能となるという事態も通常発生する。その結果、
商店等にとっては回収コストの増加に繋がっている。
【0010】一方、銀行POSシステムやデビットカー
ドシステムで支払いが行われた場合、ハウスカードが呈
示されないため、顧客の購買管理を行いにくいという問
題も商店等において発生する。
【0011】さらに、即時払いおよび翌月以降の支払な
ど複数種類の決済方法を利用するためには、商店側は決
済方法に対応させた複数の端末を用意しなければならな
いという問題も発生する。
【0012】そこで、本発明の目的は、商店等におい
て、ハウスカードにより顧客管理を容易に行いながら一
方、銀行口座からの支払いを即時に行うことを可能にし
て資金の回収コストの低減を行うための決済システム、
銀行システムおよびハウスカードの決済方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明(10)は、支払金額情報と、即時
払いか即時払い以外の支払いかを示す支払方法情報とを
手動操作により入力し、代金支払者の顧客番号をハウス
カード(14)から入力するオンライン端末(13)
と、代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請
求するために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付け
られており、前記オンライン端末から入力された支払方
法情報が即時払いを示す場合には、前記オンライン端末
から入力された顧客番号に対応する請求情報を発生する
請求情報発生手段(コンピュータシステム11の情報処
理機能)と、当該発生した請求情報と前記オンライン端
末から入力された支払金額情報とをただちに、銀行のコ
ンピュータシステムに送信する手段(コンピュータ11
の通信機能)とを有し、前記銀行のコンピュータシステ
ム(21)では、前記請求情報および支払金額情報に基
づいて、予め定められた代金受取者の銀行口座に対し
て、代金支払者の銀行口座から支払金額情報の示す代金
を支払うための出金処理を行うことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は請求項1に記載の決済シ
ステムにおいて、前記請求情報の中には銀行口座番号が
含まれており、複数のハウスカードの異なる顧客番号に
対して同一の銀行口座番号が対応付けられることを特徴
とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1に記載の決済
システムにおいて、前記請求情報の中には銀行口座番号
が含まれており、1つのハウスカードの顧客番号に対し
て複数の銀行口座番号が対応付けられており、予め定め
られた支払条件にしたがって前記複数の銀行口座番号の
銀行口座のいずれかから代金が支払われることを特徴と
する。
【0016】請求項4の発明は、支払金額情報を手動入
力し、即時払いか即時払い以外の支払いかを示す支払方
法が予め定められており、代金支払者の顧客番号をハウ
スカードから入力するオンライン端末と、代金支払者の
銀行口座からの代金の支払を銀行に請求するために必要
な請求情報が予め顧客番号に対応付けられており、前記
支払方法情報が即時払いの場合には、前記オンライン端
末から入力された顧客番号に対応する請求情報を発生す
る請求情報発生手段と、当該発生した請求情報と前記オ
ンライン端末から入力された支払金額情報とをただち
に、銀行のコンピュータシステムに送信する手段とを有
し、前記銀行のコンピュータシステムでは、前記請求情
報および支払金額情報に基づいて、予め定められた代金
受取者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行口座から
支払金額情報の示す代金を支払うための出金処理を行う
ことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項1または請求項
4に記載の決済システムと接続可能な銀行システムであ
って、前記決済システムから送信される前記請求情報お
よび支払金額情報を受信する受信手段と、当該受信した
請求情報および支払金額情報とに基づいて、予め定めら
れた代金受取者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行
口座から支払金額情報の示す代金を支払うための出金処
理を行う情報処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、支払金額情報と、即時
払いか即時払い以外の支払いかを示す支払方法情報とを
手動操作によりオンライン端末に入力し、代金支払者の
顧客番号をハウスカードからオンライン端末に入力し、
代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請求す
るために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付けられ
ており、前記オンライン端末から入力された支払方法情
報が即時払いを示す場合には、前記オンライン端末から
入力された顧客番号に対応する請求情報をコンピュータ
システムにより発生し、当該発生した請求情報と前記オ
ンライン端末から入力された支払金額情報とをただち
に、前記コンピュータシステムから銀行のコンピュータ
システムに送信し、前記銀行のコンピュータシステムで
は、前記請求情報および支払金額情報に基づいて、予め
定められた代金受取者の銀行口座に対して、代金支払者
の銀行口座から支払金額情報の示す代金を支払うための
出金処理を行うことを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、即時払いか即時払い以
外の支払いかを示す支払方法が予め定められており、オ
ンライン端末から支払金額情報を手動入力し、代金支払
者の顧客番号をハウスカードから前記オンライン端末に
入力し、代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行
に請求するために必要な請求情報が予め顧客番号に対応
付けられており、前記支払方法情報が即時払いの場合に
は、コンピュータシステムにより前記オンライン端末か
ら入力された顧客番号に対応する請求情報を発生し、当
該発生した請求情報と前記オンライン端末から入力され
た支払金額情報とをただちに、前記コンピュータシステ
ムから銀行のコンピュータシステムに送信し、前記銀行
のコンピュータシステムでは、前記請求情報および支払
金額情報に基づいて、予め定められた代金受取者の銀行
口座に対して、代金支払者の銀行口座から支払金額情報
の示す代金を支払うための出金処理を行うことを特徴と
する。
【0020】上記()部分は、本発明の構成と対応する
実施形態の個所を示すが、本発明は、実施形態に限定さ
れるものではない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0022】(実施形態1)図1は本発明実施形態1の
システム構成を示す。図1において、10は商店側のシ
ステムを示す。商店等の発行するハウスカード14は磁
気的あるいは電子的に情報が記録されるカード(携帯用
記録媒体)である。商店等には、このハウスカード14
を読み取ることのできるオンライン端末13が設置され
ている。オンライン端末13は支払い金額を入力するた
めのテンキーなどの入力装置を備えている。このオンラ
イン端末13は商店等の運営するコンピュータシステム
11にLANなどのネットワークを通じて接続されてい
る。このコンピュータシステム11はデータベースを構
築する磁気ディスクを有し、顧客から予め申し出を受け
た銀行口座に関する情報(後述)が、商店が顧客ごとに
割り当てた顧客コードとともに、磁気ディスク上に配置
されたデータベース(対比DBと称す)12に記録され
ている。
【0023】この顧客コードはハウスカード14上にも
記録されており、ハウスカード14をオンライン端末1
3に挿入したとき、顧客コードの情報が読み取られ、コ
ンピュータシステム11に送られる。その際の処理方法
については後で詳述する。
【0024】商店等の運営するコンピュータシステム1
0は通信ネットワーク30、たとえば、株式会社NTT
データの運営するCAFIS(Credit And
Finance Information Syste
m)と呼ばれる通信システムに繋がっている。
【0025】通信ネットワーク30は銀行側のシステム
20に接続されている。銀行側のコンピュータシステム
20は、コンピュータシステム21と口座元帳データベ
ース22とを有する。コンピュータシステム21は商店
側のコンピュータシステム11から即時支払の要求(振
替要求)を受け付け、口座元帳データベース22上の顧
客の銀行口座から商品代金を出金する。出金された資金
はその後取りまとめて商店の銀行口座に入金処理する。
口座元帳データベース22は磁気ディスク上に構築され
る。
【0026】対比DB12の記憶内容の一例を図2に示
す。図2において、顧客コードは、ハウスカード14に
記録されたコードと同じ内容のコードである。顧客名
は、ハウスカード15の保有者の名前である。銀行コー
ドは、顧客が支払いを行う銀行として指定した銀行を示
す識別コードである。支店コードは、顧客が銀行カード
等の契約を行った銀行の支店を示す識別コードである。
預金科目は顧客の銀行口座の種類を示す識別コードであ
る。口座番号は、顧客の銀行口座番号である。口座名は
銀行口座の登録者の名前である。
【0027】以上述べたシステム構成において実行され
る代金決済処理を図5および図6のフローチャートを参
照して説明する。図5はコンピュータシステム11が実
行する処理手順を示す。図6はコンピュータシステム2
1が実行する処理手順を示す。
【0028】商店等でハウスカード14を持つ顧客が買
い物をしたとき、支払い方法としてハウスカードを用い
て即時に支払いを行うことを商店等の店員に伝える。
【0029】店員は、ハウスカード14をオンライン端
末13に挿入し、支払金額および支払方法(この場合即
時払い)を手動入力する。支払金額はテンキーの中の数
字キーにより入力すればよいし、即時支払か翌月支払か
の支払方法は*キーや#キーにより入力すればよい。
【0030】オンライン端末13は、ハウスカード14
上に記録された顧客コードを含む顧客情報を読み取るこ
とで入力し、入力された支払金額情報とともに商店等の
運営するコンピュータシステム11に送信する。
【0031】コンピュータシステム11は、受信した顧
客情報のフォーマット等を調べ、ハウスカード14の真
偽判定(個人認証)を行なう(図5のステップS10→
S20)。ハウスカード14が偽と判定された場合は、
その旨のメッセージをオンライン端末13に表示するエ
ラー処理を実行する(図5のステップS20→S2
5)。
【0032】一方、ハウスカード14が真と判定された
場合には、手順はステップS30へと進み、支払方法の
種類の判別が行われる。オンライン端末13から送られ
た支払方法が、従来のような翌月以降の支払(本発明の
即時払い以外の支払の一例)の場合には、磁気ディスク
内に支払金額情報、ハウスカードの記録情報が保存され
て、所定期間の後に代金請求処理が行われる(図5のス
テップS30→S35)。
【0033】一方、即時払いが指示された場合には、コ
ンピュータシステム11は対比D12を受信した顧客コ
ードにより検索し、顧客コードが合致するレコード、す
なわち、銀行コード、支店コード、預金科目、口座番
号、口座名等の当該顧客の支払い用銀行口座から代金の
支払に必要な請求情報を抽出する(図2参照、図5のス
テップS30→S40)。
【0034】コンピュータ11は抽出された請求情報と
先にオンライン端末13から入力された支払金額情報を
口座振替要求として通信ネットワーク30を介して銀行
側のコンピュータシステム20にただちに送信する。
【0035】このときの電文仕様と送信手順は、銀行P
OSシステムで行われている方法を流用すればよい。
【0036】通信ネットワーク(CAFISシステム)
30は、商店等のコンピュータシステム11から送られ
た支払金額情報および請求情報を請求情報上に指定され
た銀行側のコンピュータシステム21に送信する。
【0037】銀行側のコンピュータシステム21は、支
払金額情報および請求情報を受信すると(図6のステッ
プS100)、請求情報の送信元が契約で定めた商店等
であることを認証(図6のステップS110)する。
【0038】次にコンピュータシステム21は、請求情
報の中の銀行口座情報に基づいて、口座元帳データベー
ス22を参照し、支払金額情報の示す支払金額が預金残
高から支払可能であるか否かを判定する(図6のステッ
プS120→S130)。
【0039】預金残高が支払金額未満であり、支払不可
の場合には、支払不可の旨のエラー情報が、銀行側のコ
ンピュータシステム21から店側のコンピュータシステ
ム11に送られる(図6のステップ130→S13
5)。
【0040】店側のコンピュータシステム11では、支
払不可のエラー情報を受信すると、オンライン端末13
にそのエラー情報を表示させる(図5のステップS13
0→S135)。
【0041】一方、代金支払可の判定が図6のステップ
S130で得られた場合、銀行のコンピュータシステム
21は、受信した支払金額情報の示す金額を出金し、代
金の精算が終了した旨を示す情報を、店側のコンピュー
タシステム11に送信する(図6のステップS140→
S150)。
【0042】出金した資金はその後取りまとめて商店の
銀行口座に入金処理する。なお、請求情報の中には、商
店の識別コードを含ませておき、銀行側のコンピュータ
システム21で、対応表等により商店の識別コードから
商店の銀行口座を取得すればよい。
【0043】店側のコンピュータシステム11は、代金
精算終了情報を受信すると、オンライン端末13に指示
して,領収書を発行させる(図5のステップS70)。
【0044】オンライン端末13に代金精算終了である
ことが表示された場合は、支払処理は行われたものとみ
なし、商品等の購入は終了する。一方、支払金額が顧客
の預金口座の残高を上回る場合は出金は行われないの
で、その旨のエラー情報が上記と同様の方法でオンライ
ン端末に返却表示される。この場合、商品等の購入を止
めるか、若しくは従来のように例えば翌月以降に一括し
て口座振替で支払う方法を選択することになる。
【0045】(実施形態1の改良形態1)上述の実施形
態においては、通信ネットワーク30等に現在の銀行P
OSシステムで使用されているCAFISを流用する方
法を説明したが、実施形態1の決済システムはこれに限
定されるものではない。
【0046】商店等のコンピュータシステム11と銀行
のコンピュータシステム21がCAFISを経由せず、
インターネットやその他の通信ネットワークを通じて直
接繋がっていても良い。
【0047】この場合、商店等のコンピュータシステム
11と銀行のコンピュータシステム21との間のデータ
の送受のところが両コンピュータシステム間で直接行わ
れること以外は上記の方法と同じであるので説明を省略
する。
【0048】(実施形態1の改良形態2)上述の実施形
態においては、銀行のコンピュータシステム21で支払
者の預金口座から出金した資金を取りまとめてあとで請
求者の口座に入金する処理について説明したが、出金と
同時に即時に入金することとしてもよい。
【0049】この場合、出金処理のところを振替処理と
する以外は上記の方法と同じであるので説明を省略す
る。
【0050】(実施形態2)実施形態1では、ハウスカ
ード14に記録された顧客コードと当該顧客の預金口座
を特定する情報(銀行口座番号)が1対1に対応してい
る例を説明したが、複数の顧客コードに対して1つの銀
行口座を対応させる実施形態2を次に説明する。
【0051】実施形態2では、顧客の家族の各自に異な
る顧客コードを記録したハウスカードを発行し、支払用
の預金口座は一つの銀行口座(家計口座とも呼ばれる)
とすることも可能である。
【0052】この場合の対比BD12の内容の一例を図
3に示す。
【0053】この例では、家族であるワカクサタロウさ
んとワカクサハナコさんとワカクサジロウさんの3人に
ハウスカードが発行されていて、支払口座はワカクサタ
ロウさんの口座番号が共通で指定されている。
【0054】こうすることで商店等では3人の購買管理
と即時決済が可能になり、また利用者の用は家庭で管理
する口座の数が一つで済むのでそれぞれ合理的である。
コンピュータシステム11とコンピュータシステム21
とが実行する処理手順は実施形態1と同様であるので詳
細な説明を省略する。
【0055】(実施形態3)次に、一つの顧客コードを
記録したハウスカードに対し、複数の預金口座を対応さ
せる実施形態3について図4を参照して説明する。図4
は対比DB12の内容を示す。実施形態1および2と異
なる点は、同一の顧客コードの重複を許し、さらに商品
コードがレコードの中に項目(フィールドともと呼ばれ
る)として追加されている点である。商品コードは、商
品の種類を示す識別コードであり、この例では、生鮮食
料品は商品コード1、衣類は商品コード2、書籍は商品
コード3で表されるものとする。また、これらの商品コ
ードに応じて顧客コード、顧客名、銀行コード、支店コ
ード、預金科目、口座番号、口座名等がそれぞれ割り当
てられている。
【0056】商店の店員は代金精算時にオンライン端末
13から精算金額と、商品コードを入力する。店側のコ
ンピュータシステム11は図5のステップS40で、ハ
ウスカードの顧客番号と上記商品コードに基づいて対比
DB12から口座番号、口座名、銀行コード等の振替処
理に必要な情報を取得する。
【0057】(実施形態3の改良形態)銀行口座を複数
使用する場合に銀行口座の対応付けは商店等と利用者と
の間で自由に設定することができる。上述のように商品
コードにより対応付けを行うのではなく、例えば購入金
額の程度に応じて対応付けを行っても良い。たとえば、
1万円以下はAの口座、1万円以上はBの口座というよ
うに対応付けの条件を予め定めておきコンピュータシス
テム11では支払金額に対応する銀行口座を取得すると
よい。この場合には、図4の商品コードは必要がない。
なお、対応付けに使用する金額を顧客ごとに可変設定す
る場合には図4の商品コードにかわり、支払金額の範囲
を書くレコードの中に含ませればよい。さらに、たとえ
ば、1万円以下は即時払い、1万円以上は翌月以降払い
というように金額や商品の種類に応じて支払方法を自動
的に選別してもよい。
【0058】また、複数の銀行口座から同時に所定比率
を乗じた代金を引き落とすようにしてもよく、この場合
には各銀行口座ごとに引き落とす金額の比率をたとえ
ば、Aの銀行口座は50%、Bの銀行口座は20%、C
の銀行口座は30%と定めておく。
【0059】上述の実施形態の外に次の形態を実施でき
る。
【0060】1)上述の実施形態1では予め口座振替契
約を顧客並びに商店等と締結しておくことにより銀行カ
ードの暗証番号のチェックは省略しているが、セキュリ
ティを高めるために、端末から銀行カードの暗証番号を
入力し、銀行のコンピュータシステム21で暗証番号の
照合を行なってもよい。
【0061】2)図1のハウスカード14、オンライン
端末13、コンピュータシステム11,21には市販の
ものを使用することができる。たとえば、ハウスカード
21には磁気記録カード、ICカードなどを使用するこ
とができる。また、コンピュータシステム11,21に
は情報処理機能、送受信の通信機能を有するワークステ
ーション、サーバ、フレームコンピュータなどを使用す
ることができる。
【0062】3)商店側のコンピュータシステム11は
代理業者に設置してもよい。この代理業者としてはクレ
ジットカード会社や銀行、その他とすることができる。
また、オンライン端末13も複数の異なる商店に設置し
てもよいこと勿論である。
【0063】4)上述の実施形態では代金支払者(顧
客)の銀行口座と代金受取者(商店)の銀行口座が同一
の銀行であるために代金の支払は振替処理により行って
いるが、代金支払者(顧客)の銀行口座と代金受取者
(商店)の銀行口座が異なる場合には代金の支払が振り
込み処理となる。
【0064】5)対比DB12には顧客番号と代金精算
に必要な精算情報(銀行コード、口座名等)および銀行
口座番号とを保存しているが、精算情報は、銀行が要求
する情報を用意すればよく、上述の実施形態に限定され
るものではない。
【0065】6)本実施形態の代金の支払の対象となる
役務は、物品、情報サービス、飲食サービス等、代価を
発生するもの全てを対象とすることができる。
【0066】7)ハウスカード14内に翌月以降の支払
か即時払いか、オンライン端末13からの指示による支
払かの識別情報を予め記録させておき、この識別情報
で、支払方法を決定してもよい。
【0067】8)本発明で言う顧客番号とは顧客に対し
て割り当てられた識別番号を意味する。顧客番号と同義
の表現には顧客コード、ユーザID、会員番号、その他
顧客を識別するために使用される各種の情報などがある
がこれらの表現は本発明の顧客番号の上記概念の中に含
まれる。
【0068】9)上述の実施形態では、支払金額を端末
のテンキーから手動操作で入力しているが、手動操作で
支払金額を入力する入力機器としては、バーコードを読
み取るバーコードリーダー、手書き文字を認識する文字
認識装置、音声を認識する音声認識装置など各種の入力
機器を使用することができる。
【0069】
【発明の効果】上記の説明のように、請求項1、4、5
〜7の発明によれば、ハウスカードを用いて代金を銀行
口座から即時に引き落とすことを可能とすることによ
り、商店等においては顧客の購買管理を行いながら回収
リスクを軽減することができる。
【0070】また、ハウスカードを用いることで、従来
から行っている月末一括支払や分割支払と合わせてさま
ざまな支払方法を呈示することができるので、幅広い顧
客ニーズに応えることができる。
【0071】さらに請求項2の発明によれば、家族など
がそれぞれ保有するハウスカードによる代金決済を同一
の銀行口座から支払う(引き落とす)ことが可能であ
り、さらに、だれがなにを買ったかをハウスカードの顧
客番号により特定することが可能となる。
【0072】また、さらに請求項3の発明では、複数の
銀行口座を使用した代金の支払が可能となるので、銀行
口座の預金残高が急激に減少することを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態1のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明実施形態1の対比DBの内容を示す説明
図である。
【図3】本発明実施形態2の対比DBの内容を示す説明
図である。
【図4】本発明実施形態3の対比DBの内容を示す説明
図である。
【図5】本発明実施形態1のコンピュータシステム11
の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明実施形態1のコンピュータシステム11
の処理手順を示すフローチャートである。
【0073】
【符号の説明】
11、21 コンピュータシステム 12 対比DB(データベース) 13 オンライン端末 14 ハウスカード 22 口座元帳データベース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支払金額情報と、即時払いか即時払い以
    外の支払いかを示す支払方法情報とを手動操作により入
    力し、代金支払者の顧客番号をハウスカードから入力す
    るオンライン端末と、 代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請求す
    るために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付けられ
    ており、前記オンライン端末から入力された支払方法情
    報が即時払いを示す場合には、前記オンライン端末から
    入力された顧客番号に対応する請求情報を発生する請求
    情報発生手段と、 当該発生した請求情報と前記オンライン端末から入力さ
    れた支払金額情報とをただちに、銀行のコンピュータシ
    ステムに送信する手段とを有し、 前記銀行のコンピュータシステムでは、前記請求情報お
    よび支払金額情報に基づいて、予め定められた代金受取
    者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行口座から支払
    金額情報の示す代金を支払うための出金処理を行うこと
    を特徴とする決済システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の決済システムにおい
    て、前記請求情報の中には銀行口座番号が含まれてお
    り、複数のハウスカードの異なる顧客番号に対して同一
    の銀行口座番号が対応付けられることを特徴とする決済
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の決済システムにおい
    て、前記請求情報の中には銀行口座番号が含まれてお
    り、1つのハウスカードの顧客番号に対して複数の銀行
    口座番号が対応付けられており、予め定められた支払条
    件にしたがって前記複数の銀行口座番号の銀行口座のい
    ずれかから代金が支払われることを特徴とする決済シス
    テム。
  4. 【請求項4】 支払金額情報を手動入力し、即時払いか
    即時払い以外の支払いかを示す支払方法が予め定められ
    ており、代金支払者の顧客番号をハウスカードから入力
    するオンライン端末と、 代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請求す
    るために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付けられ
    ており、前記支払方法情報が即時払いの場合には、前記
    オンライン端末から入力された顧客番号に対応する請求
    情報を発生する請求情報発生手段と、 当該発生した請求情報と前記オンライン端末から入力さ
    れた支払金額情報とをただちに、銀行のコンピュータシ
    ステムに送信する手段とを有し、 前記銀行のコンピュータシステムでは、前記請求情報お
    よび支払金額情報に基づいて、予め定められた代金受取
    者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行口座から支払
    金額情報の示す代金を支払うための出金処理を行うこと
    を特徴とする決済システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4に記載の決済シ
    ステムと接続可能な銀行システムであって、 前記決済システムから送信される前記請求情報および支
    払金額情報を受信する受信手段と、 当該受信した請求情報および支払金額情報とに基づい
    て、予め定められた代金受取者の銀行口座に対して、代
    金支払者の銀行口座から支払金額情報の示す代金を支払
    うための出金処理を行う情報処理手段とを備えたことを
    特徴とする銀行システム。
  6. 【請求項6】 支払金額情報と、即時払いか即時払い以
    外の支払いかを示す支払方法情報とを手動操作によりオ
    ンライン端末に入力し、 代金支払者の顧客番号をハウスカードからオンライン端
    末に入力し、 代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請求す
    るために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付けられ
    ており、 前記オンライン端末から入力された支払方法情報が即時
    払いを示す場合には、前記オンライン端末から入力され
    た顧客番号に対応する請求情報をコンピュータシステム
    により発生し、 当該発生した請求情報と前記オンライン端末から入力さ
    れた支払金額情報とをただちに、前記コンピュータシス
    テムから銀行のコンピュータシステムに送信し、 前記銀行のコンピュータシステムでは、前記請求情報お
    よび支払金額情報に基づいて、予め定められた代金受取
    者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行口座から支払
    金額情報の示す代金を支払うための出金処理を行うこと
    を特徴とするハウスカードの決済方法。
  7. 【請求項7】 即時払いか即時払い以外の支払いかを示
    す支払方法が予め定められており、 オンライン端末から支払金額情報を手動入力し、 代金支払者の顧客番号をハウスカードから前記オンライ
    ン端末に入力し、 代金支払者の銀行口座からの代金の支払を銀行に請求す
    るために必要な請求情報が予め顧客番号に対応付けられ
    ており、 前記支払方法情報が即時払いの場合には、コンピュータ
    システムにより前記オンライン端末から入力された顧客
    番号に対応する請求情報を発生し、 当該発生した請求情報と前記オンライン端末から入力さ
    れた支払金額情報とをただちに、前記コンピュータシス
    テムから銀行のコンピュータシステムに送信し、 前記銀行のコンピュータシステムでは、前記請求情報お
    よび支払金額情報に基づいて、予め定められた代金受取
    者の銀行口座に対して、代金支払者の銀行口座から支払
    金額情報の示す代金を支払うための出金処理を行うこと
    を特徴とするハウスカードの決済方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6059319B1 (ja) * 2015-09-30 2017-01-11 三井住友カード株式会社 代金支払管理システム、及び代金支払管理方法
JP2022157748A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム

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