JP2003140837A - ディスクアレイ制御装置 - Google Patents

ディスクアレイ制御装置

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JP2003140837A
JP2003140837A JP2001331858A JP2001331858A JP2003140837A JP 2003140837 A JP2003140837 A JP 2003140837A JP 2001331858 A JP2001331858 A JP 2001331858A JP 2001331858 A JP2001331858 A JP 2001331858A JP 2003140837 A JP2003140837 A JP 2003140837A
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array control
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disk
units
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JP2001331858A
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Akira Yoshida
晃 吉田
Takahito Nakamura
崇仁 中村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のディスクアレイ制御装置を1つのディス
クアレイ制御装置として運用でき、複数のディスクアレ
イ制御装置のキャッシュメモリの物理的な実装位置によ
る性能低下を抑え,台数に比例した性能を出せるディス
クアレイシステムを提供することにある。 【解決手段】上記課題は、ホストスイッチインターフェ
ース部と、複数のチャネルインターフェース部、複数の
ディスクインターフェース部、及び、複数のキャッシュ
メモリ部と有する複数のディスクアレイ制御ユニット
と、複数のチャネルインターフェース部、複数のディス
クインターフェース部、及び、前記複数のキャッシュメ
モリ部とに接続される相互結合網とを有するディスクア
レイ制御装置により達成される。 【効果】複数のディスクアレイ制御ユニット間に分散配
置されているキャッシュメモリに対するアクセス性能が
向上し、ディスクアレイ制御ユニットの台数に比例して
ディスクアレイ制御装置の性能を向上できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクアレイ制
御装置に関し、特に、データを複数の磁気ディスク装置
に格納するディスクアレイ装置の制御装置技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今般のコンピュータシステムにおいて、
処理性能の向上に対する期待は大きく、特にディスクサ
ブシステムのI/O性能向上に対する要求は高い。磁気
ディスクを記憶媒体とするディスクサブシステム(以下
「サブシステム」という。)のI/O性能は半導体記憶
装置を記憶媒体とするコンピュータの主記憶のI/O性
能に比べて、3〜4桁程度小さく、従来からこの差を縮
めること、すなわちサブシステムのI/O性能を向上さ
せる努力がなされている。
【0003】また、銀行、証券、電話会社等に代表され
る大企業では、従来は各所に分散していたコンピュータ
およびストレージを、データセンターの中に集中化して
コンピュータシステムおよびストレージシステム構成す
ることにより、コンピュータシステムおよびストレージ
システムの運用、保守、管理に要する費用を削減する傾
向にあり、特に大型/ハイエンドのストレージシステム
には、数百台以上のホストコンピュータへ接続するため
のチャネルインターフェースのサポート(コネクティビ
ティ)、数百テラバイト以上の記憶容量のサポートが要
求されている。
【0004】一方、近年のオープン市場の拡大、今後予
想されるストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)
の普及により、大型/ハイエンドのストレージシステム
と同様の高機能・高信頼性を備えた小規模構成(小型筐
体)のストレージシステムへの要求が高まっている。
【0005】サブシステムのI/O性能を向上させるた
めの1つの方法として、複数の磁気ディスク装置でサブ
システムを構成し、データを複数の磁気ディスク装置に
格納する、いわゆるディスクアレイと呼ばれるシステム
が知られている。ディスクアレイの場合、上位コンピュ
ータからのI/Oを記録する複数の磁気ディスク装置
と、上位コンピュータのI/Oを受付け複数の磁気ディ
スク装置へ転送するディスクアレイ制御装置から構成さ
れるのが一般的である。この中で、大規模接続・大容量
への要求に対しては、従来の大型/ハイエンドのディス
クアレイ制御装置を複数接続して超大規模なディスクア
レイ制御装置を構成する方法が考えられる。複数のディ
スクアレイ制御装置を接続することにより、キャッシュ
メモリが複数のディスクアレイ制御装置に分散すること
になる。キャッシュメモリは当該記憶制御装置に繋がる
磁気ディスク装置のデータを格納することが性能の面を
考えると有利であり、また、該キャッシュメモリにアク
セスするホストコンピュータは、当該キャッシュメモリ
を有する当該記憶制御装置内に繋がることが性能の面で
有利である。また、実装障害時および磁気ディスク装置
の増設や記憶制御装置の増設により、ホストインタフェ
ース部とキャッシュメモリおよびキャッシュメモリと磁
気ディスク制御装置との対応が上記性能面で有利と考え
る構成から変更となる場合が有る。上位装置およびソフ
トから見た場合に複数のディスクアレイ制御装置を複数
接続した超大規模なディスクアレイ制御装置と意識する
こと無く、一つのディスクアレイ制御装置として管理す
ることが従来のアーキテクチャ継続の面から有利であ
る。このような事より、ホストインタフェースとキャッ
シュメモリや磁気ディスク装置の接続関係や増設時の再
構成に伴い実装位置の最適化を考える必要が有り、従来
の一つのディスクアレイ制御装置によりシステムが構築
されていた場合に比べ、ディスクアレイシステムの性能
に与える影響が大きくなる。
【0006】例えば,従来技術では,図2に示すように
ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置2と
の間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部11
と、磁気ディスク装置5とディスクアレイ制御装置2間
のデータ転送を実行する複数のディスクIF部12と、
磁気ディスク装置5のデータを一時的に格納するキャッ
シュメモリ部14とを備え、1つのディスクアレイ制御
装置2内において,キャッシュメモリ部14は全てのチ
ャネルIF部11及びディスクIF部12からアクセス
可能な構成となっている。このディスクアレイ制御装置
2では、チャネルIF部11及びディスクIF部12と
キャッシュメモリ部14との間は,相互結合網21で接
続される。
【0007】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50と接続するためのインターフェース及びホストコ
ンピュータ50に対する入出力を制御するマイクロプロ
セッサ(図示せず)を有している。また、ディスクIF
部12は、磁気ディスク装置5と接続するためのインタ
ーフェース及び磁気ディスク装置5に対する入出力を制
御するマイクロプロセッサ(図示せず)を有している。
また、ディスクIF部12は、RAID機能の実行も行う。
【0008】この従来のディスクアレイ制御装置2で
は,1つのディスクアレイ制御装置2がサポートする記
録データ量以上のデータを記録する必要がある場合,デ
ィスクアレイ制御装置2を複数台設置し,ホストコンピ
ュータ50から複数のディスクアレイ制御装置2にチャ
ネルを接続していた。
【0009】また,1つのディスクアレイ制御装置2に
接続できるホストチャネル数以上のホストコンピュータ
50を接続する必要がある場合,ディスクアレイ制御装
置2を複数台設置し,それぞれにホストコンピュータ5
0を接続していた。
【0010】また,複数のディスクアレイ制御装置2間
でデータを移行させる場合,1つのホストコンピュータ
50からデータの移行を行う2つのディスクアレイ制御
装置2の両方にチャネルを接続し,ホストコンピュータ
50を介して,データの移行を行っていた。
【0011】また、他の従来技術では,図3に示すよう
にホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置2
と、ホストコンピュータ50とディスクアレイ制御装置
2とを跨る外部接続網23とホストコンピュータ50と
の間のデータ転送を実行する複数のチャネルIF部11
と、磁気ディスク装置5とディスクアレイ制御装置2間
のデータ転送を実行する複数のディスクIF部12と、
磁気ディスク装置5のデータを一時的に格納するキャッ
シュメモリ部14とを備え、ホストコンピュータ50
は、外部接続網23を介し全てのディスクアレイ制御装
置2にアクセスすることが可能であり、1つのディスク
アレイ制御装置2内において,キャッシュメモリ部14
は全てのチャネルIF部11およびディスクIF部12
からアクセス可能な構成となっている。このディスクア
レイ制御装置2では、チャネルIF部11およびディス
クIF部12とキャッシュメモリ部14との間は,相互
結合網21で接続される。
【0012】チャネルIF部11は、ホストコンピュー
タ50と接続するためのインターフェースおよびホスト
コンピュータ50に対する入出力を制御するマイクロプ
ロセッサ(図示せず)を有している。また、ディスクI
F部12は、磁気ディスク装置5と接続するためのイン
ターフェースおよび磁気ディスク装置5に対する入出力
を制御するマイクロプロセッサ(図示せず)を有してい
る。また、ディスクIF部12は、RAID機能の実行も行
う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来技術で
は、ディスクアレイ制御装置2の台数を単純に増やすこ
とによってホストコンピュータ50に接続するチャネル
数、記憶容量を増やすことが可能であるが、1つのホス
トコンピュータ50が複数のディスクアレイ制御装置2
にデータを格納する必要がある場合、ホストコンピュー
タ50は全てのディスクアレイ制御装置2に対してチャ
ネルを接続する必要があり、ホストコンピュータ50は
アクセスするデータがどのディスクアレイ制御装置2に
接続された磁気ディスク装置5に格納されているかを把
握し、データにアクセスする場合、目的のディスクアレ
イ制御装置2を特定してアクセスを行う必要があった。
【0014】図3に示す従来技術では、複数のディスク
アレイ制御装置2をホストコンピュータ50から見て一
つのディスクアレイ制御装置として運用する為には、外
部接続網23内に外部接続網23に接続される全てのデ
ィスクアレイ制御装置2の情報を管理運用する手段を持
つことが必要である。ディスクアレイ制御装置の使用法
として、磁気ディスク装置内のデータを他の磁気ディス
ク装置にコピーすることがよく行われる。図3に示す従
来技術においては、あるディスクアレイ制御装置2に繋
がる磁気ディスク装置5のデータを他のディスクアレイ
制御装置2に繋がる磁気ディスク装置5にコピーをする
場合、チャネルインターフェース部11を介し、外部接
続網23を介することにより、データ転送を行なうこと
となる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明におけるディスクアレイ制御装置は、ホスト
コンピュータに接続されるホストスイッチインターフェ
ース部と、ホストスイッチインターフェース部とのイン
ターフェースを有する複数のチャネルインターフェース
部、磁気ディスク装置に接続される複数のディスクイン
ターフェース部、及び、磁気ディスク装置に対しリード
/ライトされるデータを一時的に格納する複数のキャッ
シュメモリ部と有する複数のディスクアレイ制御ユニッ
トと、複数のチャネルインターフェース部、複数のディ
スクインターフェース部、及び、前記複数のキャッシュ
メモリ部とに接続される相互結合網とを有する。そし
て、キャッシュメモリは、すべてのディスクアレイ制御
ユニットのチャネルインターフェース部とデータ転送を
行なえる。また、前記ホストスイッチインターフェース
部と複数のチャネルインターフェース部とは、相互接続
網を介して接続されるようにしてもよい。
【0016】ホストスイッチインターフェース部は、ホ
ストコンピュータからのリクエストのアドレスに基づい
てデータ転送経路を選択する管理テーブルを有する。発
明の実施の形態で説明するように、本発明の実施例で
は、データ転送経路はホストスイッチインターフェース
部とチャネルインターフェース部とのパスである。
【0017】管理メモリは、アドレスに対するデータ転
送経路の候補を有するパス選択テーブルと、データ転送
経路ごとのデータ量に基づいて重み付けされた履歴情報
テーブルを有し、パス選択テーブルで選択されたパスの
中から履歴情報テーブルの情報に基づいてパスを選択す
る。
【0018】また、ディスクアレイ制御ユニットに、そ
れぞれディスクアレイ制御ユニットのリソースの稼働率
の管理を行ない、稼働率を稼働率報告信号によって前記
ホストスイッチインターフェース部に報告するリソース
管理部を設け、管理メモリが、アドレスに対するデータ
転送経路の候補を有するパス選択テーブルと、稼働率報
告信号に基づいて重み付けされた履歴情報テーブルを有
し、パス選択テーブルで選択されたパスの中から前記履
歴情報テーブルの情報に基づいてパスを選択するように
してもよい。
【0019】その他、本願が開示する課題、およびその
解決方法は、発明の実施形態の欄および図面により明ら
かにされる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。 [実施例1]図1および図4に、本発明の第1の実施例
を示す。
【0021】図1に示すように、ディスクアレイ制御装
置1は複数のディスクアレイ制御ユニット1−2および
ホストスイッチインターフェース部(ホストスイッチI
F部)30から構成される。ディスクアレイ制御ユニッ
ト1−2は、ホストスイッチIF部30とのインターフ
ェース部(チャネルIF部)11と、磁気ディスク装置
5とのインターフェース部(ディスクIF部)12と、
キャッシュメモリ部14を有し、チャネルIF部11お
よびディスクIF部12とキャッシュメモリ部14間
は、ディスクアレイ制御ユニット1―2内において相互
結合網21を介して接続されている。また、複数のディ
スクアレイ制御ユニット1−2の間では、キャッシュメ
モリ部14は相互結合網21を介して接続されている。
すなわち、相互結合網21を介して、全てのチャネルI
F部11およびディスクIF部12から、全てのキャッ
シュメモリ部14へアクセス可能な構成となっている。
相互接続網21は、ディスクアレイ制御ユニット内のデ
ータ転送性能の方が複数のディスアレイ制御ユニットを
介するデータ転送性能より高くなっている。即ち、ホス
トコンピュータからのアクセスでは、アクセス対象のキ
ャッシュメモリと同じディスクアレイ制御ユニット内の
チャネルIF部を介してデータ転送を行なったほうが相
互接続網への負担は小さくなる。また、ホストスイッチ
IF部30と複数のディスクアレイ制御ユニット1−2
内の複数のチャネルIF部11の間は、ホストスイッチ
IF部30から、全てのキャッシュメモリ部14へアク
セス可能な構成となっている。ホストスイッチIF部3
0は、ホストコンピュータからの要求に対して、すべて
の複数のディスクアレイ制御ユニット1−2内の複数の
チャネルIF部11からどのチャネルIF部に接続する
か選択することができる。ホストスイッチIF部30内
には、ホストアクセス情報および接続情報を格納する管
理テーブル31を持つ。
【0022】図1にて,ホストコンピュータ50からの
ディスクアレイ制御ユニット1−2内のキャッシュメモ
リ部14への読み出し処理について考える。ホストスイ
ッチIF部30は、ホストコンピュータ50からのリク
エスト(リード/ライト要求)に対し、ホストスイッチ
IF部30内にある管理テーブル31を参照し、対象キ
ャッシュメモリ部14にアクセス可能な最適ルートを求
め、最適ルートが接続されるチャネルIF部11に対し
リクエストを送出する。リクエストを受け取ったチャネ
ルIF部11は、アドレス情報より相互結合網21を介
し、対象キャッシュメモリ部14にアクセスを行なうこ
とにより要求データを読み出す。ホストスイッチIF部
30は、ホストコンピュータ50からのリクエストをチ
ャネルIF部11に送出した時点で、アクセスのデータ
量を元に重みづけを行ない管理テーブル31内の履歴情
報テーブルに情報を格納する。
【0023】図4に示すように,ディスクアレイ制御装
置1は複数のディスクアレイ制御ユニットとホストスイ
ッチインターフェース部(ホストスイッチIF部)30
を有している。図4では、複数のディスクアレイ制御ユ
ニットとしてディスクアレイ制御ユニット(BOX0)
1−2−1およびディスクアレイ制御ユニット(BOX
1)1−2−2およびディスクアレイ制御ユニット(B
KBOX)1−2−3が示されている。図4では、BK
BOXはバックアップ用のディスクアレイ制御ユニット
として使用する構成としている。図4に示したディスク
アレイ制御ユニットBOX0 1−2−1およびBOX
1 1−2−2およびBKBOX 1−2−3は、ホス
トスイッチIF部30とのインターフェース部(チャネ
ルIF部)11と、磁気ディスク装置とのインターフェ
ース部(図示せず)と、キャッシュメモリ部14を有
し,チャネルIF部11とキャッシュメモリ部14間
は、複数のディスクアレイ制御ユニットの間で、相互結
合網21を介して接続されている。ホストスイッチIF
部30と複数のディスクアレイ制御ユニット内の複数の
チャネルIF部11の間は、パス0 50およびパス1
51およびパスBK52を介して接続されている。ホ
ストスイッチIF部30内には、管理テーブル31を有
し、管理テーブル31内にはパス選択テーブル32およ
び履歴情報テーブル33を有する。履歴情報テーブル3
3からパス選択テーブル32に対し、パス選択信号40
が接続され、パス選択信号40によりパス番号41が選
択される。
【0024】図4により、ホストコンピュータ50から
ディスクアレイ制御ユニット(BOX0)1−2−1内
のキャッシュメモリ部14に対するアクセスについてホ
ストスイッチIF部30の処理を考える。ホストコンピ
ュータ50からのリクエストがホストスイッチIF部3
0に到着することにより、管理テーブル31内のパス選
択テーブル32を参照し、当該リクエストのアドレスか
ら、リクエスト対象データを保持するキャッシュメモリ
部14を実装するディスクアレイ制御ユニットが、ディ
スクアレイ制御ユニット(BOX0)1−2−1或いは
ディスクアレイ制御ユニット(BOX1)1−2−2或
いはディスクアレイ制御ユニット(BKBOX)1−2
−3のどれであるか知ることができる。ここでは、BO
X01−2−1内のキャッシュメモリ部14にアクセス
するリクエストの為、BOX0 1−2−1が選択され
る。パス選択テーブル32には、各キャッシュメモリ毎
にホストスイッチIF部30からの各キャッシュメモリ
部14へのアクセスルート情報をパス番号として登録し
ておくことにより、当該リクエストのアドレスからパス
選択テーブル32を参照することにより、選択パス候補
を知ることができる。ここでは、BOX0 1−2−1
内のキャッシュメモリ部14にアクセスするリクエスト
の為、候補1としてパス0 50、候補2としてパス1
51、候補3としてパスBK 52が登録されてい
る。パス選択テーブル32に登録するパス候補の数は任
意であり、本実施例では3パスとしている。パス0 5
0は、ホストスイッチIF部30とBOX0 1−2−
1を接続するパスであり、パス1 51は、ホストスイ
ッチIF部30とBOX1 1−2−2を接続するパス
であり、パスBK 52は、ホストスイッチIF部30
とBK BOX 1−2−3を接続するパスである。続
いて、履歴情報テーブル33からのパス選択信号40に
より、パス0 50、パス1 51およびパスBK 5
2のいずれのパスを選択するかが決定する。パス選択信
号40は、履歴情報テーブル33内に過去のリクエスト
のパス毎のデータ量を重みづけしたテーブルを持ち、候
補毎の重みの差、重み一定以上、障害情報等を判断する
ことにより生成する。パス選択信号40によりパス番号
41が決まり、当該キャッシュメモリ部へのアクセスル
ートが決定する。パス0 50が選択された場合、ホス
トスイッチIF部30からパス0 50を介しBOX0
1−2−1内のキャッシュメモリ部14にアクセスす
ることになる。パス1 51が選択された場合、ホスト
スイッチIF部30からパス1 51を介しBOX1
1−2−2内のチャネルIF部11を経由し、複数のデ
ィスクアレイ制御ユニットを跨る相互結合網21を介
し、BOX01−2−1内のキャッシュメモリ部14に
アクセスすることになる。パスBK52が選択された場
合、ホストスイッチIF部30からパスBK 52を介
しBK BOX1−2−3内のチャネルIF部11を経
由し、複数のディスクアレイ制御ユニットを跨る相互結
合網21を介し、BOX0 1−2−1内のキャッシュ
メモリ部14にアクセスすることになる。履歴情報テー
ブル33の重みが均一の場合、最短でアクセスすること
が可能であるパス0 50が選択される。
【0025】図5および図6に、ホストスイッチIF部
30と複数のディスクアレイ制御ユニット1−2内の複
数のチャネルIF部11の間を相互結合網22を介して
接続した実施例を示す。
【0026】図5に示すように,ディスクアレイ制御装
置1は複数のディスクアレイ制御ユニット1−2および
ホストスイッチIF部30から構成される。ホストスイ
ッチIF部30と複数のディスクアレイ制御ユニット1
−2内の複数のチャネルIF部11の間は、相互結合網
22を介して接続されている。すなわち、相互結合網2
2を介して、ホストスイッチIF部30から、全てのキ
ャッシュメモリ部14へアクセス可能な構成となってい
る。キャッシュメモリ部14間を接続する相互結合網2
1とホストスイッチIF部30と複数のディスクアレイ
制御ユニット1−2内の複数のチャネルIF部11を接
続する相互接続網22は、各々独立に動作可能である。
その他の部分は図1に示した実施例と同じである。
【0027】図5でホストコンピュータ50からのディ
スクアレイ制御ユニット1−2内のキャッシュメモリ部
14への読み出し処理を考えると、ホストスイッチIF
部30は、ホストコンピュータ50からの要求に対し、
ホストスイッチIF部30内にある管理テーブル31を
参照し、対象キャッシュメモリ部14にアクセス可能な
最適ルートを求め、最適ルートが接続されるチャネルI
F部11に対し、相互接続網22を介しリクエストを送
出する。ホストスイッチIF部30からのリクエストが
相互接続網22を介して送出されることを除けば、図1
の実施例の動作と同じである。
【0028】図6では、管理テーブル31内のパス選択
テーブルおよび履歴情報テーブルの構成及び制御はホス
トスイッチIF部30とディスクアレイ制御ユニットが
相互接続網22を介して接続されることを除けば、図4
の実施例と同じである。パス0 50は、相互接続網2
2とBOX0 1−2−1を接続するパスであり、パス
1 51は、相互接続網22とBOX1 1−2−2を
接続するパスであり、パスBK 52は、相互接続網2
2とBK BOX 1−2−3を接続するパスである。
パス選択テーブル32には、各キャッシュメモリ毎に相
互接続網22からの各キャッシュメモリ部14へのアク
セスルート情報がパス番号として登録されている。した
がって、パス選択テーブル32を参照することにより、
リクエストのアドレスから選択パス候補を知ることがで
きる。ここでは、BOX0 1−2−1内のキャッシュ
メモリ部14にアクセスするリクエストの為、候補1と
してパス0 50、候補2としてパス1 51、候補3
としてパスBK 52が登録されている。パス選択テー
ブル32に登録するパス候補の数は任意であり、本実施
例では3パスとしている。続いて、履歴情報テーブル3
3からのパス選択信号40により、パス0 50、パス
1 51およびパスBK 52のいずれのパスを選択す
るかが決定する。パス選択信号40によりパス番号41
が決まり、当該キャッシュメモリ部へのアクセスルート
が決定する。パス0 50が選択された場合、ホストス
イッチIF部30から相互接続網22を介しパス0 5
0を使用してBOX0 1−2−1内のキャッシュメモ
リ部14にアクセスすることになる。パス1 51が選
択された場合、ホストスイッチIF部30から相互接続
網22を介しパス1 51を使用してBOX1 1−2
−2内のチャネルIF部11を経由し、複数のディスク
アレイ制御ユニットを跨る相互結合網21を介し、BO
X0 1−2−1内のキャッシュメモリ部14にアクセ
スすることになる。パスBK 52が選択された場合、
ホストスイッチIF部30から相互接続網22を介しパ
スBK 52を使用しBK BOX1−2−3内のチャ
ネルIF部11を経由し、複数のディスクアレイ制御ユ
ニットを跨る相互結合網21を介し、BOX0 1−2
−1内のキャッシュメモリ部14にアクセスすることに
なる。 [実施例2]図7に、本発明の他の実施例を示す。
【0029】図7の構成は、ディスクアレイ制御ユニッ
ト(BK BOX)1−2−3を通常動作時にも使用す
るディスクアレイ制御ユニットとして使用することとし
ており、BK BOX1−2−3内に高速キャッシュメ
モリ部15を有している。その他の構成については、実
施例1に説明した図4の構成と同様である。図5によ
り、高速なアクセスを要求されるデータ転送に対するホ
ストスイッチIF部30の処理を考える。ホストコンピ
ュータ50からのリクエストがホストスイッチIF部3
0に到着すると、管理テーブル31内のパス選択テーブ
ル32を参照する。そのリクエストのアドレスから、リ
クエスト対象データは、高速キャッシュメモリ部15に
実装されていることを知ることができる。履歴情報テー
ブル33からのパス選択信号40により、パスBK 5
2のパスが選択され、ホストスイッチIF部30からパ
スBK 52を介しBK BOX1−2−3内の高速キ
ャッシュメモリ部15にアクセスすることになる。この
ように、特定のディスクアレイ制御ユニット内に高速な
キャッシュメモリをもち、ホストスイッチIF部30内
の管理テーブル31を有効に使用することにより、性能
を要求されるホストからのリクエストに対する要求を満
たすことが可能となる。もちろん、キャッシュメモリの
容量を変えたり、パスを高速にすることも可能である。
また、図4の実施例に対する図6の実施例のように、ホ
ストスイッチIF部30とディスクアレイ制御ユニット
との間を相互接続網を介して接続する構成とすることも
できる。この場合、上述したように、パス選択テーブル
32に登録され履歴情報テーブル33に基づいて選択さ
れるパスが相互接続網22とディスクアレイ制御ユニッ
トとの間のものになる。 [実施例3]図8に、本発明の他の実施例を示す。
【0030】図8に示すように、複数のディスク制御ユ
ニット内にリソース管理部16をもつこと、およびホス
トスイッチIF部30内の管理テーブル31内に稼動率
管理テーブル34をもつこと、および複数のディスク制
御ユニット内のリソース管理部16よりホストスイッチ
IF部30内の管理テーブル31内の稼動率管理テーブ
ル34に対し稼働率報告信号53を接続していることを
除いて、実施例1に説明した図4の構成と同様である。
各々のディスク制御ユニット内のリソース管理部16
は、各ディスク制御ユニット内のキャッシュメモリ部1
4およびチャネルIF部11およびディスクIF部(図
示せず)および複数のディスクアレイ制御ユニット間に
跨る相互結合網21、および各ディスクユニット内の内
部パスおよび内部バッファ等のリソースについての稼働
率について管理を行なう。管理情報を稼働率報告信号5
3により、ホストスイッチIF部30内の管理テーブル
31内の稼動率管理テーブル34に報告する。稼働率管
理テーブル34は、各々のディスクアレイ制御ユニット
からの稼働率報告信号53の内容について、各パス毎に
重み付けを行ない管理する。その他の動作については、
実施例1に記述した動作と同様である。また、図4の実
施例に対する図6の実施例のように、ホストスイッチI
F部30とディスクアレイ制御ユニットとの間を相互接
続網を介して接続する構成とすることもできる。この場
合、上述したように、パス選択テーブル32に登録され
履歴情報テーブル33に基づいて選択されるパスが相互
接続網22とディスクアレイ制御ユニットとの間のもの
になる。
【0031】本実施例によれば、稼働率報告信号53に
より詳細な稼動状況を知ることができ、より正確なパス
選択を行なうことが可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、複数台のディスクアレ
イ制御装置を1つのディスクアレイ制御装置として運用
しようとする場合,複数のディスクアレイ制御装置にキ
ャッシュメモリが分散されて搭載された場合の、ホスト
コンピュータとキャッシュメモリ間での最適な接続ルー
トを確保することができ、リソースを最適に活用するこ
とが可能となる。また、ホストコンピュータにキャッシ
ュメモリの物理的な実装位置を意識させること無く、1
つのディスクアレイ制御装置としてキャッシュメモリの
物理的な実装位置にかかわらず、一定したキャッシュメ
モリアクセスを提供することが可能となる。また、複数
のディスクアレイ制御装置内のキャッシュメモリ部間を
跨る相互結合網と、ホストインタフェースから複数のデ
ィスクアレイ制御装置を跨る相互結合網が独立に動作可
能な為、複数のディスクアレイ制御装置間のキャッシュ
メモリ部間コピー動作により、キャッシュメモリ部間の
相互結合網が専有された場合でも、ホストインタフェー
スからのリクエストは影響を受けること無く、各々のデ
ィスクアレイ制御装置に振り分けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクアレイ制御装置の構成を
示す図。
【図2】従来のディスクアレイ制御装置の構成を示す
図。
【図3】従来のディスクアレイ制御装置の他の構成を示
す図。
【図4】図1に示すディスクアレイ制御ユニット内の詳
細構成を示す図。
【図5】本発明によるディスクアレイ制御装置の構成を
示す図。
【図6】図5に示すディスクアレイ制御ユニット内の詳
細構成を示す図。
【図7】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の構
成を示す図。
【図8】本発明によるディスクアレイ制御装置の他の構
成を示す図。
【符号の説明】
1,2:ディスクアレイ制御装置、1−2…ディスクア
レイ制御ユニット、5…磁気ディスク装置、11…チャ
ネルIF部、12…ディスクIF部、14…キャッシュ
メモリ部、21,22…相互結合網、23…外部結合
網、30…ホストスイッチIF部、31…管理テーブ
ル、50…ホストコンピュータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/08 557 G06F 12/08 557 575 575

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータに接続されるホストス
    イッチインターフェース部と、 ホストスイッチインターフェース部とのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部、磁気デ
    ィスク装置に接続される複数のディスクインターフェー
    ス部、及び、前記磁気ディスク装置に対しリード/ライ
    トされるデータを一時的に格納する複数のキャッシュメ
    モリ部とを有する複数のディスクアレイ制御ユニット
    と、 前記複数のチャネルインターフェース部、前記複数のデ
    ィスクインターフェース部、及び、前記複数のキャッシ
    ュメモリ部とに接続される相互結合網とを有するディス
    クアレイ制御装置であって、 前記キャッシュメモリは、すべての前記ディスクアレイ
    制御ユニットの前記チャネルインターフェース部とデー
    タ転送を行なえることを特徴とするディスクアレイ制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記ホストスイッチインターフェース部
    は、ホストコンピュータからのリクエストのアドレスに
    基づいてデータ転送経路を選択する管理テーブルを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ制御
    装置。
  3. 【請求項3】前記データ転送経路は、前記ホストスイッ
    チインターフェース部と前記チャネルインターフェース
    部とのパスであることを特徴とする請求項2記載のディ
    スクアレイ制御装置。
  4. 【請求項4】前記管理メモリは、アドレスに対するデー
    タ転送経路の候補を有するパス選択テーブルと、データ
    転送経路ごとのデータ量に基づいて重み付けされた履歴
    情報テーブルを有し、前記パス選択テーブルで選択され
    たパスの中から前記履歴情報テーブルの情報に基づいて
    パスを選択することを特徴とする請求項2記載のディス
    クアレイ制御装置。
  5. 【請求項5】前記複数のディスクアレイ制御ユニットの
    うち一部のディスクアレイ制御ユニットは、他のディス
    クアレイ制御ユニットより高速のキャッシュメモリを有
    することを特徴とする請求項1記載のディスクアレイ制
    御装置。
  6. 【請求項6】前記複数のディスクアレイ制御ユニット
    は、それぞれ該ディスクアレイ制御ユニットのリソース
    の稼働率の管理を行ない、稼働率を稼働率報告信号によ
    って前記ホストスイッチインターフェース部に報告する
    リソース管理部を有し、 前記管理メモリは、アドレスに対するデータ転送経路の
    候補を有するパス選択テーブルと、前記稼働率報告信号
    に基づいて重み付けされた履歴情報テーブルを有し、前
    記パス選択テーブルで選択されたパスの中から前記履歴
    情報テーブルの情報に基づいてパスを選択することを特
    徴とする請求項2記載のディスクアレイ制御装置。
  7. 【請求項7】ホストコンピュータに接続されるホストス
    イッチインターフェース部と、 ホストスイッチインターフェース部とのインターフェー
    スを有する複数のチャネルインターフェース部、磁気デ
    ィスク装置に接続される複数のディスクインターフェー
    ス部、及び、前記磁気ディスク装置に対しリード/ライ
    トされるデータを一時的に格納する複数のキャッシュメ
    モリ部とを有する複数のディスクアレイ制御ユニット
    と、 前記複数のチャネルインターフェース部、前記複数のデ
    ィスクインターフェース部、及び、前記複数のキャッシ
    ュメモリ部とに接続される第1の相互結合網と、 前記ホストスイッチインターフェース部と前記複数のチ
    ャネルインターフェース部とに接続される第2の相互接
    続網とを有するディスクアレイ制御装置であって、 前記キャッシュメモリは、すべての前記ディスクアレイ
    制御ユニットの前記チャネルインターフェース部とデー
    タ転送を行なえることを特徴とするディスクアレイ制御
    装置。
  8. 【請求項8】前記ホストスイッチインターフェース部
    は、ホストコンピュータからのリクエストのアドレスに
    基づいてデータ転送経路を選択する管理テーブルを有す
    ることを特徴とする請求項7記載のディスクアレイ制御
    装置。
  9. 【請求項9】前記データ転送経路は、前記第2の相互接
    続網とチャネルインターフェース部とのパスであること
    を特徴とする請求項8記載のディスクアレイ制御装置。
  10. 【請求項10】前記管理メモリは、アドレスに対するデ
    ータ転送経路の候補を有するパス選択テーブルと、デー
    タ転送経路ごとのデータ量に基づいて重み付けされた履
    歴情報テーブルを有し、前記パス選択テーブルで選択さ
    れたパスの中から前記履歴情報テーブルの情報に基づい
    てパスを選択することを特徴とする請求項8記載のディ
    スクアレイ制御装置。
  11. 【請求項11】前記複数のディスクアレイ制御ユニット
    のうち一部のディスクアレイ制御ユニットは、他のディ
    スクアレイ制御ユニットより高速のキャッシュメモリを
    有することを特徴とする請求項7記載のディスクアレイ
    制御装置。
  12. 【請求項12】前記複数のディスクアレイ制御ユニット
    は、それぞれ該ディスクアレイ制御ユニットのリソース
    の稼働率の管理を行ない、稼働率を稼働率報告信号によ
    って前記ホストスイッチインターフェース部に報告する
    リソース管理部を有し、 前記管理メモリは、アドレスに対するデータ転送経路の
    候補を有するパス選択テーブルと、前記稼働率報告信号
    に基づいて重み付けされた履歴情報テーブルを有し、前
    記パス選択テーブルで選択されたパスの中から前記履歴
    情報テーブルの情報に基づいてパスを選択することを特
    徴とする請求項8記載のディスクアレイ制御装置。
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Effective date: 20070110