JP2003140452A - トナー補給容器 - Google Patents

トナー補給容器

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JP2003140452A
JP2003140452A JP2001332714A JP2001332714A JP2003140452A JP 2003140452 A JP2003140452 A JP 2003140452A JP 2001332714 A JP2001332714 A JP 2001332714A JP 2001332714 A JP2001332714 A JP 2001332714A JP 2003140452 A JP2003140452 A JP 2003140452A
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Yutaka Ban
伴  豊
Yusuke Yamada
祐介 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給容器内でトナーがブリッジした場
合であっても、粗粒の発生する危険を伴うことなく、弾
性体の変形、復帰による振動によりトナーを崩すことの
できるトナー補給容器を提供する。 【解決手段】 トナーを排出する開口1aを備えトナー
を収容する容器本体1Aを有し、容器本体1Aを回転す
ることにより容器本体内のトナーを開口1aへ搬送する
トナー補給容器1において、容器本体1Aの回転軸a−
a方向に延在して容器本体内を仕切る仕切り壁3を有
し、仕切り壁3の少なくとも一部を弾性体で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の画像形成装置にトナーを補給するための
トナー補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用さ
れている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費さ
れた場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へ
トナーを補給することが行われている。
【0003】トナーは極めて微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にトナーが飛散してオペレータや周囲を
汚すという問題があった。このため、トナー補給容器を
画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部か
ら少量ずつトナーを排出する方式が提案され、実用化さ
れている。このような方式にあっては、トナーを重力等
の作用で自然に排出させるのは困難であり、何らかのト
ナー撹拌搬送手段が必要となる。
【0004】特公平7−113796号公報に開示され
ているトナー補給容器は、全体形状が略円筒形であり、
その一端部の円筒面には比較的小さなトナー排出用の開
口が設けられている。容器内部には螺旋状のトナー撹拌
搬送部材が設けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外
部より駆動を受けるようになっている。撹拌搬送部材の
駆動側と反対側は自由端となっている。
【0005】特開平7−104572号公報に開示され
ているトナー補給容器は、容器に内装されたアジテータ
羽根が複数の弾性部材で形成されており、回転軸から羽
根先端までの長さを異ならせて台形形状とすることで、
回転軸方向へのトナー搬送力を得ている。
【0006】これら二つの従来例は、ともに撹拌搬送部
材が容器の端部壁面を貫通しているが、この部分には何
らかの軸受けシール機構が必要とされる。シール機構の
構成は、撹拌搬送部材の端部にギア部材を連設し、ギア
部材と容器壁面との間にシール部材を挟持するようにし
たものが一般的である。シール部材としては、ドーナツ
状の羊毛フェルトやオイルシール等が用いられる場合が
多い。
【0007】このトナー補給容器は、画像形成装置本体
内に装着したまま使用され、本体側からの駆動によりト
ナー撹拌搬送部材を回転することでトナーを搬送し、開
口部から少量ずつトナーを排出する。
【0008】他の従来例として、特開平7−44000
号公報に開示されているトナー補給容器がある。このト
ナー補給容器は、全体形状が円筒形のボトル状をなし、
その内面には螺旋状の突起を備え、一端側の中心付近に
小さなトナー排出口を、又、トナー排出口を設けた側の
容器端面に迫り出し部をそれぞれ設けている。螺旋状の
突起によって排出口側の端部へ搬送されたトナーは、開
口部近傍の迫り出し形状により案内されて容器中心付近
の排出口へ持ち上げられて容器外へ排出される。
【0009】特開平10−260574号公報に開示さ
れているトナー補給容器は、やはり全体形状は円筒形の
ボトル状で、その内面に螺旋状の突起を設け、一端側の
中心付近に小さなトナー排出口を設けている。そして、
螺旋状突起によって排出口側の端部へ搬送されたトナー
を掻き上げる掻き上げ部と、掻き上げられたトナーを排
出口へ案内する案内部とを有する。
【0010】これら二つの従来例は、前記二つの従来例
と異なり、撹拌搬送部材は内装されていない。そして、
これら二つのトナー補給容器もまた画像形成装置本体に
据え置いて使用され、本体側からの駆動を受けて容器本
体そのものが回転することでトナーを搬送する。
【0011】特開平10−6382号公報に記載されて
いるトナー補給容器は、トナー搬送部材を弾性体で形成
し、搬送部材の振動付与手段として、搬送部材に当接可
能な突起部を設けており、搬送部材に振動を付与する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては次のような問題点があった。
【0013】先ず、特公平7−113796号公報及び
特開平7−104572号公報に開示される従来例の場
合、少なくとも撹拌搬送部材の駆動を受ける側には前記
の通りの軸受けシール機構があり、部品点数が多い上に
組立てには非常に手間がかかり、製造コストが高くな
る。
【0014】このような軸受けシール機構においては、
軸受けシール部にトナーが巻き込まれ、溶融固着して粗
大な粒子となり、これが現像されて画像品質上問題とな
ることも稀に発生する。
【0015】更に、使用済みのトナー補給容器を回収し
て再利用しようとする際に、次のような問題があった。
【0016】先ず、部品に分解する作業が厄介であり、
特に軸受けシール機構の部分は非常に困難で、場合によ
っては部品を破損してしまう畏れがある。分解できて
も、シール機構部分に使用されているシール部材やギア
部材は損耗が激しく、繰り返し使用には耐えないため新
品と交換せざるを得ない。
【0017】材料として再利用する場合にも、前記のと
おり分解するのが困難である点は依然として大きな問題
である。また、軸受けシール機構周辺の部品はそれぞれ
摺動性、弾力性等の機能が要求されるため、例えばシー
ル部材とギア部材をも含めた全ての部品を同一の材料で
構成することは事実上不可能に近い。
【0018】次に、特開平7−44000号公報及び特
開平10−260574号公報に開示される従来例の場
合は、容器本体に内装される撹拌搬送部材を持っていな
いため、前記のような撹拌軸受けにまつわる問題は発生
しない。しかし、容器本体内面に螺旋状の突起を設けて
いるため、以下のような問題がある。
【0019】螺旋状の突起は容器内面に突き出している
ため、その分は容器の内容積が小さくなるという損失が
ある。これはトナー搬送能力を高め、よりトナーを確実
に搬送、制御しようとすると、螺旋状突起を高く突き出
さねばならず、非常に顕著となる。そして螺旋状の突起
が高いとトナーを充填するのも容易ではなくなってく
る。
【0020】そして、螺旋状突起が容器内面のほぼ全面
に配置されるため、螺旋状突起の根元等にトナーが滞留
して残り易く、残トナー量が増大する。
【0021】又、上述したトナー補給容器は容器本体内
に撹拌搬送部材等を持っていないため、物流による振動
や長期間高温高湿下に放置保管された場合など容器本体
内でトナーが凝集し、固まった状態、所謂、トナーブリ
ッジが発生したとき、トナーブリッジを崩す手段がない
ため満足な排出性能が得られない場合がある。
【0022】又、特開平10−63082号公報に開示
される従来例の場合は、駆動されている弾性体からなる
トナー搬送部材に、搬送部材の内壁に形成された突起部
が当接し、振動を付与させるが、その際、当接部でトナ
ーに力が加わり、溶着固化してトナー粗粒の発生といっ
た危険性が常に付きまとう、という問題がある。また、
弾性部材自身が駆動するため、駆動軸受け部で磨耗が激
しく、部材の寿命と言った点で疑問がある。
【0023】従って、本発明の目的は、トナー補給容器
内でトナーがブリッジした場合であっても、粗粒の発生
する危険を伴うことなく、弾性体の変形、復帰による振
動によりトナーを崩すことのできるトナー補給容器を提
供することである。
【0024】本発明の他の目的は、トナー補給容器内に
付着したトナーを払い落とし、残量を少なくすることの
できるトナー補給容器を提供することである。
【0025】本発明の他の目的は、起動時の回転トルク
を低減することのできるトナー補給容器を提供すること
である。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
トナー補給容器にて達成される。要約すれば、本発明
は、トナーを排出する開口を備えトナーを収容する容器
本体を有し、前記容器本体を回転することにより前記容
器本体内のトナーを前記開口へ搬送するトナー補給容器
において、前記容器本体の回転軸方向に延在して前記容
器本体内を仕切る仕切り壁を有し、前記仕切り壁の少な
くとも一部を弾性体で形成することを特徴とするナー補
給容器である。
【0027】このような構成により、本発明は、トナー
ブリッジを起こした場合に粗粒発生の危険性を伴うこと
なく、仕切り壁の弾性変形とその復元力による振動によ
り崩すことが容易であり、また、仕切り壁に付着したト
ナーを効果的に払い落とし、残量の少ないトナー補給容
器が提供される。又、仕切り壁を弾性体にすることで、
回転初期起動トルクが低減されるといった効果もある。
【0028】本発明の一実施態様によると、前記トナー
補給容器は、外部から回転駆動を前記仕切り壁に受け、
前記仕切り壁から前記容器本体へと回転駆動が伝達さ
れ、前記容器本体と前記仕切り壁とが一体的に回転す
る。又、他の実施態様によると、前記トナー補給容器
は、外部から回転駆動を前記容器本体に受け、前記容器
本体から前記仕切り壁へと回転駆動が伝達され、前記容
器本体と前記仕切り壁とが一体的に回転する。斯かる構
成によれば、容器本体内部に攪拌部材がないため、攪拌
軸受け部での粗粒発生の危険性がない。また、トナー補
給容器の長期放置などで容器本体内部でトナーブリッジ
をしたときにはトナーを崩すきっかけがないが、上記構
成によれば、回転駆動力が仕切り壁に伝達されること
で、仕切り壁の弾性変形、復元を効果的にもたらし、ト
ナーブリッジを起こした場合に粗粒発生の危険性を伴う
ことなく、仕切り壁の弾性変形とその復元力による振動
によりトナーブリッジを崩すことができる。
【0029】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁には、貫通する穴部が開けられている。この構成に
よれば、トナー補給容器内部のトナーの攪拌効果が高ま
り、流動性の良いトナーが得られるため、あらゆる環境
においても良好な排出特性を発揮することができる。
【0030】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁は、前記容器本体内を二分する。この構成によれ
ば、物流時の振動による容器本体内部でのトナーの偏り
や凝集を防止することができる。
【0031】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁には、前記容器本体の回転軸に対して傾斜した面を
有する突起が前記仕切り壁から突き出して設けられてい
る。この構成により、トナー搬送能力に優れ、安定した
搬出量を維持できる。
【0032】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁は、前記容器本体内部の周面に接しており、前記仕
切り壁は、回転駆動が伝達される前記容器本体の回転軸
方向一方の端面とは反対側の端面とは接していない。こ
の構成によれば、仕切り板の弾性変形、復元が効果的に
行われ、トナーブリッジを起こした場合に粗粒発生の危
険性を伴うことなく、仕切り壁の弾性変形とその復元力
による振動によりトナーブリッジを崩すことができる。
また、容器内壁の付着トナーをも効果的に払い落とし、
残量を少なくする効果をもたらす。
【0033】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁は、少なくとも、前記仕切り壁と前記容器本体内部
の周面と接触する部分が弾性体で形成されている。この
構成によれば、仕切り板の弾性変形、復元を効果的にも
たらし、トナーブリッジを起こした場合に粗粒発生の危
険性を伴うことなく、仕切り壁の弾性変形とその復元力
による振動によりトナーブリッジを崩すことができる。
また、容器内壁の付着トナーをも効果的に払い落とし、
残量を少なくする効果をもたらす。
【0034】本発明の他の実施態様によれば、前記仕切
り壁全体が弾性体で構成されている。この構成とするこ
とにより、仕切り壁の弾性変形とその復元力による振動
により、トナーブリッジを起こした場合にこれを崩すこ
とができる。また、容器内壁の付着トナーをも効果的に
払い落とし、残量を少なくする効果をもたらす。また、
全体が同じ材質であるため容器のコストの面でもメリッ
トを有する。
【0035】本発明の他の実施態様によれば、前記容器
本体は、円筒状をなす。この構成によれば、スムーズに
回転でき、容積効率の良いトナー補給容器を提供でき
る。
【0036】本発明の他の実施態様によれば、前記開口
は、前記容器本体の回転軸方向一端側の端面上にあっ
て、回転軸上に設けられている。斯かる構成によれば、
開口部が移動しないため、開口部付近の密閉性をよくす
ることができる。
【0037】本発明の他の実施態様によれば、前記弾性
体は、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エ
チレンポロピレンコポリマー、エチレンプロピレンジエ
ンターポリマー、シリコーンゴム、ウレタンゴム、若し
くは、これら合成ゴム類の発泡体、ポリエチレン発泡
体、又は、エラストマーである。この構成とすること
で、効果的に弾性変形、復元が可能であり、効果的にブ
ロッキングしたトナーをほぐすことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトナー補給容
器を図面に則して更に詳しく説明する。ただし、以下に
説明する実施例にて、トナー補給容器の構成部品の寸
法、材質、形状、その相対位置などは、特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するも
のではない。
【0039】先ず、本発明に係るトナー補給容器が装着
される画像形成装置の一例である電子写真画像形成装置
の構成を図1に基づいて説明する。
【0040】[電子写真画像形成装置]図1に示す電子
写真複写機本体(以下、「装置本体」という。)100
において、原稿101が原稿台ガラス102の上に置か
れると、原稿101の画像情報に応じた光像が光学部1
03の複数のミラーMとレンズLnにより、像担持体と
しての電子写真感光体ドラム(以下、「感光体ドラム」
という。)104上に結像する。カセット105、10
6、107、108に積載された記録媒体(以下、「用
紙」という。)Pのうち、図2に示す操作部100aか
ら使用者(ユーザー)が入力した情報若しくは原稿10
1の紙サイズから最適な用紙Pをカセット105〜10
8の用紙サイズ情報から選択する。ここで、記録媒体と
しては用紙に限定されずに、例えばOHPシート等適宜
選択できる。
【0041】そして、給紙・分離装置105A、106
A、107A、108Aにより搬送された1枚の用紙P
を、搬送部109を経由してレジストローラ110まで
搬送し、更にレジストローラ110により用紙Pを感光
体ドラム104の回転と、光学部103のスキャンのタ
イミングを同期させて転写部に搬送する。転写部では、
転写放電器111によって、感光体ドラム104上に形
成されたトナー像を用紙Pに転写する。そして、分離放
電器112によって、トナー像の転写された用紙Pを感
光体ドラム104から分離する。
【0042】この後、搬送部113により定着部114
へ搬送された用紙Pは、定着部114において熱と圧力
により用紙P上のトナー像を定着させた後、片面コピー
の場合には、排紙反転部115を通過し、排紙ローラ1
16により排紙トレイ117へ排出される。又、両面コ
ピーの場合には、排紙反転部115のフラッパ118の
制御により、再給紙搬送路119、120を経由してレ
ジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの場
合と同様の経路をたどって排紙トレイ117へ排出され
る。
【0043】又、多重コピーの場合には、用紙Pは排紙
反転部115を通り、一度排紙ローラ116により一部
が装置外へ排出される。そして、この後、用紙Pの終端
がフラッパ118を通過し、排紙ローラ116にまだ挟
持されているタイミングでフラッパ118を制御すると
共に排紙ローラ116を逆回転させることにより、再度
装置本体100内へ搬送される。更にこの後、再給紙搬
送部119、120を経由してレジストローラ110ま
で搬送された後、片面コピーの場合と同様の経路をたど
って排紙トレイ117へ排出される。
【0044】ところで、上記構成の装置本体100にお
いて、感光体ドラム104の回りには現像手段としての
現像装置201、クリーナ装置202、一次帯電器20
3等が配置されている。
【0045】現像装置201は、原稿101の情報が光
学部103により感光体ドラム104に形成された静電
潜像を、トナーを用いて現像するものである。そして、
この現像装置201へトナーを補給するためのトナー補
給容器1が使用者によって装置本体100に着脱可能に
装着されている。
【0046】又、現像装置201は、収容手段としての
トナーホッパー201aと現像器201bとを有してい
る。トナーホッパー201aは、トナー補給容器1から
補給されたトナーを撹拌するための撹拌部材201cを
有している。そして、この撹拌部材201cにより撹拌
されたトナーは、マグネットローラ201dにより現像
器201bに送られる。現像器201bは、現像ローラ
201fと、送り部材201eを有している。そして、
マグネットローラ201dによりトナーホッパー201
aから送られたトナーは、送り部材201eにより現像
ローラ201fに送られて、この現像ローラ201fに
より感光体ドラム104に供給される。
【0047】尚、クリーナ装置202は、感光体ドラム
104に残留しているトナーを除去するためのものであ
る。又、一次帯電器203は、感光体ドラム104を帯
電するためのものである。
【0048】図2に示す外装カバーの一部であるトナー
補給容器交換用前カバー15(以下、「交換用前カバ
ー」という。)を図3に示すように使用者が開けると、
トナー補給容器の受入れ装置の一部を構成する容器受け
台50が、駆動系(不図示)によって所定の位置まで引
き出される。そして、この容器受け台50上にトナー補
給容器1を載置する。使用者がトナー補給容器1を装置
本体100から取り出す際には、容器受け台50を引き
出し、容器受け台50に載っているトナー補給容器1を
取り出す。ここで、交換用前カバー15はトナー補給容
器1を着脱(交換)するための専用カバーであって、ト
ナー補給容器1を着脱するためだけに開閉される。尚、
装置本体100のメンテナンスは、前面カバー100c
を開閉することによって行われる。
【0049】尚、容器受け台50を介することなく、ト
ナー補給容器1を、トナー補給容器の受入れ装置として
の装置本体100に直接装着し、又、装置本体100か
ら取り外してもよい。
【0050】実施例1 次に、本発明のトナー補給容器の第1の実施例につい
て、図4、図5を用いて説明する。
【0051】先ず、トナー補給容器1の内部の構成につ
いて説明する。
【0052】トナー補給容器1は、略円筒形状を有した
容器本体1Aと、開口部1aとを備えており、画像形成
装置本体内に略水平方向に配置される。容器本体1A
は、装置本体から回転駆動を受けて回転する。
【0053】開口部1aは、容器本体1Aの側部周面に
設けられている。前記開口部1aには開口部1aを閉じ
る封止部材2(図5)が設けられている。この封止部材
2は、開口部1aの開閉動作を行う容器本体1Aの外形
に合せた円弧状のシャッター2aと、前記シャッター2
aの内面に貼着されたパッキン材2bとを有する。
【0054】封止部材2は、容器本体1Aの開口部1a
を閉じる位置と開く位置との間を往復自在に容器本体1
Aに取付けられる。取付け方法は、図示してはいない
が、シャッター2aに平行なレールを設け、対応する容
器本体1Aの開口部1a周囲にも平行なガイド部を設
け、互いに係合させることで達成できる。封止部材2の
移動方向は、容器本体1Aの周面に沿った方向であって
も、容器本体1の回転軸a−aに沿った方向であっても
良いが、後者の方であればトナー補給容器1を回転軸に
沿って着脱する際に、その動きを利用して封止部材2の
開閉が行えるので好ましい。
【0055】パッキン部材2bは、発泡ポリウレタンが
好ましく、これを両面テープでシャッター2aに固定す
るのが簡便で実用的である。パッキン部材2bとしては
他の発泡体やゴム等の弾性体あっても良く、固定手段も
両面テープに限らず、他の従来公知の方法が応用でき
る。封止部材2を容器本体1Aに取付けると、パッキン
部材2bは所定量圧縮されて、開口部1aを密閉する。
【0056】容器本体1Aの内部には、容器本体1Aの
内部を二分するように、仕切り壁3が容器本体1Aの全
長にわたって設けてある。
【0057】次に、本実施例における仕切り壁3につい
て説明する。
【0058】この仕切り壁3は、容器本体1Aの回転軸
a−a方向に、容器本体1Aを複数に分割するように容
器本体1A全長にわたって設けられている。
【0059】本実施例においては、容器本体1Aを略中
心から二分するように仕切壁3を設けたが、三分割或い
は四分割などのように複数に分割してもよい。
【0060】又、この仕切り壁3は、一端が開口部1a
又はフランジ部3bに隣接した回転軸方向延長を横切る
位置に位置しており、他端は、容器本体内部の開口部1
a、即ち、フランジ部3bとは反対側の端面、即ち、容
器本体1Aの底面3cに隣接して配置されるが、底面3
cとは接している方が良い。
【0061】仕切り壁3と容器本体1Aは、どこかが接
している必要があるが、容器本体1Aの内周面と接して
いる構造が好ましい。仕切り壁3と容器内周面との間に
隙間が生じると、仕切り壁3に回転駆動がかかったとき
に、弾性変形が起こりにくくなり、効果を発揮しない。
また、隙間をトナーがすり抜けてしまい、搬送効率が低
下してしまうのでよくない。
【0062】仕切り壁3は、容器本体1Aと一体で回転
する構成になっている。仕切り壁3と容器本体1Aは、
互いに一部が固定されている方が好ましい。
【0063】本実施例1では、仕切り壁3の材質はすべ
て弾性体であり、弾性体としては、ニトリルブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、エチレンポロピレンコポリマ
ー、エチレンプロピレンジエンターポリマー、シリコー
ンゴム、ウレタンゴム、若しくは、これら合成ゴム類の
発泡体、ポリエチレン発泡体、又は、種々のエラストマ
ー(スチレン系、オレフィン系、ウレタン系その他)と
し得る。本実施例では、弾性体としてはウレタンゴムを
用いた。
【0064】本実施例のトナー補給容器1は、装置本体
側の駆動力伝達部から回転力駆動を仕切り壁3に受け、
仕切り壁3から容器本体1Aへと回転駆動が伝達され、
容器全体が一体的に回転することを特徴とする。
【0065】容器本体1Aを回転させるための駆動伝達
手段は、従来当業者には周知の種々の手段が応用可能で
ある。
【0066】一例を挙げると、図4、図5に示すよう
に、仕切り壁3から容器本体1Aの端面壁部、即ち、フ
ランジ部3bに設けられた軸受けシール機構3gを介し
て一体に延在して軸部3dが設けられており、画像形成
装置本体にトナー補給容器1を装着すると、トナー補給
容器の軸部3dが画像形成装置本体側の駆動力伝達部
(図示せず)と係合し、回転駆動力を受ける。この回転
駆動力は、軸部3dを介して仕切壁3及び容器本体1A
へと伝達され、これらが一体的に回転することにより、
トナーの流動性によって回転軸方向にトナーが移動し,
開口部1aからトナーが排出される。
【0067】次に、図6を用いて本発明のトナー補給容
器1の作用効果について説明する。
【0068】図6(A)に示すように、トナー補給容器
1が本体に装着されて軸部3dを介して仕切り壁3及び
容器本体1Aへと回転駆動力が伝達されて起動する際、
仕切り壁3には瞬時に回転トルクがかかる。その時、図
6(B)に示すように、弾性体である仕切り壁3には、
回転方向に反発する力がかかり、その弾性変形により、
仕切り壁3全体にねじれが生じる。その後の回転に伴
い、図6(C)に示すように、ねじれが解除されて、仕
切り壁3は弾性力で元の形状に復元する。この復元力に
よりトナーに外力が加わる。その結果、トナー補給容器
1を長期放置したり、或いは、物流時により、トナーが
凝集して固まった場合でもトナー補給容器1を振ること
なくトナーを崩すことができる。更に、駆動がかかる仕
切り壁3が弾性体であるため、回転時にかかる起動トル
クの低減にも効果がある。
【0069】また、本実施例では、起動時にブロッキン
グしたトナーを崩す以外に以下の効果もある。
【0070】トナー排出初期でトナーが充分にトナー補
給容器1内にある時は、仕切り壁3は、容器本体1Aの
回転によるトナーの移動に伴って押圧力が加わり弾性変
形する。トナーが回転により更に移動し、押圧力が解除
されて、弾性により仕切り壁3が元の形状に復元する。
この動きは回転により連続的に行われる。
【0071】この復元力により、トナーが外力を受け、
トナーに流動性が付与され、攪拌効果をもたらす。ま
た、更に、トナー排出後期でトナー残量が少なくなった
ときに仕切り壁3に付着するトナーを払い落とすといっ
た相乗効果もある。
【0072】実施例2 次に、本発明のトナー補給容器の第2の実施例について
図7、図8を用いて説明する。
【0073】本実施例にて、トナー補給容器1の回転軸
方向に沿った仕切り壁3の中心部3eの部分を剛体の材
質にて形成し、それ以外の部分は全て弾性体にて作製し
た。剛体の材質は特に限定はないが、具体的には、AB
S、HIPS、PSなどのプラスチックが好適である。
本実施例においては、HIPSを用いた。
【0074】仕切り壁3は、容器本体内面と接触する仕
切り壁3の周辺全体を弾性体で構成することもできる
が、好ましくは、上述のように、回転軸に相当する部分
を剛体とすることである。
【0075】本実施例の構成によると、回転駆動を画像
形成装置本体から伝達されて、仕切り壁3に回転力がか
かったときに、仕切り壁全体が効果的に弾性変形し、且
つ、復元が速やかに行われるため、粗粒発生の危険性を
伴うことなく、ブロッキングしたトナーを効果的に崩す
ことができる。
【0076】また、仕切り壁3の一部が弾性体である場
合は、仕切り壁3が効果的にねじれて弾性変形が行われ
るためには、仕切り壁3の弾性体の割合は、仕切り壁全
体の面積の40%以上、より好ましくは60%以上とさ
れる。本実施例では、仕切り壁全体の面積の75%を弾
性体とした。
【0077】また、本実施例では、仕切り壁3には穴部
3fを設けた。仕切り壁3に複数の穴部3fを設けるこ
とにより、トナー補給容器内部のトナーを左右のスペー
スに自由に流動可能な状態にすることで、容器本体1A
の回転に伴ってトナー補給容器1内のトナーの流動性が
よくなり、攪拌効果をより高めることができる。更に、
穴部3fを形成することにより、回転駆動が付与された
時に仕切り壁3がより大きく弾性変形するといった効果
もある。
【0078】弾性体は、二色成型により一体成型するの
が簡便で好ましいが、インサート成型により一体成型し
たり、接着等の手段で一体化する方法をとっても構わな
い。
【0079】トナー補給容器1が本体に装着されて軸部
3dを介して仕切り壁3及び容器本体1Aへと回転駆動
力が伝達されて起動する際、仕切り壁3には瞬時に回転
トルクがかかる。その時、弾性体である仕切り壁3に
は、反発する力、所謂、弾性変形が生じる。
【0080】本実施例では、図7に示すように、回転軸
に相当する部分3eが剛体でできているために、回転駆
動が仕切り壁3にかかった際に、効果的に仕切り壁3が
ねじれ、弾性変形し、それによって、ブロッキングした
トナーをより効果的に崩すことができる。
【0081】また、起動時にブロッキングしたトナーを
崩す以外に以下の効果もある。
【0082】トナー補給容器1が回転する際、仕切り壁
3は、トナーの回転方向の移動による押圧力が加わり弾
性変形する。仕切り壁3は、トナーが回転により更に移
動し、押圧力が解除されることにより弾性により元の形
状に復元する。この動きは回転により連続的に行われ
る。
【0083】この復元力により、トナーは外力を受け、
トナーに攪拌効果をもたらす。また更に、仕切り壁3に
付着するトナーを払い落とすといった相乗効果もある。
【0084】実施例3 本発明のトナー補給容器の第3の実施例を、図9、図1
0を用いて説明する。
【0085】本実施例では、トナー補給容器1の仕切り
壁3の両面に、トナー補給容器1の回転軸a−aに対し
て傾斜した傾斜板とされる傾斜突起3aが複数設けられ
ている。
【0086】仕切り壁3は、回転軸に沿った部分3eが
剛体で形成される。剛体としては、HIPSが好適であ
り、仕切り壁3のその他の部分はウレタンゴムで形成さ
れる。又、本実施例では、弾性体の割合は、仕切り壁3
の面積の80%とした。また、本実施例にて、軸部3d
も又、剛体とされる。
【0087】傾斜した突起部3aは、全て弾性体で、仕
切り壁3と同じウレタンゴムを用いて作製した。この突
起部3aは、図10に示すように、回転軸a−aに対し
て鏡面対称に配置させた。この傾斜した突起3aの一端
は開口部1aに達しており、トナーは傾斜した突起部3
a上をすべり、搬送され、最終的に突起部3aから開口
部1aを通ってトナーが排出される。
【0088】また、仕切り壁3に突起部3aを有する場
合、図9及び図10に示すように、開口部1aは、容器
本体1Aの端面フランジ部3bに配置した構成でもよ
い。本実施例では、開口部1aには開口部1aを閉じる
封止部材2が設けて有り、この封止部材2がトナー補給
容器1の回転軸a−a方向に相対的にスライドすること
により、開口部1aの開閉動作を行う。これにより、軸
受けシール部を設ける必要がなく、トナー漏れの危険性
がない。
【0089】又、本実施例では、仕切り壁3から一体に
延在した軸部3dが設けられており、封止部材2は、こ
の軸部3dに回転軸方向に沿って移動自在に係合してい
る。従って、画像形成装置本体にトナー補給容器1を装
着すると、封止部材2が移動され、開口部1aを開と
し、画像形成装置本体側の駆動力伝達部(図示せず)
が、封止部材2に係合してこの封止部材2に回転駆動力
を伝達する。
【0090】そして、回転駆動力は封止部材2から軸部
3dを介して仕切壁3及び容器本体1へと伝達され、こ
れらが一体的に回転することによりトナーを開口部1a
から排出する。
【0091】容器本体1を回転させるための駆動を伝達
する手段は、従来公知の種々の手段が応用可能である。
【0092】本実施例においても、実施例1に関して説
明したと同様に、起動時に仕切り壁3が瞬時にかかる回
転トルクを受け、仕切り壁3は弾性変形が生じる。その
後、回転に伴い、仕切り壁3は弾性力で元の形状に復元
する。この復元力によりトナーが外力を受け、容器の長
期放置、物流時により、トナーが凝集して固まった場合
でも容器を振ることなくトナーを崩すことができる。
【0093】この傾斜突起3aは、トナー補給容器1の
回転によってトナー補給容器内部のトナーを切り崩す役
割を果たしている。さらに切り崩したトナーを傾斜突起
3aの傾斜突起3aによって開口部1aへと前方に搬送
する。このように、傾斜突起3aは、撹拌と搬送の2つ
の機能を同時に果たしているが、その突起部3aが弾性
体であるため、回転に伴うトナーの押圧、解除による微
小な振動によって、傾斜をすべるトナーの搬送力がアッ
プし、傾斜突起3aに付着するトナーを払い落とすこと
ができる、といった効果もある。
【0094】実施例4 本発明のトナー補給容器の第4の実施例を、図11、1
2用いて説明する。
【0095】本実施例は、図9、図10に示す実施例3
のトナー補給容器1にて、傾斜突起3aを有する仕切り
壁3に、更に穴部3fを設けた構成とされる。
【0096】本実施例では、仕切り壁3の回転軸に相当
する中心部分3eを剛体部分とし、剛体の材質はHIP
S、その他はウレタンゴムで構成した。また、弾性体の
割合は、仕切り壁3の面積の80%とした。
【0097】本実施例にて、トナー補給容器1の容器本
体1Aは、略円筒形状に形成される。
【0098】実施例1に関して説明したと同様に、仕切
り壁3は、起動時に仕切り壁3に瞬時にかかる回転トル
クを受け、弾性変形が生じる。その後、仕切り壁3は、
回転に伴い弾性力で元の形状に復元する。この復元力に
よりトナーは外力を受け、トナー補給容器の長期放置、
物流時により、トナーが凝集して固まった場合でも容器
を振ることなくトナーを崩すことができる。
【0099】また、傾斜突起3aは、トナー補給容器1
の回転によってトナー補給容器内部のトナーを切り崩す
役割を果たしている。更に、切り崩したトナーを傾斜突
起3aの傾斜によって前方にトナーを搬送するという、
撹拌と搬送の2つの機能を同時に果たしているが、その
突起部3aが弾性体であるため、回転に伴うトナーの押
圧、解除による微小な振動によって、傾斜突起3aをす
べるトナーの搬送力がアップし、傾斜突起3aに付着す
るトナーを払い落とすことができる、といった効果もあ
る。
【0100】また、穴部3fが設けられているため、ト
ナー補給容器内部のトナーを左右のスペースに自由に流
動可能とし、それによって攪拌効果をより高めることが
できる。又、穴部3fが設けられたことで仕切り壁3は
回転駆動が伝達される際により変形し易くなり、そのた
め、より効果的にブロッキングしたトナーを崩し易い。
【0101】実施例5 本発明のトナー補給容器の第5の実施例について、図1
3、図14を用いて説明する。
【0102】本実施例は、傾斜板とされる傾斜突起3a
は、仕切り壁3の表面と軸線対称に配置した。また、仕
切り壁3には穴部3fを形成した。本実施例にて、トナ
ー補給容器1は、略円筒形状に形成し、仕切り壁3と傾
斜板3aは、全てウレタンゴムで作製した。
【0103】傾斜板3aを本実施例のように配置した構
成により、トナー補給容器内のトナーは、トナー補給容
器1の同一回転方向で同一回転軸方向へと搬送されるた
め、トナーの開口部1aへの搬送が効率的に行われる。
【0104】また、仕切り壁3に駆動がかかる際、回転
軸3dの軸線に対して対称であるため、仕切り壁3に左
右均等に力がかかることとなり、仕切り壁3の弾性変形
が効果的に行われる。
【0105】本実施例のトナー補給容器1においても、
実施例1に関連して説明したと同様に、起動時に仕切り
壁3に瞬時にかかる回転トルクを受け、仕切り壁3は弾
性変形する。その後、回転に伴い、仕切り壁3は弾性力
で元の形状に復元する。この復元力によりトナーは外力
を受け、トナー補給容器の長期放置、物流時により、ト
ナーが凝集して固まった場合でも容器を振ることなくト
ナーを崩すことができる。
【0106】又、傾斜突起3aは、トナー補給容器1の
回転によってボトル内部のトナーを切り崩す役割を果た
している。更に、傾斜突起3aは、切り崩したトナーを
傾斜突起3aの傾斜によって前方にトナーを搬送すると
いう、撹拌と搬送の2つの機能を同時に果たしており、
特に、その傾斜突起3aが弾性体であるため、回転に伴
うトナーの押圧、解除による微小な振動によって、傾斜
突起3aをすべるトナーの搬送力がアップし、傾斜突起
3aに付着するトナーを払い落とすことができる、とい
った効果もある。
【0107】又、穴部3fを設けることにより、トナー
補給容器内部のトナーを左右のスペースに自由に流動可
能であるため、攪拌効果をより高めることができる。更
には、穴部3fがあることで仕切り壁3は回転駆動が伝
達される際により変形し易くなり、ブロッキングしたト
ナーをより効果的に崩し易い。
【0108】実施例6 本発明のトナー補給容器の第6の実施例について、図1
5、図16を用いて説明する。
【0109】本実施例では、傾斜板とされる傾斜突起3
aは、仕切り壁3の表面と軸線対称に配置した。また、
仕切り壁3には穴部3fを形成した。本実施例にて、ト
ナー補給容器1は、略円筒形状に形成し、仕切り壁3と
傾斜板3aは、全てウレタンゴムで作製した。
【0110】傾斜板3aを本実施例のように配置した構
成により、トナー補給容器内のトナーは、トナー補給容
器1の同一回転方向で同一回転軸方向へと搬送されるた
め、トナーの開口部1aへの搬送が効率的に行われる。
【0111】また、仕切り壁3に駆動がかかる際、回転
軸3dの軸線に対して対称であるため、仕切り壁3に左
右均等に力がかかることとなり、仕切り壁3の弾性変形
が効果的に行われる。
【0112】上記構成は、実施例5と同様であるが、た
だ、本実施例によれば、実施例5のトナー補給容器1に
は設けられていた仕切り壁3に連結された駆動軸3dが
設けられてはおらず、トナー補給容器1は、容器本体1
A自体が外部から駆動力を受ける構成とされる。
【0113】従って、トナー補給容器1の開口部1aに
は単に封止部材2嵌合され、開口部1aの開閉を行うだ
けである。容器本体1Aが外部から駆動を受ける手段
は、当業者には周知のものを使用し得る。
【0114】本実施例では、容器本体1Aの端面に駆動
受け部を構成する駆動軸4を、直径方向に対称配置して
設け、この駆動軸4を装置本体側に設けた駆動伝達部に
て駆動する構成とされる。
【0115】上記構成にて、トナー排出初期でトナーが
充分に容器本体1A内にある時は、仕切り壁3は、容器
本体1Aの回転によるトナーの移動に伴って押圧力が加
わり弾性変形する。トナーが回転により更に移動し、押
圧力が解除されて、弾性により仕切り壁3が元の形状に
復元する。この動きは回転により連続的に行われる。
【0116】仕切り壁3の復元力により、トナーが外力
を受け、ブロッキングしたトナーを崩す役割をする。
又、トナーに流動性が付与され、攪拌効果をもたらす。
また更に、トナー排出後期でトナー残量が少なくなった
ときには、仕切り壁3に付着するトナーを払い落とすと
いった効果もある。
【0117】又、傾斜突起3aは、トナー補給容器1の
回転によってボトル内部のトナーを切り崩す役割を果た
している。更に、傾斜突起3aは、切り崩したトナーを
傾斜突起3aの傾斜によって前方にトナーを搬送すると
いう、撹拌と搬送の2つの機能を同時に果たしており、
特に、その傾斜突起3aが弾性体であるため、回転に伴
うトナーの押圧、解除による微小な振動によって、傾斜
をすべるトナーの搬送力がアップし、傾斜突起3aに付
着するトナーを払い落とすことができる、といった効果
もある。
【0118】又、穴部3fを設けることにより、トナー
補給容器内部のトナーを左右のスペースに自由に流動可
能であるため、攪拌効果をより高めることができる。更
には、穴部3fがあることで仕切り壁3は回転駆動が伝
達される際により変形し易くなり、ブロッキングしたト
ナーをより効果的に崩し易い。
【0119】その他の実施例 本発明のトナー補給容器は、以上説明してきた上記各実
施例に限定されるものではなく、種々の実施例が可能で
ある。
【0120】例えば、傾斜突起3aと仕切り壁3の弾性
体の材質を異なるものにしても良い。その場合は、傾斜
突起3aは、仕切り壁3よりも薄くするか、又は、傾斜
突起3aの方をより柔らかいものにするのが好ましい。
この構成とすることにより、傾斜突起3a上の付着した
トナーを効果的に払い落とすことができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、トナー
を排出する開口を備えトナーを収容する容器本体を有
し、容器本体を回転することにより容器本体内のトナー
を開口へ搬送するトナー補給容器において、容器本体の
回転軸方向に延在して容器本体内を仕切る仕切り壁を有
し、仕切り壁の少なくとも一部を弾性体で形成する構成
とされるので、 (1)トナー補給容器内でトナーがブリッジした場合
に、粗粒の発生する危険性を伴うことなく、弾性体の変
形、復帰による振動によりトナーを崩すことができる。 (2)トナー容器内に付着したトナーを払い落とし、ト
ナー補給容器内のトナー残量を少なくできる。 (3)起動時の回転トルクを低減することができる。と
いった効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置の斜視図である。
【図3】トナー補給容器を画像形成装置に装着する様子
を示す斜視図である。
【図4】本発明のトナー補給容器の一実施例の概略構成
を示す斜視図である。
【図5】図4のトナー補給容器の正面断面図である。
【図6】本発明のトナー補給容器の作用効果を説明する
ための断面図である。
【図7】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略構
成を示す斜視図である。
【図8】図7のトナー補給容器の正面断面図である。
【図9】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略構
成を示す斜視図である。
【図10】図9のトナー補給容器の正面断面図である。
【図11】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略
構成を示す斜視図である。
【図12】図11のトナー補給容器の正面断面図であ
る。
【図13】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略
構成を示す斜視図である。
【図14】図13のトナー補給容器の正面断面図であ
る。
【図15】本発明のトナー補給容器の他の実施例の概略
構成を示す斜視図である。
【図16】図15のトナー補給容器の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 トナー補給容器 1A 容器本体 1a 開口部 2 封止部材 2a シャッター 2b パッキン部材 3 仕切り壁 3a 傾斜突起 3b フランジ部 3d 軸部 3e 剛体部分 3f 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 祐介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA03 AA34 AB03 AB06 AB07 AB12 AB15 BA02 FA22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを排出する開口を備えトナーを収
    容する容器本体を有し、前記容器本体を回転することに
    より前記容器本体内のトナーを前記開口へ搬送するトナ
    ー補給容器において、 前記容器本体の回転軸方向に延在して前記容器本体内を
    仕切る仕切り壁を有し、前記仕切り壁の少なくとも一部
    を弾性体で形成することを特徴とするナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記トナー補給容器は、外部から回転駆
    動を前記仕切り壁に受け、前記仕切り壁から前記容器本
    体へと回転駆動が伝達され、前記容器本体と前記仕切り
    壁とが一体的に回転することを特徴とする請求項1のト
    ナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記トナー補給容器は、外部から回転駆
    動を前記容器本体に受け、前記容器本体から前記仕切り
    壁へと回転駆動が伝達され、前記容器本体と前記仕切り
    壁とが一体的に回転することを特徴とする請求項1のト
    ナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記仕切り壁には、貫通する穴部が開け
    られていることを特徴とする請求項1、2又は3のトナ
    ー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記仕切り壁は、前記容器本体内を二分
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記
    載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記仕切り壁には、前記容器本体の回転
    軸に対して傾斜した面を有する突起が前記仕切り壁から
    突き出して設けられていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかの項に記載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記仕切り壁は、前記容器本体内部の周
    面に接しており、前記仕切り壁は、回転駆動が伝達され
    る前記容器本体の回転軸方向一方の端面とは反対側の端
    面とは接していないことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかの項に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記仕切り壁は、少なくとも、前記仕切
    り壁と前記容器本体内部の周面と接触する部分が弾性体
    で形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかの項に記載のトナー補給容器。
  9. 【請求項9】 前記仕切り壁全体が弾性体で構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記
    載のトナー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記容器本体は、円筒状をなすことを
    特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載のトナー
    補給容器。
  11. 【請求項11】 前記開口は、前記容器本体の回転軸方
    向一端側の端面上にあって、回転軸上に設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかの項に記載
    のトナー補給容器。
  12. 【請求項12】 前記弾性体は、ニトリルブタジエンゴ
    ム、クロロプレンゴム、エチレンポロピレンコポリマ
    ー、エチレンプロピレンジエンターポリマー、シリコー
    ンゴム、ウレタンゴム、若しくは、これら合成ゴム類の
    発泡体、ポリエチレン発泡体、又は、エラストマーであ
    ることを特徴とする請求項1〜11のいずれかの項に記
    載のトナー補給容器。
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