JP2003140205A - 等化分散型光分岐器 - Google Patents

等化分散型光分岐器

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JP2003140205A
JP2003140205A JP2001340567A JP2001340567A JP2003140205A JP 2003140205 A JP2003140205 A JP 2003140205A JP 2001340567 A JP2001340567 A JP 2001340567A JP 2001340567 A JP2001340567 A JP 2001340567A JP 2003140205 A JP2003140205 A JP 2003140205A
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optical
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JP2001340567A
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Mototsugu Goto
元次 後藤
Shohei Abe
昇平 阿部
Hidenori Nakada
英則 中田
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力光を、自由に任意の比率で2つの光に分
岐して出力することができ、しかも分岐した出力光に遅
延差が生じないようにする。 【解決手段】 分離用複屈折素子10、光路制御用複屈
折素子12、合成用複屈折素子14を配置し、分離用複
屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に偏波回転手段
16と可変偏波回転子18とを配置し、光路制御用複屈
折素子と合成用複屈折素子との間に分散等化手段30と
偏波制御手段20を配置し、可変偏波回転子による偏波
方向の回転角度の制御に応じて光分岐比を調整可能とす
る。ここでは、分散が不等化となる原因である光路制御
用複屈折素子に対して、光学的光路長差補正用の部品
(分散等化手段)を付設することによって、分岐出力光
間の遅延差を無くしている。その他、分散が不等化とな
る原因である光路制御用複屈折素子を、等化となる構成
の光路制御手段に変更する構成もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力光を任意の比
率で2つの光に分岐して出力する機能を有する可変光分
岐器に関し、更に詳しく述べると、両方の出力ポートへ
の分岐光に遅延差が生じないようにした等化分散型光分
岐器に関するものである。本装置は、例えば光通信など
の分野において、光導波路や光ファイバを伝搬する光の
分岐比を可変する光デバイスとして有用である。
【0002】
【従来の技術】光通信などの分野では、光導波路や光フ
ァイバを伝搬する光(情報)を別の経路にも分岐して伝
送したい場合がある。そのような場合に、光分岐器が用
いられている。従来技術では、このような光分岐器は、
分岐導波路やファイバ融着などにより作製されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の光分岐器
は、構成が簡単であるが、分岐比は固定であって可変で
きない。もし、入力光を任意の比率で2つの光に分岐し
て出力することができれば、新たな機能を持つ光デバイ
スを開発する道も開けてくる。
【0004】このような問題を解決できる技術として、
本発明者等は、先に図11に示すような光分岐器を提案
した(特願2001−182480)。この先行技術
は、偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を分離する
分離用複屈折素子10と、偏波方向に応じて光路を制御
する光路制御用複屈折素子12と、偏波方向が直交関係
にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子14
を具備しており、それらがこの順序で間隔をおいて配置
されている。そして、分離用複屈折素子10と光路制御
用複屈折素子12との間に、偏波方向を直交関係から平
行関係に変換する偏波回転手段16と、偏波方向を任意
の角度回転させる可変偏波回転子18とを配置し、光路
制御用複屈折素子12と合成用複屈折素子14との間
に、対角の関係にある2つの光路の光は偏波方向を90
度回転し、他の2つの光路の光は偏波方向を維持する偏
波制御手段20を配置した構成である。図11は、各光
学部品の配列状況と各光学部品間での偏波状況、及び遅
延状態を示しており、各光学部品中における矢印は光学
軸の方向を示している。また図12は、その光路を示す
説明図である。
【0005】このような構成では、可変偏波回転子18
により偏波方向の回転角度を制御することによって、入
力光を自由に任意の比率で2つの光に分岐して出力する
ことができる。しかし、出力ポート間の分散が等化でな
いため、分岐された出力光に遅延差が生じる問題があ
る。即ち、図11における各枠内の遅延量を示す数値か
ら明らかなように、各複屈折素子では常光と異常光とに
よる遅延差が生じ、分離用複屈折素子10と合成用複屈
折素子14とではその効果が相殺されるが、光路制御用
複屈折素子12による常光と異常光との遅延差が、その
まま残ってしまうためである。このような遅延差の発生
は、光通信システムにおいて、制御系や伝送特性に悪影
響を与える恐れがある。
【0006】本発明の目的は、入力光を自由に任意の比
率で2つの光に分岐して出力することができ、しかも分
岐出力光に遅延差が生じないような等化分散型の光分岐
器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏波方向が直
交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素
子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用複屈折
素子、偏波方向が直交関係にある異なる光路の光を合成
する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置
し、分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間
に、偏波方向を直交関係から平行関係に変換する偏波回
転手段と、偏波方向を任意の角度回転させる可変偏波回
転子とを配置し、光路制御用複屈折素子と合成用複屈折
素子との間に、前記光路制御用複屈折素子により生じる
常光・異常光の光学的光路長差を補正する分散等化手段
と、対角の関係にある2つの光路の光は偏波方向を90
度回転し他の2つの光路の光は偏波方向を維持する偏波
制御手段を配置し、前記可変偏波回転子による偏波方向
の回転角度の制御に応じて光分岐比を自由に調整可能と
したことを特徴とする等化分散型光分岐器である。
【0008】この発明は、分散が不等化となる原因であ
る光路制御用複屈折素子に対して、光学的光路長差補正
用の部品(分散等化手段)を付設することによって、分
岐出力光間の遅延差を無くそうとするものである。分散
等化手段としては、(1)光路制御用複屈折素子に対し
て常光となっている光路にのみ光学的光路長補正用の透
明体を挿入する構成、(2)光路制御用複屈折素子に対
して常光となっている光路に挿入した第1の透明体と光
路制御用複屈折素子に対して異常光となっている光路に
挿入した第2の透明体の組み合わせからなり、第1と第
2の透明体の屈折率を異ならせて光学的光路長差を補正
する構成、(3)光路制御用複屈折素子に対して常光と
なっている光路と異常光となっている光路の両方に挿入
した単一の複屈折結晶からなり、常光と異常光の屈折率
差を利用して光学的光路長差を補正するように光学軸を
設定する構成、などがある。なお、上記の透明体は複屈
折結晶でもよい。
【0009】また本発明は、偏波方向が直交関係にある
同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に
応じて光路を制御する光路制御手段、偏波方向が直交関
係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子
を、この順序で間隔をおいて配置し、分離用複屈折素子
と光路制御手段との間に、偏波方向を直交関係から平行
関係に変換する偏波回転手段と、偏波方向を任意の角度
回転させる可変偏波回転子とを配置し、光路制御手段と
合成用複屈折素子との間に、対角の関係にある2つの光
路の光は偏波方向を90度回転し他の2つの光路の光は
偏波方向を維持する偏波制御手段を配置し、前記光路制
御手段は、光軸方向に配置した複数の複屈折結晶を有
し、各複屈折結晶で生じる光路差長が相殺されるように
それらの光学軸方向を異ならせた構造とし、前記可変偏
波回転子による偏波方向の回転角度の制御に応じて光分
岐比を自由に調整可能としたことを特徴とする等化分散
型光分岐器である。
【0010】この発明は、分散が不等化となる原因であ
る光路制御用複屈折素子を、等化となる構成の光路制御
手段に変更し、それによって分岐出力光間の遅延差を無
くそうとするものである。光路制御手段としては、
(1)異常光の光路シフト方向が互いに直交する2個の
複屈折結晶を接合したサバール板を用いる構成、(2)
異常光の光路シフト方向が互いに逆向きの2個の複屈折
結晶と、それらの間に配置した90度偏波回転子との組
み合わせからなる構成、などがあり、90度偏波回転子
としては、1/2波長板又はファラデー回転子が使用で
きる。
【0011】本発明において、偏波方向の回転角度を制
御する可変偏波回転子としては、例えばファラデー素子
と該ファラデー素子に可変磁界を印加する電磁石とを組
み合わせた90度可変ファラデー回転子を用いる。偏波
回転手段は、片側光路に挿入した1/2波長板でよい。
【0012】偏波制御手段は、偏波方向を90度回転す
る対角の関係にある2つの光路に挿入した同一方向の光
学軸をもつ1/2波長板で構成できる。あるいは、偏波
制御手段は、偏波方向を90度回転する対角の関係にあ
る一方の光路とそれに隣接する光路に共通に挿入した1
/2波長板と、偏波方向を90度回転する対角の関係に
ある他方の光路とそれに隣接する光路に共通に挿入した
1/2波長板を有し、両方の1/2波長板が一つの光路
で重なるように設置されている構成でもよい。
【0013】複屈折素子としては、平行平面型(入射面
と出射面が互いに平行な構造)のルチル単結晶が望まし
い。1/2波長板は、例えば水晶からなる。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る等化分散型光分岐器の一
実施例を示す説明図であり、各光学部品の配列状況、各
光学部品間での偏波方向、及び遅延量を示している。な
お各光学部品中における矢印は光学軸の方向を示してい
る。説明を分かり易くするために次のような座標軸を設
定する。光学部品の配列方向をz方向(図面では奥行き
方向)とし、それに対して直交する2方向をx方向(図
面では水平方向)、y方向(図面では垂直方向)とす
る。
【0015】偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
x方向に分離する分離用複屈折素子10、偏波方向に応
じて常光は直進し異常光は+y方向に光路をシフトする
光路制御用複屈折素子12、偏波方向が直交関係にある
異なる光路の光をx方向で合成する合成用複屈折素子1
4を、この順序で間隔をおいてz方向に配置する。
【0016】z方向を見て、分離用複屈折素子10と光
路制御用複屈折素子12との間に、偏波方向を直交関係
から平行関係に変換する偏波回転手段16と、偏波方向
を任意の角度回転させる可変偏波回転子18とを配置す
る。ここで偏波回転手段16は、右側光路のみに水晶か
らなる1/2波長板22を挿入した構成である。この1
/2波長板22は、光学軸がx軸から45度傾いている
ものである。可変偏波回転子18は、ファラデー素子2
4と該ファラデー素子24に可変磁界を印加する電磁石
(図示せず)とを組み合わせた90度可変ファラデー回
転子であり、0度から90度の範囲で偏波方向を回転制
御できるように構成する。ファラデー素子24として
は、例えばBi置換希土類鉄ガーネットLPE(液相エ
ピタキシャル成長)膜が好適である。
【0017】更にz方向を見て、光路制御用複屈折素子
12と合成用複屈折素子14との間に、該光路制御用複
屈折素子12により生じる常光・異常光の光学的光路長
差を補正する分散等化手段30と、対角の関係にある2
つの光路の光は偏波方向を90度回転し、他の2つの光
路の光は偏波方向を維持する偏波制御手段20を配置す
る。この分散等化手段30は、光路制御用複屈折素子1
2に対して常光となっている光路にのみ挿入した光学的
光路長補正用の透明体32からなり、例えば光学軸を光
路制御用複屈折素子12と同じ方向に設定した複屈折結
晶である。また偏波制御手段20は、対角の関係にある
2つの光路(左上方光路と右下方光路)に挿入した同一
方向(x軸から45度傾いている方向)の光学軸をもつ
1/2波長板26,28(例えば水晶)からなる。
【0018】図2はこの等化分散型光分岐器の光路説明
図であり、Aは光路の側面を表し、Bは平面を表してい
る。z方向を見て、分離用複屈折素子10の前方の左下
方位置に入力ポートを設定し、合成用複屈折素子14の
後方の右上方位置に出力ポート1を、右下方位置に出力
ポート2を設定する。この状態で、可変偏波回転子18
による偏波方向の回転角度を変化させると、それに応じ
て出力ポート1と出力ポート2への光分岐比を自由に変
えることができる。
【0019】次に、この等化分散型光分岐器の動作につ
いて、更に詳しく説明する。入力ポートからz方向に入
力した光は、分離用複屈折素子10で常光は直進し、異
常光は屈折してx方向に分離する。左側光路を通る光
は、偏波回転手段16である1/2波長板22をバイパ
スするため偏波方向は変わらない。それに対して、右側
光路を通る光は、偏波回転手段16である1/2波長板
22によって偏波方向が回転する。前記のように、光学
軸がx軸から45度傾いているため、偏波方向は水平方
向から垂直方向に変わる。1/2波長板は、入力光の偏
波方向をその光学軸に関して対称に変換する性質を有す
るからである。
【0020】従って、左右の光路を通る光の偏波方向は
平行(垂直方向)となって、可変偏波回転子18に入力
する。電磁石への通電電流を変化させると、ファラデー
素子24に印加される磁界が変化し、それに応じて該フ
ァラデー素子24を通過する光の偏波方向が回転するこ
とになる。つまり、通電電流の制御によって通過光の偏
波方向を任意の角度変えることができる。図1は、偏波
方向を45度回転した状態を示している。
【0021】偏波方向が任意の角度だけ回転した両光
は、光路制御用複屈折素子12に入力し、それぞれ常光
は直進し、異常光は屈折してy方向(上方)に分離す
る。常光は光学的光路長補正用の透明体32を通過し、
異常光は光学的光路長補正用の透明体32をバイパスす
る。そして、左側を通る光のうち左上方光路を通る光
は、偏波制御手段20である1/2波長板26によって
偏波方向が90度回転し、左下方光路を通る光は、1/
2波長板をバイパスする。右側を通る光のうち右上方光
路を通る光も1/2波長板をバイパスするが、右下方光
路を通る光は、1/2波長板28によって偏波方向が9
0度回転する。従って、上方光路の両光は偏波が互いに
直交する関係となり、下方光路の両光も偏波が互いに直
交する関係となる。そして、合成用複屈折素子14で
は、x方向で光が合成するため、右側の出力ポート1及
び出力ポート2から、それぞれ所定分岐比の分岐光が出
力することになる。
【0022】可変偏波回転子による偏波の回転角をθと
すると、入力光のパワーを1としたときに、出力ポート
1に結合する光パワーはcos2θの比、出力ポート2に結
合する光パワーはsin2θの比となる。入力光は、このよ
うな比率で分岐して出力するため、偏波回転角θの制御
によって分岐比の調整が可能となるのである。
【0023】遅延状態は図1の各枠内の数値で表してい
る。複屈折素子では異常光が常光に対した「1」だけ遅
れる(即ち、−1)として、相対的な値を示している。
例えば、分離用複屈折素子10と合成用複屈折素子14
では、常光に対して異常光は−1の遅れが生じるが、光
路が入れ替わるため分離用複屈折素子10と合成用複屈
折素子14による常光・異常光の遅延差は相殺される。
光路制御用複屈折素子12で生じる遅延差は、光路長の
短い常光の光路に、空気よりも屈折率の大きな透明体3
2が挿入されているため、速度が遅くなり、分散を等化
にしている。そのためには、透明体32の屈折率と光軸
方向寸法を適切に選択・設定する必要がある。このよう
にして、出力ポート1と出力ポート2の出力分岐光を遅
延差が無い状態(共に遅延量=−2)で出力させること
ができる。
【0024】図3及び図4は本発明の他の実施例を示し
ている。基本的な構成及び動作は前記図1及び図2と同
様なので、対応する部品には同一符号を付し、それらに
ついての説明は省略する。本実施例では、分散等化手段
30として、光路制御用複屈折素子12に対して常光と
なっている光路に挿入した第1の透明体34と光路制御
用複屈折素子12に対して異常光となっている光路に挿
入した第2の透明体36との組み合わせを用い、第1の
透明体34と第2の透明体36の屈折率を異ならせて光
学的光路長差を補正する。ここでは第1の透明体34
は、常光が常光のまま通過するように、例えば光の進行
方向に見た光学軸方向を光路制御用複屈折素子12と同
じ方向(yz平面内でy軸から傾いた方向)に設定した
複屈折結晶からなる。第2の透明体36は、異常光が常
光となって通過するように、例えば光の進行方向に見た
光学軸方向を光路制御用複屈折素子12と直交する方向
(xz平面内でx軸から傾いた方向)に設定した複屈折
結晶からなる。
【0025】第1の透明体34と第2の透明体36は異
なる屈折率を有し、そこで等化の際に生じる遅延をそれ
ぞれα、βとする。例として、α=2、β=1のとき、
出力1と出力2の遅延量m,nは、それぞれm=n=−
3となり等化(遅延差なし)となる。
【0026】図5及び図6は本発明の更に他の実施例を
示している。基本的な構成及び動作は前記図1及び図2
とほぼ同様なので、対応する部品には同一符号を付し、
それらについての説明は省略する。本実施例では、分散
等化手段30は、光路制御用複屈折素子12に対して常
光となっている光路と異常光となっている光路の両方に
挿入した単一の複屈折結晶38からなる。この複屈折結
晶38は、その光学軸方向がx軸に平行に設定されてい
る。従って、光路制御用複屈折素子12に対して常光と
なっている光路の光は複屈折結晶38に対しては異常光
であり、光路制御用複屈折素子12に対して異常光とな
っている光路の光は複屈折結晶38に対しては常光とな
る。常光と異常光で屈折率が異なることを利用して光学
的光路長差を補正するように構成しているのである。
【0027】なお本実施例で偏波制御手段20は、偏波
方向を90度回転する対角の関係にある一方の光路とそ
れに隣接する光路に共通に挿入した1/2波長板40
と、偏波方向を90度回転する対角の関係にある他方の
光路とそれに隣接する光路に共通に挿入した1/2波長
板42とを有し、両方の1/2波長板40,42が一つ
の光路(左下方光路)で重なるように設置されている。
重なった光路の光は、偏波方向が90度+90度=18
0度回転するために、1/2波長板が全くない場合と同
様となる。このような配置の方が、前記実施例の対角配
置よりも製作しやすい。
【0028】以上の各実施例で用いている分散等化手段
30は、光学的光路長差を補正するだけであって、光路
及び偏波面方向には何ら変化は生じない。
【0029】図7は本発明に係る等化分散型光分岐器の
他の実施例を示す説明図であり、各光学部品の配列状況
と各光学部品での遅延量を示している。なお、各光学部
品中における矢印は光学軸の方向を示している。また前
記実施例と同様、光学部品の配列方向をz方向(図面で
は奥行き方向)とし、それに対して直交する2方向をx
方向(図面では水平方向)、y方向(図面では垂直方
向)とする座標軸を設定する。
【0030】偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
x方向に分離する分離用複屈折素子10、偏波方向に応
じて光路を制御する光路制御手段50、偏波方向が直交
関係にある異なる光路の光をx方向で合成する合成用複
屈折素子14を、この順序で間隔をおいてz方向に配置
する。
【0031】z方向を見て、分離用複屈折素子10と光
路制御手段50との間に、偏波方向を直交関係から平行
関係に変換する偏波回転手段16と、偏波方向を任意の
角度回転させる可変偏波回転子18とを配置する。ここ
で偏波回転手段16は、前記の各実施例と同様、右側光
路のみに水晶からなる1/2波長板22を挿入した構成
である。可変偏波回転子18は、ファラデー素子24と
該ファラデー素子24に可変磁界を印加する電磁石(図
示せず)とを組み合わせた90度可変ファラデー回転子
であり、0度から90度の範囲で偏波方向を回転制御で
きるように構成する。
【0032】更にz方向を見て、光路制御手段50と合
成用複屈折素子14との間に、対角の関係にある2つの
光路の光は偏波方向を90度回転し、他の2つの光路の
光は偏波方向を維持する偏波制御手段20を配置する。
偏波制御手段20は、対角の関係にある2つの光路(左
上方光路と中心光路)に挿入した同一方向(x軸から4
5度傾いている方向)の光学軸をもつ1/2波長板2
6,28(例えば水晶)からなる。
【0033】光路制御手段50は、光軸方向に配置した
複数の複屈折結晶を有し、各複屈折結晶で生じる光路差
長が相殺されるようにそれらの光学軸方向を異ならせた
構造である。図7に示す実施例における光路制御手段5
0は、異常光の光路シフト方向が互いに直交する2個の
複屈折結晶52,54を接合した構造であり、一般に
「サバール板」と呼ばれている部品である。第1の複屈
折結晶52の光学軸はyz面内にあり且つy軸から傾い
ており、第2の複屈折結晶54の光学軸はxz面内にあ
り且つx軸から傾いている。これら第1及び第2の複屈
折結晶52,54は、同一材質且つ同一長さ(光軸方向
寸法)とする。
【0034】図8はこの等化分散型光分岐器の光路説明
図であり、Aは光路の側面を表し、Bは平面を表してい
る。z方向を見て、分離用複屈折素子10の前方の左中
央位置に入力ポートを設定し、合成用複屈折素子14の
後方の右上方位置に出力ポート1を、中心位置に出力ポ
ート2を設定する。この状態で、可変偏波回転子18に
よる偏波方向の回転角度を変化させると、それに応じて
出力ポート1と出力ポート2への光分岐比を自由に変え
ることができる。
【0035】次に、この等化分散型光分岐器の動作につ
いて説明する。入力ポートからz方向に入力した光は、
分離用複屈折素子10で常光は直進し、異常光は屈折し
てx方向に分離する。左側光路を通る光は、偏波回転手
段16である1/2波長板22をバイパスするため偏波
方向は変わらない。それに対して、右側光路を通る光
は、偏波回転手段16である1/2波長板22によって
偏波方向が90度回転する。
【0036】従って、左右の光路を通る光の偏波方向は
平行(垂直方向)となって、可変偏波回転子18に入力
する。電磁石への通電電流を変化させると、ファラデー
素子24に印加される磁界が変化し、それに応じて該フ
ァラデー素子24を通過する光の偏波方向が回転するこ
とになる。つまり、通電電流の制御によって通過光の偏
波方向を任意の角度変えることができる。
【0037】偏波方向が任意の角度だけ回転した両光
は、光路制御手段50に入力する。第1の複屈折結晶5
2では、それぞれ常光は直進し、異常光は屈折してy方
向(上方)に分離する。第2の複屈折結晶54では、常
光と異常光が入れ替わり、それぞれ常光は直進し、異常
光は屈折して−x方向(左方)に分離する。左上方光路
を通る光は、偏波制御手段20である1/2波長板26
によって偏波方向が90度回転し、左端中央光路を通る
光は、1/2波長板をバイパスする。右上方光路を通る
光も1/2波長板をバイパスするが、中心光路を通る光
は、偏波制御手段20である1/2波長板28によって
偏波方向が90度回転する。従って、上方光路の両光は
偏波が互いに直交する関係となり、中央光路の両光も偏
波が互いに直交する関係となる。そして、合成用複屈折
素子14では、x方向で光が合成するため、右上側の出
力ポート1及び中心の出力ポート2から、それぞれ所定
分岐比の分岐光が出力することになる。
【0038】次に遅延について見ると、分離用複屈折素
子10と合成用複屈折素子14による常光・異常光の遅
延差は相殺される。光路制御手段50で生じる遅延差
は、第1の複屈折結晶52と第2の複屈折結晶54とで
相殺される。従って、出力ポート1と出力ポート2の分
岐光は遅延差が無い状態で出力させることができる。
【0039】図9及び図10は本発明の他の実施例を示
す説明図であり、各光学部品の配列状況と各光学部品で
の遅延量を示している。なお、各光学部品中における矢
印は光学軸の方向を示している。また、光学部品の配列
方向をz方向(図面では奥行き方向)とし、それに対し
て直交する2方向をx方向(図面では水平方向)、y方
向(図面では垂直方向)とする。
【0040】偏波方向が直交関係にある同じ光路の光を
x方向に分離する分離用複屈折素子10、偏波方向に応
じて光路を制御する光路制御手段50、偏波方向が直交
関係にある異なる光路の光をx方向で合成する合成用複
屈折素子14を、この順序で間隔をおいてz方向に配置
する。
【0041】z方向を見て、分離用複屈折素子10と光
路制御手段50との間に、偏波方向を直交関係から平行
関係に変換する偏波回転手段16と、偏波方向を任意の
角度回転させる可変偏波回転子18とを配置する。ここ
で偏波回転手段16は、右側光路のみに水晶からなる1
/2波長板22を挿入した構成である。この1/2波長
板20は、光学軸がx軸から45度傾いているものであ
る。可変偏波回転子18は、ファラデー素子24と該フ
ァラデー素子24に可変磁界を印加する電磁石(図示せ
ず)とを組み合わせた90度可変ファラデー回転子であ
り、0度から90度の範囲で偏波方向を回転制御できる
ように構成する。
【0042】更にz方向を見て、光路制御手段12と合
成用複屈折素子14との間に、対角の関係にある2つの
光路の光は偏波方向を90度回転し他の2つの光路の光
は偏波方向を維持する偏波制御手段20を配置する。偏
波制御手段20は、対角の関係にある2つの光路(左下
方光路と右上方光路)に挿入した同一方向(x軸から4
5度傾いている方向)の光学軸をもつ1/2波長板2
6,28(例えば水晶)からなる。
【0043】本実施例では、光路制御手段50は、異常
光の光路シフト方向が互いに逆向きの2個の複屈折結晶
56,58と、それらの間に配置した90度偏波回転子
60との組み合わせからなる。ここで第1の複屈折結晶
56と第2の複屈折結晶58は同一材質、同一寸法であ
り、それらの光学軸はともにyz面内にあるが、y軸か
ら逆向きに対称的に傾いて配置されている。なお90度
偏波回転子60は、ここでは1/2波長板を用いている
が、固定ファラデー回転子でもよい。
【0044】図10は、この等化分散型光分岐器の光路
説明図であり、Aは光路の側面を表し、Bは平面を表し
ている。z方向を見て、分離用複屈折素子10の前方の
左中央位置に入力ポートを設定し、合成用複屈折素子1
4の後方の右上方位置に出力ポート1を、右下方位置に
出力ポート2を設定する。この状態で、可変偏波回転子
18による偏波方向の回転角度を変化させると、それに
応じて出力ポート1と出力ポート2への光分岐比を自由
に変えることができる。
【0045】次に、この等化分散型光分岐器の動作につ
いて説明する。入力ポートからz方向に入力した光は、
分離用複屈折素子10で常光は直進し、異常光は屈折し
てx方向に分離する。左側光路を通る光は、偏波回転手
段16である1/2波長板22をバイパスするため偏波
方向は変わらない。それに対して、右側光路を通る光
は、偏波回転手段16である1/2波長板22によって
偏波方向が90度回転する。
【0046】従って、左右の光路を通る光の偏波方向は
平行(垂直方向)となって、可変偏波回転子18に入力
する。電磁石への通電電流を変化させると、ファラデー
素子24に印加される磁界が変化し、それに応じて該フ
ァラデー素子24を通過する光の偏波方向が回転するこ
とになる。
【0047】偏波方向が任意の角度だけ回転した両光
は、光路制御手段50に入力する。第1の複屈折結晶5
6では、それぞれ常光は直進し、異常光は屈折してy方
向(上方)に分離する。90度偏波回転手段60では偏
波が90度回転するため、第2の複屈折結晶58では常
光と異常光が入れ替わり、それぞれ常光は直進し、異常
光は屈折して−y方向(下方)に分離する。左下方光路
を通る光は、偏波制御手段20である1/2波長板26
によって偏波方向が90度回転し、左上方光路を通る光
は、1/2波長板をバイパスする。右下方光路を通る光
も1/2波長板をバイパスするが、右上方光路を通る光
は、偏波制御手段20である1/2波長板28によって
偏波方向が90度回転する。従って、上方光路の両光は
偏波が互いに直交する関係となり、下方光路の両光も偏
波が互いに直交する関係となる。そして合成用複屈折素
子14では、x方向で光が合成するため、右側の出力ポ
ート1及び出力ポート2から、それぞれ所定分岐比の分
岐光が出力することになる。
【0048】遅延について見ると、分離用複屈折素子1
0と合成用複屈折素子14による常光・異常光の遅延差
は相殺され、光路制御手段50で生じる遅延差は、第1
の複屈折結晶56と第2の複屈折結晶58とで相殺され
る。従って、出力ポート1と出力ポート2の分岐光が遅
延差が無い状態で出力させることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成した光分岐
器であるから、入力光を自由に任意の比率で2つの光に
分岐して出力することができる。そして本発明は、分散
が不等化となる原因である光路制御用複屈折素子に対し
て、光学的光路長差補正用の部品(分散等化手段)を付
設したことにより、それによって分岐光間の遅延差を無
くすことができる。また本発明は、分散が不等化となる
原因である光路制御用複屈折素子を、等化となる構成の
光路制御手段に変更しており、それによって分岐光間の
遅延差を無くすことができる。そのため、光通信システ
ムにおいて、制御系や伝送特性に悪影響を与える恐れが
無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る等化分散型光分岐器の一実施例を
示す説明図。
【図2】その光路説明図。
【図3】本発明に係る等化分散型光分岐器の他の実施例
を示す説明図。
【図4】その光路説明図。
【図5】本発明に係る等化分散型光分岐器の他の実施例
を示す説明図。
【図6】その光路説明図。
【図7】本発明に係る等化分散型光分岐器の他の実施例
を示す説明図。
【図8】その光路説明図。
【図9】本発明に係る等化分散型光分岐器の他の実施例
を示す説明図。
【図10】その光路説明図。
【図11】先行技術の説明図。
【図12】その光路説明図。
【符号の説明】 10 分離用複屈折素子 12 光路制御用複屈折素子 14 合成用複屈折素子 16 偏波回転手段 18 可変偏波回転子 20 偏波制御手段 30 分散等化手段 32 光学的光路補正用の透明体 50 光路制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中田 英則 東京都港区新橋5丁目36番11号 エフ・デ ィー・ケイ株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA03 BA02 CA05 CA24 DA12 KA17 KA20 2H099 AA01 BA17 CA05 CA07 CA08 CA11 DA09 2K002 AA02 AB04 AB40 BA06 BA11 EA11 HA04 HA09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
    を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を
    制御する光路制御用複屈折素子、偏波方向が直交関係に
    ある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、こ
    の順序で間隔をおいて配置し、 分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、偏
    波方向を直交関係から平行関係に変換する偏波回転手段
    と、偏波方向を任意の角度回転させる可変偏波回転子と
    を配置し、 光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、前
    記光路制御用複屈折素子により生じる常光・異常光の光
    学的光路長差を補正する分散等化手段と、対角の関係に
    ある2つの光路の光は偏波方向を90度回転し他の2つ
    の光路の光は偏波方向を維持する偏波制御手段を配置
    し、 前記可変偏波回転子による偏波方向の回転角度の制御に
    応じて光分岐比を自由に調整可能としたことを特徴とす
    る等化分散型光分岐器。
  2. 【請求項2】 分散等化手段が、光路制御用複屈折素子
    に対して常光となっている光路にのみ挿入した光学的光
    路長補正用の透明体からなる請求項1記載の等化分散型
    光分岐器。
  3. 【請求項3】 分散等化手段が、光路制御用複屈折素子
    に対して常光となっている光路に挿入した第1の透明体
    と光路制御用複屈折素子に対して異常光となっている光
    路に挿入した第2の透明体の組み合わせからなり、第1
    の透明体と第2の透明体の屈折率を異ならせて光学的光
    路長差を補正する請求項1記載の等化分散型光分岐器。
  4. 【請求項4】 透明体が複屈折結晶からなる請求項2又
    は3記載の等化分散型光分岐器。
  5. 【請求項5】 分散等化手段が、光路制御用複屈折素子
    に対して常光となっている光路と異常光となっている光
    路の両方に挿入した単一の複屈折結晶からなり、常光と
    異常光の屈折率差を利用して光学的光路長差を補正する
    ように光学軸を設定した請求項1記載の等化分散型光分
    岐器。
  6. 【請求項6】 偏波方向が直交関係にある同じ光路の光
    を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を
    制御する光路制御手段、偏波方向が直交関係にある異な
    る光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で
    間隔をおいて配置し、 分離用複屈折素子と光路制御手段との間に、偏波方向を
    直交関係から平行関係に変換する偏波回転手段と、偏波
    方向を任意の角度回転させる可変偏波回転子とを配置
    し、 光路制御手段と合成用複屈折素子との間に、対角の関係
    にある2つの光路の光は偏波方向を90度回転し他の2
    つの光路の光は偏波方向を維持する偏波制御手段を配置
    し、 前記光路制御手段は、光軸方向に配列した複数の複屈折
    結晶を有し、各複屈折結晶で生じる光路差長が相殺され
    るようにそれらの光学軸方向を異ならせた構造とし、 前記可変偏波回転子による偏波方向の回転角度の制御に
    応じて光分岐比を自由に調整可能としたことを特徴とす
    る等化分散型光分岐器。
  7. 【請求項7】 光路制御手段が、異常光の光路シフト方
    向が互いに直交する2個の複屈折結晶を接合したサバー
    ル板からなる請求項6記載の等化分散型光分岐器。
  8. 【請求項8】 光路制御手段が、異常光の光路シフト方
    向が互いに逆向きの2個の複屈折結晶と、それらの間に
    配置した90度偏波回転子との組み合わせからなる請求
    項6記載の等化分散型光分岐器。
  9. 【請求項9】 90度偏波回転子が、1/2波長板又は
    ファラデー回転子からなる請求項8記載の等化分散型光
    分岐器。
  10. 【請求項10】 可変偏波回転子が、ファラデー素子と
    該ファラデー素子に可変磁界を印加する電磁石とを組み
    合わせた90度可変ファラデー回転子である請求項1乃
    至9のいずれかに記載の等化分散型光分岐器。
  11. 【請求項11】 偏波回転手段が、片側の光路に挿入し
    た1/2波長板からなる請求項1乃至10のいずれかに
    記載の等化分散型光分岐器。
  12. 【請求項12】 偏波制御手段が、偏波方向を90度回
    転する対角の関係にある2つの光路に挿入した同一方向
    の光学軸をもつ1/2波長板からなる請求項1乃至11
    のいずれかに記載の等化分散型光分岐器。
  13. 【請求項13】 偏波制御手段が、偏波方向を90度回
    転する対角の関係にある一方の光路とそれに隣接する光
    路に共通に挿入した1/2波長板と、偏波方向を90度
    回転する対角の関係にある他方の光路とそれに隣接する
    光路に共通に挿入した1/2波長板とを有し、両方の1
    /2波長板が一つの光路で重なるように設置されている
    請求項1乃至11のいずれかに記載の等化分散型光分岐
    器。
  14. 【請求項14】 複屈折素子に平行平面型のルチル単結
    晶を用いる請求項1乃至13のいずれかに記載の等化分
    散型光分岐器。
JP2001340567A 2001-11-06 2001-11-06 等化分散型光分岐器 Pending JP2003140205A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146223A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Eads Astrium Sas 光学スプリッタ装置およびそのような装置を有する光通信端末
JP2007127988A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Fdk Corp 分岐比切り替え型光スプリッタ

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