JP4707059B2 - 分岐比切り替え型光スプリッタ - Google Patents

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Description

本発明は、入力光を予め設定した複数の分岐比(例えば2状態もしくは3状態)のいずれかで出力する機能を有する分岐比切り替え型光スプリッタに関するものである。本装置は、例えば光通信などの分野において、システム構築後の変更などの際に光導波路や光ファイバを伝搬する光の分岐比切り替える場合などに有用である。
光通信などの分野では、光導波路や光ファイバを伝搬してくる光(情報)を2つの経路に分岐して伝送したい場合がある。そのような場合には光スプリッタが用いられている。従来の光スプリッタは、分岐導波路やファイバ融着などにより作製されている。これらの光スプリッタは、構成が簡単であるが、分岐比は固定されていて可変できない謂わば固定分岐比型である。つまり、入力光の分岐比がシステム構築時に決まっており、その後、システム変更があっても分岐比を変えることができない。
それに対して、入力光の分岐比率を自由に変えることができる機能を有する可変分岐比光スプリッタが提案されている(特許文献1参照)。ここでは、ファラデー素子と該ファラデー素子に可変磁界を印加する90度自由可変ファラデー回転子を用い、そのファラデー回転角を0度から90度の範囲で連続的に制御できるように構成されている。この可変分岐比光スプリッタは、入力光を任意の比率で2つの光に分岐して出力できるため、システム変更に対応できるばかりでなく、それを利用した新たな機能を持つ光デバイスを開発できる可能性がある。しかし、分岐比を一定に保つには、電磁石への駆動電流を常時精密に制御し続けなければならない。つまり、常に電流を供給しているため消費電力が大きく、また分岐比が安定するまでに時間がかかる他、特に電気駆動・制御系統が複雑化するなどの問題がある。
光スプリッタの用途として、前記のように、光通信システム構築後におけるシステム変更の際に、光路を切り替え、利用されなくなった系統への出力供給を停止して、ネットワークを効率的に運用できるようにすることが考えられる。しかし、システム変更は、しばしば行われるものではなく、そのため従来の可変分岐比光スプリッタは、このような用途には必ずしも適していない。
特開2002−372696号公報
本発明が解決しようとする課題は、入力光を予め設定した複数の分岐比(通常2状態あるいは3状態)のいずれかで、光を2つの出力ポート(いずれか一方の出力ポートのみに出力する場合も含む)に分岐できるようにすることである。
発明は、偏波面が直交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用複屈折素子、偏波面が直交関係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置し、前記分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、両側光路の光の偏波面を直交関係から22.5度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段と、それらの光の偏波面を±22.5度回転させる可変ファラデー回転子とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子の光学軸に対して偏波面が45度あるいは90度となるようにし、前記光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段を配置し、前記可変ファラデー回転子による偏波回転方向の制御に応じて分岐比を2状態で切り替え可能としたことを特徴とする分岐比切り替え型光スプリッタである。
ここで前記偏波回転手段は、−56.25度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、−11.25度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造であり、前記偏波制御手段は、45度の1/2波長板を一方の分岐光路に挿入すると共に、0度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、45度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造が好ましい。
また本発明は、偏波面が直交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波面に応じて光路を制御する光路制御用複屈折素子、偏波面が直交関係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置し、前記分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、両側光路の光の偏波面を直交関係から45度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段と、それらの光の偏波面を±22.5度回転させる第1及び第2の可変ファラデー回転子とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子の光学軸に対して偏波面が0度、45度、あるいは90度となるようにし、前記光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段を配置し、前記2個の可変ファラデー回転子による偏波回転方向の制御に応じて分岐比を3状態で切り替え可能としたことを特徴とする分岐比切り替え型光スプリッタである。
ここで前記偏波回転手段は、+22.5度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、−22.5度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造であり、前記偏波制御手段は、45度の1/2波長板を一方の分岐光路に挿入すると共に、0度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、45度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造が好ましい。
前記偏波制御手段において、一方の分岐光路に挿入する45度の1/2波長板に代えて90度固定ファラデー回転子を用いることもできる。
本発明において、可変ファラデー回転子の偏波回転方向を制御する磁気回路機構は、そのヨークの一部もしくは全部が半硬質磁性材料からなり、非通電時に印加磁界の自己保持機能をもたせる構成が好ましい。
本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタは、例えば光の偏波面を±22.5度だけ回転させる1個もしくは2個の可変ファラデー回転子を組み込み、偏波回転方向の制御に応じて分岐比を2状態もしくは3状態で切り替えるように構成されているので、入力光を予め設定した複数の分岐比のいずれかで、光を2つの出力ポート(いずれか一方の出力ポートのみに出力する場合も含む)に分岐できる。この構成は、分岐比が安定するまでに時間がかからず、また電気駆動・制御系統を簡素化できる。特に、ヨークに半硬質磁性材料を用いると、非通電時に磁界の自己保持機能をもたせることができ、切り替え時のみの通電でよいために省電力化が可能となる。従って、この分岐比切り替え型光スプリッタを用いることによって、光通信システム構築後におけるシステム変更の際に、光路を切り替えて、利用されなくなった系統への出力供給を停止し、ネットワークを効率的に運用できるようになる。
本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタの概念を図1に示す。信号源10からの信号光を受信側へ送る場合に、分岐比切り替え型光スプリッタ12を通すことによって、1つの入力を2つの出力(OUT1,OUT2)に、信号レベル50%:50%で分岐させるとする。従来技術では、50%:50%の固定分岐比光スプリッタを用いて分岐させている。システム構築後、ネットワークの使用状態が変わって片方の出力が必要なくなったとき、分岐手段としての50%:50%光スプリッタは不要になってしまう。このとき、光スプリッタを取り除かなければ、出力は50%のままである。このような場合、本発明の分岐比切り替え型光スプリッタを用いると、必要の無くなった出力側へ信号を送らないように光路を切り替えることによって100%レベルの出力が可能となり、効率的な分岐を行わせることができる。
分岐比切り替え型光スプリッタ12は、分岐比を50%:50%とすると、2つの出力ポートへはそれぞれ50%ずつ等分に出力される。2つの出力ポートのうち、一方を使用しない場合には、可変ファラデー回転子の磁気回路を制御し、ファラデー素子への印加磁界の向きを逆にして偏波面を切り替えると、一方の出力ポートへの出力光は遮断され(0%)、他方の出力ポートへの出力光を100%とすることができる。
このような分岐比切り替え型光スプリッタは、偏波面が直交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用複屈折素子、偏波面が直交関係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置し、前記分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、両側光路の光の偏波面を直交関係から平行関係に変換する偏波回転手段と、それらの光の偏波面を複数の角度から選択して回転させる可変ファラデー回転手段とを配置し、前記光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段を配置する構成とし、前記可変ファラデー回転手段による偏波回転方向の制御に応じて分岐比を複数の状態で切り替え可能とすることで実現できる。
図2は本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタの一実施例を示す説明図であり、各光学部品の配列状況を示している。なお、各光学部品中における矢印は、光学軸の方向もしくはファラデー回転の方向を示している。また、説明を分かり易くするために、次のような座標軸を設定する。光学部品の配列方向をz方向(図面では奥行き方向)とし、それに対して直交する2方向をx方向(図面では水平方向)、y方向(図面では垂直方向)とする。回転方向は、z方向を見て時計回りをプラス側とする。
偏波面が直交関係にある同じ光路の光をx方向に分離する分離用複屈折素子20と、偏波方向に応じて常光は直進し異常光は−y方向に光路をシフトする光路制御用複屈折素子22と、偏波面が直交関係にある異なる光路の光をx方向で合成する合成用複屈折素子24を、この順序で間隔をおいてz方向に配置する。
z方向を見て、分離用複屈折素子20と光路制御用複屈折素子22との間に、偏波面を直交関係から−22.5度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段26と、それらの光の偏波面を±22.5度のいずれかに回転させる可変ファラデー回転子28とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子22の光学軸に対して偏波面が45度あるいは90度となるようにする。ここで偏波回転手段26は、左側光路と右側光路にそれぞれ1/2波長板30,32を並設した構成である。図3のAに示されているように、左側光路の1/2波長板30は光学軸がx軸から−56.25度傾いているものであり、右側光路の1/2波長板32は光学軸がx軸から−11.25度傾いているものである。可変ファラデー回転子28は、ファラデー素子34と該ファラデー素子34に可変磁界を印加する電磁石(図4参照)とを組み合わせた構造であり、電磁石への通電電流の向きによって−22.5度または+22.5度のいずれかに偏波面を切り替えることができるように構成する。ファラデー素子22としては、例えばBi置換希土類鉄ガーネットLPE(液相エピタキシャル成長)膜が好適である。
更にz方向を見て、光路制御用複屈折素子22と合成用複屈折素子24との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子24の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段36を配置し、それによって対角の関係にある2つの光路の光は偏波面を90度回転し、他の2つの光路の光は偏波面を維持するようにする。ここで偏波制御手段36は、下段光路に1/2波長板38を挿入し、左側光路と右側光路にそれぞれ1/2波長板40,42を並設した構成である。下段光路の1/2波長板38は、図3のBに示されているように、光学軸がx軸から+45度(−45度でもよい)傾いているものである。図3のCに示されているように、左側光路の1/2波長板40は光学軸がx軸から0度傾いているものであり、右側光路の1/2波長板42は光学軸がx軸から+45度(−45度でもよい)傾いているものである。
可変ファラデー回転子28は、例えば図4に示すように、C型のヨーク44にコイル46を巻装して電磁石とし、前記ヨーク44のギャップ部にファラデー素子34を配置した構成である。ファラデー素子34は、それに飽和磁化が印加された時に、入力光の偏波面を22.5度回転させる厚さに設定されている。ここで、ヨーク44の一部あるいは全部を半硬質磁性材料で作製すると、通電後に電流供給を停止しても磁化状態が保持され、ギャップ部に磁界を印加し続けることができる。この磁界がファラデー素子34の飽和磁界以上となるように設計することで、自己保持型の±22.5度切り替え型の可変ファラデー回転子が構成できる。本発明では、このような自己保持型の可変ファラデー回転子を用いることが好ましい。
z方向を見て、分離用複屈折素子20の前方の左上段位置に入力ポート(IN)を設定し、合成用複屈折素子14の後方の右上段位置に出力ポート1(OUT1)を、右下段位置に出力ポート2(OUT2)を設定する。この状態で、可変ファラデー回転子28による偏波面の回転角度を±22.5度に切り替えると、それに応じて出力ポート1と出力ポート2への光分岐比を50%:50%あるいは100%:0%の比率で変えることができる。
図5は、この分岐比切り替え型光スプリッタの光路説明図であり、各光学部品間での偏波状況を示している。この光路説明図を用いて、上記構成の分岐比切り替え型光スプリッタの動作について、更に詳しく説明する。入力ポートからz方向に入力した光は、分離用複屈折素子20で常光は直進し、異常光は屈折してx方向に分離する。左側光路を通る光は、偏波回転手段26である1/2波長板30によって偏波面が−22.5度回転し、右側光路を通る光は、偏波回転手段26である1/2波長板32によって偏波面が−22.5度回転する。1/2波長板は、入力光の偏波面をその光学軸に関して対称に変換する性質を有するからである。従って、左右の光路を通る光の偏波面は平行(−22.5度)となって、可変ファラデー回転子28に入力する。
電磁石への通電電流の向きを変化させると、ファラデー素子34に印加される磁界が反転し、それに応じてファラデー素子34を通過する光の偏波面が切り替わることになる。つまり、通電電流の向きの制御によって通過光の偏波面を正方向もしくは負方向に切り替えることができる。そこで、まず、入力光の偏波面がファラデー素子34によって負方向に回転する向きにコイル46へ通電するものとする(図5のAの光路図参照)。すると、可変ファラデー回転子28を通過することで、偏波面は更に−22.5度回転する。
偏波面が合計で−45度回転した両光は、光路制御用複屈折素子22に入力し、それぞれ常光は直進し、異常光は屈折して−y方向(下方)に等分に分離する。光路制御用複屈折素子22への入力光の偏波面と、出力光の偏波面及び成分を、図6のAに示す。上段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38をバイパスし、下段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38によって偏波面が90度回転して、全ての光路の光の偏波面は水平となる。次に、左側光路を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板40を通るが偏波面は回転せず、右側光路を通る光は1/2波長板42によって偏波面が90度回転する。従って、上段光路の両光は偏波面が互いに直交する関係となり、下段光路の両光も偏波面が互いに直交する関係となる。そして、合成用複屈折素子24ではx方向で光が合成するため、右側の出力ポート1及び出力ポート2から、それぞれ分岐比50%:50%で分岐光が出力することになる。
次に、入力光の偏波面がファラデー素子34によって正方向に回転する向きにコイル46へ通電するとする(図5のBの光路図参照)。すると、偏波面は+22.5度回転して元に戻り(即ち、水平方向)、両光は光路制御用複屈折素子22に入力し、両光は共に常光であるため直進する(下段光路への屈折光は生じない)。光路制御用複屈折素子22への入力光の偏波面と、出力光の偏波面及び成分を、図6のBに示す。上段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38をバイパスし、次に、左側光路を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板40を通るが偏波面は回転せず、右側光路を通る光は1/2波長板42によって偏波面が90度回転する。従って、上段光路の両光は偏波が互いに直交する関係となり、合成用複屈折素子24では、x方向で光が合成するため、右側の出力ポート1のみから、100%の光が出力することになる。出力ポート2へは光は伝播しない。つまり、100%:0%の分岐比が実現できる。
このようにして、可変ファラデー回転子28のコイル46への通電電流の向きを切り替えることによって、分岐比50%:50%の状態からから分岐比100%:0%の状態に切り替えることができる。なお、電磁石のヨークの全部もしくは一部に半硬質磁性材料を使用すれば、通電を停止しても磁界が自己保持されるので、分岐比を変える時のみ通電すればよいことになり、省エネルギー化を図ることができる。
図7は本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタの他の実施例を示す説明図であり、各光学部品の配列状況を示している。この実施例は、図2の実施例と比べて、分離用複屈折素子20と光路制御用複屈折素子22との間に位置する偏波回転手段及び可変ファラデー回転子の部分のみが異なる構成であるので、説明を簡略化するために、偏波回転手段を除く他の光学部品などには同一符号を付す。なお、各光学部品中における矢印は、光学軸の方向もしくはファラデー回転の方向を示しており、座標軸の設定及び偏波面の回転方向についても図2と同様としている。
偏波面が直交関係にある同じ光路の光をx方向に分離する分離用複屈折素子20と、偏波面に応じて常光は直進し異常光は−y方向に光路をシフトする光路制御用複屈折素子22と、偏波面が直交関係にある異なる光路の光をx方向で合成する合成用複屈折素子24を、この順序で間隔をおいてz方向に配置する。
z方向を見て、分離用複屈折素子20と光路制御用複屈折素子22との間に、偏波面を直交関係から−45度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段46と、それらの光の偏波面を±22.5度回転させる第1の可変ファラデー回転子48及び光の偏波面を±22.5度回転させる第2の可変ファラデー回転子50とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子の光学軸に対して偏波面が0度、45度あるいは90度となるようにする。ここで偏波回転手段46は、左側光路に+22.5度の1/2波長板52、右側光路に−22.5度の1/2波長板54を並設した構成である。第1及び第2の可変ファラデー回転子48、50は、いずれもファラデー素子と電磁石を組み合わせた構造であり、電磁石への通電電流の向きによって、−22.5度または+22.5度のいずれかに偏波面を切り替えることができるように構成されている。
更にz方向を見て、光路制御用複屈折素子22と合成用複屈折素子24との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子24の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段36を配置し、それによって対角の関係にある2つの光路の光は偏波面を90度回転し、他の2つの光路の光は偏波面を維持するようにする。ここで偏波制御手段36は、下段光路に+45度(−45度でもよい)の1/2波長板38を挿入し、左側光路に0度の1/2波長板40、右側光路に+45度(−45度でもよい)の1/2波長板42を並設した構成である。
第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50は、図2の実施例の場合と同様、電磁石のヨークの一部もしくは全部を半硬質磁性材料で作製した自己保持型とするのが好ましい。ヨークを半硬質磁性材料で作製すると、通電後に電流供給を停止しても磁化状態が保持され、ギャップ部に磁界を印加し続けることができる。なお、第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50のヨークは、一体化することも可能である。
z方向を見て、分離用複屈折素子20の前方の左上段位置に入力ポート(IN)を設定し、合成用複屈折素子14の後方の右上段位置に出力ポート1(OUT1)を、右下段位置に出力ポート2(OUT2)を設定する。この状態で、第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50による偏波面の回転角度を±22.5度に切り替えると、それに応じて出力ポート1と出力ポート2への光分岐比を100%:0%、50%:50%あるいは0%:100%の比率で変えることができる。
図8は、この分岐比切り替え型光スプリッタの光路説明図であり、各光学部品間での偏波状況を示している。この光路説明図を用いて、上記構成の分岐比切り替え型光スプリッタの動作について、更に詳しく説明する。入力ポートからz方向に入力した光は、分離用複屈折素子20で常光は直進し、異常光は屈折してx方向に分離する。左側光路を通る光は、偏波回転手段46である1/2波長板52によって偏波面が−45度回転し、右側光路を通る光は、偏波回転手段46である1/2波長板54によって偏波面が−45度回転する。従って、左右の光路を通る光の偏波面は平行(−45度)となって、第1の可変ファラデー回転子48に入力する。
電磁石への通電電流の向きを変化させると、通過光の偏波面を正方向もしくは負方向に切り替えることができる。そこで、第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50について、入力光の偏波面がそれらのファラデー素子によっていずれも正方向に+22.5度回転する向きにコイルへ通電するものとする(図8のAの光路図参照)。すると、ファラデー回転角は合計で+45度となるため、偏波面が元に戻り(即ち、水平方向)、両光は光路制御用複屈折素子22に入力する。両光は共に常光であるため直進する(下段光路への屈折光は生じない)。上段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38をバイパスし、左側光路を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板40を通るが偏波面は回転せず、右側光路を通る光は1/2波長板42によって偏波面が90度回転する。従って、上段光路の両光は偏波面が互いに直交する関係となり、合成用複屈折素子24では、x方向で光が合成するため、右側の出力ポート1のみから、100%の光が出力することになる。出力ポート2へは光は伝播しない。つまり、100%:0%の分岐比が実現できる。
第1の可変ファラデー回転子48の偏波面が正方向(+22.5度)、第2可変のファラデー回転子50の偏波面が負方向(−22.5度)に回転するようにコイル電流の向きを制御するとする(図8のBの光路図参照)。実際には、切り替える方のコイルにのみ通電すればよい。この場合、第1の可変ファラデー回転子48の偏波面の回転方向と第2可変のファラデー回転子50の偏波面の回転方向が丁度逆なので、打ち消し合い(ファラデー回転角の合計が0度)、出力光は偏波面が−45度回転したままの光となる。偏波面が−45度回転した両光は、光路制御用複屈折素子22に入力し、それぞれ常光は直進し、異常光は屈折して−y方向(下方)に等分に分離する。上段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38をバイパスし、下段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38によって偏波面が90度回転して、全ての光路の光の偏波面は水平となる。次に、左側光路を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板40を通るが偏波面は回転せず、右側光路を通る光は1/2波長板42によって偏波面が90度回転する。従って、上段光路の両光は偏波面が互いに直交する関係となり、下段光路の両光も偏波面が互いに直交する関係となる。そして、合成用複屈折素子24では、x方向で光が合成するため、右側の出力ポート1及び出力ポート2から、それぞれ分岐比50%:50%で分岐光が出力することになる。
上記の説明では第1の可変ファラデー回転子48の偏波面が正方向(+22.5度)、第2可変のファラデー回転子50の偏波面が負方向(−22.5度)に回転するようにコイル電流の向きを制御しているが、第1の可変ファラデー回転子48の偏波面が負方向(−22.5度)、第2可変のファラデー回転子50の偏波面が正方向(+22.5度)に回転するようにコイル電流の向きを制御してもよい。このように第1と第2の可変ファラデー回転子が互いに逆方向に偏波面を回転させると、同じファラデー素子を使用すれば、波長特性及び温度特性が相殺され、特性が向上する利点がある。
第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50について、入力光の偏波面がそれらのファラデー素子によっていずれも負方向に−22.5度回転する向きにコイルへ通電するものとする(図8のCの光路図参照)。すると、ファラデー回転角は合計で−45度となるため、偏波面が90度回転し(即ち、垂直方向)、両光は光路制御用複屈折素子22に入力する。両光は共に異常光であるため、全て−y方向(下方)に屈折して進む(上段光路への直進光は生じない)。下段を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板38によって偏波面が90度回転して、全ての光路の光の偏波面は水平となる。次に、左側光路を通る光は、偏波制御手段36である1/2波長板40を通るが偏波面は回転せず、右側光路を通る光は1/2波長板42によって偏波面が90度回転する。従って、下段光路の両光は偏波面が互いに直交する関係となり、合成用複屈折素子24では、x方向で光が合成するため、右側の出力ポート2のみから、100%の光が出力することになる。出力ポート1へは光は伝播しない。つまり、0%:100%の分岐比が実現できる。
このようにして、第1及び第2の可変ファラデー回転子48,50の各コイルへの通電電流の向きを独立に切り替えることによって、分岐比100%:0%、50%:50%、0%:100%の3状態のいずれかに切り替えることができる。なお、電磁石のヨークの全部もしくは一部に半硬質磁性材料を使用すれば、通電を停止しても磁界が自己保持されるので、分岐比を変える時のみ通電すればよいことになり、省エネルギー化を図ることができる。
これら実施例の変形例として、図示するのを省略するが、偏波制御手段36において下段光路に挿入する45度の1/2波長板38に代えて、90度固定ファラデー回転子を用いることもできる。ここで45度の1/2波長板38は、偏波面が垂直の光を水平の光に変換する機能を果たしている。つまり、偏波面を90度回転させている。従って、90度固定ファラデー回転子を用いて偏波面を90度回転させても同じ結果が得られることになる。
本発明の機能説明図。 本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタの一実施例を示す説明図。 偏波回転手段と偏波制御手段に用いる1/2波長板の光学軸の説明図。 可変ファラデー回転子の構造例を示した説明図。 この分岐比切り替え型光スプリッタの光路説明図。 光路制御用複屈折素子の入力光と出力光の偏波面及び成分を示す説明図。 本発明に係る分岐比切り替え型光スプリッタの他の実施例を示す説明図。 その分岐比切り替え型光スプリッタの光路説明図。
符号の説明
20 分離用複屈折素子
22 光路制御用複屈折素子
24 合成用複屈折素子
26 偏波回転手段
28 可変ファラデー回転子
30,32 1/2波長板
34 ファラデー素子
36 偏波制御手段
38,40,42 1/2波長板

Claims (6)

  1. 偏波面が直交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用複屈折素子、偏波面が直交関係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置し、
    前記分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、両側光路の光の偏波面を直交関係から22.5度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段と、それらの光の偏波面を±22.5度回転させる可変ファラデー回転子とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子の光学軸に対して偏波面が45度あるいは90度となるようにし、
    前記光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段を配置し、
    前記可変ファラデー回転子による偏波回転方向の制御に応じて分岐比を2状態で切り替え可能としたことを特徴とする分岐比切り替え型光スプリッタ。
  2. 前記偏波回転手段は、−56.25度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、−11.25度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造であり、前記偏波制御手段は、45度の1/2波長板を一方の分岐光路に挿入すると共に、0度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、45度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造である請求項記載の分岐比切り替え型光スプリッタ。
  3. 偏波面が直交関係にある同じ光路の光を分離する分離用複屈折素子、偏波方向に応じて光路を制御する光路制御用複屈折素子、偏波面が直交関係にある異なる光路の光を合成する合成用複屈折素子を、この順序で間隔をおいて配置し、
    前記分離用複屈折素子と光路制御用複屈折素子との間に、両側光路の光の偏波面を直交関係から45度の平行関係に揃えるように変換する偏波回転手段と、それらの光の偏波面を±22.5度回転させる第1及び第2の可変ファラデー回転子とを配置し、それらによって光路制御用複屈折素子の光学軸に対して偏波面が0度、45度、あるいは90度となるようにし、
    前記光路制御用複屈折素子と合成用複屈折素子との間に、合成される関係にある2つの光路の光の偏波面が合成用複屈折素子の光学軸に対して垂直及び水平となるように制御する偏波制御手段を配置し、
    前記2個の可変ファラデー回転子による偏波回転方向の制御に応じて分岐比を3状態で切り替え可能としたことを特徴とする分岐比切り替え型光スプリッタ。
  4. 前記偏波回転手段は、+22.5度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、−22.5度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造であり、前記偏波制御手段は、45度の1/2波長板を一方の分岐光路に挿入すると共に、0度に光学軸が存在する1/2波長板を一方の分離光路に、45度に光学軸が存在する1/2波長板を他方の分離光路に、それぞれ挿入した構造である請求項記載の分岐比切り替え型光スプリッタ。
  5. 前記偏波制御手段において、一方の分岐光路に挿入する45度の1/2波長板に代えて90度固定ファラデー回転子を用いる請求項又は記載の分岐比切り替え型光スプリッタ。
  6. 可変ファラデー回転子の偏波回転方向を制御する磁気回路機構は、そのヨークの一部もしくは全部が半硬質磁性材料からなり、非通電時に磁界の自己保持機能を有する請求項1乃至のいずれかに記載の分岐比切り替え型光スプリッタ。
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