JP2001519052A - 1×nのデジタル的にプログラム可能な光学式ルート切換スイッチ - Google Patents

1×nのデジタル的にプログラム可能な光学式ルート切換スイッチ

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Abstract

(57)【要約】 この光学式ルート切換えスイッチは、広い温度及び波長動作範囲に渡って、1つの光入力ポートと複数の出力ポートとの間で偏光に依存しないと共に、低いクロストークでスイッチングを行う。入力ポート(500)に現れる光信号を第1の偏光依存ルート切換え素子(例えば複屈折素子又は偏光ビームスプリッタ)(30)によって直交偏光に空間的に分離する。この点を越えると、光ビームの光路に沿って光スイッチのネットワークが配置されている。各光スイッチは、(1)入力光ビームの偏光を切換え可能に制御して、出射ビームの双方を、デバイスの制御状態に応じて垂直偏光又は水平偏光の何れかとする偏光旋光子(100)と、(2)これら一対の光ビームのルートを、それらの偏光状態に応じて空間的に切換えて物理的に変位させる偏光依存ルート切換え素子(301)とを有している。ネットワーク内の各出力ポートに対する最終段は、これらの光ビームの少なくとも一方の偏光を変換して直交偏光とする偏光旋光子アレイ(90n)によって構成されている。最後に、これら2つの直交偏光ビームは偏光依存ルート切換え素子(例えば複屈折素子)(60)に入射して合成され、ネットワークの選択された出力ポートから出射する。

Description

【発明の詳細な説明】 1×Nのデジタル的にプログラム可能な光学式ルート切換スイッチ 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、一般的に光信号のスイッチング技術に関するものであり、特に光通 信ネットワークや光信号処理において伝搬する光信号の進行ルートを空間的に切 換える技術に関するものである。2.問題点の説明 多種多様の商業的及び軍事的用途において光信号を伝搬するための物理的なメ ディアとして光ファイバが使用されている。情報のデータレートが益々高くなる のに伴って、通常の電子スイッチングシステムで一層広い帯域を取り扱うことは 益々難しくなって来ている。更に、光信号と電気信号との間での変換が必要とな ることによって、データフォーマットが制限され、コストも上昇することになる 。全光学式の進路切換/スイッチング技術は、「データ透明性(data transpare ncy)」を有する特長があり、或る伝送チャネルから他の伝送チャネルへ光信号 を、光の形態のままで切換え伝送することができる。 光ファイバの相互接続ネットワークにおいては、時分割多重(TDM)、波長 分割多重(WDM)及び空間分割多重(SDM)を含む幾つかの多重方式が開発 されている。空間分割スイッチングは光ファイバでのルート切換え伝送方式の最 も重要なものの1つであると考えられる。空間分割フォトニックスイッチの主要 な用途としては、光ファイバ通信、光学式ジャイロスコープ、光信号処理、位相 アレイレーダーシステムにおけるマイクロ波/ミリ波信号の分布などである。 電磁気的に制御可能な光スイッチとしては種々のものが市販されている。これ らは、機械的、電子−光学的、熱−光学的、音響−光学的、磁気−光学的及び半 導体技術を基礎としている。これらのスイッチング技術のそれぞれは、それぞれ 固有の利点を有しているが、同時に欠点も持っている。例えば、機械的なスイッ チはルート切換え部品として最も広く使用されており、挿入損失がきわめて小さ く、クロストークも低いものであるが、スイッチング時間がミリセコンドのオー ダに制限されている。更に、モータによって駆動される部品を使用しているので 、寿命が短い。一方、LiNbO3集積光スイッチの切換え時間はナノセカン ドであるが、挿入損失が比較的大きく(5db)、クロストークも大きく(20 db)、しかも偏光依存性を有しているという欠点がある。 従って、チャネル間のクロストークが小さく、偏光依存性が少なく、再構成速 度が少なくとも中程度の、電磁界によって制御可能な光スイッチを開発するべく 努力がなされている。3.問題の解決法 本発明は広い動作温度範囲及び広い波長範囲に渡って、偏光依存性がなく、ク ロストークが低い状態でスイッチングができる光学的なルート切換えを達成する ために、偏光旋光子アレイと、偏光に依存するルート切換え素子(例えば複屈折 素子又は偏光ビームスプリッタ)の光ネットワークを使用するものである。この ような光スイッチは、切換えられる信号を光フォーマットのまま維持でき、その 光学的な特性を保つことができるものである。 発明の概要 本発明の光学式ルート切換スイッチは、1つの入力ポートからの光信号を複数 の出力ポートの中の任意のものに選択的に切換えるものである。入力ポートにお ける光信号を、第1の偏光依存性を有する切換え素子(例えば複屈折素子又は偏 光ビームスプリッタ)によって2つの互いに直交する方向に偏光されたビームに 分離される。この点以降においては、光ビームの光路に沿って光スイッチのネッ トワークが配置されている。各光スイッチは、以下のものを含んでいる。(1) 入力光ビームの偏光状態を切換え可能に制御し、双方の出射ビームの何れれも垂 直偏光又は水平偏光とする偏光旋光子、(2)一対の光ビームを、それらの偏光 状態に応じて空間的に切換えて物理的な変位を与える偏光依存ルート切換え素子 。ネットワーク内の個々の出力ポートの最終段は、少なくとも1つの光ビームの 偏光状態を切換えて2つの光ビームを互いに直交する方向の偏光とする偏光旋光 子アレイで構成する。最後に、これら2つの直交偏光された光ビームを偏光依存 ルート切換え素子に入射させて再合成して、ネットワークの選択された1つの出 力ポートから出射させる。図面の簡単な説明 本発明は添付図面を参照することにより一層容易に理解できる。この図面の、 図1は本発明による1×2N光スイッチのブロック図である。 図2a及び図2bは本発明による光学式ルート切換えスイッチの2つの好適な 構造を示すブロック図である。 図3a〜3dは図2bに基づく2次元構造として設計された1×4のルート切 換えスイッチを示すブロック図であり、図3a〜3dでは、スイッチの4つの制 御状態において入力光エネルギーが選択された出力ポートのそれぞれに結合され る光路が示されている。 図4a〜4dは図2aに基づく2次元構造として設計された1×4のルート切 換えスイッチを示すブロック図であり、図4a〜4dでは、スイッチの4つの制 御状態において入力光エネルギーが選択された出力ポートのそれぞれに結合され る光路が示されている。 図5a〜5dは図2aに基づく3次元構造を採用した1×4のルート切換えス イッチを示すブロック図であり、図5a〜5dでは、スイッチの4つの制御状態 において入力光エネルギーが選択された出力ポートのそれぞれに結合される光路 が示されている。 図6a〜6dは図2bに基づく3次元構造を採用した1×4のルート切換えス イッチを示すブロック図であり、図6a〜6dでは、スイッチの4つの制御状態 において入力光エネルギーが選択された出力ポートのそれぞれに結合される光路 が示されている。 図7a〜7dは全ての複屈折素子が同じ厚みを有する3次元構造を用いる1× 4のルート切換えスイッチを示す線図である。 図8は複屈折素子の代りに偏光ビームスプリッタを用いた1×5のルート切換 えスイッチの変形例を示す線図である。 図9は角度付き偏光ビームスプリッタのツリー構造を用いた1×8のルート切 換えスイッチの他の実施例を示す線図である。 図10は偏光ビームスプリッタを用いた1×8のルート切換えスイッチの他の 変形例を示す線図である。 図11は角度付き偏光ビームスプリッタを用いた1×4のルート切換えスイッ チの他の変形例を示す線図である。 図12は互いに上下に積み重ねた4つの1×4ルート切換えスイッチ列の他の 変形例を示す線図である。 図13はBPSと反射プリズムとを組み合わせた偏光依存性ルート切換え素子 の変形例を示す線図的な断面図である。 発明の詳細な説明 図1は1×2N光学式ルート切換えスイッチの全体のコンセプトを示すもので ある。光信号は入力ポート500から入射し、複屈折素子(birefringent elemen t)(即ち偏光ビーム分割器)30を通る。この複屈折素子30は光ビームを2つ の直交偏光成分(例えば水平及び垂直)に分解する。この第1の複屈折素子30 の複屈折分裂効果によって、これら2つのビームは空間的にも分離されたものと なる。図1において、細線は一方の偏光状態を表し、太線はこれと直交する他方 の偏光状態を表している。これらのビームは第1の偏光旋光子アレイ(polariza tion rotary array)100を通る。この偏光旋光子アレイは2つのビームと交 差するように配置された2つのサブエレメント(即ちピクセル)によって構成さ れている。偏光旋光子アレイ100は一方の光ビームの偏光を変換し、第1の偏 光旋光子アレイ100を出射するときに、双方のビームは同じ偏光となっている 。 次に、これらの光ビームは第2の複屈折素子301を通過する。この複屈折素 子はその偏光分裂効果によって、光ビームをその偏光状態に応じた方向に指向す るものである。第2の複屈折素子301の出力側においては、この第2の複屈折 素子に入射する光ビームの偏光状態に応じて2つの空間位置の何れかを占める( 第2の複屈折素子301の出力側に示した細実線及び太破線)。次に、2つのビ ームは図1に示すように、2つのサブ素子に分割された他の偏光旋光子アレイ9 00を通る。複屈折素子100及び900のサブエレメントの制御状態に応じて 、第2の偏光旋光子900を出射する一対の光ビームは、2つの可能な偏光状態 の何れか(例えば水平又は垂直)を占めると共に、2つの可能な空間位置の何れ かを占めることになる。従って、偏光状態及び空間位置の4つの組み合わせがで きることになる。 これら4つの組み合わせを、第3の複屈折素子302によって空間的に分離す る。即ち、第3の複屈折素子302の入射面における偏光状態及び空間位置の4 つの組み合わせを、複屈折分裂効果によって複屈折素子の出射面において4つの 可能な空間位置に分離する。 上述した複屈折素子と偏光旋光子アレイとの組み合わせを、光軸に沿って任意 の段数だけ直列に繰り返し配列することができる。交互に配置される複屈折素子 301、302、・・・30n-1、30n及び偏光旋光子900、901、90n- 1、90nをN段(即ち、図1に示すように301/900、302/901、・ ・・30n−1/90n−1及び30n/90n)配置すると、初段に入射する 元の一対のビームに対して合計で2Nの可能な出力位置が得られることになる。 最終段の偏光旋光子アレイ90nは、一対のビームを互いに直交する偏光状態 に変換する。このことを、最終段の偏光旋光子アレイ90nの出力側の細線及び 太線で表す。細線は一方の偏光状態を表し、太線はこれと直交する他方の偏光状 態を表している。このように直交方向に偏光された2つのビームは、最終段の複 屈折素子60で合成され、2Nの出力ポートの1つから出射される。 設計の許容公差を与えるために、複屈折素子の厚さを図2a及び図2bに示す ように、その配置位置に応じて変化させることができる。図2aでは複屈折素子 の厚さは,L、L/2、・・・L/2N-1、L/2Nとする。一方、図2bでは順 番を逆とし、複屈折素子の厚さはL、2L、・・・2N-1L、2NLとする。これ らの動作原理は図1に示したものとほぼ同じである。複屈折素子の厚さをこのよ うに変化させることによって、一対のビームが各段を通過するときにもビーム分 離を維持する助けとなる。最終段の出射面には、合計で2N個の可能なビーム位 置が存在する。従って、2Nの可能なビーム対のそれぞれを直交偏光に変換でき るようにするためには、最終段の偏光コントローラ90nは2N+1個のピクセル を有する必要がある。図2a及び図2bに示した構成では、十分はビーム分離が 得られ、従って最終段の偏光旋光子アレイ90nは、可能な出射位置のそれぞれ に対してピクセル化することができる。このような配置によれば、2N+1の可能 なビーム位置のそれぞれにおける光の洩れを阻止することができる。この光の洩 れは不所望な出力ポートにおいてクロストークを生ずる虞れがある。 或いはまた、図1、図2a及び図2bに示された実施例は、一連の光スイッチ ング段で構成されたバイナリ・ツリー構造とも見做せるものである。各段は、( a)一対の入射ビームの偏光を選択的に回転して、制御状態で決まる同じ偏光と する偏光旋光子アレイ100、900、901等と、(b)一対のビームを、そ れらの偏光によって決まる可能な出射ビーム位置の選択された1つに選択的にル ートの切換えを行う複屈折素子301、302等、を含んでいる。 更に詳しく云うと、第1の複屈折素子30から出射される一対の直交偏光され たビームを、初段100、301に入射させる。従って、N段はその前段からの ビーム対を、2N-1個の可能な入力ビーム位置の選択された1つで受光し、2N個 の可能な出力ビーム位置の中から、当該段に対する偏光旋光子アレイにおけるピ クセルの制御状態によって決まる任意の位置に指向する。最終の偏光旋光子アレ イによって最終段から出射されるビーム対の偏光を回転させて、これらのビーム を直交偏光とし、最後の複屈折素子60によって選択された1つの出力ポートに おいて合成される。 1×4光学式ルート切換えスイッチの2−D設計 図3a〜3dは光学式ルート切換えスイッチの2次元設計を示すものである。 上述したように、入力ポート500から入射する光は第1の複屈折素子30によ って2つの直交偏光に分離される。この複屈折素子30の光軸は光ビームの伝搬 方向に対して傾斜しており、光入力は一対の直交偏光ビームに分解される。初段 の偏光旋光子アレイ100は、互いに相補的な状態を有する2つのサブエレメン トに分割されている。即ち、一方がオンの時は他方はオフとなる。このように構 成することにより、初段の偏光旋光子アレイ100の出射面においては、双方の ビームは垂直方向又は水平方向に偏光されたものとなる。図3a〜3dの丸印及 び短い平行線は、それぞれ垂直偏光及び水平偏光を表すものである。 図3aは入力信号を出力ポート501へルートの切換えを行う場合の構成を示 すものである。図3aにおいて、初段の偏光旋光子アレイ100は垂直へ光ビー ムを水平偏光に回転するように設定されており、従って、この初段の偏光旋光子 アレイ100を出射するときは、双方の光ビームは水平偏光となる。これらの水 平偏光ビームは第2の複屈折素子40に対しては異常光線であるので、上方に向 けられる。次に、2つのビームは2つのサブエレメントを有する第2段の偏光旋 光子アレイ101に入射する。図3aにおいては、この第2段の偏光旋光子アレ イ101は何らの偏光回転も与えない状態に設定されており、従ってこれらの光 ビームは水平偏光をそのまま維持する。次に、これらのビームは第2の複屈折素 子40の2倍の厚さを有する第3の複屈折素子50に入射する。ここでも、ビー ムは第3の複屈折素子50に対しては異常光線となっているので、上方に向けて 伝搬し、最も高いレベル位置から出射される。これら2つのビームは同じ偏光状 態を保ったままで、第3段の偏光旋光子アレイ102に到達する。このアレイ1 02は4対のサブエレメント即ちピクセルを有している。図3aに示すように、 一方のサブエレメントはビームの一方を垂直偏光に変換するように設定されてい るので、一対のビームは再び直交偏光となる。これら2つの直交偏光ビームは、 第4の複屈折素子60で再合成されて出力ポート501から出射する。 図3bは入力ポート500を出力ポート503に結合するように構成されたス イッチを示すものである。この場合には、第2段の偏光旋光子アレイ101の上 側のサブエレメントは双方のビームの偏光を90°だけ回転するので、これらビ ームは垂直偏光となる。これら2つの垂直偏光された光ビームは第3の複屈折素 子50においては常光線と見做される。従って、光の分割は起こらず、これらの ビームは第3の複屈折素子50を直進する。これらの垂直偏光ビームは次に第3 段の偏光旋光子アレイ102に入射し、一方のビームが水平偏光に変換される。 このようにして得られる直交偏光ビームは第4の複屈折素子60で再合成され、 出力ポート503から出射される。 図3cは入力ポート500を出力ポート503に結合するように構成されたス イッチを示すものである。この場合には、初段の偏光旋光子アレイ100のサブ エレメントの制御状態は、図3aの場合とは反対となっており、双方のビームと も垂直偏光となる。これら2つの垂直偏光された光ビームは第2の複屈折素子4 0においては常光線と見做され、従ってこれらのビームは第2の複屈折素子40 を直進する。第2段の偏光旋光子アレイ101は双方のビームの偏光を90°だ け回転するように設定されているので、これらビームは水平偏光となる。これら の水平偏光ビームは第3段の偏光旋光子アレイ102では異常光線と見做され、 従って上側へ進行する。更に、これらのビームは第3段の偏光旋光子アレイ10 2に入射し、一方のビームが垂直偏光に変換される。このようにして得られる直 交偏光ビームは第4の複屈折素子60で再合成され、出力ポート502から出射 される。 図3dは入力ポート500を出力ポート504に結合するように構成されたス イッチを示すものである。この場合には、第2段の偏光旋光子アレイ101は偏 光回転を与えないように設定されているので、2つのビームは垂直偏光のままで ある。これら2つの垂直偏光された光ビームは第3の複屈折素子50においては 常光線と見做され、これらのビームはこの複屈折素子50を直進する。これらの 垂直偏光ビームは次に第3段の偏光旋光子アレイ102に入射し、一方のビーム が水平偏光に変換される。このようにして得られる直交偏光ビームは第4の複屈 折素子60で再合成され、出力ポート504から出射される。 図4a〜4dは1×4光スイッチの2次元設計の他の例を示すものである。本 例では、第2及び第3の複屈折素子の順序を逆にしたものであり、従ってより厚 さの厚い素子が入力ポート500に近くなっている。初段の偏光旋光子アレイ1 00を図4a及び図4bに示すように構成することによって光ビーム対の光路を 変更し、第2段の偏光旋光子アレイ101の制御状態に応じて出力ポート504 (図4a)及び出力ポート503(図4b)の何れかに指向することができる。 また、初段の偏光旋光子アレイ100を図4c及び図4dに示すように相補的な 制御状態に切換える場合には、光ビーム対を、第2段の偏光旋光子アレイ101 の制御状態に応じて出力ポート502(図4c)及び出力ポート501(図4d )の何れかに指向させることができる。最終段の偏光旋光子アレイ102によっ て2つのビームの一方の偏光を90°だけ回転させるので、これらのビームは直 交偏光に戻り、上述したように最後の複屈折素子60によって再合成される。 上述した2つの構成を設計するに当っては、次の2つの事項を考慮する必要が ある。第1に、偏光旋光子アレイの各サブエレメントのオン及びオフ状態はデジ タル的に制御できるものでなければならないことである(即ち、オンに対しては 「1」、オフに対しては「0」)。第2に、それぞれN段の複屈折素子及び偏光 旋光子アレイを直列に配列するときは、合計で2N個の出力ポートが存在するこ とである。この場合に各段の可能な出力位置は2つである。これらの設計指標に 基づいて、デジタル的に制御可能な光学式ルート切換えスイッチが実現される。 制御状態テーブルを表1に示す。 本発明による設計の他の重要な特徴は、その誤り耐性である。このことを、図 3a〜3d及び図4a〜4dを参照して説明する。これらの図面において、偏光 旋光子アレイのそれぞれのサブエレメントの、斜線を付けた4角及び空白の4角 は、それぞれ偏光の回転及び偏光の非回転を表している。例えば、最終段の偏光 コントローラ102は、双方の図面に示されているように4対のサブエレメント を有している。各対のサブエレメントは相補的な状態に制御されるものである( 即ち、或る対の一方のサブエレメントがオンのときは他方のサブエレメントはオ フとなる)。図面に示すように、4対のサブエレメントはその中の光ビームが入 射される1つのサブエレメントとだけが、その上側のサブエレメントセットが垂 直偏光用であり、下側のサブエレメントセットが水平偏光用となるように構成さ れている。残りの3対のサブエレメントは相補的な状態に設定されており、従っ て漏洩した光エネルギーの偏光状態は逆転され、その結果複屈折素子によって誤 った方向に送られることになる。例えば、図3aにおいて第3段の偏光旋光子ア レイ102の8個のピクセルが、上から下へ見て、オン、オフ、オフ、オン、オ ン、オフ、オン、オフに設定されている。図3b、図3c、図3dと比べると、 最初の2つのピクセルを除くと、この組み合わせは光信号がこれら3つの出力ポ ートに結合できる制御状態を反転したものとなっている。このようなブロッキン グによって、出力チャネル間のクロストークを低減することができる。 本例も最初の複屈折素子30から出射される一対のビームを受ける1×2の光 スイッチのツリー構造と見做すことができる。このツリー構造の双方のステージ は、一対のビームの偏光を選択的に回転させて制御状態によって決まる同じ偏光 とする偏光旋光子アレイ100、101と、偏光によって決まる2つの光路の何 れかに沿って一対のビームのルートを選択的に切換える複屈折素子40、50と を備えている。最終段の偏光旋光子アレイ102は、一対のビームの偏光を回転 させて直交偏光とするものであり、最後の複屈折素子60はこれらの直交偏光さ れたビームを所望の出力ポート501〜504で合成するものである。 1×4光学式ルート切換えスイッチの3−D設計 図5a〜5dは1×4光スイッチの3次元構造を示すものである。本例では、 第2及び第3の複屈折素子40及び50を第1及び第4の複屈折素子に対して9 0°回転させている。入力ポート500からの光信号は第1の複屈折素子30に 入射し、水平及び垂直偏光成分に分離される。これらの図面において、装置の底 面と平行な両矢印は水平偏光を表し、垂直な両矢印は垂直偏光を表している。 図5aは入力信号を出力ポート501へ指向させるように構成された光学式ル ート切換えスイッチを示すものである。図5aにおいて、偏光旋光子100は( オン、オフ)の状態にあり、水平偏光ビームを垂直偏光に変換する。従って、第 1の偏光旋光子100の出射端においては、2つの光ビームは共に垂直偏光とな る。これら2つの垂直偏光は第2の複屈折素子40を通過するときには異常光線 と見做され、従って上方に伝搬する。これら一対のビームは第2の偏光旋光子ア レイ101に入射するが、偏光の回転は行われず双方のビームとも垂直偏光のま まである。次に、ビームは第3の複屈折素子50に入射し、ここでも上方に伝搬 する。2つの垂直偏光ブームは第3の偏光旋光子アレイ102を通過し、一方の ビームの偏光は90°回転されるので、これらのビームは直交偏光となる。これ らの一対の直交偏光ビームは第4の複屈折素子60で再合成され、出力ポート5 01から出射する。 図5bは入力ポート500を出力ポート502に結合する場合を示す。この場 合にも、第1の偏光旋光子アレイ100を通過した後は、図5aの場合と同様に 、垂直偏光ビームが得られる。これらのビームは第2の複屈折素子40内を上方 に伝搬し、その高い位置から出射する。図5bの場合には、第2の偏光旋光子ア レイ101は「オン」状態に設定されており、双方のビームの偏光が90°回転 される(双方のビームは共に水平偏光となる)。これらの水平偏光ビームは第3 の複屈折素子50では常光線と見做され、この素子50を直進する。これらのビ ームは最終段の偏光旋光子アレイ102に入射し、何れか一方のビームの偏光が 90°回転され、一対のビームは第4の複屈折素子60で再合成され、出力ポー ト502から出射する。 図5cは入力ポート500を出力ポート503に結合する場合を示す。第1の 偏光旋光子アレイ100のサブエレメントは、上述した2つの場合に比べて、相 補的な状態に設定されている。その結果、第1の偏光旋光子アレイ100を出射 する一対のビームは水平偏光となる。これら双方のビームは第2の複屈折素子4 0においては常光線と見做されるので、この複屈折素子40(その下側の位置で )を直進する。双方のビームの偏光は第2の偏光旋光子アレイ101で90°回 転され、垂直偏光となる。これらの垂直偏光されたビームは、第3の複屈折素子 50では異常光線と見做され、上方に伝搬する。これらのビームは最終段の偏光 旋光子アレイ102に入射し、何れか一方のビームの偏光が90°回転されるの で、これらのビームは直交偏光となる。これらのビームは第4の複屈折素子60 で再合成され、出力ポート503から出射される。 図5dは入力ポート500を出力ポート504に結合する場合を示す。この場 合には、第1の偏光旋光子アレイ100は、図5cに示す制御状態と同じ状態に 設定されている。その結果、第1の偏光旋光子アレイ100を出射する一対のビ ームは水平偏光となる。これらのビームは第2の複屈折素子40においては常光 線と見做されるので、この複屈折素子40(その下側の位置で)を直進する。 この最後の制御状態では、偏光コントローラ101は光ビームに対して偏光回転 を行わないように設定されている。水平偏光されたこれらのビームは、第3の複 屈折素子50では常光線と見做され、この素子50を直進する。これら2のビー ムは最終段の偏光旋光子アレイ102に入射し、何れか一方のビームの偏光が9 0°回転される。これらの直交偏光されたビームは第4の複屈折素子60と通過 する際に再合成され、出力ポート504から出射される。 図6a〜6dは1×4のルート切換えスイッチの3次元構造の他の例を示すも のである。本例では、第2及び第3の複屈折素子の配列順序を、図5a〜5dに 示した例に比べて反対としている。第1の偏光旋光子アレイ100と第2の複屈 折素子50との組み合わせによって、ビームを第1の出力ポートの組501、5 03及び第2の出力ポートの組503、504の何れかに指向させている。また 、第2の偏光旋光子アレイ101と第3の複屈折素子40との組み合わせによっ て、ビームを第1の出力ポートの組の中の何れかの出力ポート501又は5 02に指向させるか、第2の出力ポートの組の中の何れかの出力ポート503又 は504に指向させるようにしている。 図7a〜7dは本発明による1×4の光学式ルート切換えスイッチの3次元構 造の更に他の例を示すものである。本例では、全ての複屈折素子の厚さを同じと している。 上述した幾つかの設計例からの理解されるように、一対の入力光ビームを受け る偏光旋光子が正しい制御状態に設定されるときに、ルート切換えスイッチは動 作可能である。その他の全てのサブエレメントは不動状態、即ち任意の制御状態 に切換えられていても差し支えない。しかしながら、ルート切換えスイッチの機 能を高めると共にクロストークを低減するために、これらのサブエレメントつま りピクセルを注意深く配置して、出力ポートに対する光の漏洩を阻止する効果が 全体として最大となるようにする。例えば図6a〜6dに示すように、第3の偏 光旋光子アレイ102のピクセルを、それらの元の状態に対して相補的な状態に 設定する。従って、偏光の回転が完全ではないことによって不所望に漏洩される 光は正規の偏光とは異なる偏光に回転され、出力ポートには結合されず、従って クロストークを最小とすることができる。 偏光ビームスプリッタを用いた光学式ルート切換えスイッチ 上述した実施例においては、ツリー状のアーキテクチャを用いて光学的なルー ト切換えを行うようにしている。何れの実施例においても、光切換段のそれぞれ においては、2つの可能な光路の何れかに光信号を指向させるようにしている。 信号がN個のスイッチ段を通過するのに伴って、2Nの可能な出力ポートが得ら れる。これに対し、図8〜図12を参照してこれから説明する1×Nスイッチ( ここにNは任意の数)の実施例は、シリーズアーキテクチャを用いるスイッチを 示すものである。これらのスイッチにおいては、偏光依存ルート切換え素子とし て複屈折素子の代りに偏光ビームスプリッタを用いるものである。 偏光ビームスプリッタ(PBS)は、予め決められた偏光状態を持つ光をその まま通すが、これと直交する偏光状態の光を偏光ビームスプリッタ内で反射又は 屈折させて別の光路を経て出射させるものである。図8及び図10に示すように 、この別の光路は一般に最初の光路に対して90°となっている。 図8は1×5の光スイッチを示すものである。上述した実施例で用いた複屈折 素子を偏光ビームスプリッタ801、802、803及び804で置き換えてい る。各PBSは光スイッチの制御状態に従って一対のビームの偏光状態を回転さ せる偏光旋光子700、705、706及び707と結合されている。このよう な偏光旋光子とPBSとの対のそれぞれは、1×2の光スイッチング段と見做す ことができる。偏光旋光子705、一対のビームの偏光状態を垂直及び水平の何 れかに制御するものである。その後段のPBS802は、一対のビームを出力ポ ート502へ振り向けるか、そのまま次段へ通過させて更にルートの切換えを行 うものである。入力ポートにおける光の分割及び出力ポートにおける光の再合成 は上述した実施例と同様に、複屈折素子30、601、602、603、604 及び605と、二重ピクセルを有する偏光旋光子アレイ700、701、702 、703、704及び708とを組み合わせて直交偏光制御を行っている。 PBSにおける偏光消光比は本質的に低いので、図8に示した実施例では、出 力ポート501〜505のそれぞれにおいて、補助的な偏光子901、902、 903、904及び905を用いている。これらの消光比の高い偏光子(例えば 10000:1の偏光消光比を有するPolarcor(商品名)ダイクロイックガラス 偏光子)によって偏光を純化することができ、クロストークを低減できる。しか し、これらの偏光子を用いなくてもスイッチはその本来の機能を果たすことがで きる。 図10は偏光ビームスプリッタを基礎として構成された2つの直列に配置され たスイッチング段を用いた1×8スイッチの一実施例を示すものである。各段は 、偏光旋光子700、711〜713及び715〜717と、PBS800〜8 07との組み合わせより成り、1×2の光学式ルート切換えスイッチを構成して いる。最初のPBS800は、一対の光ビームを初段の偏光旋光子アレイ700 の2つのピクセルの制御状態に応じて出力ポート501〜504及び出力ポート 505〜508の何れかに切換える。本例の1×8スイッチの残りの2つの直列 段の動作は、図8について上述したところと同様である。 図11は水平及び垂直偏光に対して出力側においてオフセットアングルを有す る他の形式の偏光依存ルート切換え素子801、802及び803を用いた1× 4の光学式ルート切換えスイッチを示すものである。この種の偏光分離器801 〜803は、複屈折素子の特性(即ち、平行ビーム出力、高い消光比)と、PB Sの特性(直交ビーム出力、低い消光比)とを折衷したものと考えることができ る。これは高い偏光ことラスト比を有すると共に出力ビームを或る角度で分離す ることができる。 このような特徴によって、例えば出力ポートのグリンレンズ(Grinlens)をパ ッキングする場合のように、デバイスを製造する際に生ずる実際上の問題の幾つ かを緩和することができる。1×8のスイッチを複屈折素子を用いて構成して2 つの直交偏光ビームを互いに平行とする場合には、それぞれ厚さがd、2d及び 4dの3つの複屈折素子が必要である。現在入手し得るサイズである18mmの グリンレンズ(出力ポート間の最小間隔を規定する)を用いる場合に、最初の複 屈折素子の最小厚さ(d)は18mmとなる。従って、全体の厚さは7d(d+ 2d+4d)となり、これは126mmに等しい。他の全ての部品を含めたデバ イス全体の最小光路長は約130mmとなる。このように長い結合長によって大 きな挿入損が生ずると共に製造も困難となる。このような問題は、出力端におい て光を偏向する直角プリズムを用いることによって解決することができるが、こ の解決策は更にコストの上昇を招くと共にデバイスの構成が複雑化することにな る。PBS或いはアングルドビーム分割器を用いることによって、この問題を緩 和することができる。その理由は、出力角によって光路は更に分離され、アング ルドビーム分離器の幾何学的なサイズを増大する必要はなくなるためである。そ の結果、損失が一層小さく、一層コンパクトなスイッチが得られる。 図9は1×2のスイッチング段のネットワークを用いてバイナリ・ツリー構造 とした1×8の光学式ルート切換えスイッチの一実施例を示すものである。本例 でも、各段は偏光旋光子100、101、102、103、104、105、1 06と、アングルド分離器801、802、803、804、805、806及 び807との組み合わせで構成されている。入力ビームは上述した実施例と同様 に、第1の複屈折素子30によって互いに直交偏光された一対のビームに分割さ れる。これら直交偏光されたビームの一方の偏光は、第1の偏光旋光子アレイ1 00によって90°回転され、これらのビームはスイッチの制御状態によって決 まる同じ偏光状態となる。これら一対のビームは、1×2のスイッチング段から 成るネットワークを通過する間に、各段と関連する偏光旋光子の制御状態に応じ たルートに切換えられる。第1の偏光旋光子アレイ100は2つのピクセルを持 っているが、他の偏光旋光子アレイ102〜106は1個のピクセルを有するだ けである。各出力ポートにおいては、最終段の偏光旋光子アレイ107〜114 は一対のビームを直交偏光に戻し、これは最終段の複屈折素子601〜608に よって再合成される。 図12は4つの1×4スイッチを上下に重ねた構成を示すものである。一般に 、N×N構造を用いたネットワークでは、1×Nモジュールが全部で2N個だけ 必要である。従って、4×4の場合には、1×4スイッチングモジュールが8個 必要である。図12に示す4−レベルのアーキテクチャにおいては、4×4のク ロスバースイッチを構成するのに、このようなデバイスを2個必要とするだけで ある。材料コストの観点からすると、スイッチ内の光学部品は一方向における寸 法が増大することを除けば同じであるので、材料コストは見掛け上は不変である 。このためレベルの数が増えれば、レベル当たりの平均的な材料コストは急激に 低減することになる。 図13は入力ビームを直交偏光成分に分離したり、出力ポートにおいて直交偏 光されたビームを合成するための複屈折素子30及び60の代りに用いることが できる偏光依存ルート切換え素子31を示す線図的な断面図である。この偏光依 存ルート切換え素子31はPBSと、反射プリズムとを組み合わせたものである 。入射ビームの垂直偏光成分は素子31を直進する。しかし、入射ビームの水平 偏光成分はPBS内で90°反射され、更にプリズムの反射面で2度目の反射を 受ける。従って、水平偏光成分は垂直偏光成分と平行であるが、これから分離さ れて出射する。 本発明によれば、(1)偏光に依存しない動作、(2)チャネル間の低いクロ ストーク、(3)低い挿入損、(4)広い波長範囲での動作、(5)広い動作温 度範囲、(6)種々の偏光変換器に応じてミリ秒からナノ秒まで変化するスイッ チング速度、(7)複数のスイッチを互いに積み重ねてスケールを変更できる構 造(MxN)などの利点が得られる。これらのスイッチの構造は、空間光変調特 性を有する液晶偏光旋光子を組み込むことによって最良のものとなる。そのよう な場合には、各段において1つにビームを制御するのにピクセル化された変調器 を用いることができる。大きなマトリックスを1つの構造に形成することができ 、その結果として大規模なN×Mの光学式ルート切換えスイッチが得られる。上 述したところは本発明の幾つかの実施例を説明したが、本発明による教示の下で 、クレームに記載されるように詳細には説明していない他の配置及び他の実施例 が考えられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月16日(1999.4.16) 【補正内容】 請求の範囲 1.(補正)入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態に よって決まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって 、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; この第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受け、 複数の出力ポートを有する光スイッチのネットワークとを備え、前記光スイッチ の少なくとも1つが、 (a)前記一対のビームの少なくとも一方の偏光を選択的に回転させて、 双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子と ; (b)この偏光旋光子から出射される前記ビームを、2つの光路の内の、 それらの偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換える偏 光ビームスプリッタと; を備え、前記出力ポートの少なくとも1つが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする偏 光旋光子と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する偏光依 存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 2.(補正)請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記第1 の偏光依存ルート切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 3.削除 4.削除 5.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光スイッチネ ットワークがバイナリ・ツリー構造を有するもの。 6.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光学スイッ チネットワークが1×2の光スイッチを含むもの。 7.(補正)請求項1に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前 記光スイッチの偏光旋光子が液晶偏光旋光子を含むもの。 8.(補正)請求項7に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前 記光スイッチの液晶偏光旋光子が複数のピクセルを有するもの。 9.(補正)入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態に よって決まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって 、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; この第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受ける 初段及び先行する段から2N-1の可能な入力ビーム位置の選択された1つで一対 のビームを受け、これら一対のビームを2Nの可能な出力ビーム位置の任意の位 置へ指向させるN番目の段を含む一連の光スイッチング段であって、これら光ス イッチング段の少なくとも1つが、 (a)一対の入射ビームの偏光を選択的に回転させて双方のビームを、前 記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子アレイと; (b)これら一対のビームを、前記複数の可能な出力位置の内の、それら の偏光状態に応じて決まる任意の位置から出射するように選択的にルートを切換 える偏光ビームスプリッタと; 前記一連の光スイッチング段の内の最終段から出射される前記ビームの偏 光を回転させて直交偏光されたものとする最後の偏光旋光子と; これらの直交偏光されたビームを前記複数の出力ポートの内の選択された 出力ポートにおいて合成する最後の偏光依存ルート切換え素子と; を備えるもの。 10.(補正)請求項9の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記第 1の偏光依存ルート切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 11.削除 12. (補正)請求項9の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記 偏光旋光子アレイが液晶偏光旋光子を含むもの。 13.(補正)請求項12に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて 、前記液晶偏光旋光子アレイが複数のピクセルを有するもの。 14.(補正)入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態 によって決まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであっ て、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; 前記偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受け、複数の 出力ポートを有する1×2の光スイッチのネットワークと、 を備え、前記光スイッチの少なくとも1つが、 (a)前記一対のビームの少なくとも一方の偏光を選択的に回転させて、 双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子と ; (b)この偏光旋光子手段から出射される前記ビームを、2つの光路の内 の、偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換える偏光依 存ルート切換え素子と; を備え、前記出力ポートの少なくとも1つが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする偏 光旋光子と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する最後の 偏光依存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 15.(補正)請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記 光スイッチの偏光旋光子が液晶偏光旋光子を含むもの。 16.(補正)請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記 第1の偏光依存ルート切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 17.請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光スイッ チのネットワークが、バイナリ・ツリー構造を有するもの。 18.(補正)入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態 によって決まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであっ て、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; 2つのピクセルを有し、前記一対のビームの一方の偏光を選択的に回転さ せて双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする第1の偏 光旋光子アレイと; 前記偏光旋光子アレイから出射される一対のビームを、2つの光路の内の 、それらの偏光状態によって決まる何れかの光路へ指向させる第1の偏光依存ル ート切換え素子と; 前記第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受け、 複数の出力ポートを有する1×2の光スイッチのネットワークと、 を備え、前記光スイッチの少なくとも1つが、 (a)前記一対のビームの偏光を選択的に回転させて、双方のビームを、 前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子と; (b)この偏光旋光子から出射される前記ビームを、2つの光路の内の、 それらの偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換える偏 光ビームスプリッタと; を備え、前記出力ポートの少なくとも1つが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする最 後の偏光旋光子と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する最後の 偏光依存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 19.(補正)請求項18の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前 記偏光旋光子が液晶偏光旋光子を含むもの。 20.請求項18の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記1×2の 光スイッチのネットワークが、バイナリ・ツリー構造を有するもの。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW 【要約の続き】 ば複屈折素子)(60)に入射して合成され、ネットワ ークの選択された出力ポートから出射する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態によって決 まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; この第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受け、 複数の出力ポートを有する光スイッチのネットワークとを備え、前記各光スイッ チが、 (a)前記一対のビームの少なくとも一方の偏光を選択的に回転させて、 双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子手 段と; (b)この偏光旋光子手段から出射される前記ビームを、2つの光路の内 の、それらの偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換え る偏光依存ルート切換え素子と; を備え、前記出力ポートが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする偏 光旋光子手段と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する偏光依 存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 2.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依存ルー ト切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 3.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依存ルー ト切換え素子が偏光ビームスプリッタを含むもの。 4.請求項3の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依存ルー ト切換え素子が偏光ビームスプリッタと反射プリズムとを含むもの。 5.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光学スイッチ ネットワークがバイナリ・ツリー構造を有するもの。 6.請求項1の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光学スイッチ ネットワークが1×2の光スイッチを含むもの。 7.請求項1に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光旋 光子手段が液晶偏光旋光子を含むもの。 8.請求項7に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記液晶偏 光旋光子が複数のピクセルを有するもの。 9.入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態によって決 まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; この第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受ける 初段及び先行する段から2N-1の可能な入力ビーム位置の選択された1つで一対 のビームを受け、これら一対のビームを2Nの可能な出力ビーム位置の任意の位 置に指向させるN番目の段を含む一連の光スイッチング段であって、これら光ス イッチング段が、 (a)一対の入射ビームの偏光を選択的に回転させて双方のビームを、前 記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子アレイと; (b)これら一対のビームを、前記複数の可能な出力位置の内の、ビーム の偏光状態に応じて決まる任意の位置から出射するように選択的に指向させる偏 光依存ルート切換え素子と; を有する光スイッチング段と; 前記一連の光スイッチング段の内の最終段から出射される前記ビームの偏 光を回転させて直交偏光されたものとする最後の偏光旋光子と; これらの直交偏光されたビームを前記複数の出力ポートの内の選択された 出力ポートにおいて合成する最後の偏光依存ルート切換え素子と; を備えるもの。 10.請求項9の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依存ル ート切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 11.請求項9の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依存ル ート切換え素子が偏光ビームスプリッタと反射プリズムとを含むもの。 12.請求項9の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光旋光子 手段が液晶偏光旋光子を含むもの。 13.請求項12に記載の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記液 晶偏光旋光子が複数のピクセルを有するもの。 14.入力ビームを複数の出力ポートの中の、個々の制御状態によって決 まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; 前記複屈折素子から出射される前記ビームを受け、複数の出力ポートを有 する1×2の光スイッチのネットワークと、 を備え、前記光スイッチが、 (a)前記一対のビームの少なくとも一方の偏光を選択的に回転させて、 双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子手 段と; (b)この偏光旋光子手段から出射される前記ビームを、2つの光路の内 の、偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換える偏光依 存ルート切換え素子と; を備え、前記出力ポートが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする偏 光旋光子手段と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する最後の 偏光依存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 15.請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光旋光 子手段が液晶偏光旋光子を含むもの。 16.請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光依 存ルート切換え素子が複屈折素子を備えるもの。 17.請求項14の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記光スイッ チのネットワークが、バイナリ・ツリー構造を有するもの。 18.入力ビームを、複数の出力ポートの中の、個々の制御状態によって 決まる任意の出力ポートへ指向させる光学式ルート切換スイッチであって、 入力ビームを受ける入力ポートと; 前記入力ビームを、一対の互いに直交する方向に偏光されたビームに分離 する第1の偏光依存ルート切換え素子と; 2つのピクセルを有し、前記一対のビームの一方の偏光を選択的に回転さ せて双方のビームを、前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする第1の偏 光旋光子アレイと; 前記偏光旋光子手段から出射される一対のビームを、2つの光路の内の、 それらの偏光状態によって決まる何れかの光路へ指向させる第1の偏光依存ルー ト切換え素子と; 前記第1の偏光依存ルート切換え素子から出射される前記ビームを受け、 複数の出力ポートを有する1×2の光スイッチのネットワークと、 を備え、前記光スイッチが、 (a)前記一対のビームの偏光を選択的に回転させて、双方のビームを、 前記制御状態によって決まる同じ偏光状態とする偏光旋光子手段と; (b)この偏光旋光子手段から出射される前記ビームを、2つの光路の内 の、それらの偏光状態によって決まる光路に沿うように選択的にルートを切換え る偏光ビームスプリッタと; を備え、前記出力ポートが、 (a)前記ビームの偏光を回転させてこれらのビームを直交偏光とする最 後の偏光旋光子手段と; (b)これらの直交偏光ビームを前記出力ポートにおいて合成する最後の 偏光依存ルート切換え素子と、 を備える光学式ルート切換えスイッチ。 19.請求項18の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記偏光旋 光子手段が液晶偏光旋光子を含むもの。 20.請求項18の光学式ルート切換えスイッチにおいて、前記1×2の 光スイッチのネットワークが、バイナリ・ツリー構造を有するもの。
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