JP2003137794A - 保湿剤 - Google Patents

保湿剤

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JP2003137794A
JP2003137794A JP2001340421A JP2001340421A JP2003137794A JP 2003137794 A JP2003137794 A JP 2003137794A JP 2001340421 A JP2001340421 A JP 2001340421A JP 2001340421 A JP2001340421 A JP 2001340421A JP 2003137794 A JP2003137794 A JP 2003137794A
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acidic water
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Ryosuke Onodera
良介 小野寺
Takeshi Abe
健 阿部
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Koken Co Ltd
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Koken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い殺菌力と幅広い抗菌スペクトルを持ちな
がら安全性が高く、殺菌性能と保湿性能に優れた保湿剤
を提供すること。 【解決手段】 塩素イオンを含む水を電気分解し、その
陽極側で生成された酸性水よりなる。酸性水を加温して
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の水分を保っ
て乾燥を防ぐ保湿剤に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚における水分の保持は、皮膚を健や
かに保つための重要な要素であり、保湿を目的とした化
粧料、医薬品等が数多く市販されている。通常、化粧料
には、その目的に応じて、種々の有効成分が配合されて
いる。保湿剤は化粧料に配合される有効成分の1つであ
り、老化等の原因により、皮膚の保湿能力が低下するた
めに生ずるかさつきなどの症状を緩和し、健康的な肌を
維持することを目的とする。この保湿剤としては、グリ
セリン、プロピレングリコールなどの水溶性多価アルコ
ールや糖類、アミノ酸、コラーゲン等が用いられてい
る。
【0003】化粧料、医薬品等にはイソプロピルメチル
フェノールなどの、殺菌力、抗菌性を有する殺菌・抗菌
剤が配合されることもあり、これは皮脂に増殖しやすい
細菌に作用するため、ニキビケア商品などに多い。ま
た、医療用途における消毒(主に手指に代表される皮膚
の消毒)は、皮膚表面の通過菌を除去することにより行
うが、基本的にはまず石鹸と流水などで皮膚に付着して
いる微生物や汚れを洗い落としてから、消毒用エタノー
ルやクロルヘキジン、第四級アンモニウム塩やポビドン
ヨードなどの消毒薬を使用して、皮膚表面を殺菌してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような化粧水は保水効果としては優れているが、配合
された保湿剤により皮膚障害を起こす例もあり、皮膚に
対する安全性に問題があった。また、化粧料、医薬品等
に配合されている殺菌剤では、皮膚に対する刺激が強い
ため手荒れを起こすなどの問題があり、殺菌性能も十分
なものとはいえなかった。さらに、化粧料、医薬品等は
主に顔や手指など、一部分を対象としており、全身の使
用には不向きであった。この発明は、強い殺菌力と幅広
い抗菌スペクトルを持ちながら安全性が高く、殺菌性能
と保湿性能に優れた保湿剤を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の保湿剤は、塩素
イオンを含む水を電気分解し、その陽極側で生成された
酸性水よりなる。酸性水のpHは2.1〜2.7、酸化
還元電位(ORP)は1100〜1200mV、有効塩
素濃度は20〜60ppmであり、これは、他の消毒薬
と同等かそれ以上の殺菌力を持ち、抗菌スペクトル範囲
が広く、細胞に対する毒性が低い。図24に、一般的な
消毒剤と酸性水の各種微生物に対する殺菌効果を示す。
なお、図24は、「殺菌・消毒マニュアル」(医歯薬出
版)を参考にしたものであり、HIV、HBVの培養試
験は実施困難なため、これらに対する酸性水の殺菌効果
の判定は、抗ウィルス効果「HIV」(昭和大学藤が丘
病院)、HBs抗原の不活性効果(東北大歯学部)を根
拠としている。
【0006】この結果、本発明の保湿剤は、菌の耐性化
が起こりにくく、殺菌効果が即効的で、有機物の存在に
より殺菌力が低下するという特徴を持つ。即ち、化粧
料、医薬品等に使われている殺菌剤よりも優れた殺菌力
及び安全性を有する。また、この保湿剤は、化粧水とほ
ぼ同等の保湿効果を発揮するが、酸性水の性質など未だ
完全に解明されていないため、その理由は明確でない。
なお、冬季等に浴びた場合の不快感を避けるために、酸
性水を加温しても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】酸性水を製造する装置は、隔壁で
仕切られた陰極室及び陽極室を有する電解槽と、塩素化
合物水溶液が備蓄されるタンクと、タンクから供給され
た塩素化合物水溶液と水とを攪拌する攪拌槽とを備え
る。塩素化合物水溶液を添加した水が攪拌槽を介して電
解槽に供給されると、電気分解が行われて、電解槽の陽
極室から酸性水が、陰極室からアルカリ性水がそれぞれ
生成され、この陽極室で生成された酸性水が保湿剤とし
て用いられる。
【0008】[実験]本発明の保湿剤の保湿性を確認する
ために、下記のようにして人間の皮膚表面の水分計測を
行った。 (試験装置)試験装置としては、ドイツC+K社製Co
rneometerCM825(以下、CM825とい
う)を用いた。CM825は、角質層を介した静電容量
測定のみを行う。この測定法は、水の誘電定数(81)
と、その他の物質の誘電定数(主に<7)が著しく異な
ることを基礎にしている。
【0009】人の皮膚において、その表面を健康的かつ
美しくしているのは水分である。健康な人の皮膚上に必
要な水分を保持するには角質層の役割が大きく、皮膚の
水分は主に角質層中に存在する。皮膚の水脂質膜がまっ
たく無傷な時は、皮膚の機能は正常である。そして、こ
れには、角質層の水分量が適正であることが前提とな
る。角質層の貯水能力は変動するので、その水分量は著
しく異なることがある。皮膚の水分量は内因性及び外因
性の諸因子によって決定される。しかし、最も重要な因
子は、「皮膚の呼吸」(水蒸気の分泌)、蒸散、それに
皮膚の保水成分である。
【0010】外因性の因子、例えば、環境条件(温度、
空気中の湿度)や塗布している化粧品、薬品なども、水
分量を決定したり著しく左右する原因となる。一般的に
は、これらすべての因子、及び、水分供給と蒸発率とを
バランスさせる「安定期間」を考慮に入れるならば、皮
膚の水分状態は安定している。ただし、その場合でも、
勿論、年齢、性別、皮膚の部分によって違いはある。よ
って、「正常な」皮膚水分としてただ一つの平均値を示
すことはできない。
【0011】静電容量測定法は、他の測定法(共鳴周波
数測定法、光音響測定法など)に比較して数々の長所が
ある。例えば、測定対象と測定装置との間に電極を介し
ての接触がないので、測定対象を通ってほとんど電気が
流れない。そのうえ、得られる結果は、分極効果やイオ
ン導電性などの特性にあまり影響されない。CM825
の値は、皮膚表面の水分、例えば、化粧品や薬品による
皮膚のトリートメント前後での水分量の差を示してい
る。言い換えると、この装置は皮膚の表面の状態、また
は水分量の差を示すのである。なお、CM825は、空
気では湿度に応じて0〜10の範囲を示し(非常に乾い
ていることを意味する)、湿った掌に当てると100近
い値を示す。
【0012】CM825により測定される値は相対値で
あり、単位はない。また、この測定値は測定環境や健康
状態などに大きく依存し、同じ人間を測定したとして
も、同様の結果になるとは限らない。CM825による
測定値と人体の各部における皮膚状態との相関関係を表
す目安として、C+K社から図25に示すようなデータ
が発表されている。なお、このデータは、一般的な肌
で、温度20℃、湿度40〜60%として計測した結果
である。
【0013】(試験液)実験1では、被験者a,b,c
に対し、常温の消毒用エタノール(山田製薬株式会社、
15℃時に76.9〜81.4%)、化粧水(カネボウ
WHITEC)、本発明の保湿剤に用いられる酸性水
(pH2.48、ORP1131mV、有効塩素濃度5
0ppm)、水(埼玉県飯能市内の水道水)を試験液と
し、実験2では、被験者b,c,d,e,f,gに対
し、実験1に用いたものと同じ酸性水及び水を45℃に
加温したものを試験液とし、実験3では、被験者a,b
に対し、酸性水の生成段階で調整した酸性水A(pH
2.43、ORP1149mV、有効塩素濃度50pp
m)、及び、酸性水B(pH2.75、ORP1120
mV、有効塩素濃度20ppm)を試験液とし、実験4
では、被験者a,bに対し、pH2.43、ORP11
49mV、有効塩素濃度50ppmの酸性水を攪拌し
て、有効塩素濃度を0に調整した酸性水(pH2.4
4、ORP1149mV、有効塩素濃度0ppm)を試
験液とし、実験5では、被験者a,b,cに対し、酸性
水の生成段階で調整した酸性水C(pH2.72、OR
P1100mV、有効塩素濃度30ppm)と、pH
2.41、ORP1160mV、有効塩素濃度55pp
mの酸性水を精製水で希釈して、酸性水CのpHと等し
くなるよう調整した酸性水D(pH2.72、ORP1
122mV、有効塩素濃度30ppm)とを試験液と
し、実験6では、被験者a,b,hに対し、酸性水(p
H5.46、ORP369mV、有効塩素濃度0pp
m)と水道水とを試験液とした。
【0014】(試験操作)被験者は、ほぼ一定環境に維
持された室内において安静状態を保ち、その後、皮膚水
分量の測定部位となる被験者の前腕中央部に印を付け、
その部位の基礎水分量(BLANKとする)を測定す
る。次に、印を付けた部位にφ20の塩化ビニル製パイ
プを載せ、このパイプ内に上記した試験液を0.5ml
滴下して皮膚に接触させ、3分間放置する。3分経過し
たら直ちに乾布で試験液を拭き取り、CM825を用い
て、BLANKの値に戻るまで、或いは、所定時間が経
過するまで、1分毎に皮膚表面の水分量を測定する。
【0015】(試験結果)被験者a,b,cに対し実験
1を行い、被験者aの測定結果を図1の(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)に、被験者bの測定結果を図2
の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に、被験者cの測定
結果を図3の(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)にそれぞ
れ示す。図1及び図2から明らかなように、被験者a,
bは同様の傾向を示し、化粧水と酸性とはほぼ同様の保
水効果を有するが、あえて順位を付けるならば、化粧
水、酸性水、水、消毒用エタノールの順となった。
【0016】また、図3に示す被験者cの測定結果で
は、化粧水による保水効果は認められたが、消毒用エタ
ノール、酸性水、水にはほとんど差が無かった。これ
は、皮膚の水分量については個人差が大きく、その時の
体調(身体的または心理的ストレスなど)によるもの
か、或いは、その個人に元々適さないためなのか明確で
はない。実験1により、酸性水については、化粧水とほ
ぼ同程度の保湿効果を有することを確認できた。また、
消毒用エタノールについては、従来から速乾性があると
知られているが、皮膚の水分が奪われることが確認され
た。
【0017】被験者b,c,d,e,f,gに対して実
験2を行い、被験者cの測定結果を図4の(イ)、
(ロ)に、被験者dの測定結果を図5の(イ)、(ロ)
に、被験者bの測定結果を図6の(イ)、(ロ)に、被
験者eの測定結果を図7の(イ)、(ロ)に、又、被験
者fの測定結果を図8の(イ)、(ロ)に、被験者gの
測定結果を図9の(イ)、(ロ)にそれぞれ示す。な
お、図4の(ハ)、(ニ)には、加温による効果をより
正確に調べるために、同じ被験者cに同じ試験液を加温
しないで用いた場合の測定結果を示した。
【0018】実験2では、被験者b,c,d,e,f,
gにおいて、酸性水の方が水よりも高い保湿性能を示
し、被験者cに対する実験では、酸性水及び水ともに、
加温した方が加温しないものよりも保湿性が高かった。
また、被験者cは、実験1では酸性水と水との間にほと
んど差がなかったが、実験2では、酸性水と水とで保水
効果に差が見られた。このことから、測定時の体調など
が測定に影響を与えているのではないかと考えられる。
【0019】実験3における被験者aの測定結果を図1
0の(イ)、(ロ)、(ハ)に、被験者bの測定結果を
図11の(イ)、(ロ)、(ハ)にそれぞれ示す。この
測定結果から、被験者a,b共に酸性水Aが最も保湿性
能を有する傾向が見られた。実験4において、実験3と
同じ被験者a,bに対して皮膚水分量を測定した。被験
者aの測定結果を図12に、被験者bの測定結果を図1
3に示す。この測定結果から判断すると、有効塩素濃度
を0に調整した酸性水でも、実験3で用いた酸性水Aと
ほぼ同等の保湿効果が確認できた。このことから、酸性
水の有効塩素濃度は皮膚の水分量に直接影響を与えない
と思われる。
【0020】被験者a,b,cに対して実験5を行い、
被験者aの測定結果を図14に、被験者bの測定結果を
図15に、被験者cの測定結果を図16にそれぞれ示
す。この測定結果から明らかなように、酸性水Cと酸性
水Dとはほぼ同等の保湿効果を示した。このことから、
皮膚の水分量を決定する要因として、pHによる影響が
大きいと推測される。実験6における被験者aの測定結
果を図17に、被験者bの測定結果を図18に、被験者
hの測定結果を図19にそれぞれ示す。この実験6によ
って、弱酸性水では水道水とほとんど変わらない保湿効
果を発揮することしかできないことがわかった。実験1
〜6の結果から、酸性水の保湿性能の要因がpHにある
のではないか推測することはできるが、酸性水の生成段
階で与えられた電気的エネルギーによる影響の可能性も
否定できず、明確な理由を提示することはできない。こ
のように、酸性水の全てを完全に把握し切れていない現
在において、酸性水は水と比べて優れた保湿性能を有す
るとしか結論付けられない。
【0021】また、本発明の保湿剤に用いられる酸性水
の、様々な細菌に対する殺菌力を複数の機関においてテ
ストし、その結果を以下に示す。北里環境科学センター
において、酸性水、次亜塩素酸ナトリウム、水道水の各
試験液19mlに、MRSAと緑膿菌の菌液1ml(1
/ml)を接種し、経済的に菌数を測定した。MR
SAの測定結果を図20に、緑膿菌の測定結果を図21
にそれぞれ示す。図20及び図21の測定結果から明ら
かなように、MRSAは酸性水へ接種直後に約1/10
に減り、20秒後に0となり、緑膿菌は酸性水へ接種直
後に0となっており、顕著な殺菌効果が認められた。次
亜塩素酸ナトリウムは消毒薬として多用されているもの
であるが、それと比較しても、酸性水の優れた殺菌効果
が実証された。
【0022】食品薬品安全センター秦野研究所及び昭和
大学藤が丘病院臨床病理科において、酸性水3mlに大
腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、枯草菌、ネズミチフス
菌、カンジタ・アルビカンス菌の菌液をそれぞれ0.1
ml加え、30秒、1分、2分、5分処理後の生菌数を
測定した。両機関において同様の結果を得たので、これ
を図22に示す。図中、菌数が「<10」とは「0」と
いうことであって、大腸菌、緑膿菌、ネズミチフス菌、
カンジタ・アルビカンス菌が30秒後に0になってい
る。また、殺菌しづらい黄色ブドウ球菌や枯草菌にはや
や殺菌時間を要するが、1分後には0となっている。図
22に示す結果から、酸性水は幅広い抗菌スペクトルを
有すると言える。
【0023】本発明の保湿剤に用いられる酸性水の安全
性を確認するために、日本食品分析センターで水質検査
を行い、その結果を図23に示す。この結果、酸性水か
らは砒素、重金属、シアンが検出されなかった。また、
北里研究所において、酸性水の安全試験を行い、下記の
ような結果を得た。 変異原性試験 変異原性はなく、耐性菌をつくる心配がないと認められ
る。 細胞毒性試験 ヒト由来細胞に三日間作用させても、細胞毒性は求めら
れない。 皮膚累積刺激試験 皮膚の傷ついているところに酸性水を塗布しても、かゆ
みや腫れが無く、正常な皮膚或いは擦過皮膚に対して刺
激がないと考えられる。
【0024】ラットを用いた急性毒性試験 ラットに変化はなく、酸性水に毒性はないと考えられ
る。 ラットを用いた食道粘膜刺激試験 ラットの食道粘膜に障害は発生しなかった。 ウサギを用いた眼粘膜一次刺激試験 ウサギの眼粘膜に障害は発生しなかった。 ラットを用いた胃粘膜刺激試験 酸性水の胃粘膜への刺激作用は認められたが、その作用
はきわめて安易に回復できる程度と考えられる。 ハムスターを用いた口腔粘膜刺激試験 酸性水を口腔内に30分流入させると、口腔粘膜の編成
が認められるが、数秒間口中に含むだけでは全く影響が
無く、刺激はきわめて軽微と考えられる。これらの安全
試験から、本発明の保湿剤に用いられる酸性水は、人体
に悪影響を与えるものではないことがわかった。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、保湿性に
優れているので、皮膚の乾燥を防いで健康な状態に保つ
ことができ、安価で大量に生成できるため、気軽に全身
に浴びることもでき、家庭、老人介護施設、病院、美容
施設等の多様な施設で使用することが可能である。ま
た、一般的な消毒剤に劣らない殺菌性能と幅広い抗菌ス
ペクトルを有するにも係わらず、皮膚への刺激が少なく
て安全性が高いので、皮膚が萎縮して外力に弱く、バリ
ア機能が低下すると共に、皮膚に付着した微生物を排出
する速度が遅くなった老人であっても、肌荒れ等のトラ
ブルを起こすことなく安心して使用できる。請求項2に
係る発明によれば、冬季等であっても不快感を感ずるこ
となく全身に浴びることができ、保湿性能もさらに向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験1における被験者aの測定結果を示す図
【図2】実験1における被験者bの測定結果を示す図
【図3】実験1における被験者cの測定結果を示す図
【図4】実験2における被験者cの測定結果を示す図
【図5】実験2における被験者bの測定結果を示す図
【図6】実験2における被験者dの測定結果を示す図
【図7】実験2における被験者eの測定結果を示す図
【図8】実験2における被験者fの測定結果を示す図
【図9】実験2における被験者gの測定結果を示す図
【図10】実験3における被験者aの測定結果を示す図
【図11】実験3における被験者bの測定結果を示す図
【図12】実験4における被験者aの測定結果を示す図
【図13】実験4における被験者bの測定結果を示す図
【図14】実験5における被験者aの測定結果を示す図
【図15】実験5における被験者bの測定結果を示す図
【図16】実験5における被験者cの測定結果を示す図
【図17】実験6における被験者aの測定結果を示す図
【図18】実験6における被験者bの測定結果を示す図
【図19】実験6における被験者hの測定結果を示す図
【図20】MRSAに対する殺菌効果試験の結果を示す
【図21】緑膿菌に対する殺菌効果試験の結果を示す図
【図22】各種細菌に対する殺菌効果試験の結果を示す
【図23】水質検査結果を示す図
【図24】一般的な消毒剤と酸性水の各種微生物に対す
る殺菌性能を示す図
【図25】CM825の測定結果と皮膚状態との相関関
係を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB051 CC02 DD23 DD27 EE12 4C087 AA01 AA02 BA01 MA63 NA14 ZA89

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素イオンを含む水を電気分解し、その
    陽極側で生成された酸性水よりなることを特徴とする保
    湿剤。
  2. 【請求項2】 前記酸性水を加温した請求項1に記載の
    保湿剤。
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