JP2003136977A - ターレット式運搬車 - Google Patents

ターレット式運搬車

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JP2003136977A
JP2003136977A JP2001342317A JP2001342317A JP2003136977A JP 2003136977 A JP2003136977 A JP 2003136977A JP 2001342317 A JP2001342317 A JP 2001342317A JP 2001342317 A JP2001342317 A JP 2001342317A JP 2003136977 A JP2003136977 A JP 2003136977A
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gas
pressure
reducing valve
power unit
engine
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JP2001342317A
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Eiji Toda
栄次 戸田
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーにオペレーション上の不便を与える
ことがなく、ガス漏れの発生も防止でき、ガス充填作業
も簡単にでき、かつ高圧減圧弁の凍結も防止できる高圧
ガスを用いるターレット式運搬車を提供する。 【解決手段】 台枠20の前部に旋回テーブル11を介
してエンジン15と伝達装置16と走行装置17とを有
するパワーユニット10を旋回自在に支持すると共に、
台枠20の後部に荷台30を備え、高圧ガスを燃料とし
て用いるターレット式運搬車1において、高圧ガスを収
容するガス容器40と、ガス容器40からのガスをエン
ジン15に供給するガス配管50と、ガス配管50の途
中に配設されてガス容器40からのガスを減圧する高圧
減圧弁60とを含む燃料系統全体をパワーユニット10
内に、パワーユニット10と一体に旋回可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮天然ガス等の
高圧ガスを燃料として用いるターレット式運搬車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ターレット式運搬車は、台枠の前部に旋
回テーブルを介して動力源、動力伝達装置及び走行装置
を有するパワーユニットを旋回自在に支持し、台枠の後
部に荷台を設けて構成され、例えば魚市場や青果市場等
において荷物の運搬に広く使用されている。
【0003】このターレット式運搬車では、一般に、動
力源としてガソリンエンジンやバッテリ式直流モータが
使用され、いずれの場合も動力源一式を、ハンドルとし
て用いる円形の枠を上部に取り付けたパワーユニット内
に搭載することで、パワーユニットを360°自由に回
転可能に支持しており、また、このように動力源一式を
搭載したパワーユニットが360°自由に回転可能であ
ることが、ターレット式運搬車の最大の特徴となってい
る。
【0004】しかし、ガソリンエンジンを使用するター
レット式運搬車にあっては、大気中に窒素酸化物や二酸
化炭素等を含む排気ガスを放出するため、環境への影響
が懸念されている。また、バッテリ式直流モータを使用
するターレット式運搬車にあっては、大気中への排気ガ
スの放出はないものの、比較的大重量のバッテリを要す
ると共に、一回の充電により走行できる走行距離が比較
的短く、稼働可能な時間の制約を受けるため、使用コス
トの増加が懸念される。
【0005】このようなことから、最近、エンジンの燃
料として、安価で取り扱い性に優れ、しかも窒素酸化物
や二酸化炭素等の排出が少なく、硫化酸化物が排出され
ないクリーンな圧縮天然ガスを用いるターレット式運搬
車が提案されている。
【0006】この従来提案されている圧縮天然ガスを用
いるターレット式運搬車では、例えば特開2001−1
91801号公報に開示されるように、台枠後部の荷台
の下面側に圧縮天然ガスを収容するガス容器を前後方向
に略水平に横臥して配設すると共に、このガス容器から
台枠前部のパワーユニットの近傍まで天然ガスを導く外
部配管の途中に高圧減圧弁を設け、パワーユニット内に
は外部配管からの天然ガスをエンジンに供給する内部配
管の一部に、パワーユニットの旋回に対応して撓み変形
するフレキシブル配管を設けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の圧縮天然ガスを用いるターレット式運搬車にあって
は、ガス容器を台枠側に配設しているため、ガス配管が
台枠とパワーユニットとの間を渡ることになる。このた
め、内部配管の一部にパワーユニットの旋回に対応して
撓み変形するフレキシブル配管を設けても、ターレット
式運搬車の最大の特徴であるパワーユニットの360°
自由回転が制限され、ユーザーにオペレーション上の不
便を与えることが懸念されると共に、ガス容器からエン
ジンまでのガス配管が長くなって、ガス漏れが発生し易
くなる要因となるおそれがある。
【0008】また、ガス容器を配設する荷台下面側は路
面に近いため、ガス容器を外傷から保護すると共に、跳
ね上げた雨水や泥水、さらには魚市場等で使用される場
合には特に塩水等から保護して発錆を抑制するためのカ
バー等を別途設ける必要があるため、コストアップを招
くことが懸念される。また、ガス容器に圧縮天然ガスを
充填するためのガス充填口の位置が低くなって、ガス充
填作業が困難になることが懸念される。
【0009】更に、ガス容器からの天然ガスを減圧する
高圧減圧弁を、外気及び走行風に直接晒される外部配管
に設けているため、特に低温時においては高圧減圧弁で
のジュール・トムソン効果による冷却によって高圧減圧
弁が凍結するおそれがある。
【0010】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の目的は、ユーザーにオペレーション上の不便を与える
ことがなく、ガス漏れの発生も防止でき、しかも安価に
できると共に、ガス充填作業も簡単にでき、かつ高圧減
圧弁の凍結も防止できる高圧ガスを用いるターレット式
運搬車を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のターレット式運搬車の発明は、台枠の前部
に旋回テーブルを介してエンジンと伝達装置と走行装置
とを有するパワーユニットを旋回自在に支持すると共
に、台枠の後部に荷台を備え、高圧ガスを燃料として用
いるターレット式運搬車において、高圧ガスを収容する
ガス容器と、該ガス容器からのガスを上記エンジンに供
給するガス配管と、該ガス配管の途中に配設されて上記
ガス容器からのガスを減圧する高圧減圧弁とを含む燃料
系統全体を、上記パワーユニット内に該パワーユニット
と一体に旋回可能に設けたことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明によると、ガス配管が台枠
とパワーユニットとの間に掛け渡されることがないの
で、ターレット式運搬車の最大の特徴であるパワーユニ
ットの360°自由回転が可能となり、ユーザーにオペ
レーション上の不便を与えることがなくなると共に、ガ
ス容器からエンジンまでのガス配管も短くできるので、
ガス漏れも発生し難くなる。
【0013】また、ガス容器を外傷から保護したり、跳
ね上げた雨水や泥水、さらには魚市場等で使用される場
合には特に塩水等から保護して発錆を抑制するためのカ
バー等を別途設ける必要がないので、コストダウンが図
れる。また、ガス容器に高圧ガスを充填するためのガス
充填口を比較的高い位置に設けることができるので、ガ
ス充填作業を容易に行なうことが可能となる。
【0014】更に、高圧減圧弁は外気及び走行風に直接
晒されることがなくなると共に、運転中はエンジンから
の放熱によりパワーユニット内の温度が外気温よりも高
くなるので、外気温が低温であっても高圧減圧弁がジュ
ール・トムソン効果による冷却によって凍結するのが防
止される。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1のター
レット式運搬車において、上記ガス容器を防振マットを
介して上記パワーユニット内の底部に載置すると共に、
上記ガス容器の上記エンジン側に遮熱板を配設したこと
を特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、防振マットによ
りガス容器の振動が吸収乃至減衰され、かつ遮熱板によ
りエンジンからの放熱によるガス容器の温度上昇が回避
乃至抑制されて、ガス容器の安全性がより確保される。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のターレット式運搬車において、上記ガス容器から上
記高圧減圧弁に至るガス配管を樹脂製配管としたことを
特徴とする。
【0018】請求項3の発明によると、高圧配管の耐震
性が向上すると共に、高圧配管の柔軟な取り付けが可能
となる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
ターレット式運搬車において、上記高圧減圧弁を、上記
エンジンに作用した冷却風が直接または間接的にあたる
部位に取り付けたことを特徴とする。
【0020】請求項4の発明によると、高圧減圧弁はエ
ンジンに作用した冷却風、即ち熱風乃至温風によって温
度上昇するので、高圧減圧弁がジュール・トムソン効果
による冷却によって凍結するのがより効果的に防止され
る。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
ターレット式運搬車において、上記ガス配管の高圧減圧
弁より下流側に、該高圧減圧弁によって減圧されたガス
を更に減圧する低圧減圧弁を設けたことを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によると、低圧減圧弁によ
り、燃料ガスをエンジンにとって最適な圧力に調整する
ことが可能となる。なお、低圧減圧弁は、1個に限らず
必要に応じて2個以上の複数配設することも可能であ
る。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
ターレット式運搬車において、上記ガス容器を、該ガス
容器に設けられた容器元栓が上方に位置するようにほぼ
垂直に配置したことを特徴とする。
【0024】請求項6の発明によると、一般にパワーユ
ニットの高さはターレット直径よりも寸法が大きいの
で、比較的容量の大きいガス容器が収納でき、一回のガ
ス充填作業で長時間の運転が可能になると共に、ガス充
填口も比較的短い配管でガス充填作業が容易に行なえる
高さ位置に設けることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるターレット式
運搬車の一実施の形態を図1乃至図5によって説明す
る。
【0026】図1及び図2は本実施の形態によるターレ
ット式運搬車1の概要構成を示す側面図及び平面図であ
り、図3及び図4はパワーユニット内部の概略構成を示
す側面図及び平面図である。
【0027】このターレット式運搬車1は、圧縮天然ガ
スを燃料として用いるもので、パワーユニット10と、
台枠20と、荷台30とを備えている。
【0028】パワーユニット10は、台枠20の前部に
旋回テーブル11を介して軸Cを旋回中心に左右に旋回
自在に支持されている。パワーユニット10の上部には
ハンドルを兼ねた円形のフレーム12及びアクセル操作
部13が配設され、内部にはエンジン15、トルクコン
バータや自動変速機等を有する伝達装置16、及び走行
装置17が、パワーユニット10と一体に回転可能に設
けられている。
【0029】荷台30は、台枠20の後半部に設けられ
ており、その下方側には台枠20に軸受を介して回動自
在に支持された後輪21が配設されている。
【0030】また、台枠20の前半部には、手すり31
を隔てて、運転者が立つステップ22が形成され、ステ
ップ22の近傍にフットブレーキ23及びパーキングブ
レーキ24が設けられている。
【0031】図5は、上記ターレット式運搬車1におけ
る天然ガスの燃料系統を説明するための図である。
【0032】ターレット式運搬車1の燃料系統は、ガス
容器40と、ガス配管50と、高圧減圧弁60とを主要
構成部材として有している。
【0033】ガス容器40は、円筒状の容器本体41と
その端部に設けられた容器元栓42とを有している。本
実施の形態においては、容器本体41内には、ガス充填
口43から逆止弁44を介して比較的高圧力、例えば約
20MPa程度の圧力の圧縮天然ガスが充填されるよう
になっている。
【0034】ガス配管50は、ガス容器40からの天然
ガスをエンジン15に連結されたキャブレタ18に導く
配管で、このガス配管50の途中には、天然ガスの流れ
方向に沿って上流から順に電磁弁51、高圧減圧弁60
及び低圧減圧弁52が配設され、かつガス容器40から
高圧減圧弁60までが高圧配管50a、高圧減圧弁60
から低圧減圧弁52までが中圧配管50b、低圧減圧弁
52からキャブレタ18までが低圧配管50cとなって
いる。
【0035】電磁弁51と高圧減圧弁60との間の高圧
配管50aには圧力センサ53が介装され、該圧力セン
サ53で検出された高圧配管50a内の圧力は表示計5
4に表示されるようになっている。また、低圧減圧弁5
2から延びる吸気負圧管55が、エンジン15とキャブ
レタ18との間に接続されている。
【0036】この天然ガス燃料系統では、ガス容器40
から高圧配管50aを介して供給される天然ガスを、高
圧減圧弁60により約20MPaから約0.4〜1MP
aに減圧して中圧配管50bに供給し、更に低圧減圧弁
52により略大気圧に減圧して、低圧配管50c及びキ
ャブレタ18を介してエンジン15に供給する。
【0037】なお、電磁弁51は、天然ガスカットスイ
ッチ71及びイグニッションスイッチ72を介してバッ
テリ73に接続され、イグニッションスイッチ72及び
天然ガスカットスイッチ71によって開閉制御される。
【0038】本実施の形態では、図5に示した燃料系統
全体をパワーユニット10内に、パワーユニット10と
一体に旋回可能に配置する。
【0039】即ち、図3、図4に示すように、ガス容器
40は容器元栓42を上部にして、パワーユニット10
の内壁側の底部19上に防振マット81を介して垂直に
載置して固定用金具82により固定し、ガス充填口43
は容器元栓42と略同じ高さ位置にパワーユニット10
の外壁に取り付ける。なお、ガス容器40のエンジン1
5側には遮熱板83を配設する。
【0040】電磁弁51、圧力センサ53及び高圧減圧
弁60は、パワーユニット10内の上部に、取り付け金
具85を介して取り付け、表示計54はパワーユニット
10の外部に設けられた表示パネル86内に取り付け
る。なお、ガス容器40から高圧減圧弁60に至る高圧
配管50aは樹脂製配管を用い、高圧減圧弁60はエン
ジン15に作用した冷却風が直接または間接的にあたる
部位に取り付ける。
【0041】また、低圧減圧弁52をキャブレタ18の
近傍に位置するように、取り付け金具(図示せず)を介
してパワーユニット10の内壁に取り付ける。
【0042】このように本実施の形態においては、天然
ガスの燃料系統全体をパワーユニット10内にパワーユ
ニット10と一体に旋回可能に配置したので、ガス配管
50が台枠20とパワーユニット10との間に掛け渡さ
れることがなく、ターレット式運搬車1の最大の特徴で
あるパワーユニット10の360°自由回転が可能とな
り、ユーザーにオペレーション上の不便を与えることが
ないと共に、ガス容器40からエンジン15までのガス
配管50も短くでき、ガス漏れも発生し難くなる。
【0043】また、ガス容器40を外傷から保護した
り、跳ね上げた雨水や泥水、更にはは魚市場等で使用さ
れる場合には特に塩水等から保護して発錆を抑制するた
めのカバー等を別途設けたりする必要がないので、構成
の簡素化が得られ、コストダウンが図れる。
【0044】また、ガス容器40をその容器元栓42を
上側にして垂直に配置したので、ガス容器40として比
較的容量の大きいものを収納でき、一回のガス充填作業
で長時間運転できると共に、ガス充填口43をパワーユ
ニット10の容器元栓42と略同じ高さ位置の外壁に取
り付けたので、ガス充填作業が容易にでき、しかも充填
用の配管も短くできる。
【0045】また、ガス容器40を防振マット81を介
してパワーユニット10内の底部19上に載置すると共
に、ガス容器40のエンジン15側に遮熱板83を配設
したので、ガス容器40の振動を吸収乃至減衰できると
共に、エンジン15からの放熱によるガス容器40の温
度上昇を回避乃至抑制でき、ガス容器40の安全性がよ
り確保できる。
【0046】また、パワーユニット10内の温度がエン
ジン15からの放熱により外気温よりも高くなるのに加
えて、高圧減圧弁60をパワーユニット10内の上部
で、エンジン15に作用した冷却風が直接または間接的
にあたる部位に取り付けたので、高圧減圧弁60がジュ
ール・トムソン効果による冷却によって凍結するのをよ
り効果的に防止することができる。
【0047】また、ガス容器40から高圧減圧弁60に
至る高圧配管50aを樹脂製配管としたので、高圧配管
50aの耐震性が向上できると共に、ガス容器40と電
磁弁51との間の配管、電磁弁51と圧力センサ53と
の間の配管、及び圧力センサ53と高圧減圧弁60との
間の配管を柔軟にできる。
【0048】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。例えば実施の形態においては、高圧減圧弁60
のほかに低圧減圧弁52も設けているが、高圧減圧弁6
0のみによって減圧された圧力のガスを直接燃料として
使用できる構造のエンジンにおいては、低圧減圧弁52
を省略することができる。また、これとは逆に更に段階
的な減圧が必要な場合には、低圧減圧弁を必要に応じて
更に追加することもできる。
【0049】また、天然ガスカットスイッチ71を、パ
ーキングブレーキ24の作動に連動させ、これにより電
磁弁51を作動させて天然ガスの供給を遮断してエンジ
ン15を停止させるようにし、エンジン15の再始動に
際しては、イグニッションスイッチ72をONすること
によって、エンジン15の停止解除とセルモータ(図示
せず)の始動とを同時に行ってエンジン15を始動させ
るようにするか、或いは選択スイッチ(図示せず)によ
り回路を切り換えてイグニッションスイッチ72の操作
にてエンジン15を始動させるようにすることもでき
る。
【0050】このように構成すれば、ターレット式運搬
車1の停止時には、パーキングブレーキ24を操作する
ことにより、イグニッションスイッチ72を操作するこ
となくエンジン15を停止させることができ、また、再
始動時には、イグニッションスイッチ72を通常の始動
操作と同様にONすることにより、エンジン15を再始
動させることができるので、停止時の不要な排気ガスの
放出を防止でき、例えば卸売市場等において好適に使用
することができる。
【0051】また、本発明は天然ガスを燃料とするター
レット式運搬車に限らず、同程度の高圧ガスを使用する
場合にも適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明のターレット式運搬
車によると、ガス燃料系統全体を旋回テーブル上のパワ
ーユニット内に設けたので、ガス配管が台枠とパワーユ
ニットとの間に渡ることがなく、ターレット式運搬車の
最大の特徴であるパワーユニットの360°自由回転が
可能となり、ユーザーにオペレーション上の不便を与え
ることがなくなると共に、ガス配管も短くでき、ガス漏
れも発生し難くなる。
【0053】また、ガス容器を外傷や跳ね上げた雨水等
から保護するためのカバー等を別途設ける必要がないの
で、コストダウンが図れると共に、ガス容器に高圧ガス
を充填するためのガス充填口を比較的高い位置に設ける
ことができるので、ガス充填作業を容易に行なうことが
できる。更に、パワーユニット内の温度はエンジンから
の放熱により外気温よりも高くなるので、高圧減圧弁が
ジュール・トムソン効果による冷却によって凍結するの
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるターレット式運搬車の一実施の形
態の概要構成を示す側面図である。
【図2】同じく、図1の平面図である。
【図3】同じく、パワーユニット内部の概略構成を示す
側面図である。
【図4】同じく、図3の平面図である。
【図5】同じく、燃料系統説明図である。
【符号の説明】
1 ターレット式運搬車 10 パワーユニット 11 旋回テーブル 15 エンジン 16 伝達装置 17 走行装置 18 キャブレタ 19 底部 20 台枠 21 後輪 22 ステップ 30 荷台 31 手すり 40 ガス容器 41 容器本体 42 容器元栓 43 ガス充填口 50 ガス配管 50a 高圧配管 50b 中圧配管 50c 低圧配管 51 電磁弁 52 低圧減圧弁 54 表示計 55 吸気負圧管 60 高圧減圧弁 71 天然ガスカットスイッチ 72 イグニッションスイッチ 73 バッテリ 81 防振マット 82 固定用金具 83 遮熱板 85 取り付け金具 86 表示パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台枠の前部に旋回テーブルを介してエン
    ジンと伝達装置と走行装置とを有するパワーユニットを
    旋回自在に支持すると共に、台枠の後部に荷台を備え、
    高圧ガスを燃料として用いるターレット式運搬車におい
    て、 高圧ガスを収容するガス容器と、 該ガス容器からのガスを上記エンジンに供給するガス配
    管と、 該ガス配管の途中に配設されて上記ガス容器からのガス
    を減圧する高圧減圧弁とを含む燃料系統全体を、上記パ
    ワーユニット内に該パワーユニットと一体に旋回可能に
    設けたことを特徴とするターレット式運搬車。
  2. 【請求項2】 上記ガス容器を防振マットを介して上
    記パワーユニット内の底部に載置すると共に、上記ガス
    容器の上記エンジン側に遮熱板を配設したことを特徴と
    する請求項1に記載のターレット式運搬車。
  3. 【請求項3】 上記ガス容器から上記高圧減圧弁に至る
    ガス配管を樹脂製配管としたことを特徴とする請求項1
    または2に記載のターレット式運搬車。
  4. 【請求項4】 上記高圧減圧弁を、上記エンジンに作用
    した冷却風が直接または間接的にあたる部位に取り付け
    たことを特徴とする請求項1〜3に記載のターレット式
    運搬車。
  5. 【請求項5】 上記ガス配管の高圧減圧弁より下流側
    に、該高圧減圧弁によって減圧されたガスを更に減圧す
    る低圧減圧弁を設けたことを特徴とする請求項1〜4に
    記載のターレット式運搬車。
  6. 【請求項6】 上記ガス容器を、該ガス容器に設けられ
    た容器元栓が上方に位置するように略垂直に配置したこ
    とを特徴とする請求項1〜5に記載のターレット式運搬
    車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8234748B2 (en) 2004-05-26 2012-08-07 Diversey, Inc. Floor cleaning machine

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US8234748B2 (en) 2004-05-26 2012-08-07 Diversey, Inc. Floor cleaning machine
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