JP2000343961A - ガスエンジンの燃料供給管構造 - Google Patents
ガスエンジンの燃料供給管構造Info
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Abstract
料充填管を飛石等から保護するとともに、燃料充填管が
振動等によって車体の可動部品と直接的な接触するのを
回避させ、異音等が発生するのを防止する。 【解決手段】 ガス燃料を貯蔵するガス容器22を車体
下部に搭載して設け、車体側部の充填口とガス容器22
とを連絡して車体内部に配置され且つ車体下側部材に形
成した配管孔74を通る燃料充填管28を設け、燃料充
填管28には車体下側部材の配管孔74の部位からガス
容器側に第1被覆管82を外装して設けるとともにこの
第1被覆管82に接続してガス容器側に第1被覆管82
の径よりも小さな径の第2被覆管88を外装して設けて
いる。
Description
燃料供給管構造に係り、特にガス容器にガス燃料を充填
するガスエンジンの燃料供給管構造に関する。
然ガス(CNG)を燃料とする天然ガスエンジンを搭載
した天然ガス自動車(NGV)がある。
を加圧した圧縮天然ガスを貯蔵するガス容器を、車体フ
ロアの下方等の車体下部の空間に搭載しているものがあ
る。かかる場合に、ガス容器に天然ガスを充填するため
に、車体側部の充填口と車体下部のガス容器とに連絡し
て車体内部に配置される燃料充填管を設けている。
としては、例えば、特開平9−86194号公報、特開
平5−104963号公報に開示されている。特開平9
−86194号公報に記載のものは、ガス容器からガス
燃料を取り出すときには、充填弁を閉鎖させた状態のま
まで、各遮断弁を開放させ、ガス燃料を所定圧力に減圧
させるものである。特開平5−104963号公報に記
載のものは、衝突エネルギでもってフィラーチューブと
共にサブフレームの後端部とリアクロスメンバとの結合
部を一体に移動させ、フィラーチューブとの干渉を防止
するものである。
エンジンの燃料供給管構造においては、燃料充填管を車
体側部の充填口から車体下部のガス容器に連絡して車体
内部に配設しているので、タイヤや足廻り付近では飛石
等が燃料充填管に衝接したり、また、燃料充填管が振動
等で車両の可動部品と直接的に接触して異音等が発生す
るという不都合があった。
述の不都合を除去するために、ガス燃料を貯蔵するガス
容器を車体下部に搭載して設け、車体側部の充填口と前
記ガス容器とを連絡して車体内部に配置され且つ車体下
側部材に形成した配管孔を通る燃料充填管を設け、前記
燃料充填管には前記車体下側部材の前記配管孔の部位か
ら前記ガス容器側に第1被覆管を外装して設けるととも
にこの第1被覆管に接続して前記ガス容器側に前記第1
被覆管の径よりも小さな径の第2被覆管を外装して設け
たことを特徴とする。
は、タイヤや足廻り付近の車体下側部材の配管孔の部位
からガス容器側に第1被覆管が外装されていることか
ら、飛石等から保護されるとともに、この第1被覆管に
接続してガス容器側に第1被覆管の径よりも小さな径の
第2被覆管が外装されていることから、スペースを確保
しつつ振動等で車体の可動部品と直接的に接触するのを
回避させ、異音等が発生するのを防止することができ
る。
且つ具体的に説明する。図1〜6は、この発明の第1実
施例を示すものである。図1、6において、2は天然ガ
ス自動車(以下「車両」という)、4はエンジン、6は
吸気マニホルド、8・8は後輪、10はリアアクスル
軸、12は車体下部の車体パネルである車体フロア、1
4はガス燃料充填装置、16はガス燃料供給装置、18
は排気装置、20は車体側部の車体側側部材であるアウ
タパネルである。
おいて、車幅方向Xに指向するリアアクスル軸10より
も車両2の前方側に、天然ガスを加圧した圧縮天然ガス
(CNG)を貯蔵する前側、後側の2つの第1、第2ガ
ス容器22−1、22−2が車幅方向Xに指向し且つ車
両2の前後で並んで設置される。
車幅方向Xの左側には、第1、第2容器元弁24−1、
24−2が設けられている。この第1、第2ガス容器2
2−1、22−2は、充填連絡パイプ26で連絡されて
いる。また、第1、第2ガス容器22−1、22−2に
は、ガス燃料充填装置14の燃料充填管28の一端側が
接続されている。この燃料充填管28の他端側は、アウ
タパネル20に取り付けたレセプタクルボックス30の
充填弁32に接続されている。この燃料充填管28の途
中には、逆止弁34が設けられている。また、第1、第
2ガス容器22−1、22−2には、ガス燃料供給装置
16の燃料供給管36の一端側が接続されている。この
燃料供給管36の他端側は、吸気マニホルド6に取り付
けた燃料デリバリパイプ38に接続されている。燃料供
給管36には、残量圧力センサ40と主止弁42とガス
フィルタ44と減圧弁(レギュレータ)46とが設けら
れている。燃料デリバリパイプ38には、燃料圧力セン
サ48と燃料温度センサ50とが設けられている。吸気
マニホルド6には、燃料デリバリパイプ38に連結して
各気筒に対応した燃料噴射弁52が設けられている。
の下方で、エンジン4に接続されてフロントマフラ54
を備えた排気フロントパイプ56と、この排気フロント
パイプ56に連結機構58で連結された排気センタパイ
プ60と、この排気センタパイプ60の後端部位に取り
付けたリアマフラ62とが設けられている。このリアマ
フラ62は、テールパイプ62aを備え、リアアクスル
軸10よりも車両2の後方側で、軸方向が車幅方向Xに
指向して配置され、リアマフラハンガ64、64によっ
て車体フロア12に支持されている。排気センタパイプ
60は、車両2の前後方向に指向し、排気センタパイプ
ハンガ66、66によって車両2の右側のリアサイドメ
ンバ68に支持されている。
サイドメンバ68と直交するように、凹所70aが形成
されたリアクロスメンバ70が設けられている。また、
リアサイドメンバ68に近接して、アウタパネル20に
は、車体下側部材としてのホイールハウス72が連設さ
れている。
2よりも上方にレセプタクルボックス30が取り付けら
れている。一方、ホイールハウス72には、レセプタク
ルボックス30の下方の端部位に配管孔74が形成され
ている。
レセプタクルボックス30から車両2の内側でアウタパ
ネル20の背面に沿って下方に指向して配管孔74を通
り、そして、リアサイドメンバ68の下方からリアクロ
スメンバ70の下面に取り付けられたブラケット76と
リアクロスメンバ70との間を経て、車両前方側に延設
されてガス容器22に連絡している。
レセプタクルボックス30とホイールハウス72との間
で、レセプタクルボックス30の背面と燃料充填管28
とを覆うように、ゴム、ビニール製のカバー部材78が
設けられる。このカバー部材78は、充填時に溢れた天
然ガスが車室内に侵入するのを防止するものである。ま
た、レセプタクルボックス30には、図1、4に示す如
く、車両2の内側において空気よりも軽い天然ガスを外
側に抜くために、高い箇所に、カバー部材78の内部に
連通するガス抜き孔80が形成されている。
り付近であるタイヤハウス72の配管孔74の部位から
ガス容器22側の後輪8の後部付近のブラケット76ま
での長さで、カバー部材78の下端側に接続した第1被
覆管82が外装されている。この第1被覆管82は、飛
石等から燃料充填管28を保護するように、金属製であ
り、所定の第1径D1に形成されている。この第1被覆
管82は、パイプハンガ84によってリアサイドメンバ
68に支持されている。また、この燃料充填管28に
は、第1被覆管82の部位から後述する逆止弁34の部
位までの長さで、ゴム製の管部材86が嵌装されてい
る。この管部材86は、燃料充填管28自体を保護する
とともに、金属製の燃料充填管28と金属製の第1被覆
管82との接触音の発生を低減するものである。
6からガス容器22までの間で、逆止弁34が設けられ
ているとともに、第1被覆管82に接続した第2被覆管
88が逆止弁34を覆うように外装されている。この第
2被覆管88は、樹脂製のコルゲート管からなり、燃料
充填管28が振動等で動く車両2の可動部品と直接的に
接触しないようにするものであり、懸架装置(図示せ
ず)やリアアクスル軸10等が存在することから、スペ
ースを確保するために、第1被覆管82の第1径D1よ
りも小さな第2径D2に形成されている。
く、下面に、外方から逆止弁34のガス漏れ点検や操作
を可能とするように、割り面90が形成されている。
30から車両2の内側でアウタパネル20の背面に沿っ
て配管孔74を通り、そして、リアサイドメンバ68の
下方からリアクロスメンバ70の下面に取り付けられた
ブラケット76とリアクロスメンバ70との間を経て、
車両前方側に延設されてガス容器22に連絡している。
この燃料充填管28においては、タイヤや足廻り付近
で、比較的大きな第1径D1で金属製の第1被覆管82
が外装されていることから、この第1被覆管82によっ
て飛石等から燃料充填管28を保護させることができ
る。
覆管82との間にゴム製の管部材86が存在するので、
金属製の燃料充填管28と金属製の第1被覆管82との
接触音の発生を防止することができる。
存在する箇所の燃料充填管28においては、樹脂製のコ
ルゲート管の細い径の第2被覆管88が外装されている
ことから、スペースを確保しつつ、燃料充填管28が振
動等で動く車両2の可動部品と直接的に接触するのを防
止することができる。
プタクルボックス30とホイールハウス72との間で、
レセプタクルボックス30の背面と燃料充填管28とを
覆うカバー部材78が設けられているので、充填時に溢
れたガスが車室内に侵入するのを防止することができ
る。また、レセプタクルボックス30には、車両2の内
側で空気よりも軽い天然ガスを外側に抜くために、高い
箇所に、カバー部材78内に連通するガス抜き孔80が
形成されているので、車体内部の燃料充填管28付近の
天然ガスが上方のガス抜き孔80からカバー部材78内
に円滑に流入して外側に流去するので、天然ガスが車室
内に侵入するのを防止することができる。
0が形成されているので、逆止弁34のガス漏れ点検や
操作を外方から容易に行わせることができる。
実施例を示すものである。
例と同一機能を果す箇所には同一符号を付して説明す
る。
下の点にある。即ち、リアサイドメンバ68が断面U字
形状に上方に開放していることから、管部材86が嵌着
された燃料充填管28を、リアサイドメンバ68内のメ
ンバ空間68aに沿って配設した。
管28をメンバ空間68aに沿って配設するので、リア
サイドメンバ68によって保護させて、部品点数を低減
するとともに、燃料充填管28をリアサイドメンバ68
内のメンバ空間68aに配置するので、スペースの有効
利用を図ることができる。
発明によれば、ガス燃料を貯蔵するガス容器を車体下部
に搭載して設け、車体側部の充填口とガス容器とを連絡
して車体内部に配置され且つ車体下側部材に形成した配
管孔を通る燃料充填管を設け、燃料充填管には車体下側
部材の配管孔の部位からガス容器側に第1被覆管を外装
して設けるとともにこの第1被覆管に接続してガス容器
側に第1被覆管の径よりも小さな径の第2被覆管を外装
して設けたことにより、燃料充填管においては、タイヤ
や足廻り付近の車体下側部材の配管孔からガス容器側に
第1被覆管が外装されていることから、飛石等から保護
されるとともに、この第1被覆管に接続してガス容器側
に第1被覆管の径よりも小さな径の第2被覆管が外装さ
れていることから、振動等によって車体の可動部品と直
接的な接触を回避させ、異音等が発生するのを防止し得
る。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガス燃料を貯蔵するガス容器を車体下部
に搭載して設け、車体側部の充填口と前記ガス容器とを
連絡して車体内部に配置され且つ車体下側部材に形成し
た配管孔を通る燃料充填管を設け、前記燃料充填管には
前記車体下側部材の前記配管孔の部位から前記ガス容器
側に第1被覆管を外装して設けるとともにこの第1被覆
管に接続して前記ガス容器側に前記第1被覆管の径より
も小さな径の第2被覆管を外装して設けたことを特徴と
するガスエンジンの燃料供給管構造。 - 【請求項2】 前記車体側部には、車体内側の背面に前
記燃料充填管を覆うようにカバー部材を設けたことを特
徴とする請求項1に記載のガスエンジンの燃料供給管構
造。 - 【請求項3】 前記燃料充填管には前記第2被覆管で覆
われた部位に逆止弁を設け、前記第2被覆管には前記逆
止弁を外方から操作可能とする割り面を形成したことを
特徴とする請求項1に記載のガスエンジンの燃料供給管
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15518599A JP3922504B2 (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ガスエンジンの燃料供給管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000343961A true JP2000343961A (ja) | 2000-12-12 |
JP3922504B2 JP3922504B2 (ja) | 2007-05-30 |
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---|---|---|---|
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- 1999-06-02 JP JP15518599A patent/JP3922504B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3922504B2 (ja) | 2007-05-30 |
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