JP2003135555A - 足浴器 - Google Patents

足浴器

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JP2003135555A
JP2003135555A JP2001333287A JP2001333287A JP2003135555A JP 2003135555 A JP2003135555 A JP 2003135555A JP 2001333287 A JP2001333287 A JP 2001333287A JP 2001333287 A JP2001333287 A JP 2001333287A JP 2003135555 A JP2003135555 A JP 2003135555A
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JP
Japan
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foot
bathtub
peripheral wall
wall portion
bath
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Application number
JP2001333287A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Nanba
嘉行 南波
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽1内の水が周囲からヒータ2で効果的に
加熱され、しかも、同浴槽1の内側面には足Fが接触し
難くて、この足Fの火傷も防止される足浴器を提供す
る。 【解決手段】 水を溜める浴槽1と、浴槽1内の水を加
熱保温するヒータ2とを備え、このヒータ2が浴槽1の
周壁部3の外側に沿設された足浴器において、浴槽1の
周壁部3の内側に、足Fが当接されてこの足Fと同周壁
部3の内側面3aとの間に熱遮断間隙部4を形成する足当
て部材5を設けてなり、この足当て部材5は同浴槽1に
対して着脱自在に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、浴槽内に溜めら
れた湯に足をつけて暖めることができる足浴器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、水を溜める浴槽と、該浴槽内
の水を加熱保温するヒータとを備えてなり、該ヒータに
て加熱保温される同浴槽内に溜められた湯に足をつけて
暖めることができる足浴器は知られている。この場合、
浴槽内に水を入れ、該水をヒータで加熱し湯にして保温
し、該浴槽内に入れた足を同湯につけて温浴を行うこと
ができる。又、一般に、従来の足浴器にあっては、浴槽
の底部にヒータを設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、浴槽の底部にのみヒータを設置し
たものであるため、該浴槽内に溜めた水を効果的に加熱
することができず、湯を保温する作用も不足して、湯に
つけた足を十分には暖めることができないという問題が
あった。そこで、ヒータを浴槽の周壁部にも設置した足
浴器が提供されるようになったところ、次のような問題
を生じるものであった。
【0004】すなわち、従来の足浴器では、浴槽の底部
上に簀の子のような足載せ台が通常は設置されるもので
あり、該足載せ台上に足を載せて温浴を行うことがで
き、その際、足の裏は火傷にならないものである。とこ
ろが、温浴の際に、足のかかとや周辺部位は浴槽の周壁
部の内側面に接触し易いものであり、ここで、該周壁部
がヒータで加熱されてその内側面が高温になっている
と、同足は火傷になる恐れを生じる。特に、足の感覚が
鈍くなっている場合は、浴槽の周壁部の内側面に長時間
接触させることもあって、同足が火傷になり易いもので
ある。
【0005】本願発明は、上記従来の技術における問題
を悉く解決するためになされたもので、その課題は、浴
槽内の水が周囲からヒータで効果的に加熱され、しか
も、同浴槽の内側面には足が接触し難くて、該足の火傷
も防止される足浴器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
に係る足浴器は、水を溜める浴槽と、該浴槽内の水を加
熱保温するヒータとを備え、該ヒータが同浴槽の周壁部
の外側に沿設された足浴器であって、浴槽の周壁部の内
側に、足が当接されて該足と同周壁部の内側面との間に
熱遮断間隙部を形成する足当て部材を設けてなる。
【0007】したがって、この場合、ヒータが浴槽の周
壁部の外側に沿設されていて、該浴槽内の水は周囲から
同ヒータで効果的に加熱され、該加熱される湯につけた
足が同浴槽内で十分に暖められる。しかも、浴槽の周壁
部の内側に足当て部材が設けられ、該足当て部材には足
が当接されて、該足と同周壁部の内側面との間には熱遮
断間隙部が形成され、そのため、該周壁部の内側面には
同足が接触し難くなって、該足には同周壁部の内側面か
ら熱が伝わり難くもなり、同足の火傷は防止されて安全
となる。
【0008】本願請求項2記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項1記載の足浴器において、足当て部材を浴槽
とは別部材で板状に形成し、該足当て部材を同浴槽の周
壁部の内側面に沿い該周壁部との間に熱遮断間隙部をあ
けて装着したことを特徴とする。
【0009】したがって、この場合は特に、足当て部材
が浴槽とは別部材で板状に形成されているため、該足当
て部材が同浴槽の周壁部の内側面に沿ってコンパクトに
設けられる。しかも、別部材である足当て部材には浴槽
の周壁部の内側面からの熱がより伝わり難くなって、該
足当て部材の表面温度は低減され、同足当て部材に当接
される足が熱くならずその火傷も確実に防止される。
【0010】本願請求項3記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項2記載の足浴器において、足当て部材に熱遮
断間隙部を内外に貫通させる通水開口を形成したことを
特徴とする。
【0011】したがって、この場合は特に、足当て部材
に熱遮断間隙部を内外に貫通させる通水開口が形成され
ていて、該熱遮断間隙部内には湯が淀むことはなく、同
熱遮断間隙部内に高温の湯が溜まることを防止できる。
そのため、足当て部材が高温とならず、該足当て部材に
当接される足は熱くならずその火傷がより確実に防止さ
れる。
【0012】本願請求項4記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項2又は3記載の足浴器において、足当て部材
の外面に、浴槽の周壁部の内側面に当接して該内側面と
の間に熱遮断間隙部を確保するリブ片を突設したことを
特徴とする。
【0013】したがって、この場合は特に、足当て部材
の外面に突設したリブ片が浴槽の周壁部の内側面に当接
されて、該内側面との間には熱遮断間隙部が確保され
る。そのため、足当て部材が足で押されても、該足当て
部材は周壁部の内側面に接触せず、同足当て部材の表面
が異常に高温となるのを防止でき、該足当て部材に当接
される足は熱くならずその火傷がより確実に防止され
る。
【0014】本願請求項5記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項2〜4のいずれか一つに記載の足浴器におい
て、足当て部材を浴槽に対して着脱自在に装着したこと
を特徴とする。
【0015】したがって、この場合は特に、足当て部材
が浴槽に対して着脱自在に装着されているため、該足当
て部材は取り扱い易く、同足当て部材を取り外して容易
に清掃することができる。
【0016】本願請求項6記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項5記載の足浴器において、足当て部材を浴槽
の周壁部の全周に沿うよう略帯板輪状に形成したことを
特徴とする。
【0017】したがって、この場合は特に、足当て部材
が浴槽の周壁部の全周に沿って設けられるため、該周壁
部の内側面には足の周辺部位が全周にわたり接触しなく
なって、該足の火傷は確実に防止され、安全性が向上さ
れる。しかも、足当て部材は略帯板輪状に形成されてい
て、該足当て部材を浴槽内に嵌め込んで容易に装着する
ことができる。
【0018】本願請求項7記載の発明に係る足浴器は、
上記請求項1〜6のいずれか一つに記載の足浴器におい
て、浴槽の周壁部のかかとが対向する側の内側面を下方
内側へと傾斜させて形成すると共に、同浴槽の内底面を
つま先側が上向きに傾斜するように形成し、足当て部材
を少なくとも前記周壁部のかかとが対向する側に設けた
ことを特徴とする。
【0019】したがって、この場合は特に、浴槽の周壁
部のかかとが対向する側の内側面が下方内側へと傾斜し
て形成されているため、足を該浴槽内に入れた際、ふく
らはぎは同周壁部の内側面に近接し難くなり、しかも、
同浴槽の内底面がつま先側が上向きに傾斜するように形
成されているため、その際、椅子に座って同内底面上に
足を載置している場合、足首に負担のかからない楽な姿
勢となる。又、ここでは、足のかかとが周壁部の内側面
に当たり易くなるところ、少なくとも同周壁部のかかと
が対向する側には足当て部材が設けられていて、該周壁
部の内側面には同足のかかとが接触しなくなって、該足
の火傷は確実に防止され、安全性が確保されて最適とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜8は、本願請求項1〜3、
5〜7に対応する第一の実施形態を示し、該実施形態の
足浴器は、水を溜める浴槽1と、該浴槽1内の水を加熱
保温するヒータ2とを備え、該ヒータ2が同浴槽1の周
壁部3の外側に沿設されたものであって、浴槽1の周壁
部3の内側に、足Fが当接されて該足Fと同周壁部3の
内側面3aとの間に熱遮断間隙部4を形成する足当て部材
5を設けてなる。
【0021】この場合、足当て部材5を浴槽1とは別部
材で板状に形成し、該足当て部材5を同浴槽1の周壁部
3の内側面3aに沿い該周壁部3との間に熱遮断間隙部4
をあけて装着している。そして、足当て部材5は浴槽1
の周壁部3の全周に沿うよう略帯板輪状に形成され、該
浴槽1に対して着脱自在に装着されるものであり、同足
当て部材5には熱遮断間隙部4を内外に貫通させる通水
開口6が形成されてもいる。又、該実施形態の足浴器で
は、浴槽1の周壁部3のかかとが対向する側の内側面3a
を下方内側へと傾斜させて形成すると共に、同浴槽1の
内底面3bをつま先側が上向きに傾斜するように形成して
おり、前記足当て部材5は少なくとも同周壁部3のかか
とが対向する側に設けられていることになる。
【0022】該実施形態の足浴器は、水を溜めて足Fを
入れることができる浴槽1と、図7に示す如く、浴槽1
の底部から気泡を発生させるための送風装置8と、同浴
槽1を振動させて前記足Fに刺激を与えるための振動装
置9とを有している。又、浴槽1はケース10内に内装さ
れていて、図3に示す如く、平面視略U字状をしてお
り、同浴槽1内の両側部分が各々左右の足Fを入れる足
入れ部11として形成されていて、該両足入れ部11は連通
部12により連通されている。
【0023】又、図7に示す如く、浴槽1の底部には排
水孔13を設けてあり、足浴器を傾けることなく、該浴槽
1内の水を同排水孔13から排水除去することができる。
そして、ケース10の外面下部には、排水孔13からの排水
を操作するための排水操作部14が設けられていて、浴槽
1内に手を入れて栓を抜き該排水孔13の排水を操作する
のではなく、同浴槽1の外側から手を濡らすことなく同
排水操作部14にて排水操作を行うことができる。
【0024】ケース10内で浴槽1の前記両側の足入れ部
11間に形成される空所15内には、前記送風装置8、振動
装置9と制御回路16等を配設してあり、又、同浴槽1の
外面部にはヒータ2が設けられている。制御回路16は送
風装置8、振動装置9、ヒータ2等の制御を行うための
ものであり、図6に示す如き、電源コード17から電源が
供給されるようになっている。
【0025】又、図3、7に示す如く、前記空所15の上
面部分は浴槽1と一体或いは別体の上面板18で覆われて
おり、該上面板18に操作ボタン等の複数の操作部19が配
設されている。操作部19の下方にはスイッチ20が設けら
れており、該スイッチ20は同操作部19で押されて前記制
御回路16に制御信号を送るものである。又、上面板18に
は各操作部19と対応する位置に、通電状態や各操作モー
ド状態を表示するための複数の発光表示部21が配設され
ている。
【0026】前記振動装置9は、図7に示す如く、振動
モータ22、分銅23、モータ支持台24で構成されている。
分銅23は振動モータ22の出力軸に偏心して取り付けられ
ており、該偏心した分銅23が回転することで浴槽1は振
動される。又、前記ヒータ2は面状ヒータで、図8に示
す如く、浴槽1の周壁部3及び底部の外側面に各々貼着
される側面ヒータ2aと底面ヒータ2bとで構成され、同浴
槽1内の水を加熱して湯にすると共に該湯を保温するも
のである。
【0027】前記送風装置8は、図7に示す如く、ファ
ン25と、該ファン25を回転させるモータ26と、同ファン
25を覆うファンケース27とで構成されている。この場
合、ファンケース27の上部には複数のリブで包囲された
モータ支持部28が突設されており、該モータ支持部28に
はモータ26が嵌め込み支持され、ファンケース27内に収
容されるファン25は同モータ26の出力軸に固着されてい
る。又、ファンケース27の上部には空気吸い込み孔29が
設けられており、同ファンケース27にはファン25から送
られる空気を浴槽1に供給するための管30の一端が接続
されている。
【0028】図3、8に示す如く、前記管30の他端は浴
槽1内に導入されてその底部上面に配置されており、該
浴槽1の底部に配置された同管30の他端部分に複数の気
泡孔31が配設されている。この場合、前記モータ26を駆
動してファン25を回転させると、前記空気吸い込み孔29
から外部の空気がファンケース27内に吸い込まれ、管30
を経て浴槽1の底部へと送られ、該浴槽1の底部上で同
管30の気泡孔31から気泡となって散出供給される。ここ
で、管30は二本配設してあり、浴槽1の両側の足入れ部
11の底部に各一本づつ接続配管されていて、該両足入れ
部11の底部各々で気泡が散出供給される。
【0029】又、浴槽1の底部上面に配置された管30の
他端部分は、図8に示す如く、管端部30aと、該管端部
30aを覆う管カバー部30bとで構成され、同管端部30a
及び管カバー部30bを連通するように前記気泡孔31が形
成されている。又、浴槽1の底部には足載せ台32が設置
され、該足載せ台32の上面には足Fの裏を載置するため
の多数の凸起33が突設されている。そして、足載せ台32
には複数の気泡通し孔34が配設されており、該気泡通し
孔34は前記気泡孔31と各々上下に対応した位置関係とな
り近接して連通されるものである。
【0030】ここでは、気泡孔31に供給された空気が気
泡となって排出され、該気泡は気泡通し孔34を通じて足
載せ台32の上方に噴出され、該噴出される気泡によって
同足載せ台32の凸起33上に載置した足Fがマッサージさ
れる。この場合、気泡通し孔34が凸起33で囲まれるよう
に配設されているので、該凸起33上に足Fを載置した際
に、同気泡通し孔34は足Fの裏で塞がれず、浴槽1の底
部と足載せ台32との間で加熱された熱い湯が足Fの裏に
直接触れることも防止される。
【0031】そして、浴槽1の周壁部3において、足F
のかかとが対向する側の内側面3aを下方内側へと傾斜さ
せている。すなわち、図8に示す如く、水平面をA、該
水平面Aに対して垂直となる面を垂直面Bとした場合、
浴槽1の周壁部3のかかとが対向する側の内側面3aは同
垂直面Bに対して角度βだけ後方へ傾倒しているもので
ある。このように、水を溜める浴槽1の周壁部3のかか
とが対向する側の内側面3aが下方内側へと傾斜している
と、足Fを該浴槽1内に入れた際、ふくらはぎは同周壁
部3の内側面3aの上部に当たらないか、或いは、当たっ
ても当たりが和らげられてくつろいだ姿勢となる。
【0032】更には、浴槽1の内底面3bとなる前記足載
せ台32の上面を、足Fのつま先側が上向きに傾斜するよ
うに形成してもいる。すなわち、図8に示す如く、前記
水平面Aに対して足載せ台32の上面が角度αだけつま先
上がりに傾斜しているものである。このように、足載せ
台32の上面(浴槽1の内底面3b)がつま先上がりに傾斜
していると、椅子に座った状態で浴槽1内に足Fを入れ
て同足載せ台32上に載置した場合、該足Fのつま先側が
上向き姿勢となって、足首には負担がかかり難くなる。
【0033】又、浴槽1の底部には、前記の如く、該浴
槽1内から水を排出するための排水孔13を設けてある
が、同浴槽1の内底面3bはつま先上がりに傾斜してお
り、それ故、前記排水孔13が同浴槽1の底部のかかと側
の最下位置に設けられていて、足浴器を傾けることなく
設置したままの状態で、該浴槽1内の水は同排水孔13か
ら全てスムーズに排水除去されるものである。
【0034】そして、図7に示す如く、前記ファンケー
ス27の底部には、水抜き孔35が設けられている。しか
も、ファンケース27の下方に位置するケース10の底部に
は、該ファンケース27に対応する部分の周囲に隔壁36が
上方へ突設されており、水抜き孔35から流下した水は同
隔壁36の存在により制御回路16等の電子部品側へと侵入
しなくなって、該電子部品の防水性が確保される。
【0035】又、前記管30の頂上部30cは浴槽1の周壁
部3の上端よりも少し下側に位置しており、該頂上部30
c近傍において同管30に空気孔37が形成されている。空
気孔37は管30の頂上部30cより送風装置8寄り側に設け
られるものであり、又、該送風装置8と同頂上部30cと
の間で同空気孔37よりも下方位置において同管30に略ル
ープ状に屈曲した屈曲管部30dが形成されている。
【0036】ところで、浴槽1内の水位は管30の頂上部
30cよりも上位にまで上昇することがあり、このような
場合には、同管30の頂上部30cを越えて水が逆流するこ
ともある。そして、その後に、通常なれば、管30の頂上
部30より水位が低下してもサイフォン現象で継続して水
は逆流しようとするが、該管30には前記空気孔37が設け
られているため、この場合には、該空気孔37から同管30
内に外気が流入して該管30内は大気圧となり、サイフォ
ン現象が解消されて、浴槽1内からの水の逆流は防止さ
れるようになっている。又、ここで、管30の頂上部30c
を越えて多少の水が逆流しても、該逆流した水は前記屈
曲管部30dで留まって送風装置8へは流入しないもので
ある。
【0037】又、万一、送風装置8に水が逆流したとし
ても、該逆流した水はファンケース27の底部に設けられ
た前記水抜き孔35から排出され、該排出後にファン25が
支障なく回転して送風可能となる。そして、水抜き孔35
から排出流下された水は、前記の如く、隔壁36の存在に
よりその電子部品側への侵入が防止されて、該電子部品
等の汚損や漏電による感電等も防止されるものである。
【0038】そして、図1、2に示す如く、足当て部材
5は浴槽1とは別部材でなり、該浴槽1の周壁部3の内
側面3a全周に沿うよう略帯板輪状に形成されている。こ
の場合、足当て部材5は熱絶縁性に富む合成樹脂等で一
体に成形され、浴槽1の前記両足入れ部11の外形に沿っ
た略ハート形状に形成されている。そして、足当て部材
5の上端縁には外下方へ湾曲状に折り返ったフランジ部
5aが一体に形成されており、熱遮断間隙部4は同フラン
ジ部5aが浴槽1の周壁部3の内側面3aに当接されること
によって、該周壁部3の内側面3aと同足当て部材5の外
周面との間に所定間隔をあけることで形成される。
【0039】足当て部材5の高さ寸法は浴槽1の深さ寸
法の略半分に設定され、前記足載せ台32上に載置される
足Fのかかと及びその周辺部位が同浴槽1の周壁部3の
内側面3aと直接に接触することを同足当て部材5で防止
できる。又、足当て部材5にはその下端縁に開口した切
欠溝状の通水開口6が多数並設形成されており、該通水
開口6を通して熱遮断間隙部4はその内外に連通される
もので、同足当て部材5の下部全体が略櫛歯状となって
いる。そして、足当て部材5は浴槽1内に上方から嵌め
込まれて、着脱自在に装着されるものである。
【0040】したがって、該実施形態の足浴器において
は、ヒータ2を構成する側面ヒータ2aが浴槽1の周壁部
3の外側面に貼着されていて、該浴槽1内の水は底面ヒ
ータ2bで底部からだけでなく、周囲からも同側面ヒータ
2aで効果的に加熱され、該加熱される湯につけた足Fが
同浴槽1内で十分に暖められる。しかも、浴槽1の周壁
部3の内側には足当て部材5が設けられ、該足当て部材
5には足Fが当接されて、該足Fと同周壁部3の内側面
との間には熱遮断間隙部4が形成されることになるた
め、該周壁部3の内側面3aには同足Fが接触し難くなる
と共に、該足Fには同周壁部3の内側面3aから熱が伝わ
り難くもなり、同足Fの火傷は防止されて安全となる。
【0041】又、該実施形態の足浴器においては、足当
て部材5が浴槽1とは別部材で板状に形成されているた
め、該足当て部材5が同浴槽1の周壁部3の内側面3aに
沿ってコンパクトに設けられる。しかも、別部材である
足当て部材5には浴槽1の周壁部3の内側面3aからの熱
がより伝わり難くなって、該足当て部材5の表面温度は
低減され、同足当て部材5に当接される足Fが熱くなら
ずその火傷も確実に防止される。
【0042】又、この場合、足当て部材5に熱遮断間隙
部4を内外に貫通させる通水開口6が形成されていて、
該熱遮断間隙部4内には湯が淀むことはなく、同熱遮断
間隙部4内に高温の湯が溜まることを防止できる。その
ため、足当て部材5が高温とならず、該足当て部材5に
当接される足Fは熱くならずその火傷がより確実に防止
される。しかも、足当て部材5が浴槽1に対して着脱自
在に装着されているため、該足当て部材5は取り扱い易
くその製造が簡単で、同足当て部材5を取り外して容易
に清掃することもできる。
【0043】又、ここでは、足当て部材5が浴槽1の周
壁部3の全周に沿って設けられることになるため、該周
壁部3の内側面3aには足Fの周辺部位が全周にわたり接
触しなくなって、該足Fの火傷は確実に防止され、安全
性が向上される。しかも、足当て部材5は略帯板輪状に
形成されていて、該足当て部材5を浴槽1内に上方から
嵌め込んで容易に装着することができ、該浴槽1内から
同足当て部材5を上方へ抜き外してスムーズに取り外す
こともできる。
【0044】更に、該実施形態の足浴器においては、浴
槽1の周壁部3のかかとが対向する側の内側面3aが下方
内側へと傾斜して形成されているため、足Fを該浴槽1
内に入れた際、ふくらはぎは同周壁部3の内側面3aに近
接し難くなり、しかも、同浴槽1の内底面3bがつま先上
がりに傾斜するよう形成されているため、その際、椅子
に座って同内底面3b上に足Fを載置している場合、足首
に負担のかからない楽な姿勢となる。又、ここでは、足
Fのかかとが周壁部3の内側面3aに当たり易くなるとこ
ろ、少なくとも同周壁部3のかかとが対向する側には足
当て部材5が設けられることになるので、該周壁部3の
内側面3aには同足Fのかかとが接触しなくなって、該足
Fのかかと及びその周辺部位の火傷は確実に防止され、
安全性が確保されるて最適なものとなる。
【0045】又、図9、10は、本願請求項1〜7全て
に対応する第二の実施形態を示し、該実施形態の足浴器
では、足当て部材5の外面に、浴槽1の周壁部3の内側
面3aに当接して該内側面3aとの間に熱遮断間隙部4を確
保するリブ片7を突設している。この場合、上記第一の
実施形態において、略櫛歯状となる足当て部材5の各櫛
歯状片の外面に、その上端縁のフランジ部5aから下端縁
付近にまで至る縦長のリブ片7が一体に形成されてい
る。それ故、足当て部材5はリブ片7で補強されるた
め、該足当て部材5をゴム等の柔軟な弾性材料で形成し
て、足Fの当たり感の良いものとすることができる。
【0046】したがって、該実施形態の足浴器において
は、足当て部材5の外面に突設したリブ片7が浴槽1の
周壁部3の内側面3aに当接されて、該内側面3aとの間に
は熱遮断間隙部4が確保される。そのため、足当て部材
5が足Fで押されても、該足当て部材5は周壁部3の内
側面3aに接触せず、同足当て部材5の内表面が異常に高
温となるのを防止でき、該足当て部材5に当接される足
Fは熱くならずにその火傷がより確実に防止される。な
お、それ以外は、上記第一の実施形態と同様に構成さ
れ、同上記第一の実施形態におけると同様の作用効果が
奏される。
【0047】又、図11は、本願請求項1〜3、5〜7
に対応する第三の実施形態を示し、該実施形態の足浴器
では、上記第一の実施形態において、略帯板輪状に形成
される足当て部材5に略円形で貫通孔状の通水開口6を
多数穿設形成している。この場合は、略円形で貫通孔状
の通水開口6を通して、熱遮断間隙部4内の湯が出入流
通される。なお、それ以外は、上記第一の実施形態と同
様に構成され、同上記第一の実施形態におけると同様の
作用効果が奏される。
【0048】又、図12、13は、本願請求項1、7に
対応する第四の実施形態を示し、該実施形態の足浴器で
は、上記第一の実施形態において、略ハート形状となる
浴槽1の周壁部3の内側面3aに縦長リブ状の足当て部材
5を一体に突出形成することで、該足当て部材5を同周
壁部3の内側に熱遮断間隙部4が形成されるように設け
ている。この場合、足当て部材5は周壁部3の周方向に
多数並設され、相互に近接するよう配置されており、該
各足当て部材5でその間に足Fの表面が深く入り込まな
いよう当止されることによって、同各足当て部材5間に
は熱遮断間隙部4が形成されることとなる。なお、それ
以外は、上記第一の実施形態と同様に構成され、同上記
第一の実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0049】
【発明の効果】上述の如く、本願請求項1記載の発明に
係る足浴器においては、浴槽内の水が周囲からヒータで
効果的に加熱され、該加熱される湯につけた足は同浴槽
内で十分に暖められる。しかも、その際、足と周壁部の
内側面との間に熱遮断間隙部が形成されて、該周壁部の
内側面には同足が接触し難くなり、該足には同周壁部の
内側面から熱が伝わり難くもなって、同足の火傷は防止
されて安全となる。
【0050】又、本願請求項2記載の発明に係る足浴器
においては、特に、足当て部材が浴槽とは別部材で板状
に形成されて、該浴槽の周壁部の内側面に沿ってコンパ
クトに設けられる。しかも、別部材である足当て部材に
は浴槽の周壁部の内側面からの熱がより伝わり難くなっ
て、該足当て部材の表面温度は低減され、同足当て部材
に当接される足が熱くならずその火傷も確実に防止され
る。
【0051】又、本願請求項3記載の発明に係る足浴器
においては、特に、足当て部材に通水開口が形成されて
いて、熱遮断間隙部内には湯が淀むことはなく、該熱遮
断間隙部内に高温の湯が溜まることを防止できて、足当
て部材は高温とならず、該足当て部材に当接される足が
熱くならずその火傷はより確実に防止される。
【0052】又、本願請求項4記載の発明に係る足浴器
においては、特に、足当て部材が足で押されてもリブ片
で熱遮断間隙部は確保され、該足当て部材が周壁部の内
側面には接触せず、同足当て部材の表面が異常に高温と
なるのを防止でき、該足当て部材に当接される足は熱く
ならずその火傷がより確実に防止される。
【0053】又、本願請求項5記載の発明に係る足浴器
においては、特に、足当て部材が浴槽に対して着脱自在
に装着されていて取り扱い易く、該足当て部材を取り外
して容易に清掃することもできる。
【0054】又、本願請求項6記載の発明に係る足浴器
においては、特に、周壁部の内側面に足の周辺部位が全
周にわたり接触しなくなって安全性は向上され、足当て
部材が略帯板輪状に形成されていて、該足当て部材を浴
槽内に嵌め込んで容易に装着することもできる。
【0055】又、本願請求項7記載の発明に係る足浴器
においては、特に、浴槽内に足を入れた際に、ふくらは
ぎが周壁部の内側面に近接し難くなり、足首に負担のか
からない楽な姿勢ともなり、この場合に、同周壁部の内
側面にはかかとが接触しなくなって、該足の火傷は確実
に防止され、安全性が確保されるて最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施形態である足浴器の使用
状態を示す要部縦断面図。
【図2】同足浴器において足当て部材を装着する状態を
示す概略斜視図。
【図3】同足浴器を示す平面図。
【図4】同足浴器を示す側面図。
【図5】同足浴器を示す背面図。
【図6】同足浴器を示す底面図。
【図7】同足浴器を示す〔図3〕におけるX−X断面
図。
【図8】同足浴器を示す〔図3〕におけるY−Y断面
図。
【図9】本願発明の第二の実施形態である足浴器の使用
状態を示す要部縦断面図。
【図10】同足浴器において足当て部材を装着する状態
を示す概略斜視図。
【図11】本願発明の第三の実施形態である足浴器にお
いて足当て部材を装着する状態を示す概略斜視図。
【図12】本願発明の第四の実施形態である足浴器を示
す概略平面図。
【図13】同足浴器の使用状態を示す要部概略縦断面
図。
【符号の説明】
1 浴槽 2 ヒータ 3 周壁部 3a 内側面 3b 内底面 4 熱遮断間隙部 5 足当て部材 6 通水開口 7 リブ片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を溜める浴槽と、該浴槽内の水を加熱
    保温するヒータとを備え、該ヒータが同浴槽の周壁部の
    外側に沿設された足浴器であって、浴槽の周壁部の内側
    に、足が当接されて該足と同周壁部の内側面との間に熱
    遮断間隙部を形成する足当て部材を設けてなる足浴器。
  2. 【請求項2】 足当て部材を浴槽とは別部材で板状に形
    成し、該足当て部材を同浴槽の周壁部の内側面に沿い該
    周壁部との間に熱遮断間隙部をあけて装着したことを特
    徴とする請求項1記載の足浴器。
  3. 【請求項3】 足当て部材に熱遮断間隙部を内外に貫通
    させる通水開口を形成したことを特徴とする請求項2記
    載の足浴器。
  4. 【請求項4】 足当て部材の外面に、浴槽の周壁部の内
    側面に当接して該内側面との間に熱遮断間隙部を確保す
    るリブ片を突設したことを特徴とする請求項2又は3記
    載の足浴器。
  5. 【請求項5】 足当て部材を浴槽に対して着脱自在に装
    着したことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに
    記載の足浴器。
  6. 【請求項6】 足当て部材を浴槽の周壁部の全周に沿う
    よう略帯板輪状に形成したことを特徴とする請求項5記
    載の足浴器。
  7. 【請求項7】 浴槽の周壁部のかかとが対向する側の内
    側面を下方内側へと傾斜させて形成すると共に、同浴槽
    の内底面をつま先側が上向きに傾斜するように形成し、
    足当て部材を少なくとも前記周壁部のかかとが対向する
    側に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一
    つに記載の足浴器。
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