JP2003135547A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2003135547A
JP2003135547A JP2001335823A JP2001335823A JP2003135547A JP 2003135547 A JP2003135547 A JP 2003135547A JP 2001335823 A JP2001335823 A JP 2001335823A JP 2001335823 A JP2001335823 A JP 2001335823A JP 2003135547 A JP2003135547 A JP 2003135547A
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JP
Japan
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pulse
actuator
driving
coil
drive
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Application number
JP2001335823A
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English (en)
Inventor
Masaru Kamei
勝 亀井
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】叩きアクチュエータの叩打子より広い範囲を効
果的に叩きマッサージすることができるマッサージ装置
を得ることにある。 【解決手段】叩打子13を繰返し往復動させるソレノイド
式の叩きアクチュエータ2を備えるマッサージ装置1を
前提とし、人体の被施療部Aを受ける可動支持部材3
と、装置ベース4と、ベース上に可動支持部材3を浮動
するように支持する複数のコイルばね5と、アクチュエ
ータ2のコイル11に駆動パルスを印加するアクチュエー
タ駆動部6とを具備する。叩打子13が被施療部Aに接離
する姿勢にアクチュエータ2を可動支持部材3に支持す
る。駆動部6は駆動パルスの単位時間当たりのパルス密
度を変調するパルス数変調器26を有し、この変調器26で
変調された駆動パルスをコイル11に印加して、叩打子13
の往復動にコイルばね5を共振させて可動支持部材3で
もマッサージすることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイド式の叩
きアクチュエータを備えて、人体の被施療部を繰り返し
叩打してマッサージをするマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソレノイド式叩きアクチュエータ
を備えたマッサージ装置は、そのアクチュエータのコイ
ルに駆動パルスを印加することにより、アクチュエータ
の可動鉄心を往復動させ、それに伴い、可動鉄心に取付
けられた叩打子で人体の被施療部を繰り返し叩打してマ
ッサージするように構成されている。
【0003】この構成では、人体の被施療部に対して叩
打子が当たる部分のみを叩きマッサージできるに過ぎ
ず、その周りの部分を含めてマッサージができるように
はなっていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、叩きアクチュエータの叩打子より広い範囲
を効果的に叩きマッサージすることができるマッサージ
装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明は、電線を中空円筒状に巻い
て作られたコイル、このコイルの励磁によって吸引され
る可動鉄心、この鉄心の先端部に取付けられた叩打子、
及びこの叩打子を前記吸引の方向とは反対方向に付勢す
る付勢体を有するソレノイドからなる叩きアクチュエー
タと、人体の被施療部を受けるとともに、前記叩きアク
チュエータをその叩打子が前記被施療部に接離する姿勢
となるように支持する可動支持部材と、装置ベースと、
この装置ベース上に前記可動支持部材を浮動するように
支持するコイルばねと、駆動パルスの単位時間当たりの
パルス密度を変調するパルス数変調器を有し、この変調
器で変調された駆動パルスを前記コイルに印加するアク
チュエータ駆動部と、を具備したことを特徴としてい
る。
【0006】この請求項1の発明においては、アクチュ
エータ駆動部のパルス数変調器により叩きアクチュエー
タのコイルに駆動パルスを印加することで、叩打子を往
復動(振動)させることができる。ところで、叩きアク
チュエータはコイルばねで装置ベースに浮動的に支持さ
れた可動支持部材に支持されているので、この可動支持
部材は叩打子の往復動に伴って振動する。そして、コイ
ルに印加される駆動パルスの単位時間当たりのパルス密
度(駆動振動数)は、パルス数変調器により変調してコ
イルに印加できる。そのため、コイルに印加する駆動パ
ルスの単位時間当たりのパルス密度を、コイルばねの固
有振動数に略一致するように変化させて、コイルばねを
共振させることが可能である。従って、この共振の程度
に応じて人体の被施療部を受けている可動支持部材を振
動させて、この可動支持部材及び叩打子の双方で人体の
被施療部を叩きマッサージすることができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の可動
支持部材の振幅を検出する振動センサを備えるととも
に、前記アクチュェータ駆動部は前記振動センサが検出
した振幅情報が供給される叩き周期コントローラを備
え、このコントローラにより前記叩きアクチュエータの
駆動振動数と前記コイルばねの固有振動数とが略一致す
るように、前記振幅情報に基づいて前記パルス数変調器
を自動的に制御するようにしたことを特徴としている。
【0008】この発明においては、叩きアクチュエータ
を駆動するに従って、可動支持部材を伴って振動するコ
イルばねの振動は、振動センサにより検出されてアクチ
ュェータ駆動部の叩き周期コントローラに供給される。
そして、叩き周期コントローラは、供給された振動情報
に基づいて叩きアクチュエータの駆動振動数とコイルば
ねの固有振動数とが略一致するようにパルス数変調器を
自動的に制御する。それにより、格別人手によりパルス
数変調器を操作する手間を要することなく、叩打子の往
復動(振動)にコイルばねを共振させて、その共振の程
度に応じて人体の被施療部を受けている可動支持部材を
振動させることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の叩き
周期コントローラが、前記駆動パルスのパルス密度が零
から最大まで変化するように前記パルス数変調器を駆動
初期に制御し、この制御において前記振動センサが最大
の振幅を検出した時のパルス密度を求めるプレ駆動モー
ドと、このプレ駆動モード後に前記駆動パルスのパルス
密度が前記最大振幅時のパルス密度を維持するように前
記パルス数変調器を自動制御するメイン駆動モードとを
有していることを特徴としている。
【0010】この発明において、叩き周期コントローラ
は、叩きアクチュエータをはじめにプレ駆動モードで駆
動し、引続いてメイン駆動モードで駆動する。プレ駆動
モードにおいて叩き周期コントローラは、駆動パルスの
パルス密度が零から最大まで変化するようにパルス数変
調器を制御しつつ、それに伴い振動センサが最大の振幅
を検出した時のパルス密度を求める。メイン駆動モード
では、叩きアクチュエータのコイルに印加される駆動パ
ルスのパルス密度が前記最大振幅時のパルス密度を維持
するようにパルス数変調器を自動的に制御する。このよ
うに駆動初期に自動的にコイルばねが共振する駆動パル
スのパルス密度を見出して、この見出されたパルス密度
で駆動パルスをコイルに印加して使用できるので、格別
人手によりパルス数変調器を操作する手間を要すること
なく、叩打子の往復動(振動)にコイルばねを共振させ
て、その共振の程度に応じて人体の被施療部を受けてい
る可動支持部材を振動させることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1に記載の駆動
パルスの電流値を検出する電流センサを備え、前記叩き
周期コントローラが、前記駆動パルスのパルス密度が零
から最大まで変化するように前記パルス数変調器を駆動
初期に制御し、この制御において前記電流センサにより
検出される電流値から一定時間帯毎の平均電流値を算出
し、この平均電流値を前記時間帯における平均パルス密
度で割り算して、この割り算された値が最大の時のパル
ス密度を求めるプレ駆動モードと、このプレ駆動モード
後に前記駆動パルスのパルス密度が求められた最大パル
ス密度を維持するように前記パルス数変調器を制御する
メイン駆動モードとを有していることを特徴としてい
る。
【0012】この発明において、叩き周期コントローラ
は、叩きアクチュエータをはじめにプレ駆動モードで駆
動し、引続いてメイン駆動モードで駆動する。プレ駆動
モードにおいて叩き周期コントローラは、駆動パルスの
パルス密度が零から最大まで変化するようにパルス数変
調器を制御しつつ、それに伴って電流センサにより検出
される電流値から一定時間帯毎の平均電流値を算出し、
この平均電流値を前記時間帯における平均パルス密度で
割り算して、この割り算された値が最大の時のパルス密
度を求める。メイン駆動モードでは、叩きアクチュエー
タのコイルに印加される駆動パルスのパルス密度が求め
られたパルス密度を維持するようにパルス数変調器を自
動的に制御する。このように駆動初期に自動的にコイル
ばねが共振する駆動パルスのパルス密度を見出して、こ
の見出されたパルス密度で駆動パルスをコイルに印加し
て使用できるので、格別人手によりパルス数変調器を操
作する手間を要することなく、叩打子の往復動(振動)
にコイルばねを共振させて、その共振の程度に応じて人
体の被施療部を受けている可動支持部材を振動させるこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の第
1実施形態を説明する。
【0014】図1中符号1はマッサージ装置を示してお
り、この装置1は、叩きアクチュエータ2、可動支持部
材3、装置ベース4、複数のコイルばね5、及びアクチ
ュエータ駆動部6を備えている。
【0015】叩きアクチュエータ2は可動鉄心付きのソ
レノイドからなり、これは、コイル11、可動鉄心1
2、叩打子13、及び付勢体としてのばね14を備えて
形成されている。コイル11は電線を中空円筒状に巻い
て作られている。
【0016】コイル11によって磁化される可動鉄心1
2は、その一部をコイル11の中央部に軸方向に延びる
空芯部に挿入して軸方向に移動可能に設けられている。
この可動鉄心12はコイル11が励磁されることによっ
て空芯部に没する方向に磁力で吸引される。叩打子13
は、可動鉄心12のコイル11に突出された一端部に取
付けられている。この叩打子13は人体の被施療部Aを
叩きマッサージするのに適した形状をなしている。ばね
14は可動鉄心12の一部に巻き付けられて可動鉄心1
2が吸引される方向とは反対方向に叩打子13を付勢し
て設けられている。
【0017】そのため、コイル11がそれに印加された
直流又は交流で励磁されることにより、可動鉄心12が
ばね14に抗してコイル11に引き込まれるように吸引
され、前記励磁が停止されることによってばね14の力
で可動鉄心12は前記吸引の方向とは逆方向に押し出さ
れる。そして、こうした動作の繰り返しにより、可動鉄
心12が軸方向に往復動(振動)するので、これと同期
して叩打子13も振動するものであり、したがって、こ
の叩打子13で人体の被施療部Aを断続的に叩いてマッ
サージをすることができる。
【0018】なお、図15中は叩きアクチュエータ2の
取付け板を示している。この取付け板5はコイル11の
外径より大きく、コイル11から外れた部分に複数の通
孔15aを有している。又、取付け板12の中央部には
可動鉄心12が貫通されていると共に、その周りの部分
でばね14を支持するようになっている。
【0019】可動支持部材3は人体の手又は足或いは胴
などの被施療部Aを受けるためのものであり、被施療部
Aを例えば載せるのに適した形状に構成されている。図
1に例示した可動支持部材3は、部材ベース17上にこ
のベース17の幅方向に相離間して一対の側壁18を設
けて、被施療部Aが出し入れ可能に収容される凹状の施
療溝3aを有している。このように施療溝3aを有する
構成は、可動支持部材3上から被施療部Aが不用意に外
れることを防止できる点で好ましい。
【0020】可動支持部材3には叩きアクチュエータ2
がその叩打子13を被施療部Aに接離する姿勢に取付け
られている。詳しくは、可動支持部材3はアクチュエー
タ支持部を有している。この支持部は、部材ベース17
の裏面に突設された複数の支持軸19と、これらの軸1
9の先端部に渡って固定された受け板20とから形成さ
れている。叩きアクチュエータ2は、その通孔15aを
夫々対応する支持軸19に対して移動可能に嵌合させて
可動支持部材3の裏側に取付けられている。部材ベース
17の幅方向中央部には叩打子13が通過可能な叩打子
通孔17aが開けられている。そして、各支持軸19に
は取付け板15と受け板20とにわたって逃がしコイル
ばね21が巻き付けられていて、叩きアクチュエータ2
を部材ベース17寄りに支持している。
【0021】叩きアクチュエータ2を支持する逃がしコ
イルばね21を設けることは、コイル11が消磁され
て、ばね14の力で叩打子13が急速に被施療部Aに当
たる時に、叩きアクチュエータ2全体が受け板20側に
移動することを許容し、それによって、叩打子13が過
度に強く被施療部Aに当たることを緩和して、使い心地
を向上できる点で好ましい。なお、逃がしコイルばね2
1は省略してもよく、その場合には各支持軸19と取付
け板15とを連結して、叩きアクチュエータ2を部材ベ
ース17に動かないように固定すればよい。
【0022】可動支持部材3とこれに支持された叩きア
クチュエータ2とは振動ユニットUを構成している。こ
のユニットUは、装置ベース4上に複数のコイルばね5
を介して浮動するように支持されている。各コイルばね
5は固定の装置ベース4と可動の部材ベース17とに両
端部を接続してこれらの間に挟まれて配置されている。
なお、装置ベース4と部材ベース17との間は図示しな
い柔軟性を有するカバーで覆われていて、装置ベース4
と部材ベース17との間に配置されている各部品の視認
及び同部品への接触ができないように形成されている。
【0023】アクチュエータ駆動部6は、装置ベース4
の内部に、このベース4の外から操作可能に内蔵され、
若しくは装置ベース4とは別に設けられる。この駆動部
6は所望波形の駆動パルスを生成するパルス発生器2
5、及びパルス数変調器26などを有している。パルス
数変調器26は、パルス発生器25で生成された駆動パ
ルスの単位時間当たりのパルス密度(言い換えれば、駆
動パルスの周波数)を変調して、その変調された駆動パ
ルスをコイル11に印加するものである。この変調器2
6はリモートコントローラなどにより操作される変調操
作子27からの入力信号によって駆動パルスのパルス密
度を変調するように構成されている。
【0024】前記構成を備えたマッサージ装置1は、そ
の施療溝3aに被施療部Aを収めた状態でアクチュエー
タ駆動部6で生成された駆動パルスを、叩きアクチュエ
ータ2のコイル11に印加してこのコイル11を励磁す
ることにより、叩きアクチュエータ2において既述のよ
うに可動鉄心12と共に叩打子13を振動させて、この
叩打子13によって被施療部Aを叩いてマッサージする
ことができる。
【0025】この場合、コイル11の励磁により可動鉄
心12が吸引された時の叩打子13の位置は図1中実線
で示され、次にコイル11が非励磁状態(消磁状態)に
移行すると、ばね14の力で叩打子13が図1中2点鎖
線で示すように突出して被施療部Aを叩く。この時点で
は、逃がしコイルばね21の圧縮を伴って叩きアクチュ
エータ2が被施療部Aに対して後退するとともに、同後
退方向に可動支持部材3がコイルばね5に抗して動かさ
れる。次に、再びコイル11が励磁状態に移行すると、
可動鉄心12が吸引されるとともに、各コイルばね5、
21が伸張し、それに伴い可動支持体3が正面方向に押
されて、被施療部Aを叩くようになる。そして、こうし
た挙動が繰り返される。
【0026】したがって、このマッサージ装置1は、叩
打子13だけではなく、この叩打子13よりも遥かに面
積が大きい可動支持部材3をも用いて被施療部Aを広範
囲に叩いてマッサージすることができる。なお、この場
合、コイルばね5の共振により可動支持部材3は激しく
振動されるが、その面積が大きいので被施療部Aに対し
て過大に叩くことはない。
【0027】その上、リモートコントローラを介して変
調操作子27を操作し、パルス数変調器26からコイル
11に供給される駆動パルスの単位時間当たりのパルス
密度を任意に変えることができる。つまり、駆動パルス
の周波数(叩きアクチュエータ1の駆動振動数)を調整
できる。そのため、駆動振動数を適宜調整して、それを
コイルばね5の固有振動数と一致させることができる。
それにより、被施療部Aが載っている可動支持部材3を
浮動的に支持しているコイルばね5を共振させて、最も
マッサージ感が強くなるように可動支持部材3を大きく
振動させることができる。したがって、このような共振
が得られるように調整して使用することにより、可動支
持部材3により被施療部Aを強く叩いて、効果的に振動
マッサージをすることが可能である。
【0028】なお、本発明においては、コイル11の駆
動振動数と、可動支持部材3を介して被施療部Aを支持
しているコイルばね5の固有振動数とは、完全に一致さ
せることがより望ましいが、駆動振動数がコイルばね5
の固有振動数に近似しておれば共振現象を生じるので、
所望の共振現象が得られる範囲を前記調整の範囲とすれ
ばよいものである。又、共振を起こさせる駆動振動数は
単一ではなく複数、言い換えれば、m次(但しmは整
数)の駆動振動数があって、そのいずれもが使用可能で
あるが、特に第1次の駆動振動数となるように前記調整
をする場合には、コイルばね5を最大の振幅で共振させ
て可動支持部材3を振動させることができる点で好まし
い。
【0029】図2は本発明の第2実施形態を示してい
る。この実施形態は基本的には第1実施形態と同様な構
成であるので、同様構成部分には第1実施形態と同じ符
号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下
異なる部分について説明する。
【0030】第2実施形態では、振動ユニットUに可動
支持部材3の振幅を検出する振動センサ31を設け、
又、前記第1実施形態の変調操作子27に代えてアクチ
ュエータ駆動部6に叩き周期コントローラ32を設けた
点が、第1実施形態とは異なり、その他の構成は第1実
施形態と同じである。
【0031】振動センサ31には加速度センサなどが用
いられ、これは例えば一方の側壁18内に配置されてい
る。この振動センサ31が検出した可動支持部材3の振
動情報は叩き周期コントローラ32に供給されるように
なっている。叩き周期コントローラ32は、供給された
振幅情報に基づいてパルス数変調器26を自動的に制御
するものであって、その制御により叩きアクチュエータ
2が有したコイル11の駆動振動数と、可動支持部材3
を介して被施療部Aを支持しているコイルばね5の固有
振動数とを略一致させるように形成されている。そのた
めに、叩き周期コントローラ32は、プレ駆動モードを
実行すると共に、この後にメイン駆動モードを実行す
る。
【0032】プレ駆動モードは駆動初期に実行され、こ
のモードでは、コイル11に印加される駆動パルスのパ
ルス密度が零から最大まで変化するようにパルス数変調
器26を制御するとともに、それに伴って振動センサ3
1が最大の振幅を検出した時のパルス密度が求められる
ようになっている。そのために、叩き周期コントローラ
32は、例えばパルス密度判定部32a及びメモリ32
bを有している。パルス密度判定部32aは、振動セン
サ31から供給された振幅情報を逐次基準振幅情報と比
較して、どちらの振幅が大きいかを判定する。この場
合、判定された振幅が大きい方の振幅情報は、次の比較
のために基準振幅情報として更新されるとともに、それ
以上大きい振幅についての振幅情報との比較判定が済む
まで更新されることなく維持される。前記判定と同時
に、パルス密度判定部32aは、コイル11に印加され
る駆動パルスのパルス密度(駆動振動数)を、パルス数
変調器26から読み込んでおり、その内、更新された基
準振幅情報に対応する駆動振動数をメモリ32bに一時
的に記憶させる。
【0033】したがって、プレ駆動モードの終了時にメ
モリ32bに記憶されている駆動振動数(駆動パルスの
パルス密度)は、コイルばね5を共振させて、最もマッ
サージ感が強くなるように可動支持部材3を最大の振幅
で動かすことができる駆動振動数となっている。
【0034】そして、メイン駆動モードに移行すると、
叩き周期コントローラ32は、メモリ32bに記憶され
ている駆動振動数を維持してコイル11に駆動パルスを
印加する。そのため、メイン駆動モードではコイルばね
5を共振させて可動支持部材3を最大の振幅で動かしな
がら、この可動支持部材3及び叩打子13により被施療
部Aを叩きマッサージすることができる。
【0035】以上のように第2実施形態のマッサージ装
置1は、駆動初期に自動的にコイルばね5が共振する駆
動パルスのパルス密度を、振動センサ31が検出する振
動ユニットUの振動情報から自動的に見出して、この見
出されたパルス密度の駆動パルスをコイル11に印加し
て使用できるので、格別人手によりパルス数変調器26
を操作する手間を要することなく、叩打子13の振動に
コイルばね5を共振させて、その共振の程度に応じて人
体の被施療部Aを受けている可動支持部材13を振動さ
せてマッサージすることができる。
【0036】図3は本発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態は基本的には第1実施形態と同様な構
成であるので、同様構成部分には第1実施形態と同じ符
号を付して、その構成および作用の説明を省略し、以下
異なる部分について説明する。
【0037】第2実施形態では、パルス数変調器26か
らコイル11に至る通電経路中に、コイル11に印加さ
れる駆動パルスの電流値を検出する電流センサ35を設
け、又、前記第1実施形態の変調操作子27に代えてア
クチュエータ駆動部6に叩き周期コントローラ36を設
けた点が、第1実施形態とは異なり、その他の構成は第
1実施形態と同じである。
【0038】電流センサ35が検出した電流値は叩き周
期コントローラ36に供給されるようになっている。叩
き周期コントローラ36は、供給された電流値に基づい
てパルス数変調器26を自動的に制御するものであっ
て、その制御によりコイル11の駆動振動数と、可動支
持部材3を介して被施療部Aを支持しているコイルばね
5の固有振動数とを略一致させるように形成されてい
る。そのために、叩き周期コントローラ36は、プレ駆
動モードを実行すると共に、この後にメイン駆動モード
を実行する。
【0039】プレ駆動モードは駆動初期に実行され、こ
のモードでは、コイル11に印加される駆動パルスのパ
ルス密度が零から最大まで変化するようにパルス数変調
器26を制御するとともに、それに伴って可動支持部材
3が最大の振幅となった時のパルス密度を求めるように
なっている。
【0040】そのために、叩き周期コントローラ36
は、例えば電流値演算部36a、パルス密度判定部36
a、及びメモリ36cを有している。電流値演算部36
aは、電流センサ35が検出した電流値から一定時間帯
毎の平均電流値を算出する第1演算要素と、算出された
平均電流値を前記時間帯における平均パルス密度(周
期)で割り算する第2演算要素とを有している。そし
て、パルス密度判定部36aは、電流値演算部36aで
求められた(平均電流値÷周期)のデータ値が最大とな
る時のパルス密度を求める。この場合、判定された前記
データ値が大きい方は、次の比較のために基準データと
して更新されるとともに、それ以上大きいデータ値との
比較判定が済むまで更新されることなく維持される。前
記判定と同時に、パルス密度判定部36aは、コイル1
1に印加される駆動パルスのパルス密度(駆動振動数)
を、パルス数変調器26から読み込んでおり、その内、
更新される基準データに対応する駆動振動数をメモリ3
6bに一時的に記憶させる。
【0041】したがって、プレ駆動モードの終了時にメ
モリ32bに記憶されている駆動振動数(駆動パルスの
パルス密度)は、コイルばね5を共振させて可動支持部
材3を最大の振幅で動かすことができる駆動振動数とな
っている。
【0042】そして、メイン駆動モードに移行すると、
叩き周期コントローラ36は、メモリ36bに記憶され
ている駆動振動数を維持してコイル11に駆動パルスを
印加する。そのため、メイン駆動モードではコイルばね
5を共振させて、最もマッサージ感が強くなるように可
動支持部材3を最大の振幅で動かしながら、この可動支
持部材3及び叩打子13により被施療部Aを叩きマッサ
ージすることができる。
【0043】以上のように第3実施形態のマッサージ装
置1は、駆動初期に自動的にコイルばね5が共振する駆
動パルスのパルス密度を、コイル11に印加される駆動
パルスの電流値から自動的に見出して、この見出された
パルス密度の駆動パルスをコイル11に印加して使用で
きるので、格別人手によりパルス数変調器26を操作す
る手間を要することなく、叩打子13の振動にコイルば
ね5を共振させて、その共振の程度に応じて人体の被施
療部Aを受けている可動支持部材13を振動させてマッ
サージすることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0045】請求項1〜4に記載の発明によれば、叩き
アクチュエータのコイルに印加される駆動パルスのパル
ス密度を調整して、人体の被施療部を受けている可動支
持部材を装置ベースに対して浮動的に支持しているコイ
ルばねを共振させることが可能であるので、叩きアクチ
ュエータの叩打子及び可動支持部材の双方で人体の被施
療部を広範囲に叩きマッサージができると共に、既述の
共振現象により振動する可動支持部材により効果的に叩
きマッサージができるマッサージ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るマッサージ装置の
概略的構成を示す図。
【図2】本発明の第2実施形態に係るマッサージ装置の
概略的構成を示す図。
【図3】本発明の第3実施形態に係るマッサージ装置の
概略的構成を示す図。
【符号の説明】
1…マッサージ装置 2…叩きアクチュエータ 3…可動支持部材 4…装置ベース 5…コイルばね 6…アクチュエータ駆動部 11…コイル 12…可動鉄心 13…叩打子 14…ばね(付勢体) 26…パルス数変調器 31…振動センサ 32、36…叩き周期コントローラ 35…電流センサ A…人体の被施療部 U…振動ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を中空円筒状に巻いて作られたコイ
    ル、このコイルの励磁によって吸引される可動鉄心、こ
    の鉄心の先端部に取付けられた叩打子、及びこの叩打子
    を前記吸引の方向とは反対方向に付勢する付勢体を有す
    るソレノイドからなる叩きアクチュエータと、 人体の被施療部を受けるとともに、前記叩きアクチュエ
    ータをその叩打子が前記被施療部に接離する姿勢となる
    ように支持する可動支持部材と、 装置ベースと、 この装置ベース上に前記可動支持部材を浮動するように
    支持するコイルばねと、 駆動パルスの単位時間当たりのパルス密度を変調するパ
    ルス数変調器を有し、この変調器で変調された駆動パル
    スを前記コイルに印加するアクチュエータ駆動部と、を
    具備したことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 【請求項2】 前記可動支持部材の振幅を検出する振動
    センサを備えるとともに、前記アクチュェータ駆動部は
    前記振動センサが検出した振幅情報が供給される叩き周
    期コントローラを備え、このコントローラにより前記叩
    きアクチュエータの駆動振動数と前記コイルばねの固有
    振動数とが略一致するように、前記振幅情報に基づいて
    前記パルス数変調器を自動的に制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 前記叩き周期コントローラが、前記駆動
    パルスのパルス密度が零から最大まで変化するように前
    記パルス数変調器を駆動初期に制御し、この制御におい
    て前記振動センサが最大の振幅を検出した時のパルス密
    度を求めるプレ駆動モードと、このプレ駆動モード後に
    前記駆動パルスのパルス密度が前記最大振幅時のパルス
    密度を維持するように前記パルス数変調器を制御するメ
    イン駆動モードとを有していることを特徴とする請求項
    2に記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動パルスの電流値を検出する電流
    センサを備え、前記叩き周期コントローラが、前記駆動
    パルスのパルス密度が零から最大まで変化するように前
    記パルス数変調器を駆動初期に制御し、この制御におい
    て前記電流センサにより検出される電流値から一定時間
    帯毎の平均電流値を算出し、この平均電流値を前記時間
    帯における平均パルス密度で割り算して、この割り算さ
    れた値が最大の時のパルス密度を求めるプレ駆動モード
    と、このプレ駆動モード後に前記駆動パルスのパルス密
    度が求められた最大パルス密度を維持するように前記パ
    ルス数変調器を制御するメイン駆動モードとを有してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011130813A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Panasonic Electric Works Co Ltd マッサージ機
WO2019070198A1 (en) * 2017-10-03 2019-04-11 Aitreat Pte. Ltd. MASSAGE APPARATUS

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