JP2003135541A - おむつ交換カート - Google Patents

おむつ交換カート

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JP2003135541A
JP2003135541A JP2001340656A JP2001340656A JP2003135541A JP 2003135541 A JP2003135541 A JP 2003135541A JP 2001340656 A JP2001340656 A JP 2001340656A JP 2001340656 A JP2001340656 A JP 2001340656A JP 2003135541 A JP2003135541 A JP 2003135541A
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Japan
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diaper
hot water
shower
shower head
changing cart
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JP2001340656A
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Michiko Tanaka
路子 田中
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Original Assignee
Individual
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャワー使用開始時における水温確認をおむ
つ交換カート上で行え、併せて衛生管理上の品質を維持
しつつ水温確認のため使用された試湯の後処理を行う。 【解決手段】 被介護人が着用するおむつ及びおむつパ
ッドを収容し、当該おむつ及びおむつパッドを各被介護
人まで搬送可能なおむつ交換カート1であって、被介護
人の体を洗浄するための温水を貯蔵する温水タンク16
と、温水タンク16内部に一端が接続され、温水タンク
16内の温水を給水するシャワーホース23と、シャワ
ーホース23の他端に接続され、シャワーホース23よ
り給水される温水を噴出するシャワーヘッド24と、シ
ャワーヘッド24より噴出される温水を受け、底部に排
水口を形成するトップガーニッシュ27と、その排水口
からの排水を貯蔵するシャワードリップタンク29とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被介護人が着用す
るおむつ及びおむつパッドを収容し、それらを各被介護
人まで搬送可能なおむつ交換カートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、おむつ交換時に使用するおむつ交
換カートは、車輪を取り付けた基台の上部をフレームで
囲み、交換したおむつを収容する容器、交換するおむ
つ、タオル等を入れる容器等を積載するよう形成されて
いた。また、上記のようなおむつ交換カートに温水を貯
蔵する温水タンクを搭載し、温水タンク内の温水をシャ
ワーヘッドから噴出させ、被介護人の体を洗浄できるも
のも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、シャワーを使用しない期間がしばらく続くと
ホース内の温水が冷却されるため、そのまま被介護人の
洗浄に使用することはできず、シャワーの使用開始時に
介護人がシャワーから噴出される水を手に当てるなどし
て水温を確認する必要があった。
【0004】従って、本発明の目的は、シャワー使用開
始時における水温確認をおむつ交換カート上で行え、併
せて衛生管理上の品質を維持しつつ水温確認のため使用
された試湯の後処理を行うことを可能にすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載のおむつ交換カートは、被介護人が
着用するおむつ及び/又はおむつパッドを収容するおむ
つ交換カートであって、被介護人の体を洗浄するための
温水を貯蔵する温水タンクと、当該温水タンク内の温水
を給水するためのシャワーホースと、当該シャワーホー
スより給水される温水を噴出するシャワーヘッドと、底
部に排水口が形成され、当該シャワーヘッドより噴出さ
れる温水を受ける水受け容器と、当該排水口からの排水
を貯蔵する排水タンクとを有することを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のおむつ交換カート
は、請求項1記載の発明において、前記温水タンク内部
に設置され、回転しながら散水することにより前記温水
タンク内を洗浄する洗浄手段を有することを特徴とす
る。
【0007】また、請求項3記載のおむつ交換カート
は、請求項1記載の発明において、前記温水タンク内の
温水を前記シャワーホースを介して前記シャワーヘッド
へ圧送するポンプと、前記シャワーヘッドを着脱自在に
支持し、前記シャワーヘッドの着脱に応じてオン/オフ
が切り替えられるスイッチを備えるシャワーヘッドラッ
クとを有し、当該ポンプは、当該スイッチがオンされる
ことにより温水の圧送を停止し、当該スイッチがオフさ
れることにより温水を圧送するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載のおむつ交換カート
は、請求項1記載の発明において、使用済みのおむつ及
び/又はおむつパッドの重量を計量する計量手段と、当
該計量手段により計量される重量を集計すると共に、当
該集計結果が所定値以上となったか否かを判断する情報
処理手段と、当該情報処理手段の制御により当該集計結
果が当該所定値以上となったことを通知する通知手段と
を有することを特徴とする。
【0009】さらに、請求項5記載のおむつ交換カート
は、請求項1記載の発明において、前記おむつ交換カー
トの所定部位に固定され、第1ベース上に複数の回転ロ
ーラを列設して成る第1スライドローラと、当該第1ス
ライドローラ上に載置され、使用済みのおむつ及び/又
はおむつパッドを収納する収納ボックスと、当該第1ス
ライドローラの至近位置で回動可能に支持された第2ベ
ース上に、当該第1スライドローラの回転ローラと同一
方向に複数の回転ローラを列設して成る第2スライドロ
ーラとを有し、当該第2スライドローラは、当該第1ス
ライドローラと略同一の高さで且つ略水平な状態で開状
態が保持されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】本発明の一実施形態におけるおむつ交換カ
ートの構成を図1及び図2を参照しながら詳細に説明す
る。両図において同一部品については同一符号を付して
いる。図1は、本発明の一実施形態におけるおむつ交換
カートの概略構成を側方から示した図であり、図2は、
本実施形態におけるおむつ交換カートの構成を具体的に
示した斜視図である。
【0012】本実施形態におけるおむつ交換カート1
は、自在に搬送可能なように本体下部に車輪が取り付け
られており、ボディサイドカバー(R,L)2、ボディ
フロントカバー3及びボディリアカバー4により内部が
保護されている。また、おむつ交換カート1の側面に
は、交換用のおむつ及びおむつパッドを収容可能なサイ
ドポケット5が形成されており、おむつ交換カート1の
上部前方には、介護用薬品を置くための薬剤トレー6が
載置され、薬剤トレー6の下方に予備薬品を収納するた
めの予備薬剤スペース7が形成されている。
【0013】おむつ交換カート1の上部中央から後方に
かけて、電子計量器8及びコンピュータ9を収納するた
めのスペースが形成されており、当該スペース上に開閉
可能な電子機器コンパートメントカバーA10及び電子
機器コンパートメントカバーB11が設けられている。
電子コンパートメントカバーA10及び電子コンパーメ
ントカバーB11は閉状態にあるとき施錠することがで
き、電子計量器17及びコンピュータ2−aを盗難から
防止することができる。
【0014】また、当該スペースを確保するにあたって
当該スペースとおむつ交換カート1内部とを電子機器コ
ンパートメント12によって区分けしている。この電子
機器コンパートメント12には防水加工が施されてお
り、おむつ交換カート1内部から漏れる水分により電子
計算器17等に障害を与えてしまうことを防止してい
る。さらに、電子コンパートメントカバーA10の内側
にはメインスイッチ13が設置されており、後述する電
源コード44が電源に接続されたときにおむつ交換カー
ト1に搭載される各装置が突然立ち上がってしまうこと
を回避するために、このメインスイッチ13のオン/オ
フにより全ての装置のオン/オフを制御するよう構成し
ている。
【0015】また、おむつ交換カート1の後面上部に
は、介護人がおむつ交換カート1を手押しにより移動さ
せるためのカートハンドル14が取り付けられている。
さらに、カートハンドル14にはブレーキ15が備えら
ており、介護人がブレーキ15を握持すると後輪に連結
されたワイヤーが引っ張られブレーキが解除された状態
となり、一方でブレーキ15が手放されると、ワイヤー
が緩みブレーキがかかる状態となる。
【0016】おむつ交換カート1の内部には、被介護人
の体を洗浄するための温水を貯蔵する温水タンク16が
搭載される。温水タンク16内の水は注水管17より供
給され、加熱装置18により加熱されて最適な温度(4
0℃前後)が維持される。また、温水タンク16には保
温材が含まれており、加熱装置18が作動していなくて
も水温が維持できる構成となっている。
【0017】また、温水タンク16内の水量と水温は、
水位計19と水温計20を用いて計測することができ
る。即ち、水位計19により計測された温水タンク20
内の水量データはコンピュータ9に転送され、コンピュ
ータ9は、入力した水量データに基づき画面表示により
介護人に温水タンク16内の水量を通知することができ
る。その他、コンピュータ9は、水位計19から取得し
た水量データに基づき、温水タンク16内の水量が設定
水量より少なくなったことを検出するとその旨を介護人
に通知したり、また、水量が設定水量より多くなった場
合には温水タンク16への給水を止めるように制御する
ことができる。
【0018】また、水温計20により計測された温水タ
ンク16内の水温データもコンピュータ9に転送され、
コンピュータ9は、入力した水温データに基づき画面表
示により介護人に温水タンク16内の水温を通知するこ
とができる。また、コンピュータ9は、水温計20から
取得した水温データに基づき、温水タンク16内の水温
が設定温度以上となったことを検知すると加熱装置18
をOFFし、一方で水温が適温範囲を下回ったことを検
知すると加熱装置18をONし、適温範囲内で水温を保
つように制御することができる。さらに、水温が設定温
度以上となった場合や適温範囲を下回った場合には、コ
ンピュータ9がおむつ交換カート1の前面上部に備えら
れた水温インジケータ26を点灯させることにより、介
護人に水温状態を通知する。
【0019】注水管17の温水タンク16内における注
水口には、温水タンク16内部を洗浄するためのタンク
洗浄機21が設置されている。タンク洗浄機21は、具
備する回転機構により回転動作し、複数の吐出口から加
圧により水を飛散させるスプリンクラー式の洗浄機を用
いている。また、洗浄時においては、洗浄水として低温
な水を使用しており、これにより温水タンク16内を冷
却し雑菌の繁殖を防いでいる。洗浄水は温水タンク排水
口31より排水する。
【0020】温水タンク16内には、温水タンク16内
の温水を圧送し、シャワーヘッド24に温水を供給する
ポンプ22が搭載されている。ここで、ポンプ22、シ
ャワーホース23及びシャワーヘッド24間の構成は、
シャワーホース23の一端をポンプ4−bに接続し、シ
ャワーホース23の他端をシャワーヘッド24に接続し
た構成としており、ポンプ22から圧送される温水はシ
ャワーホース23を介してシャワーヘッド24に供給さ
れ、シャワーヘッド24から噴出される。また、他の実
施形態として、温水タンク16の外部にポンプ22を搭
載し、温水タンク16とポンプ22をパイプやホース等
で接続することにより、ポンプ22が温水タンク16か
ら温水を供給するよう構成してもよい。
【0021】また、シャワーを使用しないときは、シャ
ワーホース23はシャワーホースリール25により巻き
取ることができ、シャワーを使用する際には、介護人は
シャワーヘッド24を引くことによりシャワーホース2
3をおむつ交換カート1から引き出し、被介護人の側ま
でシャワーヘッド24を持ってくることができる。被介
護人を洗浄した後、再びシャワーホース23をシャワー
ホースリール25で巻き取らせるときには、ウエイトイ
ンジケータ42上部に設置されたシャワーホース巻取り
ボタン36を押すことによりシャワーホースリール25
を駆動させ、自動的に巻き取らせることが可能である。
また、シャワーホースリール25は、シャワーホース2
3の出し入れを円滑に行うため、ホース巻き巾を2レー
ン若しくはそれ以上とすることが好ましい。
【0022】おむつ交換カート1の上部前方には、介護
人がシャワーヘッド24から噴出する水が適温であるか
否かを判断するための試湯を受けるトップガーニッシュ
(水受け容器)27が備えられており、受けた試湯は底
部に形成される排水口から排水される。介護人は、シャ
ワーを使用する際に、まずトップガーニッシュ27で試
湯を受けながら水温を手で確認し、シャワーホース23
内部に残存する使い残しの冷水を出し切り、適温の温水
が噴出されるようになったことを確認した後に、シャワ
ーヘッド24を被介護人の側まで持ってきて被介護人の
体を洗浄する。
【0023】排水口から排水された試湯は、シャワード
リップパイプ28を流れてシャワードリップタンク29
に貯蔵される。このように、本実施形態では、介護人が
一旦手に当てた試湯をシャワードリップタンク29で受
けるように構成しているため、衛生管理上清潔さを保つ
ことができる。シャワードリップタンク29に貯蔵され
た水は、シャワードリップタンク排水口30から排水さ
れる。
【0024】また、シャワードリップタンク29と温水
タンク16とをパイプ接続し、タンク洗浄機21により
温水タンク16を洗浄するときに、その洗浄水でシャワ
ードリップタンク29内部も併せて洗浄するように構成
することも可能である。この場合、シャワードリップタ
ンク29から温水タンク16への水の逆流を防ぐため
に、上記パイプに逆止弁を取り付けることが好ましい。
【0025】さらに、シャワーヘッド24を着脱自在に
支持可能な形状のシャワーヘッドラック32がトップガ
ーニッシュ27の一部に設置されている。シャワーヘッ
ドラック32には、シャワーヘッド24の取り付け時に
おける接触部分に、シャワーヘッド24による押圧に応
じてオン/オフが切り替えられるスイッチが構成されて
いる。このスイッチがオンとなることによりポンプ22
は動作を停止し、温水タンク16からシャワーヘッド2
4へ温水が供給されなくなる。一方で、スイッチが解除
されると、ポンプ22は動作を開始し、温水タンク16
からシャワーヘッド24へ温水が供給されるようにな
る。
【0026】また、シャワーヘッド24は、シャワーヘ
ッド24の吐出口を開閉させる開閉スイッチを備え、こ
の開閉スイッチをオン/オフさせることによりシャワー
ヘッド24からの水の吐出を制御することができる。従
って、介護人が被介護人の体を洗浄しようとするとき
は、シャワーヘッド24をシャワーヘッドラック32か
ら取り外すことにより、ポンプ22が作動して温水が圧
送され、手元の開閉スイッチをオンにすることでシャワ
ーヘッド24から温水を吐出させることができる。その
一方で、シャワーの使用を終えるときは、介護人がシャ
ワーヘッド24をシャワーヘッドラック32に戻すこと
によりポンプ22の動作を停止させ、開閉スイッチをオ
フにすることでシャワーヘッド24からの温水の吐出を
停止させることができる。
【0027】また、本おむつ交換カート1には、電子計
量器11の上方におむつパック機33が搭載されてお
り、使用済みのおむつ及び/又はおむつパッドを自動的
にポリ袋等でパックすることができる。即ち、介護人が
使用済みのおむつ等をこのおむつパック機33の投入す
ると、おむつパッド機33は、ローラによりポリ袋でお
むつ等をパッケージし、これにより異臭の漏れを無くす
と共に、パッケージ時にはローラの圧力が加わるため廃
棄物を小型化することができる。
【0028】おむつパック機33によりパッケージされ
たおむつ等は、電子計量器11上に投下され、自動的に
重量が計量された後、押し出し手段により電子計量器1
1上から押し出され、シュート34を介して使用済みボ
ックス35に投入落下される。ここで、上記押し出し手
段は、電動若しくは空圧制御等により作動するイジェク
ターで構成してもよい。
【0029】電子計量器11で計量された重量データは
コンピュータ9に送信され、コンピュータ9にて集計さ
れる。コンピュータ9は、電子計量器8から取得する重
量データを集計することによりこれまでの重量データの
累積値を求め、その値が所定の値を超過したか否かを判
断する。その結果、コンピュータ9は、重量データの累
積値が所定の値を超過した場合は、使用済みボックス3
5が適正重量で廃棄物を収納されたと判断し、トップガ
ーニッシュ27の外面に設けられたウエイトインジケー
タ42を点灯させて介護人にその旨を通知する。これに
より、介護人には使用済みボックス35が適正重量とな
ったことが通知され、使用済みボックス35の過剰な廃
棄物の積載を回避することができ、業務終了時等、おむ
つ交換カート1から使用済みボックス35を取り出す際
における介護人に与える身体的負担を軽減することがで
きる。また、ウエイトインジケータ42の点灯に併せて
チャイムによる通知手段を備えてもよい。
【0030】尚、本実施形態では、コンピュータ9が重
量データの集計処理を行うように構成しているが、同様
のプログラムを電子計量器8にインストールし、電子計
量器8一台で上記の処理を行うように構成してもよい。
また、パッケージされたおむつ及びおむつパッドの平均
的な重量を予め設定しておき、電子計量器8上に投下さ
れたパックの数を検出して、その検出数と予め設定され
た重量を乗算することにより、使用済みボックス35内
の廃棄物の重量を算出するように構成することもでき
る。
【0031】さらに、本実施形態では、使用済みボック
ス35をおむつ交換カート1から取り出す際に介護人に
与える身体的負担の軽減に考慮して、ボックス積み換え
用スライドローラ43をおむつ交換カート1内の下部前
方に固定設置している。即ち、使用済みボックス35を
このボックス積み換え用スライドローラ43上に載置
し、使用済みボックス35の取り出し時には、ボックス
積み換え用スライドローラ43において列設される複数
の回転ローラ上を使用済みボックス35が移動可能なよ
うにしている。
【0032】また、おむつ交換カート1は、後部から電
源コード44を引き出せる構成となっており、この電源
コード44を外部電源に接続することによりおむつ交換
カート1に搭載する各装置に電力を供給することができ
る。さらに、本実施形態では、電源コード44が外部電
源に接続された状態でおむつ交換カート1が移動してし
まうという事故を防ぐために、電源コード44が接続さ
れた状態では車輪をロックするように構成している。即
ち、本実施形態のおむつ交換カート1は、検知手段によ
り電源コード44が完全に巻き戻ったことを検知する
と、車輪をロックするように制御し、電源コード44が
それ以外の状態であるときは車輪のロックを解除するよ
うに制御する。
【0033】さらに、本実施形態のおむつ交換カート1
は、その重量バランスを保つために温水タンク16と使
用済みボックス35のレイアウトに工夫した構成となっ
ている。使用済みボックス35は、おむつ交換を重ねる
ことによって徐々に重くなり、一方で始動時には温水タ
ンク16は最も重い状態にある。そこで、おむつ交換カ
ート1底部の後方隅付近に設けられた後輪の上方、或い
は、後輪より内側に温水タンク16を設置し、おむつ交
換カート1底部の前方隅付近に設けられた前輪より内側
に使用済みボックス35を設置した構成とし、おむつ交
換カート1全体の重量バランスを保つようにしている。
【0034】また、本実施形態のおむつ交換カート1
は、図2に示すように、ボックス積み換え用スライドシ
ート43上に使用済みボックス35を左右に2つ載置し
ており、一方の使用済みボックス35が廃棄物で満たさ
れた場合は、他方の使用済みボックス35を使用するこ
とができる構成となっている。
【0035】図3は、他の実施形態におけるおむつ交換
カート1の概略構成を側方から示した図である。図1及
び図3において同一部品については同一符号を付してい
る。図1に示した実施形態と異なる点は、おむつ交換カ
ート1の前方上部に使用済みおむつ等を廃棄する廃棄口
45を設け薬剤トレー6をその後方に配置すると共に、
おむつパック機33を使用せず電子計量器8を薬剤トレ
ー6の右若しくは左下方に搭載した構成としたことにあ
る。従って、介護人は本実施形態のおむつ交換カート1
を使用した場合、手作業により使用済みのおむつ等をパ
ッケージし、電子計量器8上に載せてその重量を計測し
た後、使用済みボックス35に廃棄口45から投入す
る。また、手作業により使用済みおむつ等をパッケージ
する際には、開口部に粘着シールを有するシーラー付き
ポリ袋46を用いるのが異臭の漏れを防止する等、衛生
面でも好適である。
【0036】図4は、使用済みボックス35の取り出し
時における動作とその動作に係わるおむつ交換カート1
の構成を詳細に示した図である。図4に示すように、本
実施形態のおむつ交換カート1は、上記のように前方下
部に固定設置されたボックス積み換え用スライドローラ
43と、おむつ交換カート1と他のカート等を橋渡し
し、おむつ交換カート1から他のカートに使用済みボッ
クス35を移動させるための折り畳みブリッジ37とを
備えている。
【0037】ボックス積み換え用スライドローラ43
は、ベース38上に複数の回転ローラ39を列設して構
成される。折り畳みブリッジ37は、ボックス積み換え
用スライドローラ43の至近位置において回転機構によ
り回動可能に支持されたベース40上に、回転ローラ3
9と同一方向に複数の回転ローラ41を列設して構成さ
れる。また、この折り畳みブリッジ37は、上記回転機
構により開閉自在なものであるが、開状態においては、
使用済みボックス35の移動が円滑となるよう、ボック
ス積み換え用スライドローラ43と同一の高さで且つ水
平な状態で保持される。一方で、閉状態においては、美
観を保つためボディフロントカバー2と面一状態で保持
される。さらに、ボディフロントカバー2は、おむつ交
換カート1内部から使用済みボックス35を取り出せる
ように、例えば、スライド方式により上下に開閉可能な
構造となっている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、シャワーヘッドから噴出される水を水受け容
器で受けることができ、水受け容器で受けた水を排水タ
ンクで貯蔵するように構成したので、介護人はシャワー
ヘッドから噴出される水の温度を水受け容器上で確認す
ることができ、また、その排水を個別に設けられた排水
タンクで貯蔵するため、例えば温水タンク内の温水と混
ざるようなことがなく衛生管理上の品質を維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるおむつ交換カート
の概略構成を側方から示した図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるおむつ交換カート
の構成を具体的に示した図である。
【図3】本発明の他の実施形態におけるおむつ交換カー
トの概略構成を側方から示した図である。
【図4】使用済みボックスの取り出し時における動作と
その動作に係わるおむつ交換カート1の構成を詳細に示
した図である。
【符号の説明】
1 おむつ交換カート 2 ボディサイドカバー 3 ボディフロントカバー 4 ボディリアカバー 5 サイドポケット 6 薬剤トレー 7 予備薬剤スペース 8 電子計量器 9 コンピュータ 10 電子機器コンパーメントカバーA 11 電子機器コンパーメントカバーB 12 電子機器コンパーメント 13 メインスイッチ 14 カートハンドル 15 ブレーキ 16 温水タンク 17 注水管 18 加熱装置 19 水位計 20 水温計 21 タンク洗浄機 22 ポンプ 23 シャワーホース 24 シャワーヘッド 25 シャワーホースリール 26 水温インジケータ 27 トップガーニッシュ 28 シャワードリップパイプ 29 シャワードリップタンク 30 シャワードリップタンク排水口 31 温水タンク排水口 32 シャワーヘッドラック 33 おむつパック機 34 シュート 35 使用済みボックス 36 シャワーホース巻取りボタン 37 折り畳みブリッジ 38、40 ベース 39、41 回転ローラ 42 ウエイトインジケータ 43 ボックス積み換え用スライドローラ 44 電源コード 45 廃棄口 46 シーラー付きポリ袋(使用済みおむつ等包装済
み)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被介護人が着用するおむつ及び/又はお
    むつパッドを収容するおむつ交換カートであって、 被介護人の体を洗浄するための温水を貯蔵する温水タン
    クと、 当該温水タンク内の温水を給水するためのシャワーホー
    スと、 当該シャワーホースに接続され、当該シャワーホースよ
    り給水される温水を噴出するシャワーヘッドと、 底部に排水口が形成され、当該シャワーヘッドより噴出
    される温水を受ける水受け容器と、 当該排水口からの排水を貯蔵する排水タンクとを有する
    ことを特徴とするおむつ交換カート。
  2. 【請求項2】 前記温水タンク内部に設置され、回転し
    ながら散水することにより前記温水タンク内を洗浄する
    洗浄手段を有することを特徴とする請求項1記載のおむ
    つ交換カート。
  3. 【請求項3】 前記温水タンク内の温水を前記シャワー
    ホースを介して前記シャワーヘッドへ圧送するポンプ
    と、 前記シャワーヘッドを着脱自在に支持し、前記シャワー
    ヘッドの着脱に応じてオン/オフが切り替えられるスイ
    ッチを備えるシャワーヘッドラックとを有し、 当該ポンプは、当該スイッチがオンされることにより温
    水の圧送を停止し、当該スイッチがオフされることによ
    り温水を圧送するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のおむつ交換カート。
  4. 【請求項4】 使用済みのおむつ及び/又はおむつパッ
    ドの重量を計量する 計量手段と、当該計量手段により計量される重量を集計
    すると共に、当該集計結果が所定値以上となったか否か
    を判断する情報処理手段と、 当該情報処理手段の制御により当該集計結果が当該所定
    値以上となったことを通知する通知手段とを有すること
    を特徴とする請求項1記載のおむつ交換カート。
  5. 【請求項5】 前記おむつ交換カートの所定部位に固定
    され、第1ベース上に複数の回転ローラを列設して成る
    第1スライドローラと、 当該第1スライドローラ上に載置され、使用済みのおむ
    つ及び/又はおむつパッドを収納する収納ボックスと、 当該第1スライドローラの至近位置で回動可能に支持さ
    れた第2ベース上に、当該第1スライドローラの回転ロ
    ーラと同一方向に複数の回転ローラを列設して成る第2
    スライドローラとを有し、 当該第2スライドローラは、当該第1スライドローラと
    略同一の高さで且つ略水平な状態で開状態が保持される
    ことを特徴とする請求項1記載のおむつ交換カート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104606015A (zh) * 2015-01-19 2015-05-13 韦丽 卧床患者辅助清洗装置
CN106836390A (zh) * 2017-01-22 2017-06-13 王丽 一种新型产科助产清洁装置

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CN104606015A (zh) * 2015-01-19 2015-05-13 韦丽 卧床患者辅助清洗装置
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