JP2003135402A - 眼科撮影装置 - Google Patents

眼科撮影装置

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JP2003135402A
JP2003135402A JP2001340665A JP2001340665A JP2003135402A JP 2003135402 A JP2003135402 A JP 2003135402A JP 2001340665 A JP2001340665 A JP 2001340665A JP 2001340665 A JP2001340665 A JP 2001340665A JP 2003135402 A JP2003135402 A JP 2003135402A
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light
fixation target
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fundus
liquid crystal
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JP2001340665A
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Kazuhiro Matsumoto
和浩 松本
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明光量に連動して固視目標の明るさを調整
し、容易かつ確実に眼科撮影を行う。 【解決手段】 テレビモニタ21で観察した眼底像E
r’が暗い場合には、調光手段27のスイッチ27aを
操作する。スイッチ27aへの入力を検知した制御回路
23は、観察光源18に印加する電圧を増強する。同時
に、液晶表示部11のバックライト12に流す電流を増
加し、固視目標の輝度を大きくする。また、眼底像E
r’が明るい場合には、スイッチ27bを操作する。ス
イッチ27bへの入力を検知した制御回路23は、観察
光源18に印加する電圧を減少し、液晶表示部11のバ
ックライト12に流す電流を減少し、固視目標の輝度を
小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼科医院等におい
て用いられる眼科撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、眼底カメラは撮影レンズを介して
被検者の被検眼に固視目標を提示する内部固視目標を有
し、可動部分を設けなくとも被検者の視線を任意の方向
に誘導できるように、内部固視目標は液晶表示部を用い
て構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例における眼科撮影装置の液晶表示部はコントラス
トがあまり高くなく、固視目標を明るくするために背面
の照明光を明るくすると、背景の部分まで明るくなり、
逆に固視目標の視認性が低下する。そのため、良好に固
視できる調光範囲は極めて狭いという問題点がある。
【0004】また、被検眼の眼底像を撮像するテレビカ
メラは、近赤外の波長域に高い感度を有しており、被検
眼に入射する光エネルギを少なくするために照明には近
赤外波長域の光を使用する。しかし、被検者にとって、
この波長帯域の光は眩しくないものの僅かに明るさを感
じる。即ち、眼底像を適切に観察可能とするために、こ
の眼底照明光源を調光する場合があるが、この照明光量
を増加させると固視目標が見難くなるという問題点があ
る。
【0005】更に、近年の撮像手段の感度の向上は目覚
しく、微量の照明光で眼底を観察できるため、可視光観
察をしながら眼底を撮影することも可能であるが、可視
光照明のなかでは内部固視目標の視認性が低下するとい
う問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
照明光量に連動して固視目標の明るさを制御し、容易か
つ確実に撮影できる眼科撮影装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼科撮影装置は、調光制御可能な光源
と、該光源の発光光量を調光する調光手段と、前記光源
からの光を対物レンズを介して被検眼の眼底に導く眼底
照明光学系を有する眼底照明手段と、前記対物レンズを
通して被検者の視線を複数の位置に誘導する固視目標提
示手段と、前記光源の発光量に連動して前記固視目標の
輝度を調光する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本実施の形態における眼底
カメラの構成図を示しており、被検眼Eの前方には、対
物レンズ1、撮影絞り2aを有する孔あきミラー2、光
軸上を移動可能なフォーカスレンズ3、撮影レンズ4、
光路分岐プリズム5を順次に配列する。光路分岐プリズ
ム5の反射方向には、レンズ6、ミラー7、レンズ8、
色分解プリズム9、撮像素子10を順次に配列し、色分
解プリズム9の各分光方向に撮像素子10r、10b、
10gを配置する。色分解プリズム9は赤外光及び赤色
光を撮像素子10rに、青色光を撮像素子10bに、緑
色光を撮像素子10gに導くようになっている。
【0009】また、内部固視目標提示手段として光路分
岐プリズム5の透過方向には、内部固視目標として機能
する液晶表示部11、バックライト12を順次に配置す
る。
【0010】孔あきミラー2への入射方向の眼底照明手
段としては、リレーレンズ13、リング状の開口を有す
る絞り14、閃光を発するストロボ光源15、光路に挿
脱自在な可視光を遮断し赤外光を透過する波長選択フィ
ルタ16、コンデンサレンズ17、可視光及び赤外光の
定常光を発するハロゲンランプ等から成る観察光源18
を順次に配列している。
【0011】眼底撮像手段として、撮像素子10b、1
0r、10gの出力は、信号増幅回路19を介して画像
記録制御回路20に接続する。この画像記録制御回路2
0にはテレビモニタ21、画像記録手段22、制御回路
23を接続する。画像記録手段22はMO、MD、DV
D−RAM、VTRテープ、ハードディスク等の外部か
ら電力供給がなくとも、記憶を保持可能な記録媒体Dへ
の書き込み又は読み出しを行うドライブ装置である。
【0012】また制御回路23には、液晶表示部11、
観察光源18、撮影スイッチ24、固視目標提示位置を
操作するためのスイッチ25a〜25dを有する操作手
段25、ストロボ光源15を発光させるためのストロボ
発光制御回路26、観察光源18による観察光量を調光
するためのスイッチ27a、27bと表示部27cを有
する調光手段27を接続する。
【0013】図2は液晶表示部11の概略図を示し、光
の透過、遮断を制御可能なセルをマトリックス状に配置
している。液晶表示部11の透過部分11aを介してバ
ックライト12の光が被検眼Eに見え、遮光部分11b
からの光は殆ど見えないので、固視目標として機能す
る。撮影者は操作手段25のスイッチ25a〜25dを
操作することにより、透過部分11aつまり固視目標の
位置を移動することにより、被検者の視線を任意の位置
に誘導することができる。
【0014】作動時に、観察光源18を発した光束はコ
ンデンサレンズ17により集光され、波長選択フィルタ
16により赤外光のみを透過し、ストロボ光源15、リ
ング状開口を有する絞り14の開口を通過し、リレーレ
ンズ13を通り、孔あきミラー2の周辺部により左方に
反射され、対物レンズ1、被検眼Eの瞳孔Epを介して
眼底Erを照明する。
【0015】このように赤外光で照明された眼底Erの
反射像は、再び対物レンズ1、撮影絞り2a、フォーカ
スレンズ3、撮影レンズ4を通り、光路分岐プリズム5
により上方に反射される。光分岐プリズム5により反射
された反射像はレンズ6を通りミラー7により左方に反
射され、レンズ8を介して色分解プリズム9に入射する
ことにより、赤色赤外光用の撮像素子10rに結像し、
電気信号に変換される。この電気信号は信号増幅回路1
9を介して所定の増幅率に増幅された後に、画像制御回
路20を介してテレビモニタ21に表示される。
【0016】図3(a)、(b)はテレビモニタ21に
表示された眼底像Er’を示している。テレビモニタ2
1上には、操作手段25によって指示された固視目標位
置に対応した位置に、固視マークMa、Mbがキャラク
タ表示される。固視マークMa、Mbは内部固視目標の
位置に対応した位置を示している。
【0017】即ち、被検眼Eが左眼の場合には、先ず図
3(a)に示す位置に液晶表示部11の透過部分11a
による固視目標を提示する。もう少し乳頭側を撮影した
い場合には、操作手段25のスイッチ25bを操作して
液晶表示部11の透過部分11aを変更することによ
り、図3(b)に示す位置に固視目標を提示する。
【0018】液晶表示部11のコントラストはあまり高
くなく、10対1程度である。つまり、液晶表示部11
の透過部分11aを透過する部分の明るさを10とする
と、本来遮光されている遮光部分11bにも1程度の明
るさがある。従って、バックライト12の明るさを明る
くしても、コントラストは向上せず視認性は向上しな
い。更に、バックライト12を明るくし過ぎると、背景
に格子状の液晶パターンの模様が強く現れるため、固視
目標の視認性は逆に低下してしまい、この格子状に見え
る背景光は見えないほうが望ましい。
【0019】テレビカメラの感度は図4に示すように4
00〜1000nmの波長域にあるものの、長波長帯域
に向けて次第に感度は低下している。従って、できるだ
け短波長帯域を用いた方が照明の効率が良い。
【0020】一方、被検者にとっては視感度の殆どなく
なるOBLに示す780nm付近の波長帯域の光を眼底
照明に利用する方が、固視目標の視認性が向上する。し
かし、この780nm付近の波長帯域においても、個人
差はあるものの全く視感度がないのでわけではないた
め、被検者はぼやっとした近赤外の波長帯域の背景光を
感ずる。
【0021】つまり、固視目標のコントラストは、バッ
クライト12から発した液晶表示部11の遮光部分11
bを透過した光と、観察光源18から発した近赤外波長
域の眼底照明光とにより形成される背景光により決定さ
れる。従って、液晶表示部11の格子が見えない程度に
明るくバックライト12の光量を調光することにより、
固視目標の視認性を向上することができる。
【0022】即ち、撮影者はこのテレビモニタ21に映
った眼底像Er’を見ながら、図示しない駆動手段を用
いて被検眼Eとの位置合わせを行い、フォーカスレンズ
3を駆動してピント合わせ及び撮影範囲の確認を行う。
更に、テレビモニタ21に映る眼底像Er’の明るさが
適切でない場合には、調光手段27を操作して観察光源
18の調光を行う。つまり、調光手段27のスイッチ2
7aを操作すると光量は増加し、スイッチ27bを操作
すると光量は減少する。また、表示部27cには、観察
光量に相当する数字(0〜14)が表示され、撮影者は
この表示手段を見ることにより、観察光量を知ることが
できる。
【0023】表1はこの表示部27cに表示される観察
光量と、観察光源18に印加される電圧と、バックライ
ト12を構成するLEDに流す電流の関係を示してい
る。
【0024】 表1 表示部27aで 光源18に印加 バックライト12 表示される数字 する電圧(V) に流す電流(mA) 0 0 20 1 1 20 2 2 20 3 3 20 4 4 30 5 5 40 6 6 50 7 7 60 8 8 70 9 9 80 10 10 90 11 11 100 12 12 110 13 13 120 14 14 130
【0025】即ち、眼底像Er’が暗い場合にスイッチ
27aを操作すると、スイッチ27aへの入力を検知し
た制御回路23は、調光手段27の表示部27cの光量
を表示する数字を増加させ、更に観察光源18に印加す
る電圧を増加する。同時に、液晶表示部11のバックラ
イト12であるLED等に流す電流を増加し、固視目標
の輝度を増加させる。
【0026】これにより、被検者は観察光源18の光量
が増加したことに伴い、背景が赤く明るくなるが、固視
目標の輝度も明るくなるので、固視目標の視認性は損な
われない。
【0027】また、眼底像が明るい場合にはスイッチ2
7bを操作する。スイッチ27bへの入力を検知した制
御回路23は、光量を表示する表示部27cの数字を減
少し、更に観察光源18に印加する電圧を減少する。同
時に、液晶表示部11のバックライト12に流す電流を
減少させ、固視目標の輝度を減少する。
【0028】これにより、被検者は観察光源18の光量
が減少したことに伴い、背景が暗くなるが、固視目標の
輝度も暗くなるので、液晶のパターンである格子模様が
目立つことがなく、固視目標の視認性は損なわれない。
【0029】観察光源18の背景光は一定光量以下であ
れば極めて微量であり、更に観察光源18を消灯した場
合においても、バックライト12を消灯して固視目標を
なくすと被検者の固視が不安定になるため、バックライ
ト12に流す電流は一定レベルに保持する。
【0030】撮影者はテレビモニタ21に映った眼底像
Er’を観察し、図示しない駆動手段を用いて被検眼E
との位置合わせを行い、フォーカスレンズ3を駆動しピ
ント合わせ及び撮影範囲の確認を行う。そして、撮影範
囲、位置、ピント合わせが良好であることを確認した後
に、撮影スイッチ24を操作し静止画撮影を行う。
【0031】撮影スイッチ24への操作を検知した制御
回路23は、ストロボ発光制御回路26によりストロボ
光源15を発光する。ストロボ光源15を発した光は絞
り14の開口を通過し、レンズ13を通り孔あきミラー
2の周辺のミラ一部により左方に反射され、対物レンズ
1、被検眼Eの瞳孔Epを介して眼底Erを照明する。
【0032】このように照明された眼底像は、再び対物
レンズ1、撮影絞り2a、フォーカスレンズ3、撮影レ
ンズ4を通り、光路分岐プリズム5により上方に反射さ
れ、レンズ6を通りミラー7により左方に反射されて、
レンズ8を通り色分解プリズム9に入射して分光され、
撮像素子10r、10b、10gに結像し電気信号に変
換される。この電気信号は信号増幅回路19を介して所
定の増幅率に増幅され、画像制御回路20に入力され、
固視目標の提示位置情報と共に画像記録手段22により
記録媒体Dに記録され、テレビモニタ21に表示され
る。
【0033】また、上述の実施の形態においては、眼底
を赤外観察する場合について述べたが、図1の波長選択
フィルタ16を光路外に離脱すると、眼底Erには可視
光が照射され、前記と同様な構成で眼底をカラー観察で
きる。被検者は多少眩しさを感ずるが、撮像手段の感度
が高いため強く縮瞳しない程度の光量で観察できる。
【0034】このような構成の場合には、観察照明光を
増減することにより、内部固視目標の視認性は変化する
が、観察光の光量に連動して固視目標の明るさも調光す
ることにより、視認性を一定に保つことができる。この
ように被検眼Eに可視光を照射する場合には、先の実施
の形態に述べた液晶表示部11に代えて、LEDをマト
リックス上に配置したデバイスを用いた方が高い輝度が
得られ、視認性は向上する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科撮
影装置は、観察光源の発光光量に連動して、固視目標の
発光輝度を制御するようにしたため、照明効率の良い波
長帯域を使いながら、最適な視認性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る眼底カメラの構成図であ
る。
【図2】液晶固視目標の正面図である。
【図3】テレビモニタに写る眼底像と固視マークの説明
図である。
【図4】テレビカメラの分光感度のグラフ図である
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 孔あきミラー 5 光路分岐プリズム 9 色分解プリズム 10 撮像素子 11 液晶表示部 12 バックライト 15 ストロボ光源 18 観察光源 19 信号増幅回路 20 画像記録制御回路 21 テレビモニタ 22 画像記録手段 23 制御回路 24 撮影スイッチ 25 操作手段 26 ストロボ発光制御回路 27 調光手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調光制御可能な光源と、該光源の発光光
    量を調光する調光手段と、前記光源からの光を対物レン
    ズを介して被検眼の眼底に導く眼底照明光学系を有する
    眼底照明手段と、前記対物レンズを通して被検者の視線
    を複数の位置に誘導する固視目標提示手段と、前記光源
    の発光量に連動して前記固視目標の輝度を調光する制御
    手段とを有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記眼底照明光は近赤外光であり、前記
    固視目標は液晶表示部とその照明光源であることを特徴
    とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記固視目標の輝度を前
    記眼底照明光源の明るさが基準値よりも明るい場合に連
    動して制御することを特徴とする請求項1に記載の眼科
    撮影装置。
JP2001340665A 2001-11-06 2001-11-06 眼科撮影装置 Pending JP2003135402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2111785A1 (en) 2008-04-22 2009-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Fundus camera
JP2011250961A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Canon Inc 眼科撮影装置及びその制御方法

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EP2111785A1 (en) 2008-04-22 2009-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Fundus camera
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