JP2003134847A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003134847A
JP2003134847A JP2001329921A JP2001329921A JP2003134847A JP 2003134847 A JP2003134847 A JP 2003134847A JP 2001329921 A JP2001329921 A JP 2001329921A JP 2001329921 A JP2001329921 A JP 2001329921A JP 2003134847 A JP2003134847 A JP 2003134847A
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JP
Japan
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drive
voltage
transformer
drive voltage
driving
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JP2001329921A
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English (en)
Inventor
Shinji Makimura
紳司 牧村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲温度が変化してもスイッチング素子に充分
な駆動電圧を与えることができて高効率な電源装置を提
供する。 【解決手段】駆動電圧可変手段は、直流電源回路11の
出力端間に抵抗R11及びツェナーダイオードZD1が
直列に接続され、駆動トランスT24の3次巻線n3に
ツェナーダイオードZD1、抵抗R10並びにコンデン
サC10が互いに並列に接続されてなり、ツェナー電圧
V1を駆動トランスT24の3次巻線n3に印加してい
る。周囲温度Tの上昇に伴ってツェナーダイオードZD
1のツェナー電圧V1も上昇するので、駆動トランスT
24の温度特性によるゲート・ソース間電圧Vgsの低
下をツェナー電圧V1の上昇で補償あるいは抑制するこ
とができる。従って、周囲温度Tが上昇してもスイッチ
ング素子Q2の駆動電圧が不足することが無く、充分な
駆動電圧を与えることができて効率の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電源装置としては、図9に示すも
のがある(特開平11−273888号公報参照)。こ
の従来例は、直流電源回路11の直流出力を高周波出力
に変換するインバータ回路23と、インバータ回路23
のスイッチング素子Q1,Q2を駆動する駆動回路24
と、透光性のガラスバルブまたは内面に蛍光体が塗布さ
れたガラスバルブ内に不活性ガスや金属蒸気等の放電ガ
スを封入した無電極放電灯La及びこの無電極放電灯L
aの近傍に配置された誘導コイルL1により構成される
負荷回路16と、インバータ回路23の出力インピーダ
ンスと負荷回路16の入力インピーダンスをマッチング
させるマッチング回路27とを備えている。
【0003】インバータ回路23は、直流電源回路11
の出力端間に直列接続された二つのスイッチング素子
(MOSFET)Q1,Q2と、スイッチング素子Q
1,Q2の接続点と誘導コイルL1のローサイドでない
上端との間に直列接続された共振要素インダクタL23
1及びコンデンサC231とにより構成され、誘導コイ
ルL1に高周波電力を供給するものである。このインバ
ータ回路23は、いわゆるD級増幅回路になっている。
【0004】駆動回路24は、直流電源回路11の出力
端間に直列接続されたイングクタL241及びスイッチ
ング素子(MOSFET)Q241と、例えば水晶振動
子等により構成され、高周波の交流電力を発生してスイ
ッチング素子Q241のゲートに供給する発振回路24
1と、スイッチング素子Q241のソース・ドレイン間
に並列接続されるコンデンサC241と、このコンデン
サC241の両端に直列接続されるコンデンサC24
2,C243と、コンデンサC243の両端に並列接続
される1次巻線n1、スイッチング素子Q1のゲートと
スイッチング素子Q1,Q2の接続点との間に接続され
る2次巻線n2、及びスイッチング素子Q2のゲートと
直流電源回路11の両出力端子のローサイドとの間に接
続される3次巻線n3を有する駆動トランスT24とに
より構成され、いわゆるC級増幅回路になっている。す
なわち、発振回路241からの信号がC級増幅され、駆
動トランスT24を介してインバータ回路23のスイッ
チング素子Q1,Q2のゲート・ソース間端子に正弦波
状の高周波の交流電圧が印加されるようにしている。
【0005】マッチング回路27は、誘導コイルL1に
並列接続されるコンデンサC271により構成され、誘
導コイルL1とインバータ回路23の両方のインピーダ
ンスを整合して、点灯時に、インバータ回路23からの
高周波電力を誘導コイルL1に効率良く伝達させるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各スイッチ
ング素子Q1,Q2のゲート・ドレイン間には浮遊容量
C1が存在するため、ゲートから見た入力容量がスイッ
チング素子Q1,Q2の出力側の回路からの影響を受け
易く、上記従来例ではローサイドのスイッチング素子Q
2と並列に負荷回路16が接続されていることからロー
サイドのスイッチング素子Q2の見かけの入力容量がハ
イサイドのスイッチング素子Q1に比べて大きくなって
しまう。したがって、スイッチング素子Q1,Q2のゲ
ート・ソース間に駆動電圧が印加されて同等の電荷が与
えられた場合、特にローサイドのスイッチング素子Q2
に印加されるゲート・ソース間電圧が若干低くなってし
まう。しかも、上記従来例のように負荷が無電極放電灯
Laの場合、インバータ回路23を数百kHz〜数百M
Hzの高周波で動作させるために浮遊容量の影響をうけ
易く、とりわけローサイドのスイッチング素子Q2のゲ
ート・ソース間電圧が顕著に低減していた。
【0007】一方、このような現象を回避するために、
例えば駆動トランスT24の1次巻線n1に印加する電
圧を増加させてスイッチング素子Q1,Q2のゲート・
ソース間電圧を増大させようとした場合、駆動回路24
における回路損失が増大して効率が低減するという不具
合が生じてしまう。さらに、駆動トランスT24に用い
られるフェライトコアが温度特性を有するため、駆動ト
ランスT24の周囲温度Tの変化に対して、図10に示
すようにスイッチング素子Q1,Q2のゲート・ソース
間電圧Vgsが山形の特性を有することになる。
【0008】したがって、仮に常温T1時にゲート・ソ
ース間電圧Vgsがピーク値となるように設定したとし
ても、周囲温度Tが常温T1よりも高温側又は低温側に
変化するとゲート・ソース間電圧Vgsがピーク値から
減少するため、特にローサイドのスイッチング素子Q2
において駆動電圧(ゲート・ソース間電圧Vgs)が不
足し易く、また、高温時には熱破壊し易いという問題が
あった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、周囲温度が変化してもスイッチング
素子に充分な駆動電圧を与えることができて高効率な電
源装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、直列接続された一対のスイッチ
ング素子を具備し、各スイッチング素子を交互にスイッ
チングすることで直流電力を高周波電力に変換して負荷
に供給する電力変換手段と、一対のスイッチング素子の
制御端子にそれぞれ2次側が接続された駆動トランスを
具備し駆動トランスの2次側に誘起される駆動電圧で各
スイッチング素子を駆動する駆動手段と、少なくとも負
荷と並列的に接続された方のスイッチング素子の制御端
子に与える駆動電圧を駆動トランスの周囲温度に応じて
可変する駆動電圧可変手段とを備えたことを特徴とし、
周囲温度が変化してもスイッチング素子に充分な駆動電
圧を与えることができて効率の向上が図れる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、駆動電圧可変手段は、駆動トランスの2次側電圧の
基準電位を増減することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、駆動電圧可変手段は、駆動トランスと略等しい温度
環境下に置かれる定電圧素子を用いて基準電位を増減す
ることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、駆動電圧可変手段は、駆動トランスと略等しい温度
環境下に置かれるサーミスタを用いて基準電位を増減す
ることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、駆動電圧可変手段は、駆動トランスの2次側電圧を
可変することを特徴とする。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、駆動トランスの2次側に巻数の異なる複数の2次巻
線が設けられ、駆動電圧可変手段は、スイッチング素子
の制御端子に接続する2次巻線を切り換えることを特徴
とする。
【0016】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、駆動電圧可変手段は、少なくとも駆動
トランスの周囲温度の上昇に応じて駆動電圧を増大させ
ることを特徴とする。
【0017】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、駆動電圧可変手段は、駆動トランスの周囲温度の下
降に応じて駆動電圧を増大させることを特徴とする。
【0018】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、スイッチング素子をシールドする導電
性シールド板を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項10の発明は、上記目的を達成する
ために、直列接続された一対のスイッチング素子を具備
し、各スイッチング素子を交互にスイッチングすること
で直流電力を高周波電力に変換して負荷に供給する電力
変換手段と、一対のスイッチング素子の制御端子にそれ
ぞれ2次側が接続された駆動トランスを具備し駆動トラ
ンスの2次側に誘起される駆動電圧で各スイッチング素
子を駆動する駆動手段と、少なくとも負荷と並列的に接
続された方のスイッチング素子の制御端子に与える駆動
電圧を少なくとも駆動トランスの周囲温度の上昇に応じ
て増大する駆動電圧可変手段とを備え、駆動電圧可変手
段は、駆動トランスの2次側電圧の基準電位を増減する
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1に本実施形態
の回路図を示す。但し、本実施形態の基本的な構成並び
に動作は従来例と共通であるので、共通する構成要素に
は同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴
となる構成についてのみ説明する。
【0021】本実施形態は、負荷回路16と並列的に接
続されたローサイドのスイッチング素子Q2の制御端子
に与える駆動電圧を駆動トランスT24の周囲温度Tに
応じて可変する駆動電圧可変手段を備えた点に特徴があ
る。
【0022】本実施形態における駆動電圧可変手段は、
直流電源回路11の出力端間に抵抗R11及び定電圧素
子であるツェナーダイオードZD1が直列に接続され、
駆動トランスT24の3次巻線n3にツェナーダイオー
ドZD1、抵抗R10並びにコンデンサC10が互いに
並列に接続されてなり、ツェナーダイオードZD1のツ
ェナー電圧V1を抵抗R10及びコンデンサC10を介
して駆動トランスT24の3次巻線n3に印加してい
る。但し、ツェナーダイオードZD1はそのツェナー電
圧V1が図2に示すような正の温度特性を有し、駆動ト
ランスT24と周囲温度が等しい環境下(以下、「同室
環境」と呼ぶ)に置かれる。
【0023】而して、従来例では駆動トランスT24の
周囲温度Tの上昇に伴ってスイッチング素子Q1,Q2
のゲート・ソース間電圧Vgsが低下するが、本実施形
態では周囲温度Tの上昇に伴ってツェナーダイオードZ
D1のツェナー電圧V1も上昇するので、駆動トランス
T24の温度特性によるゲート・ソース間電圧Vgsの
低下をツェナー電圧V1の上昇で補償あるいは抑制する
ことができる。従って、周囲温度Tが上昇してもスイッ
チング素子Q2の駆動電圧(ゲート・ソース間電圧Vg
s)が不足することが無く、スイッチング素子Q2に充
分な駆動電圧を与えることができて効率の向上が図れ
る。
【0024】(実施形態2)図3に本実施形態の回路図
を示す。但し、本実施形態の基本的な構成並びに動作は
従来例並びに実施形態1と共通であるので、共通する構
成要素には同一の符号を付して説明を省略し、本実施形
態の特徴となる構成についてのみ説明する。
【0025】本実施形態における駆動電圧可変手段は、
ツェナー電圧V1が正の温度特性を有するツェナーダイ
オードZD1と、ツェナー電圧V1が負の温度特性を有
するツェナーダイオードZD2とをスイッチ素子SWで
切り換えて抵抗R11に接続する点が実施形態1と異な
っている。また、2つのツェナーダイオードZD1,Z
D2は駆動トランスT24と同室環境に置かれ、この同
室環境下の温度Tを検出してスイッチ素子SWを切り換
える制御回路14が設けられている。
【0026】さらに本実施形態では、図4に示すように
ノイズ低減のために直流電源回路11、高周波回路23
並びに駆動回路24を導電性シールドケース30内に収
納し、スイッチング素子Q1,Q2の発する熱を導電性
シールドケース30に放熱させるようにしている。但
し、スイッチング素子Q1,Q2から発生するスイッチ
ングノイズが導電性シールドケース30に漏洩するのを
防止するため、スイッチング素子Q1,Q2と導電性シ
ールドケース30との間に回路のグランドに接続された
導電性シールド板Mを介装するとともに、導電性シール
ド板Mをスイッチング素子Q1,Q2並びに導電性シー
ルドケース30から絶縁するための絶縁板S3,S4が
スイッチング素子Q1,Q2と導電性シールド板Mの
間、並びに導電性シールド板Mと導電性シールドケース
30の間にそれぞれ介装してある。ここで、導電性シー
ルド板Mを設けることの影響として、スイッチング素子
Q1,Q2の特にドレイン端子とグランドの間に導電性
シールド板Mを介して浮遊容量C2が発生し、この浮遊
容量C2によって特にローサイドのスイッチング素子Q
2に印加されるゲート・ソース間電圧Vgsが低下して
しまう虞がある。
【0027】而して、制御回路14では、検出した周囲
温度Tが常温T1よりも高い場合(T>T1)、スイッ
チ素子SWをツェナーダイオードZD1側に切り換え
る。ツェナーダイオードZD1は、図5に示すように周
囲温度Tに正比例してツェナー電圧V1が上昇する正の
温度特性を有しているから、実施形態1と同様に周囲温
度Tの上昇に伴ってツェナーダイオードZD1のツェナ
ー電圧V1も上昇するので、駆動トランスT24の温度
特性によるゲート・ソース間電圧Vgsの低下をツェナ
ー電圧V1の上昇で補償あるいは抑制することができ
る。また、検出した周囲温度Tが定常時の周囲温度Tが
常温T1よりも低い場合(T1>T)、制御回路14は
スイッチ素子SWをツェナーダイオードZD2側に切り
換える。ツェナーダイオードZD2は、図5に示すよう
に周囲温度Tに反比例してツェナー電圧V2が下降する
負の温度特性を有しているから、周囲温度Tの下降に伴
ってツェナーダイオードZD2のツェナー電圧V2が上
昇するので、駆動トランスT24の温度特性によるゲー
ト・ソース間電圧Vgsの低下をツェナー電圧V2の上
昇で補償あるいは抑制することができる。
【0028】従って、導電性シールド板Mを設けた場合
においても、周囲温度Tの上昇又は下降によってスイッ
チング素子Q2の駆動電圧(ゲート・ソース間電圧Vg
s)が不足することが無く、スイッチング素子Q2に充
分な駆動電圧を与えることができて効率の向上が図れ
る。
【0029】(実施形態3)図6に本実施形態の回路図
を示す。但し、本実施形態の基本的な構成並びに動作は
従来例並びに実施形態1と共通であるので、共通する構
成要素には同一の符号を付して説明を省略し、本実施形
態の特徴となる構成についてのみ説明する。また、本実
施形態も実施形態2と同様にノイズ低減用の導電性シー
ルド板Mが設けてある。
【0030】本実施形態における駆動電圧可変手段は、
実施形態1におけるツェナーダイオードZD1の代わり
に負の温度特性を有するサーミスタTHと抵抗R11の
直列回路が直流電源回路11の出力端間に接続され、サ
ーミスタTHと抵抗R11の接続点に抵抗R12を介し
て抵抗R10並びにコンデンサC10が接続されてな
り、直流電源回路11の出力電圧をサーミスタTHと抵
抗R11の直列回路で分圧した電圧V1を抵抗R10及
びコンデンサC10を介して駆動トランスT24の3次
巻線n3に印加している。但し、サーミスタTHは駆動
トランスT24と同室環境に置かれる。
【0031】而して、周囲温度Tの上昇に伴って負の温
度特性を有するサーミスタTHの抵抗値が減少して抵抗
R11の両端電圧V1が上昇するので、駆動トランスT
24の温度特性によるゲート・ソース間電圧Vgsの低
下を上記電圧V1の上昇で補償あるいは抑制することが
でき、周囲温度Tが上昇してもスイッチング素子Q2の
駆動電圧(ゲート・ソース間電圧Vgs)が不足するこ
とが無く、スイッチング素子Q2に充分な駆動電圧を与
えることができて効率の向上が図れる。
【0032】(実施形態4)図7に本実施形態の回路図
を示す。但し、本実施形態の基本的な構成並びに動作は
従来例と共通であるので、共通する構成要素には同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構
成についてのみ説明する。また、本実施形態も実施形態
2と同様にノイズ低減用の導電性シールド板Mが設けて
ある。
【0033】本実施形態における駆動電圧可変手段は、
3次巻線n3よりも巻数の少ない4次巻線n4が3次巻
線n3と並列に駆動トランスT24に設けられ、3次巻
線n3と4次巻線n4をスイッチ素子SWで切り換えて
スイッチング素子Q2のソースに接続するものであっ
て、周囲温度Tを検出してスイッチ素子SWを切り換え
る制御回路14が設けられている。
【0034】而して、制御回路14では、検出した周囲
温度Tが常温T1以下の場合にはスイッチ素子SWを4
次巻線n4側に切り換え、周囲温度Tが常温T1よりも
高くなればスイッチ素子SWを3次巻線n3側に切り換
える。3次巻線n3は4次巻線n4に比較して巻数が多
くしてあるから、駆動トランスT24の1次巻線n1へ
の入力が同じであっても巻数の多い3次巻線n3の方が
4次巻線n4よりも高い電圧が誘起され、ゲート・ソー
ス間電圧Vgsが増大するので、スイッチング素子Q2
の駆動電圧が不足することが無く、スイッチング素子Q
2に充分な駆動電圧を与えることができて効率の向上が
図れる。
【0035】(実施形態5)図8に本実施形態の回路図
を示す。但し、本実施形態の基本的な構成並びに動作は
従来例と共通であるので、共通する構成要素には同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる構
成についてのみ説明する。
【0036】本実施形態における駆動電圧可変手段は、
駆動トランスT24の1次巻線n1の非グランド側の一
端にカソードが接続されたツェナーダイオードZD3
と、カソードがスイッチング素子Q2のゲートに接続さ
れるとともにアノードがツェナーダイオードZD3のア
ノードに接続されたダイオードD10と、カソードがス
イッチング素子Q2のゲートに接続されるとともにアノ
ードが3次巻線n3の非グランド側の一端に接続された
逆流防止用のダイオードD11とで構成される。但し、
ツェナーダイオードZD1はそのツェナー電圧VZDが負
の温度特性を有し、駆動トランスT24と同室環境に置
かれる。
【0037】而して、駆動トランスT24の1次電圧
(1次巻線n1に印加される電圧)と3次電圧(3次巻
線n3に誘起される電圧)とは同相であるから、3次電
圧にツェナー電圧VZDを加算した電圧と1次電圧とが等
しくなり、周囲温度Tの上昇に伴ってツェナーダイオー
ドZD3のツェナー電圧VZDが下降すれば、結果的に3
次電圧が上昇するため、駆動トランスT24の温度特性
によるゲート・ソース間電圧Vgsの低下を補償あるい
は抑制することができる。従って、周囲温度Tが上昇し
てもスイッチング素子Q2の駆動電圧(ゲート・ソース
間電圧Vgs)が不足することが無く、スイッチング素
子Q2に充分な駆動電圧を与えることができて効率の向
上が図れる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、直列接続された一対
のスイッチング素子を具備し、各スイッチング素子を交
互にスイッチングすることで直流電力を高周波電力に変
換して負荷に供給する電力変換手段と、一対のスイッチ
ング素子の制御端子にそれぞれ2次側が接続された駆動
トランスを具備し駆動トランスの2次側に誘起される駆
動電圧で各スイッチング素子を駆動する駆動手段と、少
なくとも負荷と並列的に接続された方のスイッチング素
子の制御端子に与える駆動電圧を駆動トランスの周囲温
度に応じて可変する駆動電圧可変手段とを備えたので、
周囲温度が変化してもスイッチング素子に充分な駆動電
圧を与えることができて効率の向上が図れるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の回路図である。
【図2】同上におけるツェナーダイオードの温度特性を
示す図である。
【図3】実施形態2の回路図である。
【図4】同上の要部を示す断面図である。
【図5】同上におけるツェナーダイオードの温度特性を
示す図である。
【図6】実施形態3の回路図である。
【図7】実施形態4の回路図である。
【図8】実施形態5の回路図である。
【図9】従来例の回路図である。
【図10】同上における駆動電圧の温度特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 直流電源回路 Q1,Q2 スイッチング素子 T24 駆動トランス n1 1次巻線 n2 2次巻線 n3 3次巻線 R10,R11 抵抗 ZD1 ツェナーダイオード C10 コンデンサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された一対のスイッチング素子
    を具備し、各スイッチング素子を交互にスイッチングす
    ることで直流電力を高周波電力に変換して負荷に供給す
    る電力変換手段と、一対のスイッチング素子の制御端子
    にそれぞれ2次側が接続された駆動トランスを具備し駆
    動トランスの2次側に誘起される駆動電圧で各スイッチ
    ング素子を駆動する駆動手段と、少なくとも負荷と並列
    的に接続された方のスイッチング素子の制御端子に与え
    る駆動電圧を駆動トランスの周囲温度に応じて可変する
    駆動電圧可変手段とを備えたことを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 駆動電圧可変手段は、駆動トランスの2
    次側電圧の基準電位を増減することを特徴とする請求項
    1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 駆動電圧可変手段は、駆動トランスと略
    等しい温度環境下に置かれる定電圧素子を用いて基準電
    位を増減することを特徴とする請求項2記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 駆動電圧可変手段は、駆動トランスと略
    等しい温度環境下に置かれるサーミスタを用いて基準電
    位を増減することを特徴とする請求項2記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 駆動電圧可変手段は、駆動トランスの2
    次側電圧を可変することを特徴とする請求項1記載の電
    源装置。
  6. 【請求項6】 駆動トランスの2次側に巻数の異なる複
    数の2次巻線が設けられ、駆動電圧可変手段は、スイッ
    チング素子の制御端子に接続する2次巻線を切り換える
    ことを特徴とする請求項5記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 駆動電圧可変手段は、少なくとも駆動ト
    ランスの周囲温度の上昇に応じて駆動電圧を増大させる
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の電源装
    置。
  8. 【請求項8】 駆動電圧可変手段は、駆動トランスの周
    囲温度の下降に応じて駆動電圧を増大させることを特徴
    とする請求項7記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 スイッチング素子をシールドする導電性
    シールド板を備えたことを特徴とする請求項1〜8の何
    れかに記載の電源装置。
  10. 【請求項10】 直列接続された一対のスイッチング素
    子を具備し、各スイッチング素子を交互にスイッチング
    することで直流電力を高周波電力に変換して負荷に供給
    する電力変換手段と、一対のスイッチング素子の制御端
    子にそれぞれ2次側が接続された駆動トランスを具備し
    駆動トランスの2次側に誘起される駆動電圧で各スイッ
    チング素子を駆動する駆動手段と、少なくとも負荷と並
    列的に接続された方のスイッチング素子の制御端子に与
    える駆動電圧を少なくとも駆動トランスの周囲温度の上
    昇に応じて増大する駆動電圧可変手段とを備え、駆動電
    圧可変手段は、駆動トランスの2次側電圧の基準電位を
    増減することを特徴とする電源装置。
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