JP2003134383A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003134383A JP2001328859A JP2001328859A JP2003134383A JP 2003134383 A JP2003134383 A JP 2003134383A JP 2001328859 A JP2001328859 A JP 2001328859A JP 2001328859 A JP2001328859 A JP 2001328859A JP 2003134383 A JP2003134383 A JP 2003134383A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CCD撮像面のアオリ調整機構を有する撮像装
置において、CCD周囲の調整用スペースを極限して撮
像装置自体の小型化推進が可能な構成を提供する。 【解決手段】CCD(A3)を接着固定したCCDベー
スA4に設けた貫通孔を通して3本のねじA6をレンズ
鏡筒A7の後端面にねじ止めする。コンプレッション・
スプリングA5及びラバーシートA2により付勢され
て、CCDベースA4は「ねじ」A6の頭部A6−1に
当接する。各ねじA6を回転調整してそれぞれのねじ込
み量を変更することにより、撮像面がレンズ群の光軸に
対して任意の傾きをなすようにアオリ調整を実行可能な
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、デ
ジタルスチルカメラ(電子スチルカメラ)等の撮像装置
に関し、特にレンズ鏡筒の後端に配設された撮像素子が
有する撮像面の、レンズ光軸に対する傾き角と傾き方向
とを調整固定可能に構成した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光学像を光電変換する撮像手段と
してCCD(Charge Coupled device)等の撮像素子を搭
載したビデオカメラ、デジタルスチルカメラ(電子スチ
ルカメラ)等の撮像装置が広く用いられている。以下で
は従来技術に係る撮像装置の構成について説明する。
【0003】図3は、本出願人が先に出願し、特開平1
1−167057号公報上に公開されている従来技術に
係るビデオカメラの、レンズ鏡筒組立体1及びCCD1
3を中心とした要部断面図である。図3にはビデオカメ
ラ等の撮像装置におけるレンズ鏡筒組立体1の構成の概
要、及びレンズ鏡筒とCCD13との相対的な位置関係
が示されている。尚、このビデオカメラに含まれている
他の構成である、信号処理手段、信号記録再生手段、筐
体等は図示を省略してある。
【0004】図3において、レンズ鏡筒組立体1は、筒
型の形状を有し樹脂で成形されたレンズ鏡筒2と、レン
ズ鏡筒2内に固定的に配設した複数の固定レンズ群6、
8と、所定範囲内で光軸上を移動可能に配設した複数の
移動レンズ群7、9とを有している。またレンズ鏡筒組
立体1の後端(図示右方)には、光学ローパスフィルタ
組立体11、及びラバーシート12を介してCCD13
が配設固定されている。図3に図示された他の各構成に
ついては、必要に応じて上記した公開公報を参照された
い。
【0005】又、図4は、上記した図3に示されるビデ
オカメラとは詳細が異なる構成を有する従来技術構成の
撮像装置における、CCD(b3)を中心とした要部断
面図及び後面図である。図4において、レンズ鏡筒b1
は、図示を省略した断面図左方部分の内部に一連のレン
ズ群を配設した部材である点は上記の図3と同様であ
る。固定板b2は、図示しない固定手段(ねじ等)を用
いてレンズ鏡筒b1の後端(断面図右方)に固定された
板状の部材である。
【0006】撮像素子(CCD)b3はその内部に図示
しない撮像面を有し、この撮像面上に結像した光学像を
光電変換して生成信号を出力する機能を有する。撮像素
子b3は、そのパッケージ裏面(断面図右方を向く)が
可動板b10に接着固定されるとともに、レンズ鏡筒b
1側の面(断面図左方を向く)は、レンズ鏡筒b1との
間にオプティカルLPF(光学ローパスフィルタ組立
体)b7を介して配設されている弾性を有するラバーシ
ートb11に当接している。
【0007】上記した固定板b3のレンズ鏡筒b1側に
は所定高さを有する突起物b5が形成されており、図4
に図示するような組立状態においてこの突起物b5は、
可動板b10側に形成した凹部b6の内側に当接してい
る。
【0008】またb8は、可動板b10に対してねじ嵌
合し、固定板b2に対してはその長手方向に移動自在に
嵌合する固定ねじである。b9は、可動板b10の図4
図示姿勢右方の面にその先端を当接させる一方、固定板
b2に設けられた貫通孔に「ねじ」嵌合する垂直方向調
整ねじ、b4は、同じく可動板b10の図4図示姿勢右
方の面にその先端を当接させる一方、固定板b2に設け
られた貫通孔に「ねじ」嵌合する水平方向調整ねじであ
る。
【0009】更に、b12は、固定板b2の裏面(図4
図示姿勢で右方を向く面)と固定ねじb8のねじ頭部と
の間に配設され、このねじ頭部を固定板b2から離間す
る方向に付勢するコンプレッション・スプリングであ
る。コンプレッション・スプリングb12の付勢作用に
よって、固定ねじb8と一体になった可動板b10は図
4図示右方に向かって付勢されるものの、垂直方向ねじ
b9及び水平方向ねじb4それぞれの先端に当接して、
更に右方へ移動することが阻止されている。
【0010】図4図示の撮像装置は、上記に説明した各
構成を有することにより、撮像素子b3が有する撮像面
のレンズ群の光軸に対する傾き角と傾き方向とを調整し
て組立を行なうことが可能なように構成されている。上
記の調整(所謂「アオリ調整」)を実行して撮像装置の
組立を行なう理由は、レンズ鏡筒組立体1、撮像素子b
3及び周辺部材をそれぞれ構成する部品の寸法バラツキ
等により、単純に各部品を所定位置に配設固定するだけ
では、レンズ群が光学像を形成する最良結像面と、撮像
面とが平行に重ならない場合があり、そのような場合に
おいても上記の最良結像面と撮像面とが平行に重なるよ
うにして撮像装置の組立を行なって、所定の品質、性能
を確保するため等である。
【0011】上記した従来の構成におけるアオリ調整の
手順を以下に説明する。まず図4図示のように組立がな
された状態において、撮像素子b3が一体に固定された
可動板b10は、(1)上記した突起物b5と凹部b6
との当接点、(2)垂直方向調整ねじb9の先端と可動
板b10との当接点、及び(3)水平方向ねじb4の先
端と可動板b10との当接点の3点によって、その位置
及び傾きが決定している。
【0012】そこで、例えば垂直方向調整ねじb9を所
定方向に回転させて、固定板b2に設けられた「ねじ」
嵌合孔内で垂直方向調整ねじb9の嵌合位置を移動させ
ることにより、固定板b2と可動板b10との間隔が増
大するよう調整を行なうと、可動板b10及びそれと一
体に動く撮像面は、図示する第1の回動軸b13を中心
として図4図示断面図で時計回りに回動する。また上記
の間隔が減少するように垂直方向ねじb9を調整する
と、今度は可動板b10及び撮像面が反時計回りに回動
する。
【0013】一方、同様にして、水平方向調整ねじb4
を所定方向に回転させて、固定板b2と可動板b10と
の間隔が増大するよう調整を行なうと、可動板b10及
びそれと一体に動く撮像面は、図示する第2の回動軸b
14を中心として図4図示右方が紙面下方に向かうよう
に回動する。また上記の間隔が減少するように水平方向
調整ねじb4を調整すると、今度は可動板b10及び撮
像面が図4図示右方が紙面上方に向かうように回動す
る。
【0014】すなわち上記した垂直方向調整ねじb9及
び水平方向調整ねじb4を用いて調整を行なうことによ
って、可動板b10を第1の回動軸b13及び第2の回
動軸b14を中心として所定範囲内で所望の回動角にて
回動した後、固定することが出来る。更に上記した第1
の回動軸b13と第2の回動軸b14とが直交するよう
構成したので、可動板b10と一体に可動する撮像面
を、レンズ鏡筒b1に対して任意の傾き方向で、且つ所
定範囲内における任意の傾き角を有するよう、所謂アオ
リ調整を行なって固定することが可能な構成となってい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た図4に示すアオリ調整機構を有する従来技術に係る撮
像装置は、下記する如くの未だ解決されない問題を有し
ていた。第1の問題は、アオリ調整における回動軸とな
る突起物b5等を配置すべき位置が撮像面の対角線上の
一端付近に限られるため、突起物b5に対して対角線上
反対側に位置する撮像面の位置は、アオリ調整を行なう
ための大きな回動可能範囲が必要となり、比較的大きな
スペースを撮像素子b3周辺(特に光軸方向の前後)に
確保する必要があるので、撮像素子b3周辺構成、ひい
ては撮像装置の小型化が困難となる点である。
【0016】第2の問題点は、固定ねじb8の頭部と固
定板b2との間にコンプレッション・スプリングb12
を配設する必要があるため、光軸方向において撮像素子
b3周辺構成を小型化することが困難である点である。
【0017】本発明は、上述の如くの状況に鑑みなされ
たものであり、特に撮像素子の撮像面上に光学像を結像
するための一連のレンズ群を、レンズ鏡筒の内部に配設
した撮像装置であって、撮像素子を固定した固定部を備
え、レンズ鏡筒の後端面に3本のねじを用いて固定部を
ねじ止めし、且つ、ねじ止めした3本のねじのねじ込み
量をそれぞれ調整することにより、レンズ群の光軸に対
して撮像面を所望の傾きで調整固定可能としたことを特
徴とする撮像装置とすることにより、撮像面のアオリ調
整機能を備えつつ、撮像素子周辺の構成、ひいては撮像
装置自体の小型化を可能とする撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、下記する(1)、(2)の構成を有する
撮像装置を提供する。すなわち、 (1) 撮像素子(CCD)A3の撮像面上に光学像を
結像するための一連のレンズ群を、レンズ鏡筒A7の内
部に配設した撮像装置(ビデオカメラ、デジタルスチル
カメラ)であって、前記撮像素子A3を固定した固定部
(CCDベース)A4を備え、前記レンズ鏡筒A7の後
端面に3本のねじA6を用いて前記固定部A4をねじ止
めし、且つ、前記ねじ止めした3本のねじA6のねじ込
み量をそれぞれ調整することにより、前記レンズ群の光
軸に対して前記撮像面を所望の傾きで調整固定可能とし
たことを特徴とする撮像装置。 (2) 前記ねじ止めしたレンズ鏡筒A7後端面と固定
部A4とを互いに離間方向に付勢する付勢手段(コンプ
レッション・スプリングA5、ラバーシートA2)を更
に有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
好ましい実施例である撮像装置について、図1及び図2
を参照して説明する。図1は、本発明に係る実施の形態
の好ましい実施例である撮像装置における、CCDを中
心とした要部の組立図、図2は図1図示要部の断面図で
ある。
【0020】以下に説明する本実施例の撮像装置は、図
1及び図2を用いて説明を行なう如くの構成を有すると
ともに、光学像を結像するためのレンズ群、それらレン
ズ群のアクチュエータ手段と制御手段、CCDが出力す
る光電変換信号の処理手段、信号を媒体に記録し再生す
るための記録再生手段、操作手段、及び筐体構造等を備
えることにより、後に説明するような従来に無い特徴を
有するビデオカメラ、デジタルカメラ(電子スチルカメ
ラ)等として構成されたものである。しかしながら、図
1及び図2に図示する如くの特徴的な構成以外の各構成
は、従来の技術構成に係る撮像装置に準じたものであ
り、以下ではそれらの説明を省略し本実施例の特徴的な
構成に集中することとする。
【0021】さて、図1に示す本実施例の撮像装置の要
部組立図は、レンズ鏡筒A7の後端に図示する各部材が
組み付けられる構成を示している。すなわち組立に際し
て、まずレンズ鏡筒A7の後端に設けた凹部A8に光学
ローパスフィルタ組立体A1を挿入し、挿入した光学ロ
ーパスフィルタ組立体A1の上面(組立作業姿勢におけ
る上面、図1図示姿勢においては右面)にラバーシート
A2を配置する。更に、CCDベースA4をレンズ鏡筒
A7から離間する方向に付勢するよう、2個のコンプレ
ッション・スプリングをレンズ鏡筒A7に設けた2つの
穴に配置する。
【0022】その後、撮像素子(CCD)A3を一体に
接着固定したCCDベースA4を上記の各部品上に配置
し、3個のねじA6をCCDベースA4に設けた貫通孔
を貫通させた後にレンズ鏡筒A10後端面に設けたねじ
穴A10にそれぞれねじ嵌合させることによって、撮像
素子A3を一体に固定したCCDベースA4をレンズ鏡
筒A7に対して配設固定する。尚、CCDベースA4に
設けた3つの、ねじA6用貫通孔は「ねじ」嵌合ではな
く所定の隙間を介して嵌合する構成であるので、ねじA
6は上記の貫通孔を貫通方向に移動自在となっている。
【0023】上記の手順を経て組立がなされた各構成
は、図2の断面図に示す如くの配置をなし、各構成相互
の関係、及び各構成の機能は次の通りである。
【0024】まずラバーシートA2は、撮像素子A3の
入射面側(図2図示姿勢で下方を向く)に設けられた図
示しない所定撮像面周囲の遮光を行う機能を有する。ま
たラバーシートA2は、その弾性反発力によって光学ロ
ーパスフィルタ組立体A1をレンズ鏡筒A7に付勢し、
当接させて固定するとともに、上記の当接によって生じ
る反力によって撮像素子A3を図2図示姿勢上方に押し
上げている。
【0025】尚、ラバーシートA2は、図1にも示され
ているように、方形形状のシートの内部を方形に抜き取
った形状を有し、撮像素子A3及び光学ローパスフィル
タ組立体A1に対して過剰な押圧力が加わらないよう、
それぞれに接触する面積が出来る限り少ないように構成
している。
【0026】また、撮像素子A3を一体に固定したCC
DベースA4は、上記したラバーシートA2、及び3個
のコンプレッション・スプリングA5によって図2図示
姿勢上方へ付勢されており、その結果、3本のねじA6
それぞれの頭部A6−1に対してレンズ鏡筒A7から離
間する方向に当接している。
【0027】従って、CCDベースA4に対して一体に
固定された撮像素子A3及び撮像面の、レンズ鏡筒A7
及びレンズ群光軸に対する相対的な傾き(チルト)の方
向及び傾き角の大きさは、3本のねじA6のそれぞれの
頭部A6−1の、レンズ鏡筒A7からの距離、あるいは
3本のねじA6のレンズ鏡筒A7に対するねじ込み量に
よって決定される。換言すれば、3本のねじA6のいず
れか、あるいはそれぞれを所定方向に回転させて各頭部
A6−1のレンズ鏡筒A7からの距離を変更することに
より、あるいは3本のねじA6のレンズ鏡筒A7に対す
るねじ込み量を変更することにより、レンズ鏡筒A7の
内部に配設されたレンズ群の光軸に対する、撮像素子A
3の撮像面の傾き方向、及び所定範囲内での傾き角の大
きさ(これらを総称して「レンズ群の光軸に対する撮像
面の傾き」とも言う)を変更設定することが出来るの
で、上記に説明した撮像素子A3撮像面のアオリ調整が
実行可能である。
【0028】更に、本実施例では、撮像面中心を起点と
してそれぞれの各ねじA6の設置位置を終点とする3の
ベクトルが相互に独立となるように、各ねじA6を配置
した構成としている。この結果、3本のねじ頭部A6−
1それぞれの高さ(あるいは、3本のねじA6のレンズ
鏡筒A7に対するねじ込み量)を適宜調整することによ
って、レンズ群の光軸に対して任意方向、所定範囲内で
任意角度の傾きを有するように、撮像面を調整し固定す
ることが出来る。従って本実施例の撮像装置は、レンズ
群の光軸に対して撮像面が所望の傾きをなすように、ア
オリ調整を実行することが可能である。
【0029】すなわち、上記に説明した本実施例の撮像
装置は、(1) 撮像素子が有する撮像面上に光学像を
生成するためのレンズ群を、レンズ鏡筒の内部に配設し
た撮像装置であって、前記撮像素子を支持するために前
記撮像素子を一体に固定した支持手段と、少なくとも3
点の位置で前記レンズ鏡筒と前記支持手段とを互いに結
合し、かつ前記各結合位置における前記レンズ鏡筒と前
記支持手段との間隔を変更可能に構成した結合手段とを
備え、前記各結合位置における間隔を変更することによ
り前記レンズ群に対する前記撮像面の傾き方向、及び前
記レンズ群に対する前記撮像面の所定範囲内における傾
き角を任意に設定可能に構成したことを特徴とする撮像
装置。及び、(2) 前記各結合位置において、前記支
持手段が前記レンズ鏡筒から離間する方向に当接して前
記各間隔を維持するよう、前記結合手段に設けられた突
き当て部と、前記支持手段と前記突き当て部との当接状
態を保つよう、前記離間方向に前記支持手段を付勢する
付勢手段とを更に有することを特徴とする(1)記載の
撮像装置である。
【0030】上記に説明した本実施例の撮像装置によれ
ば、簡潔な構成で、レンズ群の光軸に対し任意方向、及
び所定範囲内で任意角度に撮像面を傾かせることが出
来、撮像装置の性能及び品質向上が可能となる。また、
図4を用いて説明した従来技術構成の如く、撮像面の対
角線上の一隅に固定された回動軸の周りに回動を行なっ
てアオリ調整を行なう構成では無いので、撮像素子周囲
に確保すべきスペースを比較的小さくすることが出来、
撮像素子周囲、ひいては撮像装置自体の小型化を推進す
ることが可能になる。同様にして、図4図示の従来技術
構成にあるような撮像素子後方にコンプレッション・ス
プリングが突出する構成では無いので、このことからも
撮像素子周囲、ひいては撮像装置自体の小型化を推進す
ることが可能になる。更にまた本実施例においては、C
CDベースA4をレンズ鏡筒A7から離間する方向に付
勢するための手段として、コンプレッション・スプリン
グA5の他にラバーシートA2をも用いているので、よ
り確実に付勢を行なうことが可能となり品質及び性能が
従来より向上する、という顕著な効果を奏することが出
来る。あるいはまた、本実施例を変形した他の構成とし
て、コンプレッション・スプリングA5を用いることな
くラバーシートA2の弾性反発力のみを利用してCCD
ベースA4をレンズ鏡筒A7から離間する方向に付勢す
るよう構成してもよい(図示しない)。かかる構成によ
れば部品点数を削減でき、更に周辺構成および撮像装置
の小型化を図ることが可能となる。この変形例もまた本
発明が包含する構成である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、撮像素子
の撮像面上に光学像を結像するための一連のレンズ群
を、レンズ鏡筒の内部に配設した撮像装置であって、撮
像素子を固定した固定部を備え、レンズ鏡筒の後端面に
3本のねじを用いて固定部をねじ止めし、且つ、ねじ止
めした3本のねじのねじ込み量をそれぞれ調整すること
により、レンズ群の光軸に対して撮像面を所望の傾きで
調整固定可能としたことを特徴とする撮像装置とするこ
とにより、撮像面のアオリ調整機能を備えつつ、撮像素
子周辺の構成、ひいては撮像装置自体の小型化を可能と
する撮像装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態の好ましい実施例で
ある撮像装置の、CCDを中心とした要部の組立図であ
る。
【図2】 図1図示要部の断面図である。
【図3】 従来技術に係る撮像装置の要部断面図であ
る。
【図4】 従来技術に係る撮像装置の要部断面図及び後
面図である。
【符号の説明】
A2 ラバーシート(付勢手段) A3 CCD(撮像素子) A4 CCDベース(固定部) A5 コンプレッション・スプリング(付勢手段) A6 ねじ A7 レンズ鏡筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子の撮像面上に光学像を結像するた
    めの一連のレンズ群を、レンズ鏡筒の内部に配設した撮
    像装置であって、 前記撮像素子を固定した固定部を備え、 前記レンズ鏡筒の後端面に3本のねじを用いて前記固定
    部をねじ止めし、且つ、前記ねじ止めした3本のねじの
    ねじ込み量をそれぞれ調整することにより、前記レンズ
    群の光軸に対して前記撮像面を所望の傾きで調整固定可
    能としたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】前記ねじ止めしたレンズ鏡筒後端面と固定
    部とを互いに離間方向に付勢する付勢手段を更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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