JP2003133979A - 受信装置、送信装置、送受信装置及びチャンネル設定方法 - Google Patents

受信装置、送信装置、送受信装置及びチャンネル設定方法

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JP2003133979A
JP2003133979A JP2001327101A JP2001327101A JP2003133979A JP 2003133979 A JP2003133979 A JP 2003133979A JP 2001327101 A JP2001327101 A JP 2001327101A JP 2001327101 A JP2001327101 A JP 2001327101A JP 2003133979 A JP2003133979 A JP 2003133979A
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broadcast
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Tomoo Takeuchi
知生 竹内
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる周波数チャンネルを使用して実施され
る放送サービスエリア間での移動受信を行う際に、受信
装置のチャンネル設定を自動的に行いシームレスな放送
受信を可能とする。 【解決手段】 受信した放送信号から周波数チャンネル
を設定する情報を抽出する手段9と、この抽出手段の出
力信号を入力し、放送信号の復調を行う手段20と、こ
の復調手段の出力信号の誤り訂正処理を行う手段20
と、この誤り訂正処理手段の出力信号のデコードを行
い、チャンネル設定信号を出力する手段21と、このチ
ャンネル設定信号を記録保持する手段15と、この記録
保持手段からチャンネル設定信号を受けるとともに、チ
ャンネル設定信号出力手段からの出力信号を受け、両方
の信号を比較し、異なる場合に受信するチャンネルの周
波数を変更する制御手段11とを有する受信装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信局と受信局の
間で、映像・音声・データ等の放送を所望のサービスエ
リアに提供する受信装置、送信装置、送受信装置及びチ
ャンネル設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送システムのデジタル化が進
み、例えばBS(Broadcasting Satellite)、CS(Commun
ication Satellite)放送のデジタル化が実用化されて
いる。また地上放送システムにおいてもデジタル化移行
作業が進行している。放送システムのデジタル化によ
り、高品位な映像・音声サービスが提供できること、ま
たノイズ・マルチパスなどの伝送路妨害に耐性の強い伝
送方式を使用できるなどの面から移動受信への期待が高
い。なお、ここでマルチパスとは、伝送途中に障害物の
存在などの影響により、本来送るべき信号と時間タイミ
ングのずれた信号を同時に受信してしまうことで、信号
伝送に支障が起こる現象をいう。
【0003】しかし、放送の多チャンネル化に伴い各放
送サービスエリアにおける周波数チャンネル割当ての組
み合わせが増大することが懸念される為、如何にして放
送受信端末に周波数チャンネル設定を行うか、また放送
受信端末を移動させて受信した場合に、サービスエリア
間における周波数チャンネル設定の切り替えをいかに行
うかが課題となっている。
【0004】従来技術による地上放送の形態を図8を用
いて説明する。図中で上側に示される放送局100、1
01は各々のサービスエリア102、103の範囲内に
それぞれ図中で下側に示される周波数チャンネル割当1
04、105にて放送信号の送信を行っている。このよ
うに、隣接するエリア間での信号干渉を防ぐ為に、各々
のエリアにおいて、異なる周波数をチャンネルに設定し
ている。ここでは、放送局ごとに放送されるコンテンツ
は互いに対応している場合もあり、互いに異なる内容の
コンテンツが放送されている場合もある。
【0005】図8に示される例では、チャンネル信号CH
1、CH2、CH3、CH1'、CH2'、CH3'の各周波数をf1、f2、f
3、f1'、f2'、f3'(Hz)とすると、これらの周波数は互い
に異なる。各サービスエリア102、103内にてユー
ザは固定端末106による固定受信、又は携帯型端末1
07、又は車載受信端末108を使用した移動受信を行
う。固定受信の際は現在受信を行っているサービスエリ
アのチャンネル割当(図8の例では105に示す周波数
チャンネル割当)に対応した設定のみ行うことで継続的
に放送が受信できる。
【0006】しかし携帯型端末107、又は車載受信端
末108にて移動受信を行う際には、サービスエリア間
を跨いだ移動が伴う場合であっても継続的に放送受信を
行うためには、現在受信端末がいずれのサービスエリア
内に位置しているかを感知する手段と、及び移動先のサ
ービスエリアにおける放送チャンネル割当を感知し、サ
ービスエリア境界で適切なタイミングにより周波数チャ
ンネル設定の切り替えを行う手段とが必要となる。例え
ば図8において、携帯型端末107により受信を行いな
がらサービスエリア103からサービスエリア102に
移動した場合、携帯型端末は、サービスエリア102に
おけるチャンネル割当104に関する情報と、サービス
エリア102内に移動した事を感知し周波数チャンネル
設定の切り替えを行う作業が、シームレスな放送受信を
行う為に必要となる。
【0007】次に、図9を用いて従来技術における放送
送信装置及び受信装置の構成例を説明する。放送局(送
信装置)110においては、放送コンテンツデータが変
調器111において、変調処理が行われる。変調処理さ
れた信号が送信器112に入力されて、放送用アンテナ
113からサービスエリア内に向けて放送が行われる。
【0008】放送受信装置115においては、放送を受
信アンテナ116にて受信する。この受信装置115に
は、チューナ117、復調・誤り訂正回路118、放送
コンテンツデコーダ119、放送コンテンツの表示装置
120、制御装置121、制御装置121の制御用デー
タを保持するための記憶装置122が備えられている。
受信装置115では、まず、放送用アンテナ装置116
で放送信号を受信する。ここで視聴者が選択したチャン
ネル情報が受信装置外から制御装置122へ送付され
る。すなわち、制御装置122は、選局信号をチューナ
117へ出力し選局する周波数チャンネルを設定する。
チューナ117は、放送用アンテナ装置116から入力
される受信信号から、選局信号によって設定された周波
数チャンネルの受信信号を分離し、周波数変換して、選
局した周波数チャンネル変調信号を復調・誤り訂正回路
118へ出力する。
【0009】復調・誤り訂正回路118は、チューナ1
17から入力される選局した周波数チャンネル変調信号
から多重化された符号化信号を復調し、復調した符号化
信号に対して誤り訂正を行い、誤り訂正が行われた多重
化された符号化信号を放送コンテンツデコーダ119へ
出力するとともに、誤り訂正情報を制御装置121へ出
力する。放送コンテンツデコーダ119は、復調・誤り
訂正回路118から入力される多重化された符号化信号
から、別途、制御装置121から入力される論理チャン
ネル選択信号により受信したい論理チャンネルを分離す
る。分離した論理チャンネルの符号化信号から映像信号
・音声信号を復号し、復号した映像信号・音声信号を表
示装置120へ出力する。表示装置120では、映像の
映出、及び音声出力が行われる。
【0010】なお、周知の技術として、CDM(Code Divi
sion Multiplex:符号分割多重)方式がある。この符号
分割多重方式については、例えば文献「BERNARD SKLAR
著“DIGITAL COMMUNICATIONS Fundamentals and Applic
ations” pp.571-573、1988年Prentice Hall Prentice-
Hall International Editions」に示されている。ま
た、拡散符号の相関値検出による符号同期捕捉法とし
て、例えば特開2000−216706号公報に記載さ
れているスペクトラム拡散通信システムにおける同期捕
捉装置の技術がある。さらに、移動受信を行う場合に受
信装置にチャンネル情報を記録しておく技術が、特開2
000−269839号公報に記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来技術
の構成では移動受信を行う場合には記憶装置122にチ
ューナ117に対する、各サービスエリアのチャンネル
設定を行うためのデータを全て保持しておかなくてはな
らず、メモリ容量が膨大になる。すなわち、複数のエリ
ア内における全チャンネルの情報を保持しておく必要が
ある。メモリ容量の増大により、大容量メモリ素子を携
帯受信装置に搭載する必要があることから、消費電力の
増大、コスト増大がもたらされてしまう。また、メモリ
素子のダウンサイジングが困難であるため、携帯受信装
置の小型化が困難になってしまう。
【0012】またサービスエリア境界にてチャンネル切
り替えを行うタイミングを受信装置自身が感知すること
ができないため、シームレスな放送受信を行うことが困
難となっていた。
【0013】また、エリア境界では、受信装置がどのサ
ービスエリアに位置しているかを感知する手段が必要と
なっている。すなわち、位置情報を受信機側で取得でき
るサービスを用いてチャンネル切り替えを行うことが必
要である。このように、放送において移動型端末を使用
した移動受信を行う際に、異なる周波数チャンネルが割
り当てられた放送エリア間を跨って受信する場合のチャ
ンネル切り替え方法が課題となっている。
【0014】本発明の目的は以上のような従来技術の課
題を解決することにある。
【0015】特に、本発明の目的は、送信装置より送信
される放送信号に関するチャンネル設定情報を、放送信
号から取得して自動的にチャンネル設定を行う受信装
置、送信装置、送受信装置及びチャンネル設定方法を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、放送信号を受信して、この放送信号から
周波数チャンネルを設定する情報を抽出する手段と、こ
の抽出手段の出力信号を入力し、前記放送信号の復調を
行う手段と、この復調手段の出力信号の誤り訂正処理を
行う手段と、この誤り訂正処理手段の出力信号のデコー
ドを行い、チャンネル設定信号を出力する手段と、この
チャンネル設定信号を記録保持する手段と、この記録保
持手段からチャンネル設定信号を受けるとともに、前記
チャンネル設定信号出力手段からの出力信号を受け、両
方の信号を比較し、異なる場合に受信するチャンネルの
周波数を変更する制御手段とを有する受信装置である。
【0017】また、本発明の別の態様によれば、放送信
号を生成する手段と、放送信号の送信周波数チャンネル
情報を発生する手段と、この送信周波数チャンネル情報
と放送信号とを同時に送信する手段とを有する送信装置
である。
【0018】また、本発明の別の態様によれば、放送信
号の送信周波数チャンネル情報を放送信号と同時に送信
する送信装置と、この送信装置から出力される放送信号
から周波数チャンネルを設定する情報を抽出する手段
と、この抽出手段の出力信号を入力し、復調、誤り訂正
処理を行う手段と、この復調、誤り訂正処理を行う手段
からの出力信号のデコードを行う手段と、このデコード
手段より出力される信号により放送信号の設定を行う手
段とを有する受信装置とを具備する送受信装置である。
【0019】また、本発明の別の態様によれば、受信信
号から周波数チャンネル情報を抽出するステップと、逆
拡散符号と前記周波数チャンネル情報の符号相関値を検
出し、符号同期を判定するステップと、符号同期が判定
された場合に、復調・誤り訂正処理及びデコードを行う
ステップと、デコードされた信号と記憶装置に保持され
たデータとを比較し、互いに異なる場合に、デコードさ
れた信号をチャンネル設定データとして記憶手段に記録
し、チャンネル設定を行うステップとを有するチャンネ
ル設定方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施の形
態について、図面を参照して説明する。本実施の形態に
係る受信装置及び送信装置の構成を図1を用いて説明す
る。放送局(送信装置)1では、放送コンテンツデータ
を放送コンテンツデータの変調器2に入力し、変調され
て送信器3に入力される。送信器3からは、放送信号と
してサービスエリア内に送信される。また、放送局1は
コンテンツデータの送信処理と並行して、拡散符号発生
器4にて符号オフセット値を基に発生させられた拡散符
号を加算器5において、サービスエリア内で実施してい
る放送コンテンツデータ放送の周波数割当に対応したチ
ャンネル設定用データに対して加算処理する。この加算
処理された信号が特定の周波数にて、送信器3からサー
ビスエリア内に送信される。
【0021】受信装置6はコンテンツ受信チューナ7に
より、コンテンツ用アンテナ装置8で放送コンテンツデ
ータを受信する。さらにチャンネル設定用信号受信チュ
ーナ9は並行して、チャンネル設定用アンテナ装置10
で、周波数チャンネル設定用信号の受信を定常的に行
う。ここで、視聴者が選択したチャンネル情報が受信機
外から制御装置11へ入力される。すなわち、制御装置
11は、選局信号をコンテンツ受信チューナ7へ出力
し、選局する周波数チャンネルを設定する。コンテンツ
受信チューナ7は、コンテンツ用アンテナ装置8から入
力される受信信号から、選局信号によって設定された周
波数チャンネルの受信信号を分離し、周波数変換して、
選局した周波数チャンネル変調信号をコンテンツ用復調
・誤り訂正回路12へ出力する。
【0022】コンテンツ用復調・誤り訂正回路12は、
コンテンツ受信チューナ7から入力される選局した周波
数チャンネル変調信号から多重化された符号化信号を復
調し、復調した符号化信号を誤り訂正回路部により誤り
訂正を行い、誤り訂正が行われた多重化された符号化信
号を放送コンテンツデコーダ13へ出力するとともに、
誤り訂正情報を制御装置11へ出力する。
【0023】放送コンテンツデコーダ13は、コンテン
ツ用復調・誤り訂正回路12から入力される多重化され
た符号化信号から、別途、制御装置11から入力される
論理チャンネル選択信号により受信したい論理チャンネ
ルを分離する。分離した論理チャンネルの符号化信号か
ら映像信号・音声信号を復号し、復号した映像信号・音
声信号を表示装置14へ出力する。
【0024】表示装置14では、映像の映出、及び音声
出力などが行われる。
【0025】記憶装置15では、制御装置11の制御用
データを保持するとともに制御装置11へ記憶データを
出力する。
【0026】受信装置6では、さらに、チャンネル設定
用アンテナ装置10で、周波数チャンネル設定用信号の
受信を定常的に行い、チャンネル設定用信号受信チュー
ナ9で受信した信号を相関検出器16へ出力する。この
相関検出器16は拡散符号の符合同期捕捉のための符号
相関値の抽出を入力信号より行う。この相関検出器16
は符号同期捕捉部の符号同期制御回路17により制御さ
れる。さらにこの符号同期制御回路17は逆拡散用符号
発生器18を制御する。この逆拡散符号発生器18は、
加算器19へ逆拡散符号を出力する。
【0027】加算器19は、相関検出器16から出力さ
れる符号相関値と逆拡散符号発生器18からの逆拡散符
号を足し合わせて、チャンネル信号用復調・誤り訂正回
路20へ出力する。このチャンネル信号用復調・誤り訂
正回路20からの出力信号は、チャンネル設定信号デコ
ード回路21へ出力される。
【0028】なお、チャンネル信号用復調・誤り訂正回
路20は制御装置11との間で相互に信号が入出力され
て、制御される。さらに、符号同期制御回路17は、制
御装置11との間で相互に信号が入出力されて、制御さ
れる。
【0029】チャンネル設定信号デコード回路21は、
記憶装置15へデコードした信号を出力するとともに、
制御装置11との間で、信号を入出力されて、制御され
る。
【0030】ここで、隣接する放送エリアの間での信号
干渉を防止する手段として、放送局1には、図1中の拡
散符号発生器4、加算器5が設けられている。さらに、
受信装置6には、図1中のチャンネル設定用信号受信チ
ューナ9、チャンネル設定用アンテナ装置10、相関検
出器16、符号同期制御回路17、逆拡散用符号発生器
18、加算器19、チャンネル信号用復調・誤り訂正回
路20、及びチャンネル設定信号デコード回路21が設
けられている。
【0031】次に、図1に示された放送局1における送
信器3により、周波数チャンネル設定用信号の送信チャ
ンネルを設定した場合の周波数チャンネル設定用チャン
ネルと放送コンテンツデータ用チャンネルの割当例を図
2に示す。
【0032】この図2の上側には地上放送の形態が模式
的に示されていて、放送局25、26は各々のサービス
エリア27、28範囲内にそれぞれ周波数チャンネル割
当29、30にて放送信号送信を行っている。隣接する
エリア間での信号干渉を防ぐ為に、各々異なる周波数を
チャンネルに設定している。ここでは、放送局ごとに放
送されるコンテンツは互いに対応していてもよいし、互
いに異なる内容のコンテンツが放送されていてもよい。
【0033】ここでは、図2の下側に示されるサービス
エリア27におけるチャンネルCH1、CH2、CH3の各周波
数のチャンネル割当29をf1、f2、f3(Hz)とし、サー
ビスエリア28におけるチャンネルCH1'、CH2'、CH3'の
各周波数のチャンネル割当30をf1'、f2'、f3'(Hz)と
すると、これらの周波数は互いに異なる。各サービスエ
リア27、28内にてユーザは固定端末31による固定
受信、または携帯型端末32、又は車載受信端末33を
使用した移動受信を行う。固定受信の際は現在受信を行
っているサービスエリアのチャンネル割当30に対応し
た設定のみ行うことで継続的に放送が受信できる。
【0034】さらに、地上に配備される放送局25、2
6が実施しているコンテンツデータ放送用に割り当てら
れた上記の周波数チャンネルに加えて、周波数チャンネ
ル設定用信号を送信するための共通周波数チャンネルを
設け、コンテンツデータ放送と並行し送信する。この共
通周波数チャンネルをCHαとし、図2のチャンネル割当
29、30には、CHαを含めた場合の各サービスエリア
におけるチャンネル割当が示される。
【0035】サービスエリア27ではチャンネル割当2
9のチャンネルCH1、CH2、CH3、サービスエリア28で
はチャンネル割当30のチャンネルCH1'、CH2'、CH3'、
にそれぞれ対応した受信装置の周波数チャンネル設定用
信号CHαを送信する。送信の際には隣接するサービスエ
リア27、28間での信号干渉を防止するために、周波
数チャンネル設定用信号に対し符号拡散処理を各サービ
スエリア毎に拡散符号系列に異なるオフセット値を設定
し実施し、送信する。
【0036】ここで、拡散符号として例えばM系列符号
を用いることで符号の位相オフセットが相対的に異なる
系列同士は直交するため、相互に信号が干渉することな
く個別に信号の復調が可能となる。拡散符号は、周期性
を持ちながら、その周期中に含まれるデータが見かけ
上、ランダムに配置された擬似ランダム符号である。そ
の一周期に含まれるデータ数は、例えばM系列符号であ
れば、2M-1個である。
【0037】この拡散符号より、ある固定長のデータを
切り出して符号を構成する時、固定長データの初期値
を、拡散符号の一周期分のデータのうちのどれを指定す
るかにより、M系列符号であれば、2M-1通りの符号が
構成できる。この2M-1個の符号は、互いに相関性を持
たない独立した符号語となる。この初期値が拡散符号の
位相オフセットに該当する。
【0038】隣接する基地局にて、この拡散符号位相チ
ャンネルを各々異なる値に設定し、固定長の加算用デー
タを生成し、周波数チャンネル設定用信号CHαの拡散
処理時に使用する。
【0039】また、放送局25、26から各々送信され
る周波数チャンネル設定用信号は、周知のCDM方式によ
り多重化されて送信されていることと等価である。ここ
で、受信装置は、図1に示される受信装置6の構成を有
している。
【0040】このように、本実施の形態は、受信装置と
放送局の両方に新しい構成として、放送局には、共通の
周波数を使用して拡散符号によりお互いに分離可能なC
Hαの信号を送信する設備とする。すなわち、送信局ご
とにCHαを割り当てる。また、受信装置には、周波数チ
ャンネル設定用信号CHαを専用に受信する装置を設け
る。
【0041】ここでCHαの周波数はいずれのサービスエ
リアでもF(Hz)固定とする。このCHαは、放送局の基
地局ごとに1つずつ割り当てられる。CHαを各エリア
で同じ周波数で放送を行うことで、受信装置側でCHα
だけでは、共通の周波数しか使わないというルールで統
一しておくと、受信装置側ではCHαだけは周波数設定
の変更なしで、各エリアで受信可能であることが保証で
きる。ここで、共通の周波数を使って全エリアの基地局
が同じ信号を送信してしまうと、隣あったエリアの基地
局同士で、混信が起きる問題がでてしまう。例えば、図
2のCHαに対応する周波数チャンネルにてサービスエリ
ア内に送信する。
【0042】この問題を解決するために本実施の形態で
は、拡散符号を用いている。なお、ここで、CHαを各
エリアにて共通の周波数を使用して送信を行う。もし、
隣接するエリア間で、CHαが異なる周波数にて送信さ
れていると受信端末が異なる放送エリアへ移動した際
に、CHαの受信周波数切り替え動作を行う必要が生じ
てしまう。CHαの送信周波数情報は、本構成における
受信機単独では取得できないため、CHαは受信不可と
なり、結局、現在位置している放送エリアでのチャンネ
ル設定情報を得ることができなくなってしまう。
【0043】各サービスエリア27、28におけるチャ
ンネル割当29、30に共通の周波数F(Hz)を使用した
周波数チャンネル設定用信号送信チャンネルCHαを設定
しチャンネル割当を構成することにより図1に示された
受信装置のチャンネル信号用チューナ9はいずれのサー
ビスエリア内においても周波数設定を固定したままで周
波数チャンネル設定用信号の受信を行うことが可能とな
る。ただし各サービスエリアにおいて図1に示された放
送局1の符号オフセット値には異なる値を割振られてい
るため、図1の受信装置6内部の相関検出器16はチャ
ンネル信号用チューナ9により出力された信号に対し、
拡散符号の相関値の抽出を行い、放送局1にて拡散符号
発生器4により符号発生時に使用された符号オフセット
値を同定する必要がある。
【0044】符号同期制御回路17はこの符号オフセッ
ト値の同定が終了した段階で、逆拡散用符号発生器18
にオフセット値の設定を行い、受信信号に対し逆拡散処
理を行う。ここで、逆拡散処理とは、拡散処理が施され
たデータ系列に対し、拡散処理に用いられたものと同じ
拡散符号を使用した排他的論理和を施すことにより、拡
散処理前のデータ系列を復元する処理のことである。排
他的論理和では、2進数のビットを例とすると、同じビ
ット同士の和は“0”になり、異なるビット同士の和は
“1”になる。すなわち、拡散時に使用した拡散符号と
全く同じ拡散符号系列を更に排他的論理和により足し合
わせると、拡散符号が相殺し、拡散前のデータ系列が復
元できる。
【0045】ここで、拡散処理時、及び逆拡散時に用い
る拡散符号の位相オフセットが互いに異なると拡散符号
が相殺せず、拡散前のデータ系列が正しく復元できない
ことになる。よって、各々の放送エリアで使用されてい
る拡散符号の位相オフセット値を正しく同定し、逆拡散
処理を行わないとCHαよりチャンネル設定情報が取得
できないことになる。
【0046】逆拡散後の信号は復調・誤り訂正回路20
により復調・誤り訂正復号を施され、チャンネル設定用
信号デコード回路21により設定用信号として復号され
る。制御装置11は記憶装置15内に既に保持されてい
るチャンネル設定信号と、チャンネル設定信号デコード
回路21の出力データの比較を行い、データが同一でな
い場合は受信装置6が前とは異なるサービスエリアに移
動し放送チャンネル割当の変更が生じたと判断し、チャ
ンネル設定信号デコード回路21の出力データの記憶装
置15への保持動作、及びコンテンツ放送チャンネルの
コンテンツ受信チューナ7へのチャンネル設定データ送
出、設定指示を行う。
【0047】コンテンツ受信チューナ7は指示されたチ
ャンネルのコンテンツデータ放送チャンネルの受信を行
い後段に信号を出力し、コンテンツ用復調・誤り訂正回
路12、放送コンテンツデコーダ13による処理を行っ
た後、表示装置14にてコンテンツ表示が行われる。
【0048】ここで、チャンネル設定信号と、チャンネ
ル設定信号デコード回路21の出力データが同一の場合
は、チャンネル割当の変更無しと判断し、チャンネル設
定信号デコード回路21において、制御装置11の指示
に基づいて、チャンネル設定信号デコード回路21の出
力データを破棄する。コンテンツ受信チューナ7は元々
設定された周波数チャンネル設定に基づき、コンテンツ
データ放送の受信を継続する。
【0049】次に、受信装置6におけるチャンネル設定
用信号の受信信号の符号同期捕捉から記憶装置15への
データ保持、コンテンツ受信チューナ7のチャンネル設
定までの処理ルーチンを図3のフローチャートに示す。
まず、拡散符号の位相オフセット値の初期値を逆拡散符
号発生器18に設定する(ステップ40)。
【0050】次に、逆拡散符号発生器18にて逆拡散処
理を行い、逆拡散符号を発生させて、加算器19へ出力
する(ステップ41)。
【0051】次に、チャンネル設定信号用チューナ9か
らの信号を受けて、相関検出器16において、符号相関
値を検出する(ステップ42)。
【0052】次に、符号同期制御回路17において、符
号相関値と拡散符号の位相オフセット値との符号同期を
判定する(ステップ43)。
【0053】ここで、2種類の信号の同期が確認された
場合、加算器19にて加算処理が行われる(ステップ4
4)。
【0054】ここで、2種類の信号の同期が確認されな
い場合、拡散符号の位相オフセット値が変更され、ステ
ップ41へ戻る(ステップ45)。
【0055】次に、復調・誤り訂正回路20に加算器1
9からの信号が入力された場合、復調・誤り訂正回路2
0にて復調・誤り訂正処理が行われ、続いて、チャンネ
ル設定信号デコード回路21にてデコード処理が行われ
る(ステップ46)。
【0056】次に、制御装置11及び記憶装置15にお
いて、記憶装置15に保持されたデータとチャンネル設
定信号デコード回路21からの出力信号との比較処理を
行う(ステップ47)。
【0057】次に、制御装置11において、設定データ
の更新を判定する(ステップ48)。
【0058】次に、設定データの更新が判定された場
合、チャンネル設定データを記憶装置15に制御回路1
1が送出、保持を行う(ステップ49)。
【0059】次に、コンテンツ用チューナ7への設定デ
ータのセットを行い、チャンネルを設定して処理を終え
る(ステップ50)。
【0060】次に、ステップ48で、更新しないと判定
された場合、デコードされたチャンネル設定データを制
御装置11は破棄(ステップ51)して、チャンネル設
定処理を終える。
【0061】また、放送局自体に受信装置を併せ持たせ
て、送受信装置とすることができる。この場合、放送局
において、送信信号の受信状況を確認しながら、送信す
ることで、送信状況に異常が生じた場合に瞬時にその改
善策を講じることができる。
【0062】また、放送局を移動体に搭載することで、
移動放送を行うことができる。この場合においても、放
送エリアが放送局自体の移動によって、変化しても、受
信装置において、チャンネル設定情報を入手して、正し
いチャンネルに設定することができる。なお、この場
合、受信装置自体は移動しない場合でも、常時、チャン
ネル設定情報を受信していることが必要である。また、
地上放送に限らず本実施の形態を衛星放送に適用するこ
ともできる。
【0063】本実施の形態の受信装置では、拡散符号の
オフセットのパラメータを位相検出器で感知して、受信
装置の移動によって、パラメータが変化した場合、記憶
装置に記録されたチャンネル設定情報と感知したチャン
ネル設定情報とを比較することで、最新のチャンネル設
定情報を基にチャンネル選択を行い、エリアごとに異な
る放送局からの放送を多数のエリアの放送局のチャンネ
ル情報を前もって多数記録させておかなくても受信でき
る。
【0064】なお、本実施の形態は、周波数チャンネル
設定信号がデジタル方式で放送されていればよく、放送
コンテンツ自体は必ずしもデジタル方式で放送される必
要はなく、アナログ方式で放送されてもよい。また、放
送コンテンツは、映像コンテンツ、音声コンテンツであ
ってもよい。
【0065】上記構成により、受信装置が移動受信状態
の際に、サービスエリア境界間を移動することにより、
チャンネル割当が変更となったことを受信装置側単独で
感知でき、また容易にチャンネル設定を行うことが可能
となる。
【0066】受信装置は、放送局より送信される放送信
号に関するチャンネル設定情報を、放送信号から取得
し、受信装置の位置情報入手装置を設ける必要無しにチ
ャンネル設定を行うことが可能となる。すなわち、受信
装置に新たに電話機能などの別回線通信機能を設けるこ
となく、放送サービスエリア境界において受信機側に自
動的にチャンネル設定を行わせることが可能である。こ
のため、放送事業者とカスタマとは、1対1で放送内容
の取引を行える。また、放送業者と受信装置のユーザと
の間だけで、位置情報を入手して、エリア間にまたがっ
てシームレスな受信が可能である。このため、放送業者
以外の受信装置の位置情報発信サービス業者などの第3
の業者を介在させずに位置情報を入手できる。
【0067】受信装置は、放送サービスエリアが多数存
在する場合にも、各々の放送サービスエリアに対応した
チャンネル設定情報を各々のサービスエリア内に位置す
る送信装置より取得しチャンネル設定を行うことが可能
となる。
【0068】すなわち、各放送サービスエリア間で共通
周波数チャンネルにより受信機のチャンネル設定情報が
常に送信されているため、受信装置はこの共通チャンネ
ルの受信を常時実施することにより、いずれの放送サー
ビスエリアに移動した場合にも、各サービスエリアのチ
ューナ周波数設定情報を取得し周波数設定切り替えを行
い、放送信号を受信することが可能となる。また、チャ
ンネルの周波数割り当てが追加、変化などがあった場合
に、外部から別の手段で設定情報を取得する方法を取
り、チャンネル割り当ての変更があった場合は、その設
定情報を外部より更新できる。
【0069】隣接する放送サービスエリア間で、共通の
周波数チャンネルを使用して信号干渉を起こさずにチャ
ンネル設定情報を送信することが可能である。
【0070】受信装置は放送サービスエリア間を移動す
ることによる、周波数チャンネル情報に施されている拡
散符号オフセット値が変化した際にも、拡散符号のオフ
セット値を自ら検出し、継続して周波数チャンネル情報
の受信を行うことが可能である。
【0071】なお、受信装置は、チャンネル設定情報を
常時受信することで、移動受信の際のチャンネル切り替
えをシームレスに行うことができる。なお、受信装置を
固定して使用する場合には、移動放送局からの放送でな
い場合、放送エリアに変化はなく、常時チャンネル設定
情報の切り替えを行う必要がない。そのため、受信装置
に固定状態と移動状態とを切り替える手段を設け、固定
状態においては、チャンネル設定情報を受信しないよう
に設定することも可能である。また、移動放送局から受
信する場合は、受信装置を常時チャンネル設定情報を受
信するモードに設定できるように切り替えることで対応
できる。
【0072】(第2の実施の形態)本実施の形態の構成
を図4を用いて説明する。ここで、図4の構成要素のう
ち、図1と同じ符号のものは第1の実施の形態と同一の
動作を示すため説明は省略する。放送局1は第1の実施
の形態と同一に構成されている。受信装置55の相関検
出器16及び符号同期制御回路17において同定された
符号オフセット値はチャンネル設定信号デコード回路2
1より出力される周波数チャンネル設定用信号と共に記
憶装置56に保持される。ここで、第1の実施の形態と
異なり、符合オフセット値は制御装置57には、直接入
力されない。
【0073】次に、図5を用いて記憶装置56に保持さ
れる周波数チャンネル設定データのフォーマットの例を
説明する。一連のデータはデータテーブル60の形式に
て保持し、データのアドレス番号をカラム61、拡散符
号オフセット値をカラム62、チャンネル周波数設定デ
ータをカラム63に各々格納する。符号オフセット値が
変化した際には、このデータテーブルにおいてカラム6
2に格納された拡散符号オフセット値検索を行い、既に
同じ値が保持されている場合はデータテーブル上のカラ
ム63に格納された対応する周波数設定データをコンテ
ンツ受信チューナ7に出力・設定を行う。
【0074】コンテンツ受信チューナ7により受信され
た放送信号はコンテンツ用復調・誤り訂正回路12、コ
ンテンツデコーダ13を経て表示装置14に出力され
る。同一のオフセット値が存在しない場合は新たにデー
タテーブル上にアドレスを追加し、そのアドレスに符号
オフセット値、周波数チャンネル設定データをそれぞれ
カラム62、63に保持する。
【0075】続けてカラム63に現在保持された周波数
チャンネル設定データをコンテンツ受信チューナ7に出
力・設定を行い、受信された放送信号はコンテンツ用復
調・誤り訂正回路12、コンテンツデコーダ13を経て
表示装置14に出力される。上記チャンネル切り替えル
ーチンの例を図6に示されるフローチャートを用いて説
明する。ここで、ステップ45までは第1の実施の形態
の図3に示されるフローチャートと同一であるため、説
明は省略する。次に、同期していると判定された場合、
復調・誤り訂正回路20に加算器19からの信号が入力
された場合、復調・誤り訂正回路20にて復調・誤り訂
正処理が行われ、続いて、チャンネル設定信号デコード
回路21にてデコード処理が行われる(ステップ6
5)。
【0076】同時に、符号同期制御回路17において、
符号オフセット値が記憶装置56へ出力される(ステッ
プ66)。
【0077】次に、記憶装置56におけるデータテーブ
ル60に保持された符号オフセットデータの検索・設定
データの更新判定処理が記憶装置56により行われる
(ステップ67)。
【0078】次に、記憶装置56において、設定データ
の更新を判定する(ステップ68)。
【0079】次に、設定データの更新が判定された場
合、記憶装置56にデータテーブルを追加し、チャンネ
ル設定データ・符号オフセット値を記憶装置56が保持
を行う(ステップ69)。
【0080】次に、コンテンツ受信チューナ7への設定
データのセットを行い、チャンネルを設定して処理を終
える(ステップ70)。
【0081】次に、ステップ68で、更新しないと判定
された場合、デコードされたチャンネル設定データを記
憶装置56は破棄(ステップ71)して、チャンネル設
定処理を終える。
【0082】このように、図5に示されるデータテーブ
ルを持つ受信装置55内部の記憶装置56が自動チャン
ネル切り替え手段として機能する。
【0083】この構成によれば、制御装置57はチャン
ネル設定信号の監視を行う為に、符号同期制御回路17
から出力された符号オフセット値と、データテーブルに
保持された符号オフセット値の比較のみを行えば良い。
サービスエリア間を移動した際に、もしそのサービスエ
リアでのチャンネル設定情報を以前に取得している場合
は、そのサービスエリアで拡散符号に用いられている符
号オフセット値もデータテーブル60のカラム62に既
に保持されている為、そのデータの位置するアドレスを
特定、対応するチャンネル設定データを記録装置56よ
り読出し、コンテンツ受信チューナ7に送出・設定を行
い、コンテンツデータの受信、コンテンツ用復調・誤り
訂正回路12、及び放送コンテンツデコーダ13による
信号処理を経て、表示装置14にてコンテンツ表示を行
うことが可能である。すなわち、チャンネル設定信号デ
コーダ21におけるデコード処理が省略でき、制御装置
57による記憶装置56の制御処理負荷の軽減が期待で
きる。
【0084】本実施の形態では第1の実施の形態の受信
装置と同様な効果を得て、さらに、すでに検知したデー
タを感知し,制御装置の余分な動作を減らしている。す
なわち、第1の実施の形態の受信装置の効果に加えて、
受信装置内部にチャンネル設定データを格納する際に、
符号オフセット値とチューナ周波数設定情報を対応付け
たデータテーブル形式で保存させることで、受信機内部
のチャンネル切り替え制御プロセスが簡易になり、処理
負荷が軽減できる。このように本実施の形態において
は、出力信号近くの回路を共有化して、回路面積を縮小
できる。
【0085】(第3の実施の形態)本実施の形態を図7
を用いて説明する。ここで、図7の構成要素のうち、図
1と同じ符号のものは第1の実施の形態と同一の動作を
示すため説明は省略する。放送局1は第1の実施の形態
と同一に構成されている。図7の受信装置72に設けら
れたチューナ73は、図1の第1の実施の形態における
コンテンツ受信チューナ7及びチャンネル信号用チュー
ナ9の機能を共用化させている。復調・誤り訂正回路7
4は図1に示された第1の実施の形態におけるコンテン
ツ用復調・誤り訂正回路12及びチャンネル信号用復調
・誤り訂正回路20を共用化させている。
【0086】チャンネル設定信号デコード回路75は、
復調・誤り訂正回路74から信号を受け、記憶装置21
への信号出力を行う。制御装置76は、チューナ73、
復調・誤り訂正回路74、放送コンテンツでコーダ1
3、記憶装置21との間で、信号を入出力している。
【0087】このように、受信装置72を構成してチュ
ーナ73によりコンテンツデータ放送、及びチャンネル
設定用信号の受信を同時に行い、コンテンツデータ信号
を復調・誤り訂正回路74に、チャンネル設定用信号を
相関検出器16にそれぞれ出力する。コンテンツデータ
信号は復調・誤り訂正回路74にて復調・誤り訂正処理
を施した後に放送コンテンツデコーダ13にてデコード
処理され、表示装置14に出力されて、コンテンツ表示
が行われる。チャンネル設定用信号は逆拡散用符号発生
器18により発生させられる拡散符号を加算器19にて
加算された後に復調・誤り訂正回路74に入力され、復
調・誤り訂正処理を施した後にチャンネル設定信号デコ
ード回路75に入力され,デコードされて記憶装置21
に信号が出力されて保持される。
【0088】この構成により、受信装置72において最
小限の構成要素数にて本発明を実施することが可能であ
る。すなわち、本実施の形態では第1の実施の形態の受
信装置と同様な効果を得て、第1の実施の形態の受信装
置の効果に加えて、受信装置内部において、チューナ、
復調・誤り訂正回路に放送信号・周波数チャンネル情報
信号の両信号の処理機能を持たせることにより、受信装
置の内部構成要素の簡略化、回路規模等の削減が可能で
ある。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、送信装置より送信され
る放送信号に関するチャンネル設定情報を、放送信号か
ら取得して自動的にチャンネル設定を行う受信装置、送
信装置、送受信装置及びチャンネル設定方法を提供する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の送信装置、受信
装置を示す構成図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を地上放送局にて
実施した場合の放送チャンネル構成を示す概念図。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の受信装置におけ
るチャンネル設定信号の取得・チャンネル設定方法を示
すフローチャート。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の送信装置、受信
装置を示す構成図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態における受信機内
部の記憶装置における拡散符号オフセット値・チャンネ
ル設定情報の保存データテーブルのフォーマット例を説
明する図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の受信装置におけ
るチャンネル設定信号の取得・チャンネル設定方法を示
すフローチャート。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の送信装置、受信
装置を示す構成図。
【図8】 従来技術による地上放送の放送チャンネル形
態を示す概念図。
【図9】 従来技術における送信装置、受信装置を示す
構成図。
【符号の説明】
1 放送局(送信装置) 2 変調器 3 送信器 4 拡散符号発生器 5、19 加算器 6、55、72 受信装置 7 コンテンツ受信チューナ 8 コンテンツ用アンテナ装置 9 チャンネル信号用チューナ 10 チャンネル信号用アンテナ装置 11、57,76 制御装置 12 コンテンツ用復調・誤り訂正回路 13 コンテンツデコーダ 14 表示装置 15、56 記憶装置 16 相関検出器 17 符号同期制御回路 18 逆拡散符号発生器 20 チャンネル信号用復調・誤り訂正回路 21、75 チャンネル設定信号デコード回路 25、26 放送局(基地局) 27、28 サービスエリア 29、30 周波数チャンネル割当 31 固定受信端末 32 携帯型移動受信端末 33 車載型移動受信端末 40、41、42、43、44、45、46、47、4
8、49、50、51、65、66、67、68、6
9、70、71 ステップ 60 データテーブル 61 データテーブルアドレス番号カラム 62 符号オフセット値データカラム 63 チューナチャンネル設定データカラム 73 チューナ 74 復調・誤り訂正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/40 H04N 5/44 H 5/44 Z H04J 13/00 A Fターム(参考) 5C025 AA23 BA25 BA27 BA30 DA01 DA05 DA07 5K011 JA01 KA01 KA04 5K022 EE02 EE32 EE36 5K061 AA11 AA16 FF01 JJ07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送信号を受信して、この放送信号から周
    波数チャンネルを設定する情報を抽出する手段と、 この抽出手段の出力信号を入力し、前記放送信号の復調
    を行う手段と、 この復調手段の出力信号の誤り訂正処理を行う手段と、 この誤り訂正処理手段の出力信号のデコードを行い、チ
    ャンネル設定信号を出力する手段と、 このチャンネル設定信号を記録保持する手段と、 この記録保持手段からチャンネル設定信号を受けるとと
    もに、前記チャンネル設定信号出力手段からの出力信号
    を受け、両方の信号を比較し、異なる場合に受信するチ
    ャンネルの周波数を変更する制御手段とを有することを
    特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】周波数チャンネル情報を受信するチューナ
    と、拡散符号の相関値検出を行う相関検出手段と、符号
    拡散された受信信号に対し逆拡散処理を施す手段とをさ
    らに有することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】符号相関値の検出により、符号拡散時に使
    用された符号オフセット値を同定し符号同期捕捉を行う
    手段と、検出された符号オフセット値の変化を監視する
    ことにより自動チャンネル設定を行う手段とをさらに有
    することを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】符号同期捕捉を行うことで同定された符号
    オフセット値と、デコードされたチャンネル設定用信号
    を内部記憶装置に同時に保持する手段と、符号オフセッ
    ト値とチャンネル設定用信号をデータテーブルの同一ア
    ドレスに保持する手段とをさらに有することを特徴とす
    る請求項3記載の受信装置。
  5. 【請求項5】放送信号とチャンネル設定用信号の受信を
    単一のチューナにより共用化する手段と、前記共用化さ
    れた受信手段の出力信号に対する復調・誤り訂正処理
    を、単一の復調・誤り訂正回路により共用化する手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4いずれ
    か1項記載の受信装置。
  6. 【請求項6】放送信号を生成する手段と、 放送信号の送信周波数チャンネル情報を発生する手段
    と、 この送信周波数チャンネル情報と放送信号とを同時に送
    信する手段とを有することを特徴とする送信装置。
  7. 【請求項7】放送信号の送信周波数チャンネル情報を放
    送信号と同時に送信する送信装置と、 この送信装置から出力される放送信号から周波数チャン
    ネルを設定する情報を抽出する手段と、この抽出手段の
    出力信号を入力し、復調、誤り訂正処理を行う手段と、
    この復調、誤り訂正処理を行う手段からの出力信号のデ
    コードを行う手段と、このデコード手段より出力される
    信号により放送信号の設定を行う手段とを有する受信装
    置とを具備することを特徴とする送受信装置。
  8. 【請求項8】特定の同一の周波数チャンネルを使用して
    送信周波数チャンネル情報を送出する手段と、送信周波
    数周波数チャンネル情報に符号拡散処理を施して、前記
    周波数チャンネルを設定する情報を送信する手段とを前
    記送信装置がさらに有することを特徴とする請求項7記
    載の送受信装置。
  9. 【請求項9】同一の周波数チャンネルの使用により隣接
    する放送サービスエリア間でも受信機側にて常に周波数
    チャンネル情報の取得を可能とする手段と、異なるオフ
    セット値により発生させられる拡散符号の直交性を利用
    し、隣接する放送エリア間での信号干渉を防止する手段
    とを前記送信装置がさらに有することを特徴とする請求
    項8記載の送受信装置。
  10. 【請求項10】受信信号から周波数チャンネル情報を抽
    出するステップと、 逆拡散符号と前記周波数チャンネル情報の符号相関値を
    検出し、符号同期を判定するステップと、 符号同期が判定された場合に、復調・誤り訂正処理及び
    デコードを行うステップと、 デコードされた信号と記憶装置に保持されたデータとを
    比較し、互いに異なる場合に、デコードされた信号をチ
    ャンネル設定データとして記憶手段に記録し、チャンネ
    ル設定を行うステップとを有することを特徴とするチャ
    ンネル設定方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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