JP2003131088A - 光路変換体及びその製造方法並びにそれを用いた光モジュール - Google Patents
光路変換体及びその製造方法並びにそれを用いた光モジュールInfo
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Abstract
れた面を備えた光路変換体を容易にかつ迅速に提供で
き、さらに、面発光素子と光伝送体との光接続を高効率
にできる信頼性の高い光モジュールを提供すること。 【解決手段】 高低差のある低位置面1a及び高位置面
を形成した基板1の低位置面1aに、面発光素子3、及
び面発光素子3の出射光L1を反射させる光路変換体2
をそれぞれ配設し、高位置面に形成され断面がV字状を
成す搭載用溝1bに、光路変換体2からの反射光L2を
先端4aに入射させる光ファイバやその他の光導波路体
から成る光伝送体4を配設している光モジュールM1と
した。
Description
通信分野等において使用される光路変換体、及びその製
造方法、並びにそれを用いた光モジュールに関する。
て、動作電流や温度特性に優れた面発光レーザー(Ve
rtical Cavity Surface Emi
tting Laser、以下、VCSELともいう)
の出射光を、所定形状の基体の反射面により光路を変え
て、光ファイバ等の光素子に光学的接続を容易に行わせ
ることが可能である。また、基体の反射面となる面に受
光素子を搭載することで、VCSELの出力監視が容易
になる。
ジュールの基板として好適に用いられる単結晶シリコン
で形成する場合、光路変換体の反射面は基板の異方性エ
ッチングで形成することにより、高精度に平坦な反斜面
を作製できる。
精度に平坦な反斜面を作製するには、不純物の少ない基
板を選択しなければならず、そのための製法が限定され
しかもコスト高となる。すなわち、例えばFZ(フロー
ティング・ゾーン)法によって製作された、コストの高
いシリコン基板が選ばれる。これは、例えばCZ(チョ
コラルスキー)法などの比較的安価な手法によって製作
されたシリコン基板は、製法プロセス上、不純物が混入
し、結晶中に欠陥を作りやすいためである。このような
欠陥は異方性エッチングの際に、エッチング面にピット
を形成し、平坦な反斜面が作製できない。
板を用いた場合でも、高精度に平坦な反斜面を作製する
には、エッチング条件を最適化しなければならず、この
ような最適化は容易ではない。
記のような光路変換体を利用して搭載する場合、異方性
エッチングで形成された面に搭載することになり、この
面は基板表面に対し傾斜しているので、多数の光半導体
素子を精度良く搭載するのが困難であるという問題が生
じる。
に、光路変換体を実装基板へ加圧・密着させることにな
るため、光路変換体のエッジ部で、受光素子に接続する
電極配線が断線する恐れがあるという問題があった。
光反射面または素子配設面として平坦性の優れた面を備
えた光路変換体を容易にかつ迅速に提供でき、さらに、
面発光素子と光伝送体との光接続を高効率にできる、信
頼性の高い光モジュールを提供することを目的とする。
に、本発明の光路変換体は、柱状をなす本体の上下面が
異方性エッチングで形成されているとともに、側面の非
エッチング部が入射光を所定方向へ光路変換させるため
の光反射面または光半導体素子を設ける素子配設面であ
ることを特徴とする。
成るとともに、前記上下面が(111)面またはその等
価な面であり、かつ前記光反射面または素子配設面が
(100)面から[110]方向へ4.7°〜14.7
°傾斜させた面またはその等価な面であることを特徴と
する。
90°の角度で光路変換させるように形成されているこ
とを特徴とする。
設されていることを特徴とする。
の間に、オーミックコンタクト用の不純物拡散領域が形
成されていることを特徴とする。
結晶ウエハの両主面に対し異方性エッチングを施すこと
により、前記両主面上に交互に位置するV溝を複数条に
形成するとともに、前記V溝の両側に形成され断面が平
行四辺形状で厚みが交互に異なる柱状部を形成する工程
と、厚みの小さい方の柱状部を除去することにより、厚
みの大きい方の柱状部を分離する工程とを含み、柱状を
なす本体の非エッチング面の一部を入射光を所定方向へ
光路変換させるための光反射面または光半導体素子を設
ける素子配設面としたことを特徴とする。
る低位置面及び高位置面を形成した基板の低位置面に面
発光素子及び該面発光素子の出射光を反射させる光路変
換体を配設するとともに、前記高位置面に前記光路変換
体からの反射光を入射させる光伝送体を配設したことを
特徴とする。
設し、該受光素子により、前記面発光素子の出射光を受
光させるとともに、該出射光の一部を反射させ前記光伝
送体へ入射させるようにしたことを特徴とする。
例について模式的に示した図面に基づき詳細に説明す
る。
を示す。
面1a及び高位置面を形成した基板1の低位置面1a
に、面発光素子3、及び面発光素子3の出射光L1を反
射させる光路変換体2をそれぞれ配設し、高位置面に形
成され光軸に直交する断面形状がV字状を成す搭載用溝
1bに、光路変換体2からの反射光L2を先端4aに入
射させる光ファイバやその他の光導波路体から成る光伝
送体4を配設している。
が可能な材料から成り柱状である。そして、この本体の
上下面2a,2bがアルカリ水溶液等を用いた異方性エ
ッチングで形成されている。また、側面の非エッチング
部である傾斜面2cが、面発光素子3からの入射光L1
を所定方向へ光路変換させるための光反射面または受光
素子等の光半導体素子を配設するための素子配設面とし
ている。
結晶シリコンから成り、異方性エッチングを施す上下面
2a,2bが(111)面またはその等価な面であり、
かつ光反射面または素子配設面が、(100)面から
[110]方向へ4.7°〜14.7°(最適には9.
7°)傾斜させた面またはその等価な面であると、面発
光素子3からのほぼ垂直な出射光を、光路変換体2の傾
斜面2cでほぼ90°角度で光路変換させて(略水平方
向へ)水平に配設された光伝送体4へ入射させることが
でき、効率よく光接続できる。このように、光反射面は
入射光に対して90°の角度で光路変換させるように形
成されているとよい。
れる。
A’線断面図にて示すように、単結晶ウエハWの両主面
10,13に対し、所定のフォトレジスト11の形成面
を保護し、露出面に対しアルカリ水溶液等による異方性
エッチングを施すことにより、両主面10,13上に交
互に位置するV溝12を所定方向に複数条に形成する。
これにより、V溝12の両側に形成され断面が平行四辺
形状で厚みが交互に異なる柱状部14,15が形成され
る。
面または光半導体素子を高精度に配設するため、単結晶
ウエハの両主面10、13は、MCP(メカノケミカル
ポリッシュ)により鏡面(算術平均粗さが10nm以
下)に研磨されたものを用いる。
に示したラインDにおいてダイシングすることにより除
去し、厚みの大きい方の柱状部14を分離する。なお、
図3において、θ1は40°〜50°、θ2は59.4
°〜69.4°となる。(←θ1は45°に対して±5
°、θ2は64.4°に対して±5°。光ファイバに光
を有効に入射させるために、光ファイバの開口比を考慮
して傾きの範囲を±5°とした。)このようにして得
た、柱状をなす本体の非エッチング面の一部を、入射光
を所定方向へ光路変換させるための光反射面、または光
半導体素子を設ける素子配設面とする。
るが、実装基板表面に対し法線方向に発光している形状
であれば適用可能である。
状の光導波路体や基板1に直接形成した光導波路であっ
てもよい。
傾斜面を光反射用の斜面として用いず、鏡面研磨された
ウエハの両主面を光反射面または光半導体素子の素子配
設面とすることができ、平坦性の優れた光反射面または
素子配設面を備えた、優れた光路変換体を提供できる。
一括作製が可能なため、非常に低コストに作製可能であ
る。
所定角度で光路変換させる光路変換体を提供できるた
め、任意の傾斜角を形成でき、面発光素子からの出射光
を効率的に入射光学系へ効率的に入射する光学系を提供
できる。
を用いることにより、光半導体素子をシリコン基板上に
直接形成したり、光半導体素子としてシリコンとは異な
る化合物半導体材料を用いる場合、別の化合物半導体基
板上に複数の光半導体素子を形成し、複数の光路変換体
が形成されたシリコン基板表面へ、一括して貼り合わせ
る接着が可能なため、実装コストを削減した優れた受光
素子付き光路変換体が実現される。
説明する。
2の非エッチング面である傾斜面(素子配設面)2c
に、フォトダイオード等の受光素子である光半導体素子
5を配設し、さらに、この光半導体素子5の電気信号線
路,電流供給線路である電極パターン7,8を形成して
いる。ここで、5aは受光部、5bは電極パッドであ
り、電極パッド5bと電極パターン8とがボンディング
ワイヤ9で接続されている。
i系、AuSu系、PbSn系、In系の半田等を用い
ることにより、実装強度や信頼性に優れた実装が行え
る。但し、本文では、直接接合法と呼ばれる、半田や接
着剤の接着部材6を用いることなく、光半導体素子5の
表面の化学的性質を利用して接着できる。すなわち、ク
リーニングされた光半導体素子5の表面を光路変換体2
の表面に接触させ水素結合により接着します。さらにア
ニールを行うことで水分子が蒸発し、酸素を介したより
強固な結合へと変化し、信頼性を向上させることができ
る。
下面2bと素子配設面2cとの間、すなわち、素子配設
面2cとエッチング面である下面2bとの境界部におい
て、オーミックコンタクト用の不純物拡散領域が形成さ
れている。
い、図5に断面図にて示すように、光モジュールM2
は、高低差のある低位置面及び高位置面を形成した基板
1の低位置面1aに、面発光素子3及びこれからの出射
光を反射させる光路変換体2を配設するとともに、前記
高位置面に光路変換体2からの反射光を入射させる光伝
送体4を配設している。なお、光モジュールM2におい
て、光路変換体2に光半導体素子5を配設すること以外
の構成は、図1に示す光モジュールM1とほぼ同様であ
り、同一構成要素については同一符号を付し説明を省略
する。
モジュールM1と同様な効果を奏する上に、素子配設面
と光路変換体の下面との間に所定以上(例えば1×10
18cm-3以上)の不純物濃度が拡散されているため、金
属薄膜等で形成される受光素子の電気信号線路、電流供
給線路を2面に形成する必要が無くなり、電気配線が光
路変換体のエッジで断線することがない。
た実施例について説明する。 <実施例1>図1に示す光モジュールM1において、単
結晶シリコンから成り高低差のある基板1の低位置面1
aに光路変換体2及び面発光レーザー3が配設され、基
板1の高位置面に形成された断面V字形状の搭載溝1b
に光ファイバ4が配設されたものとした。
されたコストが安いことに特徴のあるシリコンを用い、
段差は異方性エッチングにより形成した。また、光ファ
イバ4の搭載溝1bは異方性エッチングにより形成し
た。また、面発光レーザー3はGaAs系材料を用い
た。
製した。
面に研磨された表裏面10,13が(100)面から
9.7°傾いた面を有するウエハWを用い、表裏面にお
いて、フォトリソグラフィー技術により、[110]方
向へ沿って直線状にフォトレジスト11を等間隔に被着
形成し、このウエハWの露出部を水酸化カリウム水溶液
に浸すことにより異方性エッチングを施した。これによ
り、(111)面及びそれに等価な面が斜面の断面V字
状の溝12が形成された。
から前記[110]方向へ9.7°傾いているので、傾
斜角θ1は45°、θ2は64.4°となる。なお、θ
1は光路を90°変換するために、θ1=45°に設定
する必要があり、この形成は異方性エッチングにより高
精度に形成した。
状体14を形成するように、表面10と裏面13でフォ
トレジスト11の形成領域をずらした。
より除去し、その後、光路変換体用柱状体14の上下面
10,13に光反射膜を形成するべく金属薄膜を形成し
た。ここで、金属薄膜の最上層には反射率の高いAuを
用いた。また、この最上層金属膜をウエハWのシリコン
基体上に有効に形成させるために、最上層金属薄膜とシ
リコン基体の間に下地金属膜としてCr層を用い、シリ
コン基体表面にシリコン酸化膜層を形成した。金属薄膜
の合計膜厚は約1μmとした。
イシングにより切断を行い、個々の光路変換体となるよ
うに切り分けた。その際に、エッチング残部である小さ
い方の柱状部15が完全に除去され、所定形状の光路変
換体が作製できた。
は、図1に示すように、実装基板である基板1上の位置
合わせマーカー(不図示)を利用して、正確に位置決め
し実装固定した。この際の固定材にはAuSu系の半田
を用いた。
せ、実装基板1に形成された薄膜半田(不図示)を溶解
・冷却し、基板1上に実装固定し、次いで、光ファイバ
4を搭載用溝1b上に搭載し、例えば樹脂、或いはガラ
ス板等の平板基板で押圧固定する等の方法で実装固定し
た。
反斜面はミラー加工された{100}面を利用するの
で、高精度に平坦化された反斜面を実現できる。また、
異方性エッチングにおいてエッチング面を高精度に平坦
化する必要がないことにより、FZ法、CZ法等の各種
の製法で作製したシリコン基板を用いることができ、ま
た、エッチング中に超音波揚動などを行う必要がなく、
エッチング条件の最適化が省けた。また、光路反射体は
シリコンウエハの両面からエッチングを行うことによ
り、断面が略平行四辺形で、光路変換体の上面が平坦に
なることから、光路変換体は従来のフリップチップボン
ディング技術による高精度の実装も可能となった。
他の実施例について説明する。
て行った。
の斜面2cに、光半導体素子5を以下のようにして配設
した。
路変換体2に光半導体素子5を配設し、その配線等を施
した以外については、既に説明した光モジュールM1と
同様に構成した。
である傾斜面2cと下面2bの境界部分にB(ボロン)
をイオン注入し、その不純物濃度を1×1018cm-3以
上とした。なおこの時、Alなど半導体の不純物であれ
ばB以外でも良い。
7、電流供給線路8を金属薄膜で形成した。この金属薄
膜は上層/下層で、Au/Crとし、その厚みは合計で
約1μmとした。このとき、各線路の一端は、不純物拡
散領域20,21まで配置した。
aAs基板上に厚み1.0μm、不純物濃度1×1018
cm-3のn型GaAs層、厚み4.0μm、不純物濃度
1×1015cm-3のi型GaAs層、厚み0.5μm、
不純物濃度1×1015cm-3のi型GaAs層を形成
し、最上層のp型GaAs層の窓部からp型不純物のZ
nを約0.5μm拡散し、メサエッチ後、p、n電極を
形成し、フォトダイオードである光半導体素子5を作製
した。
強度を得るために、上記の光半導体素子5上へ高屈折材
料、低屈折材料を用いた誘電体多層膜を真空蒸着により
作製しても良い。ここで、光半導体素子5は、GaAs
以外のInGaAs/InPなどの化合物半導体材料で
も、また、PIN型フォトダイオード以外のアバランシ
ェ・フォト・ダイオードなど、フォトダイオードの機能
を有するものであれば良い。
s基板表面とガラス基板をWAXで固定した後、光半導
体素子形成領域を残し、GaAs基板をエッチング除去
した。
素子を、シリコン基板表面の反射面に位置合わせし、水
素結合により接触させ、WAXを除去し、300〜40
0℃の熱処理を行い、光半導体素子5を水素結合だけで
なく、酸素を介したさらに強固に接着させた。同時に、
反射鏡素子の電気信号線路7、電流供給線路8と光路変
換体2の不純物拡散領域21,26もアニールされ、オ
ーミック接合された。
系、In系の半田等の接着部材6を用いても、実装強度
や信頼性に優れた実装が行えた。
体2は、実装基板1上の位置合わせマーカー(不図示)
を用いて、正確に位置決めし実装した。その後、光半導
体素子が搭載された光路変換体と実装基板に対して30
0〜400℃の熱処理を行い、実装基板上の電気信号線
路、電流供給線路と反射鏡素子の不純物拡散領域をアニ
ールすることによりオーミック接合された。
モジュールM1の作用・効果に加えて、以下のような効
果を奏する。受光素子は、ダイシング・カット前のシリ
コン基板表面に基板同士の貼り合わせで一括接着させる
ために、従来、個々の受光素子をエッチングされた斜面
に実装するのに比べて、実装時間の削減・高精度の実装
が実現できた。
が、シリコン基板表面に固相拡散やイオン注入などの技
術を用いて、シリコンのフォトダイオードを形成して
も、実装時間の削減・高精度の実装が実現できる。
在する高濃度の不純物領域を介して、実装基板と受光素
子付き光路変換体の電極が結合される。その結果、受光
素子付き光路変換体のエッジ部に電極が配線されていな
いことから断線することがなくなる。
ば、異方性エッチング技術を用いた傾斜面を光反射用の
斜面として用いず、鏡面研磨がしやすいウエハの両主面
を光反射面または光半導体素子の素子配設面とすること
ができ、平坦性の優れた光反射面または素子配設面を備
えた優れた光路変換体を提供できる。
製造方法によれば、ウエハプロセスによる一括作製が可
能なため、非常に低コストの光路変換体が作製可能であ
る。
体によれば、ウエハ面方位により入射光に対して所定角
度で光路変換させるようにできるため、面発光素子から
の出射光を効率的に入射光学系へ効率的に光接続できる
光モジュールを提供できる。
おいて、素子配設面に受光素子が配設させることによ
り、面発光素子の出射光を精度よくモニタすることがで
きるとともに、受光素子からの反射光を効率的に光伝送
体へ入射させることが可能な優れた光モジュールを提供
できる。
によれば、光路変換体の下面と素子配設面との間に、オ
ーミックコンタクト用の不純物拡散領域が形成されてい
るので、金属薄膜で光半導体素子の電極パターンを光路
変換体の2面に形成する必要が無くなり、光路変換体の
エッジで金属薄膜の断線がない信頼性に優れた光モジュ
ールを提供できる。
ルによれば、光伝送体に面発光素子からの出射光を効率
よく光接続され、しかも信頼性の高い優れた光モジュー
ルを提供できる。
式的に説明する断面図である。
説明するための平面図である。
る斜視図である。
する斜視図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 柱状をなす本体の上下面が異方性エッチ
ングで形成されているとともに、側面の非エッチング部
が入射光を所定方向へ光路変換させるための光反射面、
または光半導体素子を設ける素子配設面であることを特
徴とする光路変換体。 - 【請求項2】 前記本体が単結晶シリコンから成るとと
もに、前記上下面が(111)面またはその等価な面で
あり、かつ前記光反射面または素子配設面が(100)
面から[110]方向へ4.7°〜14.7°傾斜させ
た面またはその等価な面であることを特徴とする請求項
1に記載の光路変換体。 - 【請求項3】 前記光反射面は入射光に対して90°の
角度で光路変換させるように形成されていることを特徴
とする請求項1または2に記載の光路変換体。 - 【請求項4】 前記素子配設面に受光素子が配設されて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
光路変換体。 - 【請求項5】 前記本体の下面と素子配設面との間に、
オーミックコンタクト用の不純物拡散領域が形成されて
いることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の
光路変換体。 - 【請求項6】 単結晶ウエハの両主面に対し異方性エッ
チングを施すことにより、前記両主面上に交互に位置す
るV溝を複数条に形成するとともに、前記V溝の両側に
形成され断面が平行四辺形状で厚みが交互に異なる柱状
部を形成する工程と、厚みの小さい方の柱状部を除去す
ることにより、厚みの大きい方の柱状部を分離する工程
とを含み、柱状をなす本体の非エッチング面の一部を入
射光を所定方向へ光路変換させるための光反射面または
光半導体素子を設ける素子配設面とした光路変換体の製
造方法。 - 【請求項7】 高低差のある低位置面及び高位置面を形
成した基板の低位置面に面発光素子及び該面発光素子の
出射光を反射させる請求項1〜5のいずれかに記載の光
路変換体を配設するとともに、前記高位置面に前記光路
変換体からの反射光を入射させる光伝送体を配設したこ
とを特徴とする光モジュール。 - 【請求項8】 前記光路変換体に受光素子を配設し、該
受光素子により、前記面発光素子の出射光を受光させる
とともに、該出射光の一部を反射させ前記光伝送体へ入
射させるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の
光モジュール。
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JP2010164856A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Ntt Electornics Corp | 光学モジュール |
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