JP2003129867A - 排気ターボ過給機付き二サイクル内燃機関 - Google Patents

排気ターボ過給機付き二サイクル内燃機関

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JP2003129867A
JP2003129867A JP2001325438A JP2001325438A JP2003129867A JP 2003129867 A JP2003129867 A JP 2003129867A JP 2001325438 A JP2001325438 A JP 2001325438A JP 2001325438 A JP2001325438 A JP 2001325438A JP 2003129867 A JP2003129867 A JP 2003129867A
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cylinder
exhaust passage
valve
internal combustion
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Kunio Hasegawa
国生 長谷川
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン3を内蔵したシリンダ2の頂部にポ
ペット型の排気弁6を、前記シリンダの下部に掃気ポー
ト8を設けたユニフロー型二サイクル内燃機関に、排気
タービン10aに圧縮機10bを直結して成る排気ター
ボ過給機10を適用する場合に、低負荷域における燃費
の悪化を、大型化及び高価格化を招来することなく、確
実に改善する。 【解決手段】 前記排気弁6からの主排気通路15を、
切換弁20にて、前記排気弁6における開期間L2内の
うち前の期間L3において前記排気タービン10aの排
気ガス入り口に連通し、前記排気弁における開期間L2
内のうち後ろの期間L4において前記圧縮機10bの大
気空気吸い込み側に連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ターボ過給機
を備えたユニフロー型の二サイクル内燃機関に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】二サイク
ル内燃機関の一つに、ユニフロー型の二サイクル内燃機
関がある。
【0003】このユニフロー型二サイクル内燃機関は、
クランク軸に連動して往復動するピストンを内蔵したシ
リンダの頂部に、ポペット型の排気弁を設ける一方、前
記シリンダの下部に、前記ピストンにおける下死点付近
の往復動にて開閉される掃気ポートをシリンダ内に開口
するように設け、前記シリンダ内における排気ガスを、
前記掃気ポートからシリンダ内に導入される吸気によっ
て前記排気弁から押し出すように構成したものである。
【0004】先行技術としての特開平4−362225
号公報は、前記したユニフロー型二サイクル内燃機関
に、排気タービンに圧縮機を直結して成る排気ターボ過
給機を適用することを提案している。
【0005】すなわち、この先行技術においては、前記
排気弁からの主排気通路を前記排気ターボ過給機におけ
る排気タービンの排気ガス入り口に、前記排気ターボ過
給機における圧縮機からの圧縮吸気通路を前記掃気ポー
トに各々接続するという構成にしている。
【0006】この排気ターボ過給機の適用により、排気
エネルギーを回収できるので、排気圧のアップによるポ
ンピングロスのマイナス分を考慮しても、内燃機関の性
能向上に大きく寄与できるが、その反面、負荷の小さい
運転域においては、排気ターボ過給機の作動が十分でな
く、従って、その圧縮機にて圧縮した吸気の圧力が低く
て、この圧縮吸気の押し込みによる掃気性を効果的に発
揮することができない。
【0007】そこで、別の先行技術としての特開200
1−132462号公報は、排気ターボ過給機を適用す
る場合において、この排気ターボ過給機における圧縮機
から前記掃気ポートへの圧縮吸気通路中に、内燃機関に
て駆動されるスーパーチャジャを設けることを提案して
いる。
【0008】このスーパーチャジャの設置により、掃気
ポートへの吸気の圧力を高めることができるから、負荷
の小さい運転域における掃気性を向上することができ
る。
【0009】しかし、その反面、ここに設置するスーパ
ーチャジャは、低負荷域における掃気性を高めることの
ために可成り大型のものにしなければならず、低負荷域
において、内燃機関の出力に対して前記スーパーチャジ
ャを駆動することに要する負荷の割合が増大するから、
燃費が悪化することになるばかりか、前記大型のスーパ
ーチャジャの設置によって内燃機関の大型化及び高価格
化を招来するという問題があった。
【0010】本発明は、ユニフロー型二サイクル内燃機
関に対して排気ターボ過給機を適用するに際して、低負
荷域における掃気性を、確実に向上できるようにするこ
とを技術的課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明の請求項1は、「クランク軸に連動して往
復動するピストンを内蔵したシリンダの頂部にポペット
型の排気弁を、前記シリンダの下部にシリンダ内への掃
気ポートを設けたユニフロー型二サイクル内燃機関と、
前記シリンダからの排気ガスにて駆動される排気タービ
ンに前記掃気ポートへの吸気に対する圧縮機を直結して
成る排気ターボ過給機とを備えたものにおいて、前記排
気弁からの主排気通路を、前記排気タービンにおける排
気ガス入り口への第1排気通路と、前記圧縮機における
大気空気吸い込み側への第2排気通路とに分岐し、この
分岐部に、前記排気弁における開期間内のうち前の期間
において前記主排気通路を前記第1排気通路に連通し、
前記排気弁における開期間内のうち後ろの期間において
前記主排気通路を前記第2排気通路に連通するようにし
た切換弁を設けた。」ことを特徴としている。
【0012】また、本発明の請求項2は、「前記請求項
1の記載において、前記掃気ポートにおける軸線を、シ
リンダの軸線に対してほぼ直角で、且つ、シリンダの軸
線方向から見てシリンダに対して接線方向にする一方、
前記前記シリンダの頂部におけるほぼ中心の部位に、シ
リンダ内への燃料噴射弁を設けた。」ことを特徴として
いる。
【0013】更にまた、本発明の請求項3は、「前記請
求項1又は2の記載において、前記第2排気通路に、前
記主排気通路からの排気ガスを吸引するモータ駆動のブ
ロワーを設けた。」ことを特徴としている。
【0014】
【発明の作用・効果】この構成において、爆発行程の後
半で排気弁が開く一方、この排気弁における開期間内の
うち前の期間においては、当該排気弁からの主排気通路
は切換弁にて第1排気通路に連通していることにより、
シリンダ内の排気ガスは、第1排気通路を介して排気タ
ーボ過給機における排気タービンに流出して、排気ター
ボ過給機を駆動する一方、この排気ターボ過給機の駆動
によりその圧縮機で圧縮された吸気が、掃気ポートから
シリンダ内に導入され、この圧縮吸気の押し込みにて前
記シリンダ内の掃気が行われる。
【0015】次いで、前記排気弁における開期間内のう
ち後ろの期間になると、当該排気弁からの主排気通路
は、前記切換弁にて、前記圧縮機における大気空気吸い
込み側への第2排気通路に連通する状態に切り換えられ
ることにより、前記シリンダ内における残留排気ガス
は、第2排気通路を介して前記圧縮機にて吸い出される
ことになるから、この圧縮機への吸い出しによっても前
記シリンダ内の掃気が行われる。
【0016】すなわち、本発明によると、排気ターボ過
給機を、排気弁における開期間のうち前の期間に高い温
度で排出される排気ガスにて十分に駆動することができ
る一方、シリンダ内の掃気を、排気弁における開期間内
のうち前の期間における圧縮吸気の掃気ポートからの押
し込みと、排気弁における開期間内のうち後ろの期間に
おける第2排気通路からの残留排気ガスの吸い出しとの
両方によって行うことができることにより、その掃気効
率を、大型のスーパーチャジャを設置することなく、場
合によってはスーパーチャジャを使用することなく、大
幅に向上できるから、ユニフロー型の二サイクル内燃機
関に対して排気ターボ過給機を適用した場合における弊
害、つまり、低負荷域における燃費の悪化を、大型化及
び高価格化を招来することなく、確実に改善できる。
【0017】しかも、シリンダへの圧縮吸気に、残留排
気ガスが混合されるので、NO等の低減を達成でき
る。
【0018】また、請求項2に記載した構成にすると、
掃気ポートからシリンダ内に流入した吸気は、前記排気
ターボ過給機による押し込み及び吸い出しの両方にて、
シリンダの軸線を中心にして強く旋回しながら頂部の排
気弁に向かってように流れることにより、この旋回流の
中心部分に既燃焼ガスの多くが集まり、そして、このよ
うに中心に集まる既燃焼ガスに対して燃料噴射弁から燃
料が噴射され、噴射燃料の気化・拡散を促進できるか
ら、燃料の燃焼性向上に寄与し、燃費をより向上できる
のである。
【0019】更にまた、請求項3に記載した構成にする
と、排気弁の開期間のうち後ろの期間においてシリンダ
内の残留排気ガスを排気ターボ過給機の圧縮機にて吸い
出すことを、モータ駆動のブロワーにて促進できるか
ら、掃気効率を更に助長できるのであり、しかも、前記
ブロワーにおけるモータのON・OFF又は回転数の増
減調節によって、シリンダ内における旋回流の強弱、掃
気の程度及び残留排気ガス量等を、内燃機関の運転状態
に応じて最適の状態に制御することができる利点があ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図3の図面について説明する。
【0021】この図において、符号1は、圧縮着火式の
ユニフロー型二サイクル内燃機関におけるシリンダブロ
ックを示し、このシリンダブロック1には、図示しない
クランク軸に連動して往復動するピストン3を内蔵した
シリンダ2を備えており、前記ピストン3の頂面には、
燃焼室4が凹み形成されている。
【0022】一方、前記シリンダブロック1の上面に
は、シリンダヘッド5が、前記シリンダ2の頂部を塞ぐ
ように締結されており、このシリンダヘッド5には、ポ
ペット型の排気弁6と燃料噴射弁7とが、平面視におい
て前記シリンダ2のほぼ中心の部位にのぞむように設け
られている。
【0023】前記シリンダ2の下部には、複数個の掃気
ポート8が穿設され、この各掃気ポート8は、前記ピス
トン3の往復動により、当該ピストン3における下死点
前の時期A(クランク角度で下死点前約45度)から下
死点後の時期B(クランク角度で下死点後約45度)ま
での期間L1を開くように構成されている。
【0024】なお、前記各掃気ポート8における内底面
8bは、ピストン3が下死点にあるときその頂面3aと
一致している。
【0025】一方、前記排気弁6は、前記クランク軸に
連動するカム軸9の回転により、前記ピストン3におけ
る下死点前の時期C(クランク角度で下死点前約70
度)から下死点後の時期D(クランク角度で下死点後約
60度)までの期間L2を開くように構成され、更にま
た、前記シリンダ2内には、ピストン3の上死点前後付
近の時期において燃料が前記燃料噴射弁7より噴射供給
され、この燃料は、圧縮着火で爆発燃焼するように構成
されている。
【0026】また、符号10は、排気タービン10aに
ブロワー型の圧縮機10bを直結して成る排気ターボ過
給機を示し、この排気ターボ過給機10における排気タ
ービン10aの出口には、大気中への排気管11が、ま
た、前記圧縮機10bの吸い込み側には、エアクリーナ
12からの大気空気吸い込み管路13が、更にまた、前
記圧縮機10bの吐出側には、前記各掃気ポート8の外
側を囲うチャンバー23への圧縮吸気管路14が各々接
続されている。
【0027】そして、前記各掃気ポート8における軸線
8aを、前記シリンダ2の軸線2aに対してほぼ直角
で、且つ、シリンダ2の軸線2aの方向から見て(図2
参照)シリンダ2に対して接線方向に設定する。
【0028】一方、前記排気弁6からの主排気通路15
を、第1排気通路16と、第2排気通路17とに分岐
し、第1排気通路16を、管路18を介して前記排気タ
ービン10aの排気ガス入り口に、第2排気通路17
を、管路19を介して前記圧縮機10bへの大気空気吸
い込み管路13に各々接続する。
【0029】更に、前記主排気通路15に対する第1排
気通路16及び第2排気通路17の分岐部には、前記ク
ランク軸又はカム軸9に連動して回転するロータリー式
の切換弁20を設けて、この切換弁20の回転により、
前記排気弁6の開時期Cより適宜前の時期E(例えば、
クランク角度で下死点前約90度)から下死点付近の時
期F(例えば、クランク角度で下死点前約5度から下死
点後5度)までの期間を、前記主排気通路15と第1排
気通路16を連通することにより、前記排気弁6が開い
ている開期間L2内のうち前の期間L3においてのみ前
記主排気通路15を第1排気通路16に連通するように
構成する。
【0030】これに加えて、前記切換弁20の回転によ
り、前記排気弁6が開いている開期間L2内のうち下死
点付近の時期G(例えば、クランク角度で下死点前約5
度から下死点後5度)から前記排気弁6の閉時期Dを適
宜過ぎた時期H(例えば、クランク角度で下死点後約9
0度)までの期間を、前記主排気通路15と第2排気通
路17を連通することにより、前記排気弁6が開いてい
る開期間L2内のうち前記前の期間L3よりもあとの後
ろの期間L4においてのみ前記主排気通路15を第2排
気通路17に連通するように構成する。
【0031】この場合において、主排気通路15の第1
排気通路16への連通を遮断する時期Fを、二点鎖線で
示すようにF′に遅らせる一方、主排気通路15の第2
排気通路17への連通を開始する時期Gを、二点鎖線で
示すようにG′に進ませる等することにより、主排気通
路15を第1排気通路16に連通している状態と、主排
気通路15を第2排気通路17に連通している状態とを
オーバーラップするように構成しても良い。また、排気
弁6の閉の時期Dを、掃気ポート8の閉の時期Bに略一
致するか、或いは、掃気ポート8の閉の時期Bよりも進
ませるように構成しても良い。
【0032】この構成において、シリンダ2内における
爆発によるピストン3の下降動が下死点前の約70度付
近に達すると、排気弁6が開き、この排気弁6における
開期間L2内のうち前の期間L3においては、当該排気
弁6からの主排気通路15は切換弁20にて第1排気通
路16に連通していることにより、シリンダ2内の排気
ガスは、主排気通路15及び第1排気通路16を介して
排気ターボ過給機10における排気タービン10aに流
出して、排気ターボ過給機10を駆動する一方、この排
気ターボ過給機10の駆動によりその圧縮機10bで圧
縮された吸気は、各掃気ポート8の外側を囲うチャンバ
ー23に送られてここに蓄えられ、そして、ピストン3
の下降動にて各掃気ポート8が開いた瞬間、前記チャン
バー23に蓄えられた圧縮吸気が各掃気ポート8よりシ
リンダ2内に勢い良く導入され、この勢いの良い圧縮吸
気の押し込みにて前記シリンダ2内の掃気が行われる。
【0033】次いで、前記排気弁6における開期間L2
内のうち後ろの期間L4になると、シリンダ2内に掃気
ポート8から吸気が導入される一方、前記排気弁6から
の主排気通路15は、前記切換弁20にて、前記圧縮機
10bにおける大気空気吸い込み側への第2排気通路1
7に連通する状態に切り換えられることにより、前記シ
リンダ2内における残留排気ガスは、主排気通路15及
び第2排気通路17を介して前記圧縮機10bにて吸い
出されることになるから、この圧縮機10bへの吸い出
しと、掃気ポート8からの吸気の押し込みとの両方によ
って前記シリンダ2内の掃気が強力に行われる。
【0034】一方、前記各掃気ポート8からシリンダ2
内に勢い良く導入される吸気は、各掃気ポート8におけ
る軸線8aが、前記シリンダ2の軸線2aに対してほぼ
直角で、且つ、シリンダ2の軸線2aの方向から見てシ
リンダ2に対して接線方向であることにより、シリンダ
2の軸線2aを中心にして旋回しながら頂部の排気弁6
に向かってように流れ、しかも、この旋回流の流れ速度
は、掃気ポート8からの押し込みと、圧縮機10bへの
吸い込みとの両方によって、加速されることにより、こ
の旋回流の中心部分に既燃焼ガスの多くが集まり、そし
て、このように中心に集まる既燃焼ガスに対して燃料噴
射弁7から燃料が噴射される。
【0035】ところで、前記排気ターボ過給機10にお
ける圧縮機10bへの大気空気吸い込み管路13内の圧
力は、圧縮機10bの吸い込みにてほぼ大気圧か、これ
以下になっていることにより、この圧縮機10bにてシ
リンダ2内における残留排気ガスを吸い出すことができ
るが、第2排気通路17からの排気ガスの圧力が異常に
高くて、この排気ガスが、エアクリーナ12側に逆流す
るおそれがあるときには、図1に二点鎖線で示すよう
に、前記大気空気吸い込み管路13に、エアクリーナ1
2から圧縮機10bへの方向にのみ開くようにした逆止
弁21を設けて、前記の逆流を阻止するように構成す
る。
【0036】また、前記第2排気通路17から前記圧縮
機10bの大気空気吸い込み管路13に至る管路19中
に、図1に二点鎖線で示すように、モータにて回転駆動
されるブロワー22を設ける。
【0037】この構成により、排気弁6の開期間L2の
うち後ろの期間L4においてシリンダ2内の残留排気ガ
スを排気ターボ過給機10の圧縮機10bにて吸い出す
ことを、前記モータ駆動のブロワー22にて促進でき
る。しかも、前記ブロワー22におけるモータのON・
OFF又は回転数の増減調節によって、シリンダ2内に
おける旋回流の強弱、掃気の程度及び残留排気ガス量等
を、内燃機関に運転状態に応じて最適の状態に制御する
ことができる。
【0038】なお、前記実施の形態は、シリンダ2内
に、ヒストン3の上死点前の時期において燃料を燃料噴
射弁7より噴射供給し、この燃料を、圧縮着火する場合
であったが、本発明は、この圧縮着火式の二サイクル内
燃機関に限らず、図1に二点鎖線で示すように設けた点
火栓24による火花点火式の二サイクル内燃機関に対し
ても同様に適用できることはいうまでもない。
【0039】また、圧縮着火及び火花点火のいずれの場
合においても、排気弁6の閉時期Dの付近において、シ
リンダ2内に燃料を追加して供給することにより、排気
ガスの温度を高くなるから、排気タービン10aの効率
をアップすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部縦断正面図であ
る。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】二サイクルの行程を示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダ 3 ピストン 5 シリンダヘッド 6 排気弁 7 燃料噴射弁 8 掃気ポート 10 排気ターボ過給機 10a 排気タービン 10b 圧縮機 13 大気空気吸い込み管路 14 圧縮吸気管路 15 主排気通路 16 第1排気通路 17 第2排気通路 20 切換弁 21 逆止弁 22 ブロワー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 25/04 F02B 25/04 33/44 33/44 E 37/00 37/00 302F 302 37/02 F 37/02 F02D 9/16 F02D 9/16 21/08 311B 21/08 311 F02M 25/07 550C F02M 25/07 550 570L 570 580A 580 580B 580F F02B 37/00 301F Fターム(参考) 3G005 DA04 EA16 FA05 GA02 GB15 GB17 GB24 HA12 JA02 JA23 JA28 JA39 3G023 AA02 AB01 AB05 AC04 AD07 AF02 AF03 AG01 AG03 3G062 AA02 AA05 CA07 ED03 ED10 GA02 GA22 3G065 AA01 AA02 AA03 AA09 CA00 EA09 EA10 FA01 GA10 HA05 KA01 3G092 AA02 AA03 AA06 AA17 AA18 DB03 DC12 DE01S DG01 EA25 FA21 GA05 GA16 HE01Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸に連動して往復動するピストン
    を内蔵したシリンダの頂部にポペット型の排気弁を、前
    記シリンダの下部にシリンダ内への掃気ポートを設けた
    ユニフロー型二サイクル内燃機関と、前記シリンダから
    の排気ガスにて駆動される排気タービンに前記掃気ポー
    トへの吸気に対する圧縮機を直結して成る排気ターボ過
    給機とを備えたものにおいて、 前記排気弁からの主排気通路を、前記排気タービンにお
    ける排気ガス入り口への第1排気通路と、前記圧縮機に
    おける大気空気吸い込み側への第2排気通路とに分岐
    し、この分岐部に、前記排気弁における開期間内のうち
    前の期間において前記主排気通路を前記第1排気通路に
    連通し、前記排気弁における開期間内のうち後ろの期間
    において前記主排気通路を前記第2排気通路に連通する
    ようにした切換弁を設けたことを特徴とする排気ターボ
    過給機付き二サイクル内燃機関。
  2. 【請求項2】前記請求項1の記載において、前記掃気ポ
    ートにおける軸線を、シリンダの軸線に対してほぼ直角
    で、且つ、シリンダの軸線方向から見てシリンダに対し
    て接線方向にする一方、前記前記シリンダの頂部におけ
    るほぼ中心の部位に、シリンダ内への燃料噴射弁を設け
    たことを特徴とする排気ターボ過給機付き二サイクル内
    燃機関。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は2の記載において、前記
    第2排気通路に、前記主排気通路からの排気ガスを吸引
    するモータ駆動のブロワーを設けたことを特徴とする排
    気ターボ過給機付き二サイクル内燃機関。
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JP (1) JP2003129867A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133413A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Man Diesel Filial Af Man Diesel Se Tyskland 内燃機関
WO2023228569A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 ヤマハ発動機株式会社 水素2ストロークエンジン

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