JP2003128959A - 透明導電塗膜及び透明導電塗膜形成用塗料 - Google Patents

透明導電塗膜及び透明導電塗膜形成用塗料

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JP2003128959A
JP2003128959A JP2001328904A JP2001328904A JP2003128959A JP 2003128959 A JP2003128959 A JP 2003128959A JP 2001328904 A JP2001328904 A JP 2001328904A JP 2001328904 A JP2001328904 A JP 2001328904A JP 2003128959 A JP2003128959 A JP 2003128959A
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fine particles
weight
coating film
parts
transparent conductive
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Application number
JP2001328904A
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English (en)
Inventor
Shiyouzou Murata
省蔵 村田
Yusuke Mizuno
裕介 水野
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Morimura Chemicals Ltd
Original Assignee
Morimura Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い導電率と透明性とを備えた透明導電塗膜
を提供すること。 【解決手段】 (A)(a) 平均粒径5nm以上、0.4
μm未満の第1の導電性微粒子100重量部に対して、
(b)、平均粒径1μm以上、30μm未満の第2の導電
性微粒子を0.2〜25重量部含む導電性微粒子の30
〜85重量%を、(B)バインダー成分中に分散させて
なることを特徴とし、高い導電率と透明性とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い導電率と透明
性とを備えた透明導電塗膜及び透明導電塗膜形成用塗料
に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸着、スパッタリング等により形成され
る透明導電塗膜は、液晶表示素子の配線パターンや電極
として汎用されているが、蒸着やスパッタリングに大型
設備が必要なため基板コストが高くなるという問題があ
る。
【0003】このため、塗布型の透明導電塗膜形成用塗
料の開発が求められている。
【0004】例えば、特開昭58−9177号公報に
は、Sb 0.1〜20重量%を含有し残りが実質的に
SnO2 からなる組成を有し、かつ0.4μm以下の平
均粒径を有する導電性微粉末を、導電性微粉末 5〜9
0重量%、樹脂 95〜10重量%の割合で含有する導
電性透明塗料が開示されている。
【0005】特開平8−302246号公報には、球状
の導電性微粒子と、針状又は板状の導電性微粒子とが、
無機バインダー溶液中に添加された透明被膜形成用の塗
料が開示されている。
【0006】また、特開平9−53030号公報には、
平均粒径0.05μm以下の金属コロイドを含有させた
透明導電塗料が開示されている。
【0007】しかしながら、これらの透明導電塗膜形成
用の塗料は、導電性微粒子が均一に分散し難く、しかも
その表面が電気絶縁性のバインダー成分で被覆されてい
るため、その塗膜は、いずれも蒸着やスパッタリングで
形成したものよりも導電率が低く、しかも不安定で再現
性が悪いという問題があった。また、導電率を高くする
とともに安定化させるため導電性微粒子の比率を多くす
ると、光透過率が低下する上に塗膜の機械的強度が低下
して引っかきなどにより容易に剥離してしまうという問
題があった。
【0008】本発明者等の実験によれば、導電性微粒子
として平均粒径の大きいものを使用すると導電率が高く
なることが判明したが、この場合、塗膜の光透過率が低
くなったり塗膜に着色が生じたりするという問題があっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来の
透明導電塗膜は、導電性微粒子が均一に分散し難く、し
かもその表面が電気絶縁性のバインダー成分で被覆され
ているため、いずれも蒸着やスパッタリングで形成した
透明導電塗膜と比べて導電率が低く、しかも不安定で再
現性が悪くなってしまうという問題があり、導電率を高
くかつ安定化させるため導電性微粒子の比率を多くする
と、光透過率が低下する上に塗膜の機械的強度が低下し
て引っかきなどにより容易に剥離してしまうという問題
があった。
【0010】また、導電性微粒子として平均粒径の大き
いものを使用すると導電率を高くすることはできるが、
塗膜の光透過率が低くなってしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明者等は、かかる従来の問題を解消す
べく鋭意研究をすすめたところ、微細な導電性微粒子に
少量の大径の導電性微粒子を添加した導電性微粒子を用
いた場合、導電率が高く、安定で、しかも透明性の高い
塗膜が得られることを見出だした。
【0012】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
もので、導電率が高くて安定で、しかも透明性も高い透
明導電塗膜及び透明導電塗膜形成用塗料を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の透明導電塗膜
は、微細な粒径の第1の導電性微粒子にこれより大粒径
の第2の微粒子を少量配合した導電性微粒子が、バイン
ダー成分中に所定の重量比で均一に分散されていること
を特徴としている。
【0014】本発明に用いられる第1の導電性微粒子
は、(イ)Sb,Sn,In,Ti,Si及びZnから
選ばれた金属を少なくとも1種以上含む酸化物微粒子、
(ロ)Ag,Pd,Cu,Ni,Ru,Rh,Fe,P
t,Cr,Co,Al,Ta,Pb,Os及びIrから
選ばれた1種以上の金属コロイド微粒子の1種以上から
成るものであることが好ましい。本発明に好適する第1
の導電性微粒子としては、酸化スズ、酸化インジウムを
主成分とする粉体の単独又は2種以上混合した導電性微
粒子や、酸化スズ、酸化インジウムにSb、Sn、M
g、Ga、Ti、P、Zn、等の異種金属をドープさせ
た導電性微粒子が挙げられる。これらの導電性微粒子
に、酸素欠陥を助長する処理、窒素雰囲気中で熱処理し
て窒化物とする処理、水素等の還元性雰囲気中で表面を
還元させる処理等を施したものも好適に使用される。第
1の導電性微粒子の好ましい具体例としては、例えば、
銀含有コロイド液、酸化スズ微粒子、酸化インジウム微
粒子、酸化スズや酸化インジウムの微粒子に、Sb、S
n、Mg、Ga、Ti、P、Zn、等の異種金属をドー
プさせた微粒子、ATO微粒子(例えば、SN−100
P[石原産業(株)製、商品名](二酸化スズ/五酸化
アンチモン=88/12(重量%)、平均一次粒子:
0.01〜0.03μmの球状粒子))、ITO微粒子
(例えば、F−ITO[同和鉱業(株)製、商品名]
(酸化スズ/酸化インジウム=5/95・(重量%)、
平均一次粒子:0.05〜0.2μm))等が例示され
る。これら第1の導電性微粒子の平均粒径は、5nm以
上、0.4μm未満、好ましくは5nm以上、0.3μ
m未満である。
【0015】第1の導電性微粒子の平均粒径が、5nm
未満又は0.4μm以上では十分な導電率が得られなく
なるので好ましくない。
【0016】本発明に用いられる第2の導電性微粒子
は、Sb,Sn,In,Ti,Si、Zn及び導電性カ
ーボンから選ばれた導電性微粒子を少なくとも1種含
む、窒化物、酸化物、金属ドープ酸化物が好ましく、特
に針状又は扁平状の導電性微粒子で、アスペクト比3〜
600、好ましくは5〜300のものが好適している。
これら第2の導電性微粒子の平均粒径は、1μm以上、
30μm未満で好ましくは1μm以上、10μm未満で
ある。
【0017】本発明に好適する第2の導電性微粒子とし
ては、例えば針状のATO微粒子FS−10P[石原産
業(株)製、商品名]:(二酸化スズ/五酸化アンチモ
ン=88/12、平均一次粒子の短軸平均粒径0.00
5〜0.05μm、長軸平均粒子0.1〜3μm:アス
ペクト比5〜600)や、TiN/TiO2 /Cの複合
導電性微粒子、例えばデントールNT−100[大塚化
学(株)製、商品名]・(TiN/TiO2 /C系板状
粉末、平均粒径5〜15μm、アスペクト比5〜1
0)、デントールNT−200[同前](粒径:5〜1
5μm・針状結晶)や酸化スズ系の複合粒子、例えばデ
ントールWK−200B[大塚化学(株)製、商品名]
(K2 0・6TiO2 /SnO2 、アスペクト比30〜
60);デントールWK−500[同前](TiO2
SnO2 系粉末、平均粒径5〜15μm、アスペクト比
20〜50)、デントールWK−600[同前](Ti
2 /SnO2 系粉末、平均粒径1〜5μm、アスペク
ト比10〜30)や、板状結晶SiO2 /C系の導電性
微粒子例えばデントールTM−200(平均粒径5〜1
5μmアスペクト比30〜100)や板状ケイ酸塩/C
系のデントールBK−400M(平均粒径3〜8μm、
アスペクト比20〜30[大塚化学(株)社製、商品
名])や導電性カーボンブラック例えば#3050[三
菱化成(株)製、商品名](粒度:40nm−次粒子、
2次凝集体1μm以上で使用)、#3150[同前]
(粒度:25nm−次粒子、2次凝集体1μm以上で使
用)、#3750[同前](粒度:28nm−次粒子、
2次凝集体1μm以上で使用)等が例示される。
【0018】第2の導電性微粒子の平均粒径が1μm未
満であったり、30μm以上であると十分な導電率が得
られなくなる。なお、針状又は扁平状の導電性微粒子の
場合、平均粒径は長軸方向の粒径を意味する。
【0019】第1の導電性微粒子と第2の導電性微粒子
の配合割合は、第1の導電性微粒子100重量部に対し
て、第2の導電性微粒子を、0.2〜25重量部、好ま
しくは0.5〜15重量部の範囲とする。
【0020】第2の導電性微粒子が、0.2重量部未満
だと透明導電塗膜の導電率が不十分となり、逆に25重
量部を越えると透明導電塗膜の光透過率が不十分になる
のでいずれも好ましくない。
【0021】本発明に用いられる導電性微粒子には、第
1及び第2の導電性微粒子以外の平均粒径の導電性微粒
子が混在していてもよいが、第1及び第2の導電性微粒
子が全体の90重量%以上占めることが望ましく、特に
平均粒径30μm以上の平均粒径の導電性微粒子は実質
的に含まれていないことが望ましい。
【0022】本発明のバインダー成分として用いられる
有機高分子としては、熱可塑性アクリル樹脂、セルロー
ス系樹指、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、変性アル
キッドのような熱可塑性樹脂、ポリウレタン系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、アミノアルキッド系樹脂のような熱硬化
性樹脂ポリエチレン、ポリフェノール、エポキシ、ポリ
アミノ酸、ポリスチレンなどの塗料用樹脂やUV(紫外
線)硬化樹脂等が例示され、特にUV硬化樹脂が適して
いる。UV硬化樹脂の具体例としては、例えば、ステア
リルアクリレート、イソデシルメタクリレート、n−ビ
ニル−2−ピロリドンのような単官能アクリレートモノ
マー、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプ
ロピレンググリコ一ルジアクリレートのような2官能ア
クリレートモノマー、トリメチロ−ルプロパントリアク
リレートのような3官能アクリレートモノマー、ペンタ
エリスリトールテトラアクリレートのような4官能以上
の多官能アクリレートモノマー、エポキシ系アクリレー
ト、ポリウレタン系アクリレートのようなアクリレート
オリゴマー等が例示される。これらのUV硬化樹脂の光
重合開始剤としては、チオキサントン系光重合開始剤、
ベンゾフェノン系光重合開始剤、アントラキノン系光重
合開始剤等が例示される。さらに、これらのUV硬化樹
脂の光重合開始剤と併用される光重合促進剤としては、
p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−
ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等が例示され
る。
【0023】本発明の第1及び第2の導電性微粒子の分
散剤を兼ねる上記バインダーの溶剤(分散剤)としては
基材を侵さないもので、かつバインダーを溶解或いは分
散させるものであれば特に制限はない。しかし、環境上
の点からはBTX等は避けた方が良く以下に挙げる溶剤
が好ましい。
【0024】本発明に使用される溶剤としては、水系、
アルコール系、エーテルアルコール系、エーテル系、エ
ステル系、エーテルエステル系、ケトン系及びこれらの
混合系の溶剤が挙げられる。これらの溶剤の具体例とし
ては、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコー
ル、テトラヒドロフルフリルアルコール、エチレングリ
コール、ヘキシレングリコールなどのアルコール類;酢
酸メチルエステル、酢酸エチルエステルなどのエステル
類;ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステルな
どのケトン類等が例示される。
【0025】本発明における(A)導電性微粒子全体と
(B)バインダー形成成分の割合は、(A)導電性微粒
子が(B)バインダー成分との合計量に対して、30〜
85重量%、好ましくは40〜85重量%の範囲である
ことが好ましい。
【0026】(A)導電性微粒子の配合量が30重量%
未満であると塗膜の導電率が不十分になり、逆に85重
量%を越えると塗膜の光透過率や機械的な特性が不十分
になるので好ましくない。
【0027】本発明の透明導電塗膜形成用塗料には、以
上の成分の他、界面活性剤その他の添加剤を配合するこ
ともできる。上記の界面活性剤としては、ノニオン及び
カチオン系界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面
活性剤等が例示される。
【0028】本発明の透明導電塗膜は、第1及び第2の
導電性微粒子とバインダー成分及び任意の添加成分を上
述した比率で、溶剤に分散・溶解させた透明導電塗膜形
成用塗料を塗布乾燥させることにより形成される。
【0029】透明導電性被膜を形成する方法としては、
たとえば、透明導電性被膜形成用塗布液をディッピング
法、スピナー法、スプレー法、ロールコーター法、フレ
キソ印刷法などの方法で、基材上に塗布したのち、常温
〜約90℃の範囲の温度で乾燥する。具体的には、透明
導電塗膜形成用塗料が常温乾燥型塗料である場合には、
基材、例えばポリエステルフィルム上に、バーコーター
にて塗布後、60±5℃にて3〜5分程度乾燥すること
により得られる。
【0030】また、透明導電塗膜形成用塗料が溶剤を含
む紫外線硬化型塗料の場合には、例えばポリエステルフ
ィルム上にバーコーターにて塗布後、50±5℃にて1
〜2分程度乾燥した後、紫外線照射機にて紫外線を照射
して硬化させることにより得られる。紫外線照射機とし
ては、例えば、システムECS−151U[アイグラフ
ィック(株)製、商品名](メタルハライドランプM0
15−L312コールドミラー集光、コンベアスピード
2m/min、積算光量:667mJ/cm2)を用い
ることができる。
【0031】本発明により得られる塗膜の光透過率は、
80%以上である。
【0032】上記のような方法によって形成された透明
導電性被膜の膜厚は、約1〜20μmで好ましくは1〜
10μmの範囲が好ましく、この範囲の膜厚であれば電
磁遮蔽効果に優れた透明導電性被膜付基材を得ることが
できる。
【0033】一般に、透明導電塗膜は、帯電防止を目的
とする場合には表面抵抗が少なくとも107 Ω/□程度
あることが必要とされ、電磁波遮蔽を目的とする場合に
は102〜104 Ω/□のような低い表面抵抗を有する
ことが必要とされているが、本発明の透明導電塗膜は、
このような低い表面抵抗を備えながら、80%以上の光
透過率を備えている。
【0034】本発明に係る透明導電性被膜付基材は、電
磁遮蔽に必要な102 〜104 Ω/□の範囲の表面抵抗
を有し、かつ可視光領域および近赤外領域で充分な反射
防止性能と防眩性を有する透明導電性被膜付基材は、表
示装置の前面板として好適に用いられる。
【0035】
【作用】本発明の透明導電塗膜は、 平均粒径が大きくかつアスペクト比が大きい導電性
微粒子を、平均粒径の小さい導電性微粒子に少量添加す
ることにより平均粒径の小さい導電性微粒子だけでは得
られなかった導電性微粒子間の安定な電気的接触が実現
され、再現性よく高導電性が確保できる。 大粒子と小粒子の相互作用により、バインダー成分
中における分散の均一化・安定化をはかることができ
る。 大粒子の添加量が少ないため、透明性が確保でき
る。
【0036】
【本発明の実施の形態】次に、本発明の実施例及び比較
例について説明する。なお、以下の実施例及び比較例に
おいて、膜中の最大粒子、表面固有抵抗、全光透過率、
ヘーズ及び塗膜の硬さは次の方法により測定したもので
ある。
【0037】[塗膜中の最大粒子]:JIS K570
1−1記載の4.3項に従い、グラインドゲージ(0〜
25μm及び予備的に0〜100μm使用)と透過型電
子顕微鏡(×20,000倍)を用いて測定した。
【0038】[表面固有抵抗]:JIS K−6911
に従い、TR6847(アドバンテスト社製「抵抗測定
器」(商品名))を用いて、乾燥塗膜の表面抵抗値を測
定した。
【0039】[全光透過率]:ASTM D−1003
に従い、HM−150((株)村上色彩技術研究所製
「ヘーズメーター」(商品名)を用いて可視光線の入射
光量に対する全透過光量を測定した。
【0040】[ヘーズ]:ASTM D−1003に従
い、HM−150((株)村上色彩技術研究所製「ヘー
ズメーター」(商品名)を用いて測定した。
【0041】[塗膜の硬さ]:JIS K−5400に
従い、鉛筆硬度を測定した。
【0042】[実施例1](A)(a) 成分として、アン
チモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径0.03μm)
25重量部、(A)(b) 成分として、酸化チタン/酸化
スズ系粉末 2重量部 例えばデントールWK500
([大塚化学・(株)社製〕、商品名平均粒径5〜15
μm、アスペクト比20〜50)、(A)(a) 成分10
0重量部当たり8重量部)、(B)トリメチルプロパン
トリアクリレート 7重量部((A)成分と(B)成分
の合計量に対して79.4重量%)、酢酸エチル:プロ
ピルアルコール:ブチルセロソルブ=2/2/1混合溶
液 60重量部、KAYACURE BP−100[日
本化薬(株)製、商品名](べンゾフエノン系光重合開
始剤) 3重量部、ラウリルべタイン[花王(株)社
製、商品名](界面活性剤) 3重量部を混合しサンド
グラインダーにて、粒ゲージでの最大粒度が15μm以
下になるように分散させた。
【0043】得られた塗料はバーコーターにてポリエス
テルフィルム上に乾燥塗膜厚みが2μmとなるように塗
布し、50±5℃のオーブンを通過させて乾燥した。得
られた塗膜にはUV光を照射して硬化させ、目的とする
透明導電塗膜を得た。
【0044】[実施例2]実施例1において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm)を26重量部、(A)(b) 成分のデント
ールWK−500を1重量部((A)(a) 分100重量
部当たり3.7重量部)に変えた他は、実施例1と全く
同様にして塗料及び塗膜を作製し、透明導電膜を得た。
【0045】[実施例3]実施例1において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
O.03μm)を22重量部、(A)(b) 成分のデント
ールWK−500を5重量部((A)(a) 成分100重
量部当たり18.5重量部)に変えた他は実施例1と全
く間様にして塗料及び塗膜を作製し、透明導電塗膜を得
た。
【0046】[実施例4]実施例1において(A)(b)
成分のデントールWK−500 2重量部をカーボンを
含む層状ケイ酸塩系粉末、例えばデントールBK−40
0M([大塚化学(株)社製、商品名]、平均粒径3〜
8μm、アスペクト比20〜30)とし、また(B)成
分のトリメチルプロパントリアクリレート 7重量部を
トルプロピレングリコールジアクリレート 7重量部に
変え、かつ分散度も粒ゲージでの最大粒度が5μm以下
になるように分散させた以外は実施例1と同様にして塗
料及び塗膜を作製し、透明導電塗膜を得た。
【0047】[実施例5]実施例4において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm)を26重量部、(A)(b) 成分のデント
ールBK−400Mを1重量部((A)(a) 成分100
重量部当たり3.8重量部)に変えた他は実施例4と全
く同様にして透明導電膜を得た。
【0048】[比較例1]実施例1において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm )を27重量部とし、(A)(b) 成分の
デントールWK−500を全く加えない他は実施例1と
全く同様にして塗料及び塗膜を作製し、透関導電膜を得
た。
【0049】[実施例6](A)(a) 成分を20重量%
銀コロイド液(平均粒径0,005〜0.06μm)2
0重量部、(A)(b) 成分を板状結晶SiO2 /Cの例
えばデントールTM−200([大塚化学(株)社製、
商品名]、平均粒径5〜15μmアスペクト比30〜1
00)2重量部、((A)(a) 成分100重量部当たり
10重量部)、(B)成分のHYTEC S−3121
[東邦化学工業(株)社製、商品名](エチレン共重合
体系エマルジョン 水分75%) 20重量部、デモー
ルEP[花王・(株)社製、商品名](陰イオン系界面
活性剤)1重量部、イソプロピルアルコール 15重量
部、純水 42重量部を混合しサンドグラインダーにて
粒ゲージでの最大粒度が15μm以下になるように分散
させた。得られた塗料はバーコーターにてポリエステル
フィルム上に乾燥塗膜厚みが2μmとなるように塗布
し、60±5℃のオープンを通過させて乾燥し目的とす
る透明導電塗膜を得た。
【0050】[実施例7]実施例6において(A)(a)
成分の20重量%銀コロイド液(平均粒径0.005〜
0.06μm)を10重量部を、アンチモンドープ型酸
化スズ粉末(平均粒径0.03μm)を10重量部と変
えた他は、実施例6と全く同様にして塗料及び塗膜を作
製し、透明導電膜を得た。
【0051】[比較例2]実施例6において(A)(a)
成分の20重量%銀コロイド液(平均粒径0.005〜
O.06μm)を10重量部、アンチモンドーブ型酸化
スズ粉末(平均粒径0.03μm)を12重量部とし、
デントールTM200を全く加えない以外は実施例6と
全く同様にして塗料及び塗膜を作製し透明導電膜を得
た。
【0052】[実施例8]実施例1において(A)(a)
成分の導電粒子をアンチモンドーブ型酸化スズ粉末(平
均粒径0.03μm)10重量部と、酸化スズドープ酸
化インジウム粉末(平均粒径:0.05〜0.2μm)
10重量部とし、(A)(b) 成分の導電粒子を針状結晶
アンチモンドープ型酸化スズ粉末(長軸平均粒径0.1
〜3μmアスペクト比5〜600)8重量部((A)
(a) 成分100重量部当たり40重量部)に変えかつ分
散度も粒ゲージでの最大粒度が3μm以下になるように
分散させた。塗膜の作製は実施例1と全く同様にして透
明導電塗膜を得た。
【0053】[実施例9]実施例8において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm)を14重量部、酸化スズドープ酸化イン
ジウム粉末(平均粒径:0.05〜0.2μm)を12
重量部、(A)(b) 成分の針状結晶アンチモンドーブ型
酸化スズ粉末(長軸平均粒径0.1〜3μmアスペクト
比5〜600)2重量部((A)(a) 成分100重量部
当たり7.1重量部)に変えた他は、実施例8と全く同
様にして塗料及び塗膜を作製し、透明導電膜を得た。
【0054】[比較例3]実施例8において、(A)
(a) 成分のアンチモンドーブ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm )を14重量部、酸化スズドープ酸化イ
ンジウム粉末(平均粒径:0.05〜0.2μm)を1
4重量部に変え、(A)(b) 成分の針状結晶アンチモン
ドープ型酸化スズ粉末(長軸平均粒径0.1〜3μmア
スペクト比5〜600)を全く加えない他は実施例8と
全く同様にして塗料及び塗膜を作製し、透明導電膜を得
た。
【0055】[実施例10](A)(a) 成分のアンチモ
ンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径O.03μm)25
重量部、(A)(b) 成分のTiN/TiO2 /C系板状
粉末例えばデントールN丁−100([大塚化学(株)
社製、商品名]、平均粒径5〜15μm、アスペクト比
5〜10) 2重量部((A)(a) 成分100重量部当
たり8重量部)、・(B)成分のサーモラックF−1
[綜研化学(株)社製、商品名](常温乾燥型アクリル
樹脂ドープ 不揮発分30%) 17重量部、溶剤(ト
ルエン:MEK:シクロヘキサノン=3/3/1混合溶
液) 53重量部、レオドールSP−030[花王
(株)社製、商品名](非イオン系界面活性剤) 3重
量部を混合しサンドグラインダーにて粒ゲージでの最大
粒度が15μm以下になるように分散させた。
【0056】得られた塗料はバーコーターにてポリエス
テルフィルム上に乾燥塗膜厚みが2μmとなるように塗
布し、60土5℃のオープンを通過させて乾燥し透明導
電塗膜を得た。
【0057】[実施例11]実施例10において、
(A)(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平
均粒径0.03μm)25重量部を酸化スズドープ酸化
インジウム粉末(平均粒径:0.05〜O.2μm)2
5重量部に変えた以外は実施例10と全く同様にして塗
料及び塗膜を作製し、透明導電膜を得た。
【0058】[比較例4]実施例10において、(A)
(a) 成分のアンチモンドープ型酸化スズ粉末(平均粒径
0.03μm)を27重量部のみとし、(A)(b) 成分
のデントールNT−100を全く加えない他は実施例1
0と全く同様にして塗料及び塗膜を作製し透明導電膜を
得た。
【0059】上記実施例及び比較例で得られた各透明導
電膜サンプルについて塗膜中の最大粒子径、表面抵抗
値、全光透過率、ヘーズ、塗膜の硬さを評価した結果を
表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の透明導電塗膜は、再現性のよい高い導電率が得ら
れ、しかも高い透過率を有しており、さらに機械的強度
にも優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 5/14 H01B 5/14 A // B05D 5/12 B05D 5/12 B 7/24 301 7/24 301T 303 303C Fターム(参考) 4D075 CA22 DB13 DC24 EA21 EC02 EC53 4J038 BA021 CB031 CC021 CD021 CG001 DA041 DB001 DD231 DG001 DH001 FA111 FA251 FA281 HA026 HA066 HA156 HA216 HA316 JA17 JA25 JA32 JA55 KA04 KA06 KA12 KA19 KA20 MA06 MA14 NA11 NA17 NA20 NA26 PA17 PA18 PB09 PC01 PC08 5G301 DA02 DA03 DA04 DA06 DA10 DA11 DA12 DA13 DA23 DA42 DD01 DD02 5G307 FB01 FB02 FC09 FC10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(a) 平均粒径5nm以上、0.4
    μm未満の第1の導電性微粒子100重量部に対して、
    (b)、平均粒径1μm以上、30μm未満の第2の導電
    性微粒子を0.2〜25重量部含む導電性微粒子の30
    〜85重量%を(B)バインダー成分中に分散させてな
    ることを特徴とする透明導電塗膜。
  2. 【請求項2】 (A)(a) 第1の導電性微粒子が、
    (イ)Sb,Sn,In,Ti,Si及びZnから選ば
    れた金属を少なくとも1種以上含む酸化物微粒子、
    (ロ)Ag,Pd,Cu,Ni,Ru,Rh,Fe,P
    t,Cr,Co,Al,Ta,Pb,Os及びIrから
    選ばれた1種以上の金属コロイド微粒子の1種以上から
    成ることを特徴とする請求項1記載の透明導電塗膜。
  3. 【請求項3】 (A)(b) 第2の導電性微粒子が、アス
    ペクト比5〜600の針状あるいは扁平状の導電性微粒
    子から成ることを特徴とする請求項1又は2記載の記載
    の透明導電塗膜。
  4. 【請求項4】 光透過率が、80%以上であることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の透明導電
    塗膜。
  5. 【請求項5】 前記バインダー成分が、UV硬化樹脂で
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
    載の透明導電塗膜。
  6. 【請求項6】 (A)(a) 平均粒径5nm以上、0.4
    μm未満の第1の導電性微粒子100重量部に対して、
    (b)、平均粒径1μm以上、30μm未満の第2の導電
    性微粒子を0.2〜25重量部含む導電性微粒子の30
    〜85重量%と、(B)バインダー成分とを、(C)溶
    剤中に分散又は溶解させて成ることを特徴とする透明導
    電塗膜形成用塗料。
  7. 【請求項7】前記バインダー成分が、UV硬化樹脂であ
    ることを特徴とする請求項6記載の透明導電性塗膜形成
    用塗料。
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