JP2003127684A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JP2003127684A
JP2003127684A JP2001327624A JP2001327624A JP2003127684A JP 2003127684 A JP2003127684 A JP 2003127684A JP 2001327624 A JP2001327624 A JP 2001327624A JP 2001327624 A JP2001327624 A JP 2001327624A JP 2003127684 A JP2003127684 A JP 2003127684A
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JP
Japan
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transmission case
oil
clutch
pto
lubrication
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JP2001327624A
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Fumiaki Nishikawa
文顕 西川
Yasushi Goto
廉史 後藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動農機の伝動ケースをコンパクト化するこ
と。 【解決手段】 前後輪が独立駆動で、且つ前輪操舵を可
能とする移動農機であって、機体下部に配設された伝動
ケースの中壁32の後部側空間には走行用最終減速部
(リヤデフ)40と、リヤPTO用のクラッチ36及び
最終減速部とを設け、中壁32の前部側空間にはミッド
PTO用のクラッチ38と、走行用ギヤ伝動部とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用管理機の伝動
ケース等の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用管理機は、下部(腹部)又は後部に
作業機を取り付けたり、防除専用機として広く使用され
ている。ところで、従来のトラクタ等において、機体下
部に配設される伝動機構は、エンジンからの動力を受け
る入力ギヤから最終減速部までの機構を1つの伝動ケー
スに収めた構造のものが一般的である。したがって、伝
動ケース内部の各要素の配置構成が伝動ケース自体のコ
ンパクト化に影響することはもちろんである。また、伝
動ケースとリヤアクスルとが一体となった伝動構成が知
られているが、従来はサクションフィルタをリヤアクス
ル後部に配置しているため、伝動ケース前部のギヤポン
プとの配管接続が困難であるという問題があった。さら
に、従来は、油圧系路についても、クラッチの潤滑に専
用の潤滑ポートを設けるなどしていたため、潤滑構造と
潤滑の効率化の点での改良が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、伝動ケースをコンパクト化すること、ポンプへの
オイル供給を容易に行えるようにすること、あるいは潤
滑構造と潤滑の効率化を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、前後輪が独立駆動で、且つ前
輪操舵を可能とする乗用管理機において、機体下部に配
設された伝動ケースの中壁の後部側空間に走行用最終減
速部と、リヤPTO用のクラッチ部及び最終減速部とを
設けると共に、前記中壁の前部側空間には少なくとも、
ミッドPTO用のクラッチ部と、走行用歯車伝動部とを
設ける構成としている。このような請求項1の発明によ
ると、伝動ケースを前後方向にコンパクト化することが
でき、ミッドPTOクラッチを伝動ケース中壁の前方に
配することでシリンダケースの位置を下げることが可能
になる。また、リヤPTO用クラッチを伝動ケース中壁
の後方に配することで、中壁より前方のギヤ配置の設計
自由度が増す。
【0005】請求項2の発明は、前後輪が独立駆動で、
且つ前輪操舵を可能とする乗用管理機において、伝動ケ
ースとリヤアクスルとが一体に構成され、且つ、サクシ
ョンフィルタとオイルポンプを伝動ケースの前部に配設
する構成としている。このような請求項2の発明による
と、ポンプ、サクションフィルタの吸込み口が共に伝動
ケースの前面にあるため、ポンプへのオイル供給が容易
に行える。
【0006】請求項3の発明は、前後輪が独立駆動で、
且つ前輪操舵を可能とする乗用管理機において、油路中
の主コントロールバルブのタンクポートへの戻り油をP
TOクラッチ軸の潤滑に使用すると共に、リリーフバル
ブのタンクポートへの戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤
滑に使用する構成としている。このような請求項3の発
明によると、常時タンクポートへ流れる主コントロール
バルブの戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用し、リ
リーフ圧がクラッキング圧に達したときに流れるリリー
フバルブの戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用す
るため、クラッチの潤滑が止まることがなく、潤滑によ
る耐久性が向上する。また、潤滑構造と潤滑の効率化を
図ることが出来る。
【0007】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前後輪が独立
駆動で、且つ前輪操舵を可能とする乗用管理機におい
て、機体下部に配設された伝動ケースの中壁の後部側空
間に走行用最終減速部と、リヤPTO用のクラッチ部及
び最終減速部とを設けると共に、前記中壁の前部側空間
には少なくとも、ミッドPTO用のクラッチ部と、走行
用歯車伝動部とを設ける構成としたので、伝動ケースを
前後方向にコンパクト化することができる。さらに、ミ
ッドPTOクラッチを伝動ケース中壁の前方に配するこ
とによりシリンダケースの位置を下げることが可能にな
るとともに、リヤPTO用クラッチを伝動ケース中壁の
後方に配することにより中壁より前方のギヤ配置の設計
自由度を増すことができる。
【0008】また、請求項2の発明によれば、上記乗用
管理機において、伝動ケースとリヤアクスルとが一体に
構成され、且つ、サクションフィルタとオイルポンプを
伝動ケースの前部に配設する構成としたので、ポンプ、
サクションフィルタの吸込み口が共に伝動ケースの前面
に位置することになり、ポンプへのオイル供給が容易に
行えるようになる。
【0009】また、請求項3の発明によれば、上記乗用
管理機において、油路中の主コントロールバルブのタン
クポートへの戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用す
ると共に、リリーフバルブのタンクポートへの戻り油を
オイルポンプ駆動軸の潤滑に使用する構成としたので、
潤滑構造と潤滑の効率化を図ることが可能になる。ま
た、常時タンクポートへ流れる主コントロールバルブの
戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用し、リリーフ圧
がクラッキング圧に達したときに流れるリリーフバルブ
の戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用するので、
クラッチの潤滑が止まることはなく、潤滑による耐久性
を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明に係わるト
ラクタの全体側面図である。図1に示すように、本発明
に係わるトラクタは、前後輪2、3が独立駆動で、且つ
前輪操舵を可能としている。また、運転席には操舵ハン
ドル25、計器盤4、シート5等を備え、シート5の下
方に燃料タンクを設置している。また、機体前部のボン
ネット1内にエンジン7を搭載し、デッキ下部には、ミ
ッションケース等を配設している。
【0011】上記エンジン7はフライホイール8を前方
に、ファン10を後方に向けて配置している。エンジン
7の後方に出した出力軸13に巻回されたベルト9によ
って上記ファン10に回転を付与している。エンジン7
の出力軸13と機体後部のHSTポンプ軸17とを両端
に首振り部を有する自在継手14で連結しており、エン
ジン7の動力は機体後部の伝動ケースに伝達される。
【0012】また、フロントアクスルケース23から斜
め後ろ上方へ向かう入力軸保持ケース26によって入力
軸22を斜め後ろ上方に支持すると共に、機体後部に配
置した伝動ケースから前方へ向けて突出する前駆出力軸
20を設け、前記入力軸22と前駆出力軸20の間を両
端に首振り部を有する自在継手21で連結している。
【0013】また、機体後部伝動ケースから前方へ向け
て突出するミッドPTO軸19は、機体腹部に装着され
る作業機24、例えば芝刈り機を駆動するべく作業機2
4の駆動軸27と自在継手で連結されている。なお、図
1において、6は機体の主フレーム、11はラジエー
タ、12はバッテリ、15はHSTポンプ、16は油圧
切替えバルブ、18はHSTモータ、28はオイルポン
プである。
【0014】図2は伝動装置の伝動機構図である。15
はHSTポンプで、そのHSTポンプ軸17へ図示しな
いエンジンからの動力が入力される。HSTポンプ15
の出力軸30側に介装されたPTOクラッチ34は、油
圧で作動する多板式クラッチである。また、35はリヤ
PTOカウンタ軸で、上記出力軸30とギヤを介して噛
合し動力が伝達される。36はリヤPTO用の入・切ク
ラッチである。リヤPTOカウンタ軸35に伝達された
動力はリヤPTO軸39へ伝達されるとともに、ミッド
PTOアイドル軸37を介してミッドPTO軸19へ伝
達される。38はミッドPTO用の入・切シフタであ
る。上記ミッドPTO軸19は前述のようにトラクタに
装着される作業機24を駆動する。
【0015】18はHSTモータで、31はそのHST
モータ軸である。HST出力軸30の動力はカウンタ軸
41を介して走行用の最終減速部(リヤデフ)40へ伝
達されると同時に、前駆出力軸20へ伝達される。前述
のごとく、前駆出力軸20は、伝動ケースから前方へ向
けて突出するように設けられ、前記フロントアクスル側
の入力軸22と自在継手21で連結され、動力が伝達さ
れる。42は前駆出力軸20に介装された前駆用のクラ
ッチである。
【0016】ところで、32は伝動ケースの中壁であ
り、前記ミッドPTOアイドル軸37、ミッドPTO軸
19、HST出力軸30の一端側が回転自在に軸支され
ている。そして、本実施形態では、この伝動ケースの中
壁32の後部側空間には、少なくとも走行用最終減速部
(リヤデフ)と、リヤPTO用の入・切クラッチ36及
び最終減速部とを設け、中壁32の前部側空間には、ミ
ッドPTO用のクラッチ38、走行用ギヤ伝動部等を設
ける構成としている。
【0017】以上のような伝動装置の構成とすることに
より、伝動ケースを前後方向にコンパクト化することが
できる。さらに、ミッドPTO用のクラッチ38を伝動
ケース中壁32の前方に配することによりシリンダケー
スの位置を下げることが可能になるとともに、リヤPT
O用のクラッチ36を伝動ケース中壁32の後方に配す
ることにより、中壁32より前方のギヤ配置の設計自由
度を増すことができる。
【0018】次に、サクションフィルタ及びオイルポン
プの取付構造について説明する。図3は外部油圧取出し
部の構成を示す断面図である。これによると、伝動ケー
スとリヤアクスルとが一体に構成された構造において、
下方のサクションフィルタ44と上方のオイルポンプ4
3を伝動ケース45の前部に配設する構成としている。
なお、46はバルブ本体である。
【0019】従来はサクションフィルタ44をリヤアク
スルの後部に配置していたため、伝動ケース前部のポン
プとの接続が困難であったが、このような上記構成で
は、オイルポンプ43とサクションフィルタ44の吸込
み口が共に伝動ケース45の前面に位置することになる
ので、パイプ47によって容易に両者を接続でき、ポン
プ43へのオイル供給が容易に行えるようになる。
【0020】次に、伝動機構の潤滑について説明する。
本発明では、前述したように、油路中の常時タンクポー
トへ流れる主コントロールバルブの戻り油をPTOクラ
ッチ軸の潤滑に使用し、リリーフ圧がクラッキング圧に
達したときに流れるリリーフバルブのタンクポートへの
戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用する構成とし
ている。このような構成により、潤滑構造と潤滑の効率
化を図ることができ、また、クラッチ軸の潤滑が止まる
ことはなく、潤滑による伝動機構の耐久性を向上するこ
とができる。
【0021】図4は油路の説明図である。伝動ケース4
5のオイルはサクションフィルタ44を通ってオイルポ
ンプ43で繰出され、リリーフバルブ52と分流弁53
へ送られる。分流弁53では、優先的にオービットロー
ル54へ送り、残りを主コントロールバルブ56へ送
る。55は後述する外部油圧取出蓋である。主コントロ
ールバルブ56は主コントロールレバー57で制御さ
れ、ロータリ、プラウ等を昇降する油圧シリンダ58を
作動させる。上記オービットロール54からはPTOク
ラッチバルブ59へ送られ、一部はリリース弁60を通
って、フィルタ61を介してHSTチャージ回路62へ
送られ、HSTポンプ15とHSTモータ18間を接続
する油路内の油量が減る時油を補充する。
【0022】そして、上記PTOクラッチバルブ59は
手動レバー63で制御され、PTOクラッチ34をオン
・オフ制御する。上述したように、主コントロールバル
ブ56の戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用し、リ
リーフバルブ52の戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑
に使用している。
【0023】次に、上述のPTOクラッチ軸の潤滑構造
についてさらに説明する。図5はPTOクラッチ軸近傍
の詳細を示す断面図である。これによると、伝動ケース
45の上面とシリンダケース65との合わせ面66の近
傍にオイル溜り凹部67を設け、軸端部に潤滑ポート6
8の入口を設けたPTOクラッチ軸34aを上記オイル
溜り凹部67へ連通させるとともに、シリンダケース6
5からの戻り油を上記オイル溜り凹部67に排出してP
TOクラッチ軸34を潤滑する構造としている。また、
伝動ケース45上面とシリンダケース65との合わせ面
66において上記潤滑ポート68の接合部にO(オー)
リング69を挿入してシールを行っている。
【0024】このような構成により、専用の潤滑ポート
を設けることなくクラッチの軸芯にオイルを効率よく供
給することが出来る。また、伝動ケースの潤滑ポートの
加工が容易であり、潤滑ポート接続用のコネクタ等も不
用でコストダウン及び組立の容易化が図れる。
【0025】また、図6は外部油圧取出し部の詳細を示
す側断面図、図7はその平断面図である。同図に示すよ
うに、バルブ本体46の上面に、オイルレベルよりも高
位置に外部油圧取出し用の座面を設け、ここに前述の外
部油圧取出蓋55を取り付けて非使用時の蓋を構成して
おり、これによって油もれ等を起こさずにアタッチメン
ト接続ホース、アダプタ等の取付時の容易化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトラクタの全体側面図である。
【図2】伝動装置の伝動機構図である。
【図3】外部油圧取出し部の正面断面図である。
【図4】油路説明図である。
【図5】PTOクラッチ軸近傍の詳細を示す断面図であ
る。
【図6】外部油圧取出し部の側断面図である。
【図7】外部油圧取出し部の平断面図である。
【符号の説明】
1 ボンネット 2,3 前後輪 5 シート 6 主フレーム 7 エンジン 8 フライホイール 10 ファン 11 ラジエータ 12 バッテリ 15 HSTポンプ 18 HSTモータ 19 ミッドPTO軸 20 前駆出力軸 21 自在継手 22 入力軸 23 フロントアクスルケース 24 作業機 25 ハンドル 26 入力軸保持ケース 32 中壁 34 PTOクラッチ 36 リヤPTO入・切クラッチ 40 リヤデフ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月30日(2001.10.
30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 移動農機
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動農機の伝動ケ
ース等の構成に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】移動農機は、下部(腹部)又は後部に作
業機を取り付けたり、防除専用機として広く使用されて
いる。ところで、従来のトラクタ等において、機体下部
に配設される伝動機構は、エンジンからの動力を受ける
入力ギヤから最終減速部までの機構を1つの伝動ケース
に収めた構造のものが一般的である。したがって、伝動
ケース内部の各要素の配置構成が伝動ケース自体のコン
パクト化に影響することはもちろんである。また、伝動
ケースとリヤアクスルとが一体となった伝動構成が知ら
れているが、従来はサクションフィルタをリヤアクスル
後部に配置しているため、伝動ケース前部のギヤポンプ
との配管接続が困難であるという問題があった。さら
に、従来は、油圧系路についても、クラッチの潤滑に専
用の潤滑ポートを設けるなどしていたため、潤滑構造と
潤滑の効率化の点での改良が望まれていた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、前後輪が独立駆動で、且つ前
輪操舵を可能とする移動農機において、機体下部に配設
された伝動ケースの中壁の後部側空間に走行用最終減速
部と、リヤPTO用のクラッチ部及び最終減速部とを設
けると共に、前記中壁の前部側空間には少なくとも、ミ
ッドPTO用のクラッチ部と、走行用歯車伝動部とを設
ける構成としている。このような請求項1の発明による
と、伝動ケースを前後方向にコンパクト化することがで
き、ミッドPTOクラッチを伝動ケース中壁の前方に配
することでシリンダケースの位置を下げることが可能に
なる。また、リヤPTO用クラッチを伝動ケース中壁の
後方に配することで、中壁より前方のギヤ配置の設計自
由度が増す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】請求項2の発明は、前後輪が独立駆動で、
且つ前輪操舵を可能とする移動農機において、伝動ケー
スとリヤアクスルとが一体に構成され、且つ、サクショ
ンフィルタとオイルポンプを伝動ケースの前部に配設す
る構成としている。このような請求項2の発明による
と、ポンプ、サクションフィルタの吸込み口が共に伝動
ケースの前面にあるため、ポンプへのオイル供給が容易
に行える。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】請求項3の発明は、前後輪が独立駆動で、
且つ前輪操舵を可能とする移動農機において、油路中の
主コントロールバルブのタンクポートへの戻り油をPT
Oクラッチ軸の潤滑に使用すると共に、リリーフバルブ
のタンクポートへの戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑
に使用する構成としている。このような請求項3の発明
によると、常時タンクポートへ流れる主コントロールバ
ルブの戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用し、リリ
ーフ圧がクラッキング圧に達したときに流れるリリーフ
バルブの戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用する
ため、クラッチの潤滑が止まることがなく、潤滑による
耐久性が向上する。また、潤滑構造と潤滑の効率化を図
ることが出来る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前後輪が独立
駆動で、且つ前輪操舵を可能とする移動農機において、
機体下部に配設された伝動ケースの中壁の後部側空間に
走行用最終減速部と、リヤPTO用のクラッチ部及び最
終減速部とを設けると共に、前記中壁の前部側空間には
少なくとも、ミッドPTO用のクラッチ部と、走行用歯
車伝動部とを設ける構成としたので、伝動ケースを前後
方向にコンパクト化することができる。さらに、ミッド
PTOクラッチを伝動ケース中壁の前方に配することに
よりシリンダケースの位置を下げることが可能になると
ともに、リヤPTO用クラッチを伝動ケース中壁の後方
に配することにより中壁より前方のギヤ配置の設計自由
度を増すことができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、請求項2の発明によれば、上記移動
農機において、伝動ケースとリヤアクスルとが一体に構
成され、且つ、サクションフィルタとオイルポンプを伝
動ケースの前部に配設する構成としたので、ポンプ、サ
クションフィルタの吸込み口が共に伝動ケースの前面に
位置することになり、ポンプへのオイル供給が容易に行
えるようになる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、請求項3の発明によれば、上記移動
農機において、油路中の主コントロールバルブのタンク
ポートへの戻り油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用する
と共に、リリーフバルブのタンクポートへの戻り油をオ
イルポンプ駆動軸の潤滑に使用する構成としたので、潤
滑構造と潤滑の効率化を図ることが可能になる。また、
常時タンクポートへ流れる主コントロールバルブの戻り
油をPTOクラッチ軸の潤滑に使用し、リリーフ圧がク
ラッキング圧に達したときに流れるリリーフバルブの戻
り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用するので、クラ
ッチの潤滑が止まることはなく、潤滑による耐久性を向
上することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D043 AA06 AB11 AB17 BA06 BA07 BC03 BC05 BD03 BD05 EA02 EA14 EB06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪が独立駆動で、且つ前輪操舵を可
    能とする乗用管理機において、機体下部に配設された伝
    動ケースの中壁の後部側空間に走行用最終減速部と、リ
    ヤPTO用のクラッチ部及び最終減速部とを設けると共
    に、前記中壁の前部側空間には少なくとも、ミッドPT
    O用のクラッチ部と、走行用歯車伝動部とを設けたこと
    を特徴とする乗用管理機。
  2. 【請求項2】 前後輪が独立駆動で、且つ前輪操舵を可
    能とする乗用管理機において、伝動ケースとリヤアクス
    ルとが一体に構成され、且つ、サクションフィルタとオ
    イルポンプを伝動ケースの前部に配設したことを特徴と
    する乗用管理機。
  3. 【請求項3】 前後輪が独立駆動で、且つ前輪操舵を可
    能とする乗用管理機において、油路中の主コントロール
    バルブのタンクポートへの戻り油をPTOクラッチ軸の
    潤滑に使用すると共に、リリーフバルブのタンクポート
    への戻り油をオイルポンプ駆動軸の潤滑に使用する構成
    としたことを特徴とする乗用管理機。
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