JP2003126874A - 砒素含有水の処理方法及びその装置 - Google Patents

砒素含有水の処理方法及びその装置

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JP2003126874A JP2001331114A JP2001331114A JP2003126874A JP 2003126874 A JP2003126874 A JP 2003126874A JP 2001331114 A JP2001331114 A JP 2001331114A JP 2001331114 A JP2001331114 A JP 2001331114A JP 2003126874 A JP2003126874 A JP 2003126874A
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Tetsuji Miyabayashi
哲司 宮林
Tomio Sato
富男 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砒素及び鉄イオンを含む被処理水を、凝集剤
を使用する必要とせず、又は凝集剤を使用量を節減しつ
つ、安価に処理する 【解決手段】 供給管路16から酸化槽10内に流入し
た被処理水を曝気手段14によって曝気し、被処理水中
の鉄イオンを酸化して水酸化鉄のフロックを生成させ
る。フロックの生成段階で分子状の砒素がフロックに取
り込まれ、また、生成されたフロックの表面にイオン状
の砒素が吸着される。酸化槽10内は後段の膜分離手段
12で分離されたフロックが返送循環して高濃度に保持
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】砒素含有水の処理方法及びそ
の装置に係り、特に砒素及び鉄イオンを含む被処理水か
ら砒素及び鉄イオンを除去する場合に好適な砒素含有水
の処理方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地下水を飲用に供することは広く行われ
ている。しかし、地下水に砒素が微量でも含まれている
場合には飲用に適さないので、これを除去する必要があ
る。砒素含有水から砒素を除去する方法としては、膜分
離法、吸着法、凝集沈殿法が知られている。膜分離法は
逆浸透膜によって砒素を分離する方法であるが、設備
費、維持保守費が高価になるという欠点がある。吸着法
は活性炭、活性アルミナ、ジルコニア系吸着剤などに砒
素を吸着させる方法であるが、破過する以前に吸着剤を
交換する必要があるので維持保守費が高価になるという
欠点がある。凝集沈殿法は凝集剤を用いて砒素を沈殿分
離する方法であるが、除去率を向上させるためには凝集
剤の使用量が多大となる問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来技術の問題点を改善し、設備費や維持保守費が安価で
あり、かつ、凝集剤を使用する必要がなく、又は凝集剤
を使用量を節減することができる砒素含有水の処理方法
及びその装置を提供することにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る砒素含有
水の処理方法は、砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸
化処理してフロックを生成させ、この生成されたフロッ
クを濃縮して高濃度に保持した状態で、前記被処理水と
フロックとを接触させることを特徴とする。
【0005】本発明の方法は砒素を含む地下水などの被
処理水には鉄イオンが共存するケースが非常に多いこと
に着目し、被処理水に含まれる鉄イオンを砒素除去用の
凝集剤として有効に活用するようにしたものである。す
なわち、砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸化処理す
ることによって、被処理水中の鉄イオンが水酸化鉄とな
りフロックを生成する。このフロックの生成段階で分子
状の砒素がフロックに取り込まれる。また、この生成さ
れたフロックの表面にイオン状の砒素が吸着される。こ
のため、フロックを高濃度に保持した状態で被処理水と
の接触機会を増大させるとイオン状の砒素の除去効果を
向上させることができる。
【0006】本発明に係る砒素含有水の処理装置は前記
処理方法を好適に実施するためのものであり、第1の実
施装置は、砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸化処理
してフロックを生成させる酸化槽と、酸化槽からの被処
理水を固液分離する固液分離手段と、この固液分離手段
で分離された固形分を前記酸化槽に循環させる固形分循
環手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】また、第2の実施装置は、砒素及び鉄イオ
ンを含む被処理水を酸化処理してフロックを生成させる
酸化槽と、酸化槽からの被処理水を受入れて前記フロッ
クの滞留層を形成し、このフロックの滞留層に前記被処
理水を通過させるようにした固液分離手段とを具備した
ことを特徴とする。なお、上記第1又は第2の実施装置
において、前記酸化槽は、砒素及び鉄イオンを含む被処
理水を曝気処理する第1の酸化槽と、この第1の酸化槽
からの被処理水に対して空気よりも酸化力の強い酸化剤
を添加する第2の酸化槽とから成ることが好ましい。
【0008】また、第3の実施装置は、反応槽と、この
反応槽内に砒素及び鉄イオンを含む被処理水を供給する
原水供給手段と、前記反応槽内に配設された膜分離手段
と、この膜分離手段からの透過水を反応槽外に排出する
処理水排出手段と、前記膜分離手段の下方に配置された
散気手段と、反応槽内の汚泥を槽外に排出する汚泥引抜
管とを具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態を示
す装置系統図である。本装置は主として酸化槽10と膜
分離手段12とによって構成される。酸化槽10には曝
気手段14、被処理水の供給管路16、排出管路18が
設けられている。排出管路18はその途中にポンプ20
が備え、膜分離手段12に接続している。膜分離手段1
2は分離膜22によって一次側24と二次側26に区画
されている。一次側24は返送管路30によって前記酸
化槽10と連通し、返送管路30にはスラリーの排出管
路32が分岐している。また、二次側26には処理水の
排出管路34が接続している。
【0010】上記の構成において、供給管路16から酸
化槽10内に流入した被処理水は曝気手段14によって
曝気される。この曝気によって被処理水中の鉄イオンが
酸化され水酸化鉄となりフロックを生成する。このフロ
ックの生成段階で分子状の砒素がフロックに取り込まれ
る。また、生成されたフロックの表面にイオン状の砒素
が吸着される。なお、酸化槽10内には後段の膜分離手
段12で分離されたフロックを含む固形分が返送循環さ
れ、フロックが高濃度に保持されている。このため、被
処理水とフロックとの接触機会が増大し、フロックの表
面に吸着されるイオン状の砒素の除去効果を向上させる
ことができる。
【0011】酸化槽10で処理を受けフロックを高濃度
に含む被処理水は排出管路18のポンプ20によって膜
分離手段12に送られ、膜分離を受ける。分離膜22と
しては精密濾過膜又は限外濾過膜が用いられる。分離膜
22を透過した透過水は二次側26に接続された排出管
路34から処理水として装置外に排出される。一方、分
離膜22で分離された固形分を高濃度に含むスラリーの
大部分は一次側24に接続された返送管路30から酸化
槽10に返送され、以降、酸化槽10と膜分離手段12
との間を循環する。また、スラリーの一部は返送管路3
0から分岐した排出管路32から装置外に抜き出され
る。この排出管路32から抜き出すスラリーの量を調節
することによって、循環スラリー中のフロックの濃度を
任意に調整することができる。したがって、被処理水中
の鉄イオンが比較的低濃度であり、水酸化鉄フロックの
生成量が少ない場合であっても時間をかけて徐々にフロ
ックの濃度を所望の値にすることができ、前記したフロ
ックによるイオン状の砒素の吸着作用を安定に維持する
ことができる。なお、運転の初期にフロックの濃度が不
足する時には、水酸化鉄又は類似の作用をする凝集剤を
酸化槽10に臨時的に投入することが好ましい。また、
被処理水中の鉄イオンが低濃度であり、水酸化鉄フロッ
クの生成量が砒素を除去する上で不足する場合には、定
常運転時においても不足分を他の凝集剤で補うようにし
てもよい。このような運転によっても被処理水中の鉄イ
オンを砒素除去用に利用した分、他の凝集剤の使用量を
節減することができる。運転の初期又は定常運転時に水
酸化鉄又は類似の作用をする凝集剤を補う上記の手法
は、この第1実施形態に限らず、以下に説明する第2〜
第5実施形態においても同様である。
【0012】図2は本発明の第2実施形態を示す装置系
統図である。本装置は主として酸化槽40と沈殿槽42
とによって構成される。酸化槽40には曝気手段44、
被処理水の供給管路46、排出管路48が設けられてい
る。排出管路18は沈殿槽42に接続している。沈殿槽
42の底部には沈殿したスラリーを抜き出す返送管路5
0が接続し、前記酸化槽40と連通している。返送管路
50にはポンプ52が設けられるとともに、スラリーの
排出管路54が分岐している。また、沈殿槽42の上澄
側には処理水の排出管路56が接続している。上記の構
成は、第1実施形態に係る膜分離手段12に替えて、沈
殿槽42を採用したものであり、第1実施形態と同様な
機能を持ち、同様な作用によって被処理水中の砒素及び
鉄イオンを除去することができる。この第2実施形態で
は沈殿槽42での固液分離機能は膜分離手段に比べて劣
るが、保守が容易であるという利点があり、比較的大容
量の処理に適している。
【0013】前記第1実施形態及び第2実施形態では酸
化槽における酸化手段として曝気手段を用いたが、酸化
手段はこれに限らず空気以外の酸化剤、例えば次亜塩素
酸ナトリウム、オゾン、過酸化水素などを添加、注入す
る手段や紫外線照射による酸化手段を用いてもよい。ま
た、固液分離手段としては膜分離手段や沈殿槽に限ら
ず、砂ろ過設備でもよく、固液分離によって分離した固
形分を酸化槽に循環させることができればいかなる形態
の固液分離手段であってもよい。
【0014】図3は本発明の第3実施形態を示す装置系
統図である。本装置は図2における酸化槽40を第1の
酸化槽41とするとともに、排出管路48の途中に第2
の酸化槽43を追加した構成である。その他の図2と同
一の符号を付した部分は第2実施形態と同一の要素であ
り、同一の機能を果たす。第2の酸化槽43には管路4
5から空気よりも酸化力の強い酸化剤、例えば次亜塩素
酸ナトリウム、オゾン、過酸化水素などが添加、注入さ
れ、攪拌機47によって槽内の水酸化鉄のフロックを高
濃度に含む被処理水と混合される。
【0015】以下、この第3実施形態の技術的な意義に
ついて説明する。被処理水に含まれる砒素は三価と五価
の2種類があり、その形態はpHに依存する。実用レベ
ルのpHが5〜9の中性領域では、三価の砒素は大部分
はH3AsO3の分子状の砒素として水中に溶解し、一部
はH2AsO3 のイオン状の砒素として存在する。一
方、五価の砒素はほぼ総てがH2AsO4 又はHAsO
4 2 のイオン状の砒素として存在する。前記したよう
に、分子状の砒素は被処理水中の鉄イオンが酸化され水
酸化鉄のフロックを生成する段階でフロックに取り込ま
れる。また、イオン状の砒素は生成されたフロックの表
面に吸着される。しかしながら、フロックを生成する段
階でフロックに取り込まれなかった三価の分子状の砒素
はフロックの表面にも吸着されず、そのまま処理水中に
溶解する可能性が強い。このため、被処理水が三価の分
子状の砒素を比較的多く含み、鉄イオンの量が少ない場
合には、水酸化鉄のフロック生成量が不足し、三価の分
子状の砒素の除去率が低下する。この第3実施形態はこ
のような観点から創案されたものであり、第2の酸化槽
43では添加した酸化剤の強力な酸化作用によって三価
の分子状の砒素は酸化され、五価のイオン状の砒素とな
る。この五価に変化した砒素は元々被処理水中に含まれ
ていた五価のイオン状の砒素とともに高濃度に保持され
た水酸化鉄のフロックの表面に吸着されるので、結果と
してほぼ総ての砒素を被処理水から除去することができ
る。
【0016】前記第1実施形態や第2実施形態に係る酸
化槽の曝気手段に替えて、もしくは曝気手段と併用し
て、酸化槽内に次亜塩素酸ナトリウム、オゾン、過酸化
水素などの酸化力の強い酸化剤を添加、注入すれば、こ
れらの酸化剤が鉄イオンの酸化による水酸化鉄フロック
の生成と、三価の分子状の砒素の酸化よる五価のイオン
状の砒素への変換の両作用を成し上記と同様の効果を得
られるが、酸化剤の使用量が増加し、薬品代が高価にな
るという欠点がある。一方、この第3実施形態によれ
ば、鉄イオンの酸化による水酸化鉄フロックの生成には
安価な空気を用い、残存している三価の分子状の砒素を
酸化する目的にのみ、高価な酸化剤を用いるので、薬品
代の節減を図ることができる。
【0017】図4は本発明の第4実施形態を示す装置系
統図である。本装置は主として酸化槽60とスラッジブ
ランケット型の沈殿槽62とによって構成される。酸化
槽60には曝気手段64、被処理水の供給管路66、排
出管路68が設けられている。排出管路68は沈殿槽6
2の流入側に接続している。沈殿槽62の底部には沈殿
した汚泥を抜き出す抜出管路70が接続し、沈殿槽62
の上澄側には処理水の排出管路72が接続している。ま
た、沈殿槽62の流入側には流入した被処理水を沈殿槽
62の下部に導く案内通路74が設けられている。
【0018】上記の構成において、供給管路66から酸
化槽60内に流入した被処理水は曝気手段64によって
曝気される。この曝気によって被処理水中の鉄イオンが
酸化され水酸化鉄となりフロックを生成する。このフロ
ックの生成段階で分子状の砒素がフロックに取り込まれ
る。また、この生成されたフロックの表面にイオン状の
砒素の一部が吸着される。酸化槽10で処理を受けたフ
ロックを含む被処理水は排出管路68から沈殿槽62に
流入し、沈殿分離を受ける。すなわち、沈殿槽62の下
方はフロックの滞留層であるスラッジブランケットゾー
ン76が形成されており、案内通路74から沈殿槽62
の下部に流入した被処理水は、このスラッジブランケッ
トゾーン76を緩慢な上向流で通過する過程で含まれる
フロックが滞留層と同化するとともに、残存するイオン
状の砒素が滞留するフロックの表面に吸着される。スラ
ッジブランケットゾーン76を通過してフロック及びイ
オン状の砒素が除去された上澄水は沈殿槽62上部の排
出管路72から処理水として装置外に排出される。ま
た、沈殿槽62底部の抜出管路70からはフロックが濃
縮して沈殿した汚泥が抜き出される。この汚泥の抜き出
し量を調節することによって、スラッジブランケットゾ
ーン76の層高を好ましい範囲に維持することができ
る。したがって、被処理水中の鉄イオンが比較的低濃度
であり、水酸化鉄フロックの生成量が少ない場合であっ
ても時間をかけて徐々にスラッジブランケットゾーン7
6の層高を所望の値にすることができる。このため、被
処理水とフロックとの接触機会が増大し、フロックの表
面に吸着されるイオン状の砒素の除去効果を向上させる
ことができる。
【0019】この第4実施形態によれば、前記第1〜3
実施形態に比べてフロックを返送循環させる必要がない
ので、プロセスの単純化と省エネルギー化を図ることが
できる。第4実施形態においても前記第1〜2実施形態
と同様に曝気手段64に替えて、もしくは曝気手段64
と併用して他の酸化手段を用いることができる。また、
前記第3実施形態と同様に酸化槽60を第1と第2の二
段構成としてもよい。
【0020】図5は本発明の第5実施形態を示す装置系
統図である。被処理水の供給管路84を備えた反応槽8
0内の右側には浸漬式の平膜を一定間隔で並列させた膜
分離手段84が配設されている。この膜分離手段84の
透過水側には吸引ポンプ86を備えた排出管路87が接
続している。膜分離手段82の下方には送気管路88か
らの圧縮空気を反応槽80内に散気する散気手段90が
配置されている。反応槽80の底部には汚泥溜め92が
設けられ、この汚泥溜め92には汚泥を排出する汚泥引
抜管94が接続している。
【0021】上記の構成において、反応槽80内の被処
理水は、散気手段90から散気される気泡のエアリフト
作用によって、反時計回りの旋回流を形成する。供給管
路82から反応槽80内に流入した被処理水はこの旋回
流に合流し、被処理水中の鉄イオンが上記気泡と接触す
ることによって酸化され水酸化鉄となりフロックを生成
する。このフロックの生成段階で分子状の砒素がフロッ
クに取り込まれる。また、この生成されたフロックの表
面にイオン状の砒素が吸着される。反応槽80内は膜分
離手段84で分離されたフロックが高濃度に保持されて
いる。このため、被処理水とフロックとの接触機会が増
大し、フロックの表面に吸着されるイオン状の砒素の除
去効果を向上させることができる。
【0022】吸引ポンプ86の吸引作用によって膜分離
手段84の平膜を透過した透過水は処理水として排出管
路87から装置外に排出される。また、汚泥溜め92に
沈降したフロックを高濃度に含む沈殿物は汚泥として汚
泥引抜管94から装置外に排出される。汚泥の引き抜き
量を調節することによって、反応槽80内のフロック濃
度を所望の値に調整することができる。また、散気手段
90からの散気は膜分離手段84の平膜表面に付着した
膜透過阻害物の洗浄手段としての機能をも発揮する。
【0023】この第5実施形態によれば、一つの反応槽
内で、鉄イオンの酸化機能、フロックの濃縮機能、処理
水の膜透過機能、膜面の洗浄機能を兼用したので、装置
のコンパクト化と省エネルギー化を図ることができる
【0024】
【発明の効果】本発明によれば砒素及び鉄イオンを含む
被処理水を、凝集剤を使用する必要とせず、又は凝集剤
を使用量を節減しつつ、安価に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す装置系統図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示す装置系統図であ
る。
【図3】本発明の第3実施形態を示す装置系統図であ
る。
【図4】本発明の第4実施形態を示す装置系統図であ
る。
【図5】本発明の第5実施形態を示す装置系統図であ
る。
【符号の説明】
10、40、60……酸化槽 12……膜分離手段 14、44、64……曝気手段 20、52……ポンプ 42、62……沈殿槽 41……第1の酸化槽 43……第2の酸化槽 80……反応槽 84……膜分離手段 88……散気手段 94……汚泥引抜管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸化処
    理してフロックを生成させ、この生成されたフロックを
    濃縮して高濃度に保持した状態で、前記被処理水とフロ
    ックとを接触させることを特徴とする砒素含有水の処理
    方法。
  2. 【請求項2】砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸化処
    理してフロックを生成させる酸化槽と、酸化槽からの被
    処理水を固液分離する固液分離手段と、この固液分離手
    段で分離された固形分を前記酸化槽に循環させる固形分
    循環手段とを具備したことを特徴とする砒素含有水の処
    理装置。
  3. 【請求項3】砒素及び鉄イオンを含む被処理水を酸化処
    理してフロックを生成させる酸化槽と、酸化槽からの被
    処理水を受入れて前記フロックの滞留層を形成し、この
    フロックの滞留層に前記被処理水を通過させるようにし
    た固液分離手段とを具備したことを特徴とする砒素含有
    水の処理装置。
  4. 【請求項4】前記酸化槽は、砒素及び鉄イオンを含む被
    処理水を曝気処理する第1の酸化槽と、この第1の酸化
    槽からの被処理水に対して空気よりも酸化力の強い酸化
    剤を添加する第2の酸化槽とから成ることを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載の砒素含有水の処理装置。
  5. 【請求項5】反応槽と、この反応槽内に砒素及び鉄イオ
    ンを含む被処理水を供給する原水供給手段と、前記反応
    槽内に配設された膜分離手段と、この膜分離手段からの
    透過水を反応槽外に排出する処理水排出手段と、前記膜
    分離手段の下方に配置された散気手段と、反応槽内の汚
    泥を槽外に排出する汚泥引抜管とを具備したことを特徴
    とする砒素含有水の処理装置。
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