JP2003126612A - オイルフィルタ - Google Patents
オイルフィルタInfo
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- JP2003126612A JP2003126612A JP2001331518A JP2001331518A JP2003126612A JP 2003126612 A JP2003126612 A JP 2003126612A JP 2001331518 A JP2001331518 A JP 2001331518A JP 2001331518 A JP2001331518 A JP 2001331518A JP 2003126612 A JP2003126612 A JP 2003126612A
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オイル流入口からオイルフィルタ内に流入す
るオイルの円滑な流路を形成し、フィルタエレメントが
受ける、オイル流入口から流入するオイルの圧力を軽減
し、フィルタエレメントに要求される必要な強度を軽減
できるようにする。 【解決手段】 中央にオイル流出口32を有するとともに
オイル流出口32の周りに複数のオイル流入口33を有する
ソケット部31のオイル流入口33を、その軸線方向がソケ
ット部31の厚み方向に対してソケット部31の外面から内
面に向けて外周側に傾斜するように形成し、オイル流入
口33から流入するオイルがフィルタエレメント10の外周
側へ誘導される流路を形成する。
るオイルの円滑な流路を形成し、フィルタエレメントが
受ける、オイル流入口から流入するオイルの圧力を軽減
し、フィルタエレメントに要求される必要な強度を軽減
できるようにする。 【解決手段】 中央にオイル流出口32を有するとともに
オイル流出口32の周りに複数のオイル流入口33を有する
ソケット部31のオイル流入口33を、その軸線方向がソケ
ット部31の厚み方向に対してソケット部31の外面から内
面に向けて外周側に傾斜するように形成し、オイル流入
口33から流入するオイルがフィルタエレメント10の外周
側へ誘導される流路を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルフィルタ、
例えば自動車の内燃機関の潤滑油の濾過に好適に用いら
れるオイルフィルタに関するものである。
例えば自動車の内燃機関の潤滑油の濾過に好適に用いら
れるオイルフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の内燃機関の潤滑油の濾過
に用いられるオイルフィルタとして、図6に示すような
ものが知られている。同図を参照して説明すると、オイ
ルフィルタ100は、天板部121を有するケース12
0と、該ケース120内に収容されたフィルタエレメン
ト110と、天板部121と対向する側に設けられ、中
央にオイル流出口133を有するとともに該オイル流出
口133の周りに複数のオイル流入口132を有するソ
ケットプレート131とを備えてなる。フィルタエレメ
ント110は中空筒状の濾過部材を用いて構成され、そ
の上下がエンドプレート111,112により閉塞され
ており、ソケットプレート131側のエンドプレート1
12面はクリアランスtをおいてオイル流入口132と
対向するように位置している。オイル流入口132から
流入したオイルは、ケース内に収容されたフィルタエレ
メント110の外周側から内周側へと通過して濾過さ
れ、オイル流出口133から外部へと流出する。
に用いられるオイルフィルタとして、図6に示すような
ものが知られている。同図を参照して説明すると、オイ
ルフィルタ100は、天板部121を有するケース12
0と、該ケース120内に収容されたフィルタエレメン
ト110と、天板部121と対向する側に設けられ、中
央にオイル流出口133を有するとともに該オイル流出
口133の周りに複数のオイル流入口132を有するソ
ケットプレート131とを備えてなる。フィルタエレメ
ント110は中空筒状の濾過部材を用いて構成され、そ
の上下がエンドプレート111,112により閉塞され
ており、ソケットプレート131側のエンドプレート1
12面はクリアランスtをおいてオイル流入口132と
対向するように位置している。オイル流入口132から
流入したオイルは、ケース内に収容されたフィルタエレ
メント110の外周側から内周側へと通過して濾過さ
れ、オイル流出口133から外部へと流出する。
【0003】ところが、フィルタエレメント110のソ
ケットプレート側のエンドプレート112面はオイル流
入口132と対向するように位置しているため、オイル
流入口132から流入したオイルの圧力をフィルタエレ
メント110のエンドプレート面112が直接に受ける
(逆止弁113は、弾性変形により開弁動作を行うゴム
等の柔軟な弾性体であり、この圧力を軽減することは困
難である)。特に寒冷地等における低温時のエンジン始
動の際は、高粘度のオイルが急激に流入することによ
り、より大きな圧力をエンドプレート112面が受ける
ことになる。このため、そのような圧力によってフィル
タエレメント110が上下方向につぶれることのない上
下方向の強度が必要であった。また、オイルの流入量の
大小によって、フィルタエレメントがその影響を受けや
すく、フィルタエレメントの上下運動等の好ましくない
挙動を生じさせるという不都合があった。しかし、上下
方向の強度を得るためにフィルタエレメントの内筒11
5等の部材の強度を高めたり、また、上下運動を抑える
ためにスプリング123の弾性を高めたりすることは、
重量の増大やコスト増を招くことになる。なお、フィル
タエレメント110の外周とケース120の側面との間
に形成されるオイル流通空間を大きくとりオイルの流れ
を良くすることで、上記の不都合は多少は改善される。
しかし、そのようにすべく、ケースの外径を大きくすれ
ば、フィルタの大型化、重量増を免れず、また、フィル
タエレメントの外径を小さくすれば、濾過面積が減少す
るので好ましくない。
ケットプレート側のエンドプレート112面はオイル流
入口132と対向するように位置しているため、オイル
流入口132から流入したオイルの圧力をフィルタエレ
メント110のエンドプレート面112が直接に受ける
(逆止弁113は、弾性変形により開弁動作を行うゴム
等の柔軟な弾性体であり、この圧力を軽減することは困
難である)。特に寒冷地等における低温時のエンジン始
動の際は、高粘度のオイルが急激に流入することによ
り、より大きな圧力をエンドプレート112面が受ける
ことになる。このため、そのような圧力によってフィル
タエレメント110が上下方向につぶれることのない上
下方向の強度が必要であった。また、オイルの流入量の
大小によって、フィルタエレメントがその影響を受けや
すく、フィルタエレメントの上下運動等の好ましくない
挙動を生じさせるという不都合があった。しかし、上下
方向の強度を得るためにフィルタエレメントの内筒11
5等の部材の強度を高めたり、また、上下運動を抑える
ためにスプリング123の弾性を高めたりすることは、
重量の増大やコスト増を招くことになる。なお、フィル
タエレメント110の外周とケース120の側面との間
に形成されるオイル流通空間を大きくとりオイルの流れ
を良くすることで、上記の不都合は多少は改善される。
しかし、そのようにすべく、ケースの外径を大きくすれ
ば、フィルタの大型化、重量増を免れず、また、フィル
タエレメントの外径を小さくすれば、濾過面積が減少す
るので好ましくない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術における不都合を考慮してなされたものであって、そ
の目的は、オイル流入口からオイルフィルタ内に流入す
るオイルの円滑な流路を形成し、フィルタエレメントが
受ける、オイル流入口から流入するオイルの圧力を軽減
し、フィルタエレメントに要求される必要な強度を軽減
できるようにすること、フィルタエレメントがオイルの
流入量の大小による影響を受けにくく、安定した性能を
発揮し得るようにすることにある。
術における不都合を考慮してなされたものであって、そ
の目的は、オイル流入口からオイルフィルタ内に流入す
るオイルの円滑な流路を形成し、フィルタエレメントが
受ける、オイル流入口から流入するオイルの圧力を軽減
し、フィルタエレメントに要求される必要な強度を軽減
できるようにすること、フィルタエレメントがオイルの
流入量の大小による影響を受けにくく、安定した性能を
発揮し得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 天板部を有するケー
ス内に収容されたフィルタエレメントと、天板部と対向
する側に、中央にオイル流出口を有するとともに該オイ
ル流出口の周りに複数のオイル流入口を有するソケット
部を備え、オイル流入口から流入したオイルを、フィル
タエレメントの外周側から内周側へと通過させて濾過
し、オイル流出口から外部へと流出させるオイルフィル
タにおいて、前記ソケット部のオイル流入口を、その軸
線方向がソケット部の厚み方向に対してソケット部の外
面から内面に向けて外周側に傾斜するように形成し、オ
イル流入口から流入するオイルがフィルタエレメントの
外周側へ誘導される流路を形成したことを特徴とするオ
イルフィルタである。 (2) 前記軸線方向のソケット部の厚み方向に対する傾斜
角は30度以上であるのが好ましい。 (3) 前記ソケット部のオイル流入口は、ソケット部の外
面の開口部と内面の開口部とが平面視、同一半径線上に
なく、ずれた位置にあり、オイル流入口から流入するオ
イルが、平面視、半径線に対して角度を有する方向へ誘
導される態様も好ましい。
ス内に収容されたフィルタエレメントと、天板部と対向
する側に、中央にオイル流出口を有するとともに該オイ
ル流出口の周りに複数のオイル流入口を有するソケット
部を備え、オイル流入口から流入したオイルを、フィル
タエレメントの外周側から内周側へと通過させて濾過
し、オイル流出口から外部へと流出させるオイルフィル
タにおいて、前記ソケット部のオイル流入口を、その軸
線方向がソケット部の厚み方向に対してソケット部の外
面から内面に向けて外周側に傾斜するように形成し、オ
イル流入口から流入するオイルがフィルタエレメントの
外周側へ誘導される流路を形成したことを特徴とするオ
イルフィルタである。 (2) 前記軸線方向のソケット部の厚み方向に対する傾斜
角は30度以上であるのが好ましい。 (3) 前記ソケット部のオイル流入口は、ソケット部の外
面の開口部と内面の開口部とが平面視、同一半径線上に
なく、ずれた位置にあり、オイル流入口から流入するオ
イルが、平面視、半径線に対して角度を有する方向へ誘
導される態様も好ましい。
【0006】(4) 天板部を有するケース内に収容された
フィルタエレメントと、天板部と対向する側に、中央に
オイル流出口を有するとともに該オイル流出口の周りに
複数のオイル流入口を有するソケット部を備え、オイル
流入口から流入したオイルを、フィルタエレメントの外
周側から内周側へと通過させて濾過し、オイル流出口か
ら外部へと流出させるオイルフィルタにおいて、前記ソ
ケット部のオイル流入口を、その開口面がオイルフィル
タのほぼ水平方向に向くように形成し、オイル流入口か
ら流入するオイルがフィルタエレメントの外周側へ誘導
される流路を形成したことを特徴とするオイルフィルタ
である。 (5) 前記ソケット部は前記開口面に連なる誘導路を有
し、該誘導路は、平面視、半径線に対して角度をつけて
形成されており、オイル流入口から流入するオイルが、
平面視、半径線に対して角度を有する方向へ誘導される
態様も好ましい。
フィルタエレメントと、天板部と対向する側に、中央に
オイル流出口を有するとともに該オイル流出口の周りに
複数のオイル流入口を有するソケット部を備え、オイル
流入口から流入したオイルを、フィルタエレメントの外
周側から内周側へと通過させて濾過し、オイル流出口か
ら外部へと流出させるオイルフィルタにおいて、前記ソ
ケット部のオイル流入口を、その開口面がオイルフィル
タのほぼ水平方向に向くように形成し、オイル流入口か
ら流入するオイルがフィルタエレメントの外周側へ誘導
される流路を形成したことを特徴とするオイルフィルタ
である。 (5) 前記ソケット部は前記開口面に連なる誘導路を有
し、該誘導路は、平面視、半径線に対して角度をつけて
形成されており、オイル流入口から流入するオイルが、
平面視、半径線に対して角度を有する方向へ誘導される
態様も好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面に示
す実施例に基いて説明する。図1は本発明に係る実施例
1のオイルフィルタ1を示すもので、(a)は縦断面
図、(b)はソケット部31の底面図、図2は実施例1
のソケット部31の拡大図、図3は実施例1のソケット
部31の変形例を示すものでソケット部31の底面図、
図4は本発明に係る実施例2のオイルフィルタ1を示す
もので、(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の
底面図、図4は実施例2のソケット部31の変形例を示
すものでソケット部31の底面図である。
す実施例に基いて説明する。図1は本発明に係る実施例
1のオイルフィルタ1を示すもので、(a)は縦断面
図、(b)はソケット部31の底面図、図2は実施例1
のソケット部31の拡大図、図3は実施例1のソケット
部31の変形例を示すものでソケット部31の底面図、
図4は本発明に係る実施例2のオイルフィルタ1を示す
もので、(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の
底面図、図4は実施例2のソケット部31の変形例を示
すものでソケット部31の底面図である。
【0008】<実施例1>図1に示すとおり、オイルフ
ィルタ1は、フィルタエレメント(アッセンブリ)10
を、ケース20内に収容してなる。ケース20は天板部
21を有する円筒状に形成されており、天板部21と対
向する側にはソケット部31が配設されている。ソケッ
ト部31は、肉厚なプレート状に形成されており、外周
縁がケース20の上部開口端縁に巻き締められた補助板
30の内面に溶接等によって固着された態様としてい
る。
ィルタ1は、フィルタエレメント(アッセンブリ)10
を、ケース20内に収容してなる。ケース20は天板部
21を有する円筒状に形成されており、天板部21と対
向する側にはソケット部31が配設されている。ソケッ
ト部31は、肉厚なプレート状に形成されており、外周
縁がケース20の上部開口端縁に巻き締められた補助板
30の内面に溶接等によって固着された態様としてい
る。
【0009】ソケット部31の内周は垂直方向に起立
し、ソケット部31の中央にはオイル流出口32が形成
され、このオイル流出口32は、オイルフィルタ1の受
座から突出するパイプ(図示省略)への取付け部を兼ね
ている。通常、オイル流出口32の内面にはネジ部が形
成され、このネジ部をパイプに螺着することにより、オ
イルフィルタ1は受座に固定される。オイル流出口32
の周りには、透孔をなすオイル流入口33が複数形成さ
れている。
し、ソケット部31の中央にはオイル流出口32が形成
され、このオイル流出口32は、オイルフィルタ1の受
座から突出するパイプ(図示省略)への取付け部を兼ね
ている。通常、オイル流出口32の内面にはネジ部が形
成され、このネジ部をパイプに螺着することにより、オ
イルフィルタ1は受座に固定される。オイル流出口32
の周りには、透孔をなすオイル流入口33が複数形成さ
れている。
【0010】フィルタエレメント10の濾過部11は、
例えば濾紙をひだ折りして円周状に巻き回した濾材によ
り構成され、全体として中空筒状をなし、上下の各端面
は上下端板11,12によって閉塞されている。濾過部
11とケース20の天板部21との間には、スプリング
23が設けられており、このスプリング23によって、
フィルタエレメント1はソケット部31に押圧されるよ
うになっている。フィルタエレメント10の下端板12
から延びる屈曲部12aに逆止弁(アンチドレンバル
ブ)15が係合しており、このアンチドレン弁15は、
フィルタエレメント10とソケット部31とのシールを
兼ねている。アンチドレン弁15は、ゴム等の柔軟な弾
性体で形成され、弾性変形により開弁動作を行い、エン
ジン停止時等にはオイルフィルタ1内のオイルがオイル
流入口33へ逆流するのを防ぐ。濾過部11の内周には
多孔円筒13が配設され、フィルタエレメント10が補
強されている。
例えば濾紙をひだ折りして円周状に巻き回した濾材によ
り構成され、全体として中空筒状をなし、上下の各端面
は上下端板11,12によって閉塞されている。濾過部
11とケース20の天板部21との間には、スプリング
23が設けられており、このスプリング23によって、
フィルタエレメント1はソケット部31に押圧されるよ
うになっている。フィルタエレメント10の下端板12
から延びる屈曲部12aに逆止弁(アンチドレンバル
ブ)15が係合しており、このアンチドレン弁15は、
フィルタエレメント10とソケット部31とのシールを
兼ねている。アンチドレン弁15は、ゴム等の柔軟な弾
性体で形成され、弾性変形により開弁動作を行い、エン
ジン停止時等にはオイルフィルタ1内のオイルがオイル
流入口33へ逆流するのを防ぐ。濾過部11の内周には
多孔円筒13が配設され、フィルタエレメント10が補
強されている。
【0011】ケース20内にはフィルタエレメント10
の外側とケース20との間に外側室6が形成される。ソ
ケット部31のオイル流入口33は、外側室6と連通し
ており、オイル流入口33から流入するオイルは、外側
室6を経て濾過部11の外周側から内周側へと流れる。
濾過部11を通過して濾過されたオイルは、オイル流出
口32へと流出し、オイルフィルタ1外へ吐出される。
の外側とケース20との間に外側室6が形成される。ソ
ケット部31のオイル流入口33は、外側室6と連通し
ており、オイル流入口33から流入するオイルは、外側
室6を経て濾過部11の外周側から内周側へと流れる。
濾過部11を通過して濾過されたオイルは、オイル流出
口32へと流出し、オイルフィルタ1外へ吐出される。
【0012】本発明において重要な特徴をもつソケット
部31のオイル流入口33について説明する。図1及び
図2に示すとおり、ソケット部31のオイル流入口33
は、その軸線方向aがソケット部31の厚み方向bに対
してソケット部31の外面から内面に向けてフィルタエ
レメント10の外周側に傾斜するように形成されてい
る。軸線方向aは図1(b)に示すとおり、平面的に見
ると放射状(半径線c方向)に形成されている。このオ
イル流入口33の内面形状によって、オイル流入口33
からオイルフィルタ1内に向かうオイルの流路は、フィ
ルタエレメント10の垂直方向ではなく、軸線方向aす
なわちフィルタエレメント10の外周側に向かう流路と
して形成される。このため、オイル流入口33から流入
するオイルは、フィルタエレメント10の外周側へと誘
導され、外周室6へと向かう。したがって、フィルタエ
レメント10の下端板12面が、オイル流入口33から
流入したオイルの圧力を受けることを大幅に軽減するこ
とができる。
部31のオイル流入口33について説明する。図1及び
図2に示すとおり、ソケット部31のオイル流入口33
は、その軸線方向aがソケット部31の厚み方向bに対
してソケット部31の外面から内面に向けてフィルタエ
レメント10の外周側に傾斜するように形成されてい
る。軸線方向aは図1(b)に示すとおり、平面的に見
ると放射状(半径線c方向)に形成されている。このオ
イル流入口33の内面形状によって、オイル流入口33
からオイルフィルタ1内に向かうオイルの流路は、フィ
ルタエレメント10の垂直方向ではなく、軸線方向aす
なわちフィルタエレメント10の外周側に向かう流路と
して形成される。このため、オイル流入口33から流入
するオイルは、フィルタエレメント10の外周側へと誘
導され、外周室6へと向かう。したがって、フィルタエ
レメント10の下端板12面が、オイル流入口33から
流入したオイルの圧力を受けることを大幅に軽減するこ
とができる。
【0013】従来技術のものは、図6に示すとおり、オ
イル流入口132は、その軸線方向がソケット部131
の厚み方向と一致する(ソケット部131面に対して垂
直に形成されている)もので、オイル流入口132の軸
線方向はソケット部131の厚み方向に対して傾斜して
いない。オイル流入口132からオイルフィルタ1内に
垂直方向にオイルが流入し、オイル流入口132から流
入するオイルの圧力をフィルタエレメント110の下端
板112がもろに受ける態様である。
イル流入口132は、その軸線方向がソケット部131
の厚み方向と一致する(ソケット部131面に対して垂
直に形成されている)もので、オイル流入口132の軸
線方向はソケット部131の厚み方向に対して傾斜して
いない。オイル流入口132からオイルフィルタ1内に
垂直方向にオイルが流入し、オイル流入口132から流
入するオイルの圧力をフィルタエレメント110の下端
板112がもろに受ける態様である。
【0014】なお、ソケット部31のオイル流入口33
の軸線方向aのソケット部31の厚み方向bに対する傾
斜角αは、ソケット部31の厚み、オイル流入口33の
位置、大きさ等によって異なるが、一般に使用されるオ
イルフィルタでは、30度以上であるものが、オイル流
入口33から流入するオイルがフィルタエレメント10
の外周側へ誘導される流路を有効に形成する上で好まし
い。
の軸線方向aのソケット部31の厚み方向bに対する傾
斜角αは、ソケット部31の厚み、オイル流入口33の
位置、大きさ等によって異なるが、一般に使用されるオ
イルフィルタでは、30度以上であるものが、オイル流
入口33から流入するオイルがフィルタエレメント10
の外周側へ誘導される流路を有効に形成する上で好まし
い。
【0015】図3は、実施例1のソケット部31の変形
例を示すものである。ソケット部31において、ソケッ
ト部のオイル流入口33は、ソケット部31の外面の開
口部33aと内面の開口部33bとが平面視、同一半径
線c上になく、ずれた位置にある。外面の開口部33a
と内面の開口部33bとを結ぶ軸線方向aは放射状(半
径線方向)ではなく、内周側から外周側に向けて半径線
cに対して角度βをもって弧状をなして延びている。軸
線方向aは弧状に形成するのが好ましいが、直線状であ
ってもよい。
例を示すものである。ソケット部31において、ソケッ
ト部のオイル流入口33は、ソケット部31の外面の開
口部33aと内面の開口部33bとが平面視、同一半径
線c上になく、ずれた位置にある。外面の開口部33a
と内面の開口部33bとを結ぶ軸線方向aは放射状(半
径線方向)ではなく、内周側から外周側に向けて半径線
cに対して角度βをもって弧状をなして延びている。軸
線方向aは弧状に形成するのが好ましいが、直線状であ
ってもよい。
【0016】このオイル流入口33の内面形状によっ
て、オイル流入口33から流入するオイルの流路は、平
面視、放射状ではなく、半径線cに対して角度βを有す
る方向へ誘導されつつ、フィルタエレメント10の外周
側へ向かう流路として形成される(矢印a)。オイル流
入口33から流入するオイルに回転力が与えられること
になる。これにより、オイルはフィルタエレメント10
の外周側へ分散されて導かれるとともに、回転するオイ
ルの流れと反対方向の力(矢印e)がソケット部31に
生じる。この力の方向をソケット部31の受座に対する
ネジの締め付け方向とすることにより、ソケット部31
(すなわちオイルフィルタ1)の受座(パイプ)に対す
る取付け(螺着)における緩みが生じにくいものとな
る。また、ケース内(外側室6)で周方向に回転するオ
イルの流れによってサイクロン効果が生じ、オイルが濾
過部11を通過する前の分離作用が得られ、濾過部11
が目詰まりしにくいものとなる。
て、オイル流入口33から流入するオイルの流路は、平
面視、放射状ではなく、半径線cに対して角度βを有す
る方向へ誘導されつつ、フィルタエレメント10の外周
側へ向かう流路として形成される(矢印a)。オイル流
入口33から流入するオイルに回転力が与えられること
になる。これにより、オイルはフィルタエレメント10
の外周側へ分散されて導かれるとともに、回転するオイ
ルの流れと反対方向の力(矢印e)がソケット部31に
生じる。この力の方向をソケット部31の受座に対する
ネジの締め付け方向とすることにより、ソケット部31
(すなわちオイルフィルタ1)の受座(パイプ)に対す
る取付け(螺着)における緩みが生じにくいものとな
る。また、ケース内(外側室6)で周方向に回転するオ
イルの流れによってサイクロン効果が生じ、オイルが濾
過部11を通過する前の分離作用が得られ、濾過部11
が目詰まりしにくいものとなる。
【0017】<実施例2>図4に示す実施例2のオイル
フィルタ1は、以上説明した実施例のものとは、ソケッ
ト部31のオイル流入口33の構成が異なっている。ソ
ケット部31以外の構成はほぼ同じなので、その説明を
省略する。図4に示すとおり、実施例2のオイルフィル
タ1のソケット部31のオイル流入口33は、その開口
面33cがオイルフィルタ1のほぼ水平方向に向くよう
に形成されている。換言すると、オイル流入口33の貫
通方向がオイルフィルタ1のほぼ水平方向を指向してい
る。これにより、オイル流入口33からオイルフィルタ
1内に向かうオイルの流路は、フィルタエレメント10
の垂直方向ではなく、フィルタエレメント10の外周側
に向かう流路として形成される。このため、オイル流入
口33から流入するオイルは、フィルタエレメント10
の外周側へと誘導され、外周室6へと向かう。したがっ
て、フィルタエレメント10の下端板12面が、オイル
流入口33から流入したオイルの圧力を受けることを大
幅に軽減することができる。
フィルタ1は、以上説明した実施例のものとは、ソケッ
ト部31のオイル流入口33の構成が異なっている。ソ
ケット部31以外の構成はほぼ同じなので、その説明を
省略する。図4に示すとおり、実施例2のオイルフィル
タ1のソケット部31のオイル流入口33は、その開口
面33cがオイルフィルタ1のほぼ水平方向に向くよう
に形成されている。換言すると、オイル流入口33の貫
通方向がオイルフィルタ1のほぼ水平方向を指向してい
る。これにより、オイル流入口33からオイルフィルタ
1内に向かうオイルの流路は、フィルタエレメント10
の垂直方向ではなく、フィルタエレメント10の外周側
に向かう流路として形成される。このため、オイル流入
口33から流入するオイルは、フィルタエレメント10
の外周側へと誘導され、外周室6へと向かう。したがっ
て、フィルタエレメント10の下端板12面が、オイル
流入口33から流入したオイルの圧力を受けることを大
幅に軽減することができる。
【0018】開口面33cがオイルフィルタ1のほぼ水
平方向に向くように形成するための構成は特に限定され
ない。ソケット部31には、開口面33cに連なる誘導
路35を形成するのは好ましい態様である。実施例2で
は、図4に示すとおり、誘導路35は、ソケット部31
の外面に溝状をなす凹部を形成することにより、これを
誘導路35としており、誘導路35は平面的に見ると放
射状に形成されている。もっとも、誘導路35の形態は
これに限定されるものではない。
平方向に向くように形成するための構成は特に限定され
ない。ソケット部31には、開口面33cに連なる誘導
路35を形成するのは好ましい態様である。実施例2で
は、図4に示すとおり、誘導路35は、ソケット部31
の外面に溝状をなす凹部を形成することにより、これを
誘導路35としており、誘導路35は平面的に見ると放
射状に形成されている。もっとも、誘導路35の形態は
これに限定されるものではない。
【0019】図5は、実施例2のソケット部31の変形
例を示すものである。誘導路35は、平面視、放射状
(半径線方向)ではなく、半径線cに対して角度βをつ
けて形成されている。誘導路35(ソケット部31の外
面に形成された凹部)は、内周側から外周側に向けて半
径線cに対して角度βをもって弧状をなして延びてい
る。誘導路35は弧状に形成するのが好ましいが、直線
状であってもよい。
例を示すものである。誘導路35は、平面視、放射状
(半径線方向)ではなく、半径線cに対して角度βをつ
けて形成されている。誘導路35(ソケット部31の外
面に形成された凹部)は、内周側から外周側に向けて半
径線cに対して角度βをもって弧状をなして延びてい
る。誘導路35は弧状に形成するのが好ましいが、直線
状であってもよい。
【0020】この誘導路35によって、オイル流入口3
3から流入するオイルの流路は、平面視、放射状ではな
く、半径線cに対して角度βを有する方向へ誘導されつ
つ、フィルタエレメント10の外周側へ向かう流路とし
て形成される(矢印d)。オイル流入口33から流入す
るオイルに回転力が与えられることになる。これによ
り、オイルはフィルタエレメント10の外周側へ分散さ
れて導かれるとともに、回転するオイルの流れと反対方
向の力(矢印e)がソケット部31に生じる。この力の
方向をソケット部31の受座に対するネジの締め付け方
向とすることにより、ソケット部31(すなわちオイル
フィルタ1)の受座(パイプ)に対する取付け(螺着)
における緩みが生じにくいものとなる。また、ケース内
(外側室6)で周方向に回転するオイルの流れによって
サイクロン効果が生じ、オイルが濾過部11を通過する
前の分離作用が得られ、濾過部11が目詰まりしにくい
ものとなる。
3から流入するオイルの流路は、平面視、放射状ではな
く、半径線cに対して角度βを有する方向へ誘導されつ
つ、フィルタエレメント10の外周側へ向かう流路とし
て形成される(矢印d)。オイル流入口33から流入す
るオイルに回転力が与えられることになる。これによ
り、オイルはフィルタエレメント10の外周側へ分散さ
れて導かれるとともに、回転するオイルの流れと反対方
向の力(矢印e)がソケット部31に生じる。この力の
方向をソケット部31の受座に対するネジの締め付け方
向とすることにより、ソケット部31(すなわちオイル
フィルタ1)の受座(パイプ)に対する取付け(螺着)
における緩みが生じにくいものとなる。また、ケース内
(外側室6)で周方向に回転するオイルの流れによって
サイクロン効果が生じ、オイルが濾過部11を通過する
前の分離作用が得られ、濾過部11が目詰まりしにくい
ものとなる。
【0021】以上、本発明の実施の形態について実施例
を挙げて説明したが、本発明は上記したものに限定され
るものではなく、本発明の範囲で適宜変更、付加等して
実施することができる。本発明は、実施例に挙げたいわ
ゆるカートリッジタイプのオイルフィルタの他、フィル
タエレメントがケースから着脱可能なエレメント交換式
のオイルフィルタにも適用することができる。オイル流
入口33近傍に逆止弁(アンチドレンバルブ)を有しな
いオイルフィルタに適用することもできる。
を挙げて説明したが、本発明は上記したものに限定され
るものではなく、本発明の範囲で適宜変更、付加等して
実施することができる。本発明は、実施例に挙げたいわ
ゆるカートリッジタイプのオイルフィルタの他、フィル
タエレメントがケースから着脱可能なエレメント交換式
のオイルフィルタにも適用することができる。オイル流
入口33近傍に逆止弁(アンチドレンバルブ)を有しな
いオイルフィルタに適用することもできる。
【0022】
【発明の効果】(1) 本発明によれば、ソケット部のオイ
ル流入口を、その軸線方向がソケット部の厚み方向に対
してソケット部の外面から内面に向けて外周側に傾斜す
るように形成し、オイル流入口から流入するオイルがフ
ィルタエレメントの外周側へ誘導される流路を形成した
ため、抵抗の小さい円滑な流路が形成され、フィルタエ
レメントが受ける、オイル流入口から流入する上下方向
のオイルの圧力が大幅に軽減される。したがって、フィ
ルタエレメントに要求される必要な強度、特に上下方向
の強度を軽減することができる。これにより、重量の軽
減及びコストの削減が可能となる。また、オイルの流入
量の大小によって、フィルタエレメントがその影響を受
けることが小さくなり、フィルタエレメントの上下運動
等の好ましくない挙動を生じさせることもなく、安定し
た性能を発揮し得る。
ル流入口を、その軸線方向がソケット部の厚み方向に対
してソケット部の外面から内面に向けて外周側に傾斜す
るように形成し、オイル流入口から流入するオイルがフ
ィルタエレメントの外周側へ誘導される流路を形成した
ため、抵抗の小さい円滑な流路が形成され、フィルタエ
レメントが受ける、オイル流入口から流入する上下方向
のオイルの圧力が大幅に軽減される。したがって、フィ
ルタエレメントに要求される必要な強度、特に上下方向
の強度を軽減することができる。これにより、重量の軽
減及びコストの削減が可能となる。また、オイルの流入
量の大小によって、フィルタエレメントがその影響を受
けることが小さくなり、フィルタエレメントの上下運動
等の好ましくない挙動を生じさせることもなく、安定し
た性能を発揮し得る。
【0023】(2) 前記軸線方向のソケット部の厚み方向
に対する傾斜角は30度以上であるものとすることによ
り、オイル流入口から流入するオイルがフィルタエレメ
ントの外周側へ的確に誘導される流路を形成し得る。
に対する傾斜角は30度以上であるものとすることによ
り、オイル流入口から流入するオイルがフィルタエレメ
ントの外周側へ的確に誘導される流路を形成し得る。
【0024】(3) 前記ソケット部のオイル流入口は、ソ
ケット部の外面の開口部と内面の開口部とが平面視、同
一半径線上になく、ずれた位置にあり、オイル流入口か
ら流入するオイルが、平面視、半径線に対して角度を有
する方向へ誘導されるものとすることにより、オイル流
入口から流入したオイルに回転する流れを与えることが
できる。オイル流入口から流入したオイルをフィルタエ
レメントの外周側へ分散させて均等に誘導するととも
に、オイルの流れと反対方向の力をソケット部に生じさ
せることができるので、ソケット部(すなわちオイルフ
ィルタ)の受座(パイプ)に対する取付け(螺着)にお
ける緩みを生じにくいものとすることができる。また、
ケース内(外側室6)で周方向に回転するオイルの流れ
によってサイクロン効果が生じ、オイルが濾過部11を
通過する前の分離作用が得られ、濾過部11が目詰まり
しにくいものとなる。
ケット部の外面の開口部と内面の開口部とが平面視、同
一半径線上になく、ずれた位置にあり、オイル流入口か
ら流入するオイルが、平面視、半径線に対して角度を有
する方向へ誘導されるものとすることにより、オイル流
入口から流入したオイルに回転する流れを与えることが
できる。オイル流入口から流入したオイルをフィルタエ
レメントの外周側へ分散させて均等に誘導するととも
に、オイルの流れと反対方向の力をソケット部に生じさ
せることができるので、ソケット部(すなわちオイルフ
ィルタ)の受座(パイプ)に対する取付け(螺着)にお
ける緩みを生じにくいものとすることができる。また、
ケース内(外側室6)で周方向に回転するオイルの流れ
によってサイクロン効果が生じ、オイルが濾過部11を
通過する前の分離作用が得られ、濾過部11が目詰まり
しにくいものとなる。
【0025】(4) ソケット部のオイル流入口を、その開
口面がオイルフィルタのほぼ水平方向に向くように形成
し、オイル流入口から流入するオイルがフィルタエレメ
ントの外周側へ誘導される流路を形成したため、抵抗の
小さい円滑な流路が形成され、フィルタエレメントが受
ける、オイル流入口から流入する上下方向のオイルの圧
力が大幅に軽減される。したがって、フィルタエレメン
トに要求される必要な強度、特に上下方向の強度を軽減
することができる。これにより、重量の軽減及びコスト
の削減が可能となる。また、オイルの流入量の大小によ
って、フィルタエレメントがその影響を受けることが小
さくなり、フィルタエレメントの上下運動等の好ましく
ない挙動を生じさせることもなく、安定した性能を発揮
し得る。
口面がオイルフィルタのほぼ水平方向に向くように形成
し、オイル流入口から流入するオイルがフィルタエレメ
ントの外周側へ誘導される流路を形成したため、抵抗の
小さい円滑な流路が形成され、フィルタエレメントが受
ける、オイル流入口から流入する上下方向のオイルの圧
力が大幅に軽減される。したがって、フィルタエレメン
トに要求される必要な強度、特に上下方向の強度を軽減
することができる。これにより、重量の軽減及びコスト
の削減が可能となる。また、オイルの流入量の大小によ
って、フィルタエレメントがその影響を受けることが小
さくなり、フィルタエレメントの上下運動等の好ましく
ない挙動を生じさせることもなく、安定した性能を発揮
し得る。
【0026】(5) 前記ソケット部は前記開口面に連なる
誘導路を有し、該誘導路は、平面視、半径線に対して角
度をつけて形成されており、オイル流入口から流入する
オイルが、平面視、半径線に対して角度を有する方向へ
誘導されるものとすることにより、オイル流入口から流
入したオイルに回転する流れを与えることができる。オ
イル流入口から流入したオイルをフィルタエレメントの
外周側へ分散させて均等に誘導するとともに、オイルの
流れと反対方向の力をソケット部に生じさせることがで
きるので、ソケット部(すなわちオイルフィルタ)の受
座(パイプ)に対する取付け(螺着)における緩みを生
じにくいものとすることができる。また、ケース内(外
側室6)で周方向に回転するオイルの流れによってサイ
クロン効果が生じ、オイルが濾過部11を通過する前の
分離作用が得られ、濾過部11が目詰まりしにくいもの
となる。
誘導路を有し、該誘導路は、平面視、半径線に対して角
度をつけて形成されており、オイル流入口から流入する
オイルが、平面視、半径線に対して角度を有する方向へ
誘導されるものとすることにより、オイル流入口から流
入したオイルに回転する流れを与えることができる。オ
イル流入口から流入したオイルをフィルタエレメントの
外周側へ分散させて均等に誘導するとともに、オイルの
流れと反対方向の力をソケット部に生じさせることがで
きるので、ソケット部(すなわちオイルフィルタ)の受
座(パイプ)に対する取付け(螺着)における緩みを生
じにくいものとすることができる。また、ケース内(外
側室6)で周方向に回転するオイルの流れによってサイ
クロン効果が生じ、オイルが濾過部11を通過する前の
分離作用が得られ、濾過部11が目詰まりしにくいもの
となる。
【図1】実施例1のオイルフィルタ1を示すもので、
(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の底面図で
ある。
(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の底面図で
ある。
【図2】実施例1のソケット部31の拡大図である。
【図3】実施例1のソケット部31の変形例を示すソケ
ット部31の底面図である。
ット部31の底面図である。
【図4】実施例2のオイルフィルタ1を示すもので、
(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の底面図で
ある。
(a)は縦断面図、(b)はソケット部31の底面図で
ある。
【図5】実施例2のソケット部31の変形例を示すソケ
ット部31の底面図である。
ット部31の底面図である。
【図6】従来のオイルフィルタを例示する縦断面図であ
る。
る。
1 オイルフィルタ
6 外側室
10 フィルタエレメント
11 上端板
12 下端板
20 ケーシング
21 天板部
31 ソケット部
32 オイル流出口
33 オイル流入口
33a ソケット部31の外面の開口部
33b ソケット部31の内面の開口部
33c オイル流入口33の開口面
35 誘導路
Claims (5)
- 【請求項1】 天板部を有するケース内に収容されたフ
ィルタエレメントと、天板部と対向する側に、中央にオ
イル流出口を有するとともに該オイル流出口の周りに複
数のオイル流入口を有するソケット部を備え、オイル流
入口から流入したオイルを、フィルタエレメントの外周
側から内周側へと通過させて濾過し、オイル流出口から
外部へと流出させるオイルフィルタにおいて、 前記ソケット部のオイル流入口を、その軸線方向がソケ
ット部の厚み方向に対してソケット部の外面から内面に
向けて外周側に傾斜するように形成し、オイル流入口か
ら流入するオイルがフィルタエレメントの外周側へ誘導
される流路を形成したことを特徴とするオイルフィル
タ。 - 【請求項2】 前記軸線方向のソケット部の厚み方向に
対する傾斜角は30度以上である請求項1に記載のオイ
ルフィルタ。 - 【請求項3】 前記ソケット部のオイル流入口は、ソケ
ット部の外面の開口部と内面の開口部とが平面視、同一
半径線上になく、ずれた位置にあり、オイル流入口から
流入するオイルが、平面視、半径線に対して角度を有す
る方向へ誘導される、請求項1又は2に記載のオイルフ
ィルタ。 - 【請求項4】 天板部を有するケース内に収容されたフ
ィルタエレメントと、天板部と対向する側に、中央にオ
イル流出口を有するとともに該オイル流出口の周りに複
数のオイル流入口を有するソケット部を備え、オイル流
入口から流入したオイルを、フィルタエレメントの外周
側から内周側へと通過させて濾過し、オイル流出口から
外部へと流出させるオイルフィルタにおいて、 前記ソケット部のオイル流入口を、その開口面がオイル
フィルタのほぼ水平方向に向くように形成し、オイル流
入口から流入するオイルがフィルタエレメントの外周側
へ誘導される流路を形成したことを特徴とするオイルフ
ィルタ。 - 【請求項5】 前記ソケット部は前記開口面に連なる誘
導路を有し、該誘導路は、平面視、半径線に対して角度
をつけて形成されており、オイル流入口から流入するオ
イルが、平面視、半径線に対して角度を有する方向へ誘
導される、請求項4に記載のオイルフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331518A JP2003126612A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | オイルフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331518A JP2003126612A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | オイルフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003126612A true JP2003126612A (ja) | 2003-05-07 |
Family
ID=19147082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001331518A Pending JP2003126612A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | オイルフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003126612A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544461A (ja) * | 2006-07-28 | 2009-12-17 | ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 流体用フィルタシステム |
JP2015000359A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | オイルフィルタ |
-
2001
- 2001-10-29 JP JP2001331518A patent/JP2003126612A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009544461A (ja) * | 2006-07-28 | 2009-12-17 | ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 流体用フィルタシステム |
JP2015000359A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | オイルフィルタ |
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