JP2003126003A - 食器洗い機及びこれを用いたキッチン - Google Patents

食器洗い機及びこれを用いたキッチン

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JP2003126003A
JP2003126003A JP2001331275A JP2001331275A JP2003126003A JP 2003126003 A JP2003126003 A JP 2003126003A JP 2001331275 A JP2001331275 A JP 2001331275A JP 2001331275 A JP2001331275 A JP 2001331275A JP 2003126003 A JP2003126003 A JP 2003126003A
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dishwasher
sink
residual
drainage channel
cleaning tank
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JP2001331275A
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English (en)
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Tomoyuki Ishino
知之 石野
Yukihisa Hasegawa
幸央 長谷川
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビネットやシンクの使い勝手を低下させ
ることなく、食器の洗浄後に排出される残菜類の回収作
業を容易に行うことができるようにすること。 【解決手段】 所定の出し入れ口11を有する本体ケー
ス12と、この本体ケース12内に設けられた洗浄槽1
3と、洗浄槽13に貯水された湯水の循環路15とを備
えて食器洗い機10が構成されている。循環路15は、
出し入れ口11の近傍に吐出口15Aを備えており、吐
出口11Aの近傍に残菜類回収部26が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗い機及びこ
れを用いたキッチンに係り、更に詳しくは、洗浄槽内の
食器類を自動洗浄した後に排出される残菜類の回収を容
易に行うことができる食器洗い機及びこれを用いたキッ
チンに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、家庭内のキッチン等において、食
器洗い機が広く普及するに至っており、この食器洗い機
としては、図8に示されるタイプのものが存在する。
【0003】前記食器洗い機80は、上部に出し入れ口
81を有する本体ケース82と、この本体ケース82内
に設けられるとともに、食器類Sを保持可能な食器籠8
3を備えた洗浄槽85と、この洗浄槽85内に給水部8
6を通じて注がれた湯水を洗浄路87を介して洗浄ノズ
ル88に送出する洗浄ポンプ90と、洗浄槽85内の湯
水を排水路91を介して当該洗浄槽85外に排出可能に
設けられた排水ポンプ92とを備えて構成されている。
洗浄槽85の底部85A上には、残菜類回収用の残菜フ
ィルター93が設けられ、洗浄ポンプ90及び排水ポン
プ92が湯水を吸入するときに、食器類Sから洗い落と
された残菜類が残菜フィルター93上に捕集されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記食
器洗い機80の構成にあっては、残菜フィルター93が
洗浄槽85の底部85A上にあるため、残菜類の回収や
残菜フィルター93の手入れ等の作業を行うためには、
事前に食器類を取り出し、その後で食器籠83を取り出
したり食器籠の残菜フィルター部分を開けたりして残菜
フィルターを取り出さなければならなかった。その上、
残菜フィルター93を取り出すためには、手を洗浄槽8
5に深く入れなければならないため、手入れ等の作業が
極めて煩雑になるという不都合を生じる。これにより、
残菜フィルター93の手入れが面倒となって残菜類が残
菜フィルター93上に残った状態で食器類Sの洗浄が行
われる傾向が強くなり、残菜類によって洗浄水が汚れて
しまうばかりでなく、残菜フィルター93の網目を通過
した残菜類の微カスが食器類Sに再度付着する等、食器
類Sの洗浄を効率的に行うことができなくなる他、フィ
ルター93に残菜類が目詰まりして排水不良を起こし易
くなる。
【0005】ところで、前記残菜類を回収する手段とし
ては、特開平6−46982号公報や特開平6−469
83号公報に開示されるように、排水ポンプに通じる排
水路の途中に残菜フィルターを備えたものが存在する。
しかしながら、このような構成では、前記残菜フィルタ
ーによって排水路が部分的に大径化し、この大径部分が
キッチンのキャビネットやシンク内で嵩張ってしまうた
め、キャビネットやシンクの使い勝手を低下させるとい
う不都合を生じる。また、特開平2−124124号公
報等に開示された残菜類回収手段は、食器洗い機におけ
る食器類の出し入れ口からアクセスできるものではない
ため、食器洗い機をキッチンに組み入れたとき等には、
残菜類の回収が行い難くなる場合がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、キャビネットやシ
ンクの使い勝手を低下させることなく、洗浄槽内の残菜
類の回収を容易に行うことができる食器洗い機及びこれ
を用いたキッチンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、所定の出し入れ口を有する本体ケース内
に洗浄槽を備え、当該洗浄槽内に配置される保持体に保
持された食器類を洗浄可能な食器洗い機において、前記
出し入れ口の近傍に残菜類を捕集可能な残菜類回収部を
備え、この残菜類回収部は、食器類や保持体を洗浄槽内
に残したまま前記出し入れ口からアクセス可能に設けら
れる、という構成を採っている。このような構成によれ
ば、食器類や保持体を洗浄槽から取り出すことなく、食
器類が洗浄されたときに洗い落とされた残菜類を出し入
れ口の近傍で容易に回収及び廃棄することが可能とな
り、キャビネットやシンクの使い勝手を低下させずに、
残菜類の回収等が可能となる。更に、例えば、一度予洗
いを行った後における残菜類の回収作業を難なく行うこ
とができ、その後に行われる本洗いやすすぎを残菜類を
含まない湯水で行うことも可能になる。
【0008】また、本発明は、所定の出し入れ口を有す
る本体ケースと、当該本体ケース内に配置される洗浄槽
と、洗浄槽に貯められた湯水の排水路とを備えた食器洗
い機において、前記排水路は、前記出し入れ口の近傍を
迂回するように設けられ、当該出し入れ口近傍の排水路
には、前記出し入れ口からアクセス可能な残菜類回収部
が設けられる、という構成を採ることもできる。また、
所定の出し入れ口を有する本体ケースと、当該本体ケー
ス内に配置される洗浄槽と、洗浄槽に貯められた湯水の
循環路とを備えた食器洗い機において、前記循環路は、
前記出し入れ口の近傍に吐出口を備え、当該吐出口の近
傍に残菜類回収部が設けられる、という構成を採用する
ことができる。これによっても、食器から洗い落とされ
た残菜類が排水路若しくは循環路を通じて出し入れ口近
傍の残菜類回収部に捕集されるため、残菜類の廃棄や残
菜類回収部の手入れを容易且つ迅速に行うことができ
る。
【0009】更に、本発明は、シンクの近傍に食器洗い
機を配置したキッチンにおいて、前記シンクの排水路に
前記食器洗い機の排水路を連通させる、という構成を採
っている。これにより、シンクの排水路を利用して、排
水中に含まれる残菜類を食器洗い機の外部で回収可能と
する設計を取ることもでき、この場合には、キッチンの
配管等を最小限にしてキッチン内部を有効に活用するこ
とができる。
【0010】また、本発明は、シンクの近傍に食器洗い
機を配置したキッチンにおいて、カウンターの上面側が
開放する残菜類回収部に前記食器洗い機の排水路を開放
させる、という構成を採っている。これによれば、料理
等によって生じた残菜類と食器洗い機から排出される残
菜類とを、残菜類回収部において一括して処理すること
ができ、キッチン周りでの作業の簡略化を図ることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、前記シンクの排
水路には、前記シンク及び食器洗い機側から排出された
残菜類を捕集可能な残菜類回収部が配置される、という
構成を採ることが好ましい。このような構成によれば、
シンク及び食器洗い機から排出された残菜類を集約して
回収することができ、これにより、キッチンのキャビネ
ット内部を更に有効に活用することができる他、残菜類
の回収の手間を少なくすることも可能となる。また、残
菜類回収部の存在がシンク等において邪魔になるという
不都合を確実に解消することができる。
【0012】また、前記食器洗い機は、前記シンクの排
水路からの湯水の逆流を検知する水位センサを備え、こ
の水位センサで湯水の逆流が検知されると、シンク側に
自動排水可能に設けられる、という構成も採用すること
ができる。このような構成を採れば、逆流による食器洗
い機内の湯水を確実にシンク側の排水路に戻すことがで
き、食器洗い機内をより清潔に保つことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0014】[第1実施例]図1には、第1の実施例に
係る食器洗い機の概略縦断面図が示されている。この図
において、食器洗い機10は、上部に出し入れ口11を
有する本体ケース12と、この本体ケース12内に設け
られた洗浄槽13と、この洗浄槽13の底部13Aと出
し入れ口11の近傍との間に延びる循環路15及び洗浄
路16と、洗浄槽13の底部13Aから本体ケース12
の外部へ延びる排出路17とを備えて構成されている。
【0015】前記本体ケース12の出し入れ口11側に
は、蓋体19が設けられ、この蓋体19は、本体ケース
12及び洗浄槽13内を密閉するように出し入れ口11
を閉塞可能に設けられている。
【0016】前記洗浄槽13は、上部開放型に設けられ
るとともに、内部に食器類Sを保持可能な上下二つの保
持体としての食器籠20,20を備えている。洗浄槽1
3の図1中右側には、洗浄槽13内に湯水を給水可能な
給水部21が設けられている一方、洗浄槽13の同図中
左下側には、洗浄槽13内の水位を検知する水位センサ
22が設けられ、この水位センサ22の高さまで貯水さ
れたときに、給水部21の給水を止める信号を送信する
ようになっている。また、洗浄槽13の底部13Aは、
洗浄槽13内の湯水を洗浄路16及び排水路17に案内
可能となる略漏斗状に形成されている。洗浄路16及び
排水路17の開口部分の上方には、残菜類を捕集可能な
残菜フィルター24が設けられ、この残菜フィルター2
4は、循環路15の開口部分に向かって傾倒するように
配置されている。
【0017】前記循環路15には、洗浄槽13の下側に
位置する循環用ポンプ25が設けられ、洗浄槽13内に
貯められた湯水を吸入して当該洗浄槽13の上部から吐
出することで前記湯水を洗浄槽13の内外で循環可能に
設けられている。循環路15の吐出口15Aの下側とな
る洗浄槽13の内側壁部分には、籠状又は網状となる残
菜類回収部26が着脱自在に取り付けられている。この
残菜類回収部26は、前記吐出口15Aから吐出される
湯水に含まれる残菜類を捕集可能に設けられており、前
記食器類Sや食器籠20,20を洗浄槽13内に残した
まま、出し入れ口11からアクセス可能となっている。
また、残菜類回収部26には、下部開放型の箱状をなす
ガード部27が被せられ、このガード部27により吐出
口15Aから吐出される湯水が残菜類回収部26内に案
内されるとともに、洗浄時の洗浄水が残菜回収部26内
の残菜類に積極的に当たることが防止される。
【0018】前記洗浄路16及び排水路17には、洗浄
槽13内に貯水された湯水を洗浄路16又は排水路17
に選択的に送出する洗浄及び排水用ポンプ29が設けら
れている。洗浄路16は、洗浄槽13の側部で二方向に
分かれる分岐構造とされ、洗浄槽13内の上方及び下方
に位置する二つの洗浄ノズル30に連通するようになっ
ている。
【0019】なお、本実施例における給水部21、水位
センサ22、循環用ポンプ25及び洗浄及び排水用ポン
プ29は、図示しない制御装置を介して全体的に制御さ
れるようになっている。
【0020】次に、食器洗い機10を用いた食器類Sの
洗浄作業について説明する。この洗浄作業は、予洗い工
程、本洗い工程、すすぎ工程及び乾燥工程の順に行われ
る。
【0021】先ず、図1に示されるように、食器類Sを
洗浄槽13内の食器籠20にセットして蓋体19を閉塞
する。次に、予洗い工程を開始すべく、図示しないスイ
ッチを所定操作することにより、給水部21から給水が
行われ、水位センサ22が検知するまで洗浄槽13内に
貯水される。この後、洗浄及び排水用ポンプ29が作動
し洗浄路16を通じて洗浄ノズル30から湯水が噴出さ
れる。これにより、食器類Sに付着した汚れや残菜類が
落とされ、残菜類が洗浄槽13の底部13A及び残菜フ
ィルター24上に蓄積される。一定時間経過後、洗浄及
び排水用ポンプ29が停止してから循環ポンプ25が作
動し、循環路15を通じて洗浄槽13の内外で湯水を循
環させる。この際、湯水と共に底部13A及び残菜フィ
ルター24上の残菜類が残菜類回収部26に運ばれて当
該残菜類回収部26内で捕集される。そして、一定時間
経過後、循環ポンプ25が停止してから洗浄及び排水用
ポンプ29が作動し、排水路17を通じて洗浄槽13内
の湯水が排出される。ここで、蓋体19を開放し、必要
に応じて残菜類回収部26を取り出して内部の残菜類を
廃棄した後、洗剤を投入し、再び蓋体19を閉塞した後
で前記スイッチを操作することにより、本洗い工程が開
始される。
【0022】前記本洗い工程は、前記洗剤を含んだ湯水
により、前記予洗い工程と同様に、洗浄路16を介して
洗浄槽13の内外で湯水を循環させることによって食器
類Sの洗浄が行われた後、循環路15により湯水を循環
させることなく、当該湯水を排水路17から排出するこ
とにより行われる。そして、本洗い工程終了後には、す
すぎ工程が連続して開始され、このすすぎ工程は本洗い
工程と略同様の手順で行われる。そして、乾燥工程が開
始され、洗浄槽13内に設けられた図示しないヒーター
等の乾燥装置により食器類Sを乾燥させる。
【0023】なお、前記洗剤の投入は、前記制御装置に
より制御される自動洗剤投入装置等により投入する構成
としてもよい。
【0024】従って、このような第1の実施例によれ
ば、出し入れ口11の近傍に残菜類回収部26が配置さ
れているため、食器類Sや食器籠20を取り出すことな
く残菜類の回収を容易に行うことができる。また、循環
路15を通じて洗浄槽13の内外で湯水を循環させるこ
とにより、食器類Sに付着した残菜類が洗浄槽13の底
部13Aに殆ど残らない状態となるため、使用する度に
洗浄槽底部の残菜類を回収する作業が不要になると供
に、残菜類を含まない湯水により洗い工程及びすすぎ工
程を行うことができる。
【0025】次に、本発明の前記以外の実施例について
説明する。なお、以下の説明において、前記第1の実施
例と同一若しくは同等の構成部分については必要に応じ
て同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略
にする。
【0026】[第2実施例]図2には、本発明の第2の
実施例が示されている。この実施例は、循環路15及び
循環用ポンプ25を設けることなく、排水路17に残菜
類回収部26を設けたところに特徴を有する。
【0027】第2の実施例における排水路17は、洗浄
槽13の底部13Aであって残菜フィルター24に覆わ
れていない位置から当該洗浄槽13の図2中左側を通っ
て洗浄槽13の上部内側を通過するように設けられ、出
し入れ口11の近傍を迂回するようになっている。出し
入れ口11近傍の排水路17内には、出し入れ口11か
らアクセス可能な残菜類回収部26が設けられており、
洗浄及び排水用ポンプ29が作動したときに、洗浄槽1
3の底部13A及び残菜フィルター24上に蓄積された
残菜類が湯水と共に残菜類回収部26に運ばれるように
なっている。また、排水路17は、残菜類回収部26の
上方に当該排水路17を開閉可能な蓋部材32を備え、
これによって、残菜類回収部26を出し入れ口11側か
ら容易に取り出すことができる。なお、蓋部材32の開
閉構造は、図示構成例に限定されるものでなく、残菜類
回収部26を出し入れ可能であれば種々の設計変更が可
能である。
【0028】従って、このような第2の実施例によれ
ば、残菜類回収部26を排水路17内に設けたから、湯
水の排出時に残菜類が回収され、前述した第1の実施例
における循環路15を用いた残菜類の回収手順を省略す
ることができ、洗浄作業の迅速化を図ることが可能とな
る。また、残菜類回収部26を通過した湯水が洗浄槽1
3に戻されることがないので、洗浄槽13内をより一層
清潔な状態に保つことが可能となる。
【0029】[第3実施例]図3には、本発明の第3の
実施例が示されている。この実施例は、第2の実施例と
略同様の食器洗い機10をキッチン34に組み入れてそ
のシンク35の近傍に配置し、食器洗い機10内に残菜
類回収部26を設けることなく、前記排水路17をシン
ク35の排水路36に連通させたところに特徴を有す
る。
【0030】第3の実施例における食器洗い機10は、
本体ケース12の蓋体19がカウンターの上面37と略
同じ或いは若干高い高さ位置に配置されている一方、シ
ンク35と食器洗い機10との間の前記上面37には、
当該上面37側が開放して洗剤タンクT等を置くことの
できる受容部38が設けられている。
【0031】前記シンク35の排水路36は、シンク3
5の底部35Aに連なって下方に延びる排水装置40
と、この排水装置40にトラップ41を介して連なる排
水管42とを備えて構成されている。排水装置40内に
は、上下二段の籠が配置され、上段の籠がシンク35用
の残菜類回収部44、下段の籠が食器洗い機10用の残
菜類回収部45として用いられる。
【0032】前記受容部38と排水装置40との間に
は、受容部38内の水を排水装置40に流し込むための
通路46が設けられている。この通路46は、排水装置
40における各残菜類回収部44,45の間から受容部
38側(図3中右側)に向かって延びる横行部47と、
受容部38の底部と横行部47とを第1の逆流防止弁4
8を介して連結する鉛直部49とを備えている。
【0033】前記食器洗い機10の排水路17は、本体
ケース12の上部側を通って斜め下方に延びるととも
に、第2の逆流防止弁51を介して横行部47に連結さ
れている。これにより、食器洗い機10の排水路17が
シンク35の排水路36に連通され、排水装置40から
洗浄槽13に湯水が流入し難くいようになっている。
【0034】前記第1の逆流防止弁48は、鉛直部49
から横行部47の水流のみ許容し、当該水流の逆流を防
止可能に設けられている。また、第2の逆流防止弁51
は、排水路17から横行部47への水流のみ許容し、当
該水流の逆流を防止可能に設けられている。従って、排
水装置40内の湯水が洗浄槽13や受容部38内に不用
意に流入することが防止される。
【0035】以上の構成においては、洗浄槽13内の湯
水を排水路17から排出するときに、洗浄槽13内の残
菜類が排水路17及び横行部47を通じて食器洗い機1
0用の残菜類回収部45に運ばれる。
【0036】従って、このような第3の実施例によれ
ば、シンク35の排水路36内に食器洗い機10用の残
菜類回収部45を設けたから、当該残菜類回収部45の
手入れをシンク35用の残菜類回収部44の手入れと併
せて行うことができ、残菜類回収作業の効率化を図るこ
とができる。また、受容部38を備えたキッチン34に
設けられている通路46に食器洗い機10の排水路17
を連通する構成としたので、シンク35周りの配管類を
少なくすることができる。更に、残菜類回収部45を排
水装置40内に設けたので、前述した各実施例に比べて
洗浄槽13内のスペースを広く確保することが可能とな
る。
【0037】[第4実施例]図4には、本発明の第4の
実施例が示されている。この実施例は、第3の実施例に
おける第2の逆流防止弁51を設けることなく、シンク
35から洗浄槽13内への湯水の逆流を規制可能な構成
を採用したところに特徴を有する。すなわち、第4の実
施例における排水路17は、洗浄槽13の底部13Aか
ら本体ケース12の図4中左下側を通過して略逆U字状
に湾曲した後で、前記横行部47に連結されている。
【0038】また、前記食器洗い機10の水位センサ2
2は、シンク35内の湯水が洗浄槽13内に逆流したこ
とを検知すると、洗浄及び排水ポンプ29に作動を開始
するための信号を送信し、洗浄槽13内に逆流した湯水
を強制的にシンク35側に押し戻すようになっている。
【0039】従って、このような第4の実施例によれ
ば、食器洗い機10の排水路17の通過経路を変更し、
水位センサ22の制御方法を付与するだけで、前記逆流
による洗浄槽13内の湯水を確実にシンク35側の排水
路36に戻すことができる。
【0040】[第5実施例]図5には、本発明の第5の
実施例が示されている。この実施例は、前述した第3及
び第4の実施例を組み合わせたような構成とされてい
る。すなわち、通路46には、第3の実施例と同様に第
1及び第2の逆流防止弁48,51が設けられていると
ともに、食器洗い機10の排水路17は、第4の実施例
と同様に略逆U字状に湾曲し、水位センサ22がシンク
35からの逆流を検知可能となっている。これにより、
シンク35からの逆流を一層確実に防止することができ
る。
【0041】ここで、第3及び第4の実施例を組み合わ
せた構成としては、第3の実施例と略同様の形状をなす
排水路17を本体ケース12の上部側を通って横行部4
7に連結するとともに、第4の実施例と同様に第2の逆
流防止弁51を省略した構成も採用することができる。
要するに、食器洗い機10の排水路17の形状は、第3
及び第4の実施例で示される二つのタイプを選択的に採
用することができ、また、排水路17と横行部47との
連結部分に第2の逆流防止弁51を設けることは任意で
ある。
【0042】[第6実施例]図6には、本発明の第6の
実施例が示されている。この実施例は、シンク35のカ
ウンター面37側で洗浄槽13から排出される残菜類を
回収可能としたところに特徴を有する。
【0043】第6の実施例におけるシンク35と食器洗
い機10との間には、カウンターの上面37側が開放す
る残菜類回収部54が設けられ、この残菜類回収部54
は、シンク35周りにおける料理等によって生じる残菜
類を捨て易いように設けられるとともに、食器洗い機1
0側からの残菜をも回収可能に設けられている。残菜類
回収部54は、前記上面37から下方に落ち込む収容部
56と、この収容部56の内部に着脱自在に配置される
籠状の残菜類入れ55と、収容部56の底側にトラップ
57を介して連なる排水用通路58とを備えて構成され
ている。
【0044】前記食器洗い機10の排水路17は、本体
ケース12の図6中左上側から延びて略V字状となる屈
曲形状を有する屈曲部60と、この屈曲部60の上端に
連結されて上面37上に位置するとともに、略半円弧状
に形成されて残菜類回収部54側に吐出口61Aが臨む
吐出部61とを備えて構成されている。
【0045】従って、このような第6の実施例によれ
ば、排水路17を通じて洗浄槽13内の湯水を排出する
ときに、排水中に含まれる残菜類が残菜類回収部53内
に捕集され、これにより、シンク35周りの残菜類を残
菜類入れ55において一括して容易に回収することがで
きる。
【0046】[第7実施例]図7には、本発明の第7の
実施例が示されている。この実施例は、第6の実施例に
示される残菜類回収部56を設けることなく、シンク3
5内に配置されたいわゆる三角コーナーと称される残菜
類入れ63により、洗浄槽13から排出される残菜類が
回収される構成としたところに特徴を有する。
【0047】前記残菜類入れ63は、シンク35内のコ
ーナー部分に配置されている。排水路17は、洗浄槽1
3の底部13Aから本体ケース12の図7中左下側に向
かって略水平方向に延び、本体ケース12を貫通した後
で、屈曲して略鉛直方向に延びるように設けられてい
る。排水路17の吐出口61Aは、シンク35内のコー
ナー部分、すなわち、残菜類入れ63に臨むように配置
されており、これにより、洗浄槽13内の湯水の排出時
に、当該湯水と共に残菜類が残菜類入れ63内に排出さ
れる。
【0048】従って、第7の実施例によれば、広く普及
するに至っている既存の残菜類入れ63を利用して残菜
類を回収することができ、前述した第6の実施例のよう
にシンク35に残菜類回収部54を備えていないタイプ
のものであっても、残菜類の一括回収を行うことができ
る。
【0049】ここで、食器洗い機10の排水路17は、
第6の実施例では本体ケース12の図中左上側を通り、
第7の実施例では本体ケース12の図中左下側を通る構
成としたが、特に限定されるものでなく、各実施例にお
いて何れかの構成を選択的に採用することができる。
【0050】なお、前記各実施例において、食器類Sの
出し入れ口11を本体ケース12の上部側とした場合を
説明したが、これに限られず、本体ケース12の側方を
出し入れ口11としてもよい。また、前記食器洗い機1
0に用いられる各ポンプ25,29は、前述したように
湯水の排出や循環等を行い得るものであれば、種々の設
計変更が可能である。例えば、第1の実施例の循環用ポ
ンプ25及び洗浄及び排水用ポンプ29を一つのポンプ
としたり、第2〜第7の実施例における洗浄及び排水用
ポンプ29を排水路17及び洗浄路16にそれぞれポン
プを設ける構成とする等、その数量を適宜増減させても
よい。
【0051】また、前述した第1及び第2の実施例にお
いて、残菜類回収部26を洗浄槽13の内部に設ける構
成としたが、本発明は、これに限定されるものでなく、
例えば、残菜類回収部26を出し入れ口11の近傍であ
って洗浄槽13の外側に設け、出し入れ口11からアク
セスできるようにしてもよい。これにより、洗浄槽13
内のスペースを広く確保することができ、食器類Sの収
容量を増大させることができる。
【0052】更に、第3〜第5の実施例において、各残
菜類回収部44,45を二段式とした場合を図示説明し
たが、例えば、上段に位置するシンク35用の残菜類回
収部44を省略し、食器洗い機10用の残菜類回収部4
5を一つだけ設けて当該食器洗い機10及びシンク35
の残菜類を回収可能な構成としてもよい。また、カウン
ターの上面37に受容部38を設けた構成としたが、シ
ンク35の排水路36と食器洗い機10の排水路17と
を連通していれば、受容部38を省略してもよい。
【0053】また、第6及び第7の実施例における排水
路17は、円弧状部61がカウンター面37上に位置す
る構成としたが、吐出口61Aを収容部56やシンク3
5の内部から臨ませる構成に代替してもよく、これによ
り、排水路17をより目立たなくすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、本体ケ
ースの出し入れ口側から洗浄槽内の残菜類を回収可能な
構成としたから、洗浄槽から食器類や保持体を取り出す
ことなく、食器から洗い落とされた残菜類を容易に回収
及び廃棄することができ、且つ、キャビネットやシンク
の使い勝手を低下させることもない。更に、例えば、予
洗い後の残菜類回収作業がスムースに行われるため、本
洗い及びすすぎを残菜類を含まない湯水により行うこと
もできる。
【0055】また、シンクの排水路と食器洗い機の排水
路とを連通させた場合には、シンクの排水路を利用して
排水中に含まれる残菜類を食器洗い機の外部で回収可能
とする設計を取ることが可能となる。更に、シンクの排
水路に残菜類回収部を配置した場合には、シンク及び食
器洗い機の排水中の残菜類を一緒に処理することがで
き、且つ、シンク等において邪魔にならないように残菜
類回収部を配置することが可能となる。
【0056】更に、カウンターの上面側が開放する残菜
類回収部に食器洗い機の排水路を開放した場合には、食
器洗い機から排出される残菜類を料理等によって生じる
残菜類と一括して容易に回収することができる。
【0057】また、食器洗い機は、シンクの排水路から
の湯水の逆流を検知する水位センサを備え、水位センサ
で湯水の逆流が検知されるとシンク側に自動排水可能と
したから、食器洗い機内に湯水が逆流した場合であって
も、湯水をシンク側の排水路に戻すことができ、食器洗
い機内をより清潔に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る食器洗い機の概
略縦断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例に係る食器洗い機の概
略縦断面図。
【図3】 本発明の第3の実施例に係るキッチンの概略
縦断面図。
【図4】 本発明の第4の実施例に係るキッチンの概略
縦断面図。
【図5】 本発明の第5の実施例に係るキッチンの概略
縦断面図。
【図6】 本発明の第6の実施例に係るキッチンの概略
縦断面図。
【図7】 本発明の第7の実施例に係るキッチンの概略
縦断面図。
【図8】 従来例に係るキッチンの概略縦断面図。
【符号の説明】
10・・・食器洗い機、11・・・出し入れ口、12・
・・本体ケース、13・・・洗浄槽、15・・・循環
路、15A・・・吐出口、17・・・排水路、20・・
・食器籠(保持体)、26,45,54・・・残菜類回
収部、34・・・キッチン、35・・・シンク、36・
・・排水路、S・・・食器類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D061 BA04 BC13 BG04 3B060 GC01 GC03 3B082 BD02 BG04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出し入れ口を有する本体ケース内
    に洗浄槽を備え、当該洗浄槽内に配置される保持体に保
    持された食器類を洗浄可能な食器洗い機において、 前記出し入れ口の近傍に残菜類を捕集可能な残菜類回収
    部を備え、この残菜類回収部は、食器類や保持体を洗浄
    槽内に残したまま前記出し入れ口からアクセス可能に設
    けられていることを特徴とする食器洗い機。
  2. 【請求項2】 所定の出し入れ口を有する本体ケース
    と、当該本体ケース内に配置される洗浄槽と、洗浄槽に
    貯められた湯水の排水路とを備えた食器洗い機におい
    て、 前記排水路は、前記出し入れ口の近傍を迂回するように
    設けられ、当該出し入れ口近傍の排水路には、前記出し
    入れ口からアクセス可能な残菜類回収部が設けられてい
    ることを特徴とする食器洗い機。
  3. 【請求項3】 所定の出し入れ口を有する本体ケース
    と、当該本体ケース内に配置される洗浄槽と、洗浄槽に
    貯められた湯水の循環路とを備えた食器洗い機におい
    て、 前記循環路は、前記出し入れ口の近傍に吐出口を備え、
    当該吐出口の近傍に残菜類回収部が設けられていること
    を特徴とする食器洗い機。
  4. 【請求項4】 シンクの近傍に食器洗い機を配置したキ
    ッチンにおいて、 前記シンクの排水路に前記食器洗い機の排水路を連通さ
    せたことを特徴とするキッチン。
  5. 【請求項5】 シンクの近傍に食器洗い機を配置したキ
    ッチンにおいて、 カウンターの上面側が開放する残菜類回収部に前記食器
    洗い機の排水路を開放させたことを特徴とするキッチ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記シンクの排水路には、前記シンク及
    び食器洗い機側から排出された残菜類を捕集可能な残菜
    類回収部が配置されていることを特徴とする請求項4記
    載のキッチン。
  7. 【請求項7】 前記食器洗い機は、前記シンクの排水路
    からの湯水の逆流を検知する水位センサを備え、この水
    位センサで湯水の逆流が検知されると、シンク側に自動
    排水可能に設けられていることを特徴とする請求項4又
    は6記載のキッチン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291461A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Panasonic Electric Works Co Ltd 食器洗い機の排水構造、並びに、キッチンキャビネットシステム
CN104563228A (zh) * 2015-01-16 2015-04-29 长兴晨怡电子器材有限公司 多功能节水式集成水槽
CN108240019A (zh) * 2018-01-29 2018-07-03 刘振勇 多功能智能清洗池

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