JP2003125753A - フラスコ用栓 - Google Patents

フラスコ用栓

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JP2003125753A JP2001328957A JP2001328957A JP2003125753A JP 2003125753 A JP2003125753 A JP 2003125753A JP 2001328957 A JP2001328957 A JP 2001328957A JP 2001328957 A JP2001328957 A JP 2001328957A JP 2003125753 A JP2003125753 A JP 2003125753A
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Hideo Tanaka
秀夫 田中
Sensuke Sawada
宣介 澤田
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で効率の良い換気を行
うことができるフラスコ用栓を提供すること。 【解決手段】 筒状首部8に複数の開口部10が形成さ
れたフラスコF用の栓1であって、フラスコの入口に嵌
合可能な本体2と、該本体から延びる延長部4と、を備
えていることを特徴とする。また、開口部は前記フラス
コの筒状首部に対向配置されており、前記延長部は前記
開口部間を遮断するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラスコ用栓等に
関し、より詳細には、フラスコ内の高い換気効果を実現
にするフラスコ用栓およびこのようなフラスコ用栓を使
用したフラスコに適した振盪装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】微生物等の培養などにおいては、培養対
象物を含む培養物を収容したフラスコを、振盪させなが
ら培養を行う振盪培養が行われている。このような振盪
培養では、所謂三角フラスコ(エルレンマイヤーフラス
コ)、丸底フラスコなどのフラスコに培養物を収容し、
このフラスコの入口を綿栓で閉鎖した状態で、フラスコ
を振盪装置で振盪させて微生物等を培養している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、綿栓が十分な
通気性を有しており、上述したようにフラスコの入口を
綿栓で閉鎖した状態でも、振盪培養中、好気条件が維持
されていると考えられていた。すなわち、培養物中、微
生物等の増殖によりフラスコ内の酸素が消費されても、
綿栓を介してガス交換が行われフラスコ外から酸素が供
給される結果、フラスコ内の空気には外気と同程度の酸
素が含まれていると考えられていた。
【0004】しかしながら、本件発明者が、綿栓で入口
を閉鎖したフラスコの換気性について実験を行ったとこ
ろ、綿栓で入口を閉鎖したフラスコが十分な換気性を有
していないことを見いだした。すなわち、従来は、振盪
培養中であっても好気条件であると考えられてきたフラ
スコ内が、培養対象物の増殖等によって発生する二酸化
炭素等によって嫌気条件になっており、この結果、実験
者が想定していた条件とは全く異なった条件(嫌気性条
件)下での振盪培養が行われていたということが判明し
た。この傾向は、振盪培養が長期にわたるほど顕著とな
る。したがって、異物の侵入を防止しつつ、効率の良い
換気を行うことができる振盪培養用フラスコの必要性が
新たに認識された。さらに、このようなフラスコに十分
その機能を発揮させることができる振盪装置も求められ
ている。
【0005】本発明は、上記認識に基づいてなされたも
のであり、簡単な構成で効率の良い換気を行うことがで
きるフラスコ用栓を提供することを目的とする。また、
このようなフラスコ用栓を使用したフラスコに適した振
盪装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、筒状首
部に複数の開口部が形成されたフラスコ用の栓であっ
て、フラスコの入口を嵌合可能な本体と、該本体から延
びる延長部とを備えているフラスコ用栓が提供される。
本発明の好ましい態様によれば、フラスコの開口部が筒
状首部に対向配置されており、栓の延長部はフラスコの
開口部間を遮断する。このような構成によれば、一方の
開口部からフラスコ内に侵入した空気が、フラスコの本
体部を通らずに、他の開口部から直接、排出されること
がなくなる。
【0007】本発明の他の態様にれよば、フラスコの入
口に嵌合可能な開口端を有する有底筒状で中空の本体
と、該本体から前記開口端を通って前記本体外に延びる
延長部とを備え、前記本体が側壁に複数の開口部を備
え、前記延長部が前記開口部間を遮断して延びているこ
とを特徴とするフラスコ用栓が提供される。これらのフ
ラスコ用栓では、開口部が少なくとも2つ形成され、且
つ、2つの開口部が互いに対向する位置関係で形成され
ているのが好ましい。
【0008】本発明の好ましい態様は、開口部に取付け
られたフィルタ部材をさらに備えている。フィルタ部材
としては例えばメンブレンフィルタが好ましい。フィル
タ部材は、交換可能であるのが好ましい。
【0009】本発明の他の好ましい態様によれば、延長
部が、前記フラスコの筒状首部の下端より下方まで延び
る。本発明の別の好ましい態様によれば、延長部が先端
に向かって先細りする略円錐形状、または、板状部分で
ある。
【0010】本発明の別の態様によれば、外部と連通す
る開口部が本体または栓に形成されたフラスコを振盪す
る振盪装置であって、恒温槽と、該恒温槽内の環境を監
視する監視装置と、該恒温槽内に配置され前記フラスコ
を振盪する振盪台と、前記恒温槽内を強制換気を行う換
気機構とを備え、該換気機構が、恒温槽外の空気を恒温
槽内に送り込む送風機と、恒温槽内に送り込まれる空気
の温度を調節する温度調節装置と、前記監視装置の監視
結果に基づいて前記振盪装置外から空気を該換気機構内
に選択的に導入する吸気装置と、を備えていることを特
徴とする振盪装置が提供される。監視装置としては、例
えば、酸素濃度計、二酸化炭素濃度計等がある。
【0011】外部と連通する開口部が本体または栓に形
成されたフラスコでは、開口部によって、フラスコの換
気効率が高まり、フラスコの外部との間で円滑なガス交
換が行われる。この結果、恒温槽内の酸素濃度低下等が
起こるが、監視装置の監視結果に基づいて、外気(振盪
装置外の空気)を導入することにより、恒温槽内の環境
(例えば酸素濃度)が外気に近い状態に維持される。
【0012】本発明の更に別の態様によれば、筒状首部
に複数の開口部が形成されているフラスコが提供され
る。開口部は、対向して配置されているのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態について詳細に説明する。最初に図1な
いし図3に沿って、本発明の第1実施形態のフラスコ用
栓1を説明する。図1は本発明のフラスコ用栓1の側面
図であり、図2はその底面図である。図3はフラスコ用
栓1がフラスコFに嵌められた状態を示す側面図であ
る。
【0014】図1及び図2に示されているように、フラ
スコ用栓1は、フラスコFの入口(上端開口)に嵌まる
寸法を有する切頭円錐状の本体2と、この本外2の下端
から下方に向かって延びる円錐状の延長部4とを備えて
いる。また、本体2と延長部4との接続部には、フラス
コFの上端開口の内周面と密着する、Oリング状のパッ
キン部材6が配置されている。本実施形態では、本体2
および延長部4は、ポリテトラフルオロエチレン等のフ
ッ素樹脂、または、他の合成樹脂で作れらているのが好
ましい。また、本体2および延長部4は一体的に構成さ
れたものでも、別部材として別の材料で製作して連結し
たものであってもよい。延長部4は、フラスコF内に収
容する物質に対して影響を与えないものであるのが好ま
しく、例えば、ガラス、金属等であってもよい。フラス
コ用栓1は、図3に示されるような、筒状首部8に2つ
の開口部10が対向して形成されているフラスコF用の
栓である。
【0015】延長部4の最大外径は、フラスコFの筒状
首部8の内径より小さくなるように設定されている。ま
た、延長部4の長さは、フラスコ用栓1が、フラスコF
に使用されたとき、延長部4が2つの対向配置された開
口部10の間を通って延び、さらに、フラスコFの収容
部12の上部まで延びるように設定されている。従っ
て、フラスコ用栓1がフラスコFに嵌められたとき、延
長部4は、フラスコFの開口部10間を遮ることにな
る。また、延長部4の外径はフラスコFの筒状首部8の
内径より小さいので、図3に示されているように、フラ
スコFの開口部10と栓1の延長部4との間には、空間
が形成される。なお、フラスコFの筒状首部8上には、
開口部10を覆うように、メンブレンフィルタ12が取
付けられている。
【0016】次に、図4ないし図6に沿って、本発明の
第2実施形態のフラスコ用栓20を説明する。図4はフ
ラスコ用栓20の側面図であり、図5はその底面図であ
る。図6は、フラスコ用栓20がフラスコFに嵌められ
た状態を示す側面図である。なお、フラスコ用栓20
も、第1実施形態のフラスコ用栓1と同様に、筒状首部
8に2つの開口部10が対向して形成されているフラス
コF用の栓である。
【0017】図4及び図5に示されているように、フラ
スコ用栓20は、フラスコFの入口(上端開口)に嵌ま
る寸法を有する切頭円錐状の本体22と、この本外22
の下端から下方に向かって延びる細長い長方形状板体で
ある延長部24とを備えている。また、本体22と延長
部24との接続部には、フラスコFの上端開口の内周面
と密着する、Oリング状のパッキン部材26が配置され
ている。
【0018】延長部24の幅は、フラスコFの筒状首部
8の内径と略等しいかこれより若干小さくなるように設
定されている。また、延長部2の長さは、フラスコ用栓
20が、図6に示されるような筒状首部8に2つの開口
部10が対向して形成されているフラスコFに使用され
たとき、延長部24が2つの開口部10の間を通って延
び、さらに、フラスコFの収容部12の上部まで延びる
ように設定されている。従って、フラスコ用栓20がフ
ラスコFに嵌められたとき、延長部24は、フラスコF
の開口部10間を遮ることになる。
【0019】本実施形態のフラスコ用栓20において
も、第1の実施形態のフラスコ用栓1と同様に、本体2
2および延長部24を種々の材料で、一体的または別体
で、構成することができる。
【0020】次に、図7ないし図9に沿って、本発明の
第3実施形態のフラスコ用栓30を説明する。図7はフ
ラスコ用栓30の側面図であり、図8はその底面図であ
る。図9は、フラスコ用栓30がフラスコfに嵌められ
た状態を示す側面図である。フラスコ用栓30は、開口
部が形成されていない、通常のフラスコf用の栓であ
る。
【0021】図7及び図8に示されているように、フラ
スコ用栓30は、フラスコfの入口(上端開口)に嵌合
可能な開口端部32を有する有底の(即ち一端側が密閉
された)円筒状の中空本体34と、本体34の底(頂
板)の内側中央から開口端部23を通って本体34外に
延びる円錐状の延長部36とを備えている。中空本体3
4の側壁には、2つの開口部38が対向して配置されて
いる。従って、延長部36は、フラスコfの開口部38
間を遮ることになる。なお、開口部38は、メンブレン
フィルタ39で覆われている。
【0022】延長部36のフラスコf内に侵入する部分
の外径は、フラスコf内の筒状首部8の内径より小さく
なるように設定されている。また、延長部36の長さ
は、フラスコ用栓30が、フラスコfの筒状首部8内を
通って延び、さらに、フラスコfの収容部12の上部ま
で延びるように設定されている。変形例として、図10
に示されているように、栓30’の延長部36’に螺旋
状の溝37を形成してもよい。
【0023】本実施形態では、本体34および延長部3
6は、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ま
たは、他の合成樹脂で作れらているのが好ましい。ま
た、本体2および延長部4は一体的に構成されたもので
も、別部材として別の材料で製作して連結したものであ
ってもよい。延長部36は、フラスコf内に収容する物
質に対して影響を与えず、100℃を越える滅菌操作に
耐える、例えば、ガラス、金属等の材料で構成されてい
るのが好ましい。
【0024】次に、図11ないし図13に沿って、本発
明の第4実施形態のフラスコ用栓40を説明する。図1
1はフラスコ用栓40の側面図であり、図12はその底
面図である。図13は、フラスコ用栓40がフラスコf
に嵌められた状態を示す側面図である。フラスコ用栓4
0も、開口部が形成されていない、通常のフラスコf用
の栓である。
【0025】フラスコ用栓40は、基本的には、第3実
施形態のフラスコ用栓30と同一構造を有する。フラス
コ用栓30との相違点は、延長部42が細長い板部分で
ある点である。
【0026】図11及び図12に示されているように、
フラスコ用栓40の延長部42は、本体44の底(頂
板)の内側中央から開口端部46を通って外方に向かっ
て延びる細長い長方形形状を有している。延長部42
は、本体44の側壁に設けられメンブレンフィルタ48
に覆われた2つの開口部50に対向するように配置され
ている。従って、延長部42は、本体44内で、2つの
開口部50の間を遮断するように配置されることにな
る。
【0027】また、延長部24の幅は、フラスコfの筒
状首部48の内径と略等しいかこれより若干小さくなる
ように設定されている。また、延長部42の長さは、フ
ラスコ用栓40が、図13に示されるように、フラスコ
fに嵌められたとき、延長部42が、筒状首部8を通っ
て、フラスコfの収容部12の上下方向中央位置まで延
びるように設定されている。
【0028】フラスコ用栓40の変形例として、図14
に示されているように、先端側部分が捻れた板状の延長
部42’を備えた栓40’としてもよい。
【0029】以上のようなフラスコ栓10、20、30
または40によれば、フラスコ内外のガス交換が円滑に
達成される。開口部からフラスコ外の空気が取り入れら
れ、延長部によって、フラスコの収容部方向に導かれる
ので、ガス交換が効率的に行われる。従って、培養物中
の微生物等が二酸化炭素等を発生させたときには、これ
らが速やかにフラスコ外に排出されるととも、フラスコ
外から酸素が導入され、フラスコ内の空気をフラスコ外
の空気とほぼ等しい組成比に維持することが可能とな
る。
【0030】次に、図15に沿って、フラスコ栓10、
20、30または40を嵌めたフラスコF、fを用いた
振盪培養に適した振盪装置の構成を説明する。図15
は、このような振盪装置の一例である振盪装置60の概
略的な構成を示す横方向からの図面である。
【0031】振盪装置60は、例えば微生物の培養等を
行うために使用される振盪装置であり、図15に示され
ているように、恒温槽62と、振盪機構64、恒温槽6
2内を所望の温度にするとともに恒温槽62内の強制換
気を行い恒温槽62内の環境を一定に保つ空調機構(換
気機構)66とを備えている。
【0032】恒温槽62は、断熱材で覆われた直方体形
状の断熱箱体であり、外部との熱の出入りが抑制される
ように構成されている。また、恒温槽62は、内部に、
フラスコf、F等の振盪対象物が載置される振盪台68
を備えている。振盪台には、振盪中、フラスコ等の振盪
対象物が移動しないよう所定位置に固定する固定機構
(図示せず)が設けられている。
【0033】振盪機構64は、恒温槽62の下方位置に
配置され、振盪台68を水平面内で振盪、即ち、振動さ
せるよう構成されている。振盪装置60では、振盪は、
小刻みな円運動である。
【0034】振盪機構64は、振盪装置60に取付けら
れたモータ70の回転を、無端ベルト72で、駆動軸7
4に伝えて、振盪台68を小刻みに円運動させるように
構成されている。
【0035】空調機構66は、ヒータ76、冷却コイル
78と、空気を循環させるファン80と、ヒータ、ファ
ン等の下流に配置された屈曲ダクト部82と、ヒータ7
6、冷却コイル78、ファン80等の作動を制御する制
御装置84を備えている。屈曲ダクトの下流側および冷
却コイル78の上流側は、恒温槽62に連通されてお
り、恒温槽内の空気がファン80によって、ヒータ7
6、冷却コイル78を介して循環するように構成されて
いる。
【0036】空調機構66は、冷却コイル78と恒温槽
62の間に配置された、排気弁86および吸気弁88を
備えている。排気弁86は、制御装置84によって、恒
温槽62からの空気の流れを、振盪装置60外に向かう
排気方向と、冷却コイル78等に向かう循環方向とに切
り換えられるように構成されている。また、吸気弁88
は、制御装置84によって、冷却コイル78等に向かう
空気を、恒温槽62からの空気から、振盪装置60外か
らの空気に切り換えられるように構成されている。空調
装置66は、さらに、加湿器90を備えている。
【0037】振盪装置60は、さらに、恒温槽62内の
二酸化炭素濃度、酸素濃度、湿度、温度を検出する、二
酸化炭素濃度計92、酸素濃度計94、湿度計96、温
度計98を備えている。これらの出力は、制御装置84
に入力される。
【0038】このように構成された振盪装置60では、
恒温槽62内の空気が、恒温槽62内の温度、湿度に応
じて制御装置84によって作動制御されるヒータ76、
冷却コイル78、加湿器90を介して、ファン80によ
って矢印で示されるように循環させられる。
【0039】さらに、恒温槽内の二酸化炭素濃度が所定
値を越えたとき、または、酸素濃度が所定値を下回った
とき等には、制御装置84が、排気弁86が恒温槽62
内の空気を振盪装置60外に排出する方向に切り換え、
吸気弁88が恒温槽62内に外気を導入する方向に切り
換える。このようにして、恒温槽62内が所定環境に維
持される。
【0040】本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなくて、特許請求の範囲に記載された事項の範囲
内で種々の変更、変形が可能である。
【0041】第1の実施形態のフラスコ用栓1に、図1
0のフラスコ用栓30’のような螺旋状の溝を形成して
もよい。また、第2の実施形態のフラスコ用栓20の延
長部24を、図14のフラスコ用栓40’の延長部4
2’のように捻った状態で形成しもよい。また、フラス
コの筒状首部または栓の本体の側壁に設けられる開口部
の数及び位置は、上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0042】本体、延長部の形状を上記実施形態に限定
されることなく、種々の変更が可能のである。例えば、
第3及び第4実施形態の本体を円筒状でなく、立方体あ
るいは直方体形状、または、角柱状としてもよい。
【0043】上記各実施形態では、フラスコの基本的形
状がエルレンマイヤーフラスコ(三角フラスコ)であっ
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の形
状のフラスコ、例えば、丸底フラスコにも適用可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
成で効率の良い換気を行うことができるフラスコ用栓が
提供される。また、このようなフラスコ用栓を使用した
フラスコに適した振盪装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のフラスコ用栓の側面図
である。
【図2】本発明の第1実施形態のフラスコ用栓の底面図
である。
【図3】本発明の第1実施形態のフラスコ用栓がフラス
コに嵌められた状態を示す側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態のフラスコ用栓の側面図
である。
【図5】本発明の第2実施形態のフラスコ用栓の底面図
である。
【図6】本発明の第2実施形態のフラスコ用栓がフラス
コに嵌められた状態を示す側面図である。
【図7】本発明の第3実施形態のフラスコ用栓の側面図
である。
【図8】本発明の第3実施形態のフラスコ用栓の底面図
である。
【図9】本発明の第3実施形態のフラスコ用栓がフラス
コに嵌められた状態を示す側面図である。
【図10】第3実施形態のフラスコ用栓の変型例を示す
側面図である。
【図11】本発明の第4実施形態のフラスコ用栓の側面
図である。
【図12】本発明の第4実施形態のフラスコ用栓の底面
図である。
【図13】本発明の第4実施形態のフラスコ用栓がフラ
スコに嵌められた状態を示す側面図である。
【図14】第4実施形態のフラスコ用栓の変型例を示す
側面図である。
【図15】第1ないし第4実施形態のフラスコ栓を嵌め
たフラスコF、fを用いた振盪培養に適した振盪装置の
概略的な構成を示す横方向からの図面である。
【符号の説明】
1、20、30、40:フラスコ用栓 2、22、34、44:本体 4、24、36、42:延長部 8、38、50:開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B029 AA02 AA08 AA11 AA13 BB01 CC01 GA02 GB07 GB09 GB10 4G057 AB03 AB34 AF01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状首部に複数の開口部が形成されたフ
    ラスコ用の栓であって、 フラスコの入口に嵌合可能な本体と、該本体から延びる
    延長部と、を備えている、ことを特徴とするフラスコ用
    栓。
  2. 【請求項2】 前記開口部が前記フラスコの筒状首部に
    対向配置されており、 前記延長部は前記開口部間を遮断する、請求項1に記載
    のフラスコ用栓。
  3. 【請求項3】 フラスコの入口に嵌合可能な開口端を有
    する有底筒状で中空の本体と、該本体から前記開口端を
    通って該本体外に延びる延長部とを備え、 前記筒状中空本体が側壁に複数の開口部を備え、前記延
    長部が前記開口部間を遮断している、ことを特徴とする
    フラスコ用栓。
  4. 【請求項4】 前記開口部に取付けられたフィルタ部材
    をさらに備えている、請求項3に記載のフラスコ用栓。
  5. 【請求項5】 前記延長部が、前記フラスコの筒状首部
    の下端より下方まで延びる、請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載のフラスコ用栓。
  6. 【請求項6】 前記延長部が先端に向かって先細りする
    略円錐形状である、請求項1ないし5のいずれか1項に
    記載のフラスコ用栓。
  7. 【請求項7】 前記延長部が板状部分である、請求項1
    ないし6のいずれか1項に記載のフラスコ用栓。
  8. 【請求項8】 外部と連通する開口部が本体または栓に
    形成されたフラスコを振盪する振盪装置であって、 恒温槽と、該恒温槽内の環境を監視する監視装置と、該
    恒温槽内に配置され前記フラスコを振盪する振盪台と、
    前記恒温槽内を強制換気を行う換気機構とを備え、 該換気機構が、恒温槽外の空気を恒温槽内に送り込む送
    風機と、恒温槽内に送り込まれる空気の温度を調節する
    温度調節装置と、前記監視装置の監視結果に基づいて前
    記振盪装置外から空気を該換気機構内に選択的に導入す
    る吸気装置と、を備えていることを特徴とする振盪装
    置。
  9. 【請求項9】 筒状首部に複数の開口部が形成されてい
    ること、を特徴とするフラスコ。
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