JP2003125538A - 可変速周波数変換機の始動方式 - Google Patents

可変速周波数変換機の始動方式

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重明 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2台の可変速発電電動機が互いに同軸で直結
して構成される可変速周波数変換機の始動時に可変速幅
を超えず、大容量の励磁装置を必要とせず簡便な方式で
電力融通を容易にかつスムースに行うことが可能な可変
速周波数変換機の始動方式を提供する。 【解決手段】 直結された2台の可変速発電電動機の第
1の可変速発電電動機を先に起動、所定値以上の回転速
度とし、次に第2の可変速発電電動機の回転子を励磁、
制御し固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並列する
第2の電力系統と合わせて系統に並列し、次に第1の発
電電動機の回転子励磁を減磁、固定子電流を零近辺に下
げた後、通常励磁を印加、制御固定子側電圧の位相、周
波数、大きさを第1の電力系統に合わせた後、第1の系
統に並列する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2台の可変速発
電電動機で構成された可変速周波数変換機の始動方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに異なる周波数が用いられている地
域間の電力融通を行うのに、現在サイリスタ等より構成
される周波数変換機が使用されている。しかしながら前
記サイリスタ装置に比較して回転エネルギを利用可能な
可変速発電電動機を2台直結して構成される可変速周波
数変換機を使用した電力融通方式が最近注目されてき
て、鋭意研究、実用化が進められている。しかしながら
この可変速発電電動機を用いた可変速周波数変換機の起
動方式はまだ確立されておらず、従来の可変速揚水発電
所の発電電動機の自己始動方式を利用することも可能と
されているが後述するような欠点がある。その自己始動
方式を以下簡単に説明する。この自己始動方式は可変速
発電電動機の固定子の巻線を短格遮断器又は断路器など
で3相短絡し、回転子巻線に回転界磁を作るような3相
励磁電圧を印加して、回転子の回転磁界と固定子コイル
との交鎖で生じるトルクによって回転子を回転させ、可
変速発電電動機の回転子に印加する励磁電源の周波数を
上げる/下げることによって回転子の回転速度を加速/
減速し、回転子の回転速度が所定値以上になったら、励
磁を減磁することによって固定子の電流をゼロ付近に減
らし、固定子の短絡遮断器又は断路器を開いて短絡開放
する。そして、固定子巻線の短絡遮断器又は断路器が開
いたら、回転子に通常励磁と同等の励磁を印加して、固
定子側電圧の位相、周波数及び大きさが系統側に一致す
るよう励磁を制御し、固定子の電圧が系統と一致するよ
うになったら、固定子の主遮断器を投入して系統と並列
する系統並列する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の可変速発電電動機の自己始動方法には、次の
ような問題点がある。 (1)従来の自己始動方法によって始動する場合、回転
子の回転速度が所定値以上になったら、励磁を減磁する
ことによって固定子の電流をゼロ付近に減らし、固定子
の短絡遮断器又は断路器を開いてから、回転子に通常励
磁と同等の励磁を印加して、固定子の電圧が系統と一致
したら固定子を系統と並列するが、励磁を減らしている
間、回転速度が大幅に下がって可変速幅を超えるおそれ
があり、並列が不可能となる不安定要素がある。 (2)また従来の自己始動方法によって始動する場合、
可変速発電電動機の固定子の巻線を3相短絡し、回転子
巻線に3相励磁電圧を印加して回転子を回転させ、回転
子に印加する励磁電源の周波数を上げることによって回
転子の回転速度を加速するが、励磁装置の容量が十分に
大きくなければ、回転子の回転速度を所定値以上に上昇
させることがむずかしく、起動のために励磁装置の定格
を大きくしなければならず経済性を損なう。 (3)また従来の始動装置によって始動する場合、始動
変換器、変圧器、始動制御装置などが別途必要となり高
価となる。この発明は前記のような課題を解消するため
になされたもので、可変速幅を超えることなく、大容量
の励磁装置を必要とせず、簡便な方式で電力融通を容易
にかつスムースに可能とする可変速周波数変換機を始動
方式を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速周
波数変換機の始動方式は、次のステップを有するもので
ある。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
路器で短絡し、第1の励磁変換器により回転子に励磁電
圧を印加して、前記第1の可変速発電電動機の回転子と
それに直結する第2の可変速発電電動機の回転子を回転
させるステップ。 (2)第1の励磁制御装置で励磁電源の周波数を制御す
ることで回転速度を制御し、所定値以上の回転速度にす
るステップ。 (3)前記第2の可変速発電電動機の回転子に第2の励
磁変換器を投入して通常励磁を印加、制御して固定子側
電圧の位相、周波数、大きさを並列予定の第2の電力系
統と一致させるステップ。 (4)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
並列するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
記第1の電力系統に並列するステップ。
【0005】また、次のステップを有するものである。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
路器で短絡し、第1の励磁変換器により回転子に3相励
磁電圧を印加して、前記第1の可変速発電電動機の回転
子とそれに直結する第2の可変速発電電動機の回転子を
回転させるステップ。 (2)第1の励磁制御装置で励磁電源の周波数を制御す
ることで回転速度を制御し、所定値以上の回転速度にす
るステップ。 (3)第2の可変速発電電動機の固定子に設けられた第
2の主遮断器を投入して第2の電力系統に並列するステ
ップ。 (4)第2の励磁制御装置が第2の回転子電圧と第2の
励磁変換器の出力電圧を入力し、前記出力電圧の位相、
周波数および大きさを前記第2の回転子電圧と一致する
よう制御後、第2の界磁遮断器を投入して回転子に通常
励磁を印加するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
記第1の電力系統に並列するステップ。
【0006】またさらに、次のステップを有するもので
ある。 (1)第1および第2の可変速発電電動機のそれぞれの
固定子巻線を第1、第2の断路器で短絡し、第1、第2
の励磁変換器によりそれぞれの回転子に励磁電圧を印加
して、前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子
を回転させるステップ。 (2)第1、第2の励磁制御装置でそれぞれの回転子に
印加する励磁電源の周波数を制御することで回転速度を
制御し、所定値以上の回転速度にするステップ。 (3)前記第1の可変速発電電動機の回転速度を一定に
制御しながら、前記第2の可変速発電電動機の回転子励
磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
すステップ。 (4)前記第2の断路器を開いて第2の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第2の電力系統に一致させるステップ。 (5)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
並列するステップ。 (6)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
すステップ。 (7)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (8)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
記第1の電力系統に並列するステップ。
【0007】また、次のステップを有するものである。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
路器で短絡し、第1および第2の励磁変換器を並列して
前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子に励磁
電圧を印加し、前記第1および第2の可変速発電電動機
の回転子を回転させるステップ。 (2)第1および第2の励磁制御装置で励磁電源の周波
数を制御することで回転速度を制御し、所定値以上の回
転速度にするステップ。 (3)前記第2の励磁変換器を前記第1の励磁変換器と
の並列から切り離して、前記第2の可変速発電電動機の
回転子に通常励磁を印加、制御して固定子側電圧の位
相、周波数、大きさを並列予定の第2の電力系統と一致
させるステップ。 (4)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
並列するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
記第1の電力系統に並列するステップ。
【0008】またさらに次のステップを有するものであ
る。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
路器で短絡し、第1および第2の励磁変換器を並列し
て、前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子に
励磁電圧を印加して、前記第1および第2の可変速発電
電動機の回転子を回転させるステップ。 (2)第1および第2の励磁制御装置で励磁電源の周波
数を制御することで回転速度を制御し、所定値以上の回
転速度にするステップ。 (3)前記第2の励磁変換器を前記第1の励磁変換器と
の並列から切り離し、第2の主遮断器を投入して前記第
2の可変速発電電動機を第2の電力系統と並列するステ
ップ。 (4)前記第2の励磁制御装置が第2の回転子の電圧
と、第2の励磁変換器の出力電圧を入力し、前記出力電
圧の位相、周波数および大きさを前記第2の回転子電圧
と一致するよう制御するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転子に通常励磁
を印加、回転速度を一定に制御しながら、前記第1の可
変速発電電動機の回転子励磁を減磁することによって固
定子の電流を零近辺に減らすステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
記第1の電力系統に並列するステップ。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1の可変速周波数変換機の構成を図1に示す。図に
おいて、第1の可変速発電電動機I機100と、第2の
可変速発電電動機II機200とが同軸で接続され、そ
れぞれの固定子2と12が第1の主遮断器8と第2の主
遮断器18を介して第1の電力系統Iと第2の電力系統
IIに接続されており、それぞれの回転子1と11が第
1の励磁変換器4と第2の励磁変換器14の2次側に接
続されている。ここで電力系統Iは例えば周波数50H
z地域に、電力系統IIは60Hz地域向きに電力供給
が行われるものである。前記第1、第2の励磁変換器
4、14の1次側はそれぞれの励磁変圧器7と17の2
次側に接続され、制御入力側は各自の第1の励磁制御装
置5および第2の励磁制御装置15に接続されている。
励磁変圧器7と17の1次側はそれぞれ第1、第2の励
磁遮断器6と16を介して第1の系統Iと第2の系統I
Iに接続する。10は第1、第2の可変速発電電動機1
00、200の回転速度を測定するためのセンサで、9
と19はそれぞれ第1、第2の可変速発電電動機10
0、200の端子電圧V1gとV2gおよび第1、第2
の系統I、IIの電圧V1s、V2sを測定するための
電圧測定装置である。
【0010】次に、装置の動作について説明する。発電
機電動機の回転速度が零の状態で、I機100とII機
200の第1および第2の断路器3と13、第1および
第2の主遮断器8と18、第1および第2の励磁遮断器
6と16を開き、I機100の固定子2の三相巻線を第
1の断路器3によって短絡させる。そして、第1の励磁
遮断器6を投入して、回転子1に第1の励磁変換器4に
より3相励磁電圧を印加し、I機100の回転子の回転
磁界と固定子コイルとの交鎖で生じるトルクによってI
機100とII機200の回転子を同時に回転させる。
更に、第1の励磁制御装置5が回転速度センサー10か
らの回転速度の信号ωrを入力して、励磁電圧の周波数
を上げることにより回転速度を加速する。回転速度が所
定値以上になったら、第2の励磁遮断器16を投入して
第2の励磁変換器15により回転子11に通常励磁電圧
を印加する。第2の励磁制御装置15が電圧測定装置1
9からII機200の端子電圧V2gと系統IIの電圧
V2sを入力して、V2gの位相、周波数及び大きさが
V2sのと一致するように第2の励磁変換器14の出力
を制御する。V2gの位相、周波数及び大きさがV2s
のと一致したら、第2の主遮断器18を投入してII機
200を第2の系統IIと並列する。第2の励磁制御装
置15が同時に回転速度測定センサー10から回転速度
信号ωrを入力して、回転速度を一定になるように第2
の励磁変換器14の出力を制御しながら、I機100の
第1の励磁制御装置5が励磁変換器4の出力を減磁する
ことによってその固定子2の電流をゼロ付近に減らした
ら、第1の断路器3を開き、第1の励磁変換器4が回転
子1に通常励磁を印加して、第1の励磁制御装置5が電
圧測定装置9から測定したI機100の端子電圧V1g
と系統Iの電圧V1sによって、V1gの位相、周波数
及び大きさがV1sのと一致するように第1の励磁変換
器4の出力を制御する。V1gの位相、周波数及び大き
さがV1sのと一致したら、主遮断器8を投入してI機
100を第1の系統Iと並列する。なお逆に、同じ手順
で、II機200の励磁によってI機100とII機2
00を始動して、回転速度が所定値になったらI機10
0の励磁を投入してI機100を第1の系統Iと並列し
てから、II機200を第2の系統IIと並列すること
もできる。このようにこの実施の形態1では、直結され
た2台の可変速発電電動機の片方を使用して始動し、残
りの片方を先に系統に並列し、ついで、始動に使用した
方を系統に並列するものである。従って、並列制御開始
前に励磁装置の可変速幅の下限を下回るようなケースは
発生しないという利点がある。
【0011】実施の形態2.この発明の実施の形態2の
可変速周波数変換機の構成を図2に示す。図において第
1の可変速発電電動機I機100と第2の可変速発電電
動機II機200が同軸で接続され、それぞれの固定子
2と12が第1の主遮断器8と第2の主遮断器18を介
して第1の系統Iと第2の系統IIに接続し、回転子1
が第1の励磁変換器4の2次側に接続する。回転子11
は界磁遮断器21を介して第2の励磁変換器14の2次
側に接続する。第1、第2の励磁変換器4と14の1次
側がそれぞれ励磁変圧器7と17の2次側に接続し、制
御入力側が第1、第2の励磁制御装置5と15に接続す
る。励磁変圧器7と17の1次側がそれぞれ第1、第2
の励磁遮断器6と16を介して第1の系統Iと第2の系
統IIと接続する。10は発電機電動機の回転速度を測
定するためのセンサーで、9はI機の端子電圧V1gと
系統Iの電圧V1sを測定するための電圧測定装置で、
19は第2の回転子の電圧V2rと第2の励磁変換器1
4の出力電圧V2eを測定するための電圧測定装置であ
る。
【0012】次に、装置の動作について説明する。発電
機電動機の回転速度が零の状態で、I機100とII機
200の第1および第2の断路器3と13、第1および
第2の主遮断器8と18、第1と第2の励磁遮断器6と
16、第2の界磁遮断器21を開き、I機100の固定
子2の三相巻線を第1の断路器3によって短絡させる。
そして、第1の励磁遮断器6を投入して、回転子1に第
1の励磁変換器4により3相励磁電圧を印加し、回転子
の回転磁界と固定子コイルとの交鎖で生じるトルクによ
ってI機100とII機200の回転子を同時に回転さ
せる。更に、第1の励磁制御装置5が回転速度センサー
10からの回転速度の信号ωrを入力して、励磁電圧の
周波数を上げることにより回転速度を加速する。回転速
度が所定値以上になったら、第2の主遮断器18を投入
して、II機200を第2の系統IIと並列する。そし
て、第2の励磁遮断器16を投入し第2の励磁制御装置
15が電圧測定装置19で測定した第2の回転子の電圧
V2rと励磁変換器14の出力の電圧V2eを入力し
て、V2eの位相、周波数及び大きさがV2rのと一致
するように第2の励磁変換器14の出力を制御する。V
2eの位相、周波数及び大きさがV2rのと一致した
ら、第2の界磁遮断器21を投入してII機200の回
転子11の巻線に通常励磁を印加する。但し、この場合
第2の電圧測定装置19に入力していた回転子11の電
圧V2rは系統IIの電圧V2sにつなぎかえる。第2
の励磁制御装置15が同時に回転速度測定センサー10
からの回転速度信号ωrを入力して、回転速度を一定に
なるように第2の励磁変換器14の出力を制御しなが
ら、第1の励磁変換器4が出力を減することによってそ
の固定子2の巻線の電流をゼロ付近に減らしたら、第1
の断路器3を開き、第1の励磁変換器4が回転子1に通
常励磁を印加して、電圧測定装置9で測定したI機10
0の端子電圧V1gと第1の系統Iの電圧V1sによっ
て、V1gの位相、周波数及び大きさがV1sのと一致
するようにを第1の励磁変換器4の出力を制御する。V
1gの位相、周波数及び周波数がV1sのと一致した
ら、第1の主遮断器8を投入してI機100を系統Iと
並列する。なお逆に、同じ手順で、II機200の励磁
によってI機100とII機200を始動して、回転速
度が所定値になったらI機100を第1の系統Iと並列
してから、II機200を第2の系統IIと並列するこ
ともできる。但し、この場合I機100側に界磁遮断器
21を設け第1の励磁制御装置5の電圧測定装置9には
回転子1の巻線電圧及び第1の励磁変換器4の出力電圧
を入力し、II機200の第2の励磁制御装置15の電
圧測定装置19にはII機200の端子電圧と第2の系
統II電圧を入力する。このように先の実施の形態1が
始動に使用しなかった並列する第2の可変速発電電動機
に先に励磁を与えた後、固定子側で系統に並列する方式
であるのに対して、この実施の形態2は2次側で並列す
る方式である。先ず無励磁で固定子側主遮断器を投入
し、開放されている2次巻線の電圧に励磁装置の出力電
圧、位相、周波数を合わせて励磁用遮断器を閉じるもの
である。
【0013】実施の形態3.この発明の実施の形態3の
可変速周波数変換機の始動方式について述べる。なおこ
の実施の形態3の可変速周波数変換機の構成は、実施の
形態1で説明した図1と同様であるのでその構成説明は
省略する。
【0014】次に、装置の動作について説明する。発電
機電動機の回転速度が零の状態で、I機100とII機
200の第1および第2の断路器3と13、第1および
第2の主遮断機8と18、第1、第2の励磁遮断機6と
16を開き、I機100の固定子2とII機200の固
定子12の三相巻線をそれぞれ第1の断路器3と第2の
断路器13によって短絡させる。そして、第1の励磁遮
断器6と第2の励磁遮断器16をそれぞれ投入して、回
転子巻線1と回転子巻線2にそれぞれ第1の励磁変換器
4と第2の励磁変換器14により3相励磁電圧を印加し
て、I機100の回転子の回転磁界と固定子コイルとの
交鎖で生じるトルク及びII機200の回転子の回転磁
界と固定子コイルとの交鎖で生じるトルクをあわせてI
機100とII機200の回転子を同時回転させる。更
に、第1の励磁制御装置5と第2の励磁制御装置15が
それぞれ回転速度センサー10からの回転速度信号ωr
を入力して、それぞれの励磁電圧の周波数を上げること
により同時に回転速度を加速する。回転速度が所定値以
上になったら、第2の励磁制御装置15が回転速度を保
つように第2の励磁変換器14の出力を制御しながら、
第1の励磁制御装置5が第1の励磁変換器4の出力を減
すことによって固定子1の巻線電流を零にしたら、第1
の断路器3を開く。そして、第1の励磁制御装置5が電
圧測定装置9からI機100の端子電圧V1gと第1の
系統Iの電圧V1sを入力して、V1gの位相、周波数
及び大きさがV1sのと一致するように第1の励磁変換
器4の出力を制御する。V1gの位相、周波数及び大き
さがV1sのと一致したら、第1の主遮断器8を投入し
てI機100を系統Iと並列する。並列した第1の励磁
制御装置5が回転速度を一定に制御しながら、第2の励
磁変換器14の出力を減することによって固定子12の
巻線の電流を零にしたら、第2の断路器13を開く。同
時に第2の励磁制御装置15が電圧測定装置19からI
I機200の端子電圧V2gと第2の系統IIの電圧V
2sを入力して、V2gの位相、周波数及び大きさがV
2sのと一致するように第2の励磁変換器14の出力を
制御する。V2gの位相、周波数及び大きさがV2sの
と一致したら、II機200の第2の主遮断器18を投
入してII機200を第2の系統IIと並列する。なお
逆に、同じ手順で、I機100とII機200の励磁に
よってI機100とII機200を同時に始動し、II
機200を先に第2の系統IIと並列することもでき
る。つまりこの実施の形態3では、励磁装置を大きくす
ることなく2台の可変速発電電動機を同時に使って、始
動、加速する方式であり、励磁装置容量を大きくするこ
となく定格速度まで加速できるという利点がある。
【0015】実施の形態4.この発明の実施の形態4の
可変速周波数変換機の構成を図3に示す。図において第
1の可変速発電電動機I機100と第2の可変速発電電
動機II機200が同軸で接続され、それぞれの固定子
巻線2と12が第1の主遮断器8と第2の主遮断器18
を介して第1の系統Iと第2の系統IIに抜続し、それ
ぞれの回転子巻線1と11が第1、第2の励磁変換器4
と14の2次側に接続する。第1、第2の励磁変換器4
と14の1次側がそれぞれ励磁変圧器7と17の2次側
に接続し、制御入力側が第1、第2の励磁制御装置5と
15に接続する。励磁変圧器7と17の1次側が第1、
第2の励磁遮断器6と16を介して第1の系統Iと第2
の系統IIに接続する。又、第1、第2の励磁変換器4
と励磁変換器14の出力側は第1、第2の界磁遮断器2
0と21を介して回転子1と11に接続され、2次側を
並列接続するための第3の界磁遮断器22を介して接続
される。10は発電機電動機の回転速度を測定するため
のセンサーで、9と19はそれぞれI機100とII機
200の端子電圧V1gとV2g及び第1の系統Iと第
2の系統IIの電圧V1sとV2sを測定するための電
圧測定装置である。
【0016】次に、装置の動作について説明する。発電
機電動機の回転速度が零の状態で、I機100とII機
200の第1および第2の断路器3と13、第1および
第2の主遮断器8と18、第1、第2の励磁遮断器6と
16を開き、I機100の固定子2の三相巻線を第1の
断路器3によって短縮させる。第1、第3の界磁遮断器
20、22を投入して、第1の励磁変換器4と第2の励
磁変換器14を並列させる。そして、第1および第2の
励磁遮断器6と16を投入して、回転子巻線1および1
1に並列した第1の励磁変換器4と第2の励磁変換器1
4により3相励磁電圧を印加して、回転子の回転磁界と
固定子コイルとの交鎖で生じるトルクによってI機10
0とII機200の回転子を同時回転させる。更に、第
1および第2の励磁制御装置5、15が回転速度センサ
ー10からの回転速度信号ωrを入力して、第1および
第2の励磁変換器4、14の出力電圧の周波数を上げる
ことにより回転速度を加速する。回転速度が所定値以上
になったら、第2の励磁変換器14を止め、第3の界磁
遮断器22を開き、第2の界磁遮断器21を投入して第
2の励磁変換器14から回転子11の巻線に通常励磁を
印加する。第1の励磁制御装置5が回転速度を一定に制
御しながら、第2の励磁制御装置15が電圧測定装置1
9からII機200の端子電圧V2gと第2の系統II
の電圧V2sを入力して、V2gの位相、周波数及び大
きさがV2sのと一致するように第2の励磁変換器14
の出力を制御する。V2gの位相、周波数及び大きさが
V2sのと一致したら、第2の主遮断器18を投入して
II機200を第2の系統IIと並列する。第2の励磁
制御装置15が同時に回転速度測定センサー10からの
回転速度信号ωrを入力して、回転速度を一定になるよ
うに第2の励磁変換器14の出力を制御しながら、第1
の励磁変換器4が励磁出力を減磁することによってその
固定子2の巻線の電流をゼロ付近に減らしたら、第1の
断路器3を開き、第1の励磁変換器4が回転子1に通常
励磁を印加して、電圧測定装置9から測定したI機10
0の端子電圧V1gと第1の系統Iの電圧V1sによっ
て、V1gの位相、周波数及び大きさがV1sのと一致
するようにを制御する。V1gの位相、周波数及び大き
さがV1sのと一致したら、I機100の第1の主遮断
器8を投入してI機100を第1の系統Iと並列する。
なお逆に、同じ手順で、I機100とII機200の励
磁変換器4、14を並列してII機200に励磁を印加
することによつてI機100とII機200を始動し
て、そして回転速度が所定値まで加速されたらI機10
0に第1の励磁変換器4を投入して、I機100を先に
第1の系統Iと並列してからII機200を第2の系統
IIと並列することもできる。つまりこの実施の形態4
は、始動開始前に励磁装置2台を並列して可変速発電電
動機1台に励磁を与える回路構成にし、1台で加速を行
い、並列時は励磁装置1台を切り離し本来の励磁を与え
固定子側で同期並列を行う方式である。
【0017】実施の形態5.この発明の実施の形態5の
可変速周波数変換機の構成を図4に示す。図において第
1の可変速発電電動機I機100と第2の可変速発電電
動機II機200が同軸で接続され、それぞれの固定子
巻線2と12が第1の主遮断器8と第2の主遮断器18
を介して第1の系統Iと第2の系統IIに接続し、それ
ぞれの回転子巻線1と11が第1、第2の励磁変換器4
と14の2次側に接続する。第1、第2の励磁変換器4
と14の1次側がそれぞれ励磁変圧器7と17の2次側
に接続し、制御入力側が第1、第2の励磁制御装置5と
15に接続する。励磁変圧器7と17の1次側がそれぞ
れ第1、第2の励磁遮断器6と16を介して第1の系統
Iと第2の系統IIに接続する。又、第1、第2の励磁
変換器4と励磁変換器14の出力側は第1、第2の界磁
遮断器20と21を介して回転子1と11に接続し、2
次側を並列するための第3の界磁遮断器22を介して接
続する。10は発電機電動機の回転速度を測定するため
のセンサーで、9はI機100の端子電圧V1gと系統
Iの電圧V1sを測定するための電圧測定装置で、19
は第2の回転子の電圧V2rと第2の励磁変換器14の
出力の電圧V2eを測定するための電圧測定装置であ
る。
【0018】次に、装置の動作について説明する。発電
機電動機の回転速度が零の状態で、I機100とII機
200の第1および第2の断路器3と13、第1、第2
の主遮断機8と18、第1、第2の励磁遮断機6と16
を開き、I機100の固定子2の三相巻線を第1の断路
器3によって短絡させる。第1、第3の界磁遮断器2
0、22を投入して、第1の励磁変換器4と第2の励磁
変換器14を並列させる。そして、第1および第2の励
磁遮断器6、16を投入して、回転子巻線1および11
に並列した第1の励磁変換器4と第2の励磁変換器14
により3相励磁電圧を印加して、回転子の回転磁界と固
定子コイルとの交鎖で生じるトルクによってI機100
とII機200の回転子を同時に回転させる。更に、第
1および第2の励磁制御装置5、15が回転速度センサ
ー10からの回転速度信号ωrを入力して、第1の励磁
変換器5の出力電圧の周波数を上げることにより回転速
度を加速する。回転速度が所定値以上になったら、第2
の励磁変換器14を止め、第3の界磁遮断器22を開
き、II機200の第2の主遮断器18を投入して、I
I機200を第2の系統IIと並列する。そして、第2
の励磁制御装置15が電圧測定装置19で測定した第2
の回転子11の電圧V2rと第2の励磁変換器14の電
圧V2eを入力して、V2eの位相、周波数及び大きさ
がV2rのと一致するように第2の励磁変換器14の出
力を制御する。V2eの位相、周波数及び大きさがV2
rのと一致したら、第2の界磁遮断器21を投入してI
I機200の回転子11の巻線に通常励磁を印加する。
但し、この場合第2の電圧測定装置19に入力していた
回転子11の電圧V2rは系統IIの電圧V2sにつな
ぎかえる。第2の励磁制御装置15が同時に回転速度測
定センサーからの回転速度信号を入力して、回転速度を
一定になるように第2の励磁変換器14の出力を制御し
ながら、第1の励磁変換器4が励磁出力を減磁すること
によってその固定子2の巻線の電流をゼロ付近に減らし
たら、第1の断路器3を開き、第1の励磁変換器4が回
転子1に通常励磁を印加して、電圧測定装置9から測定
したI機100の端子電圧V1gと系統Iの電圧V1s
によって、V1gの位相、周波数及び大きさがV1sの
と一致するようにを制御する。V1gの位相、周波数及
び大きさがV1sのと一致したら、I機100の第1の
主遮断器8を投入してI機100を第1の系統Iと並列
する。なお逆に、同じ手順で、I機100とII機20
0の励磁変換器4、14を並列してII機200に励磁
を印加することによってI機100とII機200を始
動して、そして回転速度が所定値まで加速されたらI機
100を先に第1の系統Iと並列してから、II機20
0を第2の系統IIと並列することもできる。但し、こ
の場合I機100の第1の励磁制御装置5の電圧測定装
置9には回転子1の巻線電圧および第1の励磁変換器4
の出力電圧を入力し、II機200の第2の励磁制御装
置15の電圧測定装置19にはII機200の端子電圧
と第2の系統II電圧を入力する。つまりこの実施の形
態5と先の実施の形態4との相違は、最初に並列する可
変速発電電動機の並列を励磁側で行うことにある。な
お、以上説明した実施の形態1〜5で第1、第2の断路
器3、13については遮断器を使用してもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上述べたような始動方式を
採用しているので、以下に示すような効果を奏する。
【0020】直結された2台の可変速発電電動機の片方
の1台をまず始動し、残りの他の1台を先に電力系統に
並列し、引き続き始動に使用した先の1台を並列する方
式を採用しているので、励磁装置の可変速幅の下限を下
回るようなケースの発生がなく、安価な装置で容易にか
つスムースに異なる系統間の電力融通が行えるという利
点がある。
【0021】また、直結された2台の可変速発電電動機
の片方の1台をまず始動し、残りの他の1台を無励磁の
状態で第2の主遮断器を投入して電力系統に並列してい
るので、前記と同様の効果を奏する。
【0022】さらにまた、2台の可変速発電電動機を同
時に始動、加速する方式であるので、励磁装置の容量を
大きくする必要が無く、加速トルク不足で定格速度まで
加速出来ないようなケースに対して充分対応可能という
効果を奏する。
【0023】また、始動開始前に励磁装置2台を並列に
し、可変速発電電動機1台に励磁を行う方式であるの
で、前記と同様の効果を奏する。
【0024】またさらに、最初に系統に並列する可変速
発電電動機の並列を、励磁側で行っているので、前記と
同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の可変速周波数変換
機の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2の可変速周波数変換
機の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態4の可変速周波数変換
機の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態5の可変速周波数変換
機の構成を示す図である。
【符号の説明】
1,11 回転子、2,12 固定子、3 第1の断路
器、4 第1の励磁変換器、5 第1の励磁制御装置、
6 第1の励磁遮断器、7,17 励磁変圧器、8 第
1の主遮断器、9,19 電圧測定器、10 センサ、
13 第2の断路器、14 第2の励磁変換器、15
第2の励磁制御装置、16 第2の励磁遮断器、18
第2の主遮断器、20 第1の界磁遮断器、21 第2
の界磁遮断器、22 第3の界磁遮断器、100 第1
の可変速発電電動機、200 第2の可変速発電電動
機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏 毓鴎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小川 重明 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 スレシ チャンド ヴァルマ 愛知県名古屋市緑区大高町字北関山20番地 の1 中部電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 香田 勲 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字大海用 177の1 中部電力株式会社名西給電制御 所内 Fターム(参考) 5G066 CA02 5H750 AA10 BA02 DD07 HH01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1の可変速発電電動機を励磁し、第2の可変速
    発電電動機の回転子と共に所定値以上の回転速度にする
    ステップ。 (2)前記第2の可変速発電電動機を励磁し、第2の電
    力系統に並列した後、前記第1の可変速発電電動機を減
    磁するステップ。 (3)次に前記第1の可変速発電電動機を励磁し、第1
    の電力系統に並列するステップ。
  2. 【請求項2】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1および第2の可変速発電電動機を励磁し、所
    定値以上の回転速度にした後、前記第2の可変速発電電
    動機を減磁するステップ。 (2)前記第2の可変速発電電動機を励磁し、第2の電
    力系統に並列した後、前記第1の可変速発電電動機を減
    磁するステップ。 (3)次に前記第1の可変速発電電動機を励磁し、第1
    の電力系統に並列するステップ。
  3. 【請求項3】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
    路器で短絡し、第1の励磁変換器により回転子に励磁電
    圧を印加して、前記第1の可変速発電電動機の回転子と
    それに直結する第2の可変速発電電動機の回転子を回転
    させるステップ。 (2)第1の励磁制御装置で励磁電源の周波数を制御す
    ることで回転速度を制御し、所定値以上の回転速度にす
    るステップ。 (3)前記第2の可変速発電電動機の回転子に第2の励
    磁変換器を投入して通常励磁を印加、制御して固定子側
    電圧の位相、周波数、大きさを並列予定の第2の電力系
    統と一致させるステップ。 (4)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
    並列するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
    制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
    磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
    すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
    並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
    記第1の電力系統に並列するステップ。
  4. 【請求項4】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
    路器で短絡し、第1の励磁変換器により回転子に励磁電
    圧を印加して、前記第1の可変速発電電動機の回転子と
    それに直結する第2の可変速発電電動機の回転子を回転
    させるステップ。 (2)第1の励磁制御装置で励磁電源の周波数を制御す
    ることで回転速度を制御し、所定値以上の回転速度にす
    るステップ。 (3)第2の可変速発電電動機の固定子に設けられた第
    2の主遮断器を投入して第2の電力系統に並列するステ
    ップ。 (4)第2の励磁制御装置が第2の回転子電圧と第2の
    励磁変換器の出力電圧を入力し、前記出力電圧の位相、
    周波数および大きさを前記第2の回転子電圧と一致する
    よう制御後、第2の界磁遮断器を投入して回転子に通常
    励磁を印加するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
    制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
    磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
    すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
    並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
    記第1の電力系統に並列するステップ。
  5. 【請求項5】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1および第2の可変速発電電動機のそれぞれの
    固定子巻線を第1、第2の断路器で短絡し、第1、第2
    の励磁変換器によりそれぞれの回転子に励磁電圧を印加
    して、前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子
    を回転させるステップ。 (2)第1、第2の励磁制御装置でそれぞれの回転子に
    印加する励磁電源の周波数を制御することで回転速度を
    制御し、所定値以上の回転速度にするステップ。 (3)前記第1の可変速発電電動機の回転速度を一定に
    制御しながら、前記第2の可変速発電電動機の回転子励
    磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
    すステップ。 (4)前記第2の断路器を開いて第2の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第2の電力系統に一致させるステップ。 (5)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
    並列するステップ。 (6)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
    制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
    磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
    すステップ。 (7)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (8)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
    並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
    記第1の電力系統に並列するステップ。
  6. 【請求項6】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
    路器で短絡し、第1および第2の励磁変換器を並列して
    前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子に励磁
    電圧を印加し、前記第1および第2の可変速発電電動機
    の回転子を回転させるステップ。 (2)第1および第2の励磁制御装置で励磁電源の周波
    数を制御することで回転速度を制御し、所定値以上の回
    転速度にするステップ。 (3)前記第2の励磁変換器を前記第1の励磁変換器と
    の並列から切り離して、前記第2の可変速発電電動機の
    回転子に通常励磁を印加、制御して固定子側電圧の位
    相、周波数、大きさを並列予定の第2の電力系統と一致
    させるステップ。 (4)第2の主遮断器を投入して前記第2の電力系統と
    並列するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転速度を一定に
    制御しながら、前記第1の可変速発電電動機の回転子励
    磁を減磁することによって固定子の電流を零近辺に減ら
    すステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
    並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
    記第1の電力系統に並列するステップ。
  7. 【請求項7】 回転子が互いに同軸で直結され、第1の
    電力系統および第2の電力系統にそれぞれ接続された第
    1および第2の可変速発電電動機で構成され、次のステ
    ップを有することを特徴とする可変速周波数変換機の始
    動方式。 (1)第1の可変速発電電動機の固定子巻線を第1の断
    路器で短絡し、第1および第2の励磁変換器を並列し
    て、前記第1および第2の可変速発電電動機の回転子に
    励磁電圧を印加して、前記第1および第2の可変速発電
    電動機の回転子を回転させるステップ。 (2)第1および第2の励磁制御装置で励磁電源の周波
    数を制御することで回転速度を制御し、所定値以上の回
    転速度にするステップ。 (3)前記第2の励磁変換器を前記第1の励磁変換器と
    の並列から切り離し、第2の主遮断器を投入して前記第
    2の可変速発電電動機を第2の電力系統と並列するステ
    ップ。 (4)前記第2の励磁制御装置が第2の回転子の電圧と
    第2の励磁変換器の出力電圧を入力し、前記出力電圧の
    位相、周波数および大きさを前記第2の回転子電圧と一
    致するよう制御するステップ。 (5)前記第2の可変速発電電動機の回転子に通常励磁
    を印加、回転速度を一定に制御しながら、前記第1の可
    変速発電電動機の回転子励磁を減磁することによって固
    定子の電流を零近辺に減らすステップ。 (6)前記第1の断路器を開いて第1の可変速発電電動
    機の固定子巻線の短絡を開放し、回転子に通常励磁を印
    加、制御して固定子側電圧の位相、周波数、大きさを並
    列予定の前記第1の電力系統に一致させるステップ。 (7)第1の主遮断器を投入して前記第1の電力系統と
    並列することにより、前記第1の可変速発電電動機を前
    記第1の電力系統に並列するステップ。
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