JP2003125479A - プラグと該プラグを備える音声入出力装置及び補聴装置 - Google Patents

プラグと該プラグを備える音声入出力装置及び補聴装置

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JP2003125479A
JP2003125479A JP2001321375A JP2001321375A JP2003125479A JP 2003125479 A JP2003125479 A JP 2003125479A JP 2001321375 A JP2001321375 A JP 2001321375A JP 2001321375 A JP2001321375 A JP 2001321375A JP 2003125479 A JP2003125479 A JP 2003125479A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イヤホン等を使用する者とその周囲者との間
で音声出力機器からの音声を共有可能にするプラグ及び
音声取り出し機構等を提供すること。 【解決手段】 音声信号出力用のジャック機構部4
(5)に挿入されるプラグ1(2,3)であって、前記
プラグ1(2,3)の先端部に位置するプラス電極部1
2b(22b)を扁平に形成するように工夫し、このプ
ラグ1(2,3)を利用した音声取り出し機構8及び音
声入出力装置9並びにこれらを利用した補聴装置を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビや音響機器
等の音声出力機器に設けられたイヤホンジャックから音
声を取り出すために工夫されたプラグ、音声取り出し機
構、音声入出力装置及びこれらを利用した補聴装置に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】テレビ
や種々の音響機器等の音声出力機器には、イヤホン用の
ジャックが一般に設けられている。このジャックは、古
くには、イヤホンのみに音声を出力するスイッチ機能を
備えたジャック機構部と前記音声出力機器とイヤホンの
両方で音声を共有できるスイッチ機能を有するジャック
機構部の二つが並設されていた場合が多かったので、こ
れらのジャック機構部を必要に応じて使い分けをするこ
とができた。
【0003】しかしながら近年、前者のジャック機構部
のみが形成された音声出力機器が増加している。このた
め、ジャック機構部に対してイヤホン等のプラグを差し
込んだ場合には、音声出力機器のスピーカーからは音声
が一切出力されなくなってしまうので、イヤホン使用者
とその周囲者との間で、音声出力機器からの音声を共有
することができなくなってしまうという第1の技術的課
題があった。
【0004】とりわけ、聴覚障害者(難聴者を含む。)
がいる家庭等では、テレビ等の音声を前記ジャックから
取り出し、補聴器や増幅器を介して必要な音量に上げて
聴くという場合が多くなるため、前記技術的課題は聴覚
障害者とその家族その他の周囲者にとって日常的な問題
となっていた。この問題は、主に、ジャック機構部の構
造とイヤホンのプラグの形態に原因があった。この点に
関し、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0005】図8に基づいて、まず、従来のプラグの形
態構成を説明し、続いて図9に基づいて、従来のプラグ
がジャックに挿入されたときの状態を簡潔に説明する。
図8(A)の符号100はモノラル用プラグ、図8
(B)の符号200は、ステレオ用プラグの典型的な形
態を示している。
【0006】図8(A)に示すモノラル用プラグ100
は、円筒形状等に形成されたハンドル部101の前面の
中心から前方側に突出された電極部102を備え、この
電極部102の先端部には、前方側に向けてやや末広が
り先端が尖頭形とされたプラス電極部102bと、この
プラス電極部102bとは絶縁部102aによって隔て
られたマイナス電極部102cと、が設けられている。
【0007】一方、図8(B)に示されているステレオ
用プラグ200は、円筒形状等に形成されたハンドル部
201の前面の中心から前方側に突出する電極部202
を備え、この電極部202の先端部には、前記プラス電
極部102bと同形態の左側信号用プラス電極部202
bが形成され、この左側信号用プラス電極部202bと
は絶縁部202aによって隔てられた右側信号用プラス
電極部202d、更にはこの右側信号用プラス電極部2
02dとは絶縁部202’aによって隔てられたマイナ
ス電極部202cが設けられている。なお、図8に示す
符号103,203は、共に電極部102,202に導
通するリード線の一部を示している。
【0008】ここで、図9に符号300で示されたステ
レオ用のジャック機構部に対して、前記ステレオ用プラ
グ200を選択し、仮想線で示すジャック孔302aに
対してプラグ200の電極部202部分を挿入した場合
を代表例として説明する。
【0009】例えば、テレビに設けられているジャック
機構部300は、一般に矩形状のケース301を備え、
このケース301の内部303には、左側スピーカー4
00Lに音声信号を送るための可撓導電板305Lと右
側スピーカー400Rに音声信号を送るための可撓導電
板305Rとが互いに向き合って配置された構造を備え
ている(図9参照)。この可撓導電板305L,305
Rにそれぞれ対向して、かつ接続可能な位置には、左側
スピーカー400L、右側スピーカー400Rにそれぞ
れ導通する固定導電板304L,304Rが配設されて
いる。
【0010】ここで、前記プラグ200がジャック機構
部300に挿入されていない状態(図示せず)では、可
撓導電板305L,305Rは、前記固定導電板304
L,304Rの対向する面にそれぞれ接触し、音声は、
専ら両スピーカー400L,400Rに送られることに
なる。
【0011】一方、図9に示されたように、プラグ20
0がジャック機構部300のジャック部302(のジャ
ック孔302a)に挿入された状態では、前記可撓導電
板305L,305Rは、互いに離れるように、スプリ
ング306a,306b側にそれぞれ押しやられて撓
み、固定導電板304L,304Rと非接触状態となる
(図9の状態)。
【0012】ジャック機構部300が前記非接触状態と
なると、左側音声はプラグ200先端の左側信号用プラ
ス電極部202bを通じて、右側音声は右側信号用プラ
ス電極部202dを通じて、それぞれ外部(イヤホン又
はヘッドホン)に出力される。この結果、左右のスピー
カー400L,400Rからは一切の音声が発せられな
くなる。従って、イヤホン(又はヘッドホン)使用者に
のみ音声が送られ、その周囲者には、全く音声が聞こえ
なくなってしまうため、上記第1の技術的課題が発生す
ることになる。なお、図示しないモノラル用のジャック
機構部においても、上記と略同様であるので、ここでは
説明は割愛する。
【0013】次に、従来の技術及び第2の技術的課題に
ついて説明する。
【0014】現在、聴覚障害者向けに開発された、いわ
ゆる補聴器は、軽量化又は小型化等の要請から、使用電
池が1.5ボルト以下のもの一個に押さえられているた
め、その出力帯域は概ね500〜4,500ヘルツ程度
に制限されているのが一般的である。この結果、市販の
補聴器では、数十ヘルツから1万数千ヘルツにわたる広
範囲な帯域の音声をバランスよく聴覚することが、機能
上不可能である。
【0015】このため、従来の補聴器は、とりわけ高音
帯域の出力が制限されていることにより、音楽を聞くの
には適さない。このため、聴覚障害者(難聴者を含
む。)が音楽等を聴く場合には、出力帯域がより広い、
いわゆるヘッドホンを用いることが多くなる。
【0016】しかしながら、ヘッドホンを用いてしまう
と、会話音や電話呼び出し音等の周囲音がほとんど遮断
されてしまうので、音楽を聴きながら家族の会話にも必
要に応じて参加したり、電話の呼び出し音を感じたりで
きなくなってしまうことになる。
【0017】このように、従来においては、聴覚障害者
に対して、音楽等の出力音声と周囲音の両方を同時に提
供できる好適な音声入出力手段が未開発であったという
第2の技術的課題があった。
【0018】続いて、従来の技術及び第3の技術的課題
について説明する。
【0019】現在市販されている補聴器は、上記したよ
うに出力帯域が制限されているために、補聴器を日常的
に使用していると、外部から入ってくる音声の帯域は必
然的に一定範囲に制限されてしまうことになる。
【0020】このため、本来、広範囲の帯域の音声によ
って常に刺激を受けているはずの聴覚器官や脳神経が、
補聴器の使用によって狭い範囲の帯域の音声のみから刺
激を受けるようになってしまう。このことから従来の補
聴器は、本来広範囲の帯域に刺激を受けることができる
聴覚能力自体の鈍化を誘引してしまうおそれがある。
【0021】音声を実際に聞き取れるか否かとは別問題
として、広範な帯域の音声が常に聴覚器官や脳を刺激し
ているという環境をつくるということは、脳の活性や聴
覚のトレーニングには極めて重要であると考えられる。
しかしながら、従来においては、広範な帯域、とりわけ
8千ヘルツ以上の高音帯域が出力できるように工夫され
た補聴手段が提供されていなかったという第3の技術的
課題があった。
【0022】そこで、本発明では、(1)イヤホン使用
者とその周囲者との間で音声出力機器からの音声を共有
可能にするという上記第1の技術的課題を解決できるプ
ラグ及び音声取り出し機構を提供し、(2)音楽等の出
力音声と周囲音の両方を同時に提供することによって、
上記第2の技術的課題を解決できる音声入出力装置を提
供し、(3)所定の高音帯域を出力させる機能を備える
ようにすることによって、上記第3の技術的課題を解決
できる補聴装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために、本発明では、次の手段を採用する。
【0024】まず、本発明では、音声信号出力用のジャ
ック機構部に挿入されるプラグであって、前記プラグの
先端部に位置するプラス電極部を扁平に形成する。
【0025】この手段では、プラグ先端のプラス電極部
を扁平に形成することによって、テレビ等の音声出力機
器に設けられたジャック機構部に対して、プラグが挿入
された場合であっても、前記音声出力機器に設けられた
スピーカーからの音声出力を確保できる。
【0026】具体的には、本発明に係るプラグの扁平な
プラス電極部によれば、モノラル用のジャック機構部の
可撓導電板(スピーカーに対する音声入力又は切断機能
を有する導電板)を押圧することがないので、可撓導電
板とスピーカーに導通する固定導電板との接触を保持す
る作用が発揮され、スピーカーからの音声出力を確保で
きる(添付した図3も参照)。また、ステレオ用のジャ
ック機構部では、前記同様の作用によって、少なくとも
右側スピーカーからの音声出力を確保できる(添付した
図5参照)。
【0027】この結果、イヤホン等を介した聴覚障害者
に対する音声の提供と、前記スピーカーを介した周囲者
に対する音声の提供を同時に達成できるので、上記第1
の技術的課題を解決できる。
【0028】次に、本発明では、プラス電極部を扁平に
形成するとともに、プラグの基軸部に位置するマイナス
電極部の長さを短縮化する手段、前記マイナス電極部に
スリーブを挿着する手段、前記マイナス電極部に段差部
を形成する手段のいずれかの手段が施されたプラグを提
供する。
【0029】この手段では、プラグの電極部が、従来の
プラグに比して、ジャック機構部内部に所定長分だけし
か挿入されないように工夫されている。このため、左右
両方側のスピーカーによる音声のステレオ出力を確保す
るとともに、プラグのプラス電極部を介して外部に右側
音声を出力させることができる(図4参照)。
【0030】即ち、本発明に係るプラグをステレオ用の
ジャック機構部に用いることによって、プラグをジャッ
ク機構部に挿入しない場合と同様に、周囲者にはステレ
オ音声が提供されるとともに、イヤホンを使用する聴覚
障害者には、モノラル音声が確実に提供されることにな
る。この結果、上記第1の技術的課題を解決できる。
【0031】次に、本発明では、テレビや音響機器など
の音声出力機器から出力される音声を取り出す機構であ
って、上記構成のプラグを少なくとも備えた音声取り出
し機構を提供する。
【0032】この手段では、上記したようなプラグ電極
部の形態の工夫によって、モノラル音声を出力する音声
出力機器のスピーカーからはモノラル音声を、また、ス
テレオ音声を出力する音声出力機器の左右側スピーカー
からはステレオ音声を出力させると同時に、プラグから
はモノラル音声を取り出すことができる。
【0033】続いて、本発明では、音声出力機器から出
力される音声を取り出す音声取り出し機構と、周囲音が
入力される集音機構と、を備え、前記音声取り出し機構
に入力された音声と前記集音機構に入力された周囲音と
を同時に出力するように工夫された音声入出力装置を提
供する。
【0034】この手段では、聴覚障害者に対して、テレ
ビや音響機器その他の音声出力機器からの出力音声と会
話音や電話呼び出し音等の周囲音の両方を同時に提供で
きるので、聴覚障害者は、イヤホン等を介して音楽を聴
きながら家族の会話にも必要に応じて参加したり、電話
の呼び出し音を感じたりできるようになる。即ち、上記
第2の技術的課題を解決できる。
【0035】また、本発明では、前記音声入出力装置
に、上記した本発明に係る音声取り出し機構を備えるよ
うに工夫することで、この音声取りだし機構から音声が
取り出された場合では、周囲者は、テレビや音響機器等
の音声出力機器からの出力音声を何ら支障無く聴くこと
ができるようになる。加えて、聴覚障害者には、前記音
声出力機器から取り出された音声と会話音や電話呼び出
し音等の周囲音の両方を同時に聴くことが可能な環境を
提供することができる。
【0036】更に、本発明では、本発明に係る上記音声
入出力装置を利用して、少なくとも8千ヘルツ以上の帯
域を含む音声が出力されるように工夫された補聴装置を
提供する。
【0037】この手段では、聴覚障害者が前記音声出力
機器から取り出された音声と会話音や電話呼び出し音等
の周囲音の両方を同時に聴くことができるようになるこ
とに加えて、広範囲の帯域の出力音声によって聴覚器官
や脳神経が刺激を受けられるようになる。即ち、本発明
に係る補聴装置は、聴覚刺激機能を備えているので、既
述した第3の技術的課題を解決できる。
【0038】以上のように、本発明は、イヤホン使用者
とその周囲者との間で、音声出力機器からの音声を共有
できる新規なプラグと音声取り出し機構、音楽等の出力
音声と周囲音の両方を同時に提供できる新規な音声入出
力装置、更には、所定の高音帯域を出力できる新規な補
聴装置を提供し、聴覚障害者等とその周囲者の両者にと
って非常に便利な音声環境を提供するという技術的意義
を有する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の好適な実施形態を実施例に基づき説明する。
【0040】まず、図1は、第1実施例である本発明に
係るプラグ1の形態を示す側面図である。前記プラグ1
は、円筒形状、矩形状その他の形状が適宜に選択される
ハンドル部11と、このハンドル部の前面部11aに固
定され、前方側に突設された棒状の電極部12を備え
る。なお、符号13は、電極部12に導通するリード線
である。
【0041】ここで、プラグ1は、モノラル用であり、
その先端部には扁平に形成されたプラス電極部12b
と、このプラス電極部12bと絶縁部12aを隔てて形
成された電極部12の基軸部分に位置するマイナス電極
部12cと、を備えている。
【0042】図2(A)は、図1のZ部を拡大した前記
プラグ1のプラス電極部12bの拡大上方視平面図、図
2(B)は、同プラス電極部12bの拡大側面図であ
る。これらの図2からもわかるように、プラス電極部1
2bは、円筒形をなすマイナス電極部12cとは異なっ
て、扁平に形成されている。なお、この扁平形状は、本
発明の目的を達成できる形状であればよく、図2に示さ
れた形状に特に限定されることはない。
【0043】続いて、図3は、第1実施例である前記プ
ラグ1がモノラル用のジャック機構部4に挿入された状
態を表す図である。まずは、この図3に基づいて、ジャ
ック機構部4の構成を簡潔に説明する。
【0044】ジャック機構部4は、テレビ等に設けら
れ、モノラル音声を出力するように構成されている。一
般に、合成樹脂等で形成された矩形状のケース41と、
このケース41の内部43の所定位置に配設された略L
字状の固定導電板44及び可撓導電板45と、を備え
る。
【0045】前記固定導電板44は、ケース41のジャ
ック部42に対向する奥側の壁面41aに形成された収
容部41bに嵌め込まれて固定されている。この固定導
電板44は、符号6で示すスピーカーを駆動する増幅器
46に、リード線47を介して導通されている。
【0046】一方、可撓導電板45は、ケース41の側
壁内面41cに形成された収容部41dにその一端部4
5aが嵌め込まれて固定されているとともに、ループ状
に折り曲げられて前記奥側の壁面41a側に斜めに延び
ている。
【0047】可撓導電板45の先端部45bは、固定導
電板44の突板部44aに当接している。これにより、
固定導電板44と可撓導電板45は導通し、可撓導電板
45に入力された音声は、固定導電板44から増幅器4
6を介してスピーカー6に出力されることになる。
【0048】ここで、プラグ1は、ジャック部42の仮
想線で示すジャック孔42aからケース内部43に向け
て挿入される。プラグ1が挿入された時の状態を図3は
示している。この図3に示すように、本発明に係るプラ
グ1の先端部のプラス電極部12bは、所定の厚みにな
るように扁平に形成されているため、挿入されたときに
可撓導電板45をケース41の側壁内面41c側に押圧
することなく(即ち、可撓導電板45と固定導電板44
の導通を保って)、かつ可撓導電板45との導通を保持
する(図3のY部参照)。
【0049】この構成により、プラグ1は、可撓導電板
45からプラス電極部12bを介して音声を取り出すと
同時に、スピーカー6からの音声発生を確保することが
できる。このため、スピーカー6から音声を聴きたい者
と、プラグ1を介してイヤホンやヘッドホン等で音声を
聞きたい者(例えば、聴覚障害者)との両方のニーズを
満足させることができる。
【0050】なお、従来のプラグ(図8(A))参照)
では、プラグ先端のプラス電極部が扁平でなく、肉厚に
形成されているので、プラグをジャック機構部4に挿入
すると、可撓導電板45がプラス電極部102bによっ
て押圧される結果、音声は専らプラグ側に取り出されて
しまい、スピーカー6からは音声が一切発せられない状
態となっていたことに言及しておく。
【0051】次に、図4(A)は、第1実施例であるプ
ラグ1の変形使用例を示す図である。この変形使用例
は、プラグ1をステレオ用のジャック機構部5(図5参
照)に挿入する場合に好適である。
【0052】この変形使用例は、プラグ1のハンドル部
11の前方に突設された電極部12の形態は変えること
なく、この電極部12の基軸部12dに、パイプ状の所
定長のスリープPを挿着して使用することを特徴として
いる。このスリーブPを設けたことによって、プラグ1
は、ステレオ用のジャック機構部5に対して、符号X部
分(露出部分)のみが挿入され、電極部12の全長は挿
入されなくなる(図5参照)。
【0053】続いて、図4(B)は、第2実施例である
本発明に係るプラグ2の形態を示す側面図である。この
プラグ2は、ハンドル部21の前方に突設された電極部
22の先端に位置するプラス電極部22bを、プラグ1
と同様に扁平に形成したことに加えて、プラス電極部2
2bとは絶縁部22aによって隔てられているマイナス
電極部22cの基軸部分に、より外側に膨出する段差部
22dを設けたことを特徴としている。
【0054】この段差部22dが障壁になって、プラグ
2は、ステレオ用のジャック機構部5に対して、符号X
部分のみが挿入され、電極部12の全長が挿入されなく
なる(図5参照)。
【0055】図4(C)は、第3実施例である本発明に
係るプラグ3の形態を示す側面図である。このプラグ3
は、ハンドル部31の前方に突設された電極部32の基
軸部に位置するマイナス電極部32cを切り詰め、電極
部32の全長を所定長(L)にまで短縮化したことを
特徴としている。即ち、プラグ2(又は1)の全長L
に比較して、電極部32の全長Lは短い構成とされて
いる(L>L)。
【0056】この構成により、プラグ3は、ステレオ用
のジャック機構部5に対して、電極部12の全長が挿入
されるが、挿入された時のプラグ3の先端位置は、プラ
グ1の変形使用例の場合やプラグ2の場合と同じとな
る。なお、絶縁部32aとプラス電極部32bの構成
は、上記プラグ1,2と同様である。
【0057】以下、プラグ1の変形使用例又は第2実施
例であるプラグ2がステレオ用のジャック機構部5に挿
入された状態を表す図5に基づいて、ジャック機構部5
に対するプラグ電極部の挿入長を短くした理由を説明す
る。
【0058】まず、ジャック機構部5は、テレビ等に設
けられ、ステレオ音声を出力するように構成されてい
る。一般に、合成樹脂等で形成された矩形状のケース5
1と、このケース51の内部53の所定位置に配設され
た固定導電板54R,54Lと可撓導電板55R,55
Lを備える。
【0059】上方視直線上の固定導電板54Rは、内部
53の所定箇所に固定配置され、符号7Rで示す左側ス
ピーカーに増幅器56Rを介して導通されている。上方
視略L字状をなす固定導電板54Lは、ケース51のジ
ャック部52に対向する奥側の壁面51aに形成された
収容部51bに嵌め込まれて固定されている。この固定
導電板54Lは、符号7Lで示す左側スピーカーに、リ
ード線57Lを通じ、増幅器56Lを介して導通されて
いる。
【0060】一方、可撓導電板55Rは、ケース51の
側壁内面51cに所定箇所に形成された収容部51dに
その一端部55Raが嵌め込まれて固定されているとと
もに、ループ状に折り曲げられてジャック部52側に斜
めに延びて、前記固定導電板54Rに当接され、その先
端には湾曲部55Rbが形成されている。一方の可撓導
電板55Lは、ケース51の側壁内面51cに形成され
た収容部51eにその一端部55Laが嵌め込まれると
ともに、ループ状に折り曲げられて前記奥側の壁面51
a側に延びている。
【0061】ここで、図8(B)に示されているような
ステレオ用プラグ200が、ジャック機構部5に挿入さ
れていない場合は、可撓導電板55Rは、固定導電板5
4Rに対して当接されるので、可撓導電板55Rに入っ
てきた音声は、固定導電板54R及びリード線57Rを
介して、右側スピーカー7Rから発せられることにな
る。
【0062】これと同時に、ジャック機構部5の可撓導
電板55Lの先端部55Lbは、固定導電板54Lの突
板部54Laに当接されている。これにより、固定導電
板54Lと可撓導電板55Lは導通されるため、該可撓
導電板55Lに入力された音声は、固定導電板54Lか
らリード線57Lを通じ、増幅器56Lを介して左側ス
ピーカー7Lに出力されることになる。
【0063】しかしながら、図8(B)に示すような従
来のプラグ200を前記構成のジャック機構部5に挿入
すると、図9に示す状態と同様に、可撓導電板55R,
55Lは、それぞれ、肉厚の左側信号用プラス電極部2
02b(図8、図9参照)によって押圧されるため、固
定導電板54R,54Lから離れてしまい、導通されな
くなる。この場合は、スピーカー7R,7Lからは音声
が一切発せられなくなり、専らプラグ200を介して音
声が取り込まれる(図9の状態)。
【0064】このような事態を回避するため、本発明で
は、図4に示されているような工夫をプラグに施して、
プラグ1,2,3がジャック機構部5の途中位置にまで
しか挿入されないように工夫した。
【0065】図5を参照しながら、プラグ2を代表例と
して説明する。図5では、第2実施例であるプラグ2が
ステレオ用のジャック機構部5に挿入された状態が示さ
れている。プラグ2は、上述したように、段差部22d
を備えているので、この段差部22dが障壁となって、
電極部22の全長がすべてジャック孔52aに挿入され
ない(図5参照)。
【0066】具体的には、プラグ2のプラス電極部22
bは、固定導電板54Rと可撓導電板55Rの導通が保
持される程度に可撓導電板55R(の湾曲部55Rb)
に接触(図5のY部参照)する位置で停止することに
なるので、右側スピーカー7Rからの音声の発生が確保
されつつ、プラグ2からは右側音声が取り込まれる。
【0067】同時に、図5に示されているように、可撓
導電板55Lは、プラグ2とは一切干渉することがない
ことから、固定導電板54Lとの導通が保持され、左側
スピーカー7Lから音声が発せられることになる。
【0068】この構成により、プラグ2をジャック機構
部5に挿入した場合では、テレビ等の音声出力機器から
はステレオ音声が再生されると同時に、プラグ2を介し
てイヤホン等からはモノラル音声が出力される。従っ
て、イヤホン等を使用する者とその周囲者においては、
テレビ等の音声出力機器からの音声を共有することが可
能となる。
【0069】なお、スリーブPが装着されたプラグ1、
短縮化されたマイナス電極部32cを備えたプラグ3を
ジャック機構部5に挿入した場合でも、プラグ2と同様
の挿入状態が得られるので、前記同様の作用及び効果を
得ることが可能である。
【0070】ここで、図6に基づいて、本発明に係るプ
ラグ1の変形例(符号1’とする。)について説明す
る。
【0071】このプラグ1’は、ハンドル部14が矩形
状をなし(L>L)、このハンドル部14の長手面
14aと扁平なプラス電極部12bの平坦面12b
配置方向が一致し、平行となるように構成されている
(図6(A)参照)。
【0072】この構成により、ハンドル部14を指でつ
まんでプラグ1’をジャック機構部4に挿入しようとす
る場合、ハンドル部14が矩形状であることによって、
その持ちやすい形が自然に定まるので、プラス電極部1
2bの平坦面12b1が、常にジャック機構部4に配置
された可撓導電板45に対向する方向をとなるようにプ
ラグ1’を挿入させることができる(図6(A)参
照)。
【0073】ジャック機構部4の可撓導電板45の面が
横向きに配置された場合では、ハンドル部14の長手面
14aとプラス電極部12bの平坦面12bが直交す
るように形成してもよい(図6(B)参照)。また、ハ
ンドル部14の形状は、方向性を認識できる、扁平な楕
円柱形状や扁平な多角柱形状としてもよい。なお、プラ
グ2,3についても、プラグ1’同様のハンドル部14
を採用することができる。
【0074】次に、図7に基づいて、本発明に係る音声
取り出し機構8、音声入出力装置9及び補聴装置(符号
なし)について説明する。
【0075】まず、音声取り出し機構8は、例えばテレ
ビ等の音声出力機器10に設けられたジャック機構部4
(又は5)から出力される音声Sを、スピーカーから
の発生音を消去しないように取り出す機構であって、本
発明に係るプラグ1(1’),2,3のいずれかを備え
ている。
【0076】この音声取り出し機構8によれば、モノラ
ル音声を出力する音声出力機器のスピーカーからはモノ
ラル音声を、また、ステレオ音声を出力する音声出力機
器の左右側スピーカーからはステレオ音声を出力させる
と同時に、プラグ1(1’),2,3からはモノラル音
声を取り出すことができる。
【0077】プラグ1を例にとって説明すると、該プラ
グ1に入力された音声Sは、リード線13を介してト
ランスTに入力する(図7参照)。そして、該音声S
は、トランスTにて変圧され、続いて音声入出力装置9
内部に設けられた広帯域型増幅器9aに入力されて音質
調整される。
【0078】ここで、本発明に係る音声入出力機構9
は、前記構成の音声取り出し機構8と、周囲音Sが入
力される集音機構Mと、を少なくとも備えており、前記
音声取り出し機構8に入力された音声Sと、前記集音
機構Mに入力された周囲音Sと、が両方ミックスされ
た音声Sを出力できるように工夫されている。
【0079】本発明に係る音声入出力装置9の構成を具
体的に説明する。まず、前記トランスTに接続する少な
くと8千ヘルツ以上の高音帯域を出力できる広帯域型増
幅器9aと、集音機構Mから入力された音声Sの音質
調整を行うための前記広帯域型増幅器9a同様の広帯域
型増幅器9bと、を備え、更に音声SとSのミック
ス音声の音質調整を行う広帯域型増幅器9cを備える。
なお、広帯域型増幅器9a,9bには、微音量調整機能
9d,9eが付加され、広帯域型増幅器9cには、主音
量調整機能9fが設けられている。
【0080】なお、図7に付されている符号9gは外部
出力用端子、符号9hは外部マイク入力端子、符号9i
はCD又はテープ入力端子を表し、符号Hは外部出力端
子9gに接続されているヘッドホンを表している。
【0081】上記構成の音声入出力装置9によれば、と
りわけ聴覚障害者に対して、テレビや音響機器その他の
音声出力機器10からの音声Sと会話音や電話呼び出
し音等の周囲音Sの両方を同時に提供できるようにな
る。このため、聴覚障害者は、ヘッドホンHを介して音
楽等を聴きながら、家族の会話等にも必要に応じて参加
したり、電話の呼び出し音を感じたりすることができる
ようになる。
【0082】更に、本発明に係る上記音声入出力装置9
では、広帯域型増幅器9a,9b,9cが採用されてい
るので、少なくとも8千ヘルツ以上の帯域を含む音声S
が出力される補聴装置を提供することが可能となる。
【0083】この補聴装置は、聴覚障害者が音声出力機
器10から取り出された音声Sと会話音や電話呼び出
し音等の周囲音Sの両方を同時に聴くことができるよ
うになることに加えて、少なくとも8千ヘルツ以上の高
音域を含む広範な帯域の出力音声Sによって、聴覚器
官や脳神経に刺激を与えることができるようになる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、イヤホンやヘッドホン
の使用者とその周囲者との間で、音声出力機器からの音
声を共有することができるようになり、また、聴覚障害
者が、音楽等を聴きながら家族の会話にも必要に応じて
参加したり、電話の呼び出し音を感じたりすることがで
きるようになるので便利である。更には、出力音域が狭
く制限された従来の補聴器と異なって、高音帯域を出力
させる機能を備える補聴装置を提供することができる。
この補聴装置は、いわば聴覚刺激装置としても機構を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例である本発明に係るプラグ(1)の
形態を示す側面図
【図2】(A)図1のZ部を拡大した同プラグ1のプラ
ス電極部(12b)の拡大上方視平面図 (B)同プラス電極部(12b)の拡大側面図
【図3】第1実施例であるプラグ(1)がモノラルタイ
プのジャック機構部(4)に挿入された状態を表す図
【図4】(A)本発明に係るプラグ(1)の変形使用例
を示す図 (B)第2実施例である本発明に係るプラグ(2)の形
態を示す側面図 (C)第3実施例である本発明に係るプラグ(3)の形
態を示す側面図
【図5】プラグ(1)の変形使用例又は第2実施例であ
るプラグ(2)がステレオ用のジャック機構部(5)に
挿入された状態を表す図
【図6】(A)プラグ(1)の変形例であるプラグ
(1’)の形態を示す外観斜視図 (B)同プラグ(1’)の更に変形例の形態を示す正面
【図7】本発明に係る音声取り出し機構(8)並びに音
声入出力装置(9)の構成を表したブロック図
【図8】(A)従来のモノラル用プラグ(100)の形
態を表す側面図 (B)従来のステレオ用プラグ(200)の形態を表す
側面図
【図9】同ステレオ用プラグ(200)がステレオ用ジ
ャック機構部(300)に挿入された状態を示す図
【符号の説明】
1(1’),2,3 プラグ 4 (モノラル用の)ジャック機構部 5 (ステレオ用の)ジャック機構部 8 音声取り出し機構 9 音声入出力装置 10 音声出力機器 12b,22b,32b プラス電極部 12c,22c マイナス電極部 22d 段差部 32c 短縮化されたマイナス電極部 44 (ジャック機構部4の)固定導電板 45 (ジャック機構部4の)可撓導電板 54L,54R (ジャック機構部5の)固定導電板 55L,55R (ジャック機構部5の)可撓導電板、 P スリーブ M 集音機構 S 音声出力機器(10)から出力される音声 S 周囲音 S 音声入出力装置(9)からの出力音 H ヘッドホン
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月15日(2002.4.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501407632 筒井 才代 東京都世田谷区上野毛4−12−18−201 (72)発明者 佐藤 忠 神奈川県川崎市多摩区布田14番17号 メゾ ンやなぎ10号 Fターム(参考) 5D005 BB11 BB16 BB17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号出力用のジャック機構部に挿入
    されるプラグであって、前記プラグの先端部に位置する
    プラス電極部が扁平に形成されたことを特徴とするプラ
    グ。
  2. 【請求項2】 プラグの基軸部に位置するマイナス電極
    部の長さを短縮化する手段、前記マイナス電極部にスリ
    ーブを挿着する手段、前記マイナス電極部に段差部を形
    成する手段のいずれかの手段が施されたことを特徴とす
    る請求項1記載のプラグ。
  3. 【請求項3】 音声出力機器から出力される音声を取り
    出す機構であって、 請求項1又は請求項2に記載のプラグを少なくとも備え
    たことを特徴とする音声取り出し機構。
  4. 【請求項4】 音声出力機器から出力される音声を取り
    出す音声取り出し機構と、周囲音が入力される集音機構
    と、を備え、 前記音声取り出し機構に入力された音声と前記集音機構
    に入力された周囲音とを同時に出力することを特徴とす
    る音声入出力装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の音声取り出し機構を備え
    たことを特徴とする請求項4記載の音声入出力装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の音声入出
    力装置を少なくとも備え、 少なくとも8千ヘルツ以上の帯域を含む音声が出力され
    るように構成されたことを特徴とする補聴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018073051A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ペン型入力装置及びこれを備えた電子機器

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JP2018073051A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド ペン型入力装置及びこれを備えた電子機器

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