JP2003125450A - 移動通信システムにおける無線回線制御方法及び装置並びに移動局 - Google Patents
移動通信システムにおける無線回線制御方法及び装置並びに移動局Info
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Abstract
て、2システム間にて待ち受けを行う移動機比率を変更
する時に、ネットワークにかかる負荷を抑え、待ち受け
状態の変更を行う事のできる回線制御方法を提供する。 【解決手段】周波数帯の異なる共用移動通信システムを
利用する移動局に対し、待ち受けを行わせる回線制御方
法において、各システムは複数の無線基地局を統括する
無線回線制御局を備え、上記無線回線制御局は自局を含
んで構成する自移動通信システムでの待ち受けチャネル
に係る情報を持つと共に、他の移動通信システムでの待
ち受けチャネルに係る情報を持ち、両情報から、互いの
移動通信システムでのトラヒックの偏りを検出し、その
検出結果に基づいて、上記移動局に待ち受けを行わせる
移動通信システムを決定し、その決定した移動通信シス
テムで待ち受けることが可能となる情報を上記移動局に
対して通知する。
Description
における無線回線制御方法に係り、詳しくは、異なる周
波数帯域で所定のサービスを提供する移動通信システム
において、それぞれの移動通信システムで待ち受けを行
っている移動局の比率を効率良く変更することのできる
無線回線制御方法に関する。
方法に従って待ち受けを行っている移動局の比率を変更
できる無線回線制御装置に関する。
方法に従って指定される移動通信システムで待ち受け状
態になる移動局に関する。
ルラー移動通信システムとして、例えば、PDC(Pers
onal Digital Cellular)方式の移動通信システムがあ
る。このPDC方式の移動通信システムで使用される周
波数帯には800MHz帯と1.5GHzHz帯の2つ
がある。PDCの800MHz帯域システムと1.5G
Hz帯域システムの共用方式(以下、『800M/1.
5G共用システム』と略称する)においては、移動機
(=移動局)がどちらのシステムにどれくらい待ち受け
を行っているのかがシステムに与える負荷の観点から重
要となってくる。通常、移動機は、ネットワークが通知
する報知情報に従い、2つのシステムのうち、どちらの
システムで待ち受けるかを決定するが、2つのシステム
間のトラヒックに偏り等が生じ、移動機の待ち受け数比
率の変更が必要となった場合は、その都度、ネットワー
クが移動機に対して信号を送出し、待ち受けシステムの
変更を通知するのが一般的である。
0M/1.5G共用システムでは、移動機の待ち受け比
率の変更が必要となったときに、該移動機の待ち受け比
率を変更させるための下り信号(ネットワーク側から移
動局側に送られる信号)が独立(=個別)に送出され
る。このため、この下り信号を受けた移動機からの位置
登録要求がネットワークから指定されたシステムに対し
て送出されることとなるが、待ち受けシステムを変更す
る移動機が多数存在すると、上記のような位置登録要求
が同時に多発するため、ネットワークへの負荷が上昇し
てしまう。
テムで待ち受けるようネットワークから指示があった場
合、他システムの待ち受けチャネルをスキャンする必要
があるため、電力消費が増大する。
の異なる共用移動通信システムにおいて、2つのシステ
ム間にて待ち受けを行う移動機比率を変更するときに、
ネットワークにかかる負荷を抑え、かつ合理的に待ち受
けシステムの変更を行うことのできる無線回線制御方法
を提供することである。
無線回線制御方法に従って待ち受けを行っている移動局
の比率を変更できる無線回線制御装置を提供することで
ある。
無線回線制御方法に従って指定される移動通信システム
で待ち受け状態になる移動局を提供することである。
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、無線
周波数帯域の異なる2以上の移動通信システムにて提供
するサービスエリアが一部重なり、それらの移動通信シ
ステムを利用することできる移動局に対し、待ち受けを
行わせる移動通信システムを指定する無線回線制御方法
において、それぞれの移動通信システムは複数の無線基
地局を統括する無線回線制御局を備え、上記無線回線制
御局は自局を含んで構成する自移動通信システムでの待
ち受けチャネルに係る情報を持つと共に、他の移動通信
システムでの待ち受けチャネルに係る情報を持ち、上記
自移動通信システムでの待ち受けチャネルに係る情報及
び他の移動通信システムでの待ち受けチャネルに係る情
報とから互いの移動通信システムでのトラヒックの偏り
を検出し、その検出結果に基づいて、上記移動局に待ち
受けを行わせる移動通信システムを決定し、その決定し
た移動通信システムで待ち受けることが可能となる情報
を上記移動局に対して通知し、上記移動局は、受信した
情報にて通知される移動通信システムで待ち受けを行う
ように構成される。
線制御局は、自システムと他システムの待ち受けチャネ
ル情報を持つため、それらの情報を用いて2つ(2つ以
上でもかまわない)のシステム間にて待ち受けを行う移
動局数の偏りが検出できる。本発明によれば、無線回線
制御局は、移動局に待ち受けを行わせるシステム先の決
定を上記検出結果に基づいて行った後、切り替え先とな
るシステムで待ち受けることが可能となる情報を所定の
ルーチンシーケンスで用いられる信号に含めて移動局に
通知するので、従来のような移動局の待ち受けシステム
を変更させるためのネットワークからの個別信号を必要
としない。即ち、2つのシステム間にて待ち受けを行う
移動局数に偏りが発生し、移動局比率の変更が必要とな
ってもネットワーク側で新たな個別信号を生成しなくて
済むので、ネットワークリソースを節約することが可能
である。
システムの情報を通知するので、該移動局がその情報に
従って待ち受けチャネルをスキャンすることで捕捉すべ
き待ち受けチャネルを効率的に掴むことができる。その
結果、スキャン動作に伴う消費電力の増加を抑えること
ができる。
ステムと他システムのものとが関連付けられる。例え
ば、請求項2に記載されるように、無線回線制御方法に
おいて、上記待ち受けチャネルに係る情報は、自移動通
信システム及び他の移動通信システムの待ち受けチャネ
ル及び通信チャネルの少なくとも一方の使用率を示す情
報と、自移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情
報と他の移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情
報とを関連付けた情報とを含んで構成するように構成さ
れる。
ち受けチャネルに係る情報は、自システムのある無線ゾ
ーンの待ち受けチャネルに対応するものが他システムの
どの待ち受けチャネルであるかの対応付けがなされる。
そのため、無線回線制御局は、移動局ユーザにシステム
切り替えを意識させることなく、2つのシステム間のト
ラヒックが均等となる待ち受けチャネルの指定を該当す
る移動局に対して行うことができる。
率を監視し、その監視結果に応じて2つのシステム間の
トラヒックが均等となる待ち受けチャネルの指定を行う
ことができるという観点から、本発明は、請求項3に記
載されるように、上記無線回線制御方法において、上記
無線回線制御局は上記待ち受けチャネルに係る情報に含
まれる上記使用率を示す情報に基づいて、自移動通信シ
ステムと他の移動通信システムで待ち受けを行っている
移動局の比率の変更が必要であるか否かを判断し、上記
判断で上記移動局の比率の変更が必要であると判断した
ときに、上記移動局に待ち受けを行わせる移動通信シス
テムを決定するよう構成することができる。
線制御局は、2つのシステムの待ち受けチャネル等の使
用率から移動局の比率の変更が必要であるか否かを判断
することができる。
報に待ち受けチャネルを指定する情報を含めることで、
合理的な待ち受けチャネルの捕捉が可能になるという観
点から、本発明は、請求項4に記載されるように、上記
無線回線制御方法において、上記無線回線制御局は、上
記移動局に対し待ち受けを行わせる移動通信システムを
決定する際、その移動通信システムで待ち受けることが
可能となる待ち受けチャネルを決定し、その決定した待
ち受けチャネルの情報を上記移動局に通知するように構
成される。
ルーチンシーケンスの中で通知することで、ネットワー
ク側からの新たな信号送出を抑えることができるという
観点から、本発明は、請求項5に記載されるように、上
記無線回線制御方法において、上記無線回線制御局は、
上記のようにして決定した待ち受けチャネルの情報をシ
ステム情報として通知するように構成される。
ステム情報の通知が通常の通話接続手順のシーケンスの
なかで行われるので、ネットワークは上記システム情報
を送るための信号を新たに生成しなくてよい。ネットワ
ークにかかる負荷をより軽減することができるという観
点から、本発明は、請求項6に記載されるように、上記
無線回線制御方法において、上記無線回線制御局は、自
局配下の無線基地局が形成するサービスエリア内で通信
中または通信を開始しようとしている移動局に対して上
記システム情報を通知するように構成される。
けシステムの変更対象となる移動局からの発信要求を契
機に待ち受けシステムの変更通知(システム情報)が該
移動局に送られる。このシステム情報を受信した移動局
は、終話した後、該システム情報で指定される他システ
ムの待ち受けチャネルを捕捉するためのスキャンが行わ
れて、他システム下での待ち受け状態に遷移する。この
ように、本発明によれば、通信中の移動局に対してのみ
上記システム情報が通知されるので、待ち受けシステム
を変更する移動局が一度に増えるのを抑えることができ
る。その結果、位置登録手順の同時多発が抑えられ、ネ
ットワークにかかる負荷を軽減することができる。
7に記載されるように、上記無線回線制御方法におい
て、上記無線回線制御局は、他の移動通信システムでの
待ち受けチャネルに係る情報を上位局を介して取得する
ように構成される。
は、請求項8に記載されるように、無線周波数帯域の異
なる2以上の移動通信システムにて提供するサービスエ
リアが一部重なり、それらの移動通信システムを利用す
ることできる移動局に対し、待ち受けを行わせる移動通
信システムを指定する無線回線制御装置において、それ
ぞれの移動通信システムは複数の無線基地局を統括する
無線回線制御局を備え、上記無線回線制御局は自局を含
んで構成する自移動通信システムでの待ち受けチャネル
に係る情報を持つと共に、他の移動通信システムでの待
ち受けチャネルに係る情報を上位局を介して取得する待
ち受けチャネル情報取得手段と、上記自移動通信システ
ムでの待ち受けチャネルに係る情報及び他の移動通信シ
ステムでの待ち受けチャネルに係る情報とから互いの移
動通信システムでのトラヒックの偏りを検出するトラヒ
ック偏り検出手段と、その検出結果に基づいて、上記移
動局に待ち受けを行わせる移動通信システムを決定する
システム指定手段と、その決定した移動通信システムで
待ち受けることが可能となる情報を上記移動局に対して
通知するシステム変更通知手段とを有するように構成さ
れる。
は、請求項15に記載されるように、無線回線制御装置
の配下にある無線基地局と無線通信を行う移動局におい
て、無線回線制御装置から通知されるシステム情報を無
線基地局を介して受信し、そのシステム情報で通知され
る移動通信システムの待ち受けチャネルにて待ち受けを
行う待ち受け手段を有するように構成される。
に基づいて説明する。
回線制御方法が適用されるシステム全体を示す図であ
る。
域の異なる2つの移動通信システム、システム1と、シ
ステム2および該システム1と2のゲートウェイの役割
を担う関門交換機50とで構成される。
帯の無線周波数を用いてサービスを提供するPDC(Pe
rsonal Digital Cellular)方式の移動通信システムと
仮定し、上記システム2を1.5GHz帯の無線周波数
を用いてサービスを提供するPDC方式の移動通信シス
テムと仮定する。それぞれのシステム(システム1とシ
ステム2)は、他網等に信号を中継する関門交換機50
と接続される。
制御装置(=無線回線制御装置)A301、無線制御装
置B302とを備え、無線制御装置B302は配下にあ
る基地局A201〜C203と接続する。一方のシステ
ム2は、交換機B41、無線制御装置C311、無線制
御装置D312とを備え、無線制御装置C311は配下
にある基地局D211〜E212と接続する。本例にお
いて、移動局10はシステム1の基地局C203と無線
通信を行い、無線制御装置B302、交換機A40及び
関門交換機50を介して相手側端末との通信が行えるよ
うになっている。また、それぞれのシステムに備えられ
る交換機A40、B41は制御信号線などで接続され、
互いに制御情報の転送(点線)が行えるようになってい
る。
テム2)に備えられる無線制御装置は、自システムの待
ち受けチャネルに係る情報と、他システムの待ち受けチ
ャネルに係る情報を持ち、それらの情報に基づいて、移
動局に待ち受けを行わせるシステムを決定し通知する機
能を備える。
ルに係る情報と他システムの待ち受けチャネルに係る情
報は、通常、事業者などでなされる無線回線設計(例:
局設計)時に知り得ることができるが、他システムの待
ち受けチャネルに係る情報については、上位局の交換
機、あるいは関門交換機を介して取得することも可能で
ある。例えば、システム1側の無線制御装置B302が
システム2側の待ち受け情報を取得する場合、システム
2側の交換機B41が配下にある無線制御装置C311
〜D312から取得した待ち受け情報をシステム1側の
交換機A40に転送すればよい。また、交換機A40と
交換機B41が物理的あるいは論理的に接続されてない
場合、交換機A40は交換機B41から送出される制御
情報(待ち受け情報が含まれる)を関門交換機50経由
で取得することができる。
ム2が形成するサービスエリアの一部が重なっているも
のとし、上記移動局10は異なるシステム1、2を共に
利用できる端末であることを想定する。本例では、シス
テム1、2とも周波数帯域の異なるPDC方式の移動通
信システムを想定して説明を進めるが、これに限らず、
システム1がPDC方式の移動通信システム、システム
2がIMT−2000(international mobile telecom
munication 2000の略)方式の移動通信システムであっ
ても勿論よい。
ように構成される。 ここでは、システム1における無
線制御装置B302を例にとり説明する。
は、送受信部A201と、送受信部B202と、信号解析
部203と、制御部204と、情報管理部205とから
構成される。
の送受信を行い、送受信部B202は交換機A40と信
号の送受信を行う。信号解析部203は送受信部A20
1及び送受信B202から受信した信号を解析し、その
解析結果を必要に応じて情報管理部205に記憶させ
る。制御部204は、送受信部A201で信号を送信す
るときの送信制御を行うと共に、情報管理部205の管
理を行う。情報管理部205は、信号解析部203から
受信した情報を収集し、例えば、図3に示すような情報
を管理する。
ち受けチャネル情報管理テーブル」の一例を示す図であ
る。
管理テーブルで管理される情報は、自システム(この場
合、システム1)の無線ゾーンA〜C毎の待ち受けチャ
ネル及び通話チャネルの使用率を示す情報()と、自
システムの無線ゾーン毎の待ち受けチャネル()と、
自システムの無線ゾーンA〜Cに対応付けられる他シス
テムの待ち受けチャネル1()と、該に対応する他
システムの待ち受けチャネルの使用率と通話チャネルの
使用率()と、自システムの無線ゾーンA〜Cに対応
付けられる他システムの待ち受けチャネル2()と、
該に対応する他システムの待ち受けチャネルの使用率
と通話チャネルの使用率()を管理する。
受けチャネル及び通話チャネルの使用率は、信号解析部
203にて求めることができる。例えば、信号解析部2
03は、送受信部A201から通知される待ち受けチャ
ネルに関する情報を用いて自システムの無線ゾーンの待
ち受けチャネルがどれくらい使用されているか、また、
通話チャネルがどれくらい使用されているかを算出でき
る。つまり、自システムにおける待ち受けチャネル及び
通話チャネルの使用率を上記のようにして求めることが
できる。
ンの待ち受けチャネルに対応する他システムの待ち受け
チャネルであって、この他システムの待ち受けチャネル
の情報は通信事業者等が行う無線回線設計時において得
られるが、これに限らず、無線回線制御装置の上位局か
ら取得する形態であってもよい。
ン毎の待ち受けチャネル及び通話チャネルの使用率も、
前述同様、信号解析部203にて求めることができる。
この場合、信号解析部203は、送受信部B202から
通知される他システムの待ち受けチャネルに関する情報
を用いて他システムの無線ゾーンの待ち受けチャネルが
どれくらい使用されているか、また、通話チャネルがど
れくらい使用されているかを算出できる。つまり、他シ
ステムにおける待ち受けチャネル及び通話チャネルの使
用率を上記のようにして求めることができる。
管理部205では、2つのシステムの待ち受けチャネル
及び通話チャネルの使用率の情報を持つことで、それぞ
れのチャネルの使用率を監視することができる。
で情報管理部205にアクセスして、該情報管理部20
5で管理している待ち受けチャネル情報管理テーブルを
参照し、自システムの無線ゾーン毎の待ち受けチャネル
及び通話チャネルの使用率(図3の参照)と、他シス
テムの無線ゾーン毎の待ち受けチャネル及び通話チャネ
ルの使用率(図3の、参照)により待ち受けを行っ
ている移動局の比率の変更(是正)が必要であるかを判
断する。この判断で移動局の比率の変更が必要であると
判断したときは、待ち受けを行わせるシステムを指定す
る待ち受けチャネルの情報を図3のあるいはから選
択し、送受信部A201を介して基地局203に送出す
る。上記待ち受けチャネル情報は、システム情報に含め
られて基地局203から通信中の移動局へと10通知さ
れる。
ば、図4に示すように、本発明に係る待ち受けチャネル
情報()の他に、バージョン情報()、メッセージ
種別()、規制情報()などがある。
テムの待ち受けチャネルの使用率が監視され、その監視
結果に応じて待ち受けを行わせるシステムを指定する待
ち受けチャネルが選択される。
図5を参照しながら説明する。
101と、信号解析部102と、制御部103と、記憶
部104と、アンテナ105とで構成される。
送受信を行い、システム1とシステム2で用いられる2
つの無線周波数帯の信号を送受信できる。信号解析部1
02は、無線部101で受信した信号を解析し、その解
析結果を必要に応じて記憶部104に記憶させる。記憶
部104は無線制御装置302が通知するシステム情報
(待ち受けチャネル情報)を記憶する。
線制御装置に適用した場合の動作を図6のシーケンス図
を用いて説明する。
テム2の待ち受けチャネルを指定する処理の一例を示す
シーケンス図である。本例では、システム1の基地局C
の待ち受けチャネルがA(CH:A)であるものとして
説明を進める。
B302内の信号解析部203は、無線ゾーンCを形成
する基地局C203から送信された通話チャネル及び待
ち受けチャネルの使用率に係る報告(以下、使用率報告
という)を送受信部A201経由で受信し、制御部20
4に送る。制御部204は、上記使用率報告を受信する
と、情報管理部205の待ち受けチャネル情報管理テー
ブル(図3参照)にアクセスして上記無線ゾーンCと同
一ゾーンをカバーするシステム2の通話チャネル及び待
ち受けチャネルの使用率に係る情報を参照(図3の、
参照)して、自システム(システム1)と他システム
(システム2)間の通話チャネル及び待ち受けチャネル
の使用率を比較し、システム間でトラヒックに偏りが生
じているかどうかを判断する。制御部204は、この判
断で、システム1の基地局Cがカバーする無線ゾーン内
のトラヒック高で是正(ここでの是正は、システム1の
基地局Cで待ち受けを行っている移動局を該基地局Cと
同一エリアをカバーするシステム2の基地局へ切り替え
ることを指す)する必要があると判断した場合は、図3
に示した待ち受けチャネル情報管理テーブルの、か
ら同一エリア(無線ゾーンC)をカバーするシステム2
の待ち受けチャネルを選択(ここでは、待ち受けチャネ
ルB(CH:Z1)を候補として選択したものとする)
する。
択が無線回線制御装置でなされた後、移動局10からの
発信要求があった場合、該要求に対する通信回線の設定
が通常通り行われ、通信を開始しようとしている移動局
10に対して上記待ち受けチャネルの情報(CH:Z
1)がシステム情報に含められて通知される。
記憶部104に記憶されている待ち受けチャネルの情報
(CH:Z1)が制御部103で読込まれ、無線部10
1に送られる。無線部101は上記待ち受けチャネル情
報をスキャンしてCH:Z1を捕捉する。移動局は、上
記のようにしてCH:Z1を捕捉した後、そのチャネル
(CH:Z1)を用いてシステム2の基地局D211に
位置登録要求を行う。その後、移動局10とシステム2
の基地局D211間で位置登録手順の処理が開始され
る。
203から送られてきた自システムの使用率報告と、情
報管理部205で管理する他システムの使用率との関係
から自システムと他システムで待ち受けを行っている移
動局数のアンバランスを判断する形態であったが、本発
明はこのような判断方法に限定されるものではない。
値を制御部204で持つような形態であってもかまわな
い。この場合、制御部204は、信号解析部203から
送られてきた自システムの使用率報告と上記許容値とを
比較して、許容値を超えていればトラヒック高と判断す
る。
制御装置は、2つのシステム(システム1と2)の待ち
受けチャネルの使用率を監視し、自システムのトラヒッ
クが高いと判断した場合は、該トラヒック高と判断した
エリア(例:エリア1)をカバーする他システムの待ち
受けチャネルを選択し、エリア1に在圏する移動局に、
その選択した待ち受けチャネルに係る情報をシステム情
報として通知する。このとき、上記システム情報が通常
行われる通話接続手順のなかで通知されるので、ネット
ワークは待ち受けシステムを変更させるための新たな信
号(例:下り個別信号)を生成しなくても移動局に対す
る待ち受けシステムを変更することができる。
あるいは発信要求の機会を利用して該当する移動局に通
知されるので、待ち受けシステムを変更する移動局の数
が一度に増えるのを避けることができる。その結果、待
ち受けシステム変更後の位置登録手順の多発を防ぐこと
ができるようになり、ネットワークにかかる負荷を軽減
することができる。
変更させるための待ち受けチャネル情報に『待ち受けチ
ャネル』を示す情報が含められるので、移動局10では
余計な待ち受けチャネルのスキャン動作をしなくてよく
なり、結果として消費電力を低減することができる。ま
た、更に、移動局10では終話した際に、自動的に上記
スキャン動作を行って、他システムへの待ち受けチャネ
ルの切り替えを行うので、ユーザにシステムの切り替え
を意識させることなくサービスの提供を継続することが
可能である。
送受信部B202の信号送受信機能が待ち受けチャネル
情報取得手段に、制御部204のトラヒック判断機能が
トラヒック偏り検出手段、システム指定手段及び待ち受
けチャネル決定手段に対応する。
部205の情報管理機能が移動局比率監視手段に対応
し、送受信部A201の通信機能がシステム変更通知手
段に対応する。
同調機能が待ち受け手段に対応する。
記載の本願発明によれば、周波数帯域の異なる共用移動
通信システムにおいて、2つのシステム間にて待ち受け
を行う移動局比率の変更(是正)を行う際に、2つのシ
ステムの待ち受けチャネルの使用率に基づいて待ち受け
システムを決定し、その決定した待ち受けシステムの変
更通知(システム情報の通知)が通常の通話接続手順の
なかで行われるので、従来のように、移動局比率の是正
のための個別信号をネットワークは生成しなくて済む。
また、通信中あるいは発信要求の機会を利用して上記シ
ステム情報を該当する移動局に通知するので、待ち受け
システムを変更する移動局数が一度に増えるのを抑える
ことができる。これにより、位置登録手順の同時多発が
抑えられるのでネットワークにかかる負荷の軽減が可能
である。
待ち受けチャネルを直接指定するので、余計なとまり木
チャネルのスキャン動作を抑えることができ、消費電力
を節約できる。
よれば、上記のような無線回線制御方法に従って待ち受
けを行っている移動局の比率を変更できる無線回線制御
装置を実現できる。
ば、上記のような無線回線制御方法に従って指定される
移動通信システムで待ち受け状態になる移動局を実現で
きる。
が適用されるシステム全体を示す図である。
す図である。
す図である。
受けチャネルを指定する処理の一例を示すシーケンス図
である。
Claims (15)
- 【請求項1】無線周波数帯域の異なる2以上の移動通信
システムにて提供するサービスエリアが一部重なり、そ
れらの移動通信システムを利用することできる移動局に
対し、待ち受けを行わせる移動通信システムを指定する
無線回線制御方法において、 それぞれの移動通信システムは複数の無線基地局を統括
する無線回線制御局を備え、上記無線回線制御局は自局
を含んで構成する自移動通信システムでの待ち受けチャ
ネルに係る情報を持つと共に、他の移動通信システムで
の待ち受けチャネルに係る情報を持ち、 上記自移動通信システムでの待ち受けチャネルに係る情
報及び他の移動通信システムでの待ち受けチャネルに係
る情報とから互いの移動通信システムでのトラヒックの
偏りを検出し、 その検出結果に基づいて、上記移動局に待ち受けを行わ
せる移動通信システムを決定し、 その決定した移動通信システムで待ち受けることが可能
となる情報を上記移動局に対して通知するようにした無
線回線制御方法。 - 【請求項2】請求項1記載の無線回線制御方法におい
て、 上記待ち受けチャネルに係る情報は、自移動通信システ
ム及び他の移動通信システムの待ち受けチャネル及び通
信チャネルの少なくとも一方の使用率を示す情報と、 自移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情報と他
の移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情報とを
関連付けた情報とを含んで構成する無線回線制御方法。 - 【請求項3】請求項2記載の無線回線制御方法におい
て、 上記無線回線制御局は上記待ち受けチャネルに係る情報
に含まれる上記使用率を示す情報に基づいて、自移動通
信システムと他の移動通信システムで待ち受けを行って
いる移動局の比率の変更が必要であるか否かを判断し、 上記判断で上記移動局の比率の変更が必要であると判断
したときに、上記移動局に待ち受けを行わせる移動通信
システムを決定する無線回線制御方法。 - 【請求項4】請求項3記載の無線回線制御方法におい
て、上記無線回線制御局は、上記移動局に対し待ち受け
を行わせる移動通信システムを決定する際、その移動通
信システムで待ち受けることが可能となる待ち受けチャ
ネルを決定し、 その決定した待ち受けチャネルの情報を上記移動局に通
知するようにした無線回線制御方法。 - 【請求項5】請求項4記載の無線回線制御方法におい
て、 上記無線回線制御局は、上記のようにして決定した待ち
受けチャネルの情報をシステム情報として通知するよう
にした無線回線制御方法。 - 【請求項6】請求項5記載の無線回線制御方法におい
て、 上記無線回線制御局は、自局配下の無線基地局が形成す
るサービスエリア内で通信中または通信を開始しようと
している移動局に対して上記システム情報を通知するよ
うにした無線回線制御方法。 - 【請求項7】請求項1記載の無線回線制御方法におい
て、 上記無線回線制御局は、他の移動通信システムでの待ち
受けチャネルに係る情報を上位局を介して取得する無線
回線制御方法。 - 【請求項8】無線周波数帯域の異なる2以上の移動通信
システムにて提供するサービスエリアが一部重なり、そ
れらの移動通信システムを利用することできる移動局に
対し、待ち受けを行わせる移動通信システムを指定する
無線回線制御装置御において、 それぞれの移動通信システムは複数の無線基地局を統括
する無線回線制御局を備え、上記無線回線制御局は自局
を含んで構成する自移動通信システムでの待ち受けチャ
ネルに係る情報を持つと共に、他の移動通信システムで
の待ち受けチャネルに係る情報を持ち、 上記自移動通信システムでの待ち受けチャネルに係る情
報及び他の移動通信システムでの待ち受けチャネルに係
る情報とから互いの移動通信システムでのトラヒックの
偏りを検出するトラヒック偏り検出手段と、 その検出結果に基づいて、上記移動局に待ち受けを行わ
せる移動通信システムを決定するシステム指定手段と、 その決定した移動通信システムで待ち受けることが可能
となる情報を上記移動局に対して通知するシステム変更
通知手段とを有する無線回線制御装置。 - 【請求項9】請求項8記載の無線回線制御装置におい
て、 上記待ち受けチャネルに係る情報は、自移動通信システ
ム及び他の移動通信システムの待ち受けチャネル及び通
信チャネルの少なくとも一方の使用率を示す情報と、 自移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情報と他
の移動通信システムの待ち受けチャネルに係る情報とを
関連付けた情報とを含んで構成する無線回線制御装置。 - 【請求項10】請求項8記載の無線回線制御装置におい
て、 上記システム指定手段は、上記待ち受けチャネルに係る
情報に含まれる上記使用率を示す情報に基づいて、自移
動通信システムと他の移動通信システムで待ち受けを行
っている移動局の比率の変更が必要であるか否かを判断
する移動局比率監視手段を有し、 その判断で上記移動局の比率の変更が必要であると判断
したときに、上記移動局に待ち受けを行わせる移動通信
システムを決定する無線回線制御装置。 - 【請求項11】請求項10記載の無線回線制御装置にお
いて、上記システム変更通知手段は、上記移動局に対し
待ち受けを行わせる移動通信システムを決定する際、そ
の移動通信システムで待ち受けることが可能となる待ち
受けチャネルを決定する待ち受けチャネル決定手段を有
し、 その決定した待ち受けチャネルの情報を上記移動局に通
知する無線回線制御装置。 - 【請求項12】請求項11記載の無線回線制御装置にお
いて、 上記システム変更通知手段は、上記のようにして決定し
た待ち受けチャネルの情報をシステム情報として通知す
る無線回線制御装置。 - 【請求項13】請求項12記載の無線回線制御装置にお
いて、 上記システム変更通知手段は、自局配下の無線基地局が
形成するサービスエリア内で通信中または通信を開始し
ようとしている移動局に対して上記システム情報を通知
する無線回線制御装置。 - 【請求項14】請求項8記載の無線回線制御装置におい
て、 上記無線回線制御局は、他の移動通信システムでの待ち
受けチャネルに係る情報を上位局を介して取得する待ち
受けチャネル情報取得手段を有する無線回線制御装置。 - 【請求項15】無線回線制御装置の配下にある無線基地
局と無線通信を行う移動局において、 無線回線制御装置から通知されるシステム情報を無線基
地局を介して受信し、 そのシステム情報で指定される移動通信システムの待ち
受けチャネルにて待ち受けを行う待ち受け手段を有する
移動局。
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---|---|---|---|
JP2001315528A JP2003125450A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 移動通信システムにおける無線回線制御方法及び装置並びに移動局 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001315528A JP2003125450A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 移動通信システムにおける無線回線制御方法及び装置並びに移動局 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19133680
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001315528A Pending JP2003125450A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 移動通信システムにおける無線回線制御方法及び装置並びに移動局 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003125450A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-10-12 JP JP2001315528A patent/JP2003125450A/ja active Pending
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