JP2003125445A - システム情報ダウンロード方法及び移動通信端末 - Google Patents

システム情報ダウンロード方法及び移動通信端末

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JP2003125445A
JP2003125445A JP2001312984A JP2001312984A JP2003125445A JP 2003125445 A JP2003125445 A JP 2003125445A JP 2001312984 A JP2001312984 A JP 2001312984A JP 2001312984 A JP2001312984 A JP 2001312984A JP 2003125445 A JP2003125445 A JP 2003125445A
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Takeo Nakazawa
健雄 中沢
Tatsuya Serita
達也 芹田
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    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム情報のダウンロードが中断された場
合に、サーバからの起動指示を待たずにシステム情報の
ダウンロードを迅速に再開できるようにする。 【解決手段】 サーバSVから移動通信端末MS1宛に
Bootstrap messageが転送された場合に、このBootstrap
messageを移動通信端末MS1のリトライバッファに保
存しておく。そして、IOTA機能がダウンロード開始
前又はダウンロード期間中に中断した場合に、移動通信
端末MS1が上記保存しておいたBootstrap messageを
もとに、リトライタイマにより指示されるタイミング
で、IOTA機能を再度実行するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動通信システ
ムにおいて、移動通信端末が固有に使用するシステム情
報を、例えばインターネット上のサーバから移動通信端
末にダウンロードするシステム情報ダウンロード方法
と、この方法を実施する機能を備えた移動通信端末に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に移動通信システムでは、System I
dentification ListやPreferred Roaming List等のシス
テム情報を、通信事業者のサーバから各移動通信端末に
個別にダウンロードする。そして移動通信端末は、ダウ
ンロードされた上記システム情報をもとに利用すべき移
動通信システムを選択し、この選択した移動通信システ
ムとの間で同期を確立して以後無線通信を行うようにし
ている。
【0003】ところで、上記システム情報のダウンロー
ドを、従来ではTIA/EIA/IS−683Aに準拠
するOver The Air(OTA)と呼ばれるプロトコルに従
い実行していた。しかし最近では、通信事業者のサーバ
(Provisioning Server)をインターネット上に設け、
このインターネット上のサーバからシステム情報をダウ
ンロードすることが検討されている。そして、そのため
のプロトコルとして、IP based Over The Air(IOT
A)が提案されている。
【0004】IOTAは、先ず通信事業者のサーバにお
いて移動通信端末のIOTA機能を起動させるためのBo
otstrap messageを生成し、このBootstrap messageをイ
ンターネット経由でShort Message Service(SMS)
センタに転送する。そしてこのBootstrap messageを、
SMSセンタから例えばIS−95に準拠するData bur
st message及びIS−637に準拠するSMSmessage
内のUser Dataを利用して、移動通信網を介して起動対
象の移動通信端末へ転送する。移動通信端末は、上記Bo
otstrap messageを受信すると、移動通信網に対し例え
ばダイヤルアップ接続によりサーバとの間のデータ通信
リンクの確立を要求する。そして、サーバとの間にデー
タ通信リンクが確立されると、サーバへ上記Bootstrap
messageの受信通知をダウンロード要求として送信す
る。サーバは、このBootstrap messageの受信通知を受
け取ると、以後上記移動通信端末向けのシステム情報を
ダウンロードする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
IOTAには次のような改善すべき課題があった。すな
わち、移動通信システムでは、無線チャネルに空きがな
かったり品質の良好な無線チャネルを捕捉できないと、
移動通信端末とサーバとの間にデータ通信リンクが確立
されないことがある。また、一旦データ通信リンクが確
立されても、データ通信リンクをロストしたり、システ
ム情報のダウンロードを失敗することにより、IOTA
機能が中断される場合もある。
【0006】このような場合、サーバはBootstrap mess
ageの送信時点から一定時間以内にシステム情報のダウ
ンロード処理を完了できなければ、当該移動通信端末に
対するシステム情報のダウンロード処理を一旦中止す
る。そして、システム情報のダウンロード対象となって
いる他の各移動通信端末に対するダウンロード処理をそ
れぞれ終了したのちに、上記ダウンロードを失敗した移
動通信端末に対し再度Bootstrap messageを送信してシ
ステム情報のダウンロードを試みる。これに対し移動通
信端末は、ダウンロードを失敗すると一旦待ち受け状態
に復帰する。そして、この状態でサーバからBootstrap
messageが到来すると、このBootstrap messageに応じて
IOTA機能を再度起動する。
【0007】このため、任意の移動通信端末に対するシ
ステム情報のダウンロードが一度失敗すると、当該移動
通信端末に対するシステム情報のダウンロードタイミン
グが非常に遅くなり、その間移動通信端末は最新のシス
テム情報に基づく発着信やハンドオフ処理を行うことが
できない。
【0008】またサーバにとっては、移動通信端末に対
するシステム情報のダウンロードが一度失敗しただけで
も、当該移動通信端末に対するシステム情報のダウンロ
ード制御をはじめからやり直さなければならず、処理負
担が増大する。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、システム情報のダウン
ロード機能が中断された場合に、サーバからの起動指示
を待たずにシステム情報のダウンロードを迅速に再開で
きるようにし、これにより最新のシステム情報を円滑に
取得でき、かつダウンロード処理に係わるサーバの制御
負担を大幅に軽減し得るシステム情報ダウンロード方法
及び移動通信端末を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、サーバから到来する起動メッセージに応
じて移動通信端末からサーバへシステム情報のダウンロ
ード要求を送信し、この要求に応じてサーバから移動通
信端末へシステム情報をダウンロードするシステム情報
ダウンロード方法及び移動通信端末にあって、サーバか
ら送信された起動メッセージを移動通信端末で保存して
おき、システム情報ダウンロード機能が中断された場合
に、上記保存されている起動メッセージをもとに上記サ
ーバに対しシステム情報のダウンロード要求を再送し、
この再送したダウンロード要求に応じてサーバから移動
通信端末へシステム情報をダウンロードするようにした
ものである。
【0011】したがってこの発明によれば、データ通信
リンクの接続失敗、ダウンロードの失敗或いはデータ通
信リンクのロスト等によりシステム情報ダウンロード機
能が中断されると、保存しておいた起動メッセージをも
とに移動通信端末からサーバに対し擬似的にダウンロー
ド要求が送信される。したがって、移動通信端末ではサ
ーバからの起動メッセージの再送を待つことなく、自主
的にシステム情報のダウンロード処理が再開されること
になり、これにより最新のシステム情報を迅速に取得す
ることが可能となる。またサーバにとっては、ダウンロ
ードを失敗した移動通信端末に対する制御をはじめから
やり直す必要がなくなり、その分システム情報のダウン
ロードに係わる制御負担を軽減することができる。
【0012】具体的には、システム情報ダウンロード機
能が中断されたと判定された時点でタイマを起動し、こ
のタイマの計時時間が経過した時点でシステム情報のダ
ウンロード要求を再送する。このようにすると、システ
ム情報ダウンロード機能が中断された場合に、サーバが
ダウンロード制御を中止する前に移動通信端末からダウ
ンロード要求を再送することができ、これによりシステ
ム情報のダウンロードを円滑に開始又は再開することが
できる。
【0013】さらに、システム情報のダウンロードが成
功したと判定されるまで、所定の周期でダウンロード要
求の再送を一定回数繰り返すとよい。このようにする
と、例えば無線チャネルの品質が劣化している場合に、
システム情報のダウンロードを開始又は再開できる確率
を高めることができる。
【0014】また、上記第2の受信制御手段において、
タイマの計時期間中にサーバからの新たな起動メッセー
ジの到来を監視し、新たな起動メッセージが到来した場
合にはダウンロード要求の再送制御を中止して、上記第
1の受信制御手段を動作させるようにしてもよい。この
ようにすると、サーバからの本来の起動メッセージを無
視することがなくなり、これにより移動通信端末とサー
バとの間でシステム情報のダウンロード制御を常に正確
に実行させることができる。
【0015】またこの発明は、システム情報として、移
動通信端末が複数の移動通信システムの中から適当なシ
ステムを捕捉する際に使用するシステム捕捉優先リスト
をダウンロードする場合に適用すると特に有効である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に
係わるシステム情報ダウンロード方法を実施する機能を
備えた移動通信システムの概略構成図である。
【0017】このシステムは、サービスエリアに分散配
置された複数の基地局BSを備えている。なお、同図で
は説明の簡単のため一つの基地局BSのみを示してい
る。基地局BSはセルと呼ばれる無線エリアEを形成
し、この無線エリアE内に存在する移動通信端末MS1
〜MS3に対し無線チャネルを介して接続される。
【0018】また、基地局BSは有線回線を介して移動
通信交換局EXに接続される。移動通信交換局EXには
Short Message Service(SMS)センタSCと、Provi
sioning Gateway(以後ゲートウエイト呼称する)GW
が接続されている。SMSセンタSCは、移動通信端末
MS1〜MS3間におけるショートメッセージの転送を
統括的に管理制御する。ゲートウエイGWは、インター
ネットINW上に設けられたProvisioning Server(以
後サーバと呼称する)SVとの間の接続と通信制御を行
う。サーバSVは、各移動通信端末MS1〜MS3に対
し端末固有のシステム情報をダウンロードするためのI
OTA機能を有する。
【0019】ところで、上記移動通信端末MS1〜MS
3は例えば次のように構成される。この移動通信端末M
S1〜MS3は、例えばCDMA(Code Division Mult
ipleAccess)方式を使用するディジタルモードと、AM
PS(Advanced Mobile Phone System)方式を使用する
アナログモードとを選択的に使用して通信を行うことが
可能なマルチモードタイプの端末である。図2はその機
能構成を示すブロック図である。
【0020】基地局BSから送信された無線周波信号
は、アンテナ1で受信されたのちアンテナ共用器2(D
UP)を介して受信回路(RX)3に入力される。受信
回路3では、上記無線周波信号が周波数シンセサイザ
(SYN)4から出力された受信局部発振信号とミキシ
ングされて中間周波信号或いはベースバンド信号に周波
数変換される。なお、上記周波数シンセサイザ4から発
生される受信局部発振信号の周波数は、制御部12から
の制御信号SYCによって指示される。
【0021】上記受信中間周波信号又は受信ベースバン
ド信号は、通信モードとしてディジタルモードが設定さ
れている場合にはCDMA信号処理部6に、一方アナロ
グモードが設定されている場合にはアナログオーディオ
回路19にそれぞれ入力される。
【0022】CDMA信号処理部6では、入力された受
信中間周波信号又は受信ベースバンド信号に対し、直交
復調処理と、受信チャネルに割り当てられた拡散符号
(PN符号)による逆拡散処理とが行われ、これにより
データレートに応じた所定のフォーマットの復調データ
が得られる。この復調データは音声符号処理部7に入力
される。また、上記復調データのうちデータレートを示
す制御データについては受信データレートとして制御部
12に入力される。
【0023】音声符号処理部7は、上記CDMA信号処
理部6から出力された復調データに対し、制御部12か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復号
処理とを行って、ベースバンドの受信ディジタルデータ
を再生する。
【0024】PCM符号処理部8は、制御部12から出
力されたディジタル音声信号通信の種別(音声通信、デ
ータ通信)に応じて異なる信号処理を行う。すなわち、
音声通信時には、音声符号処理部7から出力された受信
ディジタルデータをPCM復号してアナログ受話信号を
出力する。このアナログ受話信号は、受話増幅器9によ
り増幅されたのちスピーカ10から拡声出力される。ま
たデータ通信時には、音声符号処理部7から出力された
受信ディジタルデータを制御部12へ供給する。制御部
12は、上記受信ディジタルデータを記憶部13に格納
すると共に、表示部15に表示させる。また必要に応じ
て、上記受信ディジタルデータを外部インタフェースか
ら図示しない携帯情報端末(PDA:Personal Digital
Assistance )やノート型パーソナル・コンピュータ等
のパーソナル・コンピュータへ出力する。
【0025】これに対しアナログオーディオ回路19
は、入力された受信中間周波信号をFM検波器等により
アナログ復調してアナログ受話信号を再生する。このア
ナログ受話信号は、上記受話増幅器9により増幅された
のちスピーカ10から拡声出力される。
【0026】一方、音声通信時における話者の入力音声
は、マイクロホン11を通じてアナログ送話信号として
入力され、送話増幅器18で適正レベルまで増幅され
る。そして、通信モードとしてディジタルモードが設定
されている場合にはPCM符号処理部8に、一方アナロ
グモードが設定されている場合にはアナログオーディオ
回路19にそれぞれ入力される。
【0027】PCM符号処理部8では、入力されたアナ
ログ送話信号に対しPCM符号化処理が施される。これ
により生成された送信データは、音声符号処理部7に供
給される。また、図示しないパーソナル・コンピュータ
から出力されたデータは、外部インタフェースを介して
制御部12に入力され、この制御部12からPCM符号
処理部8を介して音声符号処理部7に入力される。また
制御部12において生成された送信データも音声符号処
理部7に入力される。
【0028】音声符号処理部7は、音声通信時には、P
CM符号処理部8から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギ量を検出し、この検出結果に基づいて
データレートを決定する。そして、上記送信データを上
記データレートに応じたフォーマットのバースト信号に
圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちCDM
A信号処理部6へ出力する。これに対しデータ通信時に
おいては、PCM符号処理部8から出力された送信デー
タを、予め設定されたデータレートに応じたフォーマッ
トのバースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理
を施してCDMA信号処理部6へ出力する。なお、音声
通信時およびデータ通信時のいずれのデータレートも、
送信データレートとして制御部12に通知される。
【0029】CDMA信号処理部6は、上記音声符号処
理部7にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたPN符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を施し、この直交変調信号を送信回路(TX)
5へ出力する。
【0030】一方、アナログオーディオ回路19は、入
力されたアナログ送話信号により搬送波信号をFM変調
方式等のアナログ変調方式を用いて変調し、この変調さ
れた搬送波信号を送信回路(TX)5へ出力する。
【0031】送信回路5は、入力された直交変調信号又
は搬送波信号を周波数シンセサイザ4から発生される送
信局部発振信号と合成して無線周波信号に変換する。そ
して送信回路5は、制御部12により通知される送信デ
ータレートに基づいて、上記無線周波信号の有効部分だ
けを高周波増幅し、送信無線周波信号として出力する。
この送信回路5から出力された送信無線周波信号は、ア
ンテナ共用器2を介してアンテナ1に供給され、このア
ンテナ1から図示しない基地局へ向けてバースト送信さ
れる。
【0032】入力部14には、ダイヤルキーや発信キ
ー、電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キ
ー等のキー群が設けられ、また表示部15にはLCD表
示器及びLEDが設けられている。LCD表示器には、
電話帳の記憶情報や発着信履歴、相手話者の端末装置の
電話番号、自装置の動作状態等が表示される。またLE
Dには、バッテリ16のDischarge 状態つまりバッテリ
16の充電を要求する情報が表示される。
【0033】なお、17は電源回路であり、バッテリ1
6の出力をもとに所定の動作電源電圧Vccを生成して各
回路部に供給する。また、電源回路17には充電回路も
設けられており、この充電回路によりバッテリ16の充
電が行われる。
【0034】ところで制御部12は、例えばマイクロコ
ンピュータを主制御部として備えたもので、その基本的
な制御機能として、発着信に応じて無線接続制御を実行
して音声通信やデータ通信を可能にする通信制御機能
や、インターネットに対しアクセスしてウエブページ等
の情報を表示するブラウザ機能、システム選択制御機
能、アイドルハンドオフ制御機能、位置登録制御機能等
を有している。
【0035】また、これらの基本制御機能に加え、この
発明に係わる新たな機能として、起動メッセージ受信保
存制御機能12aと、IOTA実行制御機能12bと、
IOTAリトライ制御機能12cとを備えている。
【0036】起動メッセージ受信保存制御機能12a
は、待ち受け時にサーバSVからSMSメッセージが到
来した場合に、このSMSメッセージに挿入されている
制御メッセージがBootstrap messageであるか否かを判
定する。そして、Bootstrap messageであれば、このメ
ッセージをIOTA機能の起動メッセージであると見な
してIOTA実行制御機能12bに通知すると共に、制
御部12内のIOTA機能再起動用のバッファに保存す
る。
【0037】IOTA実行制御機能12bは、上記起動
メッセージ受信保存制御機能12aから通知されたBoot
strap messageに応じて、移動通信交換局EXに対しダ
イヤルアップによりサーバSVとの間にデータ通信リン
クを開設するための要求を行う。そして、サーバSVと
の間にデータ通信リンクが開設されると、サーバSVへ
Bootstrap messageの受信通知をシステム情報のダウン
ロード要求として送出し、以後この要求に応じてサーバ
SVからダウンロードされるシステム情報を受信して記
憶部13に格納する。
【0038】IOTAリトライ制御機能12cは、上記
IOTA実行制御機能12bによるデータ通信リンクの
接続要求動作と、システム情報のダウンロード動作とを
それぞれ監視し、データ通信リンクの接続失敗、ダウン
ロードの失敗或いはデータ通信リンクのロスト等による
IOTA機能の中断を判定する。そして、IOTA機能
の中断が検出されると、リトライタイマにより指定され
るタイミングに従い、IOTA再起動用のバッファに保
存しておいたBootstrap messageに応じて、移動通信交
換局EXに対しサーバSVとの間にデータ通信リンクを
開設するための要求を行い、以後サーバSVからダウン
ロードされるシステム情報の受信動作を実行する。
【0039】次に、以上のように構成された移動通信シ
ステム及び移動通信端末のIOTA機能の動作を説明す
る。なお、ここではサーバSVから移動通信端末MS1
にシステム情報をダウンロードする場合を例にとって説
明する。
【0040】図3は移動通信端末MS1におけるIOT
A機能のメイン制御プログラムの処理手順と処理内容を
示すフローチャート、図9は移動通信端末MS1とサー
バSVおよびSMSセンタSCとの間のデータの送受信
手順を示すシーケンス図である。
【0041】IOTA機能によりシステム情報をダウン
ロードする場合、先ずサーバSVが移動通信端末のIO
TA機能を起動させるためのBootstrap messageを生成
し、このBootstrap messageを図9に示すようにインタ
ーネットINW及びゲートウエイGWを介してSMSセ
ンタSCに転送する。SMSセンタSCは、転送された
Bootstrap messageを、例えばIS−95に準拠するDat
a burst message及びIS−637に準拠するSMSメ
ッセージ内のUser Dataを利用して起動対象の移動通信
端末MS1へ向け送出する。このBootstrap messageが
挿入されたSMSメッセージは、移動通信交換局EX及
び基地局BSを介して移動通信端末MS1に転送され
る。
【0042】移動通信端末MS1は、待ち受け中におい
て定期的にステップ302により、基地局から送られる
IOTA機能の起動メッセージとなるBootstrap messag
eの到来を監視している。図4はこのBootstrap message
受信制御プログラムの処理手順と内容を示すフローチャ
ートである。
【0043】移動通信端末MS1の制御部12は、ステ
ップ401で上記実行要求を受けて処理を開始すると、
先ずステップ402でData burst messageの受信チェッ
クを行い、受信したData burst messageがSMSメッセ
ージであるか否かステップ403で判定する。この判定
の結果、受信したData burst messageがSMSメッセー
ジだったとすると、ステップ404で当該SMSメッセ
ージ内のUSER DATAの解析を行う。なお、受信したData
burst messageがSMSメッセージではなかった場合に
は、ステップ402によるData burst messageの受信チ
ェックへ戻る。
【0044】上記SMSメッセージ内のUSER DATAの解
析では、当該USER DATA内に挿入されたメッセージがBoo
tstrap messageであるか否かが判定される。このBootst
rap messageの判定は、ヘッダに「//pp」が含まれてい
るか否かを判定することにより行われる。この判定の結
果、ヘッダに「//pp」が含まれていれば、制御部12は
ステップ405において受信メッセージをBootstrap me
ssageであると認識し、ステップ406に移行してここ
で上記USER DATAからBootstrap messageを抽出する。そ
して、この抽出したBootstrap messageを、ステップ4
07で制御部12内のIOTA機能再起動用のバッファ
(図4中の408)に保存する。なお、受信したSMS
メッセージがBootstrap messageでなかった場合には、B
ootstrap messageの受信制御プログラムによる処理を終
了する上記Bootstrap messageの保存処理を終了すると
制御部12は、続いてステップ409においてIOTA
ステータスのチェックを行う。このステータスチェック
では、制御部12内のメモリに設けられているIOTA
ステータスフラグの状態をもとに、IOTA起動中であ
るか否かが判定される。この判定の結果、IOTA起動
中でなければ、制御部12はステップ410からステッ
プ411に移行する。そして、後述するIOTAリトラ
イ停止制御プログラムにリトライの起動停止処理を指示
した後、ステップ412で図3に示したメイン制御プロ
グラムに対しBootstrap messageを受信した旨を通知す
る。これに対しIOTA機能が既に起動中だったとする
と、Bootstrap messageの受信通知を行わずに受信制御
プログラムによる処理を終了する。
【0045】さて、そうしてBootstrap messageの受信
制御を終了すると、制御部12は図3に示すメイン制御
プログラムに戻り、ステップ304でIOTAステータ
スフラグを「IOTA起動中」に設定したのち、ステッ
プ305によりサーバSVとの間にデータ通信リンクを
開設するための要求処理を行う。このデータ通信リンク
の開設要求処理は、例えば移動通信交換局EXに対しダ
イヤルアップすることにより行われる。
【0046】そして、サーバSVとの間にデータ通信リ
ンクが開設されると、制御部12はステップ306から
ステップ307に移行し、ここでIOTAダウンロード
処理プログラムの実行を要求する。図5は、IOTAダ
ウンロード処理プログラムの処理手順と処理内容を示す
フローチャートである。
【0047】制御部12は、ステップ501で上記実行
要求を受けて処理を開始すると、先ずステップ502で
サーバSVに対してIOTA開始要求(ダウンロード要
求)を送出する。次に、ステップ503でサーバSVか
ら送られてくるコマンドをチェックし、受信コマンドが
システム情報のダウンロードコマンドであるかどうかを
ステップ504で判定する。
【0048】この判定の結果、受信コマンドがダウンロ
ードコマンドの場合には、ステップ506においてサー
バSVからダウンロードされるシステム情報を受信して
記憶部13に格納する処理を行う。また、このダウンロ
ード期間中にステップ507でデータ通信リンクの接続
状態をチェックし、このチェックの結果データ通信リン
クが正常であればステップ510からステップ503に
戻ってデータのダウンロード処理を繰り返す。これに対
し、データダウンロード期間中にデータ通信リンクのロ
スト(切断)が検出されると、制御部12はステップ5
10からステップ511に移行してここでIOTAステ
ータスフラグを「未完了」に設定し、図3に示すメイン
制御プログラムに戻る。
【0049】また、上記データダウンロード期間中に受
信したコマンドが完了コマンドだったとすれば、制御部
12はステップ505からステップ508に移行し、こ
こでサーバSVに対しシステム情報のダウンロード完了
を送信する。そして、ステップ509でIOTAステー
タスフラグを「完了」に設定し、図3に示すメイン制御
プログラムに戻る。
【0050】メイン制御プログラムの処理に戻ると制御
部12は、ステップ308でIOTA機能によるシステ
ム情報のダウンロードが完了したか否かを判定する。こ
の判定は、IOTAステータスフラグが「完了」に設定
されているか「未完了」に設定されているかを見ること
で行われる。そして、システム情報のダウンロードが完
了した場合には、ステップ310に移行してここで移動
通信交換局EXに対しデータ通信リンクの切断を要求す
る。そして、データ通信リンクが切断されると、ステッ
プ311でIOTAリトライの実行停止処理を行い、さ
らにステップ312でIOTAステータスフラグをクリ
アし、メイン制御プログラムの処理を終了する。
【0051】一方、前記データ通信リンクの接続判定処
理(ステップ306)において、データ通信リンクが開
設できないと判定されたとする。データ通信リンクの開
設ができない原因には、無線チャネルに空きがなかった
り、無線チャネルの品質低下等があげられる。この場合
制御部12は、ステップ309に移行してここでIOT
Aリトライ起動処理プログラムの実行を要求する。
【0052】また、制御部12はステップ308におけ
るIOTAの完了/未完了の判定によりIOTA未完了
と判定した場合にも、上記ステップ309に移行してこ
こでIOTAリトライ起動制御プログラムの実行を要求
する。
【0053】図6は、IOTAリトライ起動制御プログ
ラムの処理手順と処理内容を示すフローチャートであ
る。制御部12は、ステップ601で上記実行要求を受
けて処理を開始すると、先ずステップ602で制御部1
2内に設けられたリトライカウンタのカウント値を読み
出し、このカウント値つまりIOTAのリトライ回数が
予め定められた上限値に達しているか否かをステップ6
03で判定する。この判定の結果、リトライ回数がまだ
上限値に達していなければ、制御部12はステップ60
5に移行してここでリトライタイマに計時時間を設定
し、ステップ606でリトライタイマを起動させる。
【0054】なお、上記リトライカウンタのカウント値
が上限値に達していた場合には、制御部12はステップ
604に移行して、ここで後述するリトライ停止制御プ
ログラムに対し実行要求を与える。
【0055】さて、上記リトライタイマを起動すると制
御部12は、続いてIOTAリトライ監視制御プログラ
ムを実行する。図7は、このIOTAリトライ監視制御
プログラムの処理手順と処理内容を示すフローチャート
である。
【0056】制御部12は、ステップ701でIOTA
リトライ監視処理を開始すると、先ずステップ702で
前記リトライタイマの計時値をチェックし、ステップ7
03でリトライタイマがタイムアウトしたか否かを判定
する。この判定の結果、リトライタイマがタイムアウト
すると、制御部12はステップ704に移行する。な
お、上記リトライタイマがタイムアウトするまで、上記
計時値のチェックとその判定処理は繰り返される。
【0057】ステップ704に移行すると制御部12
は、ここで先ずBootstrap messageの受信チェックを行
い、ステップ705でサーバSVから新たなBootstrap
messageが受信されたか否かを判定する。この判定の結
果、新たなBootstrap messageが受信された場合には、
ステップ706に移行してIOTAリトライ停止制御プ
ログラムの実行を要求する。そして、IOTAのリトラ
イを実行せずにリトライ監視処理を終了する。
【0058】これに対し新たなBootstrap messageが受
信されていない場合には、制御部12はステップ707
に移行し、ここでIOTA機能再起動用のバッファ(リ
トライバッファ708)から、保存されている受信済み
のBootstrap messageを読み出す。そして、ステップ7
09でこの読み出したBootstrap messageをもとに、メ
イン制御プログラムに対しBootstrap messageを受信し
た旨を通知する。
【0059】この結果メイン制御プログラムは、図3に
示すようにステップ304でIOTAステータスフラグ
を「IOTA起動中」に設定したのち、ステップ305
によりサーバSVとの間にデータ通信リンクを開設する
ための要求処理を行い、しかるのちステップ307にお
いてIOTAダウンロード制御処理を実行する。この処
理の手順と内容は図5に示したものと同じである。
【0060】なお、制御部12は、IOTAリトライ停
止制御プログラムを実行すると、図8に示すように先ず
ステップ802でリトライタイマを停止させ、さらにス
テップ803でリトライカウンタのカウント値をクリア
する。そして、これらの処理を終了した後、待ち受け状
態に復帰する。
【0061】以上述べたようにこの実施形態では、サー
バSVから移動通信端末MS1宛にBootstrap message
が転送された場合に、このBootstrap messageを移動通
信端末MS1のリトライバッファに保存しておく。そし
て、IOTA機能がダウンロード開始前又はダウンロー
ド期間中に中断した場合に、上記保存しておいたBootst
rap messageをもとに、リトライタイマにより指示され
るタイミングで、IOTA機能を再度実行するようにし
ている。
【0062】したがってこの実施形態によれば、データ
通信リンクの接続失敗や、データダウンロードの失敗、
データ通信リンクのロスト等によりIOTA機能が中断
されたとしても、移動通信端末MS1においてIOTA
機能が自動的に再実行される。このため、移動通信端末
MS1ではサーバSVからのBootstrap messageの再送
を待つことなく、自主的にシステム情報のダウンロード
処理を再開することができる。したがって、移動通信端
末MS1は最新のシステム情報を迅速に取得することが
可能となる。
【0063】またサーバSVにとっては、IOTAによ
るデータダウンロードを失敗した場合に、送り先の移動
通信端末に対する制御をはじめからやり直す必要がなく
なり、その分システム情報のダウンロードに係わる制御
負担を軽減することができる。
【0064】またこの実施形態では、リトライカウンタ
によりリトライ回数をカウントし、リトライ回数が上限
値に達するまで繰り返しリトライを繰り返すようにして
いる。このため、IOTA機能のリトライが自動的に複
数回行われることになり、これによりIOTA機能を実
行できる確率を高めることができる。
【0065】さらにこの実施形態では、リトライ監視制
御中にサーバSVからの新たなBootstrap messageの到
来を監視し、新たなBootstrap messageが到来した場合
にはリトライ制御を中止して上記新たなBootstrap mess
ageに応じてIOTA機能を起動するようにしている。
このため、サーバSVからの本来のIOTAの起動要求
を無視することがなくなり、これにより移動通信端末M
S1とサーバSVとの間でIOTAによるシステム情報
のダウンロード制御を常に正確に実行させることができ
る。
【0066】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば移動通信端末の種類や構成、移
動通信システムの構成については如何なるものでも適用
でき、またIOTAメイン制御プログラム、Bootstrap
messageの受信制御プログラム、IOTAダウンロード
制御プログラム、IOTAリトライ起動制御プログラ
ム、IOTAリトライ監視制御プログラム及びIOTA
リトライ停止制御プログラムの各処理手順と処理内容に
ついても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施できる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、サー
バから到来する起動メッセージに応じて移動通信端末か
らサーバへシステム情報のダウンロード要求を送信し、
この要求に応じてサーバから移動通信端末へシステム情
報をダウンロードするシステム情報ダウンロード方法及
び移動通信端末にあって、サーバから送信された起動メ
ッセージを移動通信端末で保存しておき、サーバからの
システム情報のダウンロードが中断された場合に、上記
保存されている起動メッセージをもとに上記サーバに対
しシステム情報のダウンロード要求を再送し、この再送
したダウンロード要求に応じてサーバから移動通信端末
へシステム情報をダウンロードするようにしている。
【0068】したがってこの発明によれば、システム情
報のダウンロードが中断された場合に、サーバからの起
動指示を待たずにシステム情報のダウンロードを迅速に
再開することができ、これにより移動通信端末が最新の
システム情報を円滑に取得できると共に、ダウンロード
処理に係わるサーバの制御負担を大幅に軽減することを
可能にした移動通信端末及びシステム情報ダウンロード
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係わるシステム情報
ダウンロード方法を実施する機能を備えた移動通信シス
テムの概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムで使用される移動通信
端末の機能構成を示すブロック図。
【図3】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるIOTAメイン制御プログラムの処理手順と
処理内容を示すフローチャート。
【図4】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるBootstrap message受信制御プログラムの処
理手順と処理内容を示すフローチャート。
【図5】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるIOTAダウンロード制御プログラムの処理
手順と処理内容を示すフローチャート。
【図6】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるIOTAリトライ起動制御プログラムの処理
手順と処理内容を示すフローチャート。
【図7】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるIOTAリトライ監視制御プログラムの処理
手順と処理内容を示すフローチャート。
【図8】 図2に示した移動通信端末の制御部において
実行されるIOTAリトライ停止制御プログラムの処理
手順と処理内容を示すフローチャート。
【図9】 移動通信端末とサーバおよびSMSセンタと
の間のデータの送受信手順を示すシーケンス図。
【符号の説明】
EX…移動通信交換局 SC…SMSセンタ GW…ゲートウエイ INW…インターネット SV…サーバ BS…基地局 E…無線エリア MS1〜MS3…移動通信端末 1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ(SYN) 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…音声符号処理部 8…PCM符号処理部 9…受話増幅器 10…スピーカ 11…マイクロホン 12…制御部 12a…起動メッセージ受信保存制御機能 12b…IOTA実行制御機能 12c…IOTAリトライ制御機能 13…記憶部 14…入力部 15…表示部 16…バッテリ 17…電源回路 18…送話増幅器 19…アナログオーディオ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/04 D Fターム(参考) 5B089 GA11 GA25 GB01 HA13 JA33 KA01 KA04 KB04 KG06 ME08 5K027 AA11 BB04 HH00 5K067 AA21 BB04 BB21 CC10 DD11 DD51 EE02 EE04 EE10 EE16 FF02 HH22 HH23 HH24 KK13 KK15 5K101 LL02 LL12 MM07 RR12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信システムに用いられる移動通信
    端末へ前記システムに係わるシステム情報をダウンロー
    ドする方法であって、前記システム情報はサーバからコ
    ンピュータネットワーク及び移動通信網を介して前記移
    動通信端末にダウンロードされるものにおいて、 前記サーバから前記移動通信端末へ起動メッセージを伝
    送する過程と、 前記サーバから伝送された起動メッセージを移動通信端
    末で保存する過程と、 前記サーバから伝送された起動メッセージに応じて、前
    記移動通信端末から前記サーバへシステム情報のダウン
    ロード要求を伝送する過程と、 前記移動通信端末から伝送されたダウンロード要求に応
    じて、前記サーバから要求元の前記移動通信端末へシス
    テム情報をダウンロードする過程と、 前記システム情報のダウンロードの中断を判定する過程
    と、 前記システム情報のダウンロードが中断されたと判定さ
    れた場合に、前記保存された起動メッセージをもとに前
    記移動通信端末から前記サーバに対し前記システム情報
    のダウンロード要求を再送する過程と、 前記移動通信端末から再送されたダウンロード要求に応
    じて、前記サーバから要求元の前記移動通信端末へシス
    テム情報をダウンロードする過程とを具備したことを特
    徴とするシステム情報ダウンロード方法。
  2. 【請求項2】 前記システム情報は、前記移動通信端末
    が複数の移動通信システムの中から適当なシステムを捕
    捉する際に使用するシステム捕捉優先リストであること
    を特徴とする請求項1記載の情報ダウンロード方法。
  3. 【請求項3】 前記移動通信システムに係わるシステム
    情報をサーバからコンピュータネットワーク及び移動通
    信網を介して前記移動通信端末にダウンロードする機能
    を備えた前記移動通信システムで使用される前記移動通
    信端末において、 前記サーバが送出した起動メッセージを受信する受信手
    段と、 この受信手段により受信された前記起動メッセージを保
    存する保存手段と、 前記受信手段により受信された起動メッセージに応じて
    前記サーバに対し前記システム情報のダウンロード要求
    を送出し、このダウンロード要求に対し前記サーバから
    ダウンロードされるシステム情報を受信する第1の受信
    制御手段と、 この第1の受信制御手段によるシステム情報のダウンロ
    ードの中断を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段によりダウンロードが中断されたと
    判定された場合に、前記保存手段に保存された起動メッ
    セージをもとに前記サーバに対しシステム情報のダウン
    ロード要求を再送し、この再送したダウンロード要求に
    対し前記サーバからダウンロードされるシステム情報を
    受信する第2の受信制御手段とを具備したことを特徴と
    する移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記第1の受信制御手段は、自己の端末
    が複数の移動通信システムの中から適当なシステムを捕
    捉する際に使用するシステム捕捉優先リストのダウンロ
    ード要求を前記サーバに対し送出し、このダウンロード
    要求に対し前記サーバからダウンロードされる前記シス
    テム捕捉優先リストを受信することを特徴とする請求項
    3記載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 前記第2の受信制御手段は、前記第1の
    判定手段によりダウンロードが中断されたと判定された
    場合にタイマを起動し、このタイマの計時時間が経過し
    た時点で前記システム情報のダウンロード要求を再送す
    ることを特徴とする請求項3記載の移動通信端末。
  6. 【請求項6】 前記第2の受信制御手段によるシステム
    情報のダウンロードの成否を判定する第2の判定手段を
    さらに具備し、 前記第2の受信制御手段は、前記第2の判定手段により
    ダウンロードが成功したと判定されるまで、所定の周期
    で前記ダウンロード要求の再送を一定回数繰り返すこと
    を特徴とする請求項3記載の移動通信端末。
  7. 【請求項7】 前記第2の受信制御手段は、前記タイマ
    の計時期間中にサーバからの新たな起動メッセージの到
    来を監視し、新たな起動メッセージが到来した場合には
    ダウンロード要求の再送制御を中止して、前記第1の受
    信制御手段を動作させる機能を有することを特徴とする
    請求項4記載の移動通信端末。
  8. 【請求項8】 移動通信システムに用いられる移動通信
    端末へ前記システムに係わるシステム情報をダウンロー
    ドする方法であって、前記システム情報はサーバからコ
    ンピュータネットワーク及び移動通信網を介して前記移
    動通信端末にダウンロードされるものにおいて、 前記移動通信端末から前記サーバへ前記システム情報の
    ダウンロード要求を伝送する過程と、 前記移動通信端末から伝送されたダウンロード要求に応
    じて、前記サーバから要求元の前記移動通信端末へシス
    テム情報をダウンロードする過程と、 前記システム情報のダウンロードの中断を判定する過程
    と、 前記システム情報のダウンロードが中断されたと判定さ
    れた場合に、前記移動通信端末から前記サーバに対しシ
    ステム情報のダウンロード要求を再送する過程と、 前記移動通信端末から再送されたダウンロード要求に応
    じて、前記サーバから要求元の前記移動通信端末へシス
    テム情報をダウンロードする過程とを具備したことを特
    徴とするシステム情報ダウンロード方法。
  9. 【請求項9】 前記システム情報は、前記移動通信端末
    が複数の移動通信システムの中から適当なシステムを捕
    捉する際に使用するシステム捕捉優先リストであること
    を特徴とする請求項8記載の情報ダウンロード方法。
  10. 【請求項10】 前記移動通信システムに係わるシステ
    ム情報をサーバからコンピュータネットワーク及び移動
    通信網を介して前記移動通信端末にダウンロードする機
    能を備えた前記移動通信システムで使用される前記移動
    通信端末において、 前記サーバに対し前記システム情報のダウンロード要求
    を送出し、このダウンロード要求に対し前記サーバから
    ダウンロードされるシステム情報を受信する第1の受信
    制御手段と、 この第1の受信制御手段によるシステム情報のダウンロ
    ードの中断を判定する第1の判定手段と、 この第1の判定手段によりダウンロードが中断されたと
    判定された場合に、前記サーバに対しシステム情報のダ
    ウンロード要求を再送し、この再送したダウンロード要
    求に対し前記サーバからダウンロードされるシステム情
    報を受信する第2の受信制御手段とを具備したことを特
    徴とする移動通信端末。
  11. 【請求項11】 前記第1の受信制御手段は、自己の端
    末が複数の移動通信システムの中から適当なシステムを
    捕捉する際に使用するシステム捕捉優先リストのダウン
    ロード要求を前記サーバに対し送出し、このダウンロー
    ド要求に対し前記サーバからダウンロードされる前記シ
    ステム捕捉優先リストを受信することを特徴とする請求
    項10記載の移動通信端末。
  12. 【請求項12】 前記第2の受信制御手段は、前記第1
    の判定手段によりダウンロードが中断されたと判定され
    た場合にタイマを起動し、このタイマの計時時間が経過
    した時点で前記システム情報のダウンロード要求を再送
    することを特徴とする請求項10記載の移動通信端末。
  13. 【請求項13】 前記第2の受信制御手段によるシステ
    ム情報のダウンロードの成否を判定する第2の判定手段
    をさらに具備し、 前記第2の受信制御手段は、前記第2の判定手段により
    ダウンロードが成功したと判定されるまで、所定の周期
    で前記ダウンロード要求の再送を一定回数繰り返すこと
    を特徴とする請求項10記載の移動通信端末。
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