JP2003123998A - 放電灯点灯装置 - Google Patents
放電灯点灯装置Info
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- JP2003123998A JP2003123998A JP2001319030A JP2001319030A JP2003123998A JP 2003123998 A JP2003123998 A JP 2003123998A JP 2001319030 A JP2001319030 A JP 2001319030A JP 2001319030 A JP2001319030 A JP 2001319030A JP 2003123998 A JP2003123998 A JP 2003123998A
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- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】深い(暗い)調光レベルでも、放電灯の両端間
に高電圧を印加することなく、放電灯のちらつきや立ち
消えを防止できる放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】インバータ回路2は、リミッタ回路5を介
して入力された調光信号に応じて動作周波数が変化し、
放電灯Laを調光点灯する。検出回路3は放電灯Laの
ランプ電圧Vla又はランプ電流Ilaを検出する。ここ
で、放電灯Laがちらついたり立ち消えすることなく安
定に調光点灯している状態での検出回路3の検出値を閾
値に設定し、リミッタ回路5は、調光レベルが十分明る
い場合、調光器4から入力された調光信号をそのままイ
ンバータ回路2に出力し、調光レベルが暗くなって検出
回路3の検出値が閾値を超えると、その時点での調光レ
ベルよりも調光レベルが暗くならないよう調光信号を制
限してインバータ回路2に出力する。
に高電圧を印加することなく、放電灯のちらつきや立ち
消えを防止できる放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】インバータ回路2は、リミッタ回路5を介
して入力された調光信号に応じて動作周波数が変化し、
放電灯Laを調光点灯する。検出回路3は放電灯Laの
ランプ電圧Vla又はランプ電流Ilaを検出する。ここ
で、放電灯Laがちらついたり立ち消えすることなく安
定に調光点灯している状態での検出回路3の検出値を閾
値に設定し、リミッタ回路5は、調光レベルが十分明る
い場合、調光器4から入力された調光信号をそのままイ
ンバータ回路2に出力し、調光レベルが暗くなって検出
回路3の検出値が閾値を超えると、その時点での調光レ
ベルよりも調光レベルが暗くならないよう調光信号を制
限してインバータ回路2に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を調光点灯
させる調光機能を備えた放電灯点灯装置に関するもので
ある。
させる調光機能を備えた放電灯点灯装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭63−2458
98号公報に示されるように、放電灯を調光点灯させる
調光機能を備えた放電灯点灯装置が提供されている。こ
の公報に記載された放電灯点灯装置は、直流電源部の直
流電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する
インバータ回路を備えており、調光信号に応じてインバ
ータ回路の動作周波数を変化させることによって、放電
灯に供給する電力を変化させて、放電灯を調光点灯して
いる。すなわち、調光レベルが深くなるほど(調光レベ
ルが暗くなるほど)インバータ回路の動作周波数が高く
なり、調光レベルが浅くなるほど(調光レベルが明るく
なり、全光に近付くほど)インバータ回路の動作周波数
が低くなるように、インバータ回路の動作周波数を制御
して放電灯を調光点灯させるのである。
98号公報に示されるように、放電灯を調光点灯させる
調光機能を備えた放電灯点灯装置が提供されている。こ
の公報に記載された放電灯点灯装置は、直流電源部の直
流電圧を高周波の交流電圧に変換して放電灯に供給する
インバータ回路を備えており、調光信号に応じてインバ
ータ回路の動作周波数を変化させることによって、放電
灯に供給する電力を変化させて、放電灯を調光点灯して
いる。すなわち、調光レベルが深くなるほど(調光レベ
ルが暗くなるほど)インバータ回路の動作周波数が高く
なり、調光レベルが浅くなるほど(調光レベルが明るく
なり、全光に近付くほど)インバータ回路の動作周波数
が低くなるように、インバータ回路の動作周波数を制御
して放電灯を調光点灯させるのである。
【0003】図16(a)(b)は上述した放電灯点灯
装置のランプ電流Ilaを示す波形図であり、図16
(a)に全光時のランプ電流Ilaの波形図を示し、図1
6(b)に調光時のランプ電流Ilaの波形図を示す。こ
れらの波形図から判るように、放電灯がある一定の調光
レベルで安定点灯している場合は、ランプ電流Ilaの振
幅は略一定となっている。また、ランプ電圧についても
同様に、放電灯がある一定の調光レベルで安定点灯して
いる場合、その振幅は略一定となっている。
装置のランプ電流Ilaを示す波形図であり、図16
(a)に全光時のランプ電流Ilaの波形図を示し、図1
6(b)に調光時のランプ電流Ilaの波形図を示す。こ
れらの波形図から判るように、放電灯がある一定の調光
レベルで安定点灯している場合は、ランプ電流Ilaの振
幅は略一定となっている。また、ランプ電圧についても
同様に、放電灯がある一定の調光レベルで安定点灯して
いる場合、その振幅は略一定となっている。
【0004】ところで、例えば深調光レベルで放電灯を
調光点灯させている場合に、放電灯の点灯状態が不安定
になって、ちらつきや立ち消えを生じることがある。こ
のような現象は調光時に限らず、例えば放電灯の周囲温
度が低いような低温条件下でも発生することがあり、低
温条件下において深調光レベルの点灯時には上記の現象
が顕著になり、利用者に不快感を与えるという問題があ
った。
調光点灯させている場合に、放電灯の点灯状態が不安定
になって、ちらつきや立ち消えを生じることがある。こ
のような現象は調光時に限らず、例えば放電灯の周囲温
度が低いような低温条件下でも発生することがあり、低
温条件下において深調光レベルの点灯時には上記の現象
が顕著になり、利用者に不快感を与えるという問題があ
った。
【0005】図17はランプ電流Ilaとランプ電圧Vla
との関係(ランプV−I特性)を示しており、図17中
の点Aは放電灯の定格出力時を示し、この時のランプ電
流をIa、ランプ電圧をVaとする。また点Bは調光レ
ベルの最も暗い調光最下限の状態を示し、この時のラン
プ電流をIc、ランプ電圧をVcとする。放電灯の光出
力がランプ電流と比例関係にあることは周知の事実であ
るので、ランプ電流Ilaが低下するにつれて(すなわ
ち、ランプ電圧Vlaが増加するにつれて)、放電灯の光
出力が絞られる(調光される)ことになる。様々な安定
器で放電灯が立ち消えを起こす時のランプ電圧Vlaは、
接続された放電灯の特性によってほぼ決まり、図17に
示すランプV−I特性では、ランプ電圧Vlaが電圧Vb
を超えると(ランプ電流Ilaが電流Ibを下回ると)放
電灯が点灯状態を維持できなくなるものとする。
との関係(ランプV−I特性)を示しており、図17中
の点Aは放電灯の定格出力時を示し、この時のランプ電
流をIa、ランプ電圧をVaとする。また点Bは調光レ
ベルの最も暗い調光最下限の状態を示し、この時のラン
プ電流をIc、ランプ電圧をVcとする。放電灯の光出
力がランプ電流と比例関係にあることは周知の事実であ
るので、ランプ電流Ilaが低下するにつれて(すなわ
ち、ランプ電圧Vlaが増加するにつれて)、放電灯の光
出力が絞られる(調光される)ことになる。様々な安定
器で放電灯が立ち消えを起こす時のランプ電圧Vlaは、
接続された放電灯の特性によってほぼ決まり、図17に
示すランプV−I特性では、ランプ電圧Vlaが電圧Vb
を超えると(ランプ電流Ilaが電流Ibを下回ると)放
電灯が点灯状態を維持できなくなるものとする。
【0006】また、図18は調光信号とランプ電圧Vla
との関係を示し、調光信号の信号レベルが最も低い時
に、インバータ回路の動作周波数は最も低くなり、放電
灯が点Aで点灯する(定格点灯)。調光信号の信号レベ
ルが上がるにつれて、すなわち調光レベルが暗く(深
く)なるにつれて、インバータ回路の動作周波数は徐々
に高くなり、調光信号の信号レベルが最も高い時にイン
バータ回路の動作周波数も最も高くなって、放電灯は点
Bで点灯する(調光最下限)。すなわち、図17に示す
ランプV−I特性は、図18中に実線で示す特性(G
1)と対応している。
との関係を示し、調光信号の信号レベルが最も低い時
に、インバータ回路の動作周波数は最も低くなり、放電
灯が点Aで点灯する(定格点灯)。調光信号の信号レベ
ルが上がるにつれて、すなわち調光レベルが暗く(深
く)なるにつれて、インバータ回路の動作周波数は徐々
に高くなり、調光信号の信号レベルが最も高い時にイン
バータ回路の動作周波数も最も高くなって、放電灯は点
Bで点灯する(調光最下限)。すなわち、図17に示す
ランプV−I特性は、図18中に実線で示す特性(G
1)と対応している。
【0007】図18中に実線で示す特性(G1)はラン
プ特性が安定している時のものであり、放電灯の周囲温
度が約25℃で、点灯時間が100時間以上(つまりエ
ージング済み)のものである。
プ特性が安定している時のものであり、放電灯の周囲温
度が約25℃で、点灯時間が100時間以上(つまりエ
ージング済み)のものである。
【0008】一方、図18中に破線で示す特性(G2)
は、放電灯の周囲温度が低温時、或いは放電灯の特性が
安定していない時の状態を示している。この場合、調光
信号の信号レベルが高くなって、インバータ回路の動作
周波数が高くなるに従い、急激にランプ電圧Vlaが増加
して、ランプ電流Ilaが低下する。上述のように、特に
放電灯の周囲温度が低温時においては、調光信号の変化
に対して図18中に実線で示すような本来の特性を示さ
ず、ランプ電圧が周期的に電圧Vc付近まで上昇する場
合はちらつきが発生し、電圧Vcを超えると立ち消えが
生じる。
は、放電灯の周囲温度が低温時、或いは放電灯の特性が
安定していない時の状態を示している。この場合、調光
信号の信号レベルが高くなって、インバータ回路の動作
周波数が高くなるに従い、急激にランプ電圧Vlaが増加
して、ランプ電流Ilaが低下する。上述のように、特に
放電灯の周囲温度が低温時においては、調光信号の変化
に対して図18中に実線で示すような本来の特性を示さ
ず、ランプ電圧が周期的に電圧Vc付近まで上昇する場
合はちらつきが発生し、電圧Vcを超えると立ち消えが
生じる。
【0009】このような問題点を解決するために、調光
信号としてパルス幅変調信号(PWM信号)を用い、全
光時のパルス幅のPWM信号と、調光時のパルス幅のP
WM信号とを周期的に交互に切り換えることによって、
全体として所望の調光レベルとなるように調光する周波
数2段切替の調光方式や、PWM信号に応じてランプ電
流に休止期間を設け、全体として所望の調光レベルとな
るように調光する調光方式も提案されている(このよう
な調光方式をパルス重畳による調光方式と呼ぶ)。
信号としてパルス幅変調信号(PWM信号)を用い、全
光時のパルス幅のPWM信号と、調光時のパルス幅のP
WM信号とを周期的に交互に切り換えることによって、
全体として所望の調光レベルとなるように調光する周波
数2段切替の調光方式や、PWM信号に応じてランプ電
流に休止期間を設け、全体として所望の調光レベルとな
るように調光する調光方式も提案されている(このよう
な調光方式をパルス重畳による調光方式と呼ぶ)。
【0010】図19(a)〜(c)はパルス重畳による
調光方式を用いた場合のランプ電流の波形図であり、図
19(a)は全光時のランプ電流の波形図、図19
(b)は周波数を2段に切り換えて調光した場合のラン
プ電流の波形図、図19(c)は休止期間を一定周期毎
に設けることによって調光した場合のランプ電流の波形
図である。
調光方式を用いた場合のランプ電流の波形図であり、図
19(a)は全光時のランプ電流の波形図、図19
(b)は周波数を2段に切り換えて調光した場合のラン
プ電流の波形図、図19(c)は休止期間を一定周期毎
に設けることによって調光した場合のランプ電流の波形
図である。
【0011】このパルス重畳による調光方式では、放電
灯が深い調光状態になった場合に、高電圧を一定周期毎
に印加することで、放電灯の点灯状態を維持しているの
であり、動作周波数を2段階に切り替える周期や、休止
期間を設ける周期を人間の目に知覚されないような高い
周波数とすることで、ちらつきや立ち消えを防止してい
る。
灯が深い調光状態になった場合に、高電圧を一定周期毎
に印加することで、放電灯の点灯状態を維持しているの
であり、動作周波数を2段階に切り替える周期や、休止
期間を設ける周期を人間の目に知覚されないような高い
周波数とすることで、ちらつきや立ち消えを防止してい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のパルス重畳によ
る調光方式を用いた放電灯点灯装置では、放電灯に高圧
パルスを周期的に印加しているため、ノイズ対策が難し
くなるという問題があった。
る調光方式を用いた放電灯点灯装置では、放電灯に高圧
パルスを周期的に印加しているため、ノイズ対策が難し
くなるという問題があった。
【0013】また、放電灯の定格出力が同じであって
も、放電灯の状態によっては調光信号に対するランプ電
圧或いはランプ電流の特性が異なる場合がある。すなわ
ち、図18に示すように、調光信号が同じであっても、
その時のランプ電圧が本来のランプ電圧よりも上昇し
て、ちらつきや立ち消えを起こしてしまうのである。こ
のような現象は放電灯を初めて点灯させた時に起こりや
すい現象であり、放電灯の電気的な特性が安定するまで
に100時間程度のエージングが必要であることは一般
的に知られている。
も、放電灯の状態によっては調光信号に対するランプ電
圧或いはランプ電流の特性が異なる場合がある。すなわ
ち、図18に示すように、調光信号が同じであっても、
その時のランプ電圧が本来のランプ電圧よりも上昇し
て、ちらつきや立ち消えを起こしてしまうのである。こ
のような現象は放電灯を初めて点灯させた時に起こりや
すい現象であり、放電灯の電気的な特性が安定するまで
に100時間程度のエージングが必要であることは一般
的に知られている。
【0014】このような放電灯毎の調光信号に対するラ
ンプ電圧(ランプ電流)の特性のばらつきや、周囲温度
のばらつきによって調光点灯状態を維持しにくい状態で
は、より高電圧のパルス電圧を放電灯の両端間に印加す
る必要があり、その結果ランプ電圧が上昇するため、ラ
ンプ電圧と所定のしきい値電圧との高低を比較すること
によってランプ異常を検出する場合は異常検出回路が誤
動作する原因になる。そこで、しきい値電圧を高めに設
定して異常検出回路の誤動作を防止することも考えられ
るが、しきい値電圧を高めに設定すると、安定器にかか
る電圧が高くなって、回路素子に加わるストレスが増加
するという問題がある。
ンプ電圧(ランプ電流)の特性のばらつきや、周囲温度
のばらつきによって調光点灯状態を維持しにくい状態で
は、より高電圧のパルス電圧を放電灯の両端間に印加す
る必要があり、その結果ランプ電圧が上昇するため、ラ
ンプ電圧と所定のしきい値電圧との高低を比較すること
によってランプ異常を検出する場合は異常検出回路が誤
動作する原因になる。そこで、しきい値電圧を高めに設
定して異常検出回路の誤動作を防止することも考えられ
るが、しきい値電圧を高めに設定すると、安定器にかか
る電圧が高くなって、回路素子に加わるストレスが増加
するという問題がある。
【0015】また、図19(c)に示すようにランプ電
流Ilaに休止期間を設ける場合は、放電灯が高周波で点
灯と立ち消えを繰り返していることになり、放電灯の寿
命悪化や黒化の原因になる。
流Ilaに休止期間を設ける場合は、放電灯が高周波で点
灯と立ち消えを繰り返していることになり、放電灯の寿
命悪化や黒化の原因になる。
【0016】また更に、パルス重畳による調光方式で立
ち消えやちらつきを防止する手段では放電灯の点灯周波
数を略一定とし、インバータ回路に供給する直流電圧を
変化させることによって放電灯を調光することはできな
かった。
ち消えやちらつきを防止する手段では放電灯の点灯周波
数を略一定とし、インバータ回路に供給する直流電圧を
変化させることによって放電灯を調光することはできな
かった。
【0017】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、深い(暗い)調光レ
ベルでも、放電灯の両端間に高電圧を印加することな
く、放電灯のちらつきや立ち消えを防止できる放電灯点
灯装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、深い(暗い)調光レ
ベルでも、放電灯の両端間に高電圧を印加することな
く、放電灯のちらつきや立ち消えを防止できる放電灯点
灯装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、直流電源部と、直流電源部の
直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路部と、イ
ンバータ回路部の出力端子間に接続された共振用コンデ
ンサ及び共振用インダクタの直列回路と、共振用コンデ
ンサに並列接続された放電灯と、調光信号を発生する調
光信号発生部と、放電灯のランプ電圧又はランプ電流の
内の少なくとも何れか一方を検出する検出回路部と、調
光レベルが十分明るい場合は調光信号発生部から入力さ
れた調光信号をそのまま出力するとともに、調光レベル
が暗くなって検出回路部の検出値が予め設定された閾値
を超えるとその時点での調光レベルよりも調光レベルが
暗くならないように調光信号を制限して出力するリミッ
タ回路部と、リミッタ回路部を介して入力された調光信
号に応じて、直流電源の直流電圧又はインバータ回路の
動作周波数の内の少なくとも何れか一方を変化させるこ
とにより放電灯を調光する調光制御部とを備えて成るこ
とを特徴とし、リミッタ回路部は、放電灯の調光レベル
が暗くなって検出回路部の検出値が閾値を超えると、そ
の時点での調光レベルよりも調光レベルが暗くならない
ように調光信号を制限して調光制御部に出力するので、
調光信号の調光レベルがさらに暗くなって、放電灯がち
らついたり立ち消えするのを防止でき、放電灯を安定に
調光点灯することができる。
に、請求項1の発明では、直流電源部と、直流電源部の
直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路部と、イ
ンバータ回路部の出力端子間に接続された共振用コンデ
ンサ及び共振用インダクタの直列回路と、共振用コンデ
ンサに並列接続された放電灯と、調光信号を発生する調
光信号発生部と、放電灯のランプ電圧又はランプ電流の
内の少なくとも何れか一方を検出する検出回路部と、調
光レベルが十分明るい場合は調光信号発生部から入力さ
れた調光信号をそのまま出力するとともに、調光レベル
が暗くなって検出回路部の検出値が予め設定された閾値
を超えるとその時点での調光レベルよりも調光レベルが
暗くならないように調光信号を制限して出力するリミッ
タ回路部と、リミッタ回路部を介して入力された調光信
号に応じて、直流電源の直流電圧又はインバータ回路の
動作周波数の内の少なくとも何れか一方を変化させるこ
とにより放電灯を調光する調光制御部とを備えて成るこ
とを特徴とし、リミッタ回路部は、放電灯の調光レベル
が暗くなって検出回路部の検出値が閾値を超えると、そ
の時点での調光レベルよりも調光レベルが暗くならない
ように調光信号を制限して調光制御部に出力するので、
調光信号の調光レベルがさらに暗くなって、放電灯がち
らついたり立ち消えするのを防止でき、放電灯を安定に
調光点灯することができる。
【0019】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記放電灯の調光状態に応じて上記閾値を予め設
定された複数の値の中から選択的に設定する閾値設定部
を設けたことを特徴とし、閾値設定部により放電灯の点
灯状態に応じて閾値を段階的に変化させることができ
る。
いて、上記放電灯の調光状態に応じて上記閾値を予め設
定された複数の値の中から選択的に設定する閾値設定部
を設けたことを特徴とし、閾値設定部により放電灯の点
灯状態に応じて閾値を段階的に変化させることができ
る。
【0020】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明において、上記閾値は、放電灯が点灯状態を維持でき
且つ調光レベルの最も暗い調光下限付近の調光レベルで
点灯している状態における上記検出回路部の検出値であ
ることを特徴とし、調光下限付近でも放電灯を安定に点
灯させることができる。
明において、上記閾値は、放電灯が点灯状態を維持でき
且つ調光レベルの最も暗い調光下限付近の調光レベルで
点灯している状態における上記検出回路部の検出値であ
ることを特徴とし、調光下限付近でも放電灯を安定に点
灯させることができる。
【0021】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れか1つに記載の発明において、上記閾値は定格電力の
異なる複数種類の放電灯毎に予め設定されており、接続
された放電灯の種類を判別するランプ判別部と、ランプ
判別部の判別結果をもとに上記閾値を接続された放電灯
に対応する値に切り替える閾値切替部とを設けたことを
特徴とし、定格電力の異なる放電灯が接続された場合に
も閾値を適切な値に設定することができ、ちらつきや立
ち消えを起こすことなく放電灯を調光することができ
る。
れか1つに記載の発明において、上記閾値は定格電力の
異なる複数種類の放電灯毎に予め設定されており、接続
された放電灯の種類を判別するランプ判別部と、ランプ
判別部の判別結果をもとに上記閾値を接続された放電灯
に対応する値に切り替える閾値切替部とを設けたことを
特徴とし、定格電力の異なる放電灯が接続された場合に
も閾値を適切な値に設定することができ、ちらつきや立
ち消えを起こすことなく放電灯を調光することができ
る。
【0022】請求項5の発明では、請求項1乃至3の何
れか1つに記載の発明において、上記放電灯は、定格電
力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ラン
プ、定格電力が32Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプ、定格電力が24Wの高周波点灯専用形コン
パクト形蛍光ランプの内の何れかであり、上記閾値とし
て、定格電力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプが接続された場合の閾値を用いることを特徴
とし、3種類の蛍光ランプの中では、定格電力の最も大
きい42Wの蛍光ランプのランプ電圧が最も高くなるた
め、ちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなるが、定
格電力が42Wの蛍光ランプが接続された場合の閾値を
用いているので、他の32W又は24Wの蛍光ランプが
接続されたとしても、ちらつきや立ち消えを起こすこと
なく蛍光ランプを安定に調光点灯させることができる。
れか1つに記載の発明において、上記放電灯は、定格電
力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ラン
プ、定格電力が32Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプ、定格電力が24Wの高周波点灯専用形コン
パクト形蛍光ランプの内の何れかであり、上記閾値とし
て、定格電力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプが接続された場合の閾値を用いることを特徴
とし、3種類の蛍光ランプの中では、定格電力の最も大
きい42Wの蛍光ランプのランプ電圧が最も高くなるた
め、ちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなるが、定
格電力が42Wの蛍光ランプが接続された場合の閾値を
用いているので、他の32W又は24Wの蛍光ランプが
接続されたとしても、ちらつきや立ち消えを起こすこと
なく蛍光ランプを安定に調光点灯させることができる。
【0023】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記放電灯は定格電力が42Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約220Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
いて、上記放電灯は定格電力が42Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約220Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0024】請求項7の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記放電灯は定格電力が32Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約160Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
いて、上記放電灯は定格電力が32Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約160Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0025】請求項8の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記放電灯は定格電力が24Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約150Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約30mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
いて、上記放電灯は定格電力が24Wの高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラ
ンプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラ
ンプ電圧が約150Vの時の検出電圧とし、上記検出回
路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記
閾値をランプ電流が約30mAの時の検出電流とするこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0026】請求項9の発明では、請求項1乃至8の何
れか1つに記載の発明において、上記調光制御部と上記
検出回路部と上記リミッタ回路部とを1つのマイクロコ
ンピュータで構成したことを特徴とし、個別の電子部品
を用いて各部を構成した場合のように個々の電子部品の
ばらつきによって制御性がばらつくのを防止でき、また
部品数が比較的少なくて済むから、実装面積も小さくで
きる。
れか1つに記載の発明において、上記調光制御部と上記
検出回路部と上記リミッタ回路部とを1つのマイクロコ
ンピュータで構成したことを特徴とし、個別の電子部品
を用いて各部を構成した場合のように個々の電子部品の
ばらつきによって制御性がばらつくのを防止でき、また
部品数が比較的少なくて済むから、実装面積も小さくで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0028】(実施形態1)図1に本実施形態の放電灯
点灯装置のブロック図を示す。この放電灯点灯装置は、
出力電圧が略一定の直流電源1(直流電源部)と、直流
電源1の直流電圧Vdcをスイッチング素子(図示せず)
でスイッチングすることにより高周波の交流電圧に変換
するインバータ回路2(インバータ回路部)と、インバ
ータ回路2の出力端子間に接続された共振用インダクタ
L1及び共振用コンデンサC1の直列回路と、共振用コ
ンデンサC1に並列接続された蛍光ランプのような放電
灯Laと、ランプ電圧又はランプ電流の内の少なくとも
何れか一方を検出する検出回路3(検出回路部)と、直
流の電圧信号からなる調光信号を後述のリミッタ回路5
に出力する調光器4(調光信号生成部)と、検出回路3
の検出値に基づいて調光器4から入力された調光信号を
制限して出力するリミッタ回路5(リミッタ回路部)と
を備える。
点灯装置のブロック図を示す。この放電灯点灯装置は、
出力電圧が略一定の直流電源1(直流電源部)と、直流
電源1の直流電圧Vdcをスイッチング素子(図示せず)
でスイッチングすることにより高周波の交流電圧に変換
するインバータ回路2(インバータ回路部)と、インバ
ータ回路2の出力端子間に接続された共振用インダクタ
L1及び共振用コンデンサC1の直列回路と、共振用コ
ンデンサC1に並列接続された蛍光ランプのような放電
灯Laと、ランプ電圧又はランプ電流の内の少なくとも
何れか一方を検出する検出回路3(検出回路部)と、直
流の電圧信号からなる調光信号を後述のリミッタ回路5
に出力する調光器4(調光信号生成部)と、検出回路3
の検出値に基づいて調光器4から入力された調光信号を
制限して出力するリミッタ回路5(リミッタ回路部)と
を備える。
【0029】次に、インバータ回路2及び検出回路3の
回路構成を図2の具体回路を参照して説明する。インバ
ータ回路2はハーフブリッジ形のインバータ回路であっ
て、直流電源1の両端間に接続されたスイッチング素子
Q1,Q2の直列回路を有し、スイッチング素子Q1,
Q2の接続点と共振用インダクタL1との間には直流カ
ット用のコンデンサC2を接続してある。
回路構成を図2の具体回路を参照して説明する。インバ
ータ回路2はハーフブリッジ形のインバータ回路であっ
て、直流電源1の両端間に接続されたスイッチング素子
Q1,Q2の直列回路を有し、スイッチング素子Q1,
Q2の接続点と共振用インダクタL1との間には直流カ
ット用のコンデンサC2を接続してある。
【0030】スイッチング素子Q1,Q2は、調光制御
部としてのインバータ制御回路6によって高周波で交互
にオン/オフされる。インバータ制御回路6は例えばP
WM制御用の集積回路からなり、スイッチング素子Q
1,Q2のスイッチング周波数を変化させることができ
る。そして、インバータ制御回路6が、リミッタ回路5
を介して入力された調光信号に応じてインバータ回路2
の動作周波数を変化させることにより放電灯Laを調光
点灯する。
部としてのインバータ制御回路6によって高周波で交互
にオン/オフされる。インバータ制御回路6は例えばP
WM制御用の集積回路からなり、スイッチング素子Q
1,Q2のスイッチング周波数を変化させることができ
る。そして、インバータ制御回路6が、リミッタ回路5
を介して入力された調光信号に応じてインバータ回路2
の動作周波数を変化させることにより放電灯Laを調光
点灯する。
【0031】検出回路3としては、ランプ電圧Vlaやラ
ンプ電流Ilaやランプ電力を検出するものが考えられる
が、図2に示す具体回路ではランプ電圧Vlaを検出する
ランプ電圧検出回路3aを用いている。
ンプ電流Ilaやランプ電力を検出するものが考えられる
が、図2に示す具体回路ではランプ電圧Vlaを検出する
ランプ電圧検出回路3aを用いている。
【0032】ランプ電圧検出回路3aは、放電灯Laの
両端間に接続された抵抗R1及びダイオードD1の直列
回路と、ダイオードD1の両端間に接続された抵抗R2
と、抵抗R1,R2の接続点にアノードが接続されたダ
イオードD2と、抵抗R2の両端間にダイオードD2を
介して接続されたコンデンサCfと、コンデンサCfに
並列接続された抵抗R3と、抵抗R3の両端電圧と閾値
電圧E1との高低を比較するコンパレータCP1とで構
成される。
両端間に接続された抵抗R1及びダイオードD1の直列
回路と、ダイオードD1の両端間に接続された抵抗R2
と、抵抗R1,R2の接続点にアノードが接続されたダ
イオードD2と、抵抗R2の両端間にダイオードD2を
介して接続されたコンデンサCfと、コンデンサCfに
並列接続された抵抗R3と、抵抗R3の両端電圧と閾値
電圧E1との高低を比較するコンパレータCP1とで構
成される。
【0033】すなわちランプ電圧検出回路3aでは、ラ
ンプ電圧Vlaを抵抗R1,R2で分圧した後、整流、平
滑して得た電圧をコンパレータCP1のプラス側端子に
入力するとともに、閾値電圧E1をコンパレータCP1
のマイナス側端子に入力している。ここで、ランプ電圧
Vlaが十分低く(調光レベルが十分明るく)、抵抗R3
の両端電圧が閾値電圧E1よりも低い場合は、コンパレ
ータCP1の出力はロー(L)になる。一方、調光レベ
ルが深く(暗く)なってランプ電圧Vlaが増加し、抵抗
R3の両端電圧が閾値電圧E1を超えると、コンパレー
タCP1の出力はハイ(H)になる。
ンプ電圧Vlaを抵抗R1,R2で分圧した後、整流、平
滑して得た電圧をコンパレータCP1のプラス側端子に
入力するとともに、閾値電圧E1をコンパレータCP1
のマイナス側端子に入力している。ここで、ランプ電圧
Vlaが十分低く(調光レベルが十分明るく)、抵抗R3
の両端電圧が閾値電圧E1よりも低い場合は、コンパレ
ータCP1の出力はロー(L)になる。一方、調光レベ
ルが深く(暗く)なってランプ電圧Vlaが増加し、抵抗
R3の両端電圧が閾値電圧E1を超えると、コンパレー
タCP1の出力はハイ(H)になる。
【0034】ランプ電圧検出回路3aの出力信号は、調
光器4からの調光信号とともにリミッタ回路5に入力さ
れる。ランプ電圧検出回路3aからリミッタ回路5にL
レベルの検出信号が入力された場合、リミッタ回路5
は、調光器4からの調光信号をそのままインバータ制御
回路6に出力する。一方、ランプ電圧検出回路3aから
リミッタ回路5にHレベルの検出信号が入力された場
合、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号をラッチ
し、次にランプ電圧検出回路3aからLレベルの検出信
号が入力されるまでその信号を保持する。尚、本実施形
態ではランプ電圧検出回路3aからHレベルの検出信号
が入力された場合、リミッタ回路4がその時点での調光
信号を保持しているが、その時点での調光レベルよりも
定格点灯側で調光点灯するように調光信号を変換して出
力しても良い。
光器4からの調光信号とともにリミッタ回路5に入力さ
れる。ランプ電圧検出回路3aからリミッタ回路5にL
レベルの検出信号が入力された場合、リミッタ回路5
は、調光器4からの調光信号をそのままインバータ制御
回路6に出力する。一方、ランプ電圧検出回路3aから
リミッタ回路5にHレベルの検出信号が入力された場
合、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号をラッチ
し、次にランプ電圧検出回路3aからLレベルの検出信
号が入力されるまでその信号を保持する。尚、本実施形
態ではランプ電圧検出回路3aからHレベルの検出信号
が入力された場合、リミッタ回路4がその時点での調光
信号を保持しているが、その時点での調光レベルよりも
定格点灯側で調光点灯するように調光信号を変換して出
力しても良い。
【0035】次に、本回路の基本的な動作について図3
〜図5を参照して説明する。図3はランプ電流Ilaとラ
ンプ電圧Vlaとの関係(ランプV−I特性)を示してい
る。図3のランプV−I特性は放電灯Laが本来備えて
いる特性であり、放電灯の周囲温度が25℃で点灯時間
が100時間以上(エージング済み)のものである。
〜図5を参照して説明する。図3はランプ電流Ilaとラ
ンプ電圧Vlaとの関係(ランプV−I特性)を示してい
る。図3のランプV−I特性は放電灯Laが本来備えて
いる特性であり、放電灯の周囲温度が25℃で点灯時間
が100時間以上(エージング済み)のものである。
【0036】また、図4は調光信号とランプ電圧Vlaと
の関係を示している。本回路では調光器4からの調光信
号がS1からS3まで変化するものとし、調光信号がS
1の時に放電灯Laは定格点灯し、S3の時に調光最下
限で点灯する。すなわち、図3及び図4における点Aが
定格点灯時、点Bが調光点灯時の点灯ポイントであり、
ランプ電圧VlaがVcを超えると放電灯Laは点灯状態
を維持できなくなって、立ち消えが発生する。
の関係を示している。本回路では調光器4からの調光信
号がS1からS3まで変化するものとし、調光信号がS
1の時に放電灯Laは定格点灯し、S3の時に調光最下
限で点灯する。すなわち、図3及び図4における点Aが
定格点灯時、点Bが調光点灯時の点灯ポイントであり、
ランプ電圧VlaがVcを超えると放電灯Laは点灯状態
を維持できなくなって、立ち消えが発生する。
【0037】ここで、図2の具体回路においてコンパレ
ータCP1のマイナス側入力端子に印加される閾値電圧
E1を、ランプ電圧Vlaが電圧Vb(Vb<Vc)にな
った時の抵抗R3の両端電圧、すなわち放電灯Laが点
灯状態を維持でき且つ調光レベルの最も深い調光下限付
近の調光レベルで点灯している状態における検出回路の
検出値に設定してある。なお、電圧Vbは調光最下限時
のランプ電圧Vcよりも僅かに低い電圧であり、ランプ
電圧Vcほど光出力は絞られない(ランプ電流Ilaは小
さくない)が、放電灯が確実に点灯している電圧であ
る。
ータCP1のマイナス側入力端子に印加される閾値電圧
E1を、ランプ電圧Vlaが電圧Vb(Vb<Vc)にな
った時の抵抗R3の両端電圧、すなわち放電灯Laが点
灯状態を維持でき且つ調光レベルの最も深い調光下限付
近の調光レベルで点灯している状態における検出回路の
検出値に設定してある。なお、電圧Vbは調光最下限時
のランプ電圧Vcよりも僅かに低い電圧であり、ランプ
電圧Vcほど光出力は絞られない(ランプ電流Ilaは小
さくない)が、放電灯が確実に点灯している電圧であ
る。
【0038】コンパレータCP1は、上述のように閾値
電圧E1と抵抗R3の両端電圧との高低を常に比較して
おり、ランプ電圧Vlaが電圧Vb以下の時はLレベルの
信号を出力し、ランプ電圧Vlaが電圧Vbを超えるとH
レベルの信号を出力する。
電圧E1と抵抗R3の両端電圧との高低を常に比較して
おり、ランプ電圧Vlaが電圧Vb以下の時はLレベルの
信号を出力し、ランプ電圧Vlaが電圧Vbを超えるとH
レベルの信号を出力する。
【0039】ここで、調光時においてリミッタ回路5に
Lレベルの信号が入力された場合、リミッタ回路5は調
光器4からの調光信号をそのままインバータ制御回路6
に出力する。一方、調光信号が大きくなると共に、ラン
プ電圧Vlaが上昇して、リミッタ回路5にHレベルの信
号が入力された場合、リミッタ回路5はその時点におけ
る調光信号S2をラッチして、インバータ制御回路6に
出力する。リミッタ回路5のラッチ動作によって、イン
バータ制御回路6に入力される調光信号がS2に制限さ
れるから(S2よりも暗くなることはないから)、イン
バータ回路2の動作周波数がそれ以上高くなることはな
く、ランプ電圧VlaがVb以上に高くならないため、放
電灯Laの立ち消えやちらつきが発生することはない。
Lレベルの信号が入力された場合、リミッタ回路5は調
光器4からの調光信号をそのままインバータ制御回路6
に出力する。一方、調光信号が大きくなると共に、ラン
プ電圧Vlaが上昇して、リミッタ回路5にHレベルの信
号が入力された場合、リミッタ回路5はその時点におけ
る調光信号S2をラッチして、インバータ制御回路6に
出力する。リミッタ回路5のラッチ動作によって、イン
バータ制御回路6に入力される調光信号がS2に制限さ
れるから(S2よりも暗くなることはないから)、イン
バータ回路2の動作周波数がそれ以上高くなることはな
く、ランプ電圧VlaがVb以上に高くならないため、放
電灯Laの立ち消えやちらつきが発生することはない。
【0040】すなわち、図5に示すように放電灯の周囲
温度が低い状態(低温状態)で放電灯を調光点灯させた
場合、調光信号に対してランプ電圧Vlaが急激に増加す
るが、ランプ電圧Vlaが電圧Vbに達すると、それ以上
インバータ制御回路6に入力される調光信号が増加しな
いため、インバータ回路2の動作周波数は変化せず、調
光信号とランプ電圧Vlaとの関係を示す調光信号−ラン
プ電圧特性は図5に示すような特性となる。その後、放
電灯Laの周囲温度が上昇したり、点灯時間が増加する
(エージング)にしたがって、調光信号−ランプ電圧特
性が図5中のG3からG2へ、G2からG1へと変化す
れば、点Cまで調光される。
温度が低い状態(低温状態)で放電灯を調光点灯させた
場合、調光信号に対してランプ電圧Vlaが急激に増加す
るが、ランプ電圧Vlaが電圧Vbに達すると、それ以上
インバータ制御回路6に入力される調光信号が増加しな
いため、インバータ回路2の動作周波数は変化せず、調
光信号とランプ電圧Vlaとの関係を示す調光信号−ラン
プ電圧特性は図5に示すような特性となる。その後、放
電灯Laの周囲温度が上昇したり、点灯時間が増加する
(エージング)にしたがって、調光信号−ランプ電圧特
性が図5中のG3からG2へ、G2からG1へと変化す
れば、点Cまで調光される。
【0041】このように、本実施形態では調光点灯時に
点灯状態を維持するために放電灯の両端間に高圧パルス
を印加する必要がなく、また放電灯Laの周囲温度やラ
ンプ特性のばらつきに関係なく深い調光状態で点灯させ
ることができる。
点灯状態を維持するために放電灯の両端間に高圧パルス
を印加する必要がなく、また放電灯Laの周囲温度やラ
ンプ特性のばらつきに関係なく深い調光状態で点灯させ
ることができる。
【0042】ところで、放電灯Laとして定格電力が4
2Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプを用い
る場合は、閾値電圧E1としてランプ電圧Vlaが約22
0Vの時の抵抗R3の両端電圧を用いるのが望ましい。
また、放電灯Laとして定格電力が32Wの高周波点灯
専用形コンパクト形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電
圧E1としてランプ電圧Vlaが約160Vの時の抵抗R
3の両端電圧を用いるのが望ましい。また、放電灯La
として定格電力が24Wの高周波点灯専用形コンパクト
形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電圧E1としてラン
プ電圧Vlaが約150Vの時の抵抗R3の両端電圧を用
いるのが望ましい。
2Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプを用い
る場合は、閾値電圧E1としてランプ電圧Vlaが約22
0Vの時の抵抗R3の両端電圧を用いるのが望ましい。
また、放電灯Laとして定格電力が32Wの高周波点灯
専用形コンパクト形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電
圧E1としてランプ電圧Vlaが約160Vの時の抵抗R
3の両端電圧を用いるのが望ましい。また、放電灯La
として定格電力が24Wの高周波点灯専用形コンパクト
形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電圧E1としてラン
プ電圧Vlaが約150Vの時の抵抗R3の両端電圧を用
いるのが望ましい。
【0043】尚、本実施形態では調光信号に応じてイン
バータ回路2の動作周波数を変化させることにより放電
灯Laを調光点灯しているが、直流電源1の出力電圧V
dcを変化させることによって放電灯Laを調光点灯して
も良い。
バータ回路2の動作周波数を変化させることにより放電
灯Laを調光点灯しているが、直流電源1の出力電圧V
dcを変化させることによって放電灯Laを調光点灯して
も良い。
【0044】(実施形態2)図6に本実施形態の放電灯
点灯装置のブロック図を示す。実施形態1の放電灯点灯
装置ではインバータ回路2の動作周波数を変化させるこ
とによって放電灯Laを調光しているが、本実施形態で
は点灯、調光時においてインバータ回路2の動作周波数
を略一定とし、直流電源1の出力電圧を変化させること
によって放電灯Laを調光している。
点灯装置のブロック図を示す。実施形態1の放電灯点灯
装置ではインバータ回路2の動作周波数を変化させるこ
とによって放電灯Laを調光しているが、本実施形態で
は点灯、調光時においてインバータ回路2の動作周波数
を略一定とし、直流電源1の出力電圧を変化させること
によって放電灯Laを調光している。
【0045】本実施形態の放電灯点灯装置は、図6に示
すように、調光信号に応じた大きさの直流電圧を発生す
る直流電源1(直流電源部)と、直流電源1の直流電圧
Vdcをスイッチング素子(図示せず)でスイッチングす
ることにより高周波の交流電圧に変換するインバータ回
路2(インバータ回路部)と、インバータ回路2の出力
端子間に接続された共振用インダクタL1及び共振用コ
ンデンサC1の直列回路と、共振用コンデンサC1に並
列接続された蛍光ランプのような放電灯Laと、ランプ
電圧又はランプ電流の内の少なくとも何れか一方を検出
する検出回路3(検出回路部)と、直流の電圧信号から
なる調光信号を後述のリミッタ回路5に出力する調光器
4(調光信号発生部)と、検出回路3の検出結果に基づ
いて調光器4から入力された調光信号を制限して出力す
るリミッタ回路5(リミッタ回路部)とで構成される。
すように、調光信号に応じた大きさの直流電圧を発生す
る直流電源1(直流電源部)と、直流電源1の直流電圧
Vdcをスイッチング素子(図示せず)でスイッチングす
ることにより高周波の交流電圧に変換するインバータ回
路2(インバータ回路部)と、インバータ回路2の出力
端子間に接続された共振用インダクタL1及び共振用コ
ンデンサC1の直列回路と、共振用コンデンサC1に並
列接続された蛍光ランプのような放電灯Laと、ランプ
電圧又はランプ電流の内の少なくとも何れか一方を検出
する検出回路3(検出回路部)と、直流の電圧信号から
なる調光信号を後述のリミッタ回路5に出力する調光器
4(調光信号発生部)と、検出回路3の検出結果に基づ
いて調光器4から入力された調光信号を制限して出力す
るリミッタ回路5(リミッタ回路部)とで構成される。
【0046】次に、直流電源1、インバータ回路2、検
出回路3及びリミッタ回路5の回路構成を図7及び図1
0を参照して説明する。
出回路3及びリミッタ回路5の回路構成を図7及び図1
0を参照して説明する。
【0047】直流電源1は所謂昇降圧チョッパ回路から
なり、交流電源VSの電源電圧を整流するダイオードブ
リッジのような整流回路DBと、整流回路DBの出力端
子間に接続されたスイッチング素子Q3及びダイオード
D3の直列回路と、ダイオードD3の両端間に接続され
たインダクタL2及びスイッチング素子Q4の直列回路
と、スイッチング素子Q4の両端間に接続されたダイオ
ードD4及び平滑コンデンサC3の直列回路と、スイッ
チング素子Q3,Q4のオン/オフを制御する調光制御
部としてのチョッパ制御回路7とで構成される。尚、昇
降圧チョッパ回路は従来周知の回路であるので、その動
作説明は省略する。
なり、交流電源VSの電源電圧を整流するダイオードブ
リッジのような整流回路DBと、整流回路DBの出力端
子間に接続されたスイッチング素子Q3及びダイオード
D3の直列回路と、ダイオードD3の両端間に接続され
たインダクタL2及びスイッチング素子Q4の直列回路
と、スイッチング素子Q4の両端間に接続されたダイオ
ードD4及び平滑コンデンサC3の直列回路と、スイッ
チング素子Q3,Q4のオン/オフを制御する調光制御
部としてのチョッパ制御回路7とで構成される。尚、昇
降圧チョッパ回路は従来周知の回路であるので、その動
作説明は省略する。
【0048】チョッパ制御回路7はPWM制御用の集積
回路からなり、スイッチング素子Q3,Q4のオンデュ
ーティを変化させることができ、オンデューティを変化
させることによって、直流電源1の出力電圧Vdcを交流
電源VSのピーク電圧VSpeak以上又はピーク電圧VS
peak以下に昇降圧する。そして、チョッパ制御回路7
が、リミッタ回路5を介して入力された調光信号に応じ
て直流電源1の出力電圧Vdcを変化させることにより放
電灯Laを調光点灯する。
回路からなり、スイッチング素子Q3,Q4のオンデュ
ーティを変化させることができ、オンデューティを変化
させることによって、直流電源1の出力電圧Vdcを交流
電源VSのピーク電圧VSpeak以上又はピーク電圧VS
peak以下に昇降圧する。そして、チョッパ制御回路7
が、リミッタ回路5を介して入力された調光信号に応じ
て直流電源1の出力電圧Vdcを変化させることにより放
電灯Laを調光点灯する。
【0049】インバータ回路2はハーフブリッジ形のイ
ンバータ回路であって、直流電源1の両端間に接続され
たスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を有し、スイ
ッチング素子Q1,Q2の接続点と共振用インダクタL
1との間には直流カット用のコンデンサC2を接続して
ある。スイッチング素子Q1,Q2は、インバータ制御
回路6によって高周波で交互にオン/オフされる。な
お、インバータ制御回路6はPWM制御用の集積回路か
らなり、スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を変
化させることができ、点灯、調光時においてはスイッチ
ング素子Q1,Q2の動作周波数を略一定に制御してい
る。
ンバータ回路であって、直流電源1の両端間に接続され
たスイッチング素子Q1,Q2の直列回路を有し、スイ
ッチング素子Q1,Q2の接続点と共振用インダクタL
1との間には直流カット用のコンデンサC2を接続して
ある。スイッチング素子Q1,Q2は、インバータ制御
回路6によって高周波で交互にオン/オフされる。な
お、インバータ制御回路6はPWM制御用の集積回路か
らなり、スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を変
化させることができ、点灯、調光時においてはスイッチ
ング素子Q1,Q2の動作周波数を略一定に制御してい
る。
【0050】検出回路3としては、ランプ電圧Vlaやラ
ンプ電流Ilaやランプ電力を検出するものが考えられる
が、図7に示す具体回路ではランプ電流Ilaを検出する
ランプ電流検出回路3bを用いている。
ンプ電流Ilaやランプ電力を検出するものが考えられる
が、図7に示す具体回路ではランプ電流Ilaを検出する
ランプ電流検出回路3bを用いている。
【0051】ランプ電流検出回路3bは、ランプ電流I
laの流れる経路に配設されたカレントトランスCTと、
カレントトランスCTの出力端子間に接続された抵抗R
1及びダイオードD1の直列回路と、ダイオードD1に
並列接続された抵抗R2と、抵抗R1,R2の接続点に
アノードが接続されたダイオードD2と、抵抗R2の両
端間にダイオードD2を介して接続されたコンデンサC
fと、コンデンサCfに並列接続された抵抗R3と、抵
抗R3の両端電圧と閾値電圧E1との高低を比較するコ
ンパレータCP1とで構成される。
laの流れる経路に配設されたカレントトランスCTと、
カレントトランスCTの出力端子間に接続された抵抗R
1及びダイオードD1の直列回路と、ダイオードD1に
並列接続された抵抗R2と、抵抗R1,R2の接続点に
アノードが接続されたダイオードD2と、抵抗R2の両
端間にダイオードD2を介して接続されたコンデンサC
fと、コンデンサCfに並列接続された抵抗R3と、抵
抗R3の両端電圧と閾値電圧E1との高低を比較するコ
ンパレータCP1とで構成される。
【0052】すなわち、ランプ電流検出回路3bでは、
カレントトランスCTを用いてランプ電流Ilaに比例し
た電圧信号を生成し、この電圧信号を整流、平滑して得
た電圧信号(抵抗R3の両端電圧)をコンパレータCP
1のマイナス側端子に入力するとともに、閾値電圧E1
をコンパレータCP1のプラス側端子に入力している。
ここで、ランプ電流Ilaが十分大きく(調光レベルが十
分明るく)、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1以上に
なる場合、コンパレータCP1の出力はハイ(H)にな
る。一方、調光レベルが深くなってランプ電流Ilaが低
下し、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1を下回ると、
コンパレータCP1の出力はロー(L)になる。
カレントトランスCTを用いてランプ電流Ilaに比例し
た電圧信号を生成し、この電圧信号を整流、平滑して得
た電圧信号(抵抗R3の両端電圧)をコンパレータCP
1のマイナス側端子に入力するとともに、閾値電圧E1
をコンパレータCP1のプラス側端子に入力している。
ここで、ランプ電流Ilaが十分大きく(調光レベルが十
分明るく)、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1以上に
なる場合、コンパレータCP1の出力はハイ(H)にな
る。一方、調光レベルが深くなってランプ電流Ilaが低
下し、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1を下回ると、
コンパレータCP1の出力はロー(L)になる。
【0053】ランプ電流検出回路3bの出力信号は、調
光器4からの調光信号とともにリミッタ回路5に入力さ
れる。リミッタ回路5は、図10に示すように、直流電
源E5の両端間に接続された抵抗R5,R6の直列回路
と、抵抗R6に並列接続されたコンデンサC4と、抵抗
R6の両端間に抵抗R7を介してコレクタ−エミッタ間
が接続されたトランジスタQ6と、調光器4からの調光
信号が入力信号Einとしてプラス側端子に印加されるオ
ペアンプOPと、抵抗R5,R6の接続点にプラス側端
子が接続されるとともに、オペアンプOPの出力端子に
抵抗R4を介してマイナス側端子が接続されたコンパレ
ータCP4と、オペアンプOPの出力端子にアノードが
接続されるとともに、コンパレータCP4の出力端子に
カソードが接続されたダイオードD5とで構成される。
ここで、オペアンプOPはバッファアンプとして動作
し、コンパレータCP4は、プラス側端子に入力された
抵抗R6の両端電圧ELと、マイナス側端子に入力され
たオペアンプOPの出力電圧(すなわち入力電圧Ein)
との高低を比較する。
光器4からの調光信号とともにリミッタ回路5に入力さ
れる。リミッタ回路5は、図10に示すように、直流電
源E5の両端間に接続された抵抗R5,R6の直列回路
と、抵抗R6に並列接続されたコンデンサC4と、抵抗
R6の両端間に抵抗R7を介してコレクタ−エミッタ間
が接続されたトランジスタQ6と、調光器4からの調光
信号が入力信号Einとしてプラス側端子に印加されるオ
ペアンプOPと、抵抗R5,R6の接続点にプラス側端
子が接続されるとともに、オペアンプOPの出力端子に
抵抗R4を介してマイナス側端子が接続されたコンパレ
ータCP4と、オペアンプOPの出力端子にアノードが
接続されるとともに、コンパレータCP4の出力端子に
カソードが接続されたダイオードD5とで構成される。
ここで、オペアンプOPはバッファアンプとして動作
し、コンパレータCP4は、プラス側端子に入力された
抵抗R6の両端電圧ELと、マイナス側端子に入力され
たオペアンプOPの出力電圧(すなわち入力電圧Ein)
との高低を比較する。
【0054】ランプ電流検出回路3bの出力は抵抗を介
してトランジスタQ6のベースに印加されており、ラン
プ電流検出回路3bの出力がロー(L)になるとトラン
ジスタQ6がオンになり、抵抗R6と並列に抵抗R7が
接続されるので、抵抗R6の両端電圧ELが低下する。
ここで、調光器4は調光信号をS1以上且つS3以下の
範囲で変化させており、トランジスタQ6のオン時にお
ける電圧ELが全光時の調光信号S1と略同じ電圧値に
なり、トランジスタQ6のオフ時における電圧ELが調
光下限時の調光信号S3と略同じ電圧値になるよう、抵
抗R5〜R7の抵抗値及び直流電源E5の電圧値が設定
されている。
してトランジスタQ6のベースに印加されており、ラン
プ電流検出回路3bの出力がロー(L)になるとトラン
ジスタQ6がオンになり、抵抗R6と並列に抵抗R7が
接続されるので、抵抗R6の両端電圧ELが低下する。
ここで、調光器4は調光信号をS1以上且つS3以下の
範囲で変化させており、トランジスタQ6のオン時にお
ける電圧ELが全光時の調光信号S1と略同じ電圧値に
なり、トランジスタQ6のオフ時における電圧ELが調
光下限時の調光信号S3と略同じ電圧値になるよう、抵
抗R5〜R7の抵抗値及び直流電源E5の電圧値が設定
されている。
【0055】トランジスタQ6のオフ時(ランプ電流検
出回路3bの出力がハイの時)は電圧ELがS3になり
(EL=S3)、調光信号(Ein)がS1〜S3の範囲
では常にEin≦ELとなるので、コンパレータCP4の
出力はハイになるが、ダイオードD5によってコンパレ
ータCP4の出力は遮断されるから、入力バイアス電流
が無視できる範囲ではコンパレータCP4が存在しない
のと等価になり、調光器4からの調光信号(電圧Ein)
がそのまま出力電圧Eoutとしてチョッパ制御回路7に
出力される。
出回路3bの出力がハイの時)は電圧ELがS3になり
(EL=S3)、調光信号(Ein)がS1〜S3の範囲
では常にEin≦ELとなるので、コンパレータCP4の
出力はハイになるが、ダイオードD5によってコンパレ
ータCP4の出力は遮断されるから、入力バイアス電流
が無視できる範囲ではコンパレータCP4が存在しない
のと等価になり、調光器4からの調光信号(電圧Ein)
がそのまま出力電圧Eoutとしてチョッパ制御回路7に
出力される。
【0056】一方、トランジスタQ6のオン時(調光レ
ベルが暗くなって、ランプ電流検出回路3bの出力がロ
ーの時)は電圧ELがS1になり(EL=S1)、調光
信号(Ein)がS1〜S3の範囲では常にEin≧ELと
なるので、コンパレータCP4の出力はローになり、E
in<ELとなるまでダイオードD4を介してオペアンプ
OPの出力電流を吸い込むため、リミッタ回路5の出力
Eoutは電圧EL(=S1)となる。
ベルが暗くなって、ランプ電流検出回路3bの出力がロ
ーの時)は電圧ELがS1になり(EL=S1)、調光
信号(Ein)がS1〜S3の範囲では常にEin≧ELと
なるので、コンパレータCP4の出力はローになり、E
in<ELとなるまでダイオードD4を介してオペアンプ
OPの出力電流を吸い込むため、リミッタ回路5の出力
Eoutは電圧EL(=S1)となる。
【0057】したがって、調光レベルが十分明るく、ラ
ンプ電流検出回路3bからリミット回路5にLレベルの
検出信号が入力された場合(トランジスタQ6のオフ
時)、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号をその
ままチョッパ制御回路7に出力する。一方、調光レベル
が暗くなって、ランプ電流検出回路3bからリミッタ回
路5にHレベルの検出信号が入力された場合(トランジ
スタQ6のオン時)、リミット回路5は次にランプ電流
検流回路3bからLレベルの検出信号が入力されるま
で、調光器4からの調光信号をランプ出力を増加させる
ような信号(本実施形態では定格出力時の調光信号S
1)に変換してチョッパ制御回路7に出力する。
ンプ電流検出回路3bからリミット回路5にLレベルの
検出信号が入力された場合(トランジスタQ6のオフ
時)、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号をその
ままチョッパ制御回路7に出力する。一方、調光レベル
が暗くなって、ランプ電流検出回路3bからリミッタ回
路5にHレベルの検出信号が入力された場合(トランジ
スタQ6のオン時)、リミット回路5は次にランプ電流
検流回路3bからLレベルの検出信号が入力されるま
で、調光器4からの調光信号をランプ出力を増加させる
ような信号(本実施形態では定格出力時の調光信号S
1)に変換してチョッパ制御回路7に出力する。
【0058】次に本回路の全体の動作を図8及び図9を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0059】図8は調光信号とランプ電流Ilaとの関係
を示しており、実施形態1と同様、調光器4は調光信号
をS1からS3まで変化させる。チョッパ制御回路7
は、調光信号がS1の時に直流電源1の出力電圧Vdcが
最も高くなるようスイッチング素子Q3,Q4を動作さ
せると共に、調光信号がS3の時に直流電源1の出力電
圧Vdcが最も低くなるようスイッチング素子Q3,Q4
を動作させており、調光信号が増加するにつれて(調光
レベルが深くなるにつれて)、直流電源1の出力電圧V
dcを徐々に低下させ放電灯Laを調光する。尚、図8中
の点Aは定格出力時、点Bは調光最下限時の点灯ポイン
トであり、調光信号がS1の時に放電灯Laが定格点灯
し、調光信号がS3の時に放電灯Laが調光最下限で点
灯する。そして、ランプ電流Ilaが調光最下限時のラン
プ電流Icを下回ると、放電灯Laは点灯状態を維持で
きなくなって、立ち消えする。
を示しており、実施形態1と同様、調光器4は調光信号
をS1からS3まで変化させる。チョッパ制御回路7
は、調光信号がS1の時に直流電源1の出力電圧Vdcが
最も高くなるようスイッチング素子Q3,Q4を動作さ
せると共に、調光信号がS3の時に直流電源1の出力電
圧Vdcが最も低くなるようスイッチング素子Q3,Q4
を動作させており、調光信号が増加するにつれて(調光
レベルが深くなるにつれて)、直流電源1の出力電圧V
dcを徐々に低下させ放電灯Laを調光する。尚、図8中
の点Aは定格出力時、点Bは調光最下限時の点灯ポイン
トであり、調光信号がS1の時に放電灯Laが定格点灯
し、調光信号がS3の時に放電灯Laが調光最下限で点
灯する。そして、ランプ電流Ilaが調光最下限時のラン
プ電流Icを下回ると、放電灯Laは点灯状態を維持で
きなくなって、立ち消えする。
【0060】ここで、図7の具体回路においてコンパレ
ータCP1のマイナス側端子に入力される閾値電圧E1
を、ランプ電流Ilaが図8に示す電流Ibとなった時の
抵抗R3の両端電圧に設定してある。このランプ電流I
bは調光最下限時のランプ電流Icよりも僅かに高い電
流であり、ランプ電流Icの時ほど光出力は絞られない
が、放電灯Laが確実に点灯する時のランプ電流であ
る。
ータCP1のマイナス側端子に入力される閾値電圧E1
を、ランプ電流Ilaが図8に示す電流Ibとなった時の
抵抗R3の両端電圧に設定してある。このランプ電流I
bは調光最下限時のランプ電流Icよりも僅かに高い電
流であり、ランプ電流Icの時ほど光出力は絞られない
が、放電灯Laが確実に点灯する時のランプ電流であ
る。
【0061】コンパレータCP1は、上述のように閾値
電圧E1と抵抗R3の両端電圧との高低を常に比較して
おり、調光レベルが十分明るく、ランプ電流IlaがIb
以上であれば、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1以上
になって、コンパレータCP1の出力はハイ(H)にな
る。一方、調光レベルが深くなって、ランプ電流Ilaが
Ibを下回ると、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1よ
りも低くなり、コンパレータCP1の出力はロー(L)
になる。
電圧E1と抵抗R3の両端電圧との高低を常に比較して
おり、調光レベルが十分明るく、ランプ電流IlaがIb
以上であれば、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1以上
になって、コンパレータCP1の出力はハイ(H)にな
る。一方、調光レベルが深くなって、ランプ電流Ilaが
Ibを下回ると、抵抗R3の両端電圧が閾値電圧E1よ
りも低くなり、コンパレータCP1の出力はロー(L)
になる。
【0062】上述のようにリミッタ回路5では、コンパ
レータCP1からHレベルの信号が入力された場合、調
光器4から入力された調光信号をそのままチョッパ制御
回路7に出力し、調光信号の増加に伴って(調光レベル
が深くなるにつれて)ランプ電流IlaがIb以下にな
り、コンパレータCP1からリミッタ回路5にLレベル
の信号が入力された場合、リミッタ回路5は調光器4か
ら入力された調光信号をより電圧レベルの低い信号(例
えば全光時の調光信号S1)に変換して、チョッパ制御
回路7に出力する。このようなリミッタ回路5の動作に
よって、ランプ電流IlaがIbまで低下すると、チョッ
パ制御回路7が直流電源1の出力電圧Vdcを増加させる
ように動作し、その後ランプ電流IlaがIb以上になる
と、ランプ電流検出回路3bからリミッタ回路5へHレ
ベルの信号が出力され、リミッタ回路5は調光器4から
の調光信号をそのままチョッパ制御回路7に出力する。
図9のG2、G3は低温状態においてリミッタ回路5が
上記の動作を繰り返した場合の調光信号とランプ電流と
の関係を示し、放電灯Laを調光した場合、調光信号に
対してランプ電流Ilaは急激に低下するが、ランプ電流
IlaがIb付近になると、直流電源1の出力電圧Vdcが
増加と減少とを繰り返すため、放電灯Laのちらつきや
立ち消えが発生することなく、放電灯Laを調光するこ
とができる。
レータCP1からHレベルの信号が入力された場合、調
光器4から入力された調光信号をそのままチョッパ制御
回路7に出力し、調光信号の増加に伴って(調光レベル
が深くなるにつれて)ランプ電流IlaがIb以下にな
り、コンパレータCP1からリミッタ回路5にLレベル
の信号が入力された場合、リミッタ回路5は調光器4か
ら入力された調光信号をより電圧レベルの低い信号(例
えば全光時の調光信号S1)に変換して、チョッパ制御
回路7に出力する。このようなリミッタ回路5の動作に
よって、ランプ電流IlaがIbまで低下すると、チョッ
パ制御回路7が直流電源1の出力電圧Vdcを増加させる
ように動作し、その後ランプ電流IlaがIb以上になる
と、ランプ電流検出回路3bからリミッタ回路5へHレ
ベルの信号が出力され、リミッタ回路5は調光器4から
の調光信号をそのままチョッパ制御回路7に出力する。
図9のG2、G3は低温状態においてリミッタ回路5が
上記の動作を繰り返した場合の調光信号とランプ電流と
の関係を示し、放電灯Laを調光した場合、調光信号に
対してランプ電流Ilaは急激に低下するが、ランプ電流
IlaがIb付近になると、直流電源1の出力電圧Vdcが
増加と減少とを繰り返すため、放電灯Laのちらつきや
立ち消えが発生することなく、放電灯Laを調光するこ
とができる。
【0063】一方、放電灯Laの周囲温度が上昇した
り、放電灯Laの点灯時間が増加する(エージング)に
したがって、放電灯Laのランプ特性は図9中のG3か
らG2へ、G2からG1へと変化し、本来のランプ特性
になるため、点Cまで調光点灯される。而して、放電灯
Laの周囲温度が低い場合や放電灯Laのランプ特性に
ばらつきがある場合でも、放電灯Laの両端間に高電圧
を印加することなく、放電灯Laを深い調光レベルで安
定的に点灯させることができ、放電灯Laのちらつきや
立ち消えを防止できる。
り、放電灯Laの点灯時間が増加する(エージング)に
したがって、放電灯Laのランプ特性は図9中のG3か
らG2へ、G2からG1へと変化し、本来のランプ特性
になるため、点Cまで調光点灯される。而して、放電灯
Laの周囲温度が低い場合や放電灯Laのランプ特性に
ばらつきがある場合でも、放電灯Laの両端間に高電圧
を印加することなく、放電灯Laを深い調光レベルで安
定的に点灯させることができ、放電灯Laのちらつきや
立ち消えを防止できる。
【0064】ところで、放電灯Laとして定格電力が4
2W又は32Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ラ
ンプを用いる場合は、閾値電圧E1としてランプ電流I
laが約50mAの両端電圧を用いるのが望ましい。ま
た、放電灯Laとして定格電力が24Wの高周波点灯専
用形コンパクト形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電圧
E1としてランプ電流Ilaが約30mAの時の抵抗R3
の両端電圧を用いるのが望ましい。
2W又は32Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ラ
ンプを用いる場合は、閾値電圧E1としてランプ電流I
laが約50mAの両端電圧を用いるのが望ましい。ま
た、放電灯Laとして定格電力が24Wの高周波点灯専
用形コンパクト形蛍光ランプを用いる場合は、閾値電圧
E1としてランプ電流Ilaが約30mAの時の抵抗R3
の両端電圧を用いるのが望ましい。
【0065】尚、本実施形態では調光信号に応じて直流
電源1の出力電圧Vdcを変化させることにより放電灯L
aを調光点灯しているが、インバータ回路2の動作周波
数を変化させることによって放電灯Laを調光点灯して
も良い。
電源1の出力電圧Vdcを変化させることにより放電灯L
aを調光点灯しているが、インバータ回路2の動作周波
数を変化させることによって放電灯Laを調光点灯して
も良い。
【0066】(実施形態3)図11に本実施形態の放電
灯点灯装置の回路図を示す。また、図12は調光点灯時
の調光信号とランプ電圧との関係を示し、図12中のG
4は、100時間以上エージングされてランプV−I特
性が安定している放電灯Laを周囲温度が25℃の環境
で調光点灯させた場合の特性を示している。
灯点灯装置の回路図を示す。また、図12は調光点灯時
の調光信号とランプ電圧との関係を示し、図12中のG
4は、100時間以上エージングされてランプV−I特
性が安定している放電灯Laを周囲温度が25℃の環境
で調光点灯させた場合の特性を示している。
【0067】上述した実施形態1、2の放電灯点灯装置
では、調光レベルを最も深くした場合でもランプ電流I
laはIb、ランプ電圧VlaはVbであり、それ以上調光
レベルを深くすることはできなかった。すなわち、放電
灯Laのランプ特性が本来の特性(図12のG4)に近
い特性を示している場合でもランプ電流IlaをIcま
で、或いはランプ電圧VlaをVcまで変化させることは
できなかった。そこで、本実施形態では、実施形態1の
放電灯点灯装置において、ランプ電圧検出回路3aを構
成するコンパレータCP1の閾値電圧を2段階に切り替
えるための閾値設定回路8(閾値設定部)を設けてお
り、閾値電圧を切り替えることによってより深い調光レ
ベルで調光点灯できるようにしている。尚、ランプ電圧
検出回路3a及び閾値設定回路8以外の構成は実施形態
1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を
付して、その説明は省略する。
では、調光レベルを最も深くした場合でもランプ電流I
laはIb、ランプ電圧VlaはVbであり、それ以上調光
レベルを深くすることはできなかった。すなわち、放電
灯Laのランプ特性が本来の特性(図12のG4)に近
い特性を示している場合でもランプ電流IlaをIcま
で、或いはランプ電圧VlaをVcまで変化させることは
できなかった。そこで、本実施形態では、実施形態1の
放電灯点灯装置において、ランプ電圧検出回路3aを構
成するコンパレータCP1の閾値電圧を2段階に切り替
えるための閾値設定回路8(閾値設定部)を設けてお
り、閾値電圧を切り替えることによってより深い調光レ
ベルで調光点灯できるようにしている。尚、ランプ電圧
検出回路3a及び閾値設定回路8以外の構成は実施形態
1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を
付して、その説明は省略する。
【0068】実施形態1の放電灯点灯装置では、コンパ
レータCP1のマイナス側入力端子に閾値電圧E1を入
力しているのに対して、本実施形態ではコンパレータC
P1のマイナス側入力端子にスイッチSWを介して閾値
電圧E1,E4を入力しており、スイッチSWの切り替
えに応じて閾値電圧E1又はE4の何れかがコンパレー
タCP1のマイナス側入力端子に印加される。
レータCP1のマイナス側入力端子に閾値電圧E1を入
力しているのに対して、本実施形態ではコンパレータC
P1のマイナス側入力端子にスイッチSWを介して閾値
電圧E1,E4を入力しており、スイッチSWの切り替
えに応じて閾値電圧E1又はE4の何れかがコンパレー
タCP1のマイナス側入力端子に印加される。
【0069】また閾値設定回路8は、調光器4からの調
光信号と所定の基準電圧E2,E6との高低をそれぞれ
比較するコンパレータCP2,CP5と、コンパレータ
CP5の出力のハイ/ローに応じて接点状態が切り替え
られるスイッチSW4と、抵抗R3の両端電圧とスイッ
チSW4を介して入力される基準電圧E3又はE7との
高低を比較するコンパレータCP3とを備え、コンパレ
ータCP2の出力端子を抵抗を介してトランジスタQ5
のベースに接続するとともに、スイッチSWの制御端子
とコンパレータCP3の出力端子との間にトランジスタ
Q5のコレクタ−エミッタ間を接続している。また、コ
ンパレータCP5の出力端子をスイッチSW3を介して
回路のグランドに接続している。
光信号と所定の基準電圧E2,E6との高低をそれぞれ
比較するコンパレータCP2,CP5と、コンパレータ
CP5の出力のハイ/ローに応じて接点状態が切り替え
られるスイッチSW4と、抵抗R3の両端電圧とスイッ
チSW4を介して入力される基準電圧E3又はE7との
高低を比較するコンパレータCP3とを備え、コンパレ
ータCP2の出力端子を抵抗を介してトランジスタQ5
のベースに接続するとともに、スイッチSWの制御端子
とコンパレータCP3の出力端子との間にトランジスタ
Q5のコレクタ−エミッタ間を接続している。また、コ
ンパレータCP5の出力端子をスイッチSW3を介して
回路のグランドに接続している。
【0070】スイッチSWの制御端子にLレベルの信号
が入力されると、その接点は閾値電圧E1側に切り換わ
り、制御端子にHレベルの信号が入力されると、その接
点は閾値電圧E4側に切り換わる。また、スイッチSW
3の制御端子にHレベルの信号が入力されると接点がオ
フになり、制御端子にLレベルの信号が入力されると接
点がオンになる。また、スイッチSW4の制御端子にL
レベルの信号が入力されると、その接点は基準電圧E3
側に切り換わり、制御端子にHレベルの信号が入力され
ると、その接点は基準電圧E7側に切り換わる。
が入力されると、その接点は閾値電圧E1側に切り換わ
り、制御端子にHレベルの信号が入力されると、その接
点は閾値電圧E4側に切り換わる。また、スイッチSW
3の制御端子にHレベルの信号が入力されると接点がオ
フになり、制御端子にLレベルの信号が入力されると接
点がオンになる。また、スイッチSW4の制御端子にL
レベルの信号が入力されると、その接点は基準電圧E3
側に切り換わり、制御端子にHレベルの信号が入力され
ると、その接点は基準電圧E7側に切り換わる。
【0071】ここで本回路の動作を簡単に説明する。な
お、コンパレータCP2の基準電圧E2として、調光信
号S2よりも調光レベルが僅かに低い値Pを設定してお
り、調光器4からの調光信号がPを超えると、コンパレ
ータCP2の出力がハイ(H)になる。また、コンパレ
ータCP5の基準電圧E6を調光信号S2に設定してお
り、調光器4からの調光信号がS2を超えると、コンパ
レータCP5の出力がハイ(H)になって、スイッチS
W4の接点が基準電圧E7側に切り換わり、調光信号が
S2以下になると、コンパレータCP5の出力がロー
(L)になって、スイッチSW4の接点が基準電圧E3
側に切り換わる。
お、コンパレータCP2の基準電圧E2として、調光信
号S2よりも調光レベルが僅かに低い値Pを設定してお
り、調光器4からの調光信号がPを超えると、コンパレ
ータCP2の出力がハイ(H)になる。また、コンパレ
ータCP5の基準電圧E6を調光信号S2に設定してお
り、調光器4からの調光信号がS2を超えると、コンパ
レータCP5の出力がハイ(H)になって、スイッチS
W4の接点が基準電圧E7側に切り換わり、調光信号が
S2以下になると、コンパレータCP5の出力がロー
(L)になって、スイッチSW4の接点が基準電圧E3
側に切り換わる。
【0072】コンパレータCP3のプラス側端子にはス
イッチSW4を介して基準電圧E3又はE7が接続され
ている。基準電圧E3はランプ電圧VlaがVbとなった
時の抵抗R3の両端電圧に設定されており、コンパレー
タCP3の基準電圧がE3の場合、ランプ電圧VlaがV
b以下になると、コンパレータCP3の出力がハイ
(H)になる。また基準電圧E7はランプ電圧VlaがV
cとなった時の抵抗R3の両端電圧よりも若干高い電圧
に設定されており、電圧Vcは放電灯Laが点灯可能な
最大のランプ電圧であるから、コンパレータCP3の基
準電圧がE7の場合は、抵抗R3の両端電圧が基準電圧
E7を超えることはなく、コンパレータCP3の出力は
常にハイ(H)になる。
イッチSW4を介して基準電圧E3又はE7が接続され
ている。基準電圧E3はランプ電圧VlaがVbとなった
時の抵抗R3の両端電圧に設定されており、コンパレー
タCP3の基準電圧がE3の場合、ランプ電圧VlaがV
b以下になると、コンパレータCP3の出力がハイ
(H)になる。また基準電圧E7はランプ電圧VlaがV
cとなった時の抵抗R3の両端電圧よりも若干高い電圧
に設定されており、電圧Vcは放電灯Laが点灯可能な
最大のランプ電圧であるから、コンパレータCP3の基
準電圧がE7の場合は、抵抗R3の両端電圧が基準電圧
E7を超えることはなく、コンパレータCP3の出力は
常にハイ(H)になる。
【0073】また、コンパレータCP1の一方の閾値電
圧E1は、ランプ電圧VlaがVbとなった時の抵抗R3
の両端電圧に設定され、もう一方の閾値電圧E4は、ラ
ンプ電圧VlaがVcとなった時の抵抗R3の両端電圧に
設定されている。
圧E1は、ランプ電圧VlaがVbとなった時の抵抗R3
の両端電圧に設定され、もう一方の閾値電圧E4は、ラ
ンプ電圧VlaがVcとなった時の抵抗R3の両端電圧に
設定されている。
【0074】而して、放電灯Laの周囲温度が低いこと
などが原因で、調光信号がS1からS2までの間にラン
プ電圧VlaがVbを超えると、コンパレータCP3の出
力がローになり、さらに調光器4からの調光信号が基準
電圧E2を超えてコンパレータCP2の出力がハイにな
ると、スイッチング素子Q3がオンになるので、スイッ
チSW1の制御端子にLレベルの信号が入力される。こ
の時、コンパレータCP1の閾値電圧がE1となり、ラ
ンプ電圧VlaをVb以下、すなわちランプ電流IlaをI
b以上とする。
などが原因で、調光信号がS1からS2までの間にラン
プ電圧VlaがVbを超えると、コンパレータCP3の出
力がローになり、さらに調光器4からの調光信号が基準
電圧E2を超えてコンパレータCP2の出力がハイにな
ると、スイッチング素子Q3がオンになるので、スイッ
チSW1の制御端子にLレベルの信号が入力される。こ
の時、コンパレータCP1の閾値電圧がE1となり、ラ
ンプ電圧VlaをVb以下、すなわちランプ電流IlaをI
b以上とする。
【0075】また、コンパレータCP2の出力がハイ、
コンパレータCP3の出力がローになると、スイッチS
W3の制御端子にLレベルの信号が入力されるので、ス
イッチSW3がオンになって、コンパレータCP5の出
力と回路のグランドとの間がスイッチSW3を介して短
絡される。この時、調光器4からの調光信号が基準電圧
E6を超えて(調光信号がS2を超えて)、コンパレー
タCP4の出力がHレベルになっても、スイッチSW2
の制御端子にHレベルの信号が入力されることはなく、
スイッチSW2は基準電圧E3側のままとなる。すなわ
ち、コンパレータCP3のプラス側端子に入力される電
圧は基準電圧E3に固定される。したがって、調光信号
がPからS2までの間にランプ電圧がVbを超えた場合
は、調光信号がS2からS3までの間でもコンパレータ
CP1の基準電圧がE1のままであり、ランプ電圧Vla
がVb以下、すなわちランプ電流IlaがIb以上の範囲
でしか調光できない。
コンパレータCP3の出力がローになると、スイッチS
W3の制御端子にLレベルの信号が入力されるので、ス
イッチSW3がオンになって、コンパレータCP5の出
力と回路のグランドとの間がスイッチSW3を介して短
絡される。この時、調光器4からの調光信号が基準電圧
E6を超えて(調光信号がS2を超えて)、コンパレー
タCP4の出力がHレベルになっても、スイッチSW2
の制御端子にHレベルの信号が入力されることはなく、
スイッチSW2は基準電圧E3側のままとなる。すなわ
ち、コンパレータCP3のプラス側端子に入力される電
圧は基準電圧E3に固定される。したがって、調光信号
がPからS2までの間にランプ電圧がVbを超えた場合
は、調光信号がS2からS3までの間でもコンパレータ
CP1の基準電圧がE1のままであり、ランプ電圧Vla
がVb以下、すなわちランプ電流IlaがIb以上の範囲
でしか調光できない。
【0076】一方、放電灯Laのランプ特性が本来の特
性(図12のG4)に近い場合、調光信号がP以上S3
以下の範囲では、コンパレータCP2の出力がハイにな
り、この範囲でランプ電圧Vlaが電圧Vbよりも低くな
ると、コンパレータCP3の出力がハイになるので、ス
イッチSW,SW3の制御端子にHレベルの信号が入力
されて、スイッチSWの接点が閾値電圧E4側に切り替
わると共に、スイッチSW3がオフになる。そして、調
光器4からの調光信号がS2を超えると、コンパレータ
CP2の出力がハイになって、スイッチSW2の接点が
基準電圧E7側に切り替えられるので、コンパレータC
P3の出力は常にHレベルとなる。而して、スイッチS
Wの接点は閾値電圧E4側に切り換わり、ランプ電圧V
laがVcに達するまでコンパレータCP1の出力はLレ
ベルとなり、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号
をそのままインバータ制御回路6に出力することになる
から、ランプ電圧VlaがVcに達するまで調光させるこ
とができる。
性(図12のG4)に近い場合、調光信号がP以上S3
以下の範囲では、コンパレータCP2の出力がハイにな
り、この範囲でランプ電圧Vlaが電圧Vbよりも低くな
ると、コンパレータCP3の出力がハイになるので、ス
イッチSW,SW3の制御端子にHレベルの信号が入力
されて、スイッチSWの接点が閾値電圧E4側に切り替
わると共に、スイッチSW3がオフになる。そして、調
光器4からの調光信号がS2を超えると、コンパレータ
CP2の出力がハイになって、スイッチSW2の接点が
基準電圧E7側に切り替えられるので、コンパレータC
P3の出力は常にHレベルとなる。而して、スイッチS
Wの接点は閾値電圧E4側に切り換わり、ランプ電圧V
laがVcに達するまでコンパレータCP1の出力はLレ
ベルとなり、リミッタ回路5は調光器4からの調光信号
をそのままインバータ制御回路6に出力することになる
から、ランプ電圧VlaがVcに達するまで調光させるこ
とができる。
【0077】このように、本実施形態では調光下限付近
(例えば調光信号がPの時点)で、ランプ電圧Vlaが本
来の電圧Vbに近い場合、すなわち点灯している放電灯
の調光信号に対するランプ電圧の特性が本来の特性(図
12のG4)に近い場合、ランプ電圧検出回路3aの閾
値電圧をE1からE4に変更しているので、ランプ電圧
VlaがVcに達するまで調光させることができる。
(例えば調光信号がPの時点)で、ランプ電圧Vlaが本
来の電圧Vbに近い場合、すなわち点灯している放電灯
の調光信号に対するランプ電圧の特性が本来の特性(図
12のG4)に近い場合、ランプ電圧検出回路3aの閾
値電圧をE1からE4に変更しているので、ランプ電圧
VlaがVcに達するまで調光させることができる。
【0078】尚、本実施形態では、閾値設定回路8が、
放電灯Laの点灯状態に応じて、閾値電圧を予め設定さ
れた2つの電圧値の何れかに設定しているが、予め設定
された3つ以上の値の中から選択的に設定するようにし
ても良く、上述のような動作を調光信号がS1からS3
まで段階的に行えば、実施形態1,2に比べ、より安定
して調光点灯させることができ、ちらつきや立ち消えを
生じることなく深い調光レベルまで調光することができ
る。
放電灯Laの点灯状態に応じて、閾値電圧を予め設定さ
れた2つの電圧値の何れかに設定しているが、予め設定
された3つ以上の値の中から選択的に設定するようにし
ても良く、上述のような動作を調光信号がS1からS3
まで段階的に行えば、実施形態1,2に比べ、より安定
して調光点灯させることができ、ちらつきや立ち消えを
生じることなく深い調光レベルまで調光することができ
る。
【0079】また、本実施形態では閾値設定回路8のコ
ンパレータCP2のプラス側入力端子に調光器4からの
調光信号を入力しているが、調光信号の代わりインバー
タ回路2の動作周波数に応じた大きさの周波数信号を入
力しても良く、また直流電源1の出力電圧Vdcを変化さ
せることによって調光する場合には、出力電圧Vdcに比
例した大きさの電圧信号を入力するようにしても良い。
ンパレータCP2のプラス側入力端子に調光器4からの
調光信号を入力しているが、調光信号の代わりインバー
タ回路2の動作周波数に応じた大きさの周波数信号を入
力しても良く、また直流電源1の出力電圧Vdcを変化さ
せることによって調光する場合には、出力電圧Vdcに比
例した大きさの電圧信号を入力するようにしても良い。
【0080】(実施形態4)図13に本実施形態の放電
灯点灯装置の回路図を示す。上述の各実施形態では1種
類の放電灯Laを点灯させる放電灯点灯装置を例に説明
したが、本実施形態では1つのバラストで定格電力の異
なる複数種類の放電灯Laを点灯させており、放電灯L
aの種類に応じて閾値電圧を変化させている。すなわ
ち、本実施形態では、実施形態1の放電灯点灯装置にお
いて、放電灯Laの種類を判別するランプ判別回路9
(ランプ判別部)を設け、ランプ判別回路9の判別結果
に応じてランプ電圧検出回路3aが閾値電圧を切り替え
ている。尚、ランプ判別回路9以外の構成は実施形態1
と略同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を
付して、その説明は省略する。
灯点灯装置の回路図を示す。上述の各実施形態では1種
類の放電灯Laを点灯させる放電灯点灯装置を例に説明
したが、本実施形態では1つのバラストで定格電力の異
なる複数種類の放電灯Laを点灯させており、放電灯L
aの種類に応じて閾値電圧を変化させている。すなわ
ち、本実施形態では、実施形態1の放電灯点灯装置にお
いて、放電灯Laの種類を判別するランプ判別回路9
(ランプ判別部)を設け、ランプ判別回路9の判別結果
に応じてランプ電圧検出回路3aが閾値電圧を切り替え
ている。尚、ランプ判別回路9以外の構成は実施形態1
と略同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を
付して、その説明は省略する。
【0081】ランプ電圧検出回路3aでは、コンパレー
タCP1のマイナス側入力端子にスイッチSWを介して
閾値電圧E1,E4を入力しており、スイッチSWの切
り替えに応じて閾値電圧E1又はE4の何れかがコンパ
レータCP1のマイナス側入力端子に印加される。ここ
に、スイッチSWなどから、ランプ判別回路9の判別結
果に基づいて閾値電圧を切り替える閾値切替回路3c
(閾値切替部)が構成される。
タCP1のマイナス側入力端子にスイッチSWを介して
閾値電圧E1,E4を入力しており、スイッチSWの切
り替えに応じて閾値電圧E1又はE4の何れかがコンパ
レータCP1のマイナス側入力端子に印加される。ここ
に、スイッチSWなどから、ランプ判別回路9の判別結
果に基づいて閾値電圧を切り替える閾値切替回路3c
(閾値切替部)が構成される。
【0082】ランプ判別回路9は例えばランプ電圧、ラ
ンプ電流及びランプ電力を検出し、それらの検出結果か
ら放電灯Laの種類を判別して、判別信号をスイッチS
Wの制御端子に出力する。スイッチSWは制御端子に入
力された判別信号に応じて接点が切り換わるようになっ
ており、放電灯Laの種類に応じて、閾値電圧E1又は
E4の何れかがコンパレータCP1のマイナス側入力端
子に印加される。
ンプ電流及びランプ電力を検出し、それらの検出結果か
ら放電灯Laの種類を判別して、判別信号をスイッチS
Wの制御端子に出力する。スイッチSWは制御端子に入
力された判別信号に応じて接点が切り換わるようになっ
ており、放電灯Laの種類に応じて、閾値電圧E1又は
E4の何れかがコンパレータCP1のマイナス側入力端
子に印加される。
【0083】放電灯Laのランプ特性はその種類によっ
て異なっているが、本実施形態では1つのバラストで定
格電力の異なる複数種類の放電灯Laを点灯させる場合
に、放電灯Laの種類に応じてランプ電圧検出回路3a
の閾値電圧を切り替えているので、複数種類の放電灯L
aをちらつきや立ち消えを発生させることなく、安定に
点灯させることができる。
て異なっているが、本実施形態では1つのバラストで定
格電力の異なる複数種類の放電灯Laを点灯させる場合
に、放電灯Laの種類に応じてランプ電圧検出回路3a
の閾値電圧を切り替えているので、複数種類の放電灯L
aをちらつきや立ち消えを発生させることなく、安定に
点灯させることができる。
【0084】尚、本実施形態ではランプ判別回路9が放
電灯Laの種類を判別し、その判別結果に応じてランプ
電圧検出回路3aが閾値電圧を切り替えているので、閾
値電圧を自動的に変更することができるが、ユーザが放
電灯Laの種類を判別して閾値電圧を切り替える操作を
行い、その切替操作に応じてランプ電圧検出回路3aが
閾値電圧を切り替えるようにしても良い。
電灯Laの種類を判別し、その判別結果に応じてランプ
電圧検出回路3aが閾値電圧を切り替えているので、閾
値電圧を自動的に変更することができるが、ユーザが放
電灯Laの種類を判別して閾値電圧を切り替える操作を
行い、その切替操作に応じてランプ電圧検出回路3aが
閾値電圧を切り替えるようにしても良い。
【0085】また、本実施形態では、実施形態1の放電
灯点灯装置において、放電灯Laの種類を判別するラン
プ判別回路9を設け、ランプ判別回路9の判別結果に応
じてランプ電圧検出回路3aの閾値を切り替えている
が、実施形態2又は3の放電灯点灯装置において、放電
灯Laの種類を判別するランプ判別回路9を設け、ラン
プ判別回路9の判別結果に応じてランプ電流検出回路3
b又はランプ電圧判別回路3aの閾値を切り替えるよう
にしても良いことは勿論のことである。
灯点灯装置において、放電灯Laの種類を判別するラン
プ判別回路9を設け、ランプ判別回路9の判別結果に応
じてランプ電圧検出回路3aの閾値を切り替えている
が、実施形態2又は3の放電灯点灯装置において、放電
灯Laの種類を判別するランプ判別回路9を設け、ラン
プ判別回路9の判別結果に応じてランプ電流検出回路3
b又はランプ電圧判別回路3aの閾値を切り替えるよう
にしても良いことは勿論のことである。
【0086】(実施形態5)上述した実施形態1〜3の
放電灯点灯装置では1種類の放電灯Laを点灯させるの
に対して、本実施形態では実施形態1〜3の放電灯点灯
装置において放電灯Laへの供給電力を制御することに
よって1つのバラストで定格電力の異なる複数種類の放
電灯Laを点灯させている。尚、放電灯点灯装置の回路
構成は上述した実施形態1〜3の放電灯点灯装置と同様
であるので、図示及び説明は省略する。
放電灯点灯装置では1種類の放電灯Laを点灯させるの
に対して、本実施形態では実施形態1〜3の放電灯点灯
装置において放電灯Laへの供給電力を制御することに
よって1つのバラストで定格電力の異なる複数種類の放
電灯Laを点灯させている。尚、放電灯点灯装置の回路
構成は上述した実施形態1〜3の放電灯点灯装置と同様
であるので、図示及び説明は省略する。
【0087】図14は定格電力の異なる高周波点灯専用
形コンパクト形蛍光ランプのバラストV−I特性を示し
ており、図14中のイは定格電力が24W、ロは32
W、ハは42Wの蛍光ランプのバラストV−I特性であ
る。図14から明らかなように、3種類の蛍光ランプの
中では、定格電力が42Wの蛍光ランプのランプ電圧
が、全ての調光範囲(定格点灯時から調光下限付近ま
で)において一番高くなっている。そのため、放電灯L
aの周囲温度の低温時には、定格電力が42Wの蛍光ラ
ンプでちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなってい
る。
形コンパクト形蛍光ランプのバラストV−I特性を示し
ており、図14中のイは定格電力が24W、ロは32
W、ハは42Wの蛍光ランプのバラストV−I特性であ
る。図14から明らかなように、3種類の蛍光ランプの
中では、定格電力が42Wの蛍光ランプのランプ電圧
が、全ての調光範囲(定格点灯時から調光下限付近ま
で)において一番高くなっている。そのため、放電灯L
aの周囲温度の低温時には、定格電力が42Wの蛍光ラ
ンプでちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなってい
る。
【0088】したがって、上述した実施形態1〜3の放
電灯点灯装置において、放電灯Laとして定格電力が4
2W、32W、24Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプの内の何れかを用いる場合は、定格電力が4
2Wの蛍光ランプでちらつきや立ち消えが起こらないよ
うなランプ電圧或いはランプ電流で検出回路3の出力が
ハイになって、リミッタ回路5が調光器4からの調光信
号を制限するように閾値を設定すれば良く、全ての種類
の蛍光ランプでちらつきや立ち消えを発生させることな
く深い調光レベルで調光点灯させることができる。
電灯点灯装置において、放電灯Laとして定格電力が4
2W、32W、24Wの高周波点灯専用形コンパクト形
蛍光ランプの内の何れかを用いる場合は、定格電力が4
2Wの蛍光ランプでちらつきや立ち消えが起こらないよ
うなランプ電圧或いはランプ電流で検出回路3の出力が
ハイになって、リミッタ回路5が調光器4からの調光信
号を制限するように閾値を設定すれば良く、全ての種類
の蛍光ランプでちらつきや立ち消えを発生させることな
く深い調光レベルで調光点灯させることができる。
【0089】なお、検出回路3としてランプ電圧検出回
路3aを用いる場合には、ランプ電圧Vlaが線Fを超え
る前後でランプ電圧検出回路3aの出力が反転して、検
出信号をリミッタ回路5に出力するようにすれば、定格
出力の小さい32W及び24Wの蛍光ランプではより深
い調光レベルまで調光点灯させることができる。
路3aを用いる場合には、ランプ電圧Vlaが線Fを超え
る前後でランプ電圧検出回路3aの出力が反転して、検
出信号をリミッタ回路5に出力するようにすれば、定格
出力の小さい32W及び24Wの蛍光ランプではより深
い調光レベルまで調光点灯させることができる。
【0090】(実施形態6)図15に本実施形態の放電
灯点灯装置の回路図を示す。本実施形態では、実施形態
4で説明した図13の放電灯点灯装置において、ランプ
電圧検出回路3aと、閾値切替回路3cと、リミッタ回
路5と、インバータ制御回路6とを1つのマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと略す。)10で構成してい
る。尚、放電灯点灯装置の基本的な構成及びその動作
は、実施形態4の放電灯点灯装置と同様であるので、同
一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略
する。
灯点灯装置の回路図を示す。本実施形態では、実施形態
4で説明した図13の放電灯点灯装置において、ランプ
電圧検出回路3aと、閾値切替回路3cと、リミッタ回
路5と、インバータ制御回路6とを1つのマイクロコン
ピュータ(以下、マイコンと略す。)10で構成してい
る。尚、放電灯点灯装置の基本的な構成及びその動作
は、実施形態4の放電灯点灯装置と同様であるので、同
一の構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略
する。
【0091】本実施形態の放電灯点灯装置では、実施形
態4と同様に、マイコン10がランプ電圧Vlaの検出値
と閾値電圧との高低を比較し、ランプ電圧Vlaが閾値電
圧を超えると、調光器4からの調光信号を制限してお
り、さらにランプ判別回路9の判別結果に応じて閾値電
圧を切り替えているのであるが、マイコン10に複数種
類の放電灯Laの閾値電圧を記憶させることによって、
回路部品の数を増やすことなく、より多くの種類の放電
灯Laをちらつきや立ち消えを起こすことなく調光点灯
させることができる。また、ランプ電圧検出回路3a
と、閾値切替回路3cと、リミッタ回路5と、インバー
タ制御回路6とを、個別の電子部品を用いて各部を構成
した場合のように個々の電子部品のばらつきによって制
御性がばらつくのを防止でき、また部品数が比較的少な
くて済むから、実装面積も小さくできる。
態4と同様に、マイコン10がランプ電圧Vlaの検出値
と閾値電圧との高低を比較し、ランプ電圧Vlaが閾値電
圧を超えると、調光器4からの調光信号を制限してお
り、さらにランプ判別回路9の判別結果に応じて閾値電
圧を切り替えているのであるが、マイコン10に複数種
類の放電灯Laの閾値電圧を記憶させることによって、
回路部品の数を増やすことなく、より多くの種類の放電
灯Laをちらつきや立ち消えを起こすことなく調光点灯
させることができる。また、ランプ電圧検出回路3a
と、閾値切替回路3cと、リミッタ回路5と、インバー
タ制御回路6とを、個別の電子部品を用いて各部を構成
した場合のように個々の電子部品のばらつきによって制
御性がばらつくのを防止でき、また部品数が比較的少な
くて済むから、実装面積も小さくできる。
【0092】尚、他の実施形態の放電灯点灯装置におい
ても、本実施形態と同様に、マイコン10で調光制御部
と検出回路部とリミッタ回路部とを構成しても良く、部
品のばらつきが少ないから、より高い精度で、ちらつき
を少なくした調光点灯を行うことができる。
ても、本実施形態と同様に、マイコン10で調光制御部
と検出回路部とリミッタ回路部とを構成しても良く、部
品のばらつきが少ないから、より高い精度で、ちらつき
を少なくした調光点灯を行うことができる。
【0093】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、直流
電源部と、直流電源部の直流電圧を交流電圧に変換する
インバータ回路部と、インバータ回路部の出力端子間に
接続された共振用コンデンサ及び共振用インダクタの直
列回路と、共振用コンデンサに並列接続された放電灯
と、調光信号を発生する調光信号発生部と、放電灯のラ
ンプ電圧又はランプ電流の内の少なくとも何れか一方を
検出する検出回路部と、調光レベルが十分明るい場合は
調光信号発生部から入力された調光信号をそのまま出力
するとともに、調光レベルが暗くなって検出回路部の検
出値が予め設定された閾値を超えるとその時点での調光
レベルよりも調光レベルが暗くならないように調光信号
を制限して出力するリミッタ回路部と、リミッタ回路部
を介して入力された調光信号に応じて、直流電源の直流
電圧又はインバータ回路の動作周波数の内の少なくとも
何れか一方を変化させることにより放電灯を調光する調
光制御部とを備えて成ることを特徴とし、リミッタ回路
部は、放電灯の調光レベルが暗くなって検出回路部の検
出値が閾値を超えると、その時点での調光レベルよりも
調光レベルが暗くならないように調光信号を制限して調
光制御部に出力するので、調光信号の調光レベルがさら
に暗くなって、放電灯がちらついたり立ち消えするのを
防止でき、放電灯を安定に調光点灯できるという効果が
ある。
電源部と、直流電源部の直流電圧を交流電圧に変換する
インバータ回路部と、インバータ回路部の出力端子間に
接続された共振用コンデンサ及び共振用インダクタの直
列回路と、共振用コンデンサに並列接続された放電灯
と、調光信号を発生する調光信号発生部と、放電灯のラ
ンプ電圧又はランプ電流の内の少なくとも何れか一方を
検出する検出回路部と、調光レベルが十分明るい場合は
調光信号発生部から入力された調光信号をそのまま出力
するとともに、調光レベルが暗くなって検出回路部の検
出値が予め設定された閾値を超えるとその時点での調光
レベルよりも調光レベルが暗くならないように調光信号
を制限して出力するリミッタ回路部と、リミッタ回路部
を介して入力された調光信号に応じて、直流電源の直流
電圧又はインバータ回路の動作周波数の内の少なくとも
何れか一方を変化させることにより放電灯を調光する調
光制御部とを備えて成ることを特徴とし、リミッタ回路
部は、放電灯の調光レベルが暗くなって検出回路部の検
出値が閾値を超えると、その時点での調光レベルよりも
調光レベルが暗くならないように調光信号を制限して調
光制御部に出力するので、調光信号の調光レベルがさら
に暗くなって、放電灯がちらついたり立ち消えするのを
防止でき、放電灯を安定に調光点灯できるという効果が
ある。
【0094】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記放電灯の調光状態に応じて上記閾値を予め設定
された複数の値の中から選択的に設定する閾値設定部を
設けたことを特徴とし、閾値設定部により放電灯の点灯
状態に応じて閾値を段階的に変化させることができると
いう効果がある。
て、上記放電灯の調光状態に応じて上記閾値を予め設定
された複数の値の中から選択的に設定する閾値設定部を
設けたことを特徴とし、閾値設定部により放電灯の点灯
状態に応じて閾値を段階的に変化させることができると
いう効果がある。
【0095】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記閾値は、放電灯が点灯状態を維持でき且
つ調光レベルの最も暗い調光下限付近の調光レベルで点
灯している状態における上記検出回路部の検出値である
ことを特徴とし、調光下限付近でも放電灯を安定に点灯
させることができるという効果がある。
において、上記閾値は、放電灯が点灯状態を維持でき且
つ調光レベルの最も暗い調光下限付近の調光レベルで点
灯している状態における上記検出回路部の検出値である
ことを特徴とし、調光下限付近でも放電灯を安定に点灯
させることができるという効果がある。
【0096】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
か1つに記載の発明において、上記閾値は定格電力の異
なる複数種類の放電灯毎に予め設定されており、接続さ
れた放電灯の種類を判別するランプ判別部と、ランプ判
別部の判別結果をもとに上記閾値を接続された放電灯に
対応する値に切り替える閾値切替部とを設けたことを特
徴とし、定格電力の異なる放電灯が接続された場合にも
閾値を適切な値に設定することができ、ちらつきや立ち
消えを起こすことなく放電灯を調光できるという効果が
ある。
か1つに記載の発明において、上記閾値は定格電力の異
なる複数種類の放電灯毎に予め設定されており、接続さ
れた放電灯の種類を判別するランプ判別部と、ランプ判
別部の判別結果をもとに上記閾値を接続された放電灯に
対応する値に切り替える閾値切替部とを設けたことを特
徴とし、定格電力の異なる放電灯が接続された場合にも
閾値を適切な値に設定することができ、ちらつきや立ち
消えを起こすことなく放電灯を調光できるという効果が
ある。
【0097】請求項5の発明は、請求項1乃至3の何れ
か1つに記載の発明において、上記放電灯は、定格電力
が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプ、
定格電力が32Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光
ランプ、定格電力が24Wの高周波点灯専用形コンパク
ト形蛍光ランプの内の何れかであり、上記閾値として、
定格電力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光
ランプが接続された場合の閾値を用いることを特徴と
し、3種類の蛍光ランプの中では、定格電力の最も大き
い42Wの蛍光ランプのランプ電圧が最も高くなるた
め、ちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなるが、定
格電力が42Wの蛍光ランプが接続された場合の閾値を
用いているので、他の32W又は24Wの蛍光ランプが
接続されたとしても、ちらつきや立ち消えを起こすこと
なく蛍光ランプを安定に調光点灯させることができると
いう効果がある。
か1つに記載の発明において、上記放電灯は、定格電力
が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプ、
定格電力が32Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光
ランプ、定格電力が24Wの高周波点灯専用形コンパク
ト形蛍光ランプの内の何れかであり、上記閾値として、
定格電力が42Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光
ランプが接続された場合の閾値を用いることを特徴と
し、3種類の蛍光ランプの中では、定格電力の最も大き
い42Wの蛍光ランプのランプ電圧が最も高くなるた
め、ちらつきや立ち消えが最も起こりやすくなるが、定
格電力が42Wの蛍光ランプが接続された場合の閾値を
用いているので、他の32W又は24Wの蛍光ランプが
接続されたとしても、ちらつきや立ち消えを起こすこと
なく蛍光ランプを安定に調光点灯させることができると
いう効果がある。
【0098】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、上記放電灯は定格電力が42Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約220Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
て、上記放電灯は定格電力が42Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約220Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0099】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、上記放電灯は定格電力が32Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約160Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
て、上記放電灯は定格電力が32Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約160Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約50mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0100】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、上記放電灯は定格電力が24Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約150Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約30mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
て、上記放電灯は定格電力が24Wの高周波点灯専用形
コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路部がラン
プ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾値をラン
プ電圧が約150Vの時の検出電圧とし、上記検出回路
部がランプ電流に比例した電流を検出する場合は上記閾
値をランプ電流が約30mAの時の検出電流とすること
を特徴とし、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0101】請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れ
か1つに記載の発明において、上記調光制御部と上記検
出回路部と上記リミッタ回路部とを1つのマイクロコン
ピュータで構成したことを特徴とし、個別の電子部品を
用いて各部を構成した場合のように個々の電子部品のば
らつきによって制御性がばらつくのを防止でき、また部
品数が比較的少なくて済むから、実装面積も小さくでき
るという効果がある。
か1つに記載の発明において、上記調光制御部と上記検
出回路部と上記リミッタ回路部とを1つのマイクロコン
ピュータで構成したことを特徴とし、個別の電子部品を
用いて各部を構成した場合のように個々の電子部品のば
らつきによって制御性がばらつくのを防止でき、また部
品数が比較的少なくて済むから、実装面積も小さくでき
るという効果がある。
【図1】実施形態1の放電灯点灯装置のブロック図であ
る。
る。
【図2】同上の放電灯点灯装置の具体回路図である。
【図3】同上のランプ電流とランプ電圧との関係を示す
図である。
図である。
【図4】同上のリミッタ回路がない場合の正常時におけ
る調光信号とランプ電圧との関係を示す図である。
る調光信号とランプ電圧との関係を示す図である。
【図5】同上の調光信号とランプ電圧との関係を示す図
である。
である。
【図6】実施形態2の放電灯点灯装置のブロック図であ
る。
る。
【図7】同上の放電灯点灯装置の具体回路図である。
【図8】同上のリミッタ回路がない場合の正常時におけ
る調光信号とランプ電流との関係を示す図である。
る調光信号とランプ電流との関係を示す図である。
【図9】同上の調光信号とランプ電流との関係を示す図
である。
である。
【図10】同上のリミッタ回路の具体回路図である。
【図11】実施形態3の放電灯点灯装置の回路図であ
る。
る。
【図12】同上の調光信号とランプ電圧との関係を示す
図である。
図である。
【図13】実施形態4の放電灯点灯装置の回路図であ
る。
る。
【図14】定格電力が42W、32W、24Wの高周波
点灯専用形コンパクト形蛍光ランプのバラストV−I特
性を示す図である。
点灯専用形コンパクト形蛍光ランプのバラストV−I特
性を示す図である。
【図15】実施形態6の放電灯点灯装置の回路図であ
る。
る。
【図16】従来の放電灯点灯装置のランプ電流を示し、
(a)は全光時のランプ電流の波形図、(b)は調光時
のランプ電流の波形図である。
(a)は全光時のランプ電流の波形図、(b)は調光時
のランプ電流の波形図である。
【図17】同上のランプ電流とランプ電圧との関係を示
す図である。
す図である。
【図18】同上の調光信号とランプ電圧との関係を示す
図である。
図である。
【図19】同上のパルス重畳による調光方式を用いた場
合のランプ電流を示し、(a)は全光時のランプ電流の
波形図、(b)は動作周波数を2段切換とした場合のラ
ンプ電流の波形図、(c)は休止期間を設けた場合のラ
ンプ電流の波形図である。
合のランプ電流を示し、(a)は全光時のランプ電流の
波形図、(b)は動作周波数を2段切換とした場合のラ
ンプ電流の波形図、(c)は休止期間を設けた場合のラ
ンプ電流の波形図である。
2 インバータ回路
3 検出回路
4 調光器
5 リミッタ回路
La 放電灯
Ila ランプ電流
Vla ランプ電圧
Claims (9)
- 【請求項1】直流電源部と、前記直流電源部の直流電圧
を交流電圧に変換するインバータ回路部と、前記インバ
ータ回路部の出力端子間に接続された共振用コンデンサ
及び共振用インダクタの直列回路と、前記共振用コンデ
ンサに並列接続された放電灯と、調光信号を発生する調
光信号発生部と、前記放電灯のランプ電圧又はランプ電
流の内の少なくとも何れか一方を検出する検出回路部
と、調光レベルが十分明るい場合は調光信号発生部から
入力された調光信号をそのまま出力するとともに、調光
レベルが暗くなって前記検出回路部の検出値が予め設定
された閾値を超えるとその時点での調光レベルよりも調
光レベルが暗くならないように前記調光信号を制限して
出力するリミッタ回路部と、リミッタ回路部を介して入
力された調光信号に応じて、前記直流電源の直流電圧又
は前記インバータ回路の動作周波数の内の少なくとも何
れか一方を変化させることにより前記放電灯を調光する
調光制御部とを備えて成ることを特徴とする放電灯点灯
装置。 - 【請求項2】上記放電灯の調光状態に応じて上記閾値を
予め設定された複数の値の中から選択的に設定する閾値
設定部を設けたことを特徴とする請求項1記載の放電灯
点灯装置。 - 【請求項3】上記閾値は、放電灯が点灯状態を維持でき
且つ調光レベルの最も暗い調光下限付近の調光レベルで
点灯している状態における上記検出回路部の検出値であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装
置。 - 【請求項4】上記閾値は定格電力の異なる複数種類の放
電灯毎に予め設定されており、接続された放電灯の種類
を判別するランプ判別部と、ランプ判別部の判別結果を
もとに上記閾値を接続された放電灯に対応する値に切り
替える閾値切替部とを設けたことを特徴とする請求項1
乃至3の何れか1つに記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項5】上記放電灯は、定格電力が42Wの高周波
点灯専用形コンパクト形蛍光ランプ、定格電力が32W
の高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプ、定格電力
が24Wの高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプの
内の何れかであり、上記閾値として、定格電力が42W
の高周波点灯専用形コンパクト形蛍光ランプが接続され
た場合の閾値を用いることを特徴とする請求項1乃至3
の何れか1つに記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項6】上記放電灯は定格電力が42Wの高周波点
灯専用形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路
部がランプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾
値をランプ電圧が約220Vの時の検出電圧とし、上記
検出回路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合
は上記閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流と
することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項7】上記放電灯は定格電力が32Wの高周波点
灯専用形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路
部がランプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾
値をランプ電圧が約160Vの時の検出電圧とし、上記
検出回路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合
は上記閾値をランプ電流が約50mAの時の検出電流と
することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項8】上記放電灯は定格電力が24Wの高周波点
灯専用形コンパクト形蛍光ランプであり、上記検出回路
部がランプ電圧に比例した電圧を検出する場合は上記閾
値をランプ電圧が約150Vの時の検出電圧とし、上記
検出回路部がランプ電流に比例した電流を検出する場合
は上記閾値をランプ電流が約30mAの時の検出電流と
することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。 - 【請求項9】上記調光制御部と上記検出回路部と上記リ
ミッタ回路部とを1つのマイクロコンピュータで構成し
たことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1つに記載
の放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319030A JP2003123998A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319030A JP2003123998A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 放電灯点灯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003123998A true JP2003123998A (ja) | 2003-04-25 |
Family
ID=19136641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001319030A Pending JP2003123998A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003123998A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006040855A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、照明装置、及び照明システム |
WO2007125804A1 (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Panasonic Corporation | バックライト制御装置および表示装置 |
-
2001
- 2001-10-17 JP JP2001319030A patent/JP2003123998A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006040855A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-02-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置、照明装置、及び照明システム |
WO2007125804A1 (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Panasonic Corporation | バックライト制御装置および表示装置 |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070710 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |