JP2003123260A - プリピットを有する光記録媒体のプリピット波形測定装置 - Google Patents

プリピットを有する光記録媒体のプリピット波形測定装置

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JP2003123260A
JP2003123260A JP2001308868A JP2001308868A JP2003123260A JP 2003123260 A JP2003123260 A JP 2003123260A JP 2001308868 A JP2001308868 A JP 2001308868A JP 2001308868 A JP2001308868 A JP 2001308868A JP 2003123260 A JP2003123260 A JP 2003123260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリピット波形を表示装置の表示画面の中央
に容易に位置させることができるプリピットを有する光
記録媒体のプリピット波形測定装置を提供する。 【解決手段】 プッシュプル信号に基づいて同期プリピ
ットと情報プリピットとのプリピット間隔を検出し、プ
ッシュプル信号を所定期間に亘ってサンプリングしてサ
ンプルデータを収集して保存し、収集したサンプルデー
タに基づいた波形を同期プリピットの位置からプリピッ
ト間隔に対応した遅延時間だけ遅延させて表示装置に表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プリピットが情報
記録トラック間に繰り返し形成された記録面を有する光
記録媒体のプリピット波形測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、情報データの書込が可能な光学式
の記録ディスクとして、CD−R、CD−RW、DVD
−R、DVD−RW、DVD−RAM等が知られてい
る。更に、このような記録ディスクに対して情報データ
の記録及び再生を行う情報記録再生装置が製品化されて
きた。
【0003】図1は、上記記録ディスクとしてのDVD
−RWの領域構成を概略的に示す図である。図1に示す
ように、DVD−RWは、ディスク内周側から外周側に
向けて、PCA(Power Calibration Area)、RMA(Rec
ording Management Area)、リードインエリア、デー
タ、リードアウトエリアからなるデータ構造を有してい
る。PCAはレーザビームの記録パワーを決定するとき
の試し書きを行うエリアであり、RMAは記録に関する
管理情報を書き込むエリアである。リードインエリアの
一部にはエンボス領域が形成されている。エンボス領域
はディスクに予め形成された位相ピットであり、エンボ
ス領域にはコピー防止等に関する情報が記録される場合
がある。
【0004】図2は、かかる記録可能なディスクの記録
面上の一部を示す図である。図2に示す如く、ディスク
基板101上には、螺旋状もしくは同心円状に、情報デ
ータを担う情報ピットPtが形成されるべき凸状のグル
ーブトラック103、及び凹状のランドトラック102
が交互に形成されている。更に、互いに隣接するグルー
ブトラック103間には、複数のLPP(ランドプリピ
ット)104が形成されている。LPP104は、ディ
スクレコーダが情報データを記録する際にその記録タイ
ミング及びアドレスを知る為にランドトラック102上
に予め設けられているものである。
【0005】かかるLPPを有する光ディスクを再生す
るディスクプレーヤにおいては、LPP検出回路が備え
られている。LPP検出回路は、2値化回路から構成さ
れ、ピックアップによって光ディスクからの反射ビーム
を例えば、トラック接線方向に2分割の光検出器で受光
し、その光検出器の出力信号の差信号、すなわちラジア
ルプッシュプル信号PPを得る。プッシュプル信号PP
は図3に示すような波形であり、LPP成分はそのプッ
シュプル信号PPから突出した成分となる。よって、そ
のプッシュプル信号PPのレベルと閾値とを比較するこ
とによりLPPの検出を示すプリピット検出信号PPD
を生成する。
【0006】プリピット検出信号PPDは、LPPに対
応したピックアップの読み取り位置毎に図4に示す如く
パルス状にレベル変化が生じる。プリピット検出信号P
D中には図4に示す如く周期T毎に表れる同期パルス
SYNCが存在する。同期パルスPSYNCに続いて2つのプ
リデータパルスが所定の間隔で存在するが、それらはア
ドレス等のデータを表すために各周期において常に存在
する訳ではない。図4に示すように同期パルスPSYNC
ら3番目の位置のパルスがセクタアドレスを担うプリデ
ータパルスPDである。光ディスクに情報を記録する際
にはこのプリピット検出信号PPDに基づいて光ディス
クのアドレスを検出して情報の記録が行われる。
【0007】LPPを含む光ディスクの製造メーカに対
しては、製造された光ディスクのLPPが規格を満たし
たものであることが要求されている。規格を満たした光
ディスクであるを判断するためにAR(Aperture Ratio)
測定が行われる。AR測定では、プッシュプル信号PP
のLPP成分(同期用のLPPから3番目のLPP位置
部分)が所定の期間だけ繰り返しサンプリングされる。
このサンプリングによって3番目のLPP部分のプッシ
ュプル信号PPの重複波形、すなわちプリピット波形が
図5に示すように、オシロスコープ等の表示装置に表示
される。この表示のためには、同期用のLPPでトリガ
を掛けて3番目のLPPが表示装置の画面中央に位置す
るように遅延時間を手動調整することが行われる。
【0008】その表示されたプッシュプル信号PPにお
けるグルーブトラック成分の最大値WOmaxからのピー
ク値の最大値APmax及び最小値APminを検出し、AR
値を規格式であるAR=APmin/APmaxの如く算出
し、そのAR値が規定値以上であることを確認する必要
がある。AR値が大きいということは2値化可能範囲が
広くなり、プリピット検出の検出精度が高いということ
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】かかるAR測定では、
上記のように、同期用のLPPから3番目のLPPの成
分を含むプッシュプル信号PPの重複波形、すなわちプ
リピット波形が表示装置の表示画面の中央に位置するよ
うに時間軸調整が手動操作によって行われる。しかしな
がら、ディスクには、例えば、4倍速対応ディスクのよ
うに線速度が異なるディスクやLPPの間隔が大きくず
れているディスクがあるので、そのようなディスクの場
合にはその都度手動操作によって調整する必要があり、
測定手順が増えて測定時間が長くなってしまうという問
題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、プリピット波形
を表示装置の表示画面の中央に容易に位置させることが
できるプリピットを有する光記録媒体のプリピット波形
測定装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプリピット波形
測定装置は、情報データを担う情報ピットが形成される
べき情報記録トラックの間に同期プリピットと情報記録
トラックに関連する情報を担う情報プリピットとが繰り
返し形成された記録面を有する光記録媒体のプリピット
波形測定装置であって、トラックの接線方向に第1及び
第2受光面として分割された受光面を有し、記録面に照
射された光ビームの反射光を第1及び第2受光面で受光
して第1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び
第2光検出信号を出力する光検出手段と、光検出手段か
ら出力された第1及び第2光検出信号の差を算出してプ
ッシュプル信号を生成する減算手段と、プッシュプル信
号に基づいて同期プリピットと情報プリピットとのプリ
ピット間隔を検出するプリピット間隔検出手段と、プッ
シュプル信号を所定期間に亘ってサンプリングしてサン
プルデータを収集して保存する収集手段と、収集手段に
よって収集されたサンプルデータに基づいた波形を同期
プリピットの位置からプリピット間隔に対応した遅延時
間だけ遅延させて表示装置に表示させる表示制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0012】本発明のプリピット波形測定方法は、情報
データを担う情報ピットが形成されるべき情報記録トラ
ック間に同期プリピットと情報記録トラックに関連する
情報を担う情報プリピットとが繰り返し形成された記録
面を有する光記録媒体のプリピット波形測定方法であっ
て、トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分
割された受光面を有し、記録面に照射された光ビームの
反射光を第1及び第2受光面で受光して第1及び第2受
光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出
力するステップと、第1及び第2光検出信号の差を算出
してプッシュプル信号を生成するステップと、プッシュ
プル信号に基づいて同期プリピットと情報プリピットと
のプリピット間隔を検出するステップと、プッシュプル
信号を所定期間に亘ってサンプリングしてサンプルデー
タを収集して保存するステップと、収集したサンプルデ
ータに基づいた波形を同期プリピットの位置からプリピ
ット間隔に対応した遅延時間だけ遅延させて表示装置に
表示させるステップと、を備えたことを特徴としてい
る。
【0013】また、本発明のプログラムは、情報データ
を担う情報ピットが形成されるべき情報記録トラック間
に同期プリピットと情報記録トラックに関連する情報を
担う情報プリピットとが繰り返し形成された記録面を有
する光記録媒体からプリピットを検出するために、記録
面に照射された光ビームの反射光をトラックの接線方向
に分割された第1及び第2受光面で受光して第1及び第
2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号
を出力し、第1及び第2光検出信号の差を算出してプッ
シュプル信号を生成し、プッシュプル信号に基づいた波
形を表示装置に表示させるプリピット波形測定方法を実
行するコンピュータ読取可能なプログラムであって、プ
ッシュプル信号に基づいて同期プリピットと情報プリピ
ットとのプリピット間隔を検出するステップと、プッシ
ュプル信号を所定期間に亘ってサンプリングしてサンプ
ルデータを収集して保存するステップと、収集したサン
プルデータに基づいた波形を同期プリピットの位置から
プリピット間隔に対応した遅延時間だけ遅延させて表示
装置に表示させるステップと、を備えたことを特徴とし
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図6は本発明によるプリピッ
ト波形測定装置を示している。このプリピット波形測定
装置において、検査対象の光ディスク1に対して情報を
書き込み及び読み出しを行うことができる記録再生ヘッ
ド2が備えられている。記録再生ヘッド2には、図2に
示した如き記録面を有する追記又は書換可能な光ディス
ク1に対して情報データの記録を行う記録ビーム光発生
装置(図示せず)、光ディスク1から記録情報(情報デ
ータを含む)の読み取りを行う読取ビーム光発生装置(図
示せず)及び4分割光検出器(図7の符号20)が搭載
されている。
【0015】記録ビーム光発生装置と読取ビーム光発生
装置とは個別に設ける必要はなく、記録時には記録用光
ビームを発生し、読取時には読取用光ビームを発生する
1つの光ビーム発生装置であっても良い。読取ビーム光
発生装置は、スピンドルモータ9によって回転駆動され
る光ディスク1に読取ビーム光を照射し、その記録面上
に情報読取スポットを形成させる。4分割光検出器20
は、図7に示すように、光ディスク1の情報記録トラッ
ク(グルーブトラック103)の接線に沿った方向と、
記録トラックの接線に直交する方向とによって4分割さ
れた受光面20a〜20dを有する光電変換素子からな
る。その光電変換素子は、情報読取スポットによる光デ
ィスク1からの反射光を4つの受光面20a〜20d各
々によって受光し、夫々を個別に電気信号に変換したも
のを受光信号Ra〜Rdとして出力する。
【0016】サーボ制御装置4は、これら受光信号Ra
〜Rdに基づいてフォーカスエラー信号、トラッキング
エラー信号及びスライダ駆動信号を各々生成する。フォ
ーカスエラー信号は、記録再生ヘッド2に搭載されてい
るフォーカシングアクチュエータ(図示せず)に供給さ
れる。フォーカシングアクチュエータは、フォーカスエ
ラー信号に基づいて情報読取スポットの焦点を調整す
る。トラッキングエラー信号は、記録再生ヘッド2に搭
載されているトラッキングアクチュエータ(図示せず)
に供給される。トラッキングアクチュエータは、トラッ
キングエラー信号に基づいて情報読取スポットの形成位
置をディスク半径方向にて調整する。スライダ駆動信号
はスライダ10に供給される。スライダ10はスライダ
駆動信号に応じた速度で記録再生ヘッド2をディスク半
径方向に移送させる。
【0017】また、上記受光信号Ra〜Rdは加算器2
1〜23及び減算器24を有するヘッドアンプ25に供
給される。加算器21は受光信号Ra,Rdを加算し、
加算器22は受光信号Rb,Rcを加算する。すなわ
ち、加算器21は4分割光検出器20の受光面20a及
び20dによって各々受光されて得られた受光信号Ra
及びRd同士を加算して加算受光信号Ra+dを出力する。
また、加算器22は4分割光検出器20の受光面20b
及び20c各々によって受光されて得られた受光信号R
b及びRc同士を加算して加算受光信号Rb+cを出力す
る。
【0018】加算器23は加算器21,22の各出力信
号Ra+d,Rb+cを加算する。加算器23の出力信号は読
取信号、すなわちRF信号であり、情報データ再生回路
30に供給される。情報データ再生回路30は、その読
取信号を2値化した後、復調処理、誤り訂正処理、及び
各種情報復号処理を順次実施することにより、光ディス
ク1に記録されていた情報データ(映像データ、音声デ
ータ、コンピュータデータ)の再生を行い、これを出力
する。
【0019】減算器24は加算器21の出力信号Ra+d
から加算器22の出力信号Rb+cを減算する。減算器2
4の出力信号は上記のトラック103のウォブリングに
よる周波数を示す信号となり、スピンドルモータ9のス
ピンドルサーボ装置26に供給される。スピンドルサー
ボ装置26は減算器24の出力信号から得られる周波数
が予め定められた回転速度に対応した周波数になるよう
にスピンドルモータ9を回転駆動する。スピンドルサー
ボ装置26の構成については特開平10−283638
号公報に既に開示されているので、ここでの説明は省略
する。
【0020】プリピット検出回路5は、加算器21,2
2の各出力信号に基づいて、図2に示した如き、光ディ
スク1のランドトラック(プリピットトラック)102上
に形成されているランドプリピット(LPP)104を検
出してプリピット検出信号PPDを記録処理回路7に供
給する。記録処理回路7は、プリピット検出信号PPD
に基づいて、現時点において記録再生ヘッド2が記録を
行っている位置、すなわち、グルーブトラック103上
の位置を認識し、この記録位置から所望の記録位置へと
記録再生ヘッド2をトラックジャンプせしめるべき制御
信号をサーボ制御装置4に供給する。更に、記録処理回
路7は、記録すべき情報データ(検査用の情報データ)
に対して所望の記録変調処理を施して記録変調データ信
号を生成し、これを上記記録再生ヘッド2に供給する。
記録再生ヘッド2に搭載されている記録ビーム光発生装
置は、かかる記録変調データ信号に応じた記録ビーム光
を発生し、これを光ディスク1上のグルーブトラック1
03上に照射する。この際、かかる記録ビームが照射さ
れたグルーブトラック103上の領域に熱が伝わりその
領域に、情報ピットが形成されて行く。
【0021】記録処理回路7の構成についても特開平1
0−283638号公報に既に開示されているので、こ
こでのこれ以上の説明は省略する。プリピット検出回路
5は、図7に示すように、加算器21の出力信号Ra+d
を増幅する増幅器31と、加算器22の出力信号Rb+c
を増幅する増幅器32と、増幅器31の出力信号から増
幅器32の出力信号を減算してラジアルプッシュプル信
号(グルーブウォブル信号)PPとして出力する減算器
33と、減算器33の出力プッシュプル信号PPを閾値
THにて2値化して上記のプリピット検出信号PPD
生成する2値化回路34とからなる。増幅器31の利得
G1と増幅器32の利得G2とは、G1=G2に設定さ
れる。
【0022】減算器33から出力されるプッシュプル信
号PPはLPP間隔検出回路60及びオシロスコープ6
1に供給される。2値化回路34の出力信号は後述のパ
ーソナルコンピュータ62に供給される。LPP間隔検
出回路60は、図7に示すように、コンパレータ71
と、4分周回路72と、カウンタ73とからなる。コン
パレータ71はプッシュプル信号PPとウォブルスライ
ス信号Wslice(基準レベル)と比較して2値化ウォブ
ル信号を生成する。4分周回路72は2値化ウォブル信
号を4分周する。カウンタ73はクロック信号のパルス
を計数して2値化ウォブル信号の周期を検出する。クロ
ック信号の周波数はプッシュプル信号PPの周波数より
十分に高い。カウンタ73の計数結果はLPP間隔とし
てパーソナルコンピュータ62に供給される。
【0023】オシロスコープ61はプッシュプル信号P
Pをサンプリングして例えば、プッシュプル信号PP中
のLPPに対応した部分を表示するものである。オシロ
スコープ61にはパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンと称す)62が接続されている。パソコン62はオ
シロスコープ61の内部メモリ(例えば、後述のサンプ
ルメモリ93)に記憶されたプッシュプル信号PPのレ
ベルデータ及びLPP間隔検出回路60によるLPP間
隔検出値を用いて後述の遅延時間を算出する。パソコン
62の具体的な構成は示さないが、少なくともCPU6
5及び内部メモリ66を含んでいる。
【0024】パソコン62とオシロスコープ61との間
の接続は例えば、GPIB、10BASE−T、或いは
RS−232C等のインターフェース規格に基づいてい
る。2値化回路34から出力された信号(プリピット検
出信号PPD)は図示しないエラーレート検出回路に供
給され、そこでその供給された信号に応じたエラーレー
トが検出される。
【0025】オシロスコープ61は例えば、図8に示す
構成を有することができる。すなわち、オシロスコープ
61は、A/D変換器91と、制御回路92と、サンプ
ルメモリ93と、表示メモリ94と、X及びYドライバ
95,96と、表示パネル97と、操作部98と、イン
ターフェース99とを備えている。A/D変換器91は
入力アナログ信号をディジタル信号に変換する。制御回
路92はA/D変換器91によって得られたディジタル
信号のサンプルデータをサンプルメモリ93に順次書き
込むと共にサンプルメモリ93から表示すべきデータを
読み出して表示メモリ94に書き込んで展開する。表示
メモリ94は表示パネル97の各画素に対応した記憶位
置を有する。X及びYドライバ95,96は表示メモリ
94に書き込まれたデータに応じて表示パネル97を駆
動して表示パネル97に入力アナログ信号の波形を表示
させる。インターフェース99は上記のパソコン62と
接続するための例えば、GPIB、10BASE−T、
或いはRS−232C等のインターフェース規格に基づ
いた回路であり、サンプルメモリ93に書き込まれたデ
ータを制御回路92を介してパソコン62に転送する。
また、インターフェース99はパソコン62からの指令
を制御回路92に中継供給する。
【0026】かかる構成のプリピット波形測定装置にお
いて、減算器33から出力されるプッシュプル信号PP
は、光ディスク1の場合には図2に示したようにウォブ
リングさせたグルーブ103によって図9(a)に示すよ
うにサイン波形(正確にはサイン波形に酷似した波形で
あるが、説明の便宜上サイン波形と称する)を示す。ま
た、図9(a)に示すようにプッシュプル信号PPにおい
てLPPに対応した部分、すなわちLPP成分はサイン
波形から負側に大きく突出し、閾値THを越える。図9
(a)に示した2つのLPP成分は同期用のLPPと、そ
の同期用のLPPから3番目のLPPとに対応してい
る。すなわち、2番目のLPPがない1周期部分を読み
出した場合のプッシュプル信号PPの波形である。
【0027】プッシュプル信号PPはLPP間隔検出回
路60のコンパレータ71においてウォブルスライス信
号Wsliceと比較されて図9(b)に示す如き波形の2値化
ウォブル信号となる。2値化ウォブル信号はプッシュプ
ル信号PPがウォブルスライス信号Wsliceより大のレ
ベルであれば、1を示し、プッシュプル信号PPがウォ
ブルスライス信号Wslice以下のレベルであれば、0を
示すパルス信号となる。2値化ウォブル信号は4分周回
路72によって4分周されることにより、図9(c)に示
す如き波形となる。この4分周された信号の周期tは、
プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分から3番目
のLPP成分までの時間の2倍の長さに相当する。な
お、スピンドルサーボ装置によるサーボ動作によってス
ピンドルモータ9は光ディスク1を所定の線速度で回転
させるので、その光ディスク1についての周期tは一定
であるとする。
【0028】4分周された信号の周期tはカウンタ73
においてクロック信号のパルス計数によって測定され
る。カウンタ73による計数値、すなわち周期tはパソ
コン62に供給される。パソコン62は、カウンタ73
による計数値tを用いてt/2を算出することにより、
プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分から3番目
のLPP成分までの時間を求める。算出されたt/2は
遅延時間としてオシロスコープ61に供給される。
【0029】この遅延時間t/2の算出動作中にパソコ
ン62は、プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分
の位置を検出する。同期用のLPP成分の位置はプッシ
ュプル信号PPと閾値THとの比較によってLPP成分
の時点が検出される毎にLPP成分の発生間隔から判断
される。LPP成分の間隔として得るものは、同期用の
LPP成分から2番目のLPP成分までの時間、2番目
のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間、同期
用のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間、2
番目のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間
での時間、3番目のLPP成分から次の周期の同期用の
LPP成分間での時間、同期用のLPP成分から次の周
期の同期用のLPP成分間での時間である。同期用のL
PP成分から2番目のLPP成分までの時間と、2番目
のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間とは等
しく最も短いが、それ以外はここに並べた順に長い時間
となる。しかしながら、同期用のLPP成分から2番目
のLPP成分までの時間、2番目のLPP成分から3番
目のLPP成分までの時間、及び同期用のLPP成分か
ら3番目のLPP成分までの時間各々に比べて、2番目
のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での
時間、3番目のLPP成分から次の周期の同期用のLP
P成分間での時間及び同期用のLPP成分から次の周期
の同期用のLPP成分間での時間は十分に長いのであ
る。従って、1つのLPP成分が検出された時点から所
定時間経過した時点でLPP成分が検出されなかった場
合には次に生じるLPP成分は同期用のLPP成分であ
る。所定時間は例えば、上記のt/2より若干長く設定
される。
【0030】よって、パソコン62は、図10に示すよ
うに、2値化回路34から出力された信号を監視し、1
つのLPP成分であるプリピット検出信号PPDが生成
されたか否かを判別する(ステップS11)。プリピッ
ト検出信号PPDが生成されたならば、その時点からの
時間計測を開始する(ステップS12)。そして、その
計測時間が所定時間を越えたか否かを判別する(ステッ
プS13)。計測時間が所定時間を越えない場合にステ
ップS11に戻って新たなプリピット検出信号PPD
生成されたか否かを判別する。ステップS11でプリピ
ット検出信号PPDが生成されていないと判別した場合
にはステップS13に移行する。
【0031】ステップS13において計測時間が所定時
間を越えたと判別した場合にはプリピット検出信号PP
Dが生成されたか否かを繰り返し判別する(ステップS
14)。ステップS14においてプリピット検出信号P
Dが生成されたと判別した場合には、そのプリピット
検出信号PPDは同期用のLPP成分に対応するので、
トリガ信号をオシロスコープ61に供給する(ステップ
S15)。
【0032】オシロスコープ61は、トリガ信号に応答
してその時点を基準にしてその時点から遅延時間t/2
だけ経過した時点を表示中央となるようにプリピット波
形を表示する。その表示動作について図8に示したオシ
ロスコープ61の構成を用いて説明すると、制御回路9
2はパソコン62からインターフェース99を介してト
リガ信号を受けると、A/D変換器91によって得られ
たディジタル信号のサンプルデータをサンプルメモリ9
3に順次書き込む。これはトリガ信号から設定時間だけ
で良く、これを繰り返す。一方、サンプルメモリ93か
ら表示すべきデータを読み出して表示メモリ94に書き
込んで展開する。この読み出しはトリガ信号の供給時点
から遅延時間t/2だけ経過した時点Tcのデータが表
示パネル97の中央に表示されるように行われる。すな
わち、時点Tcに対して時間幅Tc±nΔt分のサンプ
ルデータだけがトリガ信号毎に繰り返し読み出されて表
示メモリ94に書き込まれる。表示パネル97の時間軸
の目盛り数を2n(nは整数)とし、1目盛り単位の時
間をΔtとする。表示メモリ94に展開された各サンプ
ルデータがX及びYドライバ95,96によって表示パ
ネル97に表示されるので、図11に示すように、表示
パネル97の中央にプリピット波形が表示されることに
なる。
【0033】図12はLPP間隔検出回路60の他の構
成例を示している。図12のLPP間隔検出回路60
は、コンパレータ111と、単安定マルチバイブレータ
112、2分周回路113と、カウンタ114とからな
る。コンパレータ111はプッシュプル信号PPとLP
Pスライス信号Lslice(閾値THと同一)と比較して
2値化LPP信号を生成する。単安定マルチバイブレー
タ112は2値化ウォブル信号に応答して所定幅のパル
スを発生する。所定幅のパルスはプッシュプル信号PP
の3周期分より若干長いパルスである。単安定マルチバ
イブレータ112の出力パルスは2分周回路113及び
カウンタ114へリセット信号として供給される。2分
周回路113は2値化LPP信号を2分周する。カウン
タ114はクロック信号のパルスを計数して2値化LP
P信号の発生間隔を検出する。カウンタ114の計数結
果はパーソナルコンピュータ62に供給される。
【0034】図12のLPP間隔検出回路60において
は、プッシュプル信号PP(図13(a))はコンパレー
タ111によってLPPスライス信号Lsliceと比較さ
れて図13(b)に示す如き波形の2値化LPP信号とな
る。2値化LPP信号はプッシュプル信号PPがLPP
スライス信号Lsliceより大のレベルであれば、1を示
し、プッシュプル信号PPがLPPスライス信号Lslic
e以下のレベルであれば、0を示すパルス信号となる。
2値化LPP信号の立ち下がりエッジによって単安定マ
ルチバイブレータ112は図13(c)に示す如き所定幅
のパルスを発生する。このパルスがリセット信号となっ
て2分周回路113及びカウンタ114に供給される。
2分周回路113は、図13(d)に示すように、リセッ
ト信号に応じてリセットされた後、2値化LPP信号
(同期用のLPP成分)の立ち上がりエッジで高レベル
となり、次の2値化LPP信号(3番目のLPP成分)
の立ち上がりエッジで低レベルとなるパルスを発生す
る。このパルスの時間幅がカウンタ114においてクロ
ック信号のパルス計数によって測定される。カウンタ1
14による計数値はパソコン62に供給される。パソコ
ン62は、カウンタ114による計数値をプッシュプル
信号PPの同期用のLPP成分から3番目のLPP成分
までの時間(上記のt/2に相当する時間)を遅延時間
としてオシロスコープ61に供給する。
【0035】図14はLPP間隔検出回路60の他の構
成例を更に示している。図14のLPP間隔検出回路6
0は、コンパレータ121と、単安定マルチバイブレー
タ122、2分周回路123と、カウンタ124と、除
算器125とからなる。コンパレータ111はプッシュ
プル信号PPとLPPスライス信号Lslice(閾値TH
と同一)と比較して2値化LPP信号を生成する。単安
定マルチバイブレータ112は2値化ウォブル信号に応
答して所定幅のパルスを発生する。所定幅のパルスはプ
ッシュプル信号PPの3周期分より若干長いパルスであ
る。単安定マルチバイブレータ112の出力パルスは2
分周回路113に供給される。2分周回路113は単安
定マルチバイブレータ112の出力信号を2分周して2
分周パルスを生成する。カウンタ114はクロック信号
のパルスを計数して2分周パルスのパルス幅T(図4に
示した周期T)を計数する。除算器125はパルス幅T
の1/8の計算を行ってその計算結果をパーソナルコン
ピュータ62に供給する。
【0036】図14のLPP間隔検出回路60において
は、プッシュプル信号PP(図15(a))はコンパレー
タ121によってLPPスライス信号Lsliceと比較さ
れて図15(b)に示す如き波形の2値化LPP信号とな
る。2値化LPP信号はプッシュプル信号PPがLPP
スライス信号Lsliceより大のレベルであれば、1を示
し、プッシュプル信号PPがLPPスライス信号Lslic
e以下のレベルであれば、0を示すパルス信号となる。
2値化LPP信号の立ち下がりエッジによって単安定マ
ルチバイブレータ122は図15(c)に示す如き所定幅
のパルスを発生する。このパルスが2分周回路123に
よって2分周されると、図15(d)に示すように、単安
定マルチバイブレータ122の1つの出力パルスの立ち
上がりエッジで高レベルとなり、次の出力パルスの立ち
上がりエッジで低レベルとなる2分周パルスを発生す
る。この2分周パルスの時間幅Tはカウンタ124にお
いてクロック信号のパルス計数によって測定される。カ
ウンタ124による計数値は除算器125によってT/
8にされる。T/8は図15(a)から明らかなようにプ
ッシュプル信号PPのサイン波形は同期用のLPP成分
から次の同期用のLPP成分までに16周期あり、同期
用のLPP成分から3番目のLPP成分までは2周期分
(上記のt/2に相当する時間)であるからである。除
算器125の出力値T/8は遅延時間としてオシロスコ
ープ61に供給される。
【0037】また、オシロスコープ61がプッシュプル
信号PPのLPP成分の間隔及びLPP成分の幅を測定
する自動測定機能を有している場合には、LPP間隔検
出回路60を用いることなく、オシロスコープ61とパ
ソコン62とが図16に示すように動作してプリピット
波形をオシロスコープ61の画面中央に表示させること
ができる。すなわち、オシロスコープ61はプッシュプ
ル信号PPを入力してその波形を表示する(ステップS
21)。パソコン62は同期用のLPP成分から3番目
のLPP成分までが画面に表示されるように時間軸及び
トリガポイント設定のコマンドをオシロスコープ61に
送信する(ステップS22)。図17はステップS21
の動作によってオシロスコープ61の画面に表示された
プッシュプル信号PPの波形例を示しており、ステップ
S22の送信動作によってトリガポイント(図17の符
号TP)が指定される。オシロスコープ61は上記の自
動測定機能によってプッシュプル信号PPのLPP成分
の間隔及びLPP成分の幅を測定し(ステップS2
3)、その測定結果をパソコン62に送信する(ステッ
プS24)。パソコン62はプッシュプル信号PPのL
PP成分の間隔及びLPP成分の幅をオシロスコープ6
1から受信すると、遅延時間を算出する(ステップS2
5)。LPP成分の間隔をAとし、LPP成分の幅をB
とすると、遅延時間はA−B/2である。LPP成分の
間隔Aに対してLPP成分の幅Bの半分を差し引く理由
は、トリガポイントからのLPP成分の間隔Aだけ離れ
た位置はLPP成分波形の中央ではなくLPP成分波形
のエッジ部分であるからである。すなわち、トリガポイ
ントの検出ではプッシュプル信号PPとLPPスライス
信号Lsliceとを比較するので、プッシュプル信号PP
のLPP成分のピークポイントではなくそのリーディン
グエッジの途中でLPP成分が検出され、それがトリガ
ポイントとして扱われる。よって、LPP成分の間隔A
に対してLPP成分の幅Bの半分を差し引くことによ
り、プリピット波形が画面中央に位置するように遅延時
間を適切に設定している。しかしながら、プリピット波
形が画面中央にほぼ位置するだけでも良いならば、遅延
時間Aとしても良い。
【0038】遅延時間A−B/2を算出した後、時間軸
の目盛り単位とその遅延時間をオシロスコープ61に送
信する(ステップS26)。オシロスコープ61は時間
軸の目盛り単位、遅延時間及びトリガポイントに基づい
てプリピット波形を表示する(ステップS27)。オシ
ロスコープ61は、トリガポイント時点を基準にしてそ
の時点から遅延時間だけ経過した時点を表示中央となる
ようにプリピット波形を表示する。
【0039】なお、本発明は記録媒体がデータ記録前及
び記録後のいずれの状態であっても適用することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、プリピッ
ト波形を表示装置の表示画面の中央に容易に位置させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−RWの各領域の配置構造を示す図であ
る。
【図2】DVD−RWの記録面の構造を示す図である。
【図3】LPP成分を含むラジアルプッシュプル信号の
波形を示す図である。
【図4】プリピット検出信号の波形を示す図である。
【図5】プリピット波形を示す図である。
【図6】本発明によるプリピット波形測定装置を示すブ
ロック図である。
【図7】図6の装置中のヘッドアンプ、プリピット検出
回路及びLPP間隔検出回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図6の装置中のオシロスコープの概略構成を示
すブロック図である。
【図9】LPP間隔検出回路の各部の動作を示す波形図
である。
【図10】図7の装置中のCPUによるトリガ信号発生
動作を示すフローチャートである。
【図11】オシロスコープに表示されるプリピット波形
例を示す図である。
【図12】LPP間隔検出回路の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】図12のLPP間隔検出回路の各部の動作を
示す波形図である。
【図14】LPP間隔検出回路の他の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】図14のLPP間隔検出回路の各部の動作を
示す波形図である。
【図16】オシロスコープとパソコンとによるプリピッ
ト波形表示動作を示すフローチャートである。
【図17】オシロスコープに表示されるプッシュプル信
号の波形例及びトリガポイントを示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 記録再生ヘッド 5 プリピット検出回路 10 スライダ 20 4分割光検出器 60 LPP間隔検出回路 61 オシロスコープ 62 パソコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米 竜大 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 村松 優子 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 鈴木 真二 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB04 CC14 CC16 CC18 EE13 EE18 FF17 GG03 JJ11 LL08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを担う情報ピットが形成され
    るべき情報記録トラックの間に同期プリピットと前記情
    報記録トラックに関連する情報を担う情報プリピットと
    が繰り返し形成された記録面を有する光記録媒体のプリ
    ピット波形測定装置であって、 前記トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分
    割された受光面を有し、前記記録面に照射された光ビー
    ムの反射光を前記第1及び第2受光面で受光して前記第
    1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光
    検出信号を出力する光検出手段と、 前記光検出手段から出力された前記第1及び第2光検出
    信号の差を算出してプッシュプル信号を生成する減算手
    段と、 前記プッシュプル信号に基づいて前記同期プリピットと
    前記情報プリピットとのプリピット間隔を検出するプリ
    ピット間隔検出手段と、 前記プッシュプル信号を所定期間に亘ってサンプリング
    してサンプルデータを収集して保存する収集手段と、 前記収集手段によって収集されたサンプルデータに基づ
    いた波形を前記同期プリピットの位置から前記プリピッ
    ト間隔に対応した遅延時間だけ遅延させて表示装置に表
    示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とするプ
    リピット波形測定装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記録トラックは予め定められた
    周波数でウォブリングされたウォブリングトラックであ
    り、 前記プリピット間隔検出手段は、前記プッシュプル信号
    の周期に基づいて前記プリピット間隔を検出することを
    特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  3. 【請求項3】 前記プリピット間隔検出手段は、前記プ
    ッシュプル信号を基準レベルと比較して2値化ウォブル
    信号を生成するコンパレータと、前記2値化ウォブル信
    号を4分周してパルスを出力する4分周回路と、前記4
    分周回路の出力パルスの時間幅をクロック計数によって
    検出するカウンタとからなることを特徴とする請求項2
    記載のプリピット波形測定装置。
  4. 【請求項4】 前記プリピット間隔検出手段は、前記プ
    ッシュプル信号中のプリピット成分を検出し、そのプリ
    ピット成分の検出間隔から前記プリピット間隔を検出す
    ることを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記プリピット間隔検出手段は、前記プ
    ッシュプル信号を所定のプリピットスライス信号と比較
    して2値化プリピット信号を生成するコンパレータと、
    前記2値化プリピット信号の前エッジに応じて所定幅の
    パルスを発生する単安定マルチバイブレータと、前記所
    定幅のパルスの存在時に前記2値化プリピット信号を2
    分周して分周パルスを出力する2分周回路と、前記所定
    幅のパルスの存在時に前記2分周回路の出力パルスの時
    間幅をクロック計数によって検出するカウンタとからな
    ることを特徴とする請求項4記載のプリピット波形測定
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定幅のパルスは前記同期プリピッ
    トと前記情報プリピットとの規定のプリピット間隔より
    若干長いパルスであることを特徴とする請求項5記載の
    プリピット波形測定装置。
  7. 【請求項7】 前記プリピット間隔検出手段は、前記プ
    ッシュプル信号中の前記同期プリピットに対するプリピ
    ット成分を検出し、そのプリピット成分の検出間隔を所
    定数で割って前記プリピット間隔を検出することを特徴
    とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  8. 【請求項8】 前記プリピット間隔検出手段は、前記プ
    ッシュプル信号を所定のプリピットスライス信号と比較
    して2値化して2値化プリピット信号を生成するコンパ
    レータと、前記2値化プリピット信号の前エッジに応じ
    て所定幅のパルスを発生する単安定マルチバイブレータ
    と、前記単安定マルチバイブレータの出力パルス信号を
    2分周してパルスを出力する2分周回路と、前記2分周
    回路の出力パルスの時間幅をクロック計数によって検出
    するカウンタと、前記カウンタの計数値を前記所定数で
    除算する除算器とからなることを特徴とする請求項7記
    載のプリピット波形測定装置。
  9. 【請求項9】 前記表示装置は、前記プッシュプル信号
    のプリピット成分の間隔及びそのプリピット成分の幅を
    測定する自動測定機能を有するオシロスコープであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装
    置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、前記プリピット
    成分の間隔から前記プリピット成分の幅の半分を差し引
    いた間隔を前記遅延時間とすることを特徴とする請求項
    1又は9記載のプリピット波形測定装置。
  11. 【請求項11】 情報データを担う情報ピットが形成さ
    れるべき情報記録トラック間に同期プリピットと前記情
    報記録トラックに関連する情報を担う情報プリピットと
    が繰り返し形成された記録面を有する光記録媒体のプリ
    ピット波形測定方法であって、 前記トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分
    割された受光面を有し、前記記録面に照射された光ビー
    ムの反射光を前記第1及び第2受光面で受光して前記第
    1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光
    検出信号を出力するステップと、 前記第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシュプ
    ル信号を生成するステップと、 前記プッシュプル信号に基づいて前記同期プリピットと
    前記情報プリピットとのプリピット間隔を検出するステ
    ップと、 前記プッシュプル信号を所定期間に亘ってサンプリング
    してサンプルデータを収集して保存するステップと、 収集したサンプルデータに基づいた波形を前記同期プリ
    ピットの位置から前記プリピット間隔に対応した遅延時
    間だけ遅延させて表示装置に表示させるステップと、を
    備えたことを特徴とするプリピット波形測定方法。
  12. 【請求項12】 情報データを担う情報ピットが形成さ
    れるべき情報記録トラック間に同期プリピットと前記情
    報記録トラックに関連する情報を担う情報プリピットと
    が繰り返し形成された記録面を有する光記録媒体からプ
    リピットを検出するために、前記記録面に照射された光
    ビームの反射光を前記トラックの接線方向に分割された
    第1及び第2受光面で受光して前記第1及び第2受光面
    各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出力
    し、前記第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシ
    ュプル信号を生成し、前記プッシュプル信号に基づいた
    波形を表示装置に表示させるプリピット波形測定方法を
    実行するコンピュータ読取可能なプログラムであって、 前記プッシュプル信号に基づいて前記同期プリピットと
    前記情報プリピットとのプリピット間隔を検出するステ
    ップと、 前記プッシュプル信号を所定期間に亘ってサンプリング
    してサンプルデータを収集して保存するステップと、 収集したサンプルデータに基づいた波形を前記同期プリ
    ピットの位置から前記プリピット間隔に対応した遅延時
    間だけ遅延させて前記表示装置に表示させるステップ
    と、を備えたことを特徴とするプログラム。
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WO2009051657A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-23 Marvell World Trade Ltd. Method and apparatus for detecting land pre-pits

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