JP2003123149A - 簡易式カード決済システム、ならびにそのプログラム、および記録媒体 - Google Patents

簡易式カード決済システム、ならびにそのプログラム、および記録媒体

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JP2003123149A
JP2003123149A JP2001318108A JP2001318108A JP2003123149A JP 2003123149 A JP2003123149 A JP 2003123149A JP 2001318108 A JP2001318108 A JP 2001318108A JP 2001318108 A JP2001318108 A JP 2001318108A JP 2003123149 A JP2003123149 A JP 2003123149A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駅構内に設置された店舗においてもカード決
済を可能とし、利用客に利便性を提供する。 【解決手段】 システム制御装置2の音声認識部によ
り、店員が発話した決済金額を音声認識してテキストデ
ータに変換し、利用客の近くに位置する端末装置1に表
示してICカード3(4)の提示を促がし、利用客がそ
の端末装置1にICカード3(4)を挿入もしくは近づ
けることでカード決済処理が行なわれる。また、音声認
識から金額表示に至る時間差を、時間帯、地域、ホーム
の種類のうち、少なくとも一つに従って調整し、利用客
に対して決済のためにICカード3(4)の提示を行な
うべき最適なタイミングを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、駅構内の店
舗に用いて好適な、簡易式カード決済システムならびに
そのプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】POS(Point Of Sales:販売情報管
理システム)は、商品化が小売店で売れたその時点でそ
の商品に関する情報を取得し、リアルタイムな管理を可
能とすることを目的に構築されるシステムであり、スー
パやコンビニエンスストア等小売店舗を中心に広く普及
している。POSシステムでは、商品の値札や包装パッ
ケージに印刷または貼付されたバーコードやOCRコー
ドがPOS端末装置に接続されているスキャナによって
読み取られ、あるいはPOS端末装置のキーボードから
入力されることにより、合計購入金額が算出され、店員
がレジ前に整然と並んだ利用客から相当の金額を受領す
ることで決済を行なっていた。従って、クレジットカー
ドやデビットカードによる決済にも用意に対応可能であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駅構内の店
舗は、通常設置スペースが狭く、同時に多方向から複数
の利用客による商品購入および決済が要求される。ま
た、電車や列車の出発時間の制約等からPOSの導入が
困難であり、従って、カード決済には対応できず、現金
決済による対応のみであった。すなわち、駅構内の店舗
においてクレジットカードやプリペイドカードを使って
精算しようとした場合、金額入力やカードの読み取り等
に時間を要し、電車や列車の出発時間との関係で対応に
厳しい時間環境にある駅構内店舗においては現金決済に
頼らざるを得ない状況にあった。従って、現金の授受に
伴い釣銭間違いが発生したり、あるいはカード決済がで
きないために利用客に対する利便性を損なう等の不都合
があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、店員による決済金額の発話を音声認識して利用客
の近くに位置する端末装置に表示してカードの提示を促
がし、利用客がその端末装置にカードを挿入もしくは近
づけることでカード決済処理が行なわれ、このことによ
り、駅構内に設置された店舗においてもカード決済を可
能とし、利用客に利便性を提供する、簡易式カード決済
システム、ならびにそのプログラム、および記録媒体を
提供することを目的とする。また、音声認識から金額表
示に至る時間差を違和感のない適当な値に調整すること
で円滑な運用を簡易式カード決済システム、ならびにそ
のプログラム、および記録媒体を提供することも目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカード決済シス
テムは、店員が発話する内容を音声認識して少なくとも
決済金額にかかわる部分をテキストデータに変換する音
声認識手段と、利用客に前記決済金額を伝える際、店舗
に設置された端末装置に前記テキストデータに基づく決
済金額を表示するシステム制御手段と、前記端末装置に
表示された決済金額に基づき、利用客が持つICカード
による決済処理を行なう決済処理手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】また、前記音声認識手段による音声認識と
前記システム制御手段による決済金額表示の間の時間差
を、時間帯、地域、ホームの種類のうち、少なくとも一
つに従って調整し、利用客に対して決済のためにICカ
ードの提示を行なうべき最適なタイミングを提供する時
間差調整手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項1に記載の簡易式カード決済
システムにおいて、前記音声認識手段は、前記音声を認
識するにあたり、店員毎保持する自身の音声の特徴を記
録した媒体を読み取り、発話する店員の音声の特徴抽出
を行なうことを特徴とする。
【0008】また、前記端末装置を複数設け、これらの
内、利用客の最も近くに位置する端末装置、あるいは、
利用客の方向へ向けられた端末装置が起動され、当該端
末装置に前記テキストデータに基づく決済金額を表示す
る構成とし、その際、前記システム制御手段は、店員が
端末装置に触れるか、もしくは当該端末装置に設けられ
る金額表示ボタンの押下を検出することにより、前記音
声認識手段により変換されたテキストデータを表示する
ことを特徴とする。
【0009】また、前記ICカードは接触型ICカード
とし、前記決済処理手段は、前記起動された端末装置に
前記ICカードが挿入されたことを検知し、認証が得ら
れた場合にのみ前記ICカードから前記表示された決済
金額相当の価値の引き落とし処理を行い、前記金額表示
を消去すると共に、必要に応じて、外部接続される販売
管理システムにその決済情報を送信することを特徴とす
る。
【0010】また、前記ICカードは非接触型ICカー
ドとし、前記決済処理手段は、前記起動された端末装置
に前記ICカードが近づけられたことを検知し、認証が
得られた場合にのみ前記ICカードから前記表示された
決済金額相当の価値の引き落とし処理を行い、前記金額
表示を消去すると共に、必要に応じて、外部接続される
販売管理システムにその決済情報を送信することを特徴
とする。
【0011】また、前記引き落とし処理後、前記ICカ
ードが再度近づけられ、もしくは、挿入されたことを検
出して前記価値の引き落とし処理を禁止する二重引き落
とし防止手段を備えたことを特徴とする。
【0012】また、現金決済であることを認識し、ある
いは前記表示された決済金額に誤りを発見した店員によ
って前記端末装置に設けられる金額表示消去ボタンの押
下された場合、または、表示から所定時間が経過したこ
とを検出して前記表示されてある決済金額を消去する誤
表示訂正手段を備えたことを特徴とする。
【0013】上記した構成において、音声認識部によ
り、店員が発話した決済金額を音声認識してテキストデ
ータに変換し、利用客の近くに位置する端末装置に表示
してICカードの提示を促がし、利用客がその端末装置
にICカードを挿入もしくは近づけることでカード決済
処理が行なわれ、このことにより、駅構内に設置された
店舗においてもカード決済を可能とし、利用客に利便性
を提供することができる。また、音声認識から金額表示
に至る時間差を、時間帯、地域、ホームの種類のうち、
少なくとも一つに従って調整し、利用客に対して決済の
ためにICカードの提示を行なうべき最適なタイミング
を提供することで音声認識から金額表示に至る時間差を
違和感のない適当な値に調整し円滑な運用をはかること
ができる。
【0014】また本発明は、駅構内の店舗においてIC
カードによる決済を行なう簡易式カード決済システムに
用いられる簡易式カード決済プログラムであって、店員
が発話する音声を認識して少なくとも決済金額にかかわ
る部分をテキストデータに変換するステップと、利用客
に前記決済金額を伝える際、前記店舗に複数設置された
端末装置のうち、利用客の最も近くに位置する端末装置
が起動され、当該端末装置に前記テキストデータに基づ
く決済金額を表示するステップと、前記端末装置に表示
された決済金額に基づき、利用客が持つICカードによ
る決済処理を行なうステップとをコンピュータに実行さ
せることを特徴とする。
【0015】また、前記音声認識と前記決済金額表示の
間の時間差を、時間帯、地域、ホームの種類のうち、少
なくとも一つに従って調整し、利用客に対して決済のた
めにICカードの提示を行なうべき最適なタイミングを
提供するステップをコンピュータに実行させることを特
徴とする。
【0016】また、店員が端末装置に触れるか、もしく
は当該端末装置に設けられる金額表示ボタンの押下を検
出することにより、前記変換されたテキストデータを表
示するステップをコンピュータに実行させることを特徴
とする。
【0017】また、前記起動された端末装置に前記IC
カードが挿入、もしくは近づけられたことを検知し、認
証が得られた場合にのみ前記ICカードから前記表示さ
れた決済金額相当の価値の引き落とし処理を行い、前記
金額表示を消去すると共に、外部接続される販売管理シ
ステムにその決済情報を送信するステップをコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0018】また、前記引き落とし処理後、非接触型I
Cカードが再度近づけられ、もしくは、挿入されたこと
を検出して前記価値の引き落とし処理を禁止するステッ
プをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】また、現金決済、あるいは前記表示された
決済金額に誤りがあることを認識した店員により、前記
端末装置に設けられる金額表示消去ボタンの押下された
場合、または、表示後所定時間経過したことを検出して
前記表示された決済金額を消去するステップをコンピュ
ータに実行させることを特徴とする。
【0020】また、駅構内の店舗においてICカードに
よる決済を行なう簡易式カード決済システムに用いられ
る簡易式カード決済プログラムを記録した記録媒体であ
って、店員が発話する音声を認識して少なくとも決済金
額にかかわる部分をテキストデータに変換するステップ
と、利用客に前記決済金額を伝える際、前記店舗に複数
設置された端末装置のうち、利用客の最も近くに位置す
る端末装置が起動され、当該端末装置に前記テキストデ
ータに基づく決済金額を表示するステップと、前記端末
装置に表示された決済金額に基づき、利用客が持つIC
カードによる決済処理を行なうステップとをコンピュー
タに実行させる簡易式カード決済プログラムを記録した
ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の簡易式カード決
済システムを駅構内にある店舗で実現する形態を模写し
て示した図である。ここでは、利用客が発話する「週刊
誌XXね」に応答して店員が発話する「350円です」
を音声認識機能付きシステム制御装置2(バックヤード
のコンピュータ)が音声認識して()、その金額を利
用客に一番近い端末装置1に表示させる()。なお、
端末装置1は、スタンドの前後左右複数箇所に設置して
おくものとする。どの端末装置1に表示させるかは店員
がその端末装置1に触れる等の操作で選ばれるものとす
る。このことにより利用客は所持する接触型あるいは非
接触型のICカード3(4)を提示するタイミングを知
り、近くに位置する端末装置1のカード挿入口に挿入す
るか、あるいは近づけることによって提示する()こ
とで決済処理が自動的に行なわれる。
【0022】店員が決済金額を発話するときは利用客と
目を見合わせ、利用客は、金額を聞いたら端末装置1に
触れる店員の手へ視線が移り、丁度良いタイミングでそ
の端末装置に決済金額が表示されれば自分で支払うべき
金額がスムーズに分かることになる。音声認識から表示
に至る時間差は、時間帯により、地域により、あるいは
ホーム(山手線内か長距離列車か)によって異なり、従
ってあらかじめ時間差に関するデータを記憶しておき、
選択して使用するものとする。利用客は、「350円で
す」と発話されてから表示を確認してそれが自分に対す
るものであると認識するまでに微妙な時間差があり、こ
れを適当に設定することにより円滑な運用がはかれる。
【0023】図2は、本発明における簡易式カード決済
システムの構成を説明するために引用した図である。図
2において、符号1は、駅構内店舗のスタンドの前後左
右に設置される複数の端末装置であり、音声認識された
決済金額を表示する他に、決済のために必要なICカー
ド3、4のリードライトを行なうものであり、システム
制御装置2によってコントロールされる。システム制御
装置2は、音声認識機能を持ち、店員の発話内容に関し
マイクを介して集音し、決済金額に係わる部分のみ抽出
してテキストデータに変換し、端末装置1を介して表示
する。また、端末装置1を介して読み出されたICカー
ドの決済処理を行なうもので、端末装置1とは、有線も
しくは無線を介して接続される。システム制御装置2
は、更に、通信ネットワーク6を介してバックヤードの
販売管理システム5と接続され、この販売管理システム
6においてシステム制御装置2で処理される決済情報を
集中管理されるものとする。
【0024】図3は、図2に示す端末装置の内部構成を
示すブロック図である。端末装置1は、CPU11を制
御中枢とし、ROM12に記録されたプログラムに基づ
きRAM13を使用して演算制御、あるいはシステムバ
ス10に接続される各種入出力デバイスの制御を行う。
ここで必要な入出力デバイスは、ICカードリーダライ
タ19と表示器20である。ICカードリーダライタ1
9は、図示せぬ入出力コントローラを介してシステムバ
ス10に接続され、表示器20は表示コントローラ17
を介してシステムバス10に接続され、表示メモリ18
に書き込まれた決済金額等の情報を表示する。各種ボタ
ンスイッチ15は、後述する金額表示ボタン、金額消去
ボタンを含み、CPU11がこれらボタンの押下を検知
して相当の処理を行なう。タッチセンサ16は、例えば
端末装置の頭部に設けられる圧電素子であり、店員がこ
の部分に触れる、あるいは叩くことによって感知され、
システム制御装置2は、CPU11、通信制御装置14
を介して当該端末装置1が選択されたことを知る。
【0025】図4にシステム制御装置の内部構成が機能
展開して示されている。以下に示す各ブロックは、具体
的には、CPUならびにメモリを含む周辺LSIで構成
され、CPUがメモリに記録されたプログラムを逐次読
み出し実行することにより、そのブロックが持つ機能を
実現するものとする。システム制御装置2を機能的に大
別すれば、音声認識部21と、システム制御部22と、
決済処理部23で構成される。音声認識部21は、店員
が発話する内容を音声認識して少なくとも決済金額にか
かわる部分をテキストデータに変換する機能を持つ。シ
ステム制御部22は、利用客に前記決済金額を伝える
際、店舗に複数設置された端末装置1のうち、利用客の
最も近くに位置する端末装置1が起動され、当該端末装
置1に音声認識の結果得られるテキストデータに基づく
決済金額を表示する機能を持つ。決済処理部23は、端
末装置1に表示された決済金額に基づき、利用客が持つ
ICカード3、5による引き落としのための決済処理を
行なう機能を持つ。
【0026】音声認識は、周知のように音響分析、音素
認識、単語認識の各ステップが実行されることによって
行なわれる。音響分析ステップは、音声から特徴パラメ
ータを抽出する部分であり、EET分析や線形予測分析
等により特徴パラメータの時系列が抽出される。音素認
識ステップでは、音響分析ステップで得られた音素とあ
らかじめ用意した音素標準パターンとのパターンマッチ
ングを確率統計モデル等の手法によって行い、音素候補
列を作成する。そして、単語認識ステップでこの音素候
補列と単語辞書とを比較して認識結果が出力される。な
お、音声認識部21で音声を認識するにあたり、店員毎
保持する自身の音声の特徴を記録したICカードを読み
取り、発話する店員の音声の特徴抽出を事前に行なうこ
とで認識率の向上をはかるための手立てがなされる。
【0027】システム制御装置22は、金額送信部22
1と、端末起動検知部222と、時間差調整部223
と、時間差データ格納部224と、誤表示訂正部225
で構成される。金額送信部221は、店員が端末装置1
に触れるか、もしくは当該端末装置1に設けられる金額
表示ボタンの押下を検出することにより、音声認識部2
1により変換されたテキストデータを表示する機能を持
つ。端末起動検知部222は、端末装置1に設けられる
タッチセンサ19により、あるいは金額表示ボタン押下
により、どの現在どの端末装置1が起動され、表示が有
効になっているかを示すものである。
【0028】時間差調整部223は、音声認識部21に
よる音声認識と金額送信部221による決済金額表示の
間の時間差を、時間帯、地域、ホームの種類のうち、少
なくとも一つに従って調整し、利用客に対して決済のた
めにICカードの提示を行なうべき最適なタイミングを
提供する機能を持つ。時間差は、時間帯、地域、ホーム
の種類によって異なるので、そのデータを時間差データ
格納部224へ記憶させておき、選択することにより調
整するものとする。また、誤表示訂正部225は、現金
決済とする場合、あるいは表示された決済金額に誤りが
あった場合、端末装置1に設けられる金額表示消去ボタ
ンの押下を検出して金額送信部221により表示された
決済金額を消去する機能を持つ。
【0029】決済処理部23は、カード引き落とし処理
部231と、金額表示消去部232と、決済情報送信部
233と、二重引き落とし防止部234で構成される。
カード引き落とし処理部231は、起動された端末装置
1にICカード3が挿入されたことを検知し、あるいは
ICカード4が提示され近づけられたことを検知と、認
証が得られた場合にのみICカード3(4)から表示さ
れた決済金額相当の価値の引き落とし処理を行なう機能
を持つ。金額表示消去部232は、カード引き落とし処
理部231によるカード引き落とし処理の終了を監視し
て端末装置1の金額表示を消去する機能を持ち、決済情
報送信部233は、外部接続される販売管理システム5
に対してその決済情報を送信する機能を持つ。二重引き
落とし防止部234は、カード引き落とし処理部231
による引き落とし処理後、同じICカード4が再度近づ
けられ、あるいはカード挿入口に挿入されたことを検出
したときにカード引き落とし処理部231による価値の
引き落とし処理を禁止する機能を持つ。これは、一旦引
き落とし処理済みの取引についてはフラグを付与し、後
述するように時間監視を行うことによって二重引き落と
し防止が行なわれる。
【0030】図5は、図1〜図4に示す本発明実施形態
の動作を説明するために引用したフローチャートであ
る。以下、図5に示すフローチャートを参照しながら図
1〜図4に示す本発明実施形態の動作について詳細に説
明する。
【0031】まず、購入商品の合計金額の算出は、従来
同様店員が行ない、店員が購入商品の決済金額を店員の
声で商品購入を希望する利用客に伝える(ステップS5
1)。なお、店員が発話する様々な言葉を集音するヘッ
ドマイクは店員のそれぞれが備えるものとし、このヘッ
ドマイクで集音された音声信号はシステム制御装置1に
転送され、システム制御装置1の音声認識部21で店員
により発話された内容のうち、決済金額に関わる部分の
みが抽出され、テキスト化される(ステップS52)。
各店員にはあらかじめその店員の声の特徴を保存したI
Cカードを持たせ、その店舗での営業時間中、店員にそ
のICカードをシステム制御装置2が持つICカード挿
入口に挿入させることによって、システム制御装置2の
音声認識部21の認識能力を向上させるとともに、その
店員が別の店舗に行っても、また別の店員がその店舗で
勤務に就いた際に、音声認識率が低下しないような配慮
がなされている。
【0032】店員は、算出された合計金額を決済金額と
して利用客に伝える際に、店舗内に複数台設置された端
末装置1のうち、最もその利用客の近くに位置する端末
装置1を選び、その端末装置1に触れるか、あるいはそ
の端末装置1に設けられた金額表示用ボタンを押す(ス
テップS53)。店員が利用客の傍の端末装置1に触れ
たこと、または金額表示用ボタンを押したことは、それ
ぞれ、端末装置1が持つタッチセンサ16あるいは、端
末装置1内蔵のCPU11によって検知され、システム
制御装置2の端末起動検知部222を介して金額送信部
221に通知される。このことにより、金額送信部22
1は、音声認識部21によってテキスト化された決済金
額を、起動された端末装置1にのみ送信してその端末装
置1での表示器20に表示を促がす(ステップS5
5)。決済金額が送信された端末装置1は、利用客と店
員の両方に見えるようにその金額を表示器20に表示す
る。具体的には、端末装置1における利用客側の面と店
員側の面との双方に金額を表示する。このことにより、
間違いが無いことが利用客と店員の双方にわかりやすく
なる。
【0033】なお、本発明では、音声認識から表示まで
の時間差を違和感のない適当な値に調整する処理を挿入
している。すなわち、決済金額を表示する前に時間差t
0を監視している(ステップS54)。店員が決済金額
を発話するときは利用客と目を見合わせ、利用客は、金
額を聞いたら端末装置1に触れる店員の手へ視線が移
り、丁度良いタイミングでその端末装置1に決済金額が
表示されれば自分で支払うべき金額がスムーズに分かる
ことになる。音声認識から表示に至る時間差は、時間帯
により、地域により、あるいはホーム(山手線内か長距
離列車か)によって異なり、従って、あらかじめ時間差
に関するデータを時間差データ格納部224に記憶して
おき、これを選択して使用するものとする。利用客は、
決済金額が発話されてから表示を確認してそれが自分に
対するものであると認識するまでに微妙な時間差t0
あり、これを適当に設定することにより円滑な運用がは
かれる。この時間差t0の設定は、時間差調整部223
が時間差データ格納部224のデータを選択することに
より行なわれる。
【0034】以下、店舗の状況に応じて端末装置1が受
け入れる決済のための手段は変わるが、いずれにしても
利用客は、表示された金額を見て自分に対するものであ
ることを確認し、例えば、プリペイドカードを端末装置
1に挿入し、端末装置1は表示された金額相当の価値を
そのプリペイドカードから指し引いた後、プリペイドカ
ードを排出し、かつ金額表示を消去する。また、必要に
応じて、外部接続される販売管理システム5にその決済
情報を送信する。また、利用客がデビットカードまたは
クレジットカードを所持していた場合、これらカードを
端末装置1に設けられたカード挿入口に挿入し、端末装
置1に付属するキーパッドより暗証番号を入力する。端
末装置1は、必要に応じて、システム制御装置2を経由
して外部接続される販売管理システム、あるいは認証機
関にカードの認証(ステップS59)を求め、認証が得
られた場合に、そのカードの排出、および決済処理を行
う。ICカード3から価値を引き落とす処理は決済処理
部23のカード引き落とし処理部231が、引き落とし
処理後、端末装置1に表示された決済金額を消去する処
理は金額表示消去部232が、決済情報を送信する処理
は、決済情報送信部233が行なう。
【0035】一方、非接触ICカード4の場合、利用客
は、所持している非接触ICカード4を提示することに
よって端末装置1に近づけ、端末装置1は表示された金
額相当の価値をそのICカード4から差し引き、金額表
示を消去する。また、必要に応じて、外部接続される販
売管理システム3に決済情報を送信する。同時に、二重
に価値を引き落とされないように、ICカード4が挿入
されても内部へ取り込まないようにカード引込み部分の
電源をOFFするか、あるいは、非接触型ICカード4
が近づけられても価値の引き落とし処理を実行しないよ
うにICカードリーダライタ19の動作を停止させる等
の配慮がなされる。
【0036】一方、端末装置1の各種ボタンスイッチ1
5には決済金額の表示を消去させることを指示する金額
表示消去ボタンが割り付けられており、端末装置1の表
示器20に決済金額を表示させた後に現金決済であるこ
とがわかった場合や、表示された決済金額が誤りであっ
たことに気がついた場合に、店員はそのボタンを押下す
ることで、金額表示消去部232を介して表示させた金
額を消去するとともに、上記同様に誤った決済を防ぐこ
とができる。現金決済であることがわかった場合や表示
された決済金額に誤りがあった場合などに、端末装置1
に設けられる金額表示消去ボタンを店員が人為的に押下
することがある。この場合、この押下を検出して金額送
信部221により表示された決済金額を消去する処理
は、誤表示訂正部225によって行なわれる(S5
6)。さらにこの誤表示訂正部225は、表示後の時間
を計測し、所定時間経過しても決済処理が開始されない
場合に、決済金額をリセットするとともに表示を消去す
る。すなわち、一旦金額が表示されても、誤動作の場合
や買い物の中止があった場合には、自動的に表示が消去
される。この時間の設定についても、前記決済金額表示
までの時間差と同様、システムの設置条件に応じて適宜
選択される。
【0037】システム制御装置2は、端末装置1内蔵の
CPU11を介して転送される金額表示消去ボタンの押
下を検知とて利用客に対してICカード3(4)の提示
を促がす。そして、利用客によりICカードが提示され
(ステップS57)、カード挿入口に挿入、あるいは近
づけられることにより、ICカード3(4)のIDをリ
ードする(ステップS58)。ICカード3(4)のリ
ードはICカードリーダライタ19が行なう。システム
制御装置2は、必要に応じて、更に、販売管理システム
5との間で認証のための手続きを行い(ステップS5
9)、認証の結果を得た後、二重引き落とし防止のため
に上記したフラグを参照し、フラグが立っていた場合に
のみ前回引き落とし処理してから所定時間経過している
(経過時間Tが所定時間T1を超える)ものを有効とし
て決済処理を行なう(ステップS60、S61)。
【0038】決済処理は、認証が得られた場合にのみI
Cカードから表示器20に表示された決済金額相当の価
値の引き落としを行い(ステップS62)、その金額表
示を消去すると共に、必要に応じて、外部接続される販
売管理システム5にその決済情報を送信する(ステップ
S63)ことにより行なわれる。
【0039】以上説明のように、本発明の簡易式カード
決済システムによれば、店員が発話する様々な言葉のう
ち決済金額に関わる部分のみを抽出してテキスト化し、
その決済訓額を利用客の近くに位置する端末装置に表示
してカードの提示を促がし、利用客がその端末装置にカ
ードを挿入もしくは近づけることでカード決済処理が行
なわれ、このことにより、駅構内に設置された店舗にお
いてもカード決済を可能とし、利用客に利便性を提供す
る、また、各店員にあらかじめその店員の声の特徴を保
存したICカードを持たせ、その店舗での営業時間中、
そのカードをシステム制御装置2に読み込ませることに
より、認識能力を向上させるとともに、その店員が別の
店舗に行っても、また別の店員がその店舗で勤務に就し
た際に、音声認識率が低下しないような配慮がなされて
いる。
【0040】また、店員は決済金額を利用客に伝える際
に、店舗内に複数台設置された端末装置1のうち、最も
その利用客に近い端末装置1を選び、その端末装置1に
触れるか、またはその端末装置1に設けられた金額表示
用ボタンを押す。店員が端末装置1に触れたこと、また
は金額表示用ボタンを押下したことは、システム制御装
置2に有線または無線により伝えられ、システム制御部
2は、音声認識部21によってテキスト化された決済金
額を、店員が触れた、あるいは金額表示用ボタンが押下
された端末装置1にのみ送信する。更に、端末装置1に
金額消去ボタンを設け、端末装置1に金額を表示させた
後に現金決済であることがわかった場合や、表示金額が
誤りであつたことに気がついた場合には、店員がそのボ
タンを押下することで、表示させた金額を消去できると
ともに、カードが挿入されても内部へ取り込まれないよ
うにカード引込み部分の電源をOFFしている。また、
非接触型ICカード4が近づけられても価値を差し引か
ないように、ICカードリーダ19の動作を停止させる
ための配慮がなされている。
【0041】なお、上記した本発明実施形態において
は、システム制御装置2を構成する音声認識部21、シ
ステム制御部22、決済処理部23、システム制御部2
2を構成する金額送信部221、端末起動検知部22
2、時間差調整部223、誤表示訂正部225、決済処
理部23を構成するカード引き落とし処理部231、金
額表示消去部232、決済情報送信部233、二重引き
落とし防止部234のそれぞれで実行される手順をコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒
体に記録されたプログラムをシステム制御装置2が持つ
コンピュータシステムに読み込ませ、実行することによ
り上述した各ブロックにおける機能が実行されるものと
する。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周
辺機器等のハードウアを含むものである。
【0042】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−
ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムが送信された場合のシステムやクライア
ントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ
(RAM)のように、一定時間プログラムを保持してい
るものも含むものとする。
【0043】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、
前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録され
ているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、い
わゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良
い。
【0044】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。
【0045】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、店員
が発話する様々な言葉のうち決済金額に関わる部分のみ
を抽出してテキスト化し、その決済訓額を利用客の近く
に位置する端末装置に表示してカードの提示を促がし、
利用客がその端末装置にカードを挿入もしくは近づける
ことでカード決済処理が行なわれ、このことにより、駅
構内に設置された店舗においてもカード決済を可能と
し、利用客に利便性を提供することができる。また、音
声認識から金額表示に至る時間差を、時間帯、地域、ホ
ームの種類のうち、少なくとも一つに従って調整し、利
用客に対して決済のためにICカードの提示を行なうべ
き最適なタイミングを提供することで、音声認識から金
額表示に至る時間差を違和感のない適当な値に調整し円
滑な運用をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の簡易式カード決済システムを駅構内
にある店舗で実現する形態を模写して示した図である。
【図2】 本発明における簡易式カード決済システムの
構成を説明するために引用した図である。
【図3】 図2に示す端末装置の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 図2に示すシステム制御装置の内部構成を機
能展開して示したブロック図である。
【図5】 図1〜図4に示す本発明実施形態の動作を説
明するために引用したフローチャートである。
【符号の説明】
1…端末装置、2…システム制御装置、3…接触型IC
カード、4…非接触型ICカード、5…販売管理システ
ム、6…通信ネットワーク、21…音声認識部、22…
システム制御部、23…決済処理部、221…金額送信
部、222…端末起動検知部、223…時間差調整部、
224…時間差データ格納部、225…誤表示訂正部、
231…カード引き落とし処理部、232…金額表示消
去部、233…決済情報送信部、234…二重引き落と
し防止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 ZEC ZEC G06K 17/00 G06K 17/00 L G07G 1/00 311 G07G 1/00 311Z 1/01 301 1/01 301D G10L 15/00 G10L 3/00 521A 15/06 551K (72)発明者 辻巻 伸 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内 Fターム(参考) 3E042 BA18 CA10 CC02 CE07 CE09 5B058 CA13 CA17 KA08 YA02 5D015 AA03 GG01 KK02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店員が発話する内容を音声認識して少な
    くとも決済金額にかかわる部分をテキストデータに変換
    する音声認識手段と、 利用客に前記決済金額を伝える際、店舗に設置された端
    末装置が起動されて当該端末装置に前記テキストデータ
    に基づく決済金額を表示するシステム制御手段と、 前記端末装置に表示された決済金額に基づき、利用客が
    持つICカードによる決済処理を行なう決済処理手段と
    を備えたことを特徴とする簡易式カード決済システム。
  2. 【請求項2】 前記音声認識手段による音声認識と前記
    システム制御手段による決済金額表示の間の時間差を、
    時間帯、地域、ホームの種類のうち、少なくとも一つに
    従って調整し、利用客に対して決済のためにICカード
    の提示を行なうべき最適なタイミングを提供する時間差
    調整手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の簡
    易式カード決済システム。
  3. 【請求項3】 前記音声認識手段は、 前記音声を認識するにあたり、店員毎保持する自身の音
    声の特徴を記録した媒体からデータを読み取り、発話す
    る店員の音声の特徴抽出を行なうことを特徴とする請求
    項1に記載の簡易式カード決済システム。
  4. 【請求項4】 前記システム制御手段は、 店員が端末装置に触れるか、もしくは当該端末装置に設
    けられる金額表示ボタンの押下を検出することにより、
    前記音声認識手段により変換されたテキストデータを表
    示することを特徴とする請求項1に記載の簡易式カード
    決済システム。
  5. 【請求項5】 前記ICカードは接触型ICカードと
    し、 前記決済処理手段は、前記起動された端末装置に前記I
    Cカードが挿入されたことを検知し、認証が得られた場
    合にのみ前記ICカードから前記表示された決済金額相
    当の価値の引き落とし処理を行い、前記金額表示を消去
    することを特徴とする請求項1に記載の簡易式カード決
    済シスム。
  6. 【請求項6】 前記ICカードは非接触型ICカードと
    し、 前記決済処理手段は、前記起動された端末装置に前記I
    Cカードが近づけられたことを検知し、認証が得られた
    場合にのみ前記ICカードから前記表示された決済金額
    相当の価値の引き落とし処理を行い、前記金額表示を消
    去することを特徴とする請求項1に記載の簡易式カード
    決済シスム。
  7. 【請求項7】 前記引き落とし処理後、前記ICカード
    が再度近づけられ、もしくは、挿入されたことを検出し
    て前記価値の引き落とし処理を禁止する二重引き落とし
    防止手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の簡
    易式カード決済システム。
  8. 【請求項8】 現金決済、あるいは前記表示された決済
    金額に誤りがあった場合、前記端末装置に設けられる金
    額表示消去ボタンの押下を検出して前記表示されてある
    決済金額を消去する誤表示訂正手段を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の簡易式カ
    ード決済システム。
  9. 【請求項9】 駅構内の店舗においてICカードによる
    決済を行なう簡易式カード決済システムに用いられる簡
    易式カード決済プログラムであって、店員が発話する音
    声を認識して少なくとも決済金額にかかわる部分をテキ
    ストデータに変換するステップと、 利用客に前記決済金額を伝える際、前記店舗に設置され
    た端末装置が起動されて当該端末装置に前記テキストデ
    ータに基づく決済金額を表示するステップと、 前記端末装置に表示された決済金額に基づき、利用客が
    持つICカードによる決済処理を行なうステップとをコ
    ンピュータに実行させる簡易式カード決済プログラム。
  10. 【請求項10】 前記音声認識と前記決済金額表示の間
    の時間差を、時間帯、地域、ホームの種類のうち、少な
    くとも一つに従って調整し、利用客に対して決済のため
    にICカードの提示を行なうべき最適なタイミングを提
    供するステップをコンピュータに実行させることを特徴
    とする請求項9に記載の簡易式カード決済プログラム。
  11. 【請求項11】 店員が端末装置に触れるか、もしくは
    当該端末装置に設けられる金額表示ボタンの押下を検出
    することにより、前記変換されたテキストデータを表示
    するステップをコンピュータに実行させることを特徴と
    する請求項9に記載の簡易式カード決済プログラム。
  12. 【請求項12】 前記起動された端末装置に前記ICカ
    ードが挿入、もしくは近づけられたことを検知し、認証
    が得られた場合にのみ前記ICカードから前記表示され
    た決済金額相当の価値の引き落とし処理を行い、前記金
    額表示を消去するステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の簡易式カード決済プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 前記引き落とし処理後、非接触型IC
    カードが再度近づけられ、もしくは、挿入されたことを
    検出して前記価値の引き落とし処理を禁止するステップ
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項9
    に記載の簡易式カード決済プログラム。
  14. 【請求項14】 現金決済、あるいは前記表示された決
    済金額に誤りを認識した店員により金額表示消去ボタン
    が操作された場合、あるいは、金額表示から所定時間が
    経過した場合に、前記表示されてある決済金額を消去す
    るステップをコンピュータに実行させることを特徴とす
    る請求項9乃至13のいずれか1項に記載の簡易式カー
    ド決済プログラム。
  15. 【請求項15】 駅構内の店舗においてICカードによ
    る決済を行なう簡易式カード決済システムに用いられる
    簡易式カード決済プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、店員が発話する音声を認識して少なくとも決済金額
    にかかわる部分をテキストデータに変換するステップ
    と、 利用客に前記決済金額を伝える際、前記店舗に設置され
    た端末装置が起動され、当該端末装置に前記テキストデ
    ータに基づく決済金額を表示するステップと、 前記端末装置に表示された決済金額に基づき、利用客が
    持つICカードによる決済処理を行なうステップとをコ
    ンピュータに実行させる簡易式カード決済プログラムを
    記録した記録媒体。
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