JP2003122876A - 携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法及び発行・購入・管理システム - Google Patents

携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法及び発行・購入・管理システム

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JP2003122876A
JP2003122876A JP2002216690A JP2002216690A JP2003122876A JP 2003122876 A JP2003122876 A JP 2003122876A JP 2002216690 A JP2002216690 A JP 2002216690A JP 2002216690 A JP2002216690 A JP 2002216690A JP 2003122876 A JP2003122876 A JP 2003122876A
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温 松下
Ikuo Oya
伊久雄 大宅
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隆哉 宇田
Masahito Ito
雅仁 伊藤
Kohei Awaya
浩平 淡谷
Hiroshi Shigeno
寛 重野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は携帯型端末を用いてイベント等の
チケットを購入し、前記端末に描かれた画面を入場券と
して用いることにより総て電子的処理することを目的と
したものである。 【解決手段】 この発明は、携帯型端末によりネットワ
ークを介して所定の電子チケットを予約登録し、代金決
済を行うと共に、仮チケットを電子的に受取り記憶さ
せ、前記電子チケットを使用する前に、前記仮チケット
に基づいて本チケットを電子的に受取り、前記電子的取
扱いにセキュリティ手段を介装させ、前記携帯型端末画
面に表示された前記本チケットを入場券として用いるこ
とを特徴とした携帯型端末を用いた電子チケットの取扱
い方法により目的を達成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型端末を用
いて電子的にイベントその他のチケットを購入し、高度
のセキュリティのもとに、前記端末に描かれた画面を入
場券、扉の鍵、スイッチその他に利用できるようにし、
代金決済、その他発行、購入、管理を総て電子的に行う
ことを目的とした携帯型端末を用いた電子チケットの取
扱い方法及び発行・購入・管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来イベントチケットの販売は、チケッ
ト販売所で直接購入せずに、インターネットなどから申
し込みをして購入することもできた。しかし、入場時に
使用するチケット自体は、後日郵送されるなどの物理的
な形態をとっており、コストがかさんでいる。また、コ
ンサート会場などで、携帯電話の画面に表示されたバー
コードや模様などを入場時に認証するシステムも開発さ
れているが、静止画像の単一フレームであるため、標準
的な公開鍵暗号署名などで通常用いられるデータ量を扱
うことが出来ない。また、ネットワークの世界で必要と
されている安全な基準にはほど遠いと言える。しかも、
サービスを行う携帯電話の端末機種が限定されているな
ど、メーカーや通信業者の壁を越えた広範囲なサービス
の提供には向いていない。また、携帯型端末の画面通信
を用いた認証サービスを幅広い分野で適用するために
は、無人での自動的な認証機構が不可欠であり、従来の
サービスのように、画面に表示されたバーコードや模様
などを読みとるだけでは、偽造やなりすましといった安
全面での問題に対処し切れていないなど幾多の問題点が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の、イベント
チケット発行サービスは、電子的にチケットを取り扱う
セキュリティ機構を備えていないために、広範囲なサー
ビス提供には不向きである。このようなサービスは、改
竄・偽造・なりすましなどの対策を十分に講じなけれ
ば、運営面で様々な問題点に直面する。そして、サービ
スを不正利用から守るセキュリティ対策と同時に、利用
者のプライバシーを保護することも必要不可欠である
が、この点も皆無か、又は甚だ不十分などの問題点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、携帯電話
などの携帯型端末の画面に表示されるバーコードや模様
などを連続表示することにより、公開ネットワーク上で
通常用いられる従来のセキュリティレベルに匹敵する環
境を提供する。また、プリアンブルで解像度や画面の描
き換え速度などを読みとり装置側に知らせることによ
り、端末の機種を問わず、各端末で最速の状態で公開鍵
暗号署名を用いた認証を行うことも可能となり、サービ
スの拡張面でも有利である。また、仮チケットと本チケ
ットを分けて発行することにより、サービスの不正利用
や、解析などによる改竄への対策をより強化している。
この発明によれば、携帯電話などの携帯型端末を用い、
前記各問題点を改善し、安全な電子チケット発行および
管理サービスを提供することができる。
【0005】即ち方法の発明は、携帯型端末によりネッ
トワークを介して所定の電子チケットを予約登録し、代
金決済を行うと共に、仮チケットを電子的に受取り記憶
させ、前記電子チケットを使用する前に、前記仮チケッ
トに基づいて本チケットを電子的に受取り、前記電子的
取扱いにセキュリティ方法を付属させ、前記携帯型端末
画面に表示された前記本チケットを入場券として用いる
ことを特徴とした携帯型端末を用いた電子チケットの取
扱い方法である。この方法において、携帯型端末画面の
部分若しくは全体を一回表示するか若しくは複数回描き
変えることにより、その端末の機種、性能による違いを
問わず、安全な認証確認に必要なビット長を任意に送信
可能とすることを特徴としたものであり、一時的でない
ID(以下「ユーザID」という。)と、一時的なID
(以下「ワンタイムユーザID」という。)を分割する
ことを特徴としたものである。また本チケットで入場後
途中退場し、再入場できるように本チケットをチェック
することを特徴としたものであり、本チケットを複数人
利用できるようにすることを特徴としたものである。
【0006】次に、携帯型端末の画面で同期用ブロック
を使用して通信することを特徴としたものであり、携帯
型端末画面の向きにかかわらず、正しい画面を読み取り
装置に認識させるようにすることを特徴としたものであ
る。また、プリアンブルの表示法による低速通信及び高
速通信の何れもできるようにすることを特徴としたもの
であり、コンピュータなどの他の端末から予約した場合
にも、携帯型端末により電子チケットが使用できるよう
にすることを特徴としたものである。
【0007】また、セキュリティ方法は、携帯型端末の
画面に、バーコードや模様などのフレーム群を連続的に
描き出し、この描き出されたバーコードや模様などのフ
レーム群を、入場券、扉の鍵、スイッチなどに利用する
ことを特徴としたものである。
【0008】次にシステムの発明は、携帯型端末を用い
て電子的にチケットを発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗
号、ハッシュ関数などを用いて電子的に署名された仮チ
ケットをバーコードや模様などのフレーム群として前記
端末画面に描き出す発注手段と、チケットの代金決済手
段と、前記仮チケットを用い電子的に本チケットを前記
端末画面に描き出す手段と、前記電子取引のセキュリテ
ィ手段と、前記本チケットの検出により入場の可否を決
める可否決定手段とを組み合わせたことを特徴とする携
帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理システ
ムである。
【0009】また、携帯型端末を用いて電子的にチケッ
トを発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ハッシュ関数な
どを用いて電子的に署名された仮チケットをバーコード
や模様などのフレーム群として前記端末画面に描き出す
発注手段と、チケットの代金決済手段と、前記仮チケッ
トを用い電子的に本チケットを前記端末画面に描き出す
手段と、前記電子取引のセキュリティ手段と、前記本チ
ケットの検出により入場の可否を決める可否決定手段
と、臨時退場管理手段とを組み合わせたことを特徴とす
る携帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理シ
ステムである。
【0010】また、携帯型端末を用いて電子的にチケッ
トを発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ハッシュ関数な
どを用いて電子的に署名された仮チケットをバーコード
や模様などのフレーム群として前記端末画面に描き出す
発注手段と、チケットの代金決済手段と、前記仮チケッ
トを用い電子的に本チケットを前記端末画面に描き出す
手段と、前記電子取引のセキュリティ手段と、前記本チ
ケットの検出により入場の可否を決める可否決定手段と
を組み合わせたシステムにおいて、ユーザIDと、ワン
タイムユーザIDを分割し、前記システムに登録されて
いるユーザのプライバシーを保護し、不正使用者の身元
を特定する手段を付設したことを特徴とした携帯型端末
を用いた電子チケット発行・購入・管理システムであ
る。
【0011】次に、発注手段は、携帯型端末から通信
(例えば、パケット通信)により発信し、イベントのサ
ーバに登録すると共にチケット発行サーバから電子的に
仮チケット又は本チケットを取得することを特徴とした
ものであり、セキュリティ手段は、携帯型端末の画面
に、バーコードや模様などのフレーム群として連続的に
描き出すことにより必要なビット長を確保すると共に、
仮チケットと本チケットとに分割し、入場直前に本チケ
ットを電子的に入手できるようにしたものである。
【0012】また、可否決定手段は、携帯型端末の画面
の読取器により、前記画面に表れたバーコードや模様な
どのフレーム群を読み取ることを特徴としたものであ
り、バーコードや模様などを時間軸で使用することによ
り、1画面当りの送信可能ビット数が少ない場合におい
ても暗号化に必要なビット数を得ることを特徴としたも
のである。
【0013】また、セキュリティ手段は、携帯型端末の
画面に、バーコードや模様などのフレーム群を連続的に
描き出し、この描き出されたバーコードや模様などのフ
レーム群を、入場券、扉の鍵、スイッチなどに利用する
ことを特徴とした請求項11、12、13の何れか1項
記載の携帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管
理システムである。
【0014】請求項3記載の発明の電子チケットは、ワ
ンタイムユーザID及び本チケットの著名部を携帯電話
などの携帯型端末画面に表示させることによって実現さ
れる。携帯型端末の画面を複数(もしくは単一)のドッ
トから構成される任意数のブロック群に分割し、このブ
ロック群を表示したフレームを描き変えることにより、
公開鍵暗号に必要なビット数を読みとり装置側に送信可
能にする。
【0015】前記発明において、ユーザIDとワンタイ
ムユーザIDを分離することにより、ユーザのプライバ
シーを保護する。ワンタイムユーザIDからユーザID
及びそれに関連する個人情報を参照できるのはチケット
発行サーバのみである。従って、チケット発行サーバ
は、本システム全体を管理統括する者により運営される
ようにし、外部にユーザのプライバシーが漏れることは
ない。
【0016】イベントを主催する側であっても、ワンタ
イムユーザIDからユーザIDの情報を直接引き出すこ
とは出来ない。ただし、ワンタイムユーザIDは、ユー
ザIDと一義的に結びついているため、チケット発行サ
ーバを管理している者は、不正利用が行われた際に、不
正利用されたIDを持つ個人を特定することができる。
即ち、不正利用に使用された携帯電話などの端末番号
(電話番号や端末ID)は、アクセスログを参照するこ
とにより、イベントを主催する側でも確認をとることが
できる。
【0017】この発明におけるチケット発行方式は、仮
チケットと本チケットを分離することにより、不正利用
からシステムを守り、安全性を向上させることができ
る。ブロックの明滅による本チケット信号を予め携帯電
話などの端末に送信してしまうと、本チケットの発行か
ら使用までの期間が1ヶ月近くになることもあり、場合
によってはワンタイムユーザIDと本チケットの関係が
解析されてしまうおそれもある。特に、本チケットのキ
ャンセルを容易にすると、ブロックの明滅による信号パ
ターンを低コストで大量に入手することが可能となり、
解析が行われやすくなる。そこで、セキュリティの強度
を上げるため、この発明においては、仮チケットと本チ
ケットというふたつのチケット発行手段を用いる。仮チ
ケットは、URLという形で送信されるため、ユーザは
携帯電話などの端末からURLをワンクリックすること
により、簡単に本チケットを受信することができる。
【0018】またこの発明の電子チケットは、チケット
が持つ値(利用回数や価値など)を読み取り装置側とチ
ケット発行サーバ(もしくはイベントのサーバ)側で相
互にデータ交換して管理することにより、チケットの
他、回数券や有効期限を持った定期券などのような形態
のものも扱うことが可能である。ここで、回数券には、
クーポン券のように一定の値(価値)を決めたものも含
まれる。
【0019】例えば、回数券の場合、入場口端末でユー
ザIDをチェックする段階で、同一のワンタイムユーザ
IDが利用できる回数を定めており、ユーザが入場口端
末を通るたびにこの回数が減って行くことになる。そこ
で、入場口端末は、イベントのサーバ(もしくはチケッ
ト発行サーバ)から受け取った残り度数を確認し、その
ワンタイムユーザIDを持つ端末を許可するか拒否する
か判断する。入場を許可した場合、入場口端末は、即座
にイベントのサーバ(もしくはチケット発行サーバ)
に、そのワンタイムユーザIDの利用回数を減らす要求
を送信する。クーポン券のように一定の価値を持つ場合
は、入場口端末でその価値分の度数を減らされる。この
方法は、乗り物によって料金の異なる遊園地や、ペアチ
ケットおよび家族チケットなどに有効に使用することが
できる。
【0020】請求項4記載の一時退場時における人数確
認の手法は、複数人数による同一チケットの利用の際に
必要となる。一時退場したものが再入場する際、複数人
数の場合は一時退場手続による人数確認が必要である。
このような仕組みが無い場合に、他人を伴って入場した
利用者は単独で一時退場した後、別の他人と共に再入場
が可能になってしまう。入場/退場口に係員がおり、入
場口端末による携帯電話端末の画面確認を係員が持つ装
置で行うような場合には、この装置に人数ボタン(また
はダイヤルなど)機能を付け、1つの携帯電話端末によ
る複数人数の入退場を可能にする。
【0021】また、係員がおらず、自動的にゲートが開
くような入退場口では、ゲート内を通過する人数を赤外
線などの装置により確認する。一時退場時手続では、携
帯電話端末による確認をして退場した者から、次に携帯
電話端末による確認をして退場する者までの人数を数
え、その人数を先に退場した携帯電話端末保持者の一時
退場時人数とする。再入場手続をせずに退場口を通過し
た者は、再入場の資格を失う。
【0022】前記により、再入場は、イベント開催中の
一時退場時に、一時退場したユーザが使用しているワン
タイムユーザIDのロックを解除することにより可能と
なる。
【0023】この発明におけるペアチケットや、家族チ
ケットなどの複数人数分のチケットは、入退場口で人数
確認を行うことにより管理される。
【0024】この発明において、ペアチケット/家族チ
ケットで再入場手続を行う際は、退場時に読み取り装置
側で人数を確認する。これは、入場時の人数確認と同
様、ゲートを通過する人数を数えるなどの手段によって
可能である退場した人数がワンタイムユーザIDに記録
されているため、再入場の際には、退場した人数を超え
て入場することはできない。
【0025】請求項7記載の携帯端末の向きに関わら
ず、画面を認識可能にする手法は、プリアンブル時に状
態が遷移しないブロックを特定の箇所に使用することに
より、端末の向きを読み取り装置に認識させることを特
徴とする。同期用ブロックの位置をプリアンブル中に入
場口端末の読み取り装置に認識させるため、その位置か
ら、携帯電話端末の画面の向き(上下左右)を判別する
ことが可能となる。携帯端末画面の傾きに関しては、ア
フィン変換(affine transformati
on)を用いて座標を変換する。
【0026】請求項8記載の低速通信時におけるプリア
ンブルの表示法は、1番目のフレームで、使用する輝度
および色による種類の数だけ一定方向に並べ、前後左右
で同一種類のブロックが隣り合わないような配置をとる
ことを特徴とする。2番目のフレームでは、ブロックの
同一の位置には1フレーム目とは必ず違う種類を表示
し、同期用ブロックのみ1フレーム目と同一の種類にす
るため、2フレームのプリアンブルで、携帯型端末は読
み取り装置に以下の情報を伝達することができる。
【0027】また、請求項8記載のモノクロ階調の違い
による携帯端末画面の高速通信方法は、液晶の輝度の違
いで送信信号を分けることを特徴とするものである。例
えば、256階調の表示が可能であれば、理想的には1
つのブロックで8ビット分の信号を送信可能となる。
【0028】更に、色別信号を用いた携帯端末画面の高
速通信方法は、携帯型端末の画面がカラー表示に対応し
ている際に、色別の信号を送信することを特徴とする。
例えば、65536色の表示が可能であれば、理想的に
は1つのブロックで16ビット分の信号を送信可能とな
る。
【0029】また、暗号化に必要なビット数を確保する
には、携帯端末画面に表示する二次元バーコードを時間
軸で使用することにより、1画面あたりの送信可能ビッ
ト数が暗号化による安全な認証に必要なビット数に満た
ない場合でも、複数フレームを連続表示することにより
この問題を解決する。これにより、異なる携帯型端末を
使用する場合でも本システムによるサービスを利用可能
となる。
【0030】請求項9記載の同期用ブロックは、低速通
信時に携帯型端末の画面が描き変わるタイミングを読み
とり装置に知らせることを特徴とする。同期用ブロック
コードを使用することにより、低速通信時における画面
描画タイミングの時間的揺らぎを吸収する。
【0031】請求項9記載の他の端末からのチケット予
約において、予約に使用した端末とは別の携帯型端末を
使用する場合も、この発明のシステムでサービスを利用
することができる。例えば、ユーザはチケットの予約を
コンピュータからインターネットを介して行う。この時
に、本サービスで利用するのと同一のユーザIDとパス
ワードが使用される。なお、この時点での認証は、悪意
のある第三者のなりすましによる被害を避けるために、
クレジットカード番号など、パスワード以外の確認手段
を用いることも可能である。ユーザのチケット予約が完
了すれば、あとは一定期間内に同一ユーザが入場時に使
用する携帯電話端末を用いてチケット発行サーバにアク
セスし、コンピュータから予約したチケットを、本シス
テムの仮チケットとして携帯電話端末側に転送する。
【0032】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態におけ
る電子チケット発行・管理システムは、利用者が所持す
る携帯電話のような携帯型端末画面に、二次元バーコー
ドによる画像を連続表示することにより、公開鍵暗号に
基づく安全な認証を行うサービスを提供可能とする。
【0033】この発明における電子チケットの発行シス
テムの仕様は、原則としてコンパクトHTMLをベース
とするが、EZwebのWAPなどにも対応可能にす
る。現在の携帯電話はSSLやJava(登録商標)を
搭載しているため、サーバへのアクセスはSSLを使っ
て暗号化し、暗号パターンの画面への描画はJava
(登録商標)を用いて行うことを基本とするが、GI
F、PNG画像などによる画面の描き変えなど、Jav
a(登録商標)以外のものを用いることもできる。個人
の認証は、IMT2000になればUIMカードを用い
て行うこともできるが、SSLを介したIDとパスワー
ドの認証でも運用できる。また前記個人の認証は、画像
を表示する通信手段以外にも、音、赤外線、電波などに
よる通信手段に替えても運用可能である。
【0034】また、チケットを発行する場合に、ユーザ
は携帯電話などの携帯型端末10から公開ネットワーク
網102を介して、HTTPのプロトコルを用いてチケ
ット発行サーバ11にアクセスする。ユーザは、チケッ
ト発行サーバ11にワンタイムユーザIDおよびプレチ
ケットデータを発行してもらい、電子チケットを購入す
る。電子チケットを利用する任意の一定時間前になる
と、ユーザは公開ネットワーク網101を介して、HT
TPのプロトコルを用いてイベントのサーバ12にアク
セスする。イベントのサーバを使用しないサービスで
は、ユーザは公開ネットワーク網102を介して、HT
TPのプロトコルを用いてチケット発行サーバ11にア
クセスする。ここで、ユーザの携帯型端末には本チケッ
トが発行される。電子署名を含むユーザの本チケットに
関する情報は、安全な専用線103、104を介して、
チケット発行サーバ11もしくはイベントのサーバ12
から、イベント会場の入場口端末13へ送信される。ユ
ーザは、本チケットを入場口端末13の読み取り装置に
確認させ、会場に入場する。このときの通信は、携帯型
端末の画面を用いた通信100で行われる。入場口端末
13は、ユーザの携帯型端末から送信されたワンタイム
ユーザIDおよびSigFinalTicketを確認
し、正しいユーザであれば入場を許可する。
【0035】次に、この発明を実施する場合の詳細な手
順を説明する。先ず、図2により、ユーザ登録手順の説
明をする。ユーザは、予めユーザ登録するが、登録時に
は、必要があれば身元確認などの審査も行う。
【0036】ユーザは、チケット発行サーバにHTTP
経由でアクセスする。このとき、SSLが使用される。
画面はコンパクトHTMLなどを使用する。ユーザは、
希望するチケットを選択し、要求を送信する。このと
き、ユーザIDとパスワードを確認し、そのチケット用
にワンタイムのワンタイムユーザIDが発行される。以
後、そのチケットに関するアクセスに付いては、このワ
ンタイムユーザIDを用いる。ワンタイムユーザIDに
は端末の電話番号なども含ませておいて、容易になりす
ましが出来ないようにしてある。
【0037】ワンタイムユーザIDは、ユーザIDと一
義的に結びつくコードを含んでいる。ユーザIDは任意
のビット長であるが、その中に電話番号などの端末固有
の番号を必ず含んでおり、ワンタイムユーザIDは、こ
の端末固有の番号と一義的に結びつくコードを含んでい
る。なお、その一義的に結びつくコードは、そのコード
からユーザの身元が推測されるような区分にはしない。
チケット発行サーバ側で、ユーザIDとワンタイムユー
ザIDの関係を一義的に示せるデータベースを持ってい
れば、これらの関係はどのようなものであってもよい。
また、さらに乱数を使用し、ワンタイムユーザIDのビ
ット長を増やす。最終的に、ワンタイムユーザIDは、
512ビット〜2048ビット程度が望ましいと考えら
れる。
【0038】同一イベントのアクセスログ中に、2つ以
上の端末から同一のワンタイムユーザIDが検出された
場合、イベントのサーバはチケット発行サーバに問い合
わせを行う。チケット発行サーバはワンタイムユーザI
DからユーザIDを割り出し、不正が行われた過程など
を追求することができる。
【0039】次に、チケット発行サーバは、SSL対応
でCGIを利用できるHTTPサーバ、利用者データを
管理するデータベースを含む、中央のサーバである。H
TTPサーバは、公開ネットワーク上に存在し、高速な
ネットワーク帯域とアクセス処理能力を持っている。
【0040】イベントのサーバは、チケット発行サーバ
へのアクセスの集中を避けるため、イベントによって
は、そのイベント専用のアクセスサーバを用意する。こ
れは、仮チケットの発行時ではなく、本チケット発行時
に使用される。イベントの規模などによっては、チケッ
ト発行サーバを代用することができる。
【0041】また、ユーザIDは、ユーザ登録の際に発
行されるIDであって、通常のシステム運用には用いら
れないので、個人情報を含むプロパティなどを自由に追
加して、任意のビット長を確保可能である。前記ユーザ
IDは、システム全体においてユニークでなければなら
ない。
【0042】次に、ワンタイムユーザIDは、携帯電話
の電話番号、携帯端末の場合はインターネットアクセス
に使用する携帯電話およびPHSカードなどの電話番号
情報、または端末ID(携帯端末毎に一意に割り振られ
ているID)に結びつく情報から生成されたデータ列を
含み、利用者の個人データから生成される利用者固有の
IDである。このワンタイムユーザIDは、発行される
チケットと連動しているために、ワンタイムで用いられ
る。ビット長は512ビット〜2048ビット程度が望
ましいが、同一イベント内で、ワンタイムユーザIDは
重複してはならない。
【0043】次に仮チケット発行手順を説明する。図3
は、ユーザがチケットを購入する際に、チケット発行サ
ーバが仮チケットを発行する手順について説明したもの
である。チケット発行サーバは、ユーザIDとパスワー
ドを確認し、仮チケット発行手続をする。ここで、ユー
ザにワンタイムユーザIDと仮チケットデータのURL
がHTMLベースで送られる。ユーザは、そのURLの
リンクが書かれたページをキャッシュし保存する。この
とき、チケット発行サーバ側にもワンタイムユーザI
D、プレチケットデータおよびタイムスタンプなどのア
クセス記録(ログ)が保存される。
【0044】また、本チケット発行手順を説明する。図
5は、本チケット発行手順について記述したものであ
る。本チケット発行時刻の任意の時間前(例えば開場2
〜3時間前)になると、ユーザは、キャッシュしたUR
Lからチケット発行サーバ(もしくは各イベントのサー
バ)にアクセスする。イベントのサーバは、大規模イベ
ントの際に、アクセス集中によるチケット発行サーバへ
の負荷を減らすためであり、必ずしも必要ではない。
【0045】チケット発行サーバ(または各イベントの
サーバ)は、任意の時間前(例えば開場2〜3時間前)
になると、仮チケットに記されたURLでのアクセスを
許可するようになる。それまでは、「まだアクセス出来
ません」(Access Denied)などのように
なる。これは、本チケットの暗号を解読させにくくし、
複製チケットの製造を防止するためである。
【0046】本チケット発行は、SSLのHTTP経由
で行われる。本チケットはJava(登録商標)のコー
ドである(もしくは画像の連続表示などでもよい)。
【0047】前記により発行されるJava(登録商
標)による本チケットの内容は、「OnetimeUs
erID,SigFinalTicket」である。
【0048】これが、Java(登録商標)による明滅
するブロック群(もしくは画像の連続表示)で表現され
る。本チケットは、任意の一定時間(例えば30分間)
しか有効でない。任意の一定時間を超えて入場する場合
は、本チケット再発行手続を行う必要がある。ユーザ
は、入場時にこのチケットを入口の機械に示すと、その
読み取りによって、チケットの正当性が認められると、
入場が許可される。前記は仮チケットの発行から、本チ
ケット発行及びその行使について説明したが、仮チケッ
ト再発行の必要性が生じたならば、次の仮チケットの再
発行手順を行う。同一ユーザからの再発行要求、キャン
セル要求はHTTP経由でSSLを用いて行われる。チ
ケット発行サーバはユーザIDとパスワードを確認し、
関連するチケットデータを無効にする。再発行要求の場
合は、新たに同一のチケットを、別のチケットデータと
して発行する。ワンタイムユーザIDは、重複などのト
ラブルが無い限り、前回と同一のものを使用する。これ
は、悪意のある第三者によるチケット再発行の連続攻撃
により、ワンタイムユーザIDに使用するビット長を全
て使い切ってしまうことを避けるためである。
【0049】また本チケット再発行手順を図6について
説明する。再発行手続は、本チケットが有効となる任意
の一定時間を超えて入場する際に行われる。また、何ら
かのトラブルにより、正しいチケットをもっているにも
関わらず入場できない場合にも行われる。本チケット再
発行手続では、ユーザはワンタイムユーザIDとSig
FinalTicketを送信する。チケット発行サー
バ(または各イベントのサーバ)は、このデータをデー
タベース内のログと比較し、一致していれば正規ユーザ
とみなし、新しく本チケットを再発行する。このような
事態がおきた場合は、速やかにチケット発行サーバ(ま
たは各イベントのサーバ)に異常がないか点検する。
【0050】次に図7により入場手続の手順を説明す
る。一度入場したチケットのワンタイムユーザIDは、
イベントのサーバ側でロックされ、一時的に無効とな
る。この一時的な無効状態は、出場手続きを行わない限
りロックされたままとなる。出場手続を行うシステム
は、必要に応じてイベントごとに設置すればよく、必ず
しも必要でない。
【0051】入場口にある(それぞれの)端末は、ワン
タイムユーザアクセスデータファイナルティケットデー
タ、サインファイナルティケット及びそのイベントの公
開鍵(RSApriEvent(i))をチケット発行
サーバ(またはイベントのサーバ)から開場時間前に入
手している。ユーザの入場時のアクセスを受け、ワンタ
イムユーザIDを確認し、データベース内からマッチす
るサインファイナルティケットと比較し、一致していれ
ば入場を許可する。マッチするワンタイムユーザIDが
存在しない場合、ユーザの入場を拒否する。サインファ
イナルティケットが一致しないが、ワンタイムユーザI
Dがマッチする場合は、ユーザに本チケットの再発行手
続をしてもらう。タイムアウトなどによるサインファイ
ナルティケットの無効の場合も同様に再発行手続を要求
する。タイムアウトの判断はアクセスデータ内のタイム
スタンプから判断する。
【0052】ユーザが一時退場する場合を図8について
説明する。ユーザが会場に再入場出来るようなイベント
の場合は、会場から出る際に、ワンタイムユーザIDを
アンロックする手続きを行う。入場口端末は、入場時と
同様の確認手続をし、ロックしたワンタイムユーザID
をアンロックする。
【0053】この発明は、携帯型端末画面通信を行うも
のであるが、これを図9により説明する。この発明にお
ける三次元バーコードを使用した携帯型端末通信であ
る。各ブロックは任意のドット数で構成され、機種別性
能差がある場合でもそれぞれの機種で最適な速度で認証
を行うことができる。
【0054】次に低速画面通信時のプリアンブルの一例
を図10により説明する。画面の左上端のブロックは同
期ブロックであるため、プリアンブルの第1フレームと
第2フレームでは同じ種類の信号を表示し、それ以外の
ブロックは全て違う種類の信号を表示する。図10で
は、表示に使用されるブロックの種類が白と黒の2値で
あるが、輝度や色の違いにより種類を区別したブロック
も同様に使用することができる。
【0055】このプリアンブルにより、読みとり装置側
は、 ・縦横の読みとり範囲 ・1ブロックの縦横幅 ・ブロックの数(1フレームあたりのビット数) ・点滅同期用ブロックの位置 ・画面の向き ・フレームを描き変える速度 を知ることができる。
【0056】また信号の送受信については、ブロックが
描き出すパターンを変化させることによって、コードを
受信機側に送信する。特定のブロック(例えば画面左上
端)は、必ず交互に点灯と消灯を繰り返し、これを画面
が描き変わるタイミングの信号とする。それ以外のブロ
ックでコードを送信する。
【0057】Java(登録商標)のプログラムは、端
末に掛かる負荷などが時間的に変化するため、一定速度
で画面を描き変えることができず、描き変えるタイミン
グに揺らぎがあったり、瞬間的に画面が固まったりす
る。このため、同期を取るためのブロックを設け、前記
の影響を防ぐようにする。
【0058】前記におけるブロックの分割数は、携帯電
話もしくはPDAなどでは、機種ごとに液晶画面の応答
速度、解像度が異なっているため、自由度を持たせる必
要がある。端末が信号送信に使用するブロック数(フレ
ームあたりのビット数)と、描画速度(フレームを描き
変えるまでの時間)は、プリアンブルの段階で受信機側
に知らせる。
【0059】ブロックの分割数は、通常のiモード端末
を基準に考えた場合、8×8ドットを1ブロックとする
と、120×160ドットの解像度を持っていれば、3
00ブロックということになる。全ブロックをコードの
送信用に使用すれば、1フレームで300ビットの信号
を送信することが可能であり、同期用のブロックを設け
た場合は299ビットとなる。
【0060】また液晶画面の応答速度は、立ち上がりと
残光処理を含めて遅いもので200msとすると、1秒
間に5フレームは送信可能なため、毎秒約1500ビッ
トの送信が可能となる。512ビットの利用者ID部分
と、512ビットのRSA公開鍵署名ブロックを送信す
る場合は1秒以内で送信が完了する。1024ビットの
利用者ID部分と、1024ビットのRSA公開鍵署名
ブロックを送信する場合でも2秒以内である。
【0061】次に携帯電話の端末によっては、液晶画面
が100ms以下の応答速度を持つものもあり、より高
速に送信が可能であると思われる。また、1フレームあ
たりのブロック数も、読みとり装置の精度が高ければ増
加可能であろう。
【0062】前記における高速通信について説明する。
携帯電話の画面による通信の理想の状態では、1フレー
ムで送信可能なビット数は、液晶画面の解像度分であ
る。120×160ドットの解像度を持つ端末であれば
19.2キロビットにもなる。また、50ms程度の応
答速度で描画すれば、秒間20フレームの送信が可能で
ある。
【0063】また、カラー端末の場合は色別の信号を送
信することも可能であり、モノクロ端末であっても液晶
の輝度の違いで送信信号を分けることも可能である。こ
の場合は1フレームあたりの送信ビット数をさらに増加
できる。
【0064】理想的な理論値では、モノクロで256階
調(8ビット)、カラーの場合65536色(16ビッ
ト)とすると、1フレームあたりに送信可能なビット数
は、120×160ドットの携帯電話端末の場合、それ
ぞれ、120×160×8=153,600ビット=1
54キロビット、120×160×16=307,20
0ビット=307キロビットとなる。
【0065】分割ブロックを増やして、端末の持つ画面
の解像度に近くし、明滅のタイミングが端末の持つ画面
の応答速度に近くなるような場合は、送信揺らぎによる
伝送エラーが多発するため、誤り制御と信頼性確保のた
めに、Reed−Solomonなどの誤り訂正符号と
インタリーブを組み合わせて用いるなどの方法をとるの
が望ましいと言える。
【0066】
【実施例】この発明の一実施例について図面に基づいて
説明する。図11は同実施例における電子チケット発行
・購入・管理システムを使用したサービス利用の流れ図
である。図に示すように、ユーザはチケットを最終的に
購入する画面501で「購入」51を選択する。チケッ
トを購入しない場合は「キャンセル」52を選択する。
チケット発行サーバ側からは仮チケットとして、本チケ
ットへのアクセスURLを含むページ502がユーザの
携帯型端末へ送信される。仮チケットの画面502で
は、ユーザは、「本チケット」53もしくは「チケット
キャンセル」54を選択できる。「チケットキャンセ
ル」を選択した場合は、一度購入したチケットをキャン
セルすることになるため、場合によってはキャンセル料
金が発生することもある。仮チケットを受け取った時点
で、チケットの購入は行われたことになる。なお、「本
チケット」53のリンクを、指定時刻より前に選択した
場合は、サーバ側に拒否され、アクセスすることができ
ない。
【0067】図12は、前記実施例における本チケット
発行までのサービスの流れ図である。利用者は本チケッ
ト発行開始の指定時刻を過ぎた後、仮チケットの画面5
02にて「本チケット」53を選択し、本チケット発行
手続を行う。イベントのサーバもしくはチケット発行サ
ーバ側の認証が正常に終了し、正規のユーザであると認
められた場合には、ユーザの携帯型端末には本チケット
の画面503が送信される。この本チケットの画面50
3上で、ユーザは「チケット表示」55のリンクを選択
することにより、Java(登録商標)もしくは画像の
連続表示による本チケット信号を携帯型端末の画面に表
示することができる。この二次元バーコードの連続表示
を入場口端末の読み取り装置に認識させることにより、
ユーザはイベント会場への入場を許可される。なお、本
チケットの有効期限が切れた場合や、何らかの問題が生
じた場合には、ユーザは「再発行」56リンクを選択す
ることにより、本チケットの再発行を行うことができ
る。再発行手続後は、ユーザの携帯型端末画面には、そ
れまで所持していた本チケットと同様の本チケット画面
503が送信され、表示される。なお、新しく発行され
た本チケットでは、「チケット表示」55のリンクを選
択した場合に表示される二次元バーコードの連続表示パ
ターンがそれまで所持していた本チケットの二次元バー
コードの連続表示パターンと異なるものとなる。
【0068】ユーザが再入場を行う予定で一時退場を行
う際には、図12の本チケットの画面503で、「チケ
ット表示」55のリンクを選択し、一時退場口端末の読
み取り装置に二次元バーコードの連続表示パターンを認
識させる。これにより、そのユーザがその時点で使用し
ているワンタイムユーザIDのロックが解除される。
【0069】ユーザが再入場を行う際には、図12の本
チケットの画面503で、「チケット表示」55のリン
クを選択し、入場口端末の読み取り装置に二次元バーコ
ードの連続表示パターンを認識させることにより、その
ユーザはイベント会場への入場を許可される。
【0070】
【発明の効果】この発明は、イベントのチケットのみな
らず、遊園地などの入場券や、遊園地内の乗り物の乗車
券、回数券、定期券、鉄道の乗車券、回数券、定期券な
どにも使用可能であり、予約した商品を受け取るときの
確認証としても使用可能である。その他、予約したカラ
オケルームへの入場や、部屋の扉の鍵、電子器機の電源
スイッチなど、様々な認証を必要とする用途に使用でき
る。携帯型端末画面の通信速度が向上した場合や、携帯
型端末に赤外線やBluetoothなどの他の直接通
信手段が搭載された場合も、この発明のシステムを同様
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子チケット発行・購入・管理シス
テムにおける、各処理装置の繋がりを示した図。
【図2】同じくユーザ登録の流れ図。
【図3】同じく仮チケット発行の流れ図。
【図4】同じく仮チケット再発行の流れ図。
【図5】同じく本チケットの発行の流れ図。
【図6】同じく本チケット再発行の流れ図。
【図7】同じく入場手続の流れ図。
【図8】同じく一時退場手続の流れ図。
【図9】同じく二次元バーコードを連続表示する画面の
説明図。
【図10】同じく携帯型端末画面通信での低速通信時に
おけるプリアンブルの一例図。
【図11】同じくチケット購入手続時のユーザの携帯型
端末画面における操作方法一例図。
【図12】同じく本チケット発行手続時のユーザの携帯
型端末画面における操作方法一例図。
【符号の説明】
10 ユーザの携帯型端末 11 チケット発行サーバ 12 イベントのサーバ 13 イベント会場の入場口端末 51 チケット購入へのリンク 52 チケット購入をキャンセルするためのリンク 53 本チケット発行のためのリンク 54 チケットをキャンセルするためのリンク 55 本チケットのワンタイムユーザIDと本チケット
の署名を画面表示させるためのリンク 56 本チケットを再発行するためのリンク 100 携帯型端末画面通信に使用される送信回線 101 ユーザの携帯型端末とイベントのサーバとの接
続回線 102 ユーザの携帯型端末とチケット発行サーバとの
接続回線 103 チケット発行サーバとイベント会場の入場口端
末との専用回線 104 イベントのサーバとイベント会場の入場口端末
との専用回線 501 最終的なチケット購入の画面 502 仮チケットの画面 503 本チケットの画面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07B 15/00 501 G07B 15/00 501 (72)発明者 宇田 隆哉 神奈川県平塚市龍城ヶ丘3−6 (72)発明者 伊藤 雅仁 神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷3−5−11 (72)発明者 淡谷 浩平 東京都練馬区田柄2−14−10 (72)発明者 重野 寛 神奈川県横浜市港北区日吉6−3−35− 502

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型端末によりネットワークを介して
    所定の電子チケットを予約登録し、代金決済を行うと共
    に、仮チケットを電子的に受取り記憶させ、前記電子チ
    ケットを使用する前に、前記仮チケットに基づいて本チ
    ケットを電子的に受取り、前記電子的取扱いにセキュリ
    ティ方法を介装させ、前記携帯型端末画面に表示された
    前記本チケットを入場券として用いることを特徴とした
    携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、携帯型端
    末画面の部分若しくは全体を一回表示するか若しくは複
    数回描き変えることにより、その端末の機種、性能によ
    る違いを問わず、安全な認証確認に必要なビット長を任
    意に送信可能とすることを特徴とした携帯型端末を用い
    た電子チケットの取扱い方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、一時的で
    ないIDと、一時的なIDを分割することを特徴とした
    携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、本チケッ
    トで入場後途中退場し、再入場できるように本チケット
    をチェックすることを特徴とした携帯型端末を用いた電
    子チケットの取扱い方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の方法において、本チケッ
    トを複数人で利用できるようにすることを特徴とした携
    帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、携帯型端
    末の画面で同期用ブロックを使用して通信することを特
    徴とした携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、携帯型端
    末画面の向きにかかわらず、正しい画面を読み取り装置
    に認識させるようにすることを特徴とした携帯型端末を
    用いた電子チケットの取扱い方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の方法において、プリアン
    ブルの表示法による低速通信及びモノクロ階調の違いに
    よる携帯端末画面の高速通信法並びに色別信号を用いた
    携帯端末画面の高速通信法を特徴とした携帯型端末を用
    いた電子チケットの取扱い方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法において、コンピュ
    ータなどの他の端末から予約した場合にも、携帯型端末
    により電子チケットが使用できるようにすることを特徴
    とした携帯型端末を用いた電子チケットの取扱い方法。
  10. 【請求項10】 セキュリティ方法は、携帯型端末の画
    面に、バーコードや模様などのフレーム群を連続的に描
    き出し、この描き出されたバーコードや模様などのフレ
    ーム群を、入場券、扉の鍵、スイッチなどに利用するこ
    とを特徴とした請求項1記載の携帯型端末を用いた電子
    チケットの取扱い方法。
  11. 【請求項11】 携帯型端末を用いて電子的にチケット
    を発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ハッシュ関数など
    を用いて電子的に署名された仮チケットをバーコードや
    模様などのフレーム群として、前記端末画面に描き出す
    発注手段と、チケットの代金決済手段と、前記仮チケッ
    トを用い電子的に本チケットを前記端末画面に描き出す
    手段と、前記電子取引のセキュリティ手段と、前記本チ
    ケットの検出により入場の可否を決める可否決定手段と
    を組み合わせたことを特徴とする携帯型端末を用いた電
    子チケット発行・購入・管理システム。
  12. 【請求項12】 携帯型端末を用いて電子的にチケット
    を発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ハッシュ関数など
    を用いて電子的に署名された仮チケットをバーコードや
    模様などのフレーム群として、前記端末画面に描き出す
    発注手段と、チケットの代金決済手段と、前記仮チケッ
    トを用い電子的に本チケットを前記端末画面に描き出す
    手段と、前記電子取引のセキュリティ手段と、前記本チ
    ケットの検出により入場の可否を決める可否決定手段
    と、臨時退場管理手段とを組み合わせたことを特徴とす
    る携帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 携帯型端末を用いて電子的にチケット
    を発注し、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ハッシュ関数など
    を用いて電子的に署名された仮チケットをバーコードや
    模様などのフレーム群として、前記端末画面に描き出す
    発注手段と、チケットの代金支払い手段と、前記仮チケ
    ットを用い電子的に本チケットを前記端末画面に描き出
    す手段と、前記電子取引のセキュリティ手段と、前記本
    チケットの検出により入場の可否を決める可否決定手段
    とを組み合わせたシステムにおいて、一時的でないID
    と、一時的なIDを分割し、前記システムに登録されて
    いるユーザのプライバシーを保護する手段と、不正使用
    者の身元を特定する手段を付設したことを特徴とする携
    帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理システ
    ム。
  14. 【請求項14】 発注手段は、携帯型端末から発信し、
    イベントのサーバに登録すると共に、チケット発行サー
    バから電子的に仮チケット又は本チケットを取得するこ
    とを特徴とした請求項11、12、13の何れか1項記
    載の携帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理
    システム。
  15. 【請求項15】 セキュリティ手段は、携帯型端末の画
    面に、バーコードや模様などのフレーム群として連続的
    に描き出すことにより必要なビット長を確保すると共
    に、仮チケットと本チケットとに分割し、入場直前に本
    チケットを電子的に入手できるようにしたことを特徴と
    する請求項11、12、13の何れか1項記載の携帯型
    端末を用いた電子チケット発行・購入・管理システム。
  16. 【請求項16】 可否決定手段は、携帯型端末の画面の
    読取器により、前記画面に表れたバーコードや模様など
    のフレーム群を読み取ることを特徴とした請求項11、
    12、13の何れか1項記載の携帯型端末を用いた電子
    チケット発行・購入・管理システム。
  17. 【請求項17】 セキュリティ手段は、携帯型端末の画
    面に、バーコードや模様などのフレーム群を連続的に描
    き出し、この描き出されたバーコードや模様などのフレ
    ーム群を、入場券、扉の鍵、スイッチなどに利用するこ
    とを特徴とした請求項11、12、13の何れか1項記
    載の携帯型端末を用いた電子チケット発行・購入・管理
    システム。
  18. 【請求項18】 バーコードや模様などを時間軸で使用
    することにより、1画面当りの送信可能ビット数が少な
    い場合においても、暗号化に必要なビット数を得ること
    を特徴とした請求項15記載の携帯型端末を用いた電子
    チケット発行・購入・管理システム。
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